JP6908500B2 - タッチ入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチ入力装置に関する。
従来のタッチ入力装置が下記特許文献1に記載されている。このタッチ入力装置は、指やタッチペンなどの検出対象によって押下操作される被振動部(入力部)と、この被振動部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、被振動部を振動させる振動生成部と、制御部とを備えている。制御部は、荷重検出部により検出される荷重が、所定の第1基準を満たした際に、振動生成部を駆動させて被振動部を振動させて検出対象に押下操作の触感を付与している。
特開2010−146510号公報(US2011/0102358)
上記従来のタッチ入力装置では、荷重検出部により被振動部にかかる荷重が検出される一方で、被振動部が振動生成部により振動させられる構成であるため、被振動部自体が振動することによって、荷重検出部により検出される荷重が変化する。この荷重の変化によって、制御部は、操作に対する触感を付与するために振動生成部を駆動させた後、振動生成部を誤作動させることがある。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、振動生成部の誤作動を抑制することができるタッチ入力装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様のタッチ入力装置は、被振動部と、被振動部にかかる荷重を検出する荷重検出部と、被振動部を振動させる振動生成部と、振動制御部とを備えている。
振動制御部は、荷重検出部により検出される荷重が第1閾値以上になったと判断して振動生成部を駆動させた後、荷重検出部により検出される荷重が第1閾値未満又は第1閾値よりも小さい第2閾値未満になったときから所定の期間を経過するまでの間に、荷重検出部により検出される荷重が第1閾値以上になったか否かについて判断を行い、この判断の結果、荷重検出部により検出される荷重が期間内において第1閾値以上になったと判断した場合、振動生成部を駆動させないようになっている。
このような態様のタッチ入力装置による場合、振動生成部が被振動部を振動させることを起因として、振動生成部が誤作動することを抑制することができる。被振動部が指やタッチペンなどの検出対象によってタッチ(押圧)されると、振動生成部が駆動し、被振動部を振動させて検出対象にタッチ時の触感を付与する。この被振動部の振動(間欠的な押圧)により、荷重検出部により検出される荷重が変動することがある。変動する荷重が第1閾値未満又は第2閾値未満になったとしても、当該荷重が、第1閾値未満又は第2閾値未満になったときから所定の期間内において、第1閾値以上になった場合には、振動生成部が駆動しない。このため、検出対象にタッチ時の触感を付与するために振動生成部により被振動部が振動させられたことを起因して、前記期間内において振動生成部が誤作動することを抑制することができる。
又は、振動制御部は、荷重検出部により検出される荷重が第1閾値以上になったときから所定の第1期間を経過するまでの間に、荷重検出部により検出される荷重が第1閾値又は第2閾値未満になったか否かについて第1判断を行い、第1判断の結果、荷重検出部により検出される荷重が第1期間内において第1閾値又は第2閾値未満になったと判断した場合、振動生成部を駆動させない一方、荷重検出部により検出される荷重が第1期間内において第1閾値又は第2閾値未満になったと判断しなかった場合、振動生成部を駆動させ、その後、荷重検出部により検出される荷重が第1閾値又は第2閾値未満になったときから所定の第2期間を経過するまでの間に、荷重検出部により検出される荷重が第1閾値以上になったか否かについて第2判断を行い、第2判断の結果、荷重検出部により検出される荷重が第2期間内において第1閾値以上になったと判断した場合、振動生成部を駆動させない一方、荷重検出部により検出される荷重が第2期間内において第1閾値以上になったと判断しなかった場合、振動生成部を駆動させる構成とすることが可能である。
このよう態様のタッチ入力装置による場合、振動生成部が被振動部を振動させることを起因として、振動生成部が誤作動することを抑制することができる。被振動部が指やタッチペンなどの検出対象によってタッチ(押圧)されると、荷重検出部により検出される荷重が第1閾値以上になり、そのときから第1期間内において荷重検出部により検出される荷重が第1閾値又は第2閾値未満にならなかった場合、振動生成部が駆動し、被振動部を振動させて検出対象にタッチ時の触感を付与する。この被振動部の振動(間欠的な押圧)により、荷重検出部により検出される荷重が変動することがある。変動する荷重が第1閾値未満又は第2閾値未満になったとしても、当該荷重が、第1閾値未満又は第2閾値未満になったときから所定の第2期間内において、第1閾値以上になった場合には、振動生成部が駆動せず、且つ変動する荷重が第1閾値以上になったとしても、当該荷重が、第1閾値以上になったときから所定の第1期間内において、第1閾値又は第2閾値未満になった場合には、振動生成部が駆動しない。このため、検出対象にタッチ時の触感を付与するために振動生成部により被振動部が振動させられたことを起因して、前記期間内において振動生成部が誤作動することを抑制することができる。
被振動部は、検出対象によって第1方向側から押圧されるようになっても良い。この場合、振動生成部は、第1方向の反対側の第2方向側から被振動部に対して振動を付与するようになっていても良い。
このような態様のタッチ入力装置による場合、
荷重検出部は、被振動部に対して第2方向側に配置されており且つ被振動部にかかる第2方向の荷重を検出する構成となっても良い。
期間は、10ms以上であり且つ100ms以下であると良いが、これに限定されるものではない。第1期間は、10ms以上であり且つ100ms以下であると良いが、これに限定されるものではない。第2期間は、10ms以上であり且つ100ms以下であると良いが、これに限定されるものではない。
被振動部は、振動板と、振動板に直接的又は間接的に固定されたタッチセンサとを有する構成とすることが可能である。この場合、振動生成部は、振動板を振動させる構成とすることが可能であり且つ荷重検出部は振動板にかかる荷重を検出する構成とすることが可能である。被振動部は、振動板に固定されたカバーパネルを更に備えた構成とすることが可能である。タッチセンサは、カバーパネルに固定された構成とすることが可能である。
又は、被振動部は、タッチセンサを有する構成とすることが可能である。この場合、振動生成部は、振動生成部は、タッチセンサを振動させる構成とすることが可能であり且つ荷重検出部はタッチセンサにかかる荷重を検出する構成とすることが可能である。被振動部は、タッチセンサに直接的又間接的に固定されたカバーパネルを更に有する構成とすることが可能である。
本発明の実施例1に係るタッチ入力装置の模式的断面図である。 前記実施例1のタッチ入力装置の設計変更例の模式的断面図である。 前記実施例1及び前記設計変更例のタッチ入力装置の振動制御部により処理される振動制御プログラムのフローチャートである。 前記実施例1及び前記設計変更例のタッチ入力装置の振動制御部により処理される振動制御プログラムのフローチャートである。 前記実施例1及び前記設計変更例のタッチ入力装置の振動制御部が図3の振動制御プログラムを処理した場合における荷重検出部の出力信号の波形を示す波形図及び前記振動制御部の振動生成部に対する指示信号の波形を示す波形図である。 前記実施例1及び前記設計変更例のタッチ入力装置の振動制御部が図4の振動制御プログラムを処理した場合における荷重検出部の出力信号の波形を示す波形図及び前記振動制御部の振動生成部に対する指示信号の波形を示す波形図である。 比較例のタッチ入力装置の振動制御部が比較用振動制御プログラムを処理した場合における荷重検出部の出力信号の波形を示す波形図及び前記振動制御部の振動生成部に対する出力信号の波形を示す波形図である。 比較例のタッチ入力装置の振動制御部が別の比較用振動制御プログラムを処理した場合における荷重検出部の出力信号の波形を示す波形図及び前記振動制御部の振動生成部に対する出力信号の波形を示す波形図である。 本発明の実施例2に係るタッチ入力装置の模式的断面図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
以下、本発明の実施例1を含む複数の実施例に係るタッチ入力装置T1について図1及び図2を参照しつつ説明する。図1には、実施例1のタッチ入力装置T1が示されており、図2には、その設計変形例が示されている。図1及び図2に示すZ−Z’方向のうちのZ方向が特許請求の範囲の第1方向に相当し、Z’方向が特許請求の範囲の第1方向の反対の第2方向に相当している。
タッチ入力装置T1は、被振動部V1及び少なくとも一つの振動生成部200を備えている。被振動部V1は、振動板100、静電容量型のタッチセンサ300及び操作パネル400を有する構成とすることが可能である。
振動板100は、金属板などであって、Z方向側の第1面101と、Z’方向側の第2面102とを有している。なお、Z−Z’方向は、タッチ入力装置T1の振動板100の振動方向でもある。
少なくとも一つの振動生成部200は、振動板100をZ−Z’方向に振動させる構成となっていれば良い。例えば、少なくとも一つの振動生成部200は、以下のA)〜C)の何れかの構成とすることが可能である。
A)少なくとも一つの振動生成部200は、電磁式ソレノイドであって、プランジャ210と、図示しないコイルとを有している。この場合、少なくとも一つの振動生成部200は、図1に示すように振動板100に対してZ’方向側又はZ方向側に配置されていると良い。この少なくとも一つの振動生成部200は、コイルが励磁されることによって、プランジャ210がZ−Z’方向に往復移動し、振動板100をZ’方向側又はZ方向側から繰り返し押圧することによって、振動板100にZ−Z’方向の振動を付与する。
B)少なくとも一つの振動生成部200は、振動モータであって、モータ部と、プランジャとを有している。この場合も、少なくとも一つの振動生成部200も、振動板100に対してZ’方向側又はZ方向側に配置されていると良い。この少なくとも一つの振動生成部200は、モータ部の駆動により、プランジャがZ−Z’方向に往復移動し、振動板100をZ’方向側又はZ方向側から繰り返し押圧することによって、振動板100にZ−Z’方向の振動を付与する。
C)少なくとも一つの振動生成部200は、形状記憶合金ワイヤーを使用した振動素子である。この場合も、少なくとも一つの振動生成部200も、振動板100に対してZ’方向側又はZ方向側に配置されていると良い。この少なくとも一つの振動生成部200は、前記ワイヤーがプランジャとして機能してZ−Z’方向に振動(すなわち、Z−Z’方向に往復移動)し、振動板100をZ’方向側又はZ方向側から繰り返し押圧することによって、振動板100にZ−Z’方向の振動を付与する。
上記した何れかの態様の少なくとも一つの振動生成部200は、複数とすることができる。複数の振動生成部200は、互いに間隔をあけて配置されていると良いが、これに限定される物ではない。
操作パネル400は、例えば、ポリメチルメタクリレート(Polymethylmethacrylate(PMMA))やポリカーボネート(polycarbonate(PC))などの樹脂で構成されている。又は、操作パネル400は、一又は複数の樹脂板や樹脂フィルムで構成されている。各樹脂板又は樹脂フィルムは、例えば、ポリカーボネート(polycarbonate(PC))、ポリスチレン(Pステップ)、シクロオレフィンコポリマー(COC)、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリメチルメタクリレート(Polymethyl methacrylate(PMMA))、ポリプロピレン(PP)又はこれらの素材のうち複数の素材を混合させたポリマーアロイ等で構成されている。
この操作パネル400は、パネル本体410と、脚部420とを有していても良い。パネル本体410はプレートであって、操作面Fを有している。操作面Fは、パネル本体410のZ方向側の外面であって、指やタッチペンなどの検出対象によってZ方向側からタッチ入力操作がなされ、Z方向側から押圧される面である。この操作面Fは、フラットであっても良いし、少なくとも一部が曲面状であっても良い。パネル本体410は、固定面を更に有していても良い。固定面は、パネル本体410のZ’方向側の内面である。脚部420は、パネル本体410の周縁部からZ’方向に延びた筒である。図1に示されるように、操作パネル400の脚部420が振動板100の第1面101にネジ止めや両面粘着材などで固定されている。このように操作パネル400が振動板100に固定されているため、操作パネル400は振動板100の振動に伴ってZ−Z’方向に振動し、且つ操作パネル400の操作面FがZ’方向に押圧されることによって、振動板100に操作パネル400を介してZ’方向の荷重が加えられるようになっている。この操作パネル400の振動によって、操作面FもZ−Z’方向に振動するため、操作面Fを通じて検出対象に触感が付与される。なお、脚部420は、省略可能である。この場合、パネル本体410が振動板100の第1面101にネジ止めや両面粘着材などで固定されていると良い。
タッチセンサ300は操作パネル400の操作面FのZ’方向側に位置するように、操作パネル400の固定面に固定されていても良いし(図1参照)、操作パネル400内部に設けられていても良い。後者の場合、タッチセンサ300は、操作パネル400の複数の樹脂板又は樹脂フィルムの間に挟持されていても良いし、操作パネル400内にインサート成形されていても良い。このようにタッチセンサ300は、操作パネル400を介して振動板100に間接的に固定されている。この場合、タッチセンサ300は振動板100及び操作パネル400の振動に伴ってZ−Z’方向に振動する。
タッチセンサ300は、複数の電極310を有している。複数の電極310は、操作パネル400の操作面FのZ方向からの平面視(以下、単に平面視とも称する。)において、同一平面に間隔をあけて配置されていても良い(図1参照)。又は、複数の電極310が、第1平面に間隔をあけて配置された複数の電極310と、第2平面に間隔をあけて配置された複数の電極310とを有しており、平面視において第1平面上の電極310と第2平面上の電極310とが互いに交差していても良い。第1平面と第2平面は、Z−Z’方向において異なる高さの平面である。
何れの場合も、タッチセンサ300は、下記ア)又はイ)の構成とすることが可能である。
ア)検出対象が操作面Fにタッチし、当該検出対象が複数の電極310のうちの少なくとも一つの電極310に対して接近すると、接近された電極310と検出対象との間の静電容量が変化し、この静電容量の変化に応じて接近された電極310の出力信号(電圧又は電流)が変化するようになっている。
イ)複数の電極310は、平面視において少なくとも一組の隣り合う又は交差する電極310を含んでおり、隣り合う又は交差する電極310のうちの一方が駆動電極(Tx電極)であり、他方が検出電極(Rx電極)である。駆動電極及び検出電極が静電結合されている。検出対象が操作面Fにタッチし、当該検出対象が少なくとも一組の隣り合う又は交差する電極310(駆動電極及び検出電極)に接近すると、接近された駆動電極及び検出電極の間の静電容量が変化し、この静電容量の変化に応じて接近された検出電極の出力信号(電圧又は電流)が変化するようになっている。
なお、被振動部V1は、振動板100及びタッチセンサ300を有する構成とすることが可能である。すなわち、操作パネル400は省略可能である。この場合、タッチセンサ300のZ方向側の面が操作面Fとなっている。タッチセンサ300は、振動板100の第1面101に中間材Mを介して間接的に固定されていてもよいし(図2参照)、振動板100の第1面101に直接両面粘着材などで直接的に固定されていても良い(図示なし)。何れの場合も、タッチセンサ300は振動板100の振動に伴ってZ−Z’方向に振動し、且つタッチセンサ300の操作面FがZ’方向に押圧されることによって、振動板100にタッチセンサ300を介してZ’方向の荷重が加えられるようになっている。
上記した何れかの態様のタッチセンサ300のZ’方向側に有機ELや液晶表示装置などの表示装置が配置される場合、振動板100のタッチセンサ300のZ’方向側の部分に開口を設けて表示装置とタッチセンサ300とが対向するようにしても良い。表示装置が省略される場合、振動板100に前述の開口は不要である。また、表示装置が省略される場合、タッチセンサ300は操作パネル400の操作面FのZ’方向側に位置するように、振動板100の第1面101上に直接固定されていても良い。この場合、タッチセンサ300は振動板100の振動に伴ってZ−Z’方向に振動する。
タッチ入力装置T1は、筐体500及び固定板600を更に備えていても良い。筐体500は、開口510を有している。被振動部V1が操作パネル400を有する場合、開口510の内形寸法は、平面視において操作パネル400の外形寸法よりも若干大きい(図1参照)。この場合、開口510内に操作パネル400が収容されている。換言すると、開口510から操作パネル400が筐体500外に露出している。被振動部V1が操作パネル400を有しない場合、開口510の内形寸法は、平面視においてタッチセンサ300の外形寸法よりも若干大きい(図2参照)。この場合、開口510内にタッチセンサ300が収容されている。換言すると、開口510からタッチセンサ300が筐体500外に露出している。
固定板600は、例えば、金属板又は樹脂板(例え、ポリメチルメタクリレート(Polymethyl methacrylate(PMMA))、ポリカーボネート(polycarbonate(PC))、ポリブチレンテレフタレート(Polybutylene terephthalate(PBT))、ABステップ樹脂などの板)である。この固定板600は、振動板100の第2面102のZ’方向側に、当該第2面102に対して間隔をあけて配置されている。
タッチ入力装置T1は緩衝部材700a、700bを更に備えている。緩衝部材700a、700bは、環状の弾性体(例えば、シリコンゴムやウレタンゴムなどのゴムやフォーム材など)であって、振動板100をZ−Z’方向において保持している。緩衝部材700aは、Z−Z’方向において振動板100と筐体500との間に介在している。緩衝部材700bは、Z−Z’方向において振動板100と固定板600との間に介在している。なお、緩衝部材700aは、複数に分割され、振動板100と筐体500との間で周方向に間隔をあけて配置されていても良い。緩衝部材700bも、複数に分割され、振動板100と固定板600との間で周方向に間隔をあけて配置されていても良い。
タッチ入力装置T1は、少なくとも一つの荷重検出部800を更に備えている。少なくとも一つの荷重検出部800は、被振動部V1の振動板100に加えられるZ’方向の荷重に応じて出力信号(例えば、電圧など)を変動させる構成となっていれば良い。より具体的には、少なくとも一つの荷重検出部800は、被振動部V1の振動板100に加えられるZ’方向の荷重の増加に応じて、出力信号を上昇させる一方、Z’方向の荷重の減少に応じて出力信号を低下させる構成となっていれば良い。
少なくとも一つの荷重検出部800は、例えば、以下の1)又は2)構成とすることが可能である。
1)少なくとも一つの荷重検出部800は、Z−Z’方向において振動板100と固定板600との間(図1及び図2参照)に介在している。少なくとも一つの荷重検出部800は、感圧素子810と、ピン820とを有している。感圧素子810及びピン820は、感圧素子810が振動板100に接触し、ピン820が固定板600に接触するように配置されていても良いし、その逆に配置されていても良い。何れの場合でも、感圧素子810及びピン820は、被振動部V1がZ’方向に押圧され、振動板100がZ’方向に移動することにより、振動板100と固定板600との間で挟持される。これにより、ピン820が感圧素子810に圧力(すなわち、操作パネル400にかかる荷重)をかける。感圧素子810は、前記圧力に応じて出力信号を変動(上下)させるようになっている。なお、少なくとも一つの荷重検出部800は、Z−Z’方向において振動板100とタッチ入力装置T1の別の部材との間に介在していても良い。
2)少なくとも一つの荷重検出部800は、歪みゲージセンサなどであって、振動板100に固定されている。少なくとも一つの荷重検出部800は、被振動部V1がZ’方向に押圧されることによって、振動板100にかかるZ’方向の荷重に応じて出力信号を変動(上下)させるようになっている。この場合、固定板600は、省略可能である。
上記した通り、少なくとも一つの荷重検出部800により被振動部V1の振動板100にかかる荷重が検出される一方、被振動部V1の振動板100が少なくとも一つの振動生成部200により振動させられる構成である。このため、被振動部V1の操作面Fが検出対象にZ方向側からタッチされ(押圧され)、被振動部V1の振動板100にZ’方向の荷重が加えられているときに、検出対象に触感を付与するために、少なくとも一つの振動生成部200によって振動板100がZ−Z’方向に振動させられると、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号(少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重)が変動(上下動)する。
特に、被振動部V1にZ’方向の荷重が加えられる構成(被振動部V1がZ方向側から検出対象にタッチされる(押圧される)構成)であり、少なくとも一つの荷重検出部800が振動板100に対してZ’方向側に配置されており且つ少なくとも一つの振動生成部200が振動板100に対してZ’方向側に配置されている場合、検出対象によって被振動部V1の振動板100にZ方向側から押圧されているとき(Z’方向の荷重が加えられているとき)に、振動板100が少なくとも一つの振動生成部200によってZ’方向側から繰り返し押圧される(すなわち、振動板100が少なくとも一つの荷重検出部800から離反するように間欠的に押圧される)ことになる。このため、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が大きく変動(上下動)する。より具体的には、第1、第2状態C1、C2が交互に繰り返される。第1状態C1では、被振動部V1の操作面Fが検出対象によりZ’方向に押圧される一方で、被振動部V1の振動板100が少なくとも一つの振動生成部200によりZ方向に押圧されているため、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が低下する(少なくともの一つ荷重検出部800により検出される荷重が軽減される)。一方、第2状態C2では、被振動部V1の操作面Fが検出対象によりZ’方向に押圧される一方で、振動板100が少なくとも一つの振動生成部200によって押圧されていないため、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が上昇する(少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が増加する)。第1、第2状態C1、C2の繰り返しの一例が、図5A及び図5Bの上側の図に示されている。
タッチ入力装置T1は制御部900を更に備えている。制御部900は、ICなどの論理回路又はプロセッサなどによって処理されるソフトウェアで構成されている。制御部900は、タッチ制御部910及び振動制御部920を有している。制御部900は、タッチセンサ300、少なくとも一つの振動生成部200及び少なくとも一つの荷重検出部800に電気的に接続されている。なお、制御部900のタッチ制御部910及び振動制御部920の各々が、別個のICなどの論理回路又はプロセッサなどによって処理されるソフトウェアで構成されていても良い。
制御部900内又は外のメモリにはタッチ検出プログラムが記録されている。制御部900のタッチ制御部910が、タッチ検出プログラムを処理することによって以下の通り操作面Fにおけるタッチされた座標位置を検出する構成となっている。
タッチセンサ300が上記ア)の構成である場合、タッチ制御部910は、順次入力されるタッチセンサ300の複数の電極310の出力信号を増幅し、増幅した信号(以下、増幅信号)が制御部900のメモリ内の閾値を超えるか否かを判断し、超えたと判断した場合、閾値を超えた出力信号を出力した電極310に検出対象が接近した座標位置(すなわち、操作面Fにおける当該電極310のZ方向側の部分がタッチされた座標位置)を検出するようになっている。この場合、タッチ制御部910は、閾値を超えた出力信号を出力した複数の電極310に基づいて、操作面Fのタッチされた座標位置を検出するようになっていても良い。
タッチセンサ300が上記イ)の構成である場合、タッチ制御部910は、駆動電極に順次駆動パルスを供給し、これに応じて検出電極から順次得られる出力信号を増幅し、増幅した信号(以下、増幅信号)が制御部900のメモリ内の閾値を超えるか否かについて判断し、超えたと判断した場合、駆動パルスを供給した駆動電極と、出力信号を出力した検出電極との間の部分又は交差箇所に検出対象が接近したこと(すなわち、操作面Fにおける当該間の部分又は交差箇所のZ方向側の部分がタッチされた座標位置であること)を検出するようになっている。
制御部900内又は外のメモリには、図3又は図4に示す振動制御プログラムが更に記録されていても良い。この場合、制御部900の振動制御部920は、図3又は図4に示す振動制御プログラムを処理することによって、少なくとも一つの振動生成部200を制御する構成となっている。以下、図3又は図4に示す振動制御プログラムの内容(すなわち、振動制御部920による振動制御方法)について詳しく説明する。
タッチ入力装置T1の電源がONにされると、制御部900の振動制御部920は、図3に示す振動制御プログラムを処理する。すると、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号(例えば、電圧)が振動制御部920に継続的に入力される。振動制御部920は、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が前記メモリ内の第1閾値以上になったか否かについて判断を行う(ステップ1(S1))。このようにして振動制御部920は、少なくとも一つの荷重検出部800により検出される被振動部V1にかかる荷重が、第1閾値以上になったか否かについて判断を行う。
ステップ1の判断の結果、振動制御部920が少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値以上になったと判断した場合、振動制御部920は、制御部900のタイマー回路をONにし(ステップ2(S2))、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値以上になったとき(少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が第1閾値以上になったとき)から所定の第1期間P1が経過するまでの間(ステップ3(S3))に、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値又は第2閾値未満になったか否かについて判断(特許請求の範囲の第1判断に相当)を行う(ステップ4(S4))。このようにして振動制御部920は、第1期間P1内において、少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が第1閾値又は第2閾値未満になったか否かについて判断を行う。なお、第1閾値は、任意に設定可能であるが、例えば、1.65vとすることが可能である。第2閾値は、第1閾値よりも小さければ任意に設定可能であるが、例えば、1.60vとすることが可能である。第1期間P1は、任意に設定可能であるが、例えば、10ms以上であり且つ100ms以下とすることが可能である。
ステップ4の判断の結果、振動制御部920が第1期間P1内において少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値又は第2閾値未満になったと判断した場合(第1期間P1内において少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が第1閾値又は第2閾値未満になったと判断した場合)、振動制御部920は少なくとも一つの振動生成部200を駆動させず、ステップ1の処理に戻る。一方、振動制御部920が第1期間P1内において少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値又は第2閾値未満になったと判断しなかった場合(第1期間P1内において少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が第1閾値又は第2閾値未満になったと判断しなかった場合)、振動制御部920は少なくとも一つの振動生成部200に対して第1波形の指示信号を出力し、少なくとも一つの振動生成部200を所定期間(例えば、12ms)駆動させる(ステップ5(S5))。これにより、被振動部V1が振動し、被振動部V1の操作面Fを通じてタッチ入力操作(押圧)した検出対象に触感(操作感)が付与される。
ステップ5の後、振動制御部920は、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値又は第2閾値未満になったか否かについて判断を行う(ステップ6(S6))。このようにして振動制御部920は、少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が第1閾値又は第2閾値未満になったか否かについて判断を行う。この判断の結果、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値又は第2閾値未満になったと判断した場合(少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が第1閾値又は第2閾値未満になったと判断した場合)、制御部900のタイマー回路をONにし(ステップ7(S7))、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値又は第2閾値未満になったとき(少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が第1閾値又は第2閾値未満になったとき)から所定の第2期間P2が経過するまでの間(ステップ8(S8))に、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値以上になったか否かについて判断(特許請求の範囲の第2判断に相当)を行う(ステップ9(S9))。このようにして振動制御部920は、第2期間P2内において、少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が第1閾値以上になったか否かについて判断を行う。なお、第2期間P2は、任意に設定可能であるが、例えば、10ms以上であり且つ100ms以下とすることが可能である。
ステップ9の判断の結果、振動制御部920が第2期間P2内において少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値以上になったと判断した場合(第2期間P2内において少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が第1閾値以上なったと判断した場合)、振動制御部920は、少なくとも一つの振動生成部200を駆動させず、ステップ1の処理に戻る。一方、振動制御部920が第2期間P2内において少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値以上になったと判断しなかった場合(第2期間P2内において少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が第1閾値以上なったと判断しなかった場合)、振動制御部920は少なくとも一つの振動生成部200に対して第2波形の指示信号を出力し、少なくとも一つの振動生成部200を所定期間(例えば、10ms)駆動させる(ステップ10(S10))。これにより、被振動部V1が振動し、被振動部V1の操作面Fを通じて検出対象の操作パネル400の操作面Fからの離反時に触感が付与される。なお、振動制御部920の第2波形は、第1波形よりも短くすると良いが、これに限定されるものではない。
なお、上記した通り、少なくとも一つの振動生成部200を駆動させる所定期間は、第1期間P1及び第2期間P2よりも短いと良いが、これに限定されるものではない。
ここで、上記したタッチ入力装置T1と比較するための図示しない比較例のタッチ入力装置について説明する。この比較例のタッチ入力装置は、メモリに記録される振動制御部により処理される第1又は第2比較用振動制御プログラムの内容が、上記図3又は図4に示す振動処理プログラムの内容と相違している以外、図1に示すタッチ入力装置T1と同様の構成であるものとする。後述するように、第1比較用振動制御プログラムは、全ての判断において第1閾値を用いるのに対して、第2比較用振動制御プログラムは、前段の判断において第1閾値を用い、後段の判断において第2閾値を用いる以外、第1又は第2比較用振動制御プログラムの内容は同じである。
比較例のタッチ入力装置の電源がONにされると、振動制御部は、第1又は第2比較用振動制御プログラムを処理する。すると、少なくとも一つの荷重検出部の出力信号(例えば、電圧)が振動制御部に継続的に入力される。振動制御部は、少なくとも一つの荷重検出部の出力信号が第1閾値以上となったか否か(少なくとも一つの荷重検出部により検出される被振動部にかかる荷重が、第1閾値以上になったか否か)について判断を行い、その結果、少なくとも一つの荷重検出部の出力信号が第1閾値以上となったと判断したときに、少なくとも一つの振動生成部に対して第1波形の指示信号を出力し、少なくとも一つの振動生成部を駆動させ、その後の所定期間(例えば、1秒)以内に、少なくとも一つの荷重検出部の出力信号が、第1閾値(図6A参照)又は第2閾値(図6B参照)未満となったか否か(少なくとも一つの荷重検出部により検出される荷重が、第1閾値又は第2閾値未満になったか否か)について判断を行い、その結果、少なくとも一つの荷重検出部の出力信号が第1閾値又は第2閾値未満となったと判断した場合、少なくとも一つの振動生成部に対して第2波形の指示信号を出力し、少なくとも一つの振動生成部を駆動させるようになっている。
比較例のタッチ入力装置の被振動部の操作面が検出対象にタッチ(押圧)され、少なくとも一つの荷重検出部により検出される荷重が第1閾値以上になった場合、振動制御部の第1波形の指示信号が少なくとも一つの振動生成部に出力され、少なくとも一つの振動生成部が駆動し、被振動部の振動板を振動させる。これにより、被振動部が振動し、被振動部の操作面を通じてタッチ(押圧)した検出対象に触感(操作感)が付与される。この被振動部の振動(間欠的な押圧)により、第1、第2状態C1’、C2’が交互に繰り返されることがある。第1状態C1’では、被振動部の操作面が検出対象によりZ’方向に押圧される一方で、被振動部の振動板が少なくとも一つの振動生成部によりZ方向に(少なくとも一つの荷重検出部から離反するように)押圧されるため、少なくとも一つの荷重検出部の出力信号が低下し、第1閾値(図6A参照)又は第2閾値(図6B参照)未満となる。このため、振動制御部の第2波形の指示信号が少なくとも一つの振動生成部に出力され、少なくとも一つの振動生成部が駆動する誤作動が起こる。第2状態C2’では、被振動部の操作面は、検出対象によりZ’方向に押圧されている一方、被振動部は少なくとも一つの振動生成部により押圧されていないため、少なくとも一つの荷重検出部の出力信号が上昇し、第1閾値以上(図6A及び図6B参照)となる。このため、振動制御部の第1波形の指示信号が少なくとも一つの振動生成部に出力され、少なくとも一つの振動生成部が駆動する誤作動が起こる。
一方、図1又は図2に示すタッチ入力装置T1では、被振動部V1の操作面Fが検出対象に押圧され、少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が第1閾値以上になった後(ステップ1の後)、第1期間P1内において少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値又は第2閾値未満にならなかった場合(ステップ4)、振動制御部920の第1波形の指示信号が少なくとも一つの振動生成部200に出力され、少なくとも一つの振動生成部200が駆動し、被振動部V1の振動板100を振動させる。これにより、被振動部V1が振動し、被振動部V1の操作面Fを通じてタッチ入力操作(押圧)した検出対象に触感(操作感)が付与される(ステップ5)。この被振動部V1の振動(間欠的な押圧)により、上記第1、第2状態C1、C2が交互に繰り返されることがある。第1状態C1では、被振動部V1の操作面Fが検出対象によりZ’方向に押圧される一方で、被振動部V1の振動板100が少なくとも一つの振動生成部200によりZ方向に押圧されているため、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が低下し、第1閾値(図5A参照)又は第2閾値(図5B参照)未満となる(ステップ6)が、この出力信号の低下から第2期間P2が経過するまでの間に、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値以上(図5A及び図5B参照)に上昇し、第2状態C2が生じた場合(ステップ9)、少なくとも一つの振動生成部200は駆動しない。よって、少なくとも一つの振動生成部200の誤作動が抑制される。第2状態C2では、被振動部V1の操作面Fが検出対象によりZ’方向に押圧される一方で、振動板100が少なくとも一つの振動生成部200により押圧されていないため、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が上昇し、第1閾値以上となる(ステップ1(図5A及び図5B参照))が、この出力信号の上昇から第1期間が経過するまでの間に、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が第1閾値(図5A参照)又は第2閾値(図5B参照)未満に低下し、第1状態C1が生じた場合、少なくとも一つの振動生成部200は駆動しない。よって、少なくとも一つの振動生成部200の誤作動が抑制される。
なお、本発明者が、第1状態C1が発生してから第2状態C2が発生するまでの期間及びその逆の期間を、オシロスコープを用いて測定したところ、ほぼ50msである知見を得た。よって、上記第1期間及び第2期間を約50msとした場合、第1、第2状態C1、C2における誤作動が好適に抑制される一方、検出対象の被振動部V1に対するタッチ、離反を検出してからそれほど遅滞なく、検出対象に触感を付与することができる。ただし、上記したとおり、10ms≦第1期間及び第2期間≦100msであれば良い。
タッチ入力装置T1が図1及び図2以外の上記した何れかの態様の変形例である場合であっても、図1又は図2に示すタッチ入力装置T1と同様に、被振動部V1が振動し、被振動部V1の操作面Fを通じてタッチ入力操作(押圧)した検出対象に触感(操作感)が付与される(ステップ5)。この被振動部V1の振動(間欠的な押圧)により、少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重が変動する(出力信号が上下動する)ことがある。変動する出力信号(荷重)が第1閾値未満又は第2閾値未満になったとしても(ステップ6)、当該出力信号が、第1閾値未満又は第2閾値未満になったときから第2期間P2内において、第1閾値以上になった場合には(ステップ9)、少なくとも一つの振動生成部200が駆動せず、その誤作動が抑制される。変動する出力信号(荷重)が第1閾値以上になったとしても(ステップ1)、当該荷重が、第1閾値以上になったときから第1期間P1内において、第1閾値又は第2閾値未満になった場合には(ステップ4)、少なくとも一つの振動生成部200が駆動せず、その誤作動が抑制される。
以下、本発明の実施例2を含む複数の実施例に係るタッチ入力装置T2について図7を参照しつつ説明する。このタッチ入力装置T2は、1)被振動部V2が、静電容量型のタッチセンサ300’及び操作パネル400を有しており(すなわち、振動板100が省略されており)、2)緩衝部材700a、700bが振動板100の代りにタッチセンサ300’をZ−Z’方向において保持しており、且つ3)少なくとも一つの振動生成部200が被振動部V2のタッチセンサ300’に対して振動を付与している点で、タッチ入力装置T1と相違している以外、タッチ入力装置T1とほぼ同じ構成である。よって、その相違点について詳しく説明し、重複する説明は省略する。
タッチセンサ300’は、Z−Z’方向において緩衝部材700a、700bによって保持されている以外、タッチ入力装置T1のタッチセンサ300と同様の構成である。
操作パネル400は、振動板100ではなく、タッチセンサ300’のZ方向側の面上に両面粘着材などで固定されている以外、タッチ入力装置T1の操作パネル400と同様の構成とすることが可能である。操作パネル400は、タッチセンサ300’の振動に伴ってZ−Z’方向に振動する。操作パネル400の操作面FがZ’方向に押圧されることによって、タッチセンサ300’に操作パネル400を介してZ’方向の荷重が加えられるようになっている。
少なくとも一つの振動生成部200は、振動板100ではなく、被振動部V2のタッチセンサ300’をZ−Z’方向に振動させる構成となっている以外、タッチ入力装置T1の少なくとも一つの振動生成部200と同様の構成とすることが可能である。
少なくとも一つの荷重検出部800は、被振動部V2のタッチセンサ300’に加えられるZ’方向の荷重に応じて出力信号(例えば、電圧など)を変動させる構成である以外、タッチ入力装置T1の少なくとも一つの荷重検出部800と同様の構成とすることが可能である。すなわち、少なくとも一つの荷重検出部800は、被振動部V2のタッチセンサ300’に加えられるZ’方向の荷重の増加に応じて、出力信号を上昇させる一方、Z’方向の荷重の減少に応じて出力信号を低下させる構成となっていれば良い。
タッチ入力装置T2でも、少なくとも一つの荷重検出部800により被振動部V2のタッチセンサ300’にかかる荷重が検出される一方、被振動部V2のタッチセンサ300’が少なくとも一つの振動生成部200により振動させられる構成である。このため、被振動部V2の操作面Fが検出対象にタッチされ(押圧され)、被振動部V2のタッチセンサ300’にZ’方向の荷重が加えられているときに、検出対象に触感を付与するために、少なくとも一つの振動生成部200によってタッチセンサ300’がZ−Z’方向に振動させられると、タッチ入力装置T1と同様に、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号(少なくとも一つの荷重検出部800により検出される荷重)が変動(上下動)する。
タッチ入力装置T2は、被振動部V2にZ’方向の荷重が加えられる構成(被振動部V2がZ方向側からタッチされる(押圧される)構成)であり、少なくとも一つの荷重検出部800が振動板100に対してZ’方向側に配置されており且つ少なくとも一つの振動生成部200が振動板100に対してZ’方向側に配置されている場合、少なくとも一つの荷重検出部800の出力信号が大きく変動(上下動)する(第1、第2状態C1、C2が交互に繰り返される)点も、タッチ入力装置T1と同様である。
以上のようなタッチ入力装置T2の振動制御部920は、図3又は図4に示す振動制御プログラムを処理して、タッチ入力装置T1と同様に、少なくとも一つの振動生成部200の駆動を制御するため、タッチ入力装置T1と同様に、少なくとも一つの振動生成部200の誤作動を抑制することができる。
なお、上記したタッチ入力装置は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
本発明の被振動部のタッチセンサは、検出対象が被振動部の操作面にタッチしたか否か又はタッチの座標位置を検出できる構成であれば良い。本発明のタッチセンサは、例えば、抵抗膜方式、光学式、電磁誘導方式、又は超音波方式のタッチセンサとすることが可能である。
本発明のタッチ制御部は、タッチセンサの出力信号の変化に応じて操作面のタッチの座標位置を検出するのではなく、単に操作面のタッチのみを検出する構成とすることも可能である。
本発明の少なくとも一つの振動生成部は、被振動部に振動を付与する構成となっていれば良い。よって、本発明の少なくとも一つの振動生成部は、被振動部に対してZ−Z’方向以外の方向から振動を付与する構成とすることが可能である。
本発明の少なくとも一つの荷重検出部は、被振動部にかかる荷重を検出することができるものであれば良い。例えば、少なくとも一つの荷重検出部は、被振動部にかかる荷重に応じて出力信号を変動させる構成とすることが可能である。
本発明の被振動部は、少なくとも一つの振動生成部により振動させられ、且つ少なくとも一つの荷重検出部により当該被振動部にかかる荷重を検出されるものであれば良い。
本発明の振動制御部は、振動生成部を駆動させた後、荷重検出部により検出される荷重が第1閾値未満又は第1閾値よりも小さい第2閾値未満になったときから所定の期間を経過するまでの間に、荷重検出部により検出される荷重が第1閾値以上になったか否かについて判断を行い、この判断の結果、荷重検出部により検出される荷重が前記期間内において第1閾値以上になったと判断した場合、振動生成部を駆動させない構成とすることが可能である。この場合でも、被振動部が指やタッチペンなどの検出対象によってタッチ(押圧)されると、振動生成部が駆動し、被振動部を振動させて検出対象にタッチ時の触感を付与する。この被振動部の振動(間欠的な押圧)により、荷重検出部により検出される荷重が変動することがある。変動する荷重が第1閾値未満又は第2閾値未満になったとしても、当該荷重が、第1閾値未満又は第2閾値未満になったときから前記期間内において、第1閾値以上になった場合には、振動生成部が駆動しない。このため、検出対象にタッチ時の触感を付与するために振動生成部により被振動部が振動させられたことを起因して、前記期間内において振動生成部が誤作動することを抑制することができる。
振動制御部による前記振動生成部の駆動は、振動制御部が、図3又は図4の振動制御プログラムのステップ1〜5を処理する構成としても良いし、比較例のタッチ入力装置のように、振動制御部が、少なくとも一つの荷重検出部の出力信号が第1閾値以上となったか否か(少なくとも一つの荷重検出部により検出される荷重が、第1閾値以上になったか否か)について判断を行い、その結果、少なくとも一つの荷重検出部の出力信号が第1閾値以上となったと判断したときに、少なくとも一つの振動生成部を駆動させる構成としても良い。また、少なくとも一つの振動生成部により振動させられたことによって、被振動部にかかる荷重が増加する(少なくとも一つの荷重検出部の出力信号が上昇する)場合、振動制御部は、図3又は図4の振動制御プログラムのステップ5の後に、ステップ1〜5を繰り返し、その後、ステップ6〜10の処理を行う構成とすると良い。
本発明の固定板は、タッチ入力装置の筐体及びその他の部材で代替可能である。
なお、上記実施例の各態様及び設計変形例におけるタッチ入力装置の各構成要素を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上記した実施例の各態様及び設計変更例は、互いに矛盾しない限り、相互に組み合わせることが可能である。
本発明は、操作面を通じて触感を付与するあらゆる電子機器に適用可能である。例えば、タッチ入力装置T1において、タッチセンサを省略し、その構成を電子機器に適用することが可能である。
T1、T2:タッチ入力装置
100:振動板
101:第1面
102:第2面
200:振動生成部
210:プランジャ
300、300’:タッチセンサ
310:電極
400:操作パネル
410:パネル本体
420:脚部
F:操作面
500:筐体
510:開口
600:固定板
700a、700b:緩衝部材
800:荷重検出部
810:感圧素子
820:ピン
900:制御部
910:タッチ制御部
920:振動制御部

Claims (10)

  1. 被振動部と、
    前記被振動部にかかる荷重を検出する荷重検出部と、
    前記被振動部を振動させる振動生成部と、
    振動制御部とを備えており、
    前記振動制御部は、前記荷重検出部により検出される荷重が第1閾値以上になったと判断して前記振動生成部を駆動させた後、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第1閾値未満又は前記第1閾値よりも小さい第2閾値未満になったときから所定の期間を経過するまでの間に、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第1閾値以上になったか否かについて判断を行い、この判断の結果、前記荷重検出部により検出される荷重が前記期間内において前記第1閾値以上になったと判断した場合、前記振動生成部を駆動させないタッチ入力装置。
  2. 被振動部と、
    前記被振動部にかかる荷重を検出する荷重検出部と、
    前記被振動部を振動させる振動生成部と、
    振動制御部とを備えており、
    前記振動制御部は、前記荷重検出部により検出される荷重が第1閾値以上になったときから所定の第1期間を経過するまでの間に、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第1閾値未満になったか否かについて第1判断を行い、前記第1判断の結果、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第1期間内において前記第1閾値未満になったと判断した場合、前記振動生成部を駆動させない一方、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第1期間内において前記第1閾値未満になったと判断しなかった場合、前記振動生成部を駆動させ、その後、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第1閾値未満になったときから所定の第2期間を経過するまでの間に、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第1閾値以上になったか否かについて第2判断を行い、前記第2判断の結果、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第2期間内において前記第1閾値以上になったと判断した場合、前記振動生成部を駆動させない一方、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第2期間内において前記第1閾値以上になったと判断しなかった場合、前記振動生成部を駆動させるようになっているタッチ入力装置。
  3. 被振動部と、
    前記被振動部にかかる荷重を検出する荷重検出部と、
    前記被振動部を振動させる振動生成部と、
    振動制御部とを備えており、
    前記振動制御部は、前記荷重検出部により検出される荷重が第1閾値以上になったときから所定の第1期間を経過するまでの間に、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第1閾値よりも小さい第2閾値未満になったか否かについて第1判断を行い、前記第1判断の結果、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第1期間内において前記第2閾値未満になったと判断した場合、前記振動生成部を駆動させない一方、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第1期間内において前記第2閾値未満になったと判断しなかった場合、前記振動生成部を駆動させ、その後、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第2閾値未満になったときから所定の第2期間を経過するまでの間に、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第1閾値以上になったか否かについて第2判断を行い、前記第2判断の結果、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第2期間内において前記第1閾値以上になったと判断した場合、前記振動生成部を駆動させない一方、前記荷重検出部により検出される荷重が前記第2期間内において前記第1閾値以上になったと判断しなかった場合、前記振動生成部を駆動させるようになっているタッチ入力装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のタッチ入力装置において、
    前記被振動部は、検出対象によって第1方向側から押圧されるようになっており、
    前記振動生成部は、前記第1方向の反対側の第2方向側から前記被振動部に対して振動を付与するようになっているタッチ入力装置。
  5. 請求項4記載のタッチ入力装置において、
    前記荷重検出部は、前記被振動部に対して前記第2方向側に配置されており且つ前記被振動部にかかる前記第2方向の荷重を検出するようになっているタッチ入力装置。
  6. 請求項1記載のタッチ入力装置において、
    前記期間は、10ms以上であり且つ100ms以下であるタッチ入力装置。
  7. 請求項2記載のタッチ入力装置において、
    前記第1期間は、10ms以上であり且つ100ms以下であるタッチ入力装置。
  8. 請求項3記載のタッチ入力装置において、
    前記第1期間は、10ms以上であり且つ100ms以下であり、
    前記第2期間は、10ms以上であり且つ100ms以下であるタッチ入力装置。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載のタッチ入力装置において、
    前記被振動部は、振動板と、
    前記振動板に直接的又は間接的に固定されたタッチセンサとを有しており、
    前記振動生成部は、前記振動板を振動させるようになっており、
    前記荷重検出部は、前記振動板にかかる荷重を検出するようになっているタッチ入力装置。
  10. 請求項1〜8の何れかに記載のタッチ入力装置において、
    前記被振動部は、タッチセンサを有しており、
    前記振動生成部は、前記タッチセンサを振動させるようになっており、
    前記荷重検出部は、前記タッチセンサにかかる荷重を検出するようになっているタッチ入力装置。
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