JP6907150B2 - 漏液検出装置 - Google Patents

漏液検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6907150B2
JP6907150B2 JP2018084680A JP2018084680A JP6907150B2 JP 6907150 B2 JP6907150 B2 JP 6907150B2 JP 2018084680 A JP2018084680 A JP 2018084680A JP 2018084680 A JP2018084680 A JP 2018084680A JP 6907150 B2 JP6907150 B2 JP 6907150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
detection unit
leak
liquid leakage
leakage detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018084680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019191019A (ja
Inventor
英次 根本
英次 根本
兼三 牧野
兼三 牧野
荒木 宏
宏 荒木
淳二 堀
淳二 堀
良次 澤
良次 澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2018084680A priority Critical patent/JP6907150B2/ja
Publication of JP2019191019A publication Critical patent/JP2019191019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6907150B2 publication Critical patent/JP6907150B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

本発明は、漏液検出装置の構造、特に、定電流素子を用いた漏液検出装置の構造に関する。
空調機器等からの漏液発生を検知する方法として、二本の導線を非導通の状態で並列配置した漏液検出帯に電流を流し、二本の導線の間に漏液が入り込んだ際の短絡を検知することにより漏液を検知する方法が用いられている。
しかし、このような漏液検知方法では漏液の検知を行うことはできても漏液箇所を検出することができない。そこで、複数の抵抗素子が導線を介して直列に接続された検知センサと、検知センサと並列配置された導線とを終端抵抗で接続した検出帯を用い、漏液による検出帯の通電抵抗の変化により漏液箇所を検出する漏液位置検知器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、二本のセンサコードを並列に配置し、センサコードの両端にそれぞれ定電流源を接続し、センサコードの両端の電圧差に基づいて漏液箇所を検知する漏液検知器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
実開昭63−101842号公報 特開平3−9256号公報
ところで、抵抗値は、抵抗に微小な電圧を印加した際の電流値を検出することによって検出される場合が多い。特許文献1に記載された漏液検知器の検知センサは、複数の固定抵抗を直列に接続したものであり、電源に近い位置で漏液が発生した場合には検出電流値の変化が大きいが、電源から遠い位置で漏液が発生した場合には検出電流値の変化が小さくなる。漏液が発生した際の水の通電抵抗は常に一定とは限らず、通電抵抗の変化によって検出電流値も変化する。電源から遠い位置で漏液が発生した場合には、検出電流値の変化が水の通電抵抗のバラつきによる電流値の変化に埋もれてしまい、漏液箇所の検出が困難となる場合があった。このように、従来技術の漏液検知器は漏液箇所の検出信頼性に改善の余地があった。
また、特許文献2に記載された漏液検知器では、センサコードの両端に定電流源を接続する必要がある上、電圧差を差動アンプで検出することから構成が複雑になってしまうという問題があった。
そこで、本発明は簡便な構成で漏液箇所の検出信頼性を向上させることを目的とする。
本発明の漏液検出装置は、一対の導電線からなり、前記導電線の間に漏液が接触すると電流が流れる漏液検知帯と、前記漏液検知帯に接続されて前記漏液検知帯の通電電流値を制限電流値に制限する定電流素子を有するノードと、を含む漏液検知ユニットを複数直列に接続した漏液検知部と、前記漏液検知部の始端に接続されて、前記漏液検知部に電圧を印加する電源と、前記漏液検知部の通電電流値を検出する電流検出部と、前記電流検出部の検出した通電電流値から漏液の発生した前記漏液検知ユニットを判定する判定部と、を備え、各前記漏液検知ユニットの各前記定電流素子の制限電流値はそれぞれ異なっており、前記判定部は、前記電流検出部の検出した通電電流値と前記定電流素子の制限電流値とを比較して漏液の発生した前記漏液検知ユニットを特定すること、を特徴とする。
このように、制限電流値が異なる定電流素子を含む漏液検知ユニットを複数直列に接続し、電流検出部の検出した通電電流値と定電流素子の制限電流値とを比較して漏液の発生した漏液検知ユニットを特定することにより、漏液箇所の検出信頼性を向上させることができる。
本発明の漏液検出装置において、前記漏液検知ユニットの前記ノードは、一対の始端側端子と、前記漏液検知帯の一対の前記導電線がそれぞれ接続される一対の末端側端子と、前記始端側端子と前記末端側端子とを並列に接続する一対の接続線と、を含み、前記定電流素子は、いずれか一方または両方の前記接続線に介在して配置されていること、としてもよい。
このように、検出対象の液体に応じてノードの定電流素子の配置を様々に変更することができるので、検出対象の液体に応じた漏液検出を行うことができる。
本発明の漏液検出装置において、各前記漏液検知ユニットの前記定電流素子の制限電流値は、前記電源に接続される始端から末端に向かう接続順に従って小さくなることとしてもよい。
漏液検知ユニットの定電流素子の制限電流値は、電源に接続される始端から末端に向かう接続順に従って小さくなるので、漏液が発生した際に漏液検知部に流れる通電電流値は、漏液の発生した漏液検知ユニットの定電流素子の制限電流値となる。このため、電流検出部で検出した通電電流値に基づいて漏液の発生した漏液検知ユニットを特定することができる。
本発明の漏液検出装置において、前記判定部は、前記電流検出部で検出した通電電流値と、一の前記漏液検知ユニットの前記定電流素子の制限電流値との差が所定の範囲内の場合に、一の前記漏液検知ユニットを漏液発生箇所と特定してもよい。
これにより、電流検出部で検出した通電電流値と一の定電流素子の制限電流値に差がある場合でも漏液箇所の特定を行うことができ、漏液箇所の検出信頼性を向上させることができる。
本発明の漏液検出装置において、前記判定部は、前記電流検出部で検出した通電電流値が所定の値以上の場合に漏液検知と判定してもよい。
これにより、何らかの要因で、電流検出部で検出した通電電流値と複数の定電流素子の制限電流値とのいずれの差も所定の範囲内にない場合でも、漏液発生を検知することができる。
本発明の漏液検出装置において、前記判定部は、漏液検知と判定した場合に、前記電源の出力電圧を変化させて前記電流検出部で前記漏液検知部の通電電流値の変化量を検出し、前記変化量に基づいて、通電電流値から漏液の発生した前記漏液検知ユニットの特定が可能か判定してもよい。この際、前記判定部は、前記変化量の絶対値が所定の第1閾値未満の場合に、通電電流値から漏液の発生した前記漏液検知ユニットの特定が可能と判定してもよいし、前記電源の出力電圧の変化量と前記電流検出部で検出した通電電流値の変化量とに基づいて前記漏液検知部の電圧電流特性の傾きを算出し、前記傾きが所定の第2閾値未満の場合に、通電電流値から漏液の発生した前記漏液検知ユニットの特定が可能と判定してもよい。そして、前記電流検出部で検出した通電電流値から漏液の発生した前記漏液検知ユニットの特定が可能と判定した場合に、前記電流検出部で検出した通電電流値と、一の前記漏液検知ユニットの前記定電流素子の制限電流値との差が所定の範囲内の場合に、一の前記漏液検知ユニットを漏液発生箇所と特定してもよい。
このように、電源の出力電圧を変化させて電流検出部で漏液検知部の通電電流値を検出し、電流検出部で検出した通電電流値の変化量に基づいて漏液検知ユニットの定電圧素子が飽和状態となっており、通電電流値から漏液の発生した漏液検知ユニットの特定が可能と判定した後に、電流検出部で検出した通電電流値と、一の漏液検知ユニットの定電流素子の制限電流値との差が所定の範囲内の場合に、一の漏液検知ユニットを漏液発生箇所と特定するので、漏液発生箇所を誤って特定することを抑制することができる。
本発明の漏液検出装置において、前記漏液検知部の前記定電流素子の制限電流値は、前記電源に接続される始端から末端に向かう接続順に従って、等差級数的に小さくなり、前記判定部は、前記電流検出部で検出した通電電流値と、一の前記漏液検知ユニットの前記定電流素子の制限電流値との差が所定の範囲内の場合に、一の前記漏液検知ユニットを漏液発生箇所と特定してもよい。また、前記漏液検知部の前記定電流素子の制限電流値は、前記電源に接続される始端から末端に向かう接続順に従って等比級数的に小さくなってもよい。
このように、定電流素子の制限電流値を始端から末端に向かう接続順に従って、等差級数的に小さくすることにより、定電流素子の制限電流値に対する精度を絶対値で設定し、電流検出部で検出した通電電流値と一の定電流素子の制限電流値の差によって漏液箇所を特定する際の所定の範囲を絶対値で一定にすることができる。また、等比級数的に小さくすることにより、定電流素子の制限電流値に対する精度を相対値或いは比率で設定することができ、電流検出部で検出した通電電流値と一の定電流素子の制限電流値の差によって漏液箇所を特定する際の所定の範囲を相対値或いは比率で一定にすることができる。
本発明の漏液検出装置において、前記漏液検知ユニットの前記定電流素子は、正方向の制限電流値と負方向の制限電流値とが異なり、前記電源が交流電源であり、前記判定部は、前記電源から出力される交流電流の正方向の通電電荷量と負方向の通電電荷量とを等しくしてもよい。
これにより、漏液が発生した際に漏液検知帯の電蝕の発生を抑制することができる。
本発明の漏液検出装置において、一対の前記導電線からなり、前記導電線の間に漏液が接触すると電流が流れる始端側漏液検知帯を含み、前記電源は、前記始端側漏液検知帯を介して前記漏液検知部の始端に接続されており、前記判定部は、前記電流検出部で検出した通電電流値が前記漏液検知部の前記定電流素子の制限電流値の最大値よりも大きい場合には前記始端側漏液検知帯を漏液発生箇所と特定すること、としてもよい。
この構成により、漏液検知部と電源との間での漏液を検知することができる。
本発明の漏液検出装置は、一対の導電線からなり、前記導電線の間に漏液が接触すると電流が流れる始端側漏液検知帯と、一対の前記導電線からなり、前記導電線の間に漏液が接触すると電流が流れる末端側漏液検知帯と、前記始端側漏液検知帯と前記末端側漏液検知帯の間に接続されて前記末端側漏液検知帯の通電電流値を制限電流値に制限する定電流素子を有するノードと、を含む漏液検知部と、前記始端側漏液検知帯に接続されて、前記漏液検知部に電圧を印加する電源と、前記漏液検知部の通電電流値を検出する電流検出部と、前記電流検出部の検出した通電電流値から前記始端側漏液検知帯または前記末端側漏液検知帯のいずれで漏液が発生したかを判定する判定部と、を備える漏液検出装置であって、前記判定部は、前記電流検出部で検出した通電電流値が前記漏液検知部の前記定電流素子の制限電流値よりも大きい場合には前記始端側漏液検知帯を漏液発生箇所と特定し、前記電流検出部で検出した通電電流値が前記漏液検知部の前記定電流素子の制限電流値以下の場合には、前記末端側漏液検知帯を漏液発生箇所と特定することを特徴とする。
これにより、簡便な構成で漏液発生箇所が始端側漏液検知帯と末端側漏液検知帯のいずれで漏液が発生したかを特定することができる。
本発明の漏液検出装置において、前記漏液検知部の前記ノードは、前記始端側漏液検知帯の一対の前記導電線がそれぞれ接続される一対の始端側端子と、前記末端側漏液検知帯の一対の前記導電線がそれぞれ接続される一対の末端側端子と、前記始端側端子と前記末端側端子とを並列に接続する一対の接続線と、を含み、前記定電流素子は、いずれか一方または両方の前記接続線に介在して配置されていてもよい。
このように、検出対象の液体に応じてノードの定電流素子の配置を様々に変更することができるので、検出対象の液体に応じた漏液検出を行うことができる。
本発明は、簡便な構成で漏液箇所の検出信頼性を向上させることができる。
実施形態の漏液検出装置の構成を示す系統図である。 図1に示す漏液検出装置の漏液検知ユニットの構成を示す系統図である。 理想的な定電流ダイオードの端子間電圧に対する端子間電流と端子間抵抗の変化を示すグラフである。 図3に示す定電流ダイオードを逆直列に接続した定電流素子の電圧に対する電流の特性を示すグラフである。 図3に示す定電流ダイオードを逆直列に接続した制限電流値が異なる定電流素子の電圧に対する電流の特性を示すグラフである。 図1に示す漏液検出装置で漏液を検出した場合の電流の流れと電圧の変化を示す系統図である。 図1に示す漏液検出装置で漏液を検出した場合の各定電流素子の動作点を示すグラフである。 図1に示す漏液検出装置で漏液を検出した場合の漏液検知ユニット番号に対する電圧の変化を示すグラフである。 図1に示す漏液検出装置の動作を示すフローチャートである。 図1に示す漏液検出装置で漏液を検出した際の検出電流と始端電圧との時間変化を示すグラフである。 図10に示す時刻t3における電流の流れと電圧の変化を示す系統図である。 図10に示す時刻t3における検知ユニット番号に対する電圧の変化を示すグラフである。 図10に示す時刻t3における各定電流素子の動作点を示すグラフである。 すべての定電流素子が非飽和状態において、電源の出力電圧を変化させた際の通電電流値の変化を示すグラフである。 いずれか一つの定電流素子が飽和状態において、電源の出力電圧を変化させた際の通電電流値の変化を示すグラフである。 図1に示す実施形態の漏液検出装置に適用されるノードの例を示す図である。 正方向の制限電流値と負方向の制限電流値が異なる定電流素子の電圧に対する電流の特性を示すグラフである。 図17に示す電圧電流特性の定電圧素子を用いて他の実施形態の漏液検出装置を構成した場合の電源の出力電流の波形を示す図である。 定電流素子の制限電流値が等差級数的に変化する場合の検知ユニット番号に対する制限電流値の変化を示す図である。 定電流素子の制限電流値が等比級数的に変化する場合の検知ユニット番号に対する制限電流値の変化を示す図である。 他の実施形態の漏液検出装置の構成を示す系統図である。 他の実施形態の漏液検出装置の構成を示す系統図である。 図22に示す漏液検出装置の動作を示すフローチャートである。 他の実施形態の漏液検出装置の構成を示す系統図である。 図24に示す漏液検出装置の動作を示すフローチャートである。 他の実施形態の漏液検出装置の構成を示す系統図である。 図26に示す実施形態の漏液検出装置の動作を示すフローチャートである。
<漏液検出装置の構成>
以下、図面を参照しながら実施形態の漏液検出装置100について説明する。図1に示すように、漏液検出装置100は、漏液検知部70と、漏液検知部70の始端71に接続された電源81と、漏液検知部70の通電電流値を検出する電流検出部である電流センサ82と、電流センサ82によって検出した通電電流値に基づいて漏液の判定を行う判定部90とで構成される。
図1に示すように、漏液検知部70は、複数の漏液検知ユニットU〜Uを直列に接続したものである。図2を参照しながら、漏液検知ユニットU〜Uの漏液検知部70の始端71からの接続順を示す検知ユニット番号Nがm(N=m)、つまり、始端71からm番目の漏液検知ユニットUの構成について説明する。
図2に示すように、漏液検知ユニットUは、定電流素子Dを含むノードNDと、一対の導電線61、62からなる漏液検知帯60とを有している。ノードNDは、一対の始端側端子13,15と、一対の末端側端子14,16と、始端側端子13,15と末端側端子14,16とを並列に接続する一対の接続線12を含んでいる。図2に示すように、一方の始端側端子13と末端側端子14とを接続する接続線12の中間には、定電流素子Dが介在して配置されるように接続されている。また、他方の始端側端子15と末端側端子16とは接続線12で接続されており、定電流素子Dは接続されていない。一対の末端側端子14,16には漏液検知帯60の一対の導電線61,62がそれぞれ接続されており、一対の導電線61,62の各末端側の端部61e,62eは漏液検知ユニットUの末端側の端部となる。また、一対の始端側端子13,15は、漏液検知ユニットUの始端側の端部となる。このように、漏液検知部70は、導電線61の側の接続線12の間に定電流素子Dを配置したノードNDを含む漏液検知ユニットUを始端71から末端72に向かって直列に接続したものである。
定電流素子Dは、漏液検知ユニットUの漏液検知帯60の通電電流値を制限電流値に制限する素子である。定電流素子Dの制限電流値Ipは、それぞれ異なっており、電源81に接続される漏液検知部70の始端71から末端72に向かう接続順に従って小さくなるように構成されている。つまり、漏液検知ユニットU〜Uの漏液検知部70の始端71からの接続順を示す検知ユニット番号Nが大きくなるに従って制限電流値Ipは小さくなる(Ip>Ipm+1)。本実施形態の漏液検出装置100では、定電流素子Dは、アノードを向かい合わせて定電流ダイオード11a,11bを逆直列に接続して構成している。定電流素子Dの構成については、後で詳細に説明する。
導電線61、62は、漏液がない場合には非導通で、漏液が発生した際に漏液によって相互に導通するものである。導電線61、62は、例えば、吸湿性の絶縁皮膜等で覆った銅線を撚り合わせたもので構成してもよい。
図1、図2に示すように、漏液検知部70は、漏液検知ユニットUの末端側の端部である導電線61,62の末端側の端部61e,62eを漏液検知ユニットUm+1の始端側の端部である始端側端子13,15に順次接続することにより構成されている。そして、漏液検知部70の始端71から1番目の漏液検知ユニットUの始端側端子13,15は、漏液検知部70の始端71を構成し、漏液検知部70の始端71から5番目の漏液検知ユニットUの導電線61,62の末端側の端部61e,62eは漏液検知部70の末端72を構成する。漏液検知部70の始端71を構成する漏液検知ユニットUの始端側端子13,15は、絶縁被覆線63を介して電源81に接続されている。電源81と漏液検知ユニットUの一方の始端側端子13との間には、電流センサ82が接続されている。また、漏液検知部70の末端72は開放されている。
電源81は、所定の電圧値V0を出力する交流の定電圧電源である。電源81は、例えば、交流100Hz、出力電圧10V程度のものでもよい。電流センサ82は、交流の電流値を検出する交流の電流検出器である。判定部90は、内部にCPU91とメモリ92と、電源81と電流センサ82とが接続される入力インターフェース93と、CPU91の演算結果を出力する出力インターフェース94とを備えるコンピュータである。CPU91と、メモリ92と、入力インターフェース93と、出力インターフェース94とはデータバス95で接続されている。メモリ92には、後で説明する各定電流素子(D〜D)の各ピンチオフ電流値(Ip〜Ip)が格納されている。電源81は判定部90の指令によって動作する。
<定電流ダイオードの特性>
先に説明したように、図1に示す漏液検出装置100の定電流素子Dは、2つの定電流ダイオード11a,11bを逆直列に接続したものである。以下、図3を参照しながら理想的な定電流ダイオードCRD(Current Regulative Diode)の端子間電圧に対する端子間電流、端子間抵抗の特性について説明する。
定電流ダイオードCRDは、カソード側端子とアノード側端子との間の端子間の電圧値(以下、端子間電圧値という)が変化しても常に端子間に一定の電流を流すことができる半導体素子である。図3に示すように、カソード側端子とアノード側端子との間に正方向の電圧を掛け、端子間電圧値をゼロから上昇させていくと、図2中に実線で示すように、ピンチオフ電圧値Vpに達するまでの間、端子間の電流値(以下、端子間電流値という)は端子間電圧値に比例して上昇していく。ピンチオフ電圧値Vpは、端子間電流値が後で説明するピンチオフ電流値Ipとなる電圧値である。端子間電圧値がゼロからピンチオフ電圧値Vpまでの領域を非飽和領域、という。非飽和領域では、図3中に一点鎖線で示すように、端子間抵抗値は小さく、大きさが一定の低抵抗値RLとなっている。
図3中に実線で示すように、端子間電圧値がある電圧値に到達すると端子間電流値は一定の電流値になる。この電流値をピンチオフ電流値Ipという。また、ピンチオフ電流値Ipとなる端子間電圧値をピンチオフ電圧値Vpという。
図3中に実線で示すように、端子間電圧値がピンチオフ電圧値Vpを超えると端子間電流値は一定のピンチオフ電流値Ipに保持される。この領域を飽和領域という。図3中に一点鎖線で示すように、飽和領域では、端子間抵抗値は端子間電圧値に略比例して増加するので、端子間電流値は端子間電圧値が増加しても一定のピンチオフ電流値Ipに保たれる。
また、カソード側端子とアノード側端子との間に負方向の電圧を掛けると、端子間電圧値の絶対値に比例して大きな電流が流れる。
以上説明したように、定電流ダイオードCRDは、正方向に端子間電圧が掛かると端子間電流がピンチオフ電流値Ipに制限され、逆方向に端子間電圧が掛かると、逆方向に電流が流れる特性を持っている。このため、交流電源を用いた回路において、正負両方向に端子間電流値をピンチオフ電流値Ipに制限する定電流素子を構成するには、図1に示すように、同一のピンチオフ電流値Ipの定電流ダイオードCRDを逆直列に接続することが必要となる。定電流ダイオードCRDを逆直列に接続した定電流素子は、図4に示すように正負両方向の端子間電流値を制限することができる。
<定電流素子の構成>
先に説明したように、定電流素子Dの制限電流値Ipは、それぞれ異なっており、漏液検知ユニットU〜Uの検知ユニット番号Nが大きくなるに従って小さくなる(Ip>Ipm+1)ように構成される。したがって漏液検知ユニットU〜Uの定電流素子D〜Dのピンチオフ電流値Ip〜Ipは、図5に示すように、Ip>Ip>Ip>Ip>Ipの順に小さくなっている。同様に、ピンチオフ電圧値Vp〜Vpは、Vp>Vp>Vp>Vp>Vpの順に小さくなっている。
<漏液検出装置の動作原理>
次に、図6から図8を参照しながら漏液が発生した際の漏液検出装置100の動作原理について説明する。以下の説明では、検知ユニット番号N=mの漏液検知ユニットUで漏液が発生したものとして説明する。漏液が発生するまでの間は、漏液検知ユニットU〜Uの導電線61、62の間は絶縁されているので電源81と導電線61、62との間には閉回路が形成されず、電流は流れていない。この場合、漏液検知部70の始端71を構成する漏液検知ユニットUの始端側端子13、15の間の電圧値(以下、始端電圧値という)は、電源81の出力電圧値であるV0となっている。
図6に示すように、漏液検知ユニットUの導電線61,62の間に漏液によって漏液部分65が形成されると、漏液部分65を介して導電線61、62が導通する。これにより、電源81、漏液検知ユニットUから漏液検知ユニットUの定電流素子D1〜と導電線61、漏液部分65、漏液検知ユニットUから漏液検知ユニットUの接続線12と導電線62、電源81の閉回路が形成され、この閉回路に電流が流れ始める。閉回路に流れる電流値は、漏液検知ユニットU〜Uの各定電流素子D〜Dの各ピンチオフ電流値Ip〜Ipの内で一番小さいIpに制限される。漏液部分65の抵抗値をRWとすると、Ipのピンチオフ電流が流れると、漏液部分65の電圧降下ΔVWは、下記の式(1)のようになる。
Figure 0006907150
また、漏液検知ユニットU〜Um−1の各定電流素子D〜Dm−1にもIpのピンチオフ電流が流れる。図7の点Pに示すように、この際の各定電流素子DからDm−1の各端子間電圧値はVpからVpm−1よりも低い電圧値となっているので、各定電流素子D〜Dm−1は、端子間電流値と端子間電圧値とが比例関係にある非飽和領域で動作している。非飽和領域では、各定電流素子DからDm−1の抵抗値は大きさが一定の低抵抗値RL〜RLm−1となっている。このため、漏液検知ユニットU〜Um−1の定電流素子DからDm−1の電圧降下ΔV1は、下記の式(2)のようになる。ここで、Nは、検知ユニット番号である。
Figure 0006907150
図7に示すように、漏液検知ユニットUの定電流素子Dは、端子間電流値をピンチオフ電流値Ipに制限する飽和領域にある点Qで動作している。この飽和領域では、定電流素子Dの抵抗値は、端子間電圧値によって変化するRH(V)となっている。漏液検知ユニットUの始端側端子13、15には、定電圧源である電源81により電圧値V0の一定の始端電圧が印加されているので、漏液検知ユニットUの定電流素子Dは、端子間電圧値ΔVが(V0−ΔV1-ΔVW)となるように抵抗値RHが変化して端子間電流値をIpに保持する。
Figure 0006907150
であるから、RHは、
Figure 0006907150
となる。
この結果、図8に示すように、始端電圧の電圧値V0は、漏液検知ユニットU〜Um−1の間の電圧降下ΔV1と、漏液検知ユニットUの端子間電圧値ΔVと、漏液部分65の電圧降下ΔVWのように分圧され、閉回路に流れる電流値は、一定のIpとなる。従って、電流センサ82で検出した電流値がIpの場合、定電流素子Dを含む漏液検知ユニットUを漏液発生箇所と特定することができる。
<漏液検出装置の動作>
次に図9から図15を参照して漏液検出装置100の動作について説明する。漏液検出装置100は、図9のステップS101から104に示す漏液検知動作の後、図9のステップS105、S106に示す定電流素子の飽和判定動作を行い、定電流素子が飽和となっている場合に図9のステップS107で漏液の発生した漏液検知ユニットの特定動作を行う。先に説明したように、漏液検出装置100は、漏液検知ユニットUの定電流素子Dが飽和領域で動作した際のピンチオフ電流値Ipにもとづいて漏液の発生した漏液検知ユニットを特定するものである。しかし、漏液が発生しても通電電流値は一気にピンチオフ電流値Ipに上昇するのではなく、ゼロからピンチオフ電流値Ipまでゆっくりと上昇していく。この際、通電電流値はIpよりも小さいIpm+1、Ipm+2・・・を通過してくる。このため、飽和の判定を行わずに漏液箇所の特定を行うと、実際に漏液の発生した漏液検知ユニットUよりも末端側の漏液検知ユニットUm+1、Um+2を漏液発生箇所として誤特定してしまう場合がある。そこで、漏液検出装置100では、定電流素子の飽和判定動作を行い、定電流素子が飽和となっている場合に漏液の発生した漏液検知ユニットの特定が可能と判定して漏液検知ユニットの特定動作を行う。以下、各動作の詳細について説明する。
先に説明したように、漏液が発生するまでの間は、漏液検知ユニットU〜Uの導電線61,62の間は絶縁されているので閉回路が形成されず電流は流れていない。このため、導電線61,62の間の電圧値は、電源81の出力電圧値であるV0となっている。図10に示すように、漏液が発生する時刻t1以前の電流センサ82の検出する通電電流値はゼロ、始端電圧値は電源81の電圧値であるV0となっている。
図9のステップS101に示すように、判定部90は、電流センサ82で漏液検知部70の通電電流値を検出し、図9のステップS102に進んで検出した通電電圧値と所定値Ip以上かどうか判断する。ここで、所定値Ipは、漏液が発生しているかどうかを判定する閾値である。所定値Ipは、ピンチオフ電流値が最小となる末端(N=5)の漏液検知ユニットUの定電流素子Dのピンチオフ電流値Ipよりも小さく、ゼロよりも大きい値であればよく、例えば、所定値IpはIpの半分の電流値としてもよい。図10に示す時刻ゼロでは、電流は流れていないので、判定部90は、ステップS102でNOと判断して図9のステップS103で漏液未検出として図9のステップS101に戻り、漏液検知部70の通電電流値の監視を継続する。
図10に示す時刻t1に漏液が発生すると、漏液が導電線61,62の吸湿性の絶縁皮膜の中に浸み込んでくる。これにより、漏液検知ユニットUの導電線61,62の間が導通し、電流センサ82で検出する漏液検知部70の通電電流値が上昇する。漏液の導電線61,62への浸み込みはゆっくりと進むので、最初は導通抵抗が大きく、漏液検知ユニットUの導電線61,62の間の通電電流値は非常に小さい値となる。このため、図10の時刻t2までの間は、電流センサ82で検出する漏液検知部70の通電電流値は所定値Ip以上とならず、判定部90は、ステップS102でNOと判断し、図9のステップS101からS103を繰り返して実行している。
図10の時刻t1からt2の間、漏液の導電線61,62への浸み込み量が増加するにつれて導電線61,62の間の通電抵抗が小さくなり、導電線61,62の間の通電電流値が次第に大きくなってくる。そして、図10の時刻t2に電流センサ82で検出した通電電流値が所定値Ipに達すると、判定部90は、図9のステップS102でYESと判断して図9のステップS104に進み、漏液を検知する。そして、判定部90は、図9のステップS105に進み、漏液検知ユニットUの定電流素子Dが飽和になっているかどうかの判定動作を行う。
以下、判定部90が図10の時刻t3に定電流素子Dの飽和判定動作を行う場合について説明する。図10に示す時刻t3では、漏液によって漏液検知ユニットUの導電線61,62の間に形成された漏液部分65の抵抗値RWは、まだ非常に大きく、式(1)で計算される漏液部分65の電圧降下ΔVWが非常に大きい。このため、図12の電圧分布に示すように、漏液検知ユニットUの定電流素子Dの端子間電圧はピンチオフ電圧値Ipに達せず定電流素子Dは非飽和状態となっており、抵抗値は大きさが一定の低抵抗値RLとなっている。ピンチオフ電圧値がIpよりも小さい漏液検知ユニットU〜Um−1の定電流素子D〜Dm−1も同様に非飽和状態で、その抵抗値は大きさが一定の低抵抗値RL〜RLm−1となっている。
従って、図10に示す時刻t3では、図11に示す漏液部分65によって形成される閉回路は下記の式(5)に示す抵抗値を持つものとなる。
Figure 0006907150
始端電圧値をV0とすると、定電流素子D〜D、漏液部分65に流れる電流値は下記の式(6)に示すようになる。
Figure 0006907150
この際、定電流素子D〜Dは、図13の示す点Rで動作しており、漏液検知部70の電圧電流特性は図13の実線aに示すようになる。従って、漏液検知部70への印加電圧を変化させると、通電電流値は図13の実線a沿って変化する。つまり、漏液検知ユニットU〜Uの定電流素子D〜Dが全て非飽和状態の場合には、漏液検知部70への印加電圧を変化させると通電電流値は変化する。一方、いずれか一つの漏液検知ユニットUの定電流素子Dが飽和状態になると、定電流素子Dが図7に示すQ点で動作して通電電流値をIpに制限するので漏液検知部70への印加電圧を変化させても通電電流値は変化しなくなる。
従って、全ての定電流素子Dが非飽和状態の場合には、図14に示すように、印加電圧をΔVだけ変化させると通電電流値の変化量ΔIが、ある大きさの値となる。一方、いずれか一つの定電流素子Dが飽和状態の場合には、図15に示すように、漏液検知部70への印加電圧をΔVだけ変化させても通電電流値の変化量ΔIはゼロとなる。
そこで、判定部90は、電源81の出力電圧を変化させて漏液検知部70への印加電圧をΔVだけ変化させ、電流センサ82によってその際の漏液検知部70の通電電流値を検出し、通電電流値の変化量ΔIに基づいて、いずれか一つの定電流素子Dが飽和状態になっているかどうかを判定する。
判定部90は、電源81の出力電圧を変化させて漏液検知部70への印加電圧をΔVだけ変化させた際の通電電流値の変化量ΔIの絶対値が第1閾値未満の場合にいずれか一つの定電流素子Dが飽和状態にあると判定し、第1閾値以上の場合には全ての定電流素子Dが非飽和状態と判定する。第1の閾値は、例えば、ピンチオフ電流値Ipの5〜10%程度としてもよいし、ピンチオフ電流値Ipが最小となる末端側の漏液検知ユニットUの定電流素子Dのピンチオフ電流値Ipの10%程度としてもよい。
また、判定部90は、漏液検知部70への印加電圧の変化量ΔVと、通電電流値の変化量ΔIに基づいて、漏液検知部70の電圧電流特性の傾き=ΔI/ΔVを計算し、この傾きが第2閾値未満の場合にいずれか一つの定電流素子Dが飽和状態にあると判定し、第2閾値以上の場合には全ての定電流素子Dが非飽和状態と判定してもよい。
また、判定部90は、ΔI/ΔVに代えて、逆数のΔV/ΔIを算出して定電流素子Dの飽和の判定を行ってもよい。
図10の時刻t3では、漏液検知部70の電圧電流特性は、図13に示す実線aの状態であり、漏液検知部70への印加電圧を変化させると通電電流値が変化する。従って、図3の時刻t3では、判定部90は、図9のステップS106でNOと判断してステップS109に進み、漏液箇所判定中として図9のステップS101に戻って電流センサ82によって通電電流値の監視を続ける。
時間が経過すると、漏液の導電線61,62への浸み込み量が増加し、導電線61,62の間の通電抵抗が小さくなってくる。すると、図12に示す漏液部分65の電圧降下ΔVWが次第に小さくなり、定電流素子Dの端子間電圧ΔVmが次第に大きくなってくる。そして、定電流素子Dの端子間電圧ΔVmがピンチオフ電圧値Vpに達すると、定電流素子Dは飽和状態となり、通電電流値はピンチオフ電流値Ipに制限される。定電流素子Dが飽和状態となった以降、導電線61,62の間の通電抵抗が更に小さくなっても、定電流素子Dの抵抗値RHが変化して通電電流値はIpに保持される。そして、図10の時刻t4以降は、図6から図8に示す状態となり、定電流素子Dは、図7に示すQ点で動作し、定電流素子D〜Dm−1は、図7に示す点Pで動作する。
したがって、図10に示す時刻t2からt4までの間は、判定部90は、図9のステップS106でNOと判断して図9のステップS101、S102、S104〜S106、S109を繰り返し実行する。そして、判定部90は、図10の時刻t4において図9のステップS106でYESと判断し、漏液の発生した漏液検知ユニットUの特定が可能と判定して図9のステップS107に進み、漏液の発生した漏液検知ユニットを特定する。
図9のステップS107において、判定部90は電流センサ82によって取得した通電電流値とメモリ92に格納している各定電流素子D〜Dの各ピンチオフ電流値Ip〜Ipとを比較し、通電電流値といずれかのピンチオフ電流値Ip〜Ipとの差が±ΔIsとなっているかどうかを判断する。ΔIsは、所定の範囲であり、例えば、ピンチオフ電流値Ipの5〜10%程度としてもよいし、ピンチオフ電流値Ipが最小となる末端側の漏液検知ユニットUの定電流素子Dのピンチオフ電流値Ipの10%程度としてもよい。
そして、判定部90は、電流センサ82で検出した通電電流値との差が±ΔIsの範囲にあるピンチオフ電流値Ipを含む漏液検知ユニットUを漏液の発生した漏液検知ユニットと特定する。
判定部90は、図9に示すステップS108に進んで、出力インターフェース94を介して漏液発生信号と漏液箇所信号とを外部に出力する。出力インターフェース94を介して接続された表示装置(図示せず)には、「漏液発生、漏液箇所:検知ユニット番号3」のように表示される。また、出力インターフェース94を介して接続された漏液警告ランプ(図示せず)が点灯される。
以上説明したように、実施形態の漏液検出装置100は、制限電流値が異なる定電流素子D〜Dを含む漏液検知ユニットU〜Uを定電流素子D〜Dの制限電流値が始端から末端に向かう接続順に従って小さくなるように複数直列に接続し、電流センサ82の検出した通電電流値と定電流素子D〜Dの制限電流値Ip〜Ipとを比較して漏液の発生した漏液検知ユニットを特定するので、簡便な構成で漏液箇所の検出信頼性を向上させることができる。
<実施形態の補足>
以上説明した実施形態の漏液検出装置100では、図2を参照して説明したように、ノードNDの定電流素子Dは、アノードを向かい合わせてピンチオフ電流値Ipが同一の定電流ダイオード11a、11bを逆直列に接続したものとして説明したが、定電流素子Dの構成はこれに限らず、図16(a)に示すように、定電流ダイオード11a,11bの接続方向を図2に示す状態と反対にカソードを向かい合わせて逆直列に接続してもよい。また、図16(b)、図16(c)に示すように、2本の接続線12にそれぞれ1つずつ定電流ダイオード11a,11bを同一方向に配置し、漏液が発生した際の電流の流れに対して2つの定電流ダイオードが逆直列となるようにしてもよい。更に、図16(d)に示すように、どちらか一方の接続線12にのみ定電流ダイオード11aを介在して配置してもよい。この場合、電源81は、直流定電圧電源を用いて構成してもよい。更に、定電流ダイオード11a,11bを用いず、図4に示すような電圧電流特性を有する電気回路をIC等で構成した定電流素子回路22を用いてもよい。
このように、検出対象の液体に応じてノードNの定電流素子Dの配置を様々に変更することにより、検出対象の液体に応じた漏液検出を行うことができる。
また、実施形態の漏液検出装置100では、定電流素子Dは、正方向の制限電流値の絶対値と負方向の制限電流値の絶対値とが同一であることとして説明したが、これに限らず、図17に示すように正方向の制限電流値の絶対値と負方向の制限電流の絶対値とが異なる定電流素子を用いてもよい。
この場合、正方向の通電電流値と負方向の通電電流値とが異なるので、導電線61、62に電蝕が発生する場合がある。そこで、電源81からの正方向の電流を出力する時間と負方向の電流を出力する時間を異なる長さとし、図18に示すプラス領域の面積(左下がりハッチングで示す)とマイナス領域の面積(右下がりハッチングで示す)とを同一とする。これにより、電源81から出力される交流電流の導電線61,62の正方向の通電電荷量と負方向の通電電荷量とが等しくなり、導電線61,62での電蝕の発生を抑制することができる。
また、図19に示すように、定電流素子Dの制限電流値は、始端から末端に向かう接続順に従って検知ユニット番号Nが増加するにつれて等差級数的に小さくなることとしてもよい。例えば、Ip〜Ipを、5.0(mA)、4.5(mA)、4.0(mA)・・・のように、検知ユニット番号Nが1増加するにつれてピンチオフ電流値Ipが0.5mAずつ小さくなるようにしてもよい。
この場合、定電流素子Dの制限電流値の誤差を絶対値、例えば、±0.2(mA)のように設定することにより、電流センサ82によって検出した通電電流値と定電流素子Dの制限電流値によって漏液が発生した漏液検知ユニットUを特定する場合の所定の範囲を、例えば、±0.3(mA)のように絶対値として規定することができる。このため、各定電流素子D〜Dで上記の所定の範囲を絶対値で一定にすることができる。
また、図20に示すように、定電流素子Dの制限電流値は、始端から末端に向かう接続順に従って検知ユニット番号Nが増加するにつれて等比級数的に小さくなるようにしてもよい。例えば、Ip〜Ipを、5.0(mA)、5.0×0.9=4.5(mA)、5.0×0.9=4.05(mA)・・・のように、検知ユニット番号Nが1増加するにつれてピンチオフ電流値Ipを0.9倍にしてもよい。
この場合、定電流素子Dの制限電流値の誤差を相対値、例えば、Ip×4%のようにIpに対する相対値或いは比率として設定することにより、電流センサ82によって検出した通電電流値と定電流素子Dの制限電流値によって漏液が発生した漏液検知ユニットUを特定する場合の所定の範囲を、例えば、Ip×10%のように相対値或いは比率として規定することができる。このため、各定電流素子D〜Dで上記の所定の範囲を相対値或いは比率で一定にすることができる。
<他の実施形態の漏液検出装置>
次に、図21から図27を参照しながら他の実施形態の漏液検出装置200,300,400,500について説明する。先に図1から図15を参照して説明した実施形態の漏液検出装置100と同様の部分には同様の符号を付して説明は省略する。
図21に示す漏液検出装置200は、導電線61の側の接続線12の間に定電流素子Dを配置したノードNDを含む漏液検知ユニットUと、導電線62の側の接続線12の間に定電流素子Dm+1を配置したノードNDm+1を含む漏液検知ユニットUm+1を始端71から末端72に向かって交互に直列に接続して漏液検知部70を構成したものである。
本実施形態の漏液検出装置200は、漏液検出装置100と同様の動作により同様の効果を奏するものである。
図22に示す漏液検出装置300は、一対の導電線61,62からなり、漏液が接触すると電流が流れる始端側漏液検知帯66を含み、電源81は、始端側漏液検知帯66を介して漏液検知部70の始端71に接続されている。
始端側漏液検知帯66の領域において漏液が発生した場合、通電電流は、電源81、始端側漏液検知帯66の導電線61、漏液部分65、始端側漏液検知帯66の導電線62、電源81の閉回路を流れるので、電流センサ82によって検出する通電電流値は、定電流素子D〜Dの制限電流値に制限されない。したがって、判定部90は、図23のステップS201、S202に示すように、電流センサ82で検出した通電電流値が、制限電流値の最大値である始端71側(検知ユニット番号N=1)の漏液検知ユニットUの定電流素子Dのピンチオフ電流値Ipを超えた場合に、始端側漏液検知帯66を漏液発生箇所と特定する。なお、電流センサ82で検出した通電電流値が、Ip以下の場合には、判定部90は、図9を参照して説明したと同様、図23のステップS101からS104に示す漏液検知動作の後、図23のステップS105、S106に示す定電流素子の飽和判定動作を行い、定電流素子が飽和となっている場合に図23のステップS107で漏液の発生した漏液検知ユニットの特定動作を行う。
本実施形態の漏液検出装置300は、漏液検知部70と電源81との間で漏液が発生した場合でも漏液箇所の特定を行うことができる。
図24に示す漏液検出装置400は、漏液検知部75と、電源81と、電流センサ82と、判定部90とを備えている。漏液検知部75は、一対の導電線61,62からなり、導電線61,62の間に漏液が接触すると電流が流れる始端側漏液検知帯66と、一対の導電線61,62からなり、導電線61,62の間に漏液が接触すると電流が流れる末端側漏液検知帯67と、始端側漏液検知帯66と末端側漏液検知帯67の間に接続されて末端側漏液検知帯67の通電電流値を制限電流値に制限する定電流素子Dを有するノードNDとで構成されている。電源81は、漏液検知部75の始端79を構成する始端側漏液検知帯66の始端側の端部66a,66bに接続されている。また、漏液検知部75の末端72は開放されている。電流センサ82は漏液検知部75の通電電流値を検出する。ノードND、定電流素子Dの構成は、図2を参照して説明した漏液検出装置100のノードNDm、定電流素子Dと同様の構成である。
漏液検出装置400では、定電流素子Dは、末端側漏液検知帯67の通電電流値のみを制限電流値に制限するので、判定部90は、図25のステップS201からS203に示すように、電流センサ82で検出した通電電流値が、定電流素子Dのピンチオフ電流値Ipを超えた場合に、始端側漏液検知帯66を漏液発生箇所と特定し、定電流素子Dのピンチオフ電流値Ip以下の場合に、末端側漏液検知帯67を漏液発生箇所と特定する。
本実施形態の漏液検出装置400は、簡便な構成で始端側漏液検知帯66または末端側漏液検知帯67のいずれで漏液が発生したかを特定することができる。
図26に示す漏液検出装置500は、図1から図15を参照して説明した漏液検出装置100の漏液検知部70の末端72である導電線61,62の各末端側の端部61e,62eの間に終端抵抗68を接続したものである。
本実施形態の漏液検出装置500は、漏液の発生していない状態でも、電源81、漏液検知ユニットU〜Uの定電流素子D1〜と導電線61、終端抵抗68、漏液検知ユニットUから漏液検知ユニットUの接続線12と導電線62、電源81の閉回路が形成される。この閉回路には、漏液検知部70の最小のピンチオフ電流値である定電流素子Dのピンチオフ電流値Ip未満の電流を常時流すことができる。
そこで、判定部90は、図27のステップS301、S302に示すように、電流センサ82で検出した通電電流値が断線検知閾値未満の場合に漏液検知部70の断線を検出することができる。ここで、断線検知閾値は、最小のピンチオフ電流値である定電流素子Dのピンチオフ電流値Ip未満でゼロ以上の値であればよいが、例えば、Ipの50%程度の値としてもよい。
また、終端抵抗68に代えて終端定電流ダイオードを接続してもよい。この際、終端定電流ダイオードのピンチオフ電流値は、漏液検知部70の最小のピンチオフ電流値である定電流素子Dのピンチオフ電流値Ip未満とする。
本実施形態の漏液検出装置500は、漏液検出装置100の作用、効果に加え、漏液検知部70の断線を検出することができる。
11a,11b 定電流ダイオード、12 接続線、13,15 始端側端子、14,16 末端側端子、22 定電流素子回路、60 漏液検知帯、61,62 導電線、61e,62e,66a,66b 端部、63 絶縁被覆線、65 漏液部分、66 始端側漏液検知帯、67 末端側漏液検知帯、68 終端抵抗、70,75 漏液検知部、71,76 始端、72,77 末端、81 電源、82 電流センサ、90 判定部、91 CPU、92 メモリ、93 入力インターフェース、94 出力インターフェース、95 データバス、100,200,300,400,500 漏液検出装置、CRD 定電流ダイオード、D,D-D,D 定電流素子、Ip〜Ip,Ip ピンチオフ電流値(制限電流値)、Ip 所定値、N 検知ユニット番号、ND,ND〜ND,ND ノード、P,Q,R 点、RH,RW 抵抗値、RL〜RL 低抵抗値、U〜U,U 漏液検知ユニット、Vp〜Vp,Vp ピンチオフ電圧値。

Claims (15)

  1. 一対の導電線からなり、前記導電線の間に漏液が接触すると電流が流れる漏液検知帯と、前記漏液検知帯に接続されて前記漏液検知帯の通電電流値を制限電流値に制限する定電流素子を有するノードと、を含む漏液検知ユニットを複数直列に接続した漏液検知部と、
    前記漏液検知部の始端に接続されて、前記漏液検知部に電圧を印加する電源と、
    前記漏液検知部の通電電流値を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部の検出した通電電流値から漏液の発生した前記漏液検知ユニットを判定する判定部と、を備える漏液検出装置であって、
    各前記漏液検知ユニットの各前記定電流素子の制限電流値はそれぞれ異なっており、
    前記判定部は、前記電流検出部の検出した通電電流値と前記定電流素子の制限電流値とを比較して漏液の発生した前記漏液検知ユニットを特定すること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  2. 請求項1に記載の漏液検出装置であって、
    前記漏液検知ユニットの前記ノードは、
    一対の始端側端子と、
    前記漏液検知帯の一対の前記導電線がそれぞれ接続される一対の末端側端子と、
    前記始端側端子と前記末端側端子とを並列に接続する一対の接続線と、を含み、
    前記定電流素子は、いずれか一方または両方の前記接続線に介在して配置されていること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  3. 請求項1または2に記載の漏液検出装置であって、
    各前記漏液検知ユニットの前記定電流素子の制限電流値は、前記電源に接続される始端から末端に向かう接続順に従って小さくなること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の漏液検出装置であって、
    前記判定部は、前記電流検出部で検出した通電電流値と、一の前記漏液検知ユニットの前記定電流素子の制限電流値との差が所定の範囲内の場合に、一の前記漏液検知ユニットを漏液発生箇所と特定すること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の漏液検出装置であって、
    前記判定部は、前記電流検出部で検出した通電電流値が所定の値以上の場合に漏液検知と判定すること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  6. 請求項5に記載の漏液検出装置であって、
    前記判定部は、漏液検知と判定した場合に、前記電源の出力電圧を変化させて前記電流検出部で前記漏液検知部の通電電流値の変化量を検出し、
    前記変化量に基づいて、通電電流値から漏液の発生した前記漏液検知ユニットの特定が可能か判定すること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  7. 請求項6に記載の漏液検出装置であって、
    前記判定部は、前記変化量の絶対値が所定の第1閾値未満の場合に、通電電流値から漏液の発生した前記漏液検知ユニットの特定が可能と判定すること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  8. 請求項6に記載の漏液検出装置であって、
    前記判定部は、
    前記電源の出力電圧の変化量と前記電流検出部で検出した通電電流値の変化量とに基づいて前記漏液検知部の電圧電流特性の傾きを算出し、
    前記傾きが所定の第2閾値未満の場合に、通電電流値から漏液の発生した前記漏液検知ユニットの特定が可能と判定すること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  9. 請求項6から8のいずれか1項に記載の漏液検出装置であって、
    前記判定部は、
    前記電流検出部で検出した通電電流値から漏液の発生した前記漏液検知ユニットの特定が可能と判定した場合に、
    前記電流検出部で検出した通電電流値と、一の前記漏液検知ユニットの前記定電流素子の制限電流値との差が所定の範囲内の場合に、一の前記漏液検知ユニットを漏液発生箇所と特定すること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  10. 請求項3に記載の漏液検出装置であって、
    前記漏液検知部の前記定電流素子の制限電流値は、前記電源に接続される始端から末端に向かう接続順に従って、等差級数的に小さくなり、
    前記判定部は、前記電流検出部で検出した通電電流値と、一の前記漏液検知ユニットの前記定電流素子の制限電流値との差が所定の範囲内の場合に、一の前記漏液検知ユニットを漏液発生箇所と特定すること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  11. 請求項3に記載の漏液検出装置であって、
    前記漏液検知部の前記定電流素子の制限電流値は、前記電源に接続される始端から末端に向かう接続順に従って等比級数的に小さくなり、
    前記判定部は、前記電流検出部で検出した通電電流値と、一の前記漏液検知ユニットの前記定電流素子の制限電流値との差が所定の範囲内の場合に、一の前記漏液検知ユニットを漏液発生箇所と特定すること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  12. 請求項4または5に記載の漏液検出装置であって、
    前記漏液検知ユニットの前記定電流素子は、正方向の制限電流値と負方向の制限電流値とが異なり、
    前記電源が交流電源であり、
    前記判定部は、前記電源から出力される交流電流の正方向の通電電荷量と負方向の通電電荷量とを等しくすること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  13. 請求項4または5に記載の漏液検出装置であって、
    一対の前記導電線からなり、前記導電線の間に漏液が接触すると電流が流れる始端側漏液検知帯を含み、
    前記電源は、前記始端側漏液検知帯を介して前記漏液検知部の始端に接続されており、
    前記判定部は、前記電流検出部で検出した通電電流値が前記漏液検知部の前記定電流素子の制限電流値の最大値よりも大きい場合には前記始端側漏液検知帯を漏液発生箇所と特定すること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  14. 一対の導電線からなり、前記導電線の間に漏液が接触すると電流が流れる始端側漏液検知帯と、一対の前記導電線からなり、前記導電線の間に漏液が接触すると電流が流れる末端側漏液検知帯と、前記始端側漏液検知帯と前記末端側漏液検知帯の間に接続されて前記末端側漏液検知帯の通電電流値を制限電流値に制限する定電流素子を有するノードと、を含む漏液検知部と、
    前記始端側漏液検知帯に接続されて、前記漏液検知部に電圧を印加する電源と、
    前記漏液検知部の通電電流値を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部の検出した通電電流値から前記始端側漏液検知帯または前記末端側漏液検知帯のいずれで漏液が発生したかを判定する判定部と、を備える漏液検出装置であって、
    前記判定部は、前記電流検出部で検出した通電電流値が前記漏液検知部の前記定電流素子の制限電流値よりも大きい場合には前記始端側漏液検知帯を漏液発生箇所と特定し、前記電流検出部で検出した通電電流値が前記漏液検知部の前記定電流素子の制限電流値以下の場合には、前記末端側漏液検知帯を漏液発生箇所と特定すること、
    を特徴とする漏液検出装置。
  15. 請求項14に記載の漏液検出装置であって、
    前記漏液検知部の前記ノードは、
    前記始端側漏液検知帯の一対の前記導電線がそれぞれ接続される一対の始端側端子と、
    前記末端側漏液検知帯の一対の前記導電線がそれぞれ接続される一対の末端側端子と、
    前記始端側端子と前記末端側端子とを並列に接続する一対の接続線と、を含み、
    前記定電流素子は、いずれか一方または両方の前記接続線に介在して配置されていること、
    を特徴とする漏液検出装置。
JP2018084680A 2018-04-26 2018-04-26 漏液検出装置 Active JP6907150B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018084680A JP6907150B2 (ja) 2018-04-26 2018-04-26 漏液検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018084680A JP6907150B2 (ja) 2018-04-26 2018-04-26 漏液検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019191019A JP2019191019A (ja) 2019-10-31
JP6907150B2 true JP6907150B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=68389863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018084680A Active JP6907150B2 (ja) 2018-04-26 2018-04-26 漏液検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6907150B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020085750A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 漏液検出装置
JP2020091133A (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 漏液検出装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5879132A (ja) * 1981-11-05 1983-05-12 Toshiba Corp 漏水検知装置
JPH0544761Y2 (ja) * 1988-12-15 1993-11-15
JP3210116B2 (ja) * 1992-12-29 2001-09-17 タツタ電線株式会社 漏液検知線

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020085750A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 漏液検出装置
JP7004634B2 (ja) 2018-11-29 2022-02-04 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 漏液検出装置
JP2020091133A (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 漏液検出装置
JP7004635B2 (ja) 2018-12-04 2022-02-04 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 漏液検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019191019A (ja) 2019-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5452902B2 (ja) 漏液検知システム及び漏液検知方法
JP6494392B2 (ja) 半導体スイッチング素子における電圧降下の正確な測定
JP6907150B2 (ja) 漏液検出装置
CN104950182A (zh) 电阻测定装置、基板检查装置、检查方法以及维护方法
US20150115974A1 (en) Method for determining maintenance time for contacts, and testing apparatus
CN111006820B (zh) 漏液检测装置
JP7004634B2 (ja) 漏液検出装置
JP4865516B2 (ja) 測定装置
CN110631782B (zh) 漏液检测装置
CN110927465B (zh) 直流电阻测量电路及装置
JP7004635B2 (ja) 漏液検出装置
JP6357384B2 (ja) インピーダンス測定方法およびその測定装置
JP2020052005A5 (ja)
JP2009188225A (ja) 絶縁膜の評価方法および測定回路
KR102086975B1 (ko) 케이블타입 센서를 이용한 화학물질 누액감지장치
CN113677882B (zh) 用于诊断废气传感器的方法
JP2023107032A (ja) 絶縁抵抗検出装置および故障検出方法
CN113820544A (zh) 对地阻抗测量电路、对地阻抗测量方法
KR102549765B1 (ko) 핀홀의 발생 여부 및 발생 위치 검사 장치
JP3019128B2 (ja) 流体漏洩検知装置
JP6038529B2 (ja) 測定装置
JP2012225791A (ja) 抵抗測定装置
JP2007155567A (ja) 電気抵抗の測定方法、及び同装置
JP6240802B1 (ja) 電線検査装置
KR20220167250A (ko) 활선 상태에서 절연저항을 측정하는 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201117

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210528

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6907150

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250