JP2010140009A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1及び第2の定着器を通過させて記録材を画像形成装置外へ排出するタンデム搬送路と、第1定着器を通過させつつ第2定着器は回避させて記録材を画像形成装置外へ排出するバイパス搬送路とを備える画像形成装置において、タンデム搬送路もしくはバイパス搬送路でジャムが生じた場合に、ユーザーによるジャム処理の負荷を軽減させること。
【解決手段】 タンデム搬送路又はバイパス搬送路の一方でジャムが生じた場合、ジャムの生じていない他方の搬送路内の記録材を自動排出させる。また、第1定着器よりも記録材搬送方向上流側で滞留している記録材について、ジャムの生じていない他方の搬送路を利用して画像形成装置外へ自動排出させる。記録材の自動排出完了後、ジャムを起こした記録材の除去をユーザーに促す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置では、記録材(シート)の搬送方向に沿って2つの定着器が設置されている。また、この画像形成装置では、記録材の搬送路として、2つの定着器を通過させる第1の搬送路と、1つ目の定着器のみを通過させる第2の搬送路が用意されている。
そして、この画像形成装置では、記録材のジャム(搬送異常)が発生した際、装置内に滞留している記録材(ジャムの状態に無い)を画像形成装置外へ自動的に排出させることで、ジャム処理に要するユーザーへの負荷を軽減させている。具体的には、ジャムが定着器以外の給紙部などにおいて発生した際、第1の搬送路に滞留している記録材を優先的に排出させ、その後、第2の搬送路に滞留している記録材を排出させている。その後、ユーザーによりジャム処理、即ち、ジャム紙を取り除く作業が行われる。
これは、第1の搬送路と第2の搬送路が合流する合流部を介して記録材を画像形成装置外へ排出させる構成を採用しているためである。つまり、第1の搬送路に滞留している記録材と第2の搬送路に滞留している記録材がこの合流部でジャムとなってしまうのを防止するためである。
特開2006−91330号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、第1の搬送路もしくは第2の搬送路でジャムが生じた場合についての解決策が何ら施されておらず、このような場合において改善の余地がある。つまり、第1の搬送路もしくは第2の搬送路でジャムが生じた場合において、ユーザーに掛かるジャム処理の負荷を軽減させることが求められている。
そこで、本発明の目的は、第1の搬送路もしくは第2の搬送路でジャムが発生した場合において、ジャム処理に要するユーザーへの負荷を軽減させることができる画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
第1の発明は、シートにトナー像を形成する画像形成手段と、
シート上のトナー像を第1のニップ部で加熱する第1の画像加熱手段と、
前記第1の画像加熱手段により加熱されたシート上のトナー像を第2のニップ部で加熱する第2の画像加熱手段と、
前記第1の画像加熱手段により加熱されたシートを前記第2のニップ部に向けて搬送するための第1の搬送路と、
前記第1の搬送路においてシートを搬送する第1の搬送手段と、
前記第1の画像加熱手段により加熱されたシートを前記第2のニップ部を通過させることなく前記第1の搬送路との合流部に向けて搬送するための第2の搬送路と、
前記第2の搬送路においてシートを搬送する第2の搬送手段と、
前記第1の搬送路と前記第2の搬送路におけるシートの搬送異常を検出する検出手段と、
前記第1の搬送路と前記第2の搬送路のうちいずれか一方でシートの搬送異常が検出された際、他方の搬送路に滞留しているシートが前記合流部を介して画像形成装置外へ排出されるように、前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段の動作を制御する制御手段と、
を有することを特徴とするものである。
第2の発明は、シートを収納するシート収納手段と、
シートにトナー像を形成する画像形成手段と、
シート上のトナー像を第1のニップ部で加熱する第1の画像加熱手段と、
前記第1の画像加熱手段により加熱されたシート上のトナー像を第2のニップ部で加熱する第2の画像加熱手段と、
前記第1の画像加熱手段及び前記第2の画像加熱手段を含み、前記シート収納手段から画像形成装置外の排出位置へシートを搬送するシート搬送手段と、
前記第1の画像加熱手段により加熱されたシートを前記第2のニップ部に向けて搬送するための第1の搬送路と、
前記第1の画像加熱手段により加熱されたシートを前記第2のニップ部を通過させることなく前記第1の搬送路との合流部に向けて搬送するための第2の搬送路と、
前記第1の搬送路と前記第2の搬送路におけるシートの搬送異常を検出する検出手段と、
前記第1の搬送路と前記第2の搬送路のうちいずれか一方でシートの搬送異常が検出された際、前記第1のニップ部よりも記録材搬送方向上流側に滞留しているシートが他方の搬送路を用いて前記排出位置へ搬送されるように、前記シート搬送手段の動作を制御する制御手段と、
を有することを特徴とするものである。
第3の発明は、シートを収納するシート収納手段と、
シートにトナー像を形成する画像形成手段と、
シート上のトナー像を第1のニップ部で加熱する第1の画像加熱手段と、
前記第1の画像加熱手段により加熱されたシート上のトナー像を第2のニップ部で加熱する第2の画像加熱手段と、
前記第1の画像加熱手段及び前記第2の画像加熱手段を含み、前記シート収納手段内のシートを前記第1の画像加熱手段及び前記第2の画像加熱手段のうち少なくとも1つを経由させて画像形成装置外へ搬送するシート搬送手段と、
前記第1の画像加熱手段により加熱されたシートを前記第2のニップ部を経由させて前記画像形成装置外へ搬送するための第1の搬送路と、
前記第1の画像加熱手段により加熱されたシートを前記第2のニップ部を経由させることなく前記画像形成装置外へ搬送するための第2の搬送路と、
前記第1の搬送路と前記第2の搬送路におけるシートの搬送異常を検出する検出手段と、
前記第1の搬送路と前記第2の搬送路のうちいずれか一方でシートの搬送異常が検出された際、前記第1のニップ部よりも記録材搬送方向上流側に滞留しているシートが他方の搬送路を用いて前記画像形成装置外へ搬送されるように、前記シート搬送手段の動作を制御する制御手段と、
を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、ユーザーによるジャム処理枚数を可能な限り少なくすることが可能となり、ユーザーに対するジャム処理の手間を軽減させることができる。
従って、ユーザーによるジャム処理に要する時間を可能な限り短くすることが可能となり、ユーザビリティ性の高い画像形成装置を提供することができる。つまり、中断している画像形成のジョブを早期に復帰させることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る画像形成装置のブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の定着装置及び搬送路の断面図である。 本発明の実施の形態1に係るフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の断面図である。 本発明の実施例1,2,3に係る画像形成装置の操作部である。 本発明の他の実施形態の画像形成装置の断面図である。
以下、本発明に係る各実施例について、添付図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明を適用することができる画像形成装置100の概略断面図である。尚、以後の説明では、前出の部材と同一の構成及び作用を有する部材には同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
図1に示す装置内には、画像形成手段として機能する第1、第2、第3、第4の画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdが並設され、各々異なった色のトナー像が潜像、現像、転写のプロセスを経て形成される。
画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdは、それぞれ専用の像担持体としての感光ドラム3a,3b,3c,3dを具備し、各感光ドラム3a,3b,3c,3d上に負極性に帯電する各色のトナー像が形成される。各感光ドラム3a,3b,3c,3dに隣接して中間転写体としての中間転写体ベルト130が設置され、感光ドラム3a,3b,3c,3d上に形成された各色のトナー像が中間転写ベルト130上に1次転写され、2次転写部T2で記録材P上に転写される。更に、トナー像が転写された記録材Pは、定着部9a及び9bで加熱及び加圧によりトナー像を定着した後、固着画像として画像形成装置100の外に排出される。感光ドラム3a,3b,3c,3dの外周には、それぞれドラム帯電器2a,2b,2c,2d、現像器1a,1b,1c,1d、1次転写帯電器24a,24b,24c,24d及びクリーナ4a,4b,4c,4dが設けられる。そして、画像形成装置100の上方部には更に図示しない光源装置及びポリゴンミラーが設置されている。
光源装置から発せられたレーザー光を回転するポリゴンミラーで走査する。そして、そのレーザー光の光束を反射ミラーによって偏向し、fθレンズにより感光ドラム3a,3b,3c,3dの母線上に集光して露光することにより、感光ドラム3a,3b,3c,3d上に画像信号に応じた潜像が形成される。
現像器1a,1b,1c,1dには、現像剤としてそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナーが図示しない供給装置により所定量充填されている。現像器1a,1b,1c,1dは、それぞれ感光ドラム3a,3b,3c,3d上の潜像を現像して、シアントナー像、マゼンタトナー像、イエロートナー像及びブラックトナー像として可視化する。
画像形成手段として機能する中間転写ベルト130は、駆動ローラ13、2次転写内ローラ14、テンションローラ15に支持される。テンションローラ15は不図示のバネ部材によって付勢され、中間転写ベルトには所定の張力が付加される。また、中間転写ベルト130は、駆動ローラ13によって、矢示の方向に感光ドラム3a,3b,3c,3dとほぼ同じ周速度をもって回転駆動されている。本実施の形態の画像形成装置100は、プロセススピード380mm/secであり、A4サイズで毎分80枚の画像形成が可能である。
感光ドラム3a上の第1色のイエロートナー画像は、感光ドラム3aと中間転写ベルト130とのニップ部を通過する過程で、中間転写ベルト130に印加される1次転写バイアスに形成される電界と圧力により、中間転写ベルト130の外周面に1次転写される。
以下、同様に第2色のマゼンタトナー画像、第3色のシアントナー画像、第4色のブラックトナー画像が順次中間転写ベルト130上に重畳転写され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー画像が形成される。
11は2次転写ローラで、2次転写内ローラ14に対向する位置に、中間転写ベルト130に対応し平行に軸受させて下面部に接触させて配設してある。2次転写ローラ11には、2次転写電圧源Ecによって、トナーの帯電極性と逆極性の2次転写バイアスが印加されている。本実施形態では2次転写電圧は+2Kvとした。
中間転写ベルト130と2次転写ローラ11が互いに接する2次転写部T2に、この合成カラートナー像が到達する。そして、シート収納手段として機能する給紙カセット10aまたは10bから、シート搬送手段として機能するレジストローラ12及び転写前ガイドを経由して搬送されたシートとしての記録材Pへ2次転写される。また、本実施形態の画像形成装置100は、給紙カセット10a及び10bから複数の記録材Pを連続して2次転写部T2へ供給可能な構成となっている。
この2次転写電圧の2次転写ローラ11への印加によって生ずる静電力によって中間転写ベルト130から記録材上(シート上)へ合成カラートナー画像が転写される。
1次転写が終了した感光ドラム3a,3b,3c,3dは、それぞれのクリーナ4a,4b,4c,4dにより転写残トナーをクリーニング、除去され、引き続き次の潜像の形成に備えられる。尚、中間転写ベルト130上に残留したトナー及びその他の異物は、中間転写ベルト130の表面に接するように設けられたクリーニングブレード19によって除去される。
なお、上述した、記録材へのトナー画像の形成に関わる各種画像形成機器が、画像形成手段を構成する機器となる。
トナー画像の転写を受けた記録材Pは、第1の搬送路としてのタンデム搬送路71によって第1の画像加熱手段として機能する第1定着器9a(第1のニップ部)及び第2の画像加熱手段として機能する第2定着器9b(第2のニップ部)へ順次導入される。そして、記録材P上(記録材上)のトナー画像に熱と圧力を加えることで定着され、排紙搬送路79を経て出力物として画像形成装置100の外に位置(排出位置)する排出トレイ(排出部として機能する)73へ排出される。
さらに、第1定着器9a及び第2定着器9bで加熱された記録材Pを排出トレイ73へ向けて搬送する代わりに両面搬送路75へ搬送し、再び、2次転写部T2へ搬送することも可能である。また、本実施の形態では、第2の搬送路としてのバイパス搬送路72によって、第1定着器9aで加熱された記録材Pを第2定着装置9bを通過させることなく排出トレイ73や両面搬送路75へ搬送することも可能となっている。なお、タンデム搬送路71とバイパス搬送路72の切り替えは、フラッパー69によって行われる。また、タンデム搬送路71とバイパス搬送路72は、排紙トレイに至る前に合流部で合流する構成となっている。
ここで、図1及び図3を参照し、各搬送路及び各給紙カセットおける記録材Pの搬送方法について説明する。タンデム搬送路71、バイパス搬送路72、両面搬送路75、定着前搬送路76、レジスト前搬送路77、排紙搬送路79には、それぞれ、シート搬送手段として機能する搬送ローラ81c、81d、81j、81h、81g、81iが設けられている。また、給紙カセット10a、10bにはそれぞれ、シート搬送手段として機能する搬送ローラ81f、81kが設けられている。そして、搬送ローラ81c、81d、81j、81h、81g、81i、81f、81kは、それぞれ、搬送モータ80c、80d、80j、80h、80g、80i、80f、80kによって回転駆動される。回転する各搬送ローラが記録材Pに接触し、各搬送路及び各給紙カセットで記録Pが搬送される。
ところで、図1は、画像形成装置100の正面を覆う前扉90a及び90bをそれぞれ、約120°ほど開いた状態を示しているが、画像形成は前扉90aおよび90bが閉じられた状態で行われる。扉90a及び90bにはそれぞれ開閉状態を検知するドアセンサー91aおよび91bが設けられ、扉90a及び90bの少なくとも一方が開いている場合には画像形成を停止する構成になっている。そして、ジャムが生じた場合、扉90a及び90bを開くことでユーザーは記録材Pの搬送路や第1定着器9aや第2定着器9b等へアクセスすることが可能になり、ユーザーはジャム処理(ジャムした記録材を装置内から取り除く作業)を行うことができる。
ここで、ジャムとは、記録材の搬送異常のことを意味し、搬送路において記録材の搬送が適切に行われず、記録材の搬送を中断、即ち、画像形成ジョブを中断せざるを得ない状況、現象のことである。従って、ジャムが発生してしまうと、画像形成装置内に滞留している記録材を全て取り除かなければならない状況となる。滞留している記録材が画像形成装置内から全て取り除かれると、中断していた画像形成ジョブを再開することが可能な状態となる。
また、図2に示すように、画像形成装置100の動作を制御する制御部141が設けられる。制御手段として機能する制御部141はCPUと制御用プログラムを収容するROMを備えている。そして、制御部141は、検出手段として機能する記録材検知部74a〜m、サーミスタTHa、b、操作部143等からの情報に基づいて、画像形成部Pa〜d、定着モータ80a、b、電源Ea、b、c、搬送モータ80c〜jの動作を制御する。なお、記録材検知部74a〜m、サーミスタTHa、b、操作部143、定着モータ80a、b、電源Ea、b、搬送モータ80c〜jについては、後述する。
次に、図3により、本実施の形態で採用している第1定着装置9a、及び第2定着器9bについて詳しく説明する。
第1の定着装置9aと第2の定着器9bが記録材Pの搬送路に直列に並べて配置している。
第1の定着器9aと第2の定着器9bは、後述の温度制御を除き、同様のハード構成であるため、両者を区別するための添え字を省略して、第1定着器9aと第2定着器9bの構成を説明する。
第1定着装置9a及び第2定着器9bには、各々回転自在に配設された定着ローラ51と加圧ローラ52とが対を成して設置されている。そして、これらが互いに加圧され、記録材Pを通過させるための定着ニップ部、即ち、第1のニップ部と第2のニップ部をそれぞれ形成する構成となっている。
本実施の形態で採用した定着ローラ51は、外径φ72mmのFe製円筒芯金上に4mm厚のシリコーンゴムの弾性体層を保持し、最上部には離型性層としての厚み30μmのPFAチューブが被覆された構成になっている。
一方、加圧ローラ52は、外径φ76mmのFe製円筒芯金上に2.0mm厚のシリコーンゴムの弾性体層を保持し、最上部には離型性層としての厚み30μmのPFAチューブが被覆された構成になっている。そして、この加圧ローラ52は、総圧約50kgfで定着ローラ51に加圧され、定着モータ80によって駆動される定着ローラ51によって従動回転するようにしている。本実施の形態の定着装置では、加圧時の定着ニップ幅は約10mmである。
また、定着ローラ51の内部には、ハロゲンランプ等のヒータ53が配設されている。そして、定着ローラ51の温度を検知するサーミスタTHの温度情報に基づいて、制御部141は電源Eからヒータ53へ供給される電力を調整し、定着ローラ51の温度を所定の温度に維持する。
本実施の形態では備えていないが、同様のヒータを加圧ローラ52の内部にも備えても良い。
尚、本実施の形態では定着装置9a、9bともにローラ式の定着装置としているが、対向する定着部材のうちいずれか一方または両方ともに、エンドレスベルトとその内部に配設される加圧部材により定着ニップを形成するベルト式定着装置であっても良い。さらに、本実施の形態では定着装置9aと9bとは同様の構成のものを用いているが、異なった構成、例えばローラ式定着装置とベルト式定着や、構成の異なるローラ式定着装置の組み合わせ、またはベルト式定着装置の組み合わせであっても良い。
画像形成装置100は、厚紙(150g/m以上)に画像形成するための厚紙モードと、普通紙(150g/m未満)に画像形成するための普通紙モードが実行可能である。厚紙モードと普通紙モードの選択は、図7に示す操作部143をユーザーが操作することで行われる。
厚紙モードが選択されると、給紙カセット10aから厚紙である記録材Pが2次転写部T2へ搬送され、中間転写ベルト130上の合成カラートナー像が2次転写される。続いて、記録材Pは第1定着器9bへ搬送されて、合成カラートナー像が加熱される。第1定着器9bを通過した記録材Pは、図3中、実線で示される位置Aにあるフラッパー69によって、タンデム搬送路71へ案内され、第2定着器9bで再び合成トナー像が加熱されてから、排出トレイ73へ搬送される。なお、記録材Pの裏面へも画像を形成する場合には、第2の定着器9bを通過した記録材Pは両面搬送路75へ搬送される。
一方、普通紙モードが選択されると、給紙カセット10bから普通紙である記録材Pは2次転写部T2で合成カラートナー像が2次転写される。そして、図3中、破線で示される位置Bにあるフラッパー69によって、バイパス搬送路72へ案内され、第2の定着器2bを回避して、排出トレイ73へ搬送される。普通紙モードにおいても、記録材Pの裏面へ画像形成する場合には、バイパス搬送路72を経て、両面搬送路75へ搬送される。
ここで、上述の両モードにおける、第1の定着器9aと第2の定着器9bの定着ローラ51a、bの温度制御について、下記の表1を用いて説明する。
Figure 2010140009
表1に示すように、厚紙モードが実行される場合には第1定着器9a及び第2定着器9bの定着ローラ51a、bは、ともに、180度になる様にヒータへの通電が制御される。一方、普通紙モードが実行される場合には第1定着器9aの定着ローラ51bは180度になる様に制御され、定着に寄与しない第2定着器9bの定着ローラ51bは厚紙モード時よりも低い温度に制御される。なお、本実施形態では、普通紙モード時、第2定着器9bの定着ローラ51bは150度となるようにヒータの通電が制御される。
このように、2つの定着器9a、9bと、バイパス搬送路72を備えることで、記録材Pに与える熱量を制御することができ多種に及ぶ記録材Pへの対応性が広がる。
続いて、定着器及び搬送路における記録材Pの検知方法について説明する。
本実施の形態では、図3に示すとおり、タンデム搬送路71とバイパス搬送路72には各々2つの検出手段としての記録材検知センサを備えている。タンデム搬送路71には、搬送路に一つ(74b)と定着器9bの排紙口に一つ(74c)、またバイパス搬送路72には2つ(74d、74e)を設けている。
また、定着器9aと定着器9bの排出口には、それぞれ、記録材検知センサ74a、74bが設けられる。また、定着器9aの排出口には(74a)、定着器9bの排出口には(74b)、給紙部78には(74f、74m)の記録材検知センサが設けられる。そして、レジスト前搬送路77には(74g)、定着前搬送路76には(74h)、排出搬送路79には(74i)、両面搬送路75には(74j、74k、74l)の記録材検知センサ(検出手段)が設けられる。
記録材検知センサは、搬送される記録材Pの自重によりフラグを押し下げて、透過型フォトインタラプタセンサの光軸を遮光することによって、記録材Pの有無を電気信号に変えて検知するものを使用した。本体制御部141では、画像形成装置100内全ての記録材検知センサからの記録材有無情報を管理し、ジャムの発生を判定する。具体的には、記録材Pの搬送方向の設定サイズと搬送スピードから算出されるON−OFFチャートから一定時間以上外れる場合にはジャム発生と判定する。すなわち、記録材先端が記録材検知センサをONすべきタイミングにONしない場合は遅延ジャム、同様に記録材後端が記録材検知センサをOFFすべきタイミングにOFFしない場合は滞留ジャム、としている。一例として、第2の定着器9bの排紙口で巻きつきジャムが起きた場合は、所定のタイミングに記録材検知センサ74cがONしないため、本体制御部141では遅延ジャムとして判断する。
ここで、本体制御部(制御手段)141がタンデム搬送路71またはバイパス搬送路72でのジャムを検知したときには、直ちに本体制御部141は搬送モータ80cまたは80dを制御して、ジャムが発生した搬送路の記録材の搬送動作を停止しする。つづいて、本体制御部141は、フラッパー69を切り替えて、タンデム搬送路71とバイパス搬送路72の分岐点70よりも記録材の搬送方向にて上流側の記録材Pを自動排出させた後に、画像形成装置100の動作を停止しする。そして、告知手段としての表示部142にジャムが発生したこと及びその発生位置と処理方法を表示(告知)し、ユーザーにジャム処理を促す。自動排出動作の手順については、後述のフローチャートを用いて詳しく説明する。
次に、ジャム発生時の自動排出動作について、図4のフローチャートによって説明する。また、フローチャート内における装置内部の各機器の全ての動作は、本体制御部141によって統制し、判断または実行するようにしている。
先ず、定着器9a、9bの温調制御や現像装置1a、1b、1c、1d内部のトナー攪拌動作等の画像形成準備動作が完了した時点でスタンバイ状態となり、画像形成を待機する(ステップS1)。次に、コピーボタンが押される等の画像形成動作開始のための動作がなされると(ステップS2)、本体制御部141により前述した画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdの画像形成動作が開始される。また、本体制御部141はユーザーが選択したモードに応じて、定着器9a及び9bのそれぞれの定着ローラ51a及び51bが、表1に示す温度になるように、電源Ea及びEbの出力を調整する。更に、本体制御部141は、選択されたモードに応じて、タンデム搬送路71の搬送ローラ81cと、バイパス搬送路72の搬送ローラ81dの回転を制御する。即ち、「厚紙モード」が選択されている場合、タンデム搬送路71の搬送ローラ81cを回転させて、バイパス搬送路72の搬送ローラ81dの回転は停止される。一方、「普通紙モード」が選択されている場合、タンデム搬送路71の搬送ローラ81cの回転は停止し、バイパス搬送路72の搬送ローラ81dは回転される。また、「普通紙モード」が選択されている場合でも、第2定着器9bの定着ローラ51bは所定の温度に維持するために回転する。
そして、中間転写ベルト130上の合成カラートナー画像が2次転写ニップ部T2に運ばれるタイミングに同期して、給紙カセット10aまたは10bから記録材Pの搬送が開始される。
この時点より本体制御部141では、画像形成装置100内全ての記録材検知センサからの検知情報を取得し、記録材Pのジャム発生有無を監視する(ステップS3)。ジャムが発生することなく画像形成動作が終了し、画像が形成された全ての記録材Pが排紙トレイ73に出力されれば、フローは終了となる(ステップS13)。
ジャムが発生した場合は、まず本体制御部141によりタンデム搬送路71とバイパス搬送路72が分岐する分岐点70(図3参照)に記録材Pが存在するかどうかを判断する(ステップS4)。
具体的には、定着装置9aの排紙口に設定される記録材検知センサ74aからの検知信号の履歴により判断する。本例では、記録材検知センサ74aから分岐点70までの記録材搬送路の距離は38mm、また記録材搬送速度は380mm/secであるため、その間を記録材Pが通過するのに0.1secの時間を要する。よって、本体制御部141では、記録材検知センサ74aからの検知信号が「ON信号」に切り替わってから0.1sec以上経過、もしくは「OFF信号」に切り替わってから0.1sec経過以内、であれば分岐点70に記録材Pが存在すると判断している。ここで、本体制御部141により分岐点70上に記録材Pが存在すると判断されれば、残存記録材Pの自動排出動作は実行できないため、(ステップS10)に移行する。
次に、分岐点70上に記録材Pが存在しなければ、本体制御部141は記録材Pのジャム発生位置を確認する(ステップS5)。ジャム発生位置が、タンデム搬送路71内の記録材検知センサ74b、74cまたはバイパス搬送路72の記録材検知センサ74d、74eのいずれかの位置である場合は、装置内に滞留している記録材を自動排出するために(ステップS6)に移行する。
一方、上記以外の位置、即ち給紙部78、レジスト前搬送路77、定着前搬送路76、定着器9a、排紙搬送路79、両面搬送路75にてジャムが生ずるとジャム発生位置の上流に残留する記録材Pを自動排出することできないため、自動排出は実行しない。つまり、記録材検知センサ74f、74g、74h、74a、74i、74j、74k、74l、74mのいずれかの位置でジャムが生ずると、自動排出動作は実行しない。よって、この場合、(ステップS10)に移行し、直ちに画像形成装置100内におけるすべての搬送モータの回転を制御して搬送ローラの回転を停止し、ジャム発生位置とその処理方法を告知手段として機能する表示部142に表示して待機する。つまり、画像形成ジョブを中断し、ユーザーに対しジャム処理の告知を行う。なお、ジャム処理の告知については、画像形成装置とネットワーク接続されたホストコンピュータに対し行う構成であっても良い。つまり、ホストコンピュータに接続されたモニターに告知内容が表示されるように告知手段としても機能する制御部141が統括する構成としても良い。
ジャム発生位置がタンデム搬送路71内とバイパス搬送路72内のいずれか一方である場合は、自動排出を行うために、ジャムが発生した搬送路の搬送ローラの回転を停止させるように搬送モータを制御し、フラッパー69を切り替える(ステップS6)。
例えば、厚紙モード実行中に定着装置9bに搬送された記録材Pが定着ローラに巻きついてジャムが生ずると、記録材検知センサ74cの遅延ジャムとして判定される。また、この場合、ジャムの発生位置はタンデム搬送路71内である。すると、本体制御部141は搬送モータ80c、定着モータ80bに停止信号を発しタンデムパス71内の搬送ローラ81cの回転を停止する。そして、フラッパー69をバイパス搬送路72に記録材Pを送るように切り替え、ジャムが発生していない他方のバイパス搬送路72の搬送ローラ81dを回転させる。
その結果、バイパス搬送路72に滞留している記録材が画像形成装置外の排紙トレイ73に排出される。
同様に、普通紙モード実行中にバイパス搬送路72でジャムが生ずると、本体制御部141は搬送モータ80dに停止信号を発し、バイパス搬送路72内の搬送ローラ81dの回転を停止する。そして、フラッパー69をタンデム搬送路72に記録材Pを送るように切り替え、タンデム搬送路71の搬送ローラ81cを回転させる。
その結果、タンデム搬送路71に滞留している記録材が画像形成装置外の排紙トレイ73に排出される。
次に、ジャム発生時に分岐点70よりも上流の搬送路に記録材Pがある場合(ステップS7)、本体制御部141は搬送モータを制御し、残存記録材Pをパイパス搬送部72経由で排紙トレイ73に送るようにすることで、自動排出動作を実行する(ステップS8)。ここで、ジャム発生時に分岐点70よりも上流の搬送路に記録材Pがある場合とは、次の場合である。つまり、定着装置9a、定着前搬送路76、レジスト前搬送路77、給紙部78、両面搬送路75に設置されている記録材検知センサ74a、f、g、h、j、k、l、mからのON信号を本体制御部141によって取得した場合である。
この時、記録材検知センサ74a、74f、74g、74h、74j、74k、74m、74nの全ての部位に記録材Pが残存している際は、本体制御部141は装置内の全ての搬送ローラや定着ローラが回転するように搬送モータ及び定着モータを制御すれよい。しかし、例えば定着装置9aと定着前搬送部76の記録材検知センサ74a、74hにのみ残存する記録材Pがある場合は全ての搬送モータ及び定着モータを動作させる必要はない。この場合は定着装置9aの定着ローラ51aを回転させる定着モータ80aと定着前搬送路76の搬送ローラ81hを回転させる搬送モータ80hと、残存記録材Pを排紙トレイ73にまで搬送するのに必要な搬送モータ80d、80iのみを選択的に動作させる。このように、ジャム発生時における最上流の残存記録材を排出トレイ73にまで搬送するのに必要な搬送ローラや定着ローラのみを動作するように本体制御部141では制御し、自動排出動作を実行する。
なお、自動排出に使用されるタンデム搬送路71もしくはバイパス搬送路72に滞留している記録材と、定着器9aよりも記録材搬送方向上流側に滞留している記録材とが、自動排出に使用される搬送路において互いに重なり合うことが無いように制御が行われる。つまり、自動排出に使用される搬送路に滞留している記録材が、定着器9a(第1のニップ部、分岐部70)よりも記録材搬送方向上流側に滞留している記録材よりも、先に排紙トレイ73に排出されるように各搬送機構の制御が行われる。
また、ジャム発生時には中間転写ベルト130は合成トナー像を担持している。そして、ジャム発生後に2次転写部T2を通過して排紙トレイ73へ搬送される記録材Pにトナーが付着することを防止するため、本体制御部141はジャムが発生すると2次転写ローラ11に印加される電圧をトナーと同極性の電圧に切り替える。
本実施例では、自動排出動作中は2次転写ローラ11には−1KVの電圧が印加される。
なお、定着前搬送路76に残存する記録材P上の未定着トナー像は定着装置9aにより定着(加熱)されるため、自動排出動作を実行しても装置内部やユーザーの手を汚すことはない。またここでは、タンデム搬送路71内のジャムを例に挙げたが、パイパス搬送路72内のジャムであっても、フラッパー69をタンデムパス71側に切り替えることで同様に自動排出ができることは言うまでもない。
そして、全ての自動排出動作が終了した後に、装置は動作を停止し、表示部142へジャム発生とその処理方法を表示しユーザーに知らせて待機する(ステップS10)。具体的には、例えば定着装置9bのジャムであった場合、本体制御部141は表示部142に「前扉を開けて定着装置9bを引き出し、ジャム紙を除去して下さい」といった表示が行われるように制御することで、ユーザーにジャム紙を取り除くことを促す。
ユーザーが定着装置9bを引き出す作業を行うためには装置の前扉91a及び91bを開くことが求められる。そのため、本体制御部141では、図1に示すドアセンサ91aおよび91bからの検知情報により一度前扉90aと90bが開けられて再び閉められたことを確認した時に、ジャム発生紙の有無を調査する(ステップS11)。
この場合は、本体制御部141で取得する、定着装置9bの記録材検知センサ74bからの検知結果が「OFF信号」に変われば、ジャム紙は取り除かれているため、本体制御部141はジャム処理完了と判断してジャムエラー状態はリセットされる。その後、定着装置再温調等の装置復帰動作を経て、中断していた画像形成を再開する(ステップS12)。そして、再び記録材Pが搬送され始めた時点より、(ステップS3)に戻り再びジャムの発生を監視し続ける。
以上説明したフローによって、ジャム時の自動排出動作を実行することによって、ユーザー(操作者)により装置内から取り除くべき記録材の枚数を最小限にすることができる。これによって、ユーザビリティ性の向上を実現することが可能となる。
次に実施例2について、図5のフローチャートにより説明する。尚、実施例1と同様の事項については説明を省略し、前出の部材と同一の部材には同一の符号を付してある。
本例では、タンデム搬送路71内もしくはバイパス搬送路72内でのジャム発生時に分岐点70よりも上流側に残存する記録材Pを自動排出した後に、ジャムが発生した搬送路内に残留し排出可能な記録材Pをも自動排出するようにしている。
図4にある実施例1で説明したフロー(ステップS8)の後に、タンデムパス71内に複数枚の記録材Pが残存しており、ジャムが発生した位置よりも記録材搬送方向の上流側に記録材Pがある場合を例に挙げて説明する。
ジャムが発生位置よりも上流側であって分岐点70よりも下流側に残存する記録材Pを一旦戻して(逆方向に搬送、後退させて)、分岐点70よりも上流側の定着装置9aにまで送る。その後、フラッパー69を切り替えて順方向に搬送しバイパス搬送路72を通過させることで、自動排出させる(図5ステップS9)。
実施例1の説明で挙げた例を再び用いて説明する。定着装置9b排紙口での巻きつきジャム(記録材検知センサ74cの位置における遅延ジャム)が発生した際に、一度タンデム搬送路71内の搬送を停止させてパス分岐点70よりも上流側の記録材Pを排出させる。この後、本体制御部141により搬送モータ80c、定着モータ80a及びフラッパー69を制御することで、記録材検知センサ74b上に残存する損傷していない記録材Pを、スイッチバックするようにしてバイパス搬送路72に送り、自動排出することができる。
このようにして、タンデム搬送路71内でのジャム発生において、例えば定着装置9bでのジャムであった場合、分岐点70より上流の残存記録材Pに加え、タンデムパス71内の搬送路上の記録材Pをも自動排出することが可能になる。この構成によって、ユーザーは定着装置9bのみのジャム処理をすれば良いことになり、ジャム処理時間を大幅に短縮できる。
図6を参照して本例に係る画像形成装置について説明する。尚、実施例1、2と同様の事項については説明を省略し、前出の部材と同一の部材には同一の符号を付してある。
本例では、図1により実施例1で説明した画像形成装置とは異なり、第1の定着装置9aを回避するバイパス搬送路72を備えている。
このような構成においても、実施例1、2と同様に、タンデム搬送路71内またはバイパス搬送路72内におけるジャム発生時に、ジャムが発生していない搬送路を利用することにより、装置内に残存する記録材Pの自動排出をすることができる。
また、自動排出動作によって排紙トレイ73に排出された全ての記録材Pは第2の定着装置9bを通過するため、未定着トナー像により装置内部やユーザーの手を汚すことはない。
以上、図6に示すような実施例3の断面構成であっても、実施例1、2と同様にジャム処理後の復帰時間を短縮することが可能であり、ユーザビリティ性の向上が達成できる。
前述した実施例1、2、3では、画像形成装置として、カラープリンタを例示したが、これに限定されるものではなく、例えば複写機、ファクシミリ等の他の画像形成装置であっても良い。また、前述した実施例1、2、3では、複数の定着装置として2つの定着装置が搬送路に直列に並設されたタンデム定着システムによって説明をしたが、3つ以上の定着装置を備えた画像形成装置であっても良い。
また、上述した実施例1、2、3では、2つの定着装置のうち一方の定着装置の経由を回避するバイパス搬送路がタンデム搬送路と合流する構成とされているが、このような構成だけに限らず、次のような構成においても同様に本発明を適用することが可能である。例えば、2つの定着装置を経由させるタンデム搬送路と、2つの定着装置のうち一方の定着装置のみを経由させるシングル搬送路を設けた場合である。具体的には、これら2つの搬送路を記録材搬送方向下流側で合流させずに、それぞれ、画像形成装置外へシートを搬送排出させる構成である。この場合、上述した排紙トレイ73が、タンデム搬送路用とシングル搬送路用にそれぞれ設けられる構成となり、タンデム搬送路やシングル搬送路を経由して記録材がそのまま画像形成装置外へ排出されることになる。
また、図8に示す画像形成装置ように、第1定着器9aを通過させて、第2定着器9bを回避する搬送路92と、第2定着器9bを通過させて、第1定着器9aを回避する搬送路93を設ける画像形成装置でも本発明は実施可能である。
以上のように、本例の構成を採用することにより、ユーザーによるジャム処理枚数を可能な限り少なくすることが可能となり、ユーザーに対するジャム処理の手間を軽減させることができる。従って、ユーザーによるジャム処理に要する時間を可能な限り短くすることが可能となり、ユーザビリティ性の高い画像形成装置を提供することができる。つまり、中断している画像形成のジョブを早期に復帰させることが可能となる。

Claims (9)

  1. シートにトナー像を形成する画像形成手段と、
    シートに形成されたトナー像を第1のニップ部で加熱する第1の画像加熱手段と、
    前記第1の画像加熱手段により加熱されたシート上のトナー像を第2のニップ部で加熱する第2の画像加熱手段と、
    前記第1の画像加熱手段により加熱されたシートを前記第2のニップ部に向けて搬送するための第1の搬送路と、
    前記第1の搬送路においてシートを搬送する第1の搬送手段と、
    前記第1の画像加熱手段により加熱されたシートを前記第2のニップ部を経由させることなく前記第1の搬送路との合流部に向けて搬送するための第2の搬送路と、
    前記第2の搬送路においてシートを搬送する第2の搬送手段と、
    前記第1の搬送路と前記第2の搬送路におけるシートの搬送異常を検出する検出手段と、
    前記第1の搬送路と前記第2の搬送路のうちいずれか一方でシートの搬送異常が検出された際、他方の搬送路に滞留しているシートが前記合流部を介して画像形成装置外へ排出されるように、前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段の動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記他方の搬送路に滞留しているシートが前記画像形成装置外へ排出された後、前記一方の搬送路からシートを取り除くように操作者へ告知する告知手段を有することを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 前記告知手段は告知内容を表示する表示部を有することを特徴とする請求項2の画像形成装置。
  4. シートを収納するシート収納手段と、
    シートにトナー像を形成する画像形成手段と、
    シートに形成されたトナー像を第1のニップ部で加熱する第1の画像加熱手段と、
    前記第1の画像加熱手段により加熱されたシート上のトナー像を第2のニップ部で加熱する第2の画像加熱手段と、
    前記第1の画像加熱手段及び前記第2の画像加熱手段を含み、前記シート収納手段のシートを前記第1の画像加熱手段及び前記第2の画像加熱手段のうち少なくとも1つを経由させて画像形成装置外の排出位置へ搬送するシート搬送手段と、
    前記第1の画像加熱手段により加熱されたシートを前記第2のニップ部に向けて搬送するための第1の搬送路と、
    前記第1の画像加熱手段により加熱されたシートを前記第2のニップ部を経由させることなく前記第1の搬送路との合流部に向けて搬送するための第2の搬送路と、
    前記第1の搬送路と前記第2の搬送路におけるシートの搬送異常を検出する検出手段と、
    前記第1の搬送路と前記第2の搬送路のうちいずれか一方でシートの搬送異常が検出された際、前記第1のニップ部よりも記録材搬送方向上流側に滞留しているシートが他方の搬送路を経由して前記排出位置へ搬送されるように、前記シート搬送手段の動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1のニップ部よりも記録材搬送方向上流側に滞留しているシートが前記他方の搬送路に滞留しているシートと前記他方の搬送路において重なり合わないように、前記シート搬送手段の動作を制御することを特徴とする請求項4の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記一方の搬送路に滞留しているシートを前記他方の搬送路を経由させて前記排出位置へ搬送するため、このシートが前記第1のニップ部よりも上流側へ一旦戻されるように前記シート搬送手段の動作を制御することを特徴とする請求項4又は5の画像形成装置。
  7. 前記他方の搬送路に滞留しているシートが前記画像形成装置外へ排出された後、前記一方の搬送路からシートを取り除くように操作者へ告知する告知手段を有することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかの画像形成装置。
  8. 前記告知手段は告知内容を表示する表示部を有することを特徴とする請求項7の画像形成装置。
  9. シートを収納するシート収納手段と、
    シートにトナー像を形成する画像形成手段と、
    シートに形成されたトナー像を第1のニップ部で加熱する第1の画像加熱手段と、
    前記第1の画像加熱手段により加熱されたシート上のトナー像を第2のニップ部で加熱する第2の画像加熱手段と、
    前記第1の画像加熱手段及び前記第2の画像加熱手段を含み、前記シート収納手段のシートを前記第1の画像加熱手段及び前記第2の画像加熱手段のうち少なくとも1つを経由させて画像形成装置外へ搬送するシート搬送手段と、
    前記第1の画像加熱手段により加熱されたシートを前記第2のニップ部を経由させて前記画像形成装置外へ搬送するための第1の搬送路と、
    前記第1の画像加熱手段により加熱されたシートを前記第2のニップ部を経由させることなく前記画像形成装置外へ搬送するための第2の搬送路と、
    前記第1の搬送路と前記第2の搬送路におけるシートの搬送異常を検出する検出手段と、
    前記第1の搬送路と前記第2の搬送路のうちいずれか一方でシートの搬送異常が検出された際、前記第1のニップ部よりも記録材搬送方向上流側に滞留しているシートが他方の搬送路を経由して前記画像形成装置外へ搬送されるように、前記シート搬送手段の動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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