JP6898580B2 - 画像形成システムおよび制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成システムおよび制御方法に関する。
画像形成装置と、一つ以上の後処理装置とを連結して備える画像形成システムが、一般に知られている。このようなシステムにおける用紙の搬送中に、いずれかの装置に異常が発生する場合がある。異常が検知された装置(以下「起因装置」と呼ぶ)は、動作を停止する。
このとき、画像形成システムにおける起因装置以外の装置は、用紙や処理の無駄を発生させないようにそれぞれ制御される。たとえば、特許文献1には、起因装置よりも用紙搬送の上流側に位置する装置(以下「上流装置」と呼ぶ)が、起因装置から異常を通知され、起因装置に対する用紙の搬送を停止する技術が開示されている。
一方で、起因装置よりも用紙搬送の下流側に位置する装置(以下「下流装置」と呼ぶ)は、処理中の用紙を無駄にしないために、用紙の搬送等の動作を継続する場合がある。ここで、たとえば、起因装置と下流装置とに跨って用紙を搬送しているときに、起因装置が停止した場合、起因装置と下流装置とに跨った用紙(以下「跨り用紙」と呼ぶ)は、搬送を停止した起因装置から、搬送を継続する下流装置に引き抜かれる場合がある。
特開2007−210775号公報
しかし、跨り用紙は、その一部が未だ起因装置の内部に位置している。そのため、跨り用紙は、起因装置による全ての処理が完了された用紙(以下「有効紙」と呼ぶ)ではなく、一部の処理が未完了の用紙(以下「無効紙」と呼ぶ)である可能性もある。
下流装置は、跨り用紙が有効紙または無効紙のいずれであるかを知り得ないため、有効紙または無効紙のいずれに対しても、同じ処理を行う。したがって、下流装置は、後に廃棄されるべき無効紙に対しても通常の処理を行うことになり、処理の無駄が発生するという問題がある。
また、搬送が継続された有効紙および無効紙は、同一の排紙トレイに排紙される。したがって、ユーザーは、出力物の中に無効紙が混在しているか否かを確認しなければならない。さらに、ユーザーが無効紙の有無を容易に判断できない場合、印刷をやり直す必要が生じるため、用紙の無駄が発生するという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、起因装置と下流装置とに跨って用紙を正常に搬送しているときに、起因装置が異常により停止した場合、跨り用紙に対する以降の処理を最適化する画像形成システムおよび画像形成システムの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の上記の目的は、下記の手段によって達成される。
(1)第1の装置から、当該第1の装置に連結された第2の装置に用紙を搬送する画像形成システムであって、前記用紙を搬送する搬送部と、前記搬送部により前記第1の装置と前記第2の装置とに跨がって前記用紙を正常に搬送しているときに、前記第1の装置が異常により停止した場合、跨った前記用紙である跨り用紙に対して、前記第1の装置による処理が完了しているか否かを判定し、判定結果を通知する第1制御部と、前記第1制御部から前記判定結果を受信し、前記判定結果に応じて前記第2の装置の動作を制御する第2制御部と、を有する画像形成システム。
(2)第1の装置から、当該第1の装置に連結された第2の装置に用紙を搬送する画像形成システムであって、前記用紙を搬送する搬送部と、前記搬送部により前記第1の装置と前記第2の装置とに跨がって前記用紙を正常に搬送しているときに、前記第1の装置が異常により停止した場合、跨った前記用紙である跨り用紙に対して、前記第1の装置による処理が完了しているか否かを判定する第1制御部と、を有し、前記搬送部は、前記第1の装置が異常により停止した場合、当該第1の装置において動作を停止し、前記跨り用紙に対する前記第1の装置による処理が完了していると前記第1制御部が判定した場合、前記第2の装置において動作を継続し、前記跨り用紙に対する前記第1の装置による処理が完了していないと前記第1制御部が判定した場合、前記第2の装置において動作を停止する画像形成システム。
(3)通常のトレイおよびパージ用のトレイをさらに有し、前記搬送部は、前記第1の装置が異常により停止した場合、当該第1の装置において動作を停止し、前記跨り用紙に対する前記第1の装置による処理が完了していると前記第1制御部が判定した場合、前記第2の装置において動作を継続して、前記跨り用紙を前記通常のトレイに向かう通常の経路で搬送し、前記跨り用紙に対する前記第1の装置による処理が完了していないと前記第1制御部が判定した場合、前記第2の装置において動作を継続して、前記跨り用紙を前記パージ用のトレイに向かうパージ用の経路で搬送する上記(1)に記載の画像形成システム。
(4)前記跨り用紙が前記パージ用の経路で搬送される場合、ユーザーに通知を行うユーザー通知部をさらに有する上記(3)に記載の画像形成システム。
(5)前記搬送部は、前記第1の装置において動作を停止しつつ、前記第2の装置において動作を継続し、前記第1の装置から前記跨り用紙を所定の時間内に引き抜けた場合、前記跨り用紙の搬送を継続し、前記第1の装置から前記跨り用紙を前記所定の時間内に引き抜けなかった場合、前記第2の装置において動作を停止する上記(2)〜(4)のいずれか一つに記載の画像形成システム。
(6)前記第1制御部は、前記跨り用紙の後端が、前記第1の装置における所定の位置を通過している場合、前記第1の装置による処理が完了していると判定し、前記跨り用紙の後端が、前記第1の装置における前記所定の位置を通過していない場合、前記第1の装置による処理が完了していないと判定する上記(1)〜(5)のいずれか一つに記載の画像形成システム。
(7)前記第1の装置は、前記用紙上に画像を定着させる定着部を有し、前記所定の位置は、前記定着部の位置である上記(6)に記載の画像形成システム。
(8)前記第1の装置は、前記用紙を帯電させる電荷制御部を有し、前記所定の位置は、前記電荷制御部の位置である上記(6)に記載の画像形成システム。
(9)前記第1の装置は、前記用紙上の画像を読み取る読取部を有し、前記所定の位置は、前記読取部の位置である上記(6)に記載の画像形成システム。
(10)前記第1の装置は、前記用紙上の画像を測色する測色部を有し、前記所定の位置は、前記測色部の位置である上記(6)に記載の画像形成システム。
(11)第1の装置から、当該第1の装置に連結された第2の装置に用紙を搬送する搬送部を有する画像形成システムの制御方法であって、前記第1の装置が異常により停止した場合、前記第1の装置と前記第2の装置とに跨った前記用紙である跨り用紙の有無を判定するステップ(a)と、前記ステップ(a)において前記跨り用紙があると判定した場合、当該跨り用紙に対して、前記第1の装置による処理が完了しているか否かを判定するステップ(b)と、前記ステップ(b)の判定結果を第1制御部が通知するステップ(h)と、前記ステップ(h)で通知された前記判定結果を第2制御部により受信し、前記判定結果に応じて前記第2の装置の動作を制御するステップ(i)と、を含む制御方法。
(12)第1の装置から、当該第1の装置に連結された第2の装置に用紙を搬送する搬送部を有する画像形成システムの制御方法であって、前記第1の装置が異常により停止した場合、前記第1の装置と前記第2の装置とに跨った前記用紙である跨り用紙の有無を判定するステップ(a)と、前記ステップ(a)において前記跨り用紙があると判定した場合、当該跨り用紙に対して、前記第1の装置による処理が完了しているか否かを判定するステップ(b)と、前記ステップ(b)において、前記跨り用紙に対する前記第1の装置による処理が完了していると判定した場合、前記第1の装置における前記搬送部が動作を停止している状態で、前記第2の装置における前記搬送部の動作を継続し、前記跨り用紙に対する前記第1の装置による処理が完了していないと判定した場合、前記第2の装置における前記搬送部の動作を停止するステップ(c)と、を含む制御方法。
(13)前記ステップ(b)において、前記跨り用紙に対する前記第1の装置による処理が完了していると判定した場合、前記ステップ(i)では、前記第1の装置における前記搬送部が動作を停止している状態で、前記第2の装置における前記搬送部の動作を継続して、前記跨り用紙を通常のトレイに向かう通常の経路で搬送し、
前記ステップ(b)において、前記跨り用紙に対する前記第1の装置による処理が完了していないと判定した場合、前記ステップ(i)では、前記第2の装置における前記搬送部の動作を継続して、前記跨り用紙をパージ用のトレイに向かうパージ用の経路で搬送する上記(11)に記載の制御方法。
(14)前記跨り用紙が前記パージ用の経路で搬送される場合、ユーザーに通知を行うステップ(e)をさらに含む上記(13)に記載の制御方法。
(15)前記第1の装置における前記搬送部の動作を停止しつつ、前記第2の装置における前記搬送部の動作を継続する際に、前記第1の装置から前記跨り用紙を所定の時間内に引き抜けたか否かを判定するステップ(f)と、前記ステップ(f)において、前記第1の装置から前記跨り用紙を前記所定の時間内に引き抜けたと判定した場合、当該跨り用紙の搬送を継続し、前記第1の装置から前記跨り用紙を前記所定の時間内に引き抜けなかったと判定した場合、前記第2の装置における前記搬送部の動作を停止するステップ(g)と、をさらに含む上記(12)〜(14)のいずれか一つに記載の制御方法。
(16)前記ステップ(f)においては、前記跨り用紙の後端が、前記第1の装置における所定の位置を通過している場合、前記第1の装置による処理が完了していると判定し、前記跨り用紙の後端が、前記第1の装置における前記所定の位置を通過していない場合、前記第1の装置による処理が完了していないと判定する上記(15)に記載の制御方法。
(17) 前記第1の装置は画像形成装置であり、前記第2の装置は後処理装置である上記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の画像形成システム。
(18)前記第1の装置は画像形成装置よりも用紙搬送方向下流側の第1の後処理装置であり、前記第2の装置は第2の後処理装置である上記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の画像形成システム。
画像形成システムによれば、起因装置の搬送部により起因装置と下流装置とに跨がって用紙を正常に搬送しているときに、起因装置が異常により停止した場合、跨り用紙に対して、起因装置による処理が完了しているか否かを判定する。したがって、画像形成システムは、跨り用紙の判定結果に基づいて、以降の処理を最適化できるため、処理の無駄が発生することを回避できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。 画像形成装置、加湿装置、読取装置およびステープル装置の概略構成を示すブロック図である。 画像形成装置の制御部の機能構成を示すブロック図である。 画像形成装置が停止した場合の以降の処理を説明するための図である。 読取装置が停止した場合の以降の処理を説明するための図である。 起因装置において実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図6のステップS105に示す、跨り用紙有無判定の処理の手順を示すサブルーチンフローチャートである。 経過時間と跨り用紙の有無との関係を説明するための図である。 図6のステップS107に示す、跨り用紙有効性判定の処理の手順の一例を示すサブルーチンフローチャートである。 下流装置において実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。 下流装置において実行される処理の手順の他の例を示すフローチャートである。 図6のステップS107に示す、跨り用紙有効性判定の処理の手順の他の例を示すサブルーチンフローチャートである。 変形例3において使用されるセンサーについて説明するための図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張され、実際の比率とは異なる場合がある。
まず、画像形成システムおよび各装置の概略構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。図2は、画像形成装置、加湿装置、読取装置およびステープル装置の概略構成を示すブロック図である。
図1および図2に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置10、加湿装置20、読取装置30およびステープル装置40を備える。画像形成装置10、加湿装置20、読取装置30およびステープル装置40は、用紙搬送の上流側から下流側へ順に連結されている。なお、本実施形態では、後処理装置の一例として、加湿装置20、読取装置30およびステープル装置40を示したが、後処理装置の種類および台数は、これらに限定されない。
画像形成装置10は、制御部11、記憶部12、通信部13、搬送部14、操作パネル15、給紙部16、画像形成部17、定着部18および電荷制御部19を備える。これらは、信号をやり取りするためのバスを介して、相互に接続されている。画像形成装置10は、電子写真方式の作像プロセスを用いて、画像データに基づいて、記録材である用紙50上に画像を形成する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)であり、プログラムに従い、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。制御部11の機能構成については、後述する。
記憶部12は、予め各種プログラムや各種データを格納するROM(Read Only Memory)、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、各種プログラムや各種データを格納するハードディスク等から構成される。
通信部13は、他の機器と通信するためのインターフェースであり、加湿装置20、読取装置30およびステープル装置40と、各種データや各種信号等の送受信を行う。また、通信部13は、ネットワークを介して、ユーザーのPC(Personal Computer)や携帯端末等とも、各種データ等を送受信できる。
搬送部14は、複数の搬送ローラー対および駆動モーター(図示なし)を備え、後述する給紙部16から給紙された用紙を各部に搬送する。搬送部14は、用紙搬送の最下流に位置する搬送ローラー対の付近に、排紙センサー14sを備える。排紙センサー14sは、搬送中の用紙50を検知している間、制御部11に、用紙50が通過している旨の通知(以下「用紙通過通知」と呼ぶ)を行うように構成される。
操作パネル15は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備え、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
給紙部16は、用紙50を収容し、1枚ずつ給紙する。給紙部16は、図1に示すように、複数の給紙トレイを備えてもよい。
画像形成部17は、帯電、露光、現像、転写および定着の各工程を含む電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、用紙50上に画像を転写する。
定着部18は、加圧ローラーおよび加熱ローラー(図示なし)を備え、画像形成部17によって画像が転写された用紙50を加圧および加熱し、用紙50上に画像を熱定着させる。
電荷制御部19は、一対の帯電ローラー(図示なし)を備え、定着部18によって画像が定着した用紙50を帯電させ、用紙50同士の貼り付きを抑制する。
続いて、加湿装置20は、制御部21、記憶部22、通信部23、搬送部24(排紙センサー24sを含む)、加湿部25およびサブトレイ26を備える。これらは、信号をやり取りするためのバスを介して、相互に接続されている。なお、制御部21、記憶部22、通信部23および搬送部24は、画像形成装置10の制御部11、記憶部12、通信部13および搬送部14と同様の機能を有するため、その説明を省略する。
加湿部25は、一対の加湿ローラー(図示なし)を備え、画像形成装置10から搬送された用紙50を加湿し、用紙50の湾曲や波打ち、うねり等を低減する。
サブトレイ26は、用紙50を加湿装置20の外部に排紙するためのトレイとして使用される。サブトレイ26は、搬送中に問題が発生した用紙50を排紙するための、パージ用のトレイとしても使用されうる。
続いて、読取装置30は、制御部31、記憶部32、通信部33、搬送部34(排紙センサー34sを含む)、上面読取部35、下面読取部36および測色部37を備える。これらは、信号をやり取りするためのバスを介して、相互に接続されている。なお、制御部31、記憶部32、通信部33および搬送部34は、画像形成装置10の制御部11、記憶部12、通信部13および搬送部14と同様の機能を有するため、その説明を省略する。
上面読取部35は、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサーやCIS(Contact Image Sensor)を備え、加湿装置20から搬送された用紙50の上面に形成された画像を読み取る。上面読取部35は、用紙50の幅方向における全領域の画像を読み取る。
下面読取部36は、CCDラインセンサーやCISを備え、用紙50の下面に形成された画像を読み取る。下面読取部36は、用紙50の幅方向における全領域の画像を読み取る。
測色部37は、たとえば分光測色計を備え、用紙50の上面に形成された画像を測色する。測色部37は、用紙50の幅方向における所定の領域の色を読み取る。
読取装置30では、上面読取部35および下面読取部36が画像を読み取ることによって取得される色情報が、測色部37が画像を測色することによって取得される精緻な色情報に補正されうる。これにより、読取装置30は、画像形成装置10にフィードバックする色情報の精度を向上するように構成される。
続いて、ステープル装置40は、制御部41、記憶部42、通信部43、搬送部44、ステープル部45、サブトレイ46およびメイントレイ47を備える。これらは、信号をやり取りするためのバスを介して、相互に接続されている。なお、制御部41、記憶部42、通信部43および搬送部44は、画像形成装置10の制御部11、記憶部12、通信部13および搬送部14と同様の機能を有するため、その説明を省略する。
ステープル部45は、読取装置30から搬送された用紙50にステープル処理を行う。
サブトレイ46は、サブトレイ26と同様の機能を有し、搬送中に問題が発生した用紙50を排紙するための、パージ用のトレイとして使用されうる。
メイントレイ47は、画像形成システム1による処理が完了した用紙50を、ステープル装置40の外部に排紙するための、通常のトレイとして使用される。
なお、画像形成装置10、加湿装置20、読取装置30およびステープル装置40は、上記の構成要素以外の構成要素を含んでもよく、あるいは、上記の構成要素のうち一部の構成要素を含まなくてもよい。たとえば、画像形成装置10は、画像を読み取る画像読取部などをさらに備えてもよく、読取装置30は、パージ用のトレイとして使用されうるトレイなどをさらに備えてもよい。また、ステープル装置40は、パンチ処理を行うパンチ部や、製本処理を行う製本部などをさらに備えてもよい。
次に、各装置の制御部の機能構成について説明する。
図3は、画像形成装置の制御部の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態では、画像形成装置10の制御部11は、プログラムを読み込んで処理を実行することによって、通知部111、時刻管理部112、異常検知部113、停止部114および判定部115として機能する。
通知部111は、画像形成装置10の各部からの通知を受信する。また、通知部111は、通信部13を介して、画像形成システム1の各装置と通知の送受信を行う。
時刻管理部112は、必要に応じて、時刻を記録する。また、時刻管理部112は、2つの時刻間における経過時間を確認できる。
異常検知部113は、画像形成装置10の各部に発生する異常を検知する。異常検知部113は、たとえば、画像形成装置10の扉に備えられたセンサーから、画像形成装置10の動作中に当該扉が開いてしまったことを通知された場合、異常として検知する。また、異常検知部113は、画像形成装置10の動作中に電源コードが抜けた等の理由で、画像形成装置10に電源が供給されなくなった場合にも、異常として検知する。異常検知部113を含む制御部11は、電源コードから電源が供給されなくなった場合でも、他の装置から画像形成装置10に電源が供給されうる場合や、画像形成装置10の内部に予備電源を備える場合には、処理を継続するように構成されうる。したがって、異常検知部113は、電源コードから電源が供給されなくなった場合でも、異常を検知できる。なお、画像形成装置10の各部に発生する異常の種類は、これらに限定されない。異常検知部113は、たとえば、上記のような、搬送中の用紙50には起因しない異常以外に、各部における用紙50のジャム等に起因する異常も検知できる。
停止部114は、必要に応じて、画像形成装置10の全部または一部の動作を停止させる。たとえば、異常検知部113が、画像形成装置10の動作中に扉が開いた異常を検知した場合、停止部114は、画像形成装置10の動作を停止させる。また、停止部114は、画像形成装置10の全部または一部の動作が停止したことを確認できる。たとえば、異常検知部113が、電源が供給されなくなった異常を検知した場合、停止部114は、画像形成装置10の動作が停止させられたことを確認できる。
判定部115は、必要に応じて、用紙50等についての判定を行う。判定の処理については、後述する。
本実施形態では、加湿装置20の制御部21は、プログラムを読み込んで処理を実行することによって、通知部211、時刻管理部212、異常検知部213、停止部214および判定部215として機能する。また、読取装置30の制御部31も、プログラムを読み込んで処理を実行することによって、通知部311、時刻管理部312、異常検知部313、停止部314および判定部315として機能する。さらに、ステープル装置40の制御部41も、プログラムを読み込んで処理を実行することによって、通知部411、時刻管理部412、停止部414および判定部415として機能する。これらの構成は、制通知部111、時刻管理部112、異常検知部113、停止部114および判定部115とそれぞれ同様に機能するため、その説明を省略する。なお、ステープル装置40は、用紙搬送の最下流に位置するため、制御部41は、必ずしも異常検知部として機能する必要はない。
続いて、本実施形態の画像形成システム1において行われる判定の処理について説明する。
図4は、画像形成装置が停止した場合の以降の処理を説明するための図である。図5は、読取装置が停止した場合の以降の処理を説明するための図である。
図4および図5の例では、画像形成システム1は、各装置の搬送部14、24、34および44により、用紙50を搬送している。まず、図4の用紙搬送の状態で、画像形成装置10が異常により停止した場合の、以降の処理について説明する。
用紙50aは、起因装置(第1の装置)である画像形成装置10に位置している。画像形成装置10の異常により、画像形成装置10の搬送部14が動作を停止すると、用紙50aの搬送は停止される。
用紙50cおよび用紙50dは、起因装置に連結されていない下流装置である読取装置30およびステープル装置40にそれぞれ位置している。読取装置30の搬送部34と、ステープル装置40の搬送部44とは、用紙50cおよび用紙50dを無駄にしないように、動作を継続する場合がある。この場合、用紙50cおよび50dの搬送は継続され、用紙50cおよび50dに対して、以降の処理も継続される。
一方で、用紙50bは、起因装置である画像形成装置10と、起因装置に連結された下流装置(第2の装置)である加湿装置20とに跨って位置している跨り用紙である。跨り用紙は、画像形成装置10と加湿装置20とに跨って用紙50bを正常に搬送しているときに、画像形成装置10が異常により停止することによって発生する。画像形成装置10の異常により、画像形成装置10の搬送部14が動作を停止しても、加湿装置20の搬送部24は、動作を継続する場合がある。この場合、搬送部24は、停止した搬送部14から用紙50bを引き抜こうとする。
しかし、用紙50bは、その一部が未だ画像形成装置10の内部に位置している。したがって、用紙50bのサイズや跨り具合によっては、用紙50bの後端が、定着部18や電荷制御部19を通過し終わっていない場合がある。この場合、用紙50bは、画像形成装置10による一部の処理が完了されていない無効紙になる。用紙50bが無効紙である場合、搬送部24が、停止した搬送部14から用紙50bを引き抜いて搬送すると、用紙50bに対して以降の通常の処理が行われてしまい、処理の無駄が発生する。
そこで、本実施形態では、画像形成装置10の制御部11は、処理の無駄を発生させないように、判定部115として機能する。判定部115は、跨り用紙の有無の判定と、跨り用紙がある場合には、跨り用紙が有効紙または無効紙のいずれであるかの判定とを行う。そして、判定部115が、跨り用紙が無効紙であると判定した場合には、搬送部24は、搬送部14から跨り用紙を引き抜かないように制御される。
画像形成装置10以外の装置の判定部の処理も、上記と同様である。一例として、図5の用紙搬送の状態で、読取装置30が異常により停止した場合の、以降の処理について説明する。
用紙50eおよび用紙50fは、上流装置である画像形成装置10および加湿装置20にそれぞれ位置している。読取装置30の異常により、読取装置30が動作を停止すると、画像形成装置10の搬送部14と、加湿装置20の搬送部24とは、停止した読取装置30にこれ以上用紙50を搬送しないように、動作を停止する。したがって、用紙50eおよび用紙50fの搬送は停止される。
一方で、用紙50gは、起因装置である読取装置30と、起因装置に連結された下流装置であるステープル装置40とに跨って位置している跨り用紙である。読取装置30の異常により、読取装置30の搬送部34は動作が停止しても、ステープル装置40の搬送部44は、動作を継続する場合がある。この場合、搬送部44は、停止した搬送部34から用紙50gを引き抜こうとする。したがって、用紙50gが無効紙である場合、用紙50gに対して以降の通常の処理が行われないように、読取装置30の制御部31は、判定部315として機能する。
(起因装置の処理)
続いて、本実施形態における起因装置の処理の詳細について説明する。
図6は、起因装置において実行される処理の手順を示すフローチャートである。
図6のフローチャートに示されるアルゴリズムは、画像形成装置10、加湿装置20および読取装置30の記憶部12、記憶部22および記憶部32にプログラムとして記憶されており、制御部11、制御部21および制御部31によって実行される。当該プログラムは、起因装置と下流装置とに跨って用紙50を搬送しているときに、起因装置が異常により停止した場合、以降の処理を最適化するように起因装置を制御するものである。以下では、一例として、画像形成装置10が起因装置である場合について説明するが、加湿装置20または読取装置30が起因装置である場合でも、処理は同様である。
図6に示すように、画像形成装置10が用紙50を正常に搬送している状態で、制御部11は、通知部111として、排紙センサー14sから用紙通過通知を受信したか否かを判断する(ステップS101)。
用紙通過通知を受信していない場合(ステップS101:NO)、制御部11は、ステップS103の処理に進む。
用紙通過通知を受信した場合(ステップS101:YES)、制御部11は、時刻管理部112として、当該用紙通過通知の受信を開始した時刻(以下「用紙通過時刻」と呼ぶ)を記録する(ステップS102)。用紙通過時刻は、用紙50の前端が通過した時刻に相当する。制御部11は、たとえば、用紙通過時刻を記憶部12に記憶させることによって、記録してもよい。
続いて、制御部11は、用紙50の搬送中に、異常検知部113として画像形成装置10の異常を検知し、停止部114として画像形成装置10を停止させたか否かを判断する(ステップS103)。
画像形成装置10を停止させていない場合(ステップS103:NO)、制御部11は、ステップS101の処理に戻る。そして、制御部11は、ステップS101〜103の処理を繰り返し、用紙通過通知を受信したか否かの監視と、画像形成装置10の異常を検知したか否かの監視とを継続する。制御部11は、排紙センサー14sから用紙通過通知を受信する度に(ステップS101:YES)、用紙通過時刻を記録する(ステップS102)。制御部11は、最新の用紙通過時刻を古い用紙通過時刻に上書きして記録してもよいし、一定期間分の古い用紙通過時刻を記録させたまま、最新の用紙通過時刻を追加して記録してもよい。
画像形成装置10を停止させた場合(ステップS103:YES)、制御部11は、時刻管理部112として、画像形成装置10が異常により停止した時刻(以下「異常停止時刻」と呼ぶ)を記録する(ステップS104)。制御部11は、たとえば、用紙通過時刻を記憶部12に記憶させることによって、記録してもよい。
なお、ステップS103では、画像形成装置10に電源が供給されなくなった等の異常により、制御部11が、画像形成装置10を自ら停止させるまでもなく、画像形成装置10が、強制的に停止させられる場合もある。そのような場合には、制御部11は、異常検知部113として画像形成装置10の異常を検知すると、停止部114として画像形成装置10が停止させられたか否かを判定して、以降の処理を進める。
続いて、制御部11は、跨り用紙有無判定の処理として、跨り用紙の有無を判定する(ステップS105)。跨り用紙有無判定は、ステップS102で記録された用紙通過時刻と、ステップS104で記録された異常停止時刻とに基づいて行われる。ステップS105の処理の詳細については、後述する。
続いて、制御部11は、ステップS105の跨り用紙有無判定の処理において、跨り用紙があると判定したか否かを確認する(ステップS106)。
跨り用紙があると判定しなかった場合(ステップS106:NO)、すなわち、跨り用紙がないと判定した場合、制御部11は処理を終了する。
跨り用紙があると判定した場合(ステップS106:YES)、制御部11は、跨り用紙有効性判定の処理として、跨り用紙が有効紙または無効紙のいずれであるかを判定する(ステップS107)。ステップS107の処理の詳細については、後述する。
続いて、制御部11は、通知部111として、画像形成装置10に連結された下流装置である加湿装置20に、ステップS107の処理による判定結果を通知する(ステップS108)。そして、制御部11は処理を終了する。
上述したように、跨り用紙が無効紙である場合、停止した搬送部14から跨り用紙が引き抜かれて搬送されると、無効紙に対して以降の通常の処理が行われてしまい、処理の無駄が発生する。そこで、本実施形態では、制御部11が、加湿装置20に通常の処理を継続させないように、判定結果を通知する。
続いて、図6のステップS105の跨り用紙有無判定の処理の詳細について説明する。
図7は、図6のステップS105に示す、跨り用紙有無判定の処理の手順を示すサブルーチンフローチャートである。
図7に示すように、制御部11は、時刻管理部112として、ステップS102で記録された最新の用紙通過時刻と、ステップS104で記録された異常停止時刻とに基づいて、用紙通過時刻から異常停止時刻までの経過時間を確認する(ステップS201)。
続いて、制御部11は、判定部115として、用紙50の前端が排紙センサー14sを通過してから、画像形成装置10と加湿装置20とに跨り始めるまでに要する時間(以下「跨り開始時間」と呼ぶ)を計算する(ステップS202)。記憶部12は、搬送中の用紙50の搬送速度(v)と、排紙センサー14sから加湿装置20の搬送路の入口までの距離(x)との情報を予め記憶している。制御部11は、これらの情報に基づいて、当該距離を搬送速度で除算すること(x/v)によって、跨り開始時間を計算する。
続いて、制御部11は、判定部115として、用紙50の前端が排紙センサー14sを通過してから、画像形成装置10と加湿装置20とに跨り終わるまでに要する時間(以下「跨り終了時間」と呼ぶ)を計算する(ステップS203)。記憶部12は、搬送中の用紙50の搬送速度(v)と、搬送中の用紙50の長さ(p)と、排紙センサー14sから画像形成装置10の搬送路の出口までの距離(y)との情報を予め記憶している。制御部11は、これらの情報に基づいて、当該距離と用紙50の長さとの合計値を搬送速度で除算すること((y+p)/v)によって、跨り終了時間を計算する。
続いて、制御部11は、判定部115として、用紙通過時刻から異常停止時刻までの経過時間が、跨り開始時間より長く、かつ、跨り終了時間より短いか否かを判定する(ステップS204)。ステップS201で確認される経過時間は、実測値であり、ステップS202およびS203で計算される跨り開始時間および跨り終了時間は、計算値であるが、共に、用紙50の前端が排紙センサー14sを通過した時点を起点にした時間である。
経過時間が、跨り開始時間より長く、かつ、跨り終了時間より短い場合(ステップS204:YES)、制御部11は、判定部115として、跨り用紙があると判定する(ステップS205)。そして、制御部11は、図6の処理に戻る。
経過時間が、跨り開始時間より長く、かつ、跨り終了時間より短くない場合(ステップS204:NO)、すなわち、跨り開始時間未満、または、跨り終了時間を超えた場合、制御部11は、判定部115として、跨り用紙がないと判定する(ステップS206)。そして、制御部11は、図6の処理に戻る。
このように、本実施形態の跨り用紙有無判定の処理では、制御部11は、用紙通過時刻から異常停止時刻までの経過時間に基づいて、跨り用紙の有無を判定する。経過時間と跨り用紙の発生の有無との関係について、以下でさらに説明する。
図8は、経過時間と跨り用紙の有無との関係を説明するための図である。
図8は、画像形成装置10が異常により停止したときの、用紙の搬送状態を示す。
(a)は、経過時間が、跨り開始時間と同じか跨り開始時間より短い場合を示す。この場合、用紙50hは、加湿装置20に到達しておらず、制御部11は、跨り用紙がないと判定する。
(b)は、経過時間が、跨り開始時間より長く、かつ、跨り終了時間より短い場合を示す。この場合、用紙50iは、画像形成装置10と加湿装置20に跨っており、制御部11は、跨り用紙があると判定する。
(c)は、経過時間が、跨り終了時間と同じか跨り終了時間より長い場合を示す。この場合、用紙50jは、画像形成装置10から完全に離れており、制御部11は、跨り用紙がないと判定する。
このように、経過時間が、跨り開始時間より長く、かつ、跨り終了時間より短い場合のみ、用紙50は跨り用紙になる。
続いて、図6のステップS107の跨り用紙有効性判定の処理の詳細について説明する。
図9は、図6のステップS107に示す、跨り用紙有効性判定の処理の手順の一例を示すサブルーチンフローチャートである。
図9に示すように、制御部11は、判定部115として、画像形成装置10が異常により停止した際に、跨り用紙である用紙50の後端が、所定の位置を通過しているか否かを判定する(ステップS301)。
所定の位置は、操作パネル15等におけるユーザーの操作によって任意に設定可能であってもよいし、各装置の用紙搬送の最下流に位置する構成(搬送部14を除く)の位置に自動的に設定されてもよい。画像形成装置10が起因装置である場合、所定の位置は、たとえば、ユーザーによって定着部18の位置が設定されてもよいし、画像形成装置10の用紙搬送の最下流に位置する電荷制御部19の位置に自動的に設定されてもよい。あるいは、所定の位置は、画像形成装置10が電荷制御部19による処理を行わない場合には、定着部18の位置に設定されてもよい。
また、所定の位置として設定されうる構成は、搬送中の用紙50を検知している間、制御部11に、用紙通過通知を行うセンサーを付近に備える。制御部11は、当該通知を受信して、用紙50の後端が所定の位置を通過しているか否かを判定できる。
用紙50の後端が、所定の位置を通過していない場合(ステップS301:NO)、制御部11は、判定部115として、用紙50が無効紙であると判定する(ステップS302)。所定の位置を通過するまでは、画像形成装置10による処理の少なくとも一部は、未完了であるとみなせるからである。そして、制御部11は、図6の処理に戻る。
用紙50の後端が、所定の位置を通過している場合(ステップS301:YES)、制御部11は、判定部115として、用紙50が有効紙であると判定する(ステップS303)。そして、制御部11は、図6の処理に戻る。
このように、本実施形態の跨り用紙有効性判定の処理では、制御部11は、用紙の後端が所定の位置を通過したか否かに基づいて、跨り用紙が有効紙であるか否かを判定する。
以上では、画像形成システム1の起因装置の処理について一通り説明した。以下では、ステップS108で、跨り用紙が無効紙である旨を通知された下流装置の処理について説明する。
(下流装置の処理)
本実施形態における下流装置の処理の詳細について説明する。
図10は、下流装置において実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図10のフローチャートに示されるアルゴリズムは、加湿装置20、読取装置30およびステープル装置40の記憶部22、記憶部32および記憶部42にプログラムとして記憶されており、制御部21、制御部31および制御部41によって実行される。当該プログラムは、起因装置と下流装置とに跨って用紙50を正常に搬送しているときに、起因装置が異常により停止した場合、以降の処理を最適化するように下流装置を制御するものである。以下では、一例として、画像形成装置10が起因装置である場合について説明するが、加湿装置20または読取装置30が起因装置である場合でも、処理は同様である。
図10に示すように、起因装置に連結された下流装置である加湿装置20の制御部21は、通知部211として、画像形成装置10から、ステップS108の通知を受信したか否かを判断する(ステップS401)。
通知を受信していない場合(ステップS401:NO)、制御部21は、通知を受信したか否かの監視を継続しながら、通常の処理を継続する。したがって、制御部21は、加湿装置20の各部に通常の動作を継続させる。
通知を受信した場合(ステップS401:YES)、制御部21は、当該通知に含まれる判定結果に基づいて、跨り用紙が有効紙であるか否かを確認する(ステップS402)。
跨り用紙が有効紙でない場合(ステップS402:NO)、すなわち、無効紙である場合、制御部21は、ステップS407の処理に進む。ステップS407の処理については、後述する。
跨り用紙が有効紙である場合(ステップS402:YES)、制御部21は、時刻管理部212として、現在の時刻を記録する(ステップS403)。そして、制御部21は、判定部215として、動作を継続している搬送部24が、停止した画像形成装置10から跨り用紙を引き抜けたか否かを判定する(ステップS404)。
搬送部24が跨り用紙を引き抜けなかった場合(ステップS404:NO)、制御部21は、時刻管理部212として、ステップS403で記録された時刻を基準にした、経過時間を確認する(ステップS405)。そして、制御部21は、判定部215として、経過時間が所定の時間内であるか否かを判定する(ステップS406)。所定の時間は、ユーザーの操作によって任意に設定可能であってもよいし、記憶部22等に記憶された初期値に自動的に設定されてもよい。
経過時間が所定の時間内である場合(ステップS406:YES)、制御部21は、ステップS404に戻る。そして、制御部21は、経過時間が所定の時間を超えるまで、ステップS404〜S406の処理を繰り返す。
搬送部24が跨り用紙を引き抜けないまま、経過時間が所定の時間を超えた場合(ステップS406:NO)、制御部21は、ステップS407の処理に進む。
ステップS402がNOである場合、または、ステップS406がNOである場合、制御部21は、判定部115として、搬送部24の動作を停止させると判定する(ステップS407)。そして、制御部21は、停止部214として、搬送部24の動作を停止させる(ステップS408)。その後、制御部21は処理を終了する。
一方で、搬送部24が跨り用紙を引き抜けた場合(ステップS404:YES)、制御部21は、判定部115として、搬送部24の動作を継続させると判定する(ステップS409)。したがって、搬送部24は、引き抜いた跨り用紙の搬送を継続する。そして、制御部21は処理を終了する。
このように、本実施形態では、制御部21は、跨り用紙が無効紙である場合、搬送部24の動作を停止させる。一方で、制御部21は、跨り用紙が有効紙である場合、搬送部24の動作を一旦は継続させる。
しかし、搬送部24は、動作を継続しても、跨り用紙を必ず引き抜けるわけではない。起因装置である画像形成装置10の異常は、跨り用紙自体のジャムにも起因しうるからである。ジャムによりダメージを受けた跨り用紙が、画像形成装置10に引っかかっていると、搬送部24は、動作を継続しても、跨り用紙を引き抜けない場合がある。また、搬送部24は、跨り用紙を無理に引き抜こうとすると、ジャムの程度を余計に悪化させる場合もある。さらに、搬送部24が動作を継続したままだと、ユーザーが跨り用紙のジャムを処理しづらくなる。そこで、本実施形態では、搬送部24が、跨り用紙を引き抜こうとしても、所定の時間内に引き抜けなかった場合には、制御部21は、跨り用紙が無効紙である場合と同様に、搬送部24の動作を停止させることとした。
以上のように、画像形成システム1によれば、起因装置の搬送部により起因装置と下流装置とに跨がって用紙50を正常に搬送しているときに、起因装置が異常により停止した場合、跨り用紙に対して、起因装置による処理が完了しているか否かを判定する。したがって、画像形成システム1は、跨り用紙の判定結果に基づいて、以降の処理を最適化できるため、処理の無駄が発生することを回避できる。
また、画像形成システム1では、下流装置における搬送部は、跨り用紙の判定結果に基づいて、動作を継続または停止する。したがって、画像形成システム1は、有効紙に対しては通常の処理を継続し、無効紙に対しては通常の処理を継続しない。結果として、画像形成システム1は、出力物の中に無効紙を混在させずに済み、ユーザーの利便性を向上できる。
また、画像形成システム1では、下流装置における搬送部は、動作を継続しても、跨り用紙を必ず引き抜けるわけではない。したがって、下流装置における搬送部は、跨り用紙を所定の時間内に引き抜けなかった場合、動作を停止する。結果として、画像形成システム1は、跨り用紙を無理に引き抜こうとして、ジャムの程度を余計に悪化させたり、ユーザーに跨り用紙のジャムを処理しづらくさせたりしないで済む。
また、画像形成システム1は、起因装置が異常により停止した場合、跨り用紙の後端が所定の位置を通過しているか否かに基づいて、起因装置による処理が完了しているか否かを判定する。したがって、画像形成システム1は、跨り用紙の停止位置さえ確認できれば、跨り用紙に対して行われた処理の状態を確認せずに、跨り用紙の有効性を判定できるため、処理負荷を増加させないで済む。
また、画像形成システム1は、所定の位置を、各装置の用紙搬送の最下流に位置する構成の位置に設定できる。画像形成システム1は、所定の位置を、たとえば、画像形成装置10の最下流に位置する電荷制御部19や、読取装置30の最下流に位置する測色部37に設定できる。したがって、画像形成システム1は、処理が完了したことを正確に判定できる。
また、所定の位置は、任意に設定可能であってもよく、画像形成システム1は、所定の位置を、各装置の用紙搬送の最下流に位置しない構成の位置にも設定できる。たとえば、画像形成システム1は、画像形成装置10における所定の位置を、定着部18の位置に設定してもよい。画像形成システム1が、電荷制御部19による処理を行わない場合も想定されるからである。また、定着部18よりも下流に位置する電荷制御部19は、用紙50を帯電させ、用紙50同士の貼り付きを抑制するが、電荷制御部19の処理が完了していない場合でも、用紙50上の画像形成自体には影響がない。したがって、ユーザーが、電荷制御部19の処理を重要視しない場合には、所定の位置を定着部18の位置に設定してもよい。結果として、画像形成システム1は、ユーザーの要望に合わせて、無効紙が徒に増加することを回避できる。
同様に、画像形成システム1は、読取装置30における所定の位置を、下面読取部36の位置に設定できる。画像形成システム1が、測色部37による処理を行わない場合も想定されるからである。また、下面読取部36よりも下流に位置する測色部37は、上面読取部35および下面読取部36による色情報を補正するために使用されるが、測色部37の処理が完了していない場合でも、用紙50上の画像形成自体には影響がない。したがって、ユーザーが、測色部37の処理を重要視しない場合には、所定の位置を測色部37の位置に設定してもよい。結果として、画像形成システム1は、ユーザーの要望に合わせて、無効紙が徒に増加することを回避できる。
なお、上記実施形態では、画像形成システム1の処理の手順の一例を説明した。しかし、本実施形態はこれに限定されない。以下のような種々の変更や改良等が可能である。
本実施形態では、画像形成システム1の搬送部14、24および34は、各装置の用紙搬送の最下流に位置する搬送ローラー対の付近に、排紙センサー14s、24sおよび34sを備える。しかし、本実施形態はこれに限定されず、各排紙センサーの位置は、任意に変更されてもよい。上述したように、ステップS201で確認される経過時間と、ステップS202で計算される跨り開始時間と、ステップS203で計算される跨り終了時間とは、全て、用紙50の前端が排紙センサー14sを通過した時点を起点にする時間である。画像形成システム1は、これらのステップで基準になる各排紙センサーの位置さえ一定にできれば、各排紙センサーを用紙搬送の最下流に位置する搬送ローラー対の付近に設置できなくても、本実施形態を実現できる。
また、ステップS202では、画像形成システム1は、「起因装置の排紙センサーから下流装置の搬送路の入口までの距離」に基づいて、跨り開始時間を計算する。しかし、本実施形態はこれに限定されない。画像形成システム1は、処理の精度をより向上させるために、当該距離を、「起因装置の排紙センサーから下流装置の用紙搬送の最上流に位置する搬送ローラーまでの距離」に変更して、跨り開始時間を計算してもよい。用紙50の前端は、下流装置の搬送ローラーまで到達しない限り、引き抜かれることはない。したがって、画像形成システム1は、用紙50の前端が下流装置の搬送ローラーに到達していない場合には、跨り用紙がないと判定してもよい。画像形成システム1は、下流装置の搬送ローラーに到達していない跨り用紙に対して、ステップS107の跨り用紙有効性判定の処理を省略できる。
また、ステップS202では、画像形成システム1は、「起因装置の排紙センサーから下流装置の搬送路の入口までの距離」に基づいて、跨り開始時間を計算する。一方で、ステップS203では、「起因装置の排紙センサーから起因装置の搬送路の出口までの距離」に基づいて、跨り終了時間を計算する。しかし、起因装置と下流装置とは連結されているため、起因装置の搬送路の出口の位置と、起因装置に連結された下流装置の搬送路の入口の位置とが、非常に近接する場合もありうる。この場合、ステップS202で用いる距離を、ステップS203で用いる距離に変更して、跨り開始時間を計算してもよい。これにより、画像形成システム1は、起因装置のみに依存する条件に基づいて、跨り開始時間を計算できるようになり、処理を単純化できる。
さらに、ステップS202では、画像形成システム1は、処理をより単純化するために、跨り終了時間を「用紙50の前端が排紙センサーを通過してから、用紙50の後端が排紙センサーを通過し終わるまでの時間」として計算してもよい。用紙50の後端が、起因装置の用紙搬送の最下流付近に位置する排紙センサーの位置を通過していれば、用紙50は必ず有効紙になる。したがって、画像形成システム1は、用紙50の後端が起因装置の排紙センサーを通過している場合には、ステップS107の跨り用紙有効性判定の処理を省略するために、跨り用紙がないと判定してもよい。
また、ステップS407では、画像形成システム1は、下流装置の搬送部の動作を停止させる。しかし、画像形成システム1は、下流装置の搬送部の動作を停止させるだけでなく、ユーザーに、下流装置の搬送部の動作を停止した旨を通知するように構成されてもよい。これにより、ユーザーは、無効紙が発生したことを早急に確認できる。
(変形例1)
以下、図面を参照して、本実施形態の変形例を説明する。
上記実施形態では、起因装置が停止した場合、跨り用紙に対する以降の処理を最適化するために、下流装置の搬送部は、無効紙である跨り用紙の搬送を停止する。変形例1では、下流装置の搬送部は、跨り用紙が無効紙である場合でも、跨り用紙の搬送を継続し、処理を最適化する。
図11は、下流装置において実行される処理の手順の他の例を示すフローチャートである。
以下では、一例として、画像形成装置10が起因装置である場合について説明するが、加湿装置20または読取装置30が起因装置である場合でも、処理は同様である。
図10に示すように、起因装置に連結された下流装置である加湿装置20の制御部21は、通知部211として、画像形成装置10から、ステップS108の通知を受信したか否かを判断する(ステップS501)。
通知を受信していない場合(ステップS501:NO)、制御部21は、通知を受信したか否かの監視を継続しながら、通常の処理を継続する。したがって、制御部21は、加湿装置20の各部に通常の動作を継続させる。
通知を受信した場合(ステップS501:YES)、制御部21は、時刻管理部212として、現在の時刻を記録する(ステップS502)。
続いて、制御部21は、判定部215として、動作を継続している搬送部24が、停止した画像形成装置10から跨り用紙を引き抜けたか否かを判定する(ステップS503)。
搬送部24が跨り用紙を引き抜けなかった場合(ステップS503:NO)、制御部21は、時刻管理部212として、ステップS502で記録された時刻を基準にした、経過時間を確認する(ステップS504)。そして、制御部21は、判定部215として、経過時間が所定の時間内であるか否かを判定する(ステップS505)。所定の時間は、ユーザーの操作によって任意に設定可能であってもよいし、記憶部22等に記憶された初期値に自動的に設定されてもよい。
経過時間が所定の時間内である場合(ステップS505:YES)、制御部21は、ステップS503に戻る。そして、制御部21は、経過時間が所定の時間を超えるまで、ステップS503〜S505の処理を繰り返す。
搬送部24が跨り用紙を引き抜けないまま、経過時間が所定の時間を超えた場合(ステップS505:NO)、制御部21は、判定部115として、搬送部24の動作を停止させると判定する(ステップS506)。そして、制御部21は、停止部214として、搬送部24の動作を停止させる(ステップS507)。その後、制御部21は処理を終了する。
一方で、搬送部24が跨り用紙を引き抜けた場合(ステップS503:YES)、制御部21は、判定部115として、搬送部24の動作を継続させると判定する(ステップS508)。そして、制御部11は、ステップS501で受信した通知に含まれる判定結果に基づいて、引き抜いた跨り用紙が有効紙であるか否かを確認する(ステップS509)。
引き抜いた跨り用紙が有効紙である場合(ステップS509:YES)、制御部21は処理を終了する。したがって、制御部21は、搬送部24に、引き抜いた跨り用紙をステープル装置40のメイントレイ47(通常のトレイ)に向かう通常の経路で搬送させる。
引き抜いた跨り用紙が有効紙でない場合(ステップS509:NO)、すなわち、無効紙である場合、制御部21は、搬送部24に、引き抜いた跨り用紙をサブトレイ26(パージ用のトレイ)に向かうパージ用の経路で搬送させる(ステップS510)。そして、制御部21は、通知部211として、跨り用紙をサブトレイ26に搬送する旨をユーザーに通知するため、上流に位置する画像形成装置10に通知し(ステップS511)、処理を終了する。
変形例1では、画像形成装置10の制御部11は、ユーザー通知部としてさらに機能してもよい。制御部11は、通知部111として、加湿装置20からステップS511の通知を受信した場合、ユーザー通知部として、ユーザーに通知を行う。ユーザー通知部は、操作パネル15に通知内容を表示させてもよい。また、ユーザー通知部は、通信部13を介して、ユーザーのPCや携帯端末等に通知してもよい。あるいは、加湿装置20の制御部21、または、読取装置30の制御部31が、ユーザー通知部として機能し、ユーザーに直接通知してもよい。
このように、変形例1では、制御部21は、跨り用紙が無効紙である場合でも、搬送部24に用紙の搬送を継続させる点で、図10の処理とは異なる。
以上のように、変形例1の画像形成システム1によれば、下流装置における搬送部は、跨り用紙が無効紙である場合でも動作を継続し、起因装置の跨り用紙の判定結果に基づいて、以降の処理を最適化する。したがって、画像形成システム1は、有効紙を通常のトレイに搬送し、無効紙をパージ用のトレイに搬送できる。上記実施形態では、画像形成システム1は、無効紙である跨り用紙の搬送を停止するが、ユーザーは、異常を解消して印刷を再開する場合、跨り用紙を手動で取り出す等しなければならない。しかし、本変形例1では、画像形成システム1は、無効紙である跨り用紙をパージ用のトレイに搬送できるため、ユーザーの手間も解消できる。
また、画像形成システム1は、跨り用紙がパージ用のトレイに搬送された場合、ユーザーに通知を行う。したがって、ユーザーは、無効紙が発生したことを早急に確認でき、無効紙上に形成された画像の内容を確認して、印刷のやり直し等を早急に指示できる。結果として、画像形成システム1は、ユーザーの利便性を向上できる。
なお、ステップS510では、画像形成システム1は、下流装置のサブトレイに向かうパージ用の経路で無効紙を搬送する。しかし、加湿装置20が起因装置である場合、起因装置に連結された下流装置である読取装置30は、サブトレイを備えていない。このような場合には、画像形成システム1は、さらに下流のステープル装置40のサブトレイに向かうように、無効紙を搬送してもよい。
(変形例2)
上記実施形態では、跨り用紙有効性判定の処理において、所定の位置として設定されうる構成は、専用のセンサーを付近に備える。変形例2では、当該構成がセンサーを付近に備えられない場合、別のセンサーを用いて、跨り用紙有効性判定の処理を行う。
たとえば、画像形成装置10の定着部18は、用紙50を加熱する必要があるため、非常に高温になる。したがって、定着部18は、センサーを付近に備えることが現実的ではない。また、定着部18以外の構成も、スペースの不足等により、センサーを付近に備えられない場合がありうる。変形例2は、このような場合でも、跨り用紙有効性判定の処理を可能にする。
図12は、図6のステップS107に示す、跨り用紙有効性判定の処理の手順の他の例を示すサブルーチンフローチャートである。
以下では、一例として、画像形成装置10が起因装置であり、所定の位置が電荷制御部19の位置である場合について説明する。しかし、加湿装置20または読取装置30が起因装置である場合や、所定の位置が定着部18の位置である場合も、処理は同様である。
図12に示すように、制御部11は、判定部115として、所定の位置である電荷制御部19の位置から搬送路の出口までの距離(以下「距離α」と呼ぶ)が、搬送中の用紙50の長さ以下であるか否かを判定する(ステップS601)。記憶部12は、電荷制御部19の位置から搬送路の出口までの距離の情報を予め記憶している。
距離αが用紙の長さ以下でない場合(ステップS601:NO)、すなわち、用紙の長さを超える場合、制御部11は、ステップS606の処理に進む。用紙50が跨っているということは、用紙50の前端が画像形成装置10と加湿装置20との境界に達しており、距離αよりも短い跨り用紙50の後端が、所定の位置を必ず通過していることになる。したがって、跨り用紙は、必ず有効紙になる。ここで、当該距離と用紙50の長さとの大小関係は、搬送中の用紙50のサイズに依存するため、制御部11は、ステップS601を行う必要がある。ステップS606の処理については、後述する。
距離αが用紙の長さ以下である場合(ステップS601:YES)、制御部11は、ステップS602の処理に進む。この場合、ステップS601の時点では、跨り用紙である用紙50が、有効紙または無効紙のいずれであるかは不明である。
続いて、制御部11は、時刻管理部112として、ステップS102で記録された最新の用紙通過時刻と、ステップS104で記録された異常停止時刻とに基づいて、用紙通過時刻から異常停止時刻までの経過時間を確認する(ステップS602)。
続いて、制御部11は、判定部115として、用紙50の前端が排紙センサー14sを通過してから、用紙50の後端が電荷制御部19を通過し終わるまでに要する時間(以下「処理終了時間」と呼ぶ)を計算する(ステップS603)。記憶部12は、用紙50の搬送速度(v)と、搬送中の用紙50の長さ(p)と、電荷制御部19の出口から排紙センサー14sまでの距離(z)との情報を予め記憶している。制御部11は、これらの情報に基づいて、用紙50の長さから当該距離を減算して得られた値を、搬送速度で除算すること((p−z)/v)によって、処理終了時間を計算する。
続いて、制御部11は、判定部115として、用紙通過時刻から異常停止時刻までの経過時間が、処理終了時間未満であるか否かを判定する(ステップS604)。ステップS602で確認される経過時間は、実測値であり、ステップS603で計算される処理終了時間は、計算値であるが、共に、用紙50の前端が排紙センサー14sを通過した時点を起点にした時間である。
経過時間が処理終了時間未満である場合(ステップS604:YES)、制御部11は、判定部115として、用紙50の後端が電荷制御部19の位置を通過しておらず、用紙50が無効紙であると判定する(ステップS605)。そして、制御部11は、図6の処理に戻る。
経過時間が処理終了時間未満でない場合(ステップS604:NO)、すなわち、処理終了時間以上である場合、制御部11は、ステップS606の処理に進む。
ステップS601がNOである場合、または、ステップS606がNOである場合、制御部11は、判定部115として、用紙50の後端が電荷制御部19の位置を通過しており、用紙50が有効紙であると判定する(ステップS606)。そして、制御部11は、図6の処理に戻る。
以上のように、変形例2の画像形成システム1によれば、所定の位置として設定されうる構成が、センサーを付近に備えられない場合でも、各装置の排紙センサーを用いて、跨り用紙有効性判定の処理を行う。したがって、画像形成システム1は、排紙センサーを共用でき、新たなセンサーを追加しなくても、跨り用紙有効性判定の処理を実行できる。
なお、画像形成システム1は、排紙センサー以外の他のセンサーを用いて、跨り用紙有効性判定の処理を行ってもよい。画像形成システム1は、たとえば、所定の位置の上流側に位置するセンサーを用いて、跨り用紙有効性判定の処理を行ってもよい。この場合、画像形成システム1は、上流側に位置する別のセンサーから所定の位置までの距離に基づいて、処理終了時間を計算すればよい。
(変形例3)
上記実施形態では、起因装置は、自身の備える排紙センサーを用いて、跨り用紙有無判定の処理を行う。変形例3では、起因装置は、自身の備える排紙センサー以外の構成も用いて、跨り用紙有無判定の処理を行う。
図13は、変形例3において使用されるセンサーについて説明するための図である。
図13は、画像形成装置10が異常により停止したときの、用紙の搬送状態を示す。また、以下では、一例として、画像形成装置10が起因装置である場合について説明するが、加湿装置20または読取装置30が起因装置である場合でも、処理は同様である。
図13に示すように、変形例3では、起因装置に連結された下流装置である加湿装置20の搬送部24は、用紙搬送の最上流に位置する搬送ローラー対の付近に、入口センサー24s’を備える。入口センサー24s’は、搬送中の用紙50を検知している間、通信部23を介して、画像形成装置10の制御部11に、用紙通過通知を行うように構成される。制御部11は、排紙センサー14sからの用紙通過通知と、入口センサー24s’からの用紙通過通知とに基づいて、跨り用紙有無判定の処理を行う。
(a)では、用紙50kは、排紙センサー14sには検知されているが、入口センサー24s’には検知されていない。この場合、制御部11は、跨り用紙がないと判定する。
(b)では、用紙50lは、排紙センサー14sには検知されているが、入口センサー24s’には検知されておらず、画像形成装置10と加湿装置20に跨っている。ここで、用紙50lの前端は、下流装置の搬送ローラーまで到達しておらず、引き抜かれることはない。したがって、この場合、制御部11は、跨り用紙有効性判定の処理を省略するために、跨り用紙がないと判定する。
(c)では、用紙50mは、排紙センサー14sおよび入口センサー24s’に共に検知されており、制御部11は、跨り用紙があると判定する。
(d)では、用紙50nは、入口センサー24s’には検知されているが、排紙センサー14sには検知されておらず、画像形成装置10と加湿装置20に跨っている。ここで、用紙50nの後端が、排紙センサー14sの位置を通過していれば、用紙50nに対する起因装置による処理が完了しており、用紙50nは必ず有効紙になる。したがって、この場合、制御部11は、跨り用紙有効性判定の処理を省略するために、跨り用紙がないと判定する。
(e)では、用紙50oは、入口センサー24s’には検知されているが、排紙センサー14sには検知されていない。この場合、制御部11は、跨り用紙がないと判定する。
以上のように、変形例3の画像形成システム1によれば、起因装置の排紙センサーからの用紙通過通知と、起因装置に連結された下流装置の入口センサーからの用紙通過通知とに基づいて、跨り用紙有無判定の処理を行う。画像形成システム1は、上記実施形態のような、跨り用紙有無判定の複雑な計算を行わなくても、跨り用紙の有無を判定できる。また、画像形成システム1は、計算値に基づくのではなく、実際の用紙の通過を確認できるため、使用状態により即して判定できる。
なお、画像形成システム1は、起因装置に連結された下流装置の入口センサーのみを使用して、跨り用紙有無判定の処理を行ってもよい。上述したように、入口センサーは、用紙搬送の最上流に位置する搬送ローラー対の付近に位置する。したがって、用紙50は、入口センサーでの用紙通過時刻において、跨り始めるとしてもよい。この場合、画像形成システム1は、入口センサーと周囲の構成との距離等に基づいて、跨り終了時間を計算すればよい。
上記実施形態では、画像形成システム1における画像形成装置10等を一つの装置として説明した。しかし、本実施形態はこれに限定されない。たとえば、画像形成装置10に関して、跨り用紙有無判定の処理などを実行する情報処理装置と、画像形成を実行する装置とが、別々に構成されてもよい。この場合、情報処理装置と、画像形成を実行する装置とは、バスを介して接続される。
本発明による画像形成システム1による処理は、上記各手順を実行するための専用のハードウエア回路によっても、また、上記各手順を記述したプログラムをCPUが実行することによっても実現できる。後者により本発明を実現する場合、画像形成装置10、加湿装置20、読取装置30およびステープル装置40を動作させる上記プログラムは、USBメモリ、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROMなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネットなどのネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリやハードディスクなどに転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成装置10、加湿装置20、読取装置30およびステープル装置40の一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
1 画像形成システム、
10 画像形成装置、
11、21、31、41 制御部、
111、211、311、411 通知部、
112、212、312、412 時刻管理部、
113、213、313 異常検知部、
114、214、314、414 停止部、
115、215、315、415 判定部、
12、22、32、42 記憶部、
13、23、33、43 通信部、
14、24、34、44 搬送部、
14s、24s、34s 排紙センサー、
15 操作パネル、
16 給紙部、
17 画像形成部、
18 定着部、
19 電荷制御部、
20 加湿装置、
24s 排紙センサー、
24s’ 入口センサー、
25 加湿部、
26、46 サブトレイ、
30 読取装置、
35 上面読取部、
36 下面読取部、
37 測色部、
40 ステープル装置、
45 ステープル部、
47 メイントレイ。

Claims (12)

  1. 第1の装置から、当該第1の装置に連結された第2の装置に用紙を搬送する画像形成システムであって、
    前記用紙を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により前記第1の装置と前記第2の装置とに跨がって前記用紙を正常に搬送しているときに、前記第1の装置が異常により停止した場合、跨った前記用紙である跨り用紙に対して、前記第1の装置による処理が完了しているか否かを判定する第1制御部と、
    を有し、
    前記搬送部は、
    前記第1の装置が異常により停止した場合、当該第1の装置において動作を停止し、
    前記跨り用紙に対する前記第1の装置による処理が完了していると前記第1制御部が判定した場合、前記第2の装置において動作を継続し、
    前記跨り用紙に対する前記第1の装置による処理が完了していないと前記第1制御部が判定した場合、前記第2の装置において動作を停止する画像形成システム。
  2. 前記搬送部は、
    前記第1の装置において動作を停止しつつ、前記第2の装置において動作を継続し、前記第1の装置から前記跨り用紙を所定の時間内に引き抜けた場合、前記跨り用紙の搬送を継続し、
    前記第1の装置から前記跨り用紙を前記所定の時間内に引き抜けなかった場合、前記第2の装置において動作を停止する請求項に記載の画像形成システム。
  3. 前記第1制御部は、
    前記跨り用紙の後端が、前記第1の装置における所定の位置を通過している場合、前記第1の装置による処理が完了していると判定し、
    前記跨り用紙の後端が、前記第1の装置における前記所定の位置を通過していない場合、前記第1の装置による処理が完了していないと判定する請求項1または2に記載の画像形成システム。
  4. 前記第1の装置は、前記用紙上に画像を定着させる定着部を有し、
    前記所定の位置は、前記定着部の位置である請求項に記載の画像形成システム。
  5. 前記第1の装置は、前記用紙を帯電させる電荷制御部を有し、
    前記所定の位置は、前記電荷制御部の位置である請求項に記載の画像形成システム。
  6. 前記第1の装置は、前記用紙上の画像を読み取る読取部を有し、
    前記所定の位置は、前記読取部の位置である請求項に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1の装置は、前記用紙上の画像を測色する測色部を有し、
    前記所定の位置は、前記測色部の位置である請求項に記載の画像形成システム。
  8. 第1の装置から、当該第1の装置に連結された第2の装置に用紙を搬送する搬送部を有する画像形成システムの制御方法であって、
    前記第1の装置が異常により停止した場合、前記第1の装置と前記第2の装置とに跨った前記用紙である跨り用紙の有無を判定するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)において前記跨り用紙があると判定した場合、当該跨り用紙に対して、前記第1の装置による処理が完了しているか否かを判定するステップ(b)と、
    前記ステップ(b)において、前記跨り用紙に対する前記第1の装置による処理が完了していると判定した場合、前記第1の装置における前記搬送部が動作を停止している状態で、前記第2の装置における前記搬送部の動作を継続し、前記跨り用紙に対する前記第1の装置による処理が完了していないと判定した場合、前記第2の装置における前記搬送部の動作を停止するステップ(c)と、
    を含む制御方法。
  9. 前記第1の装置における前記搬送部の動作を停止しつつ、前記第2の装置における前記搬送部の動作を継続する際に、前記第1の装置から前記跨り用紙を所定の時間内に引き抜けたか否かを判定するステップ(f)と、
    前記ステップ(f)において、前記第1の装置から前記跨り用紙を前記所定の時間内に引き抜けたと判定した場合、当該跨り用紙の搬送を継続し、前記第1の装置から前記跨り用紙を前記所定の時間内に引き抜けなかったと判定した場合、前記第2の装置における前記搬送部の動作を停止するステップ(g)と、
    をさらに含む請求項に記載の制御方法。
  10. 前記ステップ(f)においては、
    前記跨り用紙の後端が、前記第1の装置における所定の位置を通過している場合、前記第1の装置による処理が完了していると判定し、
    前記跨り用紙の後端が、前記第1の装置における前記所定の位置を通過していない場合、前記第1の装置による処理が完了していないと判定する請求項に記載の制御方法。
  11. 前記第1の装置は画像形成装置であり、前記第2の装置は後処理装置である請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  12. 前記第1の装置は画像形成装置よりも用紙搬送方向下流側の第1の後処理装置であり、前記第2の装置は第2の後処理装置である請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成システム。
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