JP6907494B2 - 清掃器および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、清掃器および画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置において、感光体や中間転写体を清掃する清掃器に関し以下の特許文献1,2に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開2005−010751号公報には、感光体ドラム(10)からクリーニングブレード(31)で回収された現像剤を、トナー搬送ユニット(40)で回収容器(20)に搬送する構成が記載されている。特許文献1の構成では、トナー搬送ユニット(40)は、パドル部材(43)のカム溝(43b)が偏心軸(41a)に嵌っている。よって、偏心軸(41a)の回転に伴って、パドル部材(43)の先端の鉤部(43d)がクリーニングブレード(31)側に移動する際は、円運動して接近し、クリーニングブレード(31)側から回収容器(20)側に移動する際には、鉤部(43d)が底面を引っ掻くように移動する。
特許文献2としての特開2011−149981号公報には、ブレード(33)で除去された廃トナーを、廃トナー搬送部材(62)で廃トナー容器(64)の奥に搬送する構成が記載されている。特許文献2では、廃トナー搬送部材(62)は、搬送方向に延びる網状の部材により構成され、下面が搬送方向の中間部に配置された支点(65)に搬送方向に移動可能な状態で支持されている。そして、廃トナー搬送部材(62)は、搬送方向の下流端に配置された回転軸(63)を中心とする回転運動が、支点(65)に支持されることで、搬送方向に沿った往復運動に変換され、現像剤が廃トナー容器(64)の奥側に搬送される。
特開2005−010751号公報(「0037」〜「0052」、図1〜図4) 特開2011−149981号公報(「0051」〜「0054」、図2、図8)
本発明は、軸部材から駆動が伝達される1つの搬送部材で現像剤を搬送する場合に比べて、現像剤の搬送性能を確保しつつ、清掃器を小型化することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の清掃器は、
像保持体の表面から現像剤を除去する清掃部材と、
除去された現像剤が収容される収容部と、
前記清掃部材で除去された現像剤を前記収容部に搬送する搬送部材であって、現像剤の搬送方向に対して交差する方向に延びる軸部材と、前記軸部材に回転可能に支持された第1の搬送体と、前記軸部材から離れた位置において前記第1の搬送体に回転可能に支持され且つ前記清掃部材に向けて延びる第2の搬送体と、を有し、前記軸部材の回転に伴って前記第2の搬送体の前記清掃部材側の端部が、前記清掃部材上の現像剤の搬送方向に沿って長細い楕円軌道を描く前記搬送部材と、
前記第1の搬送体において、前記第2の搬送体を回転可能に支持する第1の支持部と前記軸部材との間に配置され、且つ、清掃器の本体に設けられた第1の規制部に支持される第1の被規制部と、
前記第2の搬送体において、前記第1の支持部と前記清掃部材側の端部との間に配置され、且つ、清掃器の本体に設けられた第2の規制部に支持される第2の被規制部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の清掃器において、
前記第1の支持部が前記清掃部材上の現像剤の搬送方向に沿って長細い楕円軌道を描くように前記第1の被規制部を案内する前記第1の規制部、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の清掃器において、
前記第1の被規制部を前記清掃部材上の現像剤の搬送方向に沿った方向に案内する前記第1の規制部と、
前記第2の被規制部を前記清掃部材上の現像剤の搬送方向に沿った方向に案内する前記第2の規制部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の清掃器において、
前記清掃部材を支持する清掃部材の支持体と、
前記清掃部材上の現像剤の搬送方向に対して、前記清掃部材の支持体の下流端よりも下流側で軌跡を描くように配置された前記第1の支持部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の清掃器において、
前記第2の搬送体を回転可能に支持する第1の支持部とは前記軸部材を挟んで反対側に配置され、現像剤を前記収容部に向けて押しこむ押し込み部、
を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の清掃器において、
回転中心と、前記回転中心から偏心した偏心部であって前記第1の搬送体を回転可能に支持する前記偏心部と、を有する前記軸部材、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項7に記載の発明の画像形成装置は、
像保持体と、
前記像保持体に潜像を形成する潜像形成装置と、
前記像保持体の潜像を可視像に現像する現像装置と、
前記像保持体の可視像を媒体に転写する転写装置と、
転写後の前記像保持体の表面の現像剤を除去する請求項1ないしのいずれかに記載の清掃器と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,に記載の発明によれば、軸部材から駆動が伝達される1つの搬送部材で現像剤を搬送する場合に比べて、現像剤の搬送性能を確保しつつ、清掃器を小型化することができる。
また、請求項1,7に記載の発明によれば、軸部材の回転を第1の規制部に規制された状態で第1の支持部に伝達でき、第1の支持部に伝達された回転を第2の規制部に規制された状態で清掃部材側の端部に伝達できる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の支持部を細長い楕円軌道に沿って移動させることができ、清掃部材側の端部の軌跡も細長い楕円軌道にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第2の規制部で第2の支持部が搬送部材に沿った方向に案内でき、清掃部材側の端部の軌跡を現像剤の搬送方向に沿った長細い楕円軌道にできる。
請求項4に記載の発明によれば、清掃部材上の現像剤の搬送方向に対して、反対向きに現像剤を搬送することが防止される。
請求項5に記載の発明によれば、押し込み部を有しない場合に比べて、収容部の現像剤の容量を増やすことができる。
請求項6に記載の発明によれば、偏心部を有しない場合に比べて、楕円軌道を大きくでき、現像剤の搬送性能を向上できる。
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例1の感光体クリーナの要部拡大図である。 図3は実施例1の感光体クリーナの要部斜視図である。 図4は実施例1の搬送部材における各部の回転軌跡の説明図である。 図5は実施例1の横枠部の傾斜角の説明図である。 図6は実施例1の搬送部材の動作の説明図であり、図6Aは図2と同一の状態の説明図、図6Bは図6Aの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図6Cは図6Bの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図6Dは図6Cの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図である。 図7は実施例1の搬送部材の動作の説明図であり、図7Aは図6Dの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図7Bは図7Aの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図7Cは図7Bの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図7Dは図7Cの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図である。 図8は実施例1の搬送部材の動作の説明図であり、図8Aは図7Dの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図8Bは図8Aの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図8Cは図8Bの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図8Dは図8Cの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としてのプリンタUは、画像形成装置本体の一例としてのプリンタ本体U1の前面に開閉部材の一例としての前カバーU1aが支持されている。前カバーU1aは、下端を中心として開閉可能に支持されている。前カバーU1aは、媒体の一例としての記録シートSを挿入、収容する場合に、プリンタ本体U1の前面を開閉可能である。
また、プリンタUの上面には、排出部の一例としての排出トレイTRhが形成されている。さらに、プリンタ本体U1の後面には、開閉部材の一例としての後カバーU1bが回転可能に支持されている。後カバーU1bは、実線で示す閉塞位置と、破線で示す開放位置との間で回転可能に支持されている。開閉部材の一例としての後カバーU1bは、紙詰まりや内部の点検等をする場合に、プリンタ本体U1の後面を開放可能である。
実施例1のプリンタUは、制御部の一例としてのコントローラCを有する。コントローラCには、画像処理部IPSや、潜像形成回路の一例としてのレーザ駆動回路DL、電源回路Eが電気的に接続されている。したがって、コントローラCは、画像処理部IPS等に制御信号が出力可能である。
プリンタUの後部には、回転駆動する像保持体の一例としての感光体PRが支持されている。回転部材の一例としての感光体PRの周囲には、感光体PRの回転方向に沿って、帯電ロールCR、潜像形成装置LH、現像装置G、転写部材の一例としての転写ロールTr、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLが配置されている。
図1において、前記帯電ロールCRには、帯電器用の清掃器の一例としての帯電ロールクリーナCRcが対向、接触して配置されている。
実施例1の潜像形成装置LHは、左右方向に沿って、予め設定された間隔で潜像書込素子の一例としてのLED:Light Emitting Diodeが線状に配置された装置、いわゆるLEDヘッドにより構成されている。
現像装置Gは、内部に現像剤が収容される現像容器Vを有する。前記現像容器V内には、現像剤保持体の一例としての現像ロールGaが、感光体PRに対向して配置されている。現像容器V内には、現像ロールGaから遠い順に、一対の循環搬送部材Gb,Gcと、供給部材Gdが配置されている。また、現像容器Vには、層厚規制部材Geが現像ロールGaに対向して配置されている。
前記現像容器Vの前側上面には、補給部の一例としての現像剤補給口V1が形成されている。現像剤補給口V1には、現像剤搬送路の一例としての現像剤補給路V3が連結されている。前記現像剤補給路V3は前方に延びる筒状に形成されている。現像剤補給路V3の内部には、現像剤搬送部材の一例としての補給オーガV4が回転可能に支持されている。前記現像剤補給路V3の前端には、着脱部の一例としてのカートリッジホルダKHが連結されている。カートリッジホルダKHには、現像剤の収容容器の一例としてのトナーカートリッジTCが着脱可能に支持されている。カートリッジホルダKHには、図示しない流入口が形成されており、トナーカートリッジTCから現像剤が流入可能に構成されている。
図1において、プリンタUの下部には、媒体の収容部の一例としての給紙トレイTR1が配置されている。給紙トレイTR1の後部には、媒体取り出し部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。ピックアップロールRpの後方には、媒体さばき部材の一例としてのさばきロールRsが配置されている。さばきロールRsの上方には、時期調節部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。
感光体PRと転写ロールTrとが対向する転写領域Q4の上方には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは定着部材の一例としての一対の定着ロールFh,Fpを有し、前記一対の定着ロールFh,Fpの圧接領域によって定着領域Q6が形成される。
定着装置Fの上方には、媒体の案内部材の一例としてのシートガイドSG1,SG2が配置されている。シートガイドSG1,SG2の前方には、排出部材の一例としての排出ロールR1が配置されている。
(画像形成動作の説明)
プリンタUのコントローラCには、外部の情報送信装置の一例としてのホストコンピュータ等から印刷情報が送信される。コントローラCが印刷情報を受信すると画像形成動作が開始される。コントローラCは、印刷情報を画像処理部IPSに出力する。画像処理部IPSは、印刷情報を潜像形成用の画像情報に変換して、予め設定された時期、すなわち、タイミングで、像書込回路の一例としてのレーザ駆動回路DLに出力する。レーザ駆動回路DLは、入力された画像情報に応じて駆動信号を潜像形成装置LHに出力する。
画像形成動作が開始されると感光体PRが回転を開始する。
帯電ロールCRには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。帯電ロールCRと感光体PRとが対向する帯電領域Q1において、帯電ロールCRは感光体PRの表面を帯電させる。
帯電ロールクリーナCRcは、帯電ロールCRの表面を清掃する。
潜像形成装置LHは、書き込み領域Q2において、感光体PRの表面に、画像情報に応じた静電潜像を形成する。
現像装置Gでは、一対の循環搬送部材Gb,Gcが、現像容器Vの内部の現像剤を撹拌しながら循環搬送する。供給部材Gdは、循環搬送部材Gb,Gcで撹拌された現像剤を現像ロールGaに搬送する。現像ロールGa表面の現像剤は、層厚規制部材Geとの対向領域を通過する際に、層厚を規制される。現像ロールGaには、電源回路Eから現像電圧が印加される。現像ロールGaと感光体PRとが対向する現像領域Q3において、感光体PRの静電潜像は、現像ロールGaの現像剤で可視像に現像される。
現像装置Gでの現像剤の消費量に応じて、補給オーガV4が駆動して、トナーカートリッジTCから現像装置Gに現像剤が補給される。
ピックアップロールRpは、給紙トレイTR1に収容された記録シートSを送り出す。
さばきロールRsは、ピックアップロールRpが記録シートSを複数送り出した場合に、1枚づつ分離する。さばきロールRsで1枚ずつ分離された記録シートSは、レジロールRrに送られる。レジロールRrは、予め設定されたタイミングで転写領域Q4に記録シートSを搬送する。
転写ロールTrには、電源回路Eから転写電圧が印加される。転写ロールTrは、転写領域Q4を通過する記録シートSに感光体PR上のトナー像を転写する。
感光体クリーナCLは、転写領域Q4の下流側に設定された清掃領域の一例としてのクリーニング領域Q5において、感光体PR表面の残留トナーを除去する。
転写領域Q4においてトナー像が転写された記録シートSは、トナー像が未定着の状態で定着装置Fに搬送される。
定着装置Fでは、定着ロールFh,Fpの圧接領域によって定着領域Q6が形成される。定着装置Fに搬送された記録シートSは、定着領域Q6において一対の定着ロールFh,Fpによりトナー像が定着される。
トナー像が定着された記録シートSは、シートガイドSG1,SG2によってガイドされる。
排出ロールR1は、記録シートSを、排出トレイTRhに排出する。
(感光体クリーナCLの説明)
図2は実施例1の感光体クリーナの要部拡大図である。
図3は実施例1の感光体クリーナの要部斜視図である。
図1〜図3において、実施例1の感光体クリーナCLは、清掃容器の一例としてのクリーナ容器1を有する。図2、図3において、クリーナ容器1は、下部の容器本体2と、上部の蓋部の一例としてのカバー3とを有する。
容器本体2は、帯電ロールCRの前方に配置された箱状に形成されている。容器本体2の内部には、収容部2aが形成されている。収容部2aの後部には、後方に行くに連れて上方に傾斜する傾斜面2bが形成されている。容器本体2の左右両端には、傾斜面2bの上方に対応する位置に、第1の下案内部6が形成されている。第1の下案内部6の上面は、後方に行くに連れて下方に傾斜している。第1の下案内部6の後方には、第2の下案内部7が形成されている。第2の下案内部7の上面は、後方に行くに連れて下方に傾斜している。なお、第2の下案内部7の上面は、回収現像剤の搬送方向Yaに沿っており、第1の下案内部6の上面よりも水平に対する傾斜角が大きく形成されている。
カバー3は、容器本体2の上面を覆う蓋状に形成されている。カバー3の後端は、クリーニング領域Q5よりも後方まで伸びている。図3において、カバー3の後端部には、媒体の剥離部材の一例としての剥離爪9が支持されている。剥離爪9は、記録シートSの幅方向に間隔をあけて、2つ配置されている。
カバー3の左右両端には、第1の下案内部6に対向する位置に第1の上案内部11が形成されている。第1の上案内部11の下面は、第1の下案内部6の上面と平行して形成されている。第1の下案内部6と第1の上案内部11との間の空間により、第1の規制部の一例としての第1の案内溝12が構成されている。実施例1の第1の案内溝12は、ほぼ現像剤の搬送方向Yaに沿って形成されている。
また、カバー3の左右両端には、第2の下案内部7に対向する位置に第2の上案内部13が形成されている。第2の上案内部13の下面は、第2の下案内部7の上面と平行して形成されている。第2の下案内部7と第2の上案内部13との間の空間により、第2の規制部の一例としての第2の案内溝14が構成されている。実施例1の第2の案内溝14は、現像剤の搬送方向に沿って形成されている。
さらに、カバー3の左右両端には、第1の下案内部6の前下方に、軸受部16が形成されている。
図2、図3において、容器本体2の後端上部の外面には、清掃部材の支持体の一例としてのブレードホルダ21が支持されている。実施例1のブレードホルダ21は、密閉部材の一例としてのシール22を介して、容器本体2に支持されている。
また、実施例1のブレードホルダ21は、板金がL字状に折り曲げられて形成されている。ブレードホルダ21は、シール22に支持される被支持部21aと、被支持部21aの上端からクリーニング領域Q5に向けて延びるホルダ本体21bとを有する。
ホルダ本体21bの後端下面には、清掃部材の一例としてのクリーニングブレード23が支持されている。クリーニングブレード23は、クリーニング領域Q5において、先端が感光体PRに接触している。実施例1のクリーニングブレード23は、弾性材料の一例としてのゴムブレードにより構成されている。
したがって、実施例1では、ホルダ本体21bやクリーニングブレード23の上面とカバー3とで囲まれた空間が、クリーニング領域Q5で回収された現像剤が搬送される搬送経路となっている。また、現像剤の搬送方向Yaは、クリーニングブレード23の上面の傾きと一致する方向である。
なお、本願明細書および請求の範囲において、「現像剤の搬送方向に沿う」とは、現像剤の搬送方向と厳密に平行な場合のみに限定されず、現像剤の搬送方向を主成分とする方向、すなわち、現像剤の搬送方向に対してプラスマイナス45度の範囲を含む意味で使用している。
図4は実施例1の搬送部材における各部の回転軌跡の説明図である。
図2、図3において、クリーニングブレード23の上方には、搬送部材31が配置されている。搬送部材31は、第1の搬送体の一例としての前側の撹拌部32と、第2の搬送体の一例としての後側の搬送部33とを有する。
撹拌部32は、左右方向および前後方向に延びる板状の部材が組み合わされた格子状の構成を有する。撹拌部32の前後方向の中央部には、軸部材の一例としてのクランク軸S1が配置されている。クランク軸S1は、回転中心S1aと、回転中心S1aから偏心した偏心部の一例としての接続部材S1bとを有する。接続部材S1bは、クランク軸S1の径方向に延びる部材で構成されている。撹拌部32は、接続部材S1bの径方向の外端に回転可能に支持されている。したがって、実施例1では、クランク軸S1の回転に伴って、撹拌部32と接続部材S1bとの連結部分S1cは、図4のクランク軌跡T1に沿って回転する。
図3において、クランク軸S1の回転中心S1a左右両端部は、軸受部16に回転可能に支持される。クランク軸S1は、左右方向に延びる棒状に形成されている。クランク軸S1の左端は、クリーナ容器1を貫通して外部に延びており、駆動源の一例としての図示しないモータから駆動が伝達される。
また、撹拌部32の後端部には、第1の被規制部の一例であって、第1の被案内部の一例としての第1のガイド突起32bが形成されている。第1のガイド突起32bは、撹拌部32の左右両端から外側に突出して形成されている。第1のガイド突起32bは、第1の案内溝12に嵌った状態で支持されている。したがって、第1のガイド突起32bは、第1の案内溝12に沿って移動可能に支持される。よって、第1のガイド突起32bは、図4の第1の突起軌跡T2に沿って移動する。
したがって、撹拌部32は、クランク軸S1と第1のガイド突起32bにより支持されており、左方に行くに連れて下方に傾斜した姿勢で、クリーナ容器1内に支持される。
さらに、撹拌部32の前端には、押し込み部32cが形成されている。なお、実施例1の押し込み部32cは、クランク軸S1の回転に伴って、図4の押しこみ軌跡T3に沿って回転移動する。
また、撹拌部32の後端には、第1のガイド突起32bよりも前方の位置に、第1の支持部の一例としての搬送接続部32dが形成されている。なお、実施例1では、撹拌部32がクランク軸S1の接続部材S1bと第1のガイド突起32bで支持されており、クランク軸S1の回転に伴って、搬送接続部32dは、図4の接続部軌跡T4に示すように、現像剤の搬送方向に沿って長細い楕円軌跡に沿って回転移動する。
図2、図3において、搬送部33は、その前端部が、撹拌部32の搬送接続部32dに回転可能に支持されている。搬送部33は、前側の下流部34と、後側の上流部36とを有する。
下流部34は、左右両端に左右一対の枠部34aを有する。なお、実施例1の下流部34は、枠部34aの内側には部材が配置されていない。下流部34の後端には、第2の規制部の一例であって、第2の案内部の一例としての位置規制突起34bが形成されている。位置規制突起34bは、第2の案内溝14に沿って移動可能に支持されている。よって、位置規制突起34bは、図4の第2の突起軌跡T5に沿って移動する。なお、図4に示すように、実施例1では、位置規制突起34bの現像剤搬送方向に沿った可動範囲は、ブレードホルダ21の被支持部21aの位置を跨いで、下流側(前側)まで設定されている。
したがって、実施例1の搬送部33は、撹拌部32との連結部分である搬送接続部32dと、位置規制突起34bとでクリーナ容器1内に支持される。よって、搬送部33の上流部36の先端は、クランク軸S1の回転に伴って、図4の搬送軌跡T6に示すように、現像剤の搬送方向に沿って長細い楕円軌跡に沿って回転移動する。なお、実施例1では、図4に示す方向から見た状態では、クランク軌跡T1、押しこみ軌跡T3搬送軌跡T6は、時計回り方向に回転するように回転方向が設定され、接続部軌跡T4は反時計回り方向に回転するように設定されている。
なお、接続部32dが、ブレードホルダ21のホルダ本体21b上に位置すると、ホルダ本体21b上の現像剤を、搬送方向Yaとは反対方向に搬送する。よって、実施例1では、接続部32dが、ブレードホルダ21の屈曲部(現像剤の搬送経路の下面が屈曲する位置)よりも下流側で軌跡T4を描くように、すなわち、ホルダ本体21b上に位置しないように、位置規制突起34bの可動範囲が設定されている。
図2、図3において、上流部36は、支持部の一例としての縦枠部37と、搬送部本体の一例としての横枠部38とを有する格子状に形成されている。縦枠部37は、前後方向に延びる板状に形成されており、横枠部38は左右方向に延びる板状に形成されている。なお、実施例1では、上流部36の下面は、搬送部材31の移動時に、ホルダ本体21bやクリーニングブレード23の上面に接触しないように、間隔をあけて配置されている。
縦枠部37は、ホルダ本体21bに沿った現像剤の搬送方向Yaに対して、上流側である後方から下流側である前方に行くに連れて上下方向の幅が広くなるように構成されている。また、縦枠部37は、記録シートSの幅方向に対して、間隔をあけて複数配置されている。
図5は実施例1の横枠部の傾斜角の説明図である。
図2、図3、図5において、横枠部38は、各縦枠部37を左右方向に接続するように形成されている。横枠部38は、現像剤の搬送方向Yaに対して間隔をあけて4つ配置されている。すなわち、図4において、実施例1では、現像剤の搬送方向Yaの上流側から順に、第1の横枠部38a、第2の横枠部38b、第3の横枠部38c、第4の横枠部38dを有する。
図5において、実施例1では、各横枠部38a〜38dの前面は、現像剤の搬送方向Yaに対して、上流側に行くに連れて、ホルダ本体21bやクリーニングブレード23に近づく方向に傾斜している。クリーニングブレード23の位置に対応して配置された第1の横枠部38aおよび第2の横枠部38bの前面は、現像剤の搬送方向Yaに対する傾斜角α1が、ホルダ本体21bに対応して配置された第3の横枠部38cおよび第4の横枠部38dの前面の傾斜角α2に対して、大きな角度に設定されている。即ち、α1>α2に設定されている。
(感光体クリーナの機能)
図6は実施例1の搬送部材の動作の説明図であり、図6Aは図2と同一の状態の説明図、図6Bは図6Aの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図6Cは図6Bの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図6Dは図6Cの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図である。
図7は実施例1の搬送部材の動作の説明図であり、図7Aは図6Dの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図7Bは図7Aの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図7Cは図7Bの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図7Dは図7Cの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図である。
図8は実施例1の搬送部材の動作の説明図であり、図8Aは図7Dの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図8Bは図8Aの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図8Cは図8Bの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図8Dは図8Cの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図である。
(クリーナの機能)
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、画像形成動作が開始されると、モータが駆動して、クランク軸S1が回転する。撹拌部32は、クランク軸S1と接続部材S1bで連結され且つ第1のガイド突起32bで第1の案内溝12に支持されている。したがって、クランク軸S1が回転すると、図6〜図8に記載されているように、搬送接続部32dが搬送方向に対して長細い接続部軌跡T4に沿って往復移動する。
これに伴い、搬送部33も、先端である第1の横枠部38aが、図6A〜図6Dに示すように、現像剤の搬送方向Yaに沿って下流側に移動した後、図7A〜図7Dに示すように、上方に移動しつつ現像剤の搬送方向Yaとは逆方向である上流側に移動し、図8A〜図8Dに示すように、右下方に移動する。したがって、搬送部33も先端が、搬送方向に対して細長い略楕円状の搬送軌跡T6に沿って往復移動する。
ここで、特許文献1に記載の技術のように、鉤部(43d)がクリーニングブレード(31)側に移動する際に円運動をする構成では、鉤部(43d)がクリーニングブレード(31)が大きく離れた状態で移動する。よって、上方に鉤部(43d)が移動するための空間が必要になる。よって、特許文献1に記載の構成では、回収容器(20)が大型化する問題がある。小型化するために、回転半径を小さくすると、鉤部(43d)の移動量も小さくなって必要な搬送性能を確保できなくなる。よって、トナーが詰まる問題が発生する。また、回転半径の調整を行おうとすると、回転軸の位置の自由度も制約を受ける問題もある。また、回転半径を小さくすると、現像剤を押し込むスロット(43f)が機能する範囲も限定される問題がある。スロット(43f)の機能を強化するために、L字やT字状の部材を追加した場合、回収された現像剤の総量が多くなると、駆動源にかかるトルクが過大になる問題もある。
なお、特許文献2に記載の構成も、特許文献1と同様に、廃トナー搬送部材の先端部は、回転軸の偏心量に応じて上下方向に大きく振れる構成となっている。よって、同様の問題を有する。これは、特許文献1,2に記載の搬送部材が、クランク軸から1つの搬送部材が直接駆動を受けているためである。
これらに対して、実施例1では、搬送部材31が撹拌部32と搬送部33が搬送接続部32dで接続された構成となっており、搬送部33の先端が搬送方向に対して細長い略楕円状の搬送軌跡T6で移動する。よって、特許文献1、2の構成に比べて、搬送部材31の搬送性能を確保しつつ、クリーナ容器1において、クリーニングブレード23の上方の空間を小さくすることが可能である。よって、特許文献1、2の構成に対して、搬送性能を確保しつつ、感光体クリーナCLを小型化することが可能である。
また、実施例1の感光体クリーナCLでは、搬送部33が図6A〜図6Dに示す状態では、第1の横枠部38aの前面に押されて、クリーニングブレード23で感光体PRから回収された現像剤は、収容部2aに向けて搬送される。さらに、図7A〜図7Dに示す状態では、第1の横枠部38aは、クリーニングブレード23やホルダ本体21bから離間しつつ、現像剤の搬送方向Yaの上流側に移動する。したがって、第1の横枠部38aがクリーニングブレード23等から離間しない場合に比べて、図6A〜図6Dにおいて下流側に搬送された現像剤が、逆方向に搬送されることが低減される。そして、図8A〜図8Dに示すように、第1の横枠部38aは、クリーニング領域Q5の近傍まで移動して、図6Aの状態に戻る。
したがって、実施例1の感光体クリーナCLでは、クリーニングブレード23で回収された現像剤が、搬送部材31で収容部2aに搬送される。そして、収容部2aに搬送された現像剤は、押しこみ軌跡T3に沿って回転する押し込み部32cで収容部2aの奥の方に押し込まれる。また、収容部2aに搬送された現像剤が堆積すると、往復移動する撹拌部32で撹拌されて均される。特に、実施例1では、押し込み部32cは、押しこみ軌跡T3に示すように、比較的縦長の楕円状の軌跡で往復運動する。よって、現像剤を下方に押し込んで、圧縮しながら撹拌しやすい。よって、回収された現像剤が圧縮されやすく、圧縮されない場合に比べて、回収可能な現像剤の量を増やすことが可能である。
ここで、実施例1の感光体クリーナCLでは、横枠部38a〜38dが、現像剤の搬送方向Yaの上流側に行くに連れてホルダ本体21b等の上面側に傾斜する面(上面および下面)を有している。したがって、図6A〜図6Dに示すように、横枠部38a〜38dが現像剤の搬送方向Yaの上流側から下流側に向けて移動する際に、ホルダ本体21bやクリーニングブレード23の上面の現像剤は、ホルダ本体21b等の上面に押し付けられる方向の力を受ける。ここで、特開2009−145661号公報に記載の従来技術のように、搬送経路の底面と搬送部材との間に隙間を開けた状態で、現像剤の搬送方向にしか往復移動しない構成では、隙間の現像剤が搬送されない問題がある。現像剤が搬送されずに滞留すると、経時的に現像剤が固着して、現像剤の搬送抵抗となる。搬送抵抗が大きくなっていくと、搬送部材の往復動が妨げられて、搬送不良が発生する恐れがある。
これに対して、実施例1では、搬送経路の底面であるホルダ本体21b等の上面に現像剤を押し付ける力が作用する。したがって、押し付ける力が作用した状態で、現像剤の搬送方向Yaに搬送部33が移動すると、横枠部38a〜38dに直接接触する現像剤だけでなく、直接接触する現像剤に押されて、搬送部33とホルダ本体21b等の上面との間の現像剤も現像剤の搬送方向Yaに搬送されやすい。したがって、特許文献1に記載の技術に比べて、現像剤の搬送効率(回収効率)が向上する。よって、現像剤の滞留が低減され、現像剤の搬送不良も低減される。
また、実施例1では、現像剤がホルダ本体21b等に向けて押し付けられる際に、現像剤が圧縮されて容積が小さくなる。したがって、実施例1の搬送部材31では、現像剤が固まり状となりやすい。粉状の現像剤のままでは、特許文献1に記載の構成では、上下左右から流れだすように移動して、現像剤の搬送効率が低下するが、実施例1のように、固まり状の現像剤であれば、横枠部38に押されて、搬送されやすい。よって、現像剤の搬送効率が向上する。
なお、特許文献2に記載の構成のように、搬送部材が針金を格子状に組んで作成された構成では、現像剤を搬送経路の底面に向けて押し付ける力を作用させることは極めて困難である。
また、実施例1では、クリーニングブレード23に対応する横枠部38a,38bの傾斜角α1は、ホルダ本体21bに対応する横枠部38c,38dの傾斜角α2よりも大きい。仮に傾斜角α1が小さいと、現像剤をクリーニングブレード23やホルダ本体21bに押す力が強くなる。弾性材料製のクリーニングブレード23が外力を受けると、クリーニング領域Q5における圧力の値や圧力の幅方向の分布に悪影響を受ける恐れがある。すなわち、クリーニング効率が低下して、クリーニング不良が発生する恐れがある。これに対して、実施例1では、クリーニングブレード23に対応する横枠部38a,38bの傾斜角α1が、ホルダ本体21bに対応する横枠部38c,38dの傾斜角α2と同一の場合に比べて、クリーニングブレード23への悪影響が低減される。よって、クリーニング不良の発生が低減される。
さらに、実施例1では、搬送部材31は、上流部36には、横枠部38が設けられているが、下流部34には設けられていない。したがって、上流部36に比べて、下流部34は現像剤を搬送方向Yaの下流側に搬送する能力が低い。
実施例1の搬送部材31は、往復動の軌跡が、図7Aに示す状態から図7B、図7C、図7Dを経て図8Aに示す状態に移行する際に、搬送方向Yaに対して逆流する方向に移動する。ここで、上流部と下流部とで搬送力が同一の場合、回収現像剤の量が多くなると、搬送部材が逆流方向(−Ya)に移動する際に、現像剤の一部が逆流する場合がある。現像剤の一部が逆流すると、現像剤が下流側に搬送されなくなり、一部が滞留する状況となる。したがって、現像剤搬送方向Yaに対して、下流側に行くほど、滞留した状況が蓄積されることとなる。よって、現像剤の搬送方向Yaの下流側において、現像剤を上流から搬送する力と、逆流方向に押す力とで現像剤が凝集する恐れがある。搬送部材の途中の位置で、現像剤が凝集すると、現像剤が詰まった状況となり、現像剤の搬送不良が発生する恐れがある。
これらに対して、実施例1では、下流部34の搬送力が上流部36に比べて低い。よって、現像剤が受ける力は、搬送方向Yaの力に比べて、逆流方向の力が小さくなる。したがって、実施例1では、上流部と下流部とで搬送力が同一の場合に比べて、現像剤の凝集が低減される。よって、現像剤の搬送不良が低減される。
特に、実施例1の搬送部材31では、逆流方向(−Ya方向)に移動する際に、上方に移動しつつ逆流方向(−Ya方向)に移動しており、上方に移動しない構成に比べて逆流がさらに低減される。
また、実施例1では、下流部34の現像剤の搬送力はゼロである。よって、現像剤が受ける逆流方向の力がゼロになっている。したがって、下流部34が搬送力を有する場合に比べて、現像剤の凝集がさらに低減される。なお、下流部34の範囲に搬送された現像剤は、上流部36で上流から送られてくる現像剤に押されて下流側に搬送される。
また、実施例1では、図6〜図8に示すように、下流部34の下流端は、容器本体2の傾斜面2bの上流端よりも下流側に配置されている。特に、実施例1では、下流部34は、容器本体2の傾斜面2bの上流端を跨ぐように配置されている。よって、搬送方向Yaに対して、下流部34が傾斜面2bの上流端を跨ぐように配置されている。
したがって、下流部34の範囲に搬送された現像剤は、傾斜面2bの上流端の位置に差し掛かると、重力で傾斜面2bに向けて落下する。よって、下流部34の範囲において現像剤が詰まることが低減される。
なお、実施例1では、搬送部材31は、撹拌部32と搬送部33とが回転可能に連結されている。特許文献1,2に記載の構成のように、搬送部材が平板状の構成では、搬送方向に沿った長さも長くなり、感光体クリーナCLの全体の大きさを小型化することが困難である。これに対して、実施例1では、撹拌部32と搬送部33とが回転可能に連結されて、屈曲した状態で支持されている。したがって、特許文献1,2に記載の構成に比べて、搬送部材31の全体の長さを短くすることが可能となり、感光体クリーナCLを小型化することができる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H011)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてのプリンタUを例示したが、これに限定されず、例えば、複写機、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、前記プリンタUは、単色の現像剤が使用される構成を例示したが、これに限定されず、例えば、2色以上の多色の画像形成装置にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、横枠部38の傾斜角α1,α2は、実施例に例示したようにα1>α2とすることが望ましいが、これに限定されない。例えば、α1=α2とすることも可能である。また、4つの横枠部38a〜38dについて、下流側に行くに連れて傾斜角を大きくしていくように構成する等の変更も可能である。なお、横枠部38a〜38dの数も4つに限定されず、3つ以下や5つ以上とすることも可能である。なお、縦枠部37は強度のために設けることが望ましいが、設けない構成とすることも可能である。
(H04)前記実施例において、搬送部材31の下流部34が搬送能力を有しない構成を例示したが、これに限定されない。上流部36よりも搬送能力が小さい構成、例えば、上流部36よりも間隔の広い横枠部を下流部34に設けたり、高さの低い横枠部を設けたりすることも可能である。
(H05)前記実施例において、下流部34の下流端が傾斜面2bの上流端よりも下流側に配置する構成が望ましいが、下流部34の下流端が傾斜面2bの上流端よりも上流側の構成とすることも可能である。
(H06)前記実施例において、下流部34の搬送能力は、上流部36の搬送能力よりも低い構成とすることが望ましいが、上流部36と下流部34とで、搬送能力を同一とすることも可能である。
(H07)前記実施例において、撹拌部32に関し、連結部S1cと回転中心S1aとの距離や、連結部分S1cと第1のガイド突起32bとの距離、第1のガイド突起32bと搬送接続部32dとの距離、連結部分S1cと押し込み部32cとの距離は、設計や仕様に応じて任意に変更可能である。なお、第1のガイド突起32bと搬送接続部32dとの距離を短くすると、接続部軌跡T4は、実施例1に示す軌跡よりもさらに扁平な楕円軌道となる。すなわち、搬送部33の往復移動する距離を確保しながら、より上方の空間を狭くすることが可能となる。また、連結部分S1cと押し込み部32cとの距離を広くすると、押しこみ軌跡T3の内径が大きくなり、現像剤を押し込む力をより強くすることが可能である。さらに、連結部S1cと回転中心S1aとの距離を長くすることで、先端38dの搬送軌跡T6をさらに横に長くにすることが可能であり、搬送性能を向上させることが可能である。
(H08)前記実施例において、搬送部33に関し、搬送接続部32dと位置規制突起34bとの距離、位置規制突起34bと先端38aとの距離は、設計や仕様に応じて任意に変更可能である。なお、搬送接続部32dと位置規制突起34bとの距離に対して、位置規制突起34bと先端38aとの距離の比率が小さくなると、先端38aの搬送軌跡T6が横長になりやすいため、さらに上方の空間を狭くすることが可能になる。
(H09)前記実施例において、クリーナ容器1に規制部の一例としての案内溝12,14を形成し、搬送部材31に被規制部材の一例としての突起32b,34bを形成する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、クリーナ容器1の側に突起を形成し、搬送部材31の側に溝を形成することも可能である。また、用紙幅方向の一端側では、クリーナ容器1に突起、搬送部材31に溝を形成し、用紙幅方向の他端側でクリーナ容器1に溝、搬送部材31に突起を形成することも可能である。
(H010)前記実施例において、押し込み部32cの形状は、例示した形状に限定されず、現像剤を均すことが可能な任意の形状とすることも可能である。なお、押し込み部32cを設けることが望ましいが、設けない構成とすることも可能である。
(H011)前記実施例において、軸部材の一例としてクランク軸S1を例示したが、偏心しない回転軸とすることも可能である。
2a…収容部、
12…第1の規制部、
14…第2の規制部、
23…清掃部材、
31…搬送部材、
32…第1の搬送体、
32b…第1の被規制部、
32c…押し込み部、
32d…第1の支持部、
33…第2の搬送体、
34b…第2の被規制部、
38a…清掃部材側の端部、
CL…清掃器、
G…現像装置、
LH…潜像形成装置、
PR…像保持体、
S1…軸部材、
S1a…回転中心、
S1b…偏心部、
T6…楕円軌道、
Tr…転写装置、
U…画像形成装置。

Claims (7)

  1. 像保持体の表面から現像剤を除去する清掃部材と、
    除去された現像剤が収容される収容部と、
    前記清掃部材で除去された現像剤を前記収容部に搬送する搬送部材であって、現像剤の搬送方向に対して交差する方向に延びる軸部材と、前記軸部材に回転可能に支持された第1の搬送体と、前記軸部材から離れた位置において前記第1の搬送体に回転可能に支持され且つ前記清掃部材に向けて延びる第2の搬送体と、を有し、前記軸部材の回転に伴って前記第2の搬送体の前記清掃部材側の端部が、前記清掃部材上の現像剤の搬送方向に沿って長細い楕円軌道を描く前記搬送部材と、
    前記第1の搬送体において、前記第2の搬送体を回転可能に支持する第1の支持部と前記軸部材との間に配置され、且つ、清掃器の本体に設けられた第1の規制部に支持される第1の被規制部と、
    前記第2の搬送体において、前記第1の支持部と前記清掃部材側の端部との間に配置され、且つ、清掃器の本体に設けられた第2の規制部に支持される第2の被規制部と、
    を備えたことを特徴とする清掃器。
  2. 前記第1の支持部が前記清掃部材上の現像剤の搬送方向に沿って長細い楕円軌道を描くように前記第1の被規制部を案内する前記第1の規制部、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の清掃器。
  3. 前記第1の被規制部を前記清掃部材上の現像剤の搬送方向に沿った方向に案内する前記第1の規制部と、
    前記第2の被規制部を前記清掃部材上の現像剤の搬送方向に沿った方向に案内する前記第2の規制部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の清掃器。
  4. 前記清掃部材を支持する清掃部材の支持体と、
    前記清掃部材上の現像剤の搬送方向に対して、前記清掃部材の支持体の下流端よりも下流側で軌跡を描くように配置された前記第1の支持部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の清掃器。
  5. 前記第2の搬送体を回転可能に支持する第1の支持部とは前記軸部材を挟んで反対側に配置され、現像剤を前記収容部に向けて押しこむ押し込み部、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の清掃器。
  6. 回転中心と、前記回転中心から偏心した偏心部であって前記第1の搬送体を回転可能に支持する前記偏心部と、を有する前記軸部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の清掃器。
  7. 像保持体と、
    前記像保持体に潜像を形成する潜像形成装置と、
    前記像保持体の潜像を可視像に現像する現像装置と、
    前記像保持体の可視像を媒体に転写する転写装置と、
    転写後の前記像保持体の表面の現像剤を除去する請求項1ないしのいずれかに記載の清掃器と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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