JP6898376B2 - 電気シェーバー - Google Patents

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Description

本発明は、電気シェーバーに関し、特に、電気モータ及び/又は電源を収容する細長ハウジングと、ハウジングに装着された作業ヘッドとを備え、ハウジングが、細長ベース要素と、ベース要素を閉鎖し、電気モータ及び/又は電源を作業ヘッドに接続する接続部を囲むカバー要素とを含み、カバー要素が少なくとも1つの封止部によってベース要素及び/又は接続部に封止される電気シェーバーに関する。
電気シェーバー及びその他の脱毛器などの除毛装置は通常、電気駆動ユニットによって振動駆動する1つ以上のカッター要素を有し、カッター要素は剪断ホイル下で往復運動し、カッター要素又はアンダーカッターは細長形状を有し、長軸に沿って往復運動することができる。他の型の電気シェーバーでは、振動様式又は連続様式で駆動され得る回転カッター要素を用いている。当該電気駆動ユニットは、電気モータ又は磁気リニアモータを含んでもよく、駆動ユニットは、モータの駆動運動をカッター要素に伝達するための細長駆動伝達部などの要素を有するドライブトレーンを含み、モータは、シェーバーのハンドル部内に収容することができる。
ハンドル内にモータを収納するとき、ハンドル内のモータをシェーバーヘッド内のカッターユニットに接続するドライブトレーンは、突出してシェーバーヘッドのカッター要素を駆動するように、ハウジングを通って延在しハウジング壁を貫通する必要がある。ドライブトレーンは、ハウジングの前端を通って延在してシェーバーヘッドに向かって突出する回転振動軸を含む場合が多く、振動軸はハウジングの外端で一対のピンを駆動し、次いでカッター要素を駆動することができる。シャフト長軸に沿った振動及び/又は回転及び/又直線押圧により、シャフトが延在する開口部でハウジングを封止する封止部は、弾性である、及び/又は運動を可能にすることが必要である一方で、液体又は水分がハウジング内に入るのを防ぐ必要がある。
一方、モータがシェーバーヘッド内に収納されているときは、ハウジングからシェーバーヘッド内に延在するこのようなドライブトレーンは不要である。にもかかわらず、通常、ハウジング内に収納された電源からの電気接続部は、シェーバーヘッド内に延在して、上記電源からモータに電力を供給する。上記電源は、電池又は蓄電池などの電力貯蔵装置であってもよい。上記電気接続部の封止は、振動運動がないので容易であるが、それでも封止は必要である。
更に、電気モータ及び/又は電源を収納するハウジングは、多くの場合、カバー要素によって閉鎖された細長ベース要素を含み、ハウジング内に電子部品を搭載及び収納することができる。しかしながら、ハウジングは、液体及び水分から電気部品を保護するための封止容器を形成すべきであるため、ベース要素とカバー要素との間に封止部が設けられ、このような封止部はベース要素とカバー要素の対向面間を延在する封止リングを含んでもよい。
一般的に、このような封止要素の搭載は、故障や誤りを起こしやすい。例えば、封止要素をわずかに誤った位置に配置すると、水又は水分がハウジングに入る場合がある。加えて、複数の封止面は、許容誤差又は材料欠陥のため完全に防水でなくてもよい。更に、多くの部品を正しい時点で正しい位置に設ける必要があり、様々な構造の様々な封止を要するため、装置の製造及び組立ロジスティックは複雑である。
更に、人間工学的操作上の理由により、ハウジングの長軸に対してシェーバーヘッド、ひいては前述の振動軸を傾斜させることが望ましい場合がある。ドライブトレーンのこうした傾斜配置及び構成要素の容易な組立を可能にするため、ハウジングの細長ベース要素とハウジングのカバー要素との間の境界面を、ハウジングの長軸に対して鋭角で傾斜した平面に設けることが望ましい場合がある。換言すれば、ベース要素と接続されるカバー要素の端面は、ドライブトレーンの長軸、具体的には、振動軸に実質的に垂直な平面内に延在し、ドライブトレーンをカバー要素に容易に装着させることができる。しかしながら、上記ドライブトレーンの傾斜配置により、カバー要素の端面は、ハウジングの長軸に対して垂直ではないが鋭角に延在する。上記の傾斜境界面に封止リングを配置することはより困難である。
米国特許出願公開第2009/0025229(A1)号は、電気シェーバーのカッター要素用の駆動ユニットを開示しており、駆動ユニットは、シェーバーハウジングからシェーバーヘッドに向かって延在する伝達ピンを含み、該伝達ピンの振動駆動運動が、シェーバーヘッド内の振動往復運動に関して支持された振動ブリッジを介してカッター要素上に印加され、該振動ブリッジは、カッター要素の運動を調節できるように連結アームを設ける。同様の伝達アーキテクチャが米国特許第7,841,090(B2)号から既知である。
カッター要素の運動を調整することができる別の電気シェーバーが、米国特許第3,748,371(B)号、仏国特許第1391957(A)号、英国特許第811,207(B)号、及び同第5,704,126(B)号から既知である。
米国特許出願公開第2009/0025229(A1)号 米国特許第7,841,090(B2)号 米国特許第3,748,371(B)号 仏国特許第1391957(A)号 英国特許第811,207(B)号 英国特許第5,704,126(B)号
本発明の根底にある目的は、従来技術の欠点の少なくとも1つを回避する、及び/又は既存の解決方法を更に発展させる改良電気シェーバーを提供することである。
本発明の根底にある更に具体的な目的は、液体に対して十分に封止された電気シェーバーを低コストで簡易に製造することである。
本発明の根底にある更なる目的は、電気モータ及び/又は電源などの電気部品を収納するための封止容器ハウジングを有する改良シェーバーを提供することであり、この封止は、液体及び/又は水分に対して十分な保護を提供し、容易な製造及び組み立てを可能にする。
より具体的には、本発明の根底にある目的は、組立プロセスにおける許容誤差及び/又は誤りにより、接続されるハウジング要素の形状及び/又は寸法、及び/又はハウジング要素が相互に押し合う装着力の変動が存在しても、ハウジングの封止を改善して確実な封止を実行することである。
前述の目的のうちの少なくとも1つを達成するために、別個の要素を形成しないが、ハウジング要素のうちの1つと一体化される封止部を設けることが提案される。より具体的には、ハウジングのベース要素を閉鎖するカバー要素と、少なくとも1つの封止部とは1体型構造を形成してもよく、その結果、電気シェーバーの組立時、より具体的には、ハウジング要素を相互に組み立てる、及び/又はカバー要素を、ハウジングの内部からカバー要素を通って装置の作業ヘッドまで延在する接続部に接続するとき、封止部が自動的に搭載される。一態様によれば、封止部は、封止部及びカバー要素が、封止部を形成する軟質材料コンポーネント及びカバー要素を形成する硬質材料コンポーネントから作製された一体型構造を形成するように、カバー要素に一体成形される。封止部と共にカバー要素を製造する2コンポーネント型成形プロセスを使用することにより、簡易な製造とカバー要素、ひいてはハウジングに対する封止部の精密な位置決めが可能になる。
封止部は、シリコーンから形成されてもよい。ハウジングのカバー要素及び/又はベース要素は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)から形成されてもよい。軟質材料と硬質材料との他の組み合わせも可能である。
別の態様によれば、前述の封止部は、細長ハウジングの長軸に実質的に平行な軸方向圧力下で、ハウジングのカバー要素とベース要素との間に挟まれた軸方向シールを形成する第1の封止要素を更に含んでもよい。軸方向に封止力が加えられるこのような軸方向封止要素は、カバー要素とベース要素との間の境界面の設計自由度を向上させ、許容誤差及び/又は搭載力の変動が存在する場合でも優れた封止を提供する。
更に別の態様によれば、封止部は、カバー要素を通って延在する回転振動シャフトを囲むスリーブを形成する第2の封止要素を含んでもよく、スリーブ状の第2の封止要素は、一方の端部でカバー要素に固定的に接続され、他方の端部でシャフトに固定的に接続されており、該第2の封止要素は、捩れる及び/又はシャフトの回転振動を弾性的に補償するように構成されている。
これら及び他の利点は、図面及び可能な例に言及する以下の説明から明らかになる。
支持構造によってハンドルに接続されたシェーバーを備えた電気シェーバーの斜視図である。 外側ハウジングと、一体成形された封止部を有する内側ハウジングとを含むハウジングのシェル様構造を示す電気シェーバーのハウジングの概略分解図である。 ハウジングの細長カップ状ベース要素が、駆動ユニットの組立を可能にするようにカバー要素から離間している、図2の内側ハウジングの斜視分解図である。 第1及び第2の封止要素が一体成形されたハウジングのカバー要素の断面図であり、部分図(a)は、第2の封止要素を通って延在する駆動ユニットの振動シャフトを有するカバー要素を示し、部分図(b)は、第2の封止要素の構造をより明確に示すためシャフトを除いたカバー要素を示す。 ハウジングの細長ベース要素とカバー要素との間の境界面の斜視図であり、部分図(a)は、第1の封止要素が一体的に接続されたカバー要素を示し、部分図(b)は、カバー要素の第1の弾性封止要素が押圧される接触/封止面を形成する端面を備えた細長ベース要素の端部を示し、部分図(c)は、カバー要素がベース要素に軸方向に搭載されたときの軸方向搭載運動による、リップ状の第1の封止要素の変形を示す。 第1の封止要素の封止力と第1の封止要素の軸方向圧縮との関係を示す関数の図である。 第1の封止要素への周囲圧力の増加による封止力の増加を示す概略図であり、部分図(a)は、図6と同様の第1の封止要素の圧縮力と封止要素の圧縮との関係を示し、曲線A−Bは周囲圧力による封止力の増加を示し、部分図(b)は、第1の封止要素にかかる周囲圧力を示す。
一態様によれば、前述の目的のうちの少なくとも1つを達成するために、別個の要素を形成せず、ハウジング要素のうちの1つと一体化される封止部を設けることが提案される。より具体的には、ハウジングのベース要素を閉鎖するカバー要素と、少なくとも1つの封止部とは一体型構造を形成してもよく、その結果、電気シェーバーの組立時、より具体的には、ハウジング要素を相互に組み立てる、及び/又はカバー要素を、ハウジングの内部からカバー要素を通って装置の作業ヘッドまで延在する接続部に接続するとき、封止部が自動的に搭載される。一態様によれば、封止部は、封止部及びカバー要素が、封止部を形成する軟質材料コンポーネント及びカバー要素を形成する硬質材料コンポーネントから作製された一体型構造を形成するように、カバー要素に一体成形される。封止部と共にカバー要素を製造する2又は3コンポーネント型成形プロセスを使用することにより、簡易な製造とカバー要素、ひいてはハウジングに対する封止部の精密な位置決めが可能になる。
封止部は、シリコーンから形成されてもよい。ハウジングのカバー要素及び/又はベース要素は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)から形成されてもよいが、他のプラスチック材料又は非プラスチック材料が使用されてもよい。材料は、繊維又は他の補強材によって強化されてもよい。
より具体的には、前述の封止部は、細長ハウジングの長軸に実質的に平行な軸方向圧力下で、ハウジングのカバー要素とベース要素との間に挟まれた軸方向シールを形成する第1の封止要素を含んでもよい。封止力が軸方向に加えられたこのような軸方向封止要素は、カバー要素と基本要素との間の境界面の設計自由度を高める一方で、許容誤差及び/又は搭載力の変動が存在する場合でも優れた封止を提供する。
第1の封止要素は、85度未満又は75度未満又は45度〜75度の範囲の鋭角で、細長ハウジングの長軸に対して傾斜した平面内に延在する一対の封止面と接触してもよい。
様々な圧縮度から生じる広範囲の装着変化に対して適切な封止を達成するために、第1の封止要素は、円錐状又はトランペット状又はほぼ円筒状の封止リングを形成してもよく、リングの直径は一方の軸端から他方の軸端まで延在する。
都合の良いことに、封止リングは、固定されていない自由端に向かって延在することができる。換言すれば、カバー要素に一体成形された封止リングの端部は、ハウジングのベース要素に接触する封止リングの端部よりも小さい直径を有してもよい。自由端で外側に突出するとき、封止リング上に加えられる周囲圧力は封止力を増加させることができる。外側圧力が高いほど、封止接触が堅固になる。
運動学的に逆の配置では、封止要素はベース要素に一体成形され、自由端でカバー要素と封止接触してもよい。しかしながら、例えばドライブトレーンを封止するための他の封止要素もカバー要素に装着することができるため、封止要素をカバー要素に固着することは都合がよく、複数の封止要素が同じ要素上に設けて、製造をより効率的にすることができる。
より具体的には、第1の封止要素は、ハウジングの長軸に実質的に平行な軸方向封止力を提供するように構成されることができ、第1の封止要素の第1の圧縮段階における軸方向封止力の増加量が、第1の封止要素の第2の圧縮段階における軸方向封止力の増加量よりも著しく大きい、及び/又は軸方向封止力が第1の封止要素の圧縮の増加に伴って連続的に増加し、軸方向封止力の増加量が圧縮の増加に伴って減少する。
第1の封止要素は、封止要素の非圧縮及び非変形状態において、2×30度〜2×65度の角度で延在する円錐形状のスリーブを形成してもよい。更に又は代わりに、円錐形状の封止要素は、1mm〜20mm、又は3mm〜15mm、又は5mm〜10mmの範囲の長さを有してもよい。第1の封止要素の壁厚は、0.5mm〜5mm、又は1mm〜3mmの範囲であってもよい。
更に別の態様によれば、封止部は、カバー要素を通って延在する回転振動シャフトを囲むスリーブを形成する第2の封止要素を含んでもよく、スリーブ状の第2の封止要素は、一方の端部でカバー要素に固定的に接続され、他方の端部でシャフトに固定的に接続されて該シャフトと共に振動し、第2の封止要素の中間部は、捩れる及び/又はシャフトの回転振動によって生じる長手方向の弾性伸縮を補償するように構成されている。
第2の封止要素は、封止スリーブと、封止スリーブの内面及びシャフトの外面に装着された封止リングとを含んでもよく、封止リングは硬質材料コンポーネントから作製され、封止スリーブは軟質材料コンポーネントから作製される。
より具体的には、この封止スリーブはシリコーンから作製することができ、この封止リングはポリアミドから作製することができる。
十分な弾性を提供しながらも、トルク及び/又は捻れ力に関する大きな損失を回避するため、封止スリーブの中間部は、シャフトの直径の110%〜300%又は125%〜250%の範囲の直径を有する。
更に、封止スリーブの中間部は、0.8mm未満、又は0.6mm未満、又は0.4mm未満の壁厚を有してもよい。
上記封止構造は、封止される移動シャフトが、シャフト長軸に沿って振動及び/又は回転及び/又は直線的に押圧する場合に更なる利点を発揮することができる。シャフトが延在する開口部でハウジングを封止する封止部は、弾性である、及び/又は全方向への運動を可能にする必要がある一方で、液体又は水分がハウジング内に入るのを防ぐ必要がある。
ハウジングは、モータを収容する内側ハウジングと、シェル状に内側ハウジングを囲む外側ハウジングとを備えるマルチシェル構造を有してもよく、シェーバーヘッドを支持するようにコネクタ要素を内側ハウジング上に設けてもよい。ハウジングは内側ハウジングを囲む前述の外側ハウジングとして外側シェルを含むが、シェーバーヘッドの支持構造は内側ハウジングに直接接続され、内側ハウジングがモータとモータに接続されるシャフトとを支持し、シェーバーヘッドに向かってハウジングの外側に延在するシャフト部を含んでもよい。よって、外側ハウジングは、ハウジングの支持機能によって制限されることなく、ユーザの触覚的な好みを満たすように設計されてもよい。
内側ハウジングは、モータ、電池又は蓄電池、又は他の電源、及びモータを制御するための電子制御ユニットを収容して、液体及び水分から保護することのできる封止容器、特に防水容器を形成することができ、この容器は、バレル構造を有するとともに、閉鎖上部と開放上部を有する細長ポット又はカップによって形成されてもよく、モータ、電子制御ユニット、及び電池は、内側ハウジングの上記カップ状要素内に完全に収容されてもよく、開放上部で内側ハウジングを形成するバレル状容器の前面を形成し得るカバー要素によって閉鎖されてもよい。
したがって、内側ハウジングを形成するバレル状の容器は、2つの要素のみ、すなわち前述のカップ要素及びカバー要素を含む2要素構造を有してもよい。このような内側ハウジングの2要素構造により、容器を防水にするために必要な封止作業が大幅に低減される。具体的には、カップ要素とカバー要素との間の境界面を封止するために1つのリング封止部のみを使用するだけで十分であるが、このような境界面は円形構成を有してもよく、楕円形などの他の輪郭も可能である。
前述のカップ状のベース要素は、内側ハウジングの実質的に全長にわたって延在する細長構成を有し、内側ハウジング及び/又はハンドルの少なくとも80%又は90%に対応する長さを有し、このカバー要素は、内側ハウジングの長さ及び/又はハンドルの長さの20%未満又は10%未満の長さを有してもよい。かかるカバー要素は、ディスク状又はプレート状の構成を有してもよく、わずかにドーム状又は凸状の輪郭を有していてもよい。
シェーバーヘッドの支持構造に接続するためのコネクタを、前述のカバー要素に設けてもよい。
内側ハウジングのカバー要素及びカップ要素は、相互に堅固に接続されてもよく、例えば、形状適合、ねじ込み、溶接、接着、及び/又はスナップ嵌めなどの様々な既知のタイプの接続技術を使用してもよい。
モータ及び/又は電子制御ユニット及び/又は電池を内側ハウジング内の適所に保持するため、前述の構成要素が取り付けられる支持フレームがカップ要素に挿入されて、所定の位置に保持されてもよく、例えば、ガイド溝及び/又はガイド突起部などの摺動可能なガイド要素が設けられてもよい。支持フレームは、電子制御ユニットの一部を形成する回路基板によって形成されてもよいし、回路基板を含んでもよい。カッターユニットを駆動するためのシャフトは、内側ハウジングのカップ要素及び/又はカバー要素に装着された、及び/又は形成された1つ又は複数の軸受によって回転可能に支持されてもよい。
内側ハウジングを封止するのに役立つように、内側ハウジングは一つの開口部を含み得、該開口部は、シャフトが突出するカバー要素の開口部であり得る。任意に、カバー要素と反対側の端部に第2の開口部が存在してもよく、第2の開口部は充電接続部のために提供されてもよい。しかしながら、このような第2の開口部は、例えば、充電ピンを内側ハウジングの一体部分として成形することによって、充電コネクタを内側ハウジングに一体化する手段によって回避してもよい。更に任意で、内側ハウジングの内側と外側との間のガス圧力差を平衡化するため第3の開口部が設けられ、例えば、ゴアテックスのような機能性布地などの水不透過性だがガス透過性の材料によって覆われる。この圧力差は、内側ハウジングの内側に設けられた電池によって生じ得る。
内側ハウジング内の制御ユニットとの連通を可能にするために、内側ハウジングは、内側ハウジング内に置かれたスイッチを作動させるように変形可能な軟質材料部分を含んでもよい。更に又は代わりに、内側ハウジングは、情報を表示するためのディスプレイ手段を備えてもよく、このようなディスプレイ要素は、成形によって内側ハウジングに一体化されてもよい、及び/又は内側ハウジングの表面の一部を成してもよい。
内側ハウジングのスイッチ手段に関連付けられた前述の軟質材料部分へアクセスできるように、外側ハウジングは、軟質材料部分及び/又は凹部又は開口部を備え、該凹部又は開口部を通じて内側ハウジングの軟質材料部分を変形させることができる。更に又は代わりに、外側ハウジングは、内側ハウジングの前述のディスプレイ手段を覆う透明部分を含み、外側ハウジングの透明部分を通じてディスプレイ手段を見ることができる。更に又は代わりに、ディスプレイを見ることができる凹部又は開口部を外側ハウジングに設けることも可能である。次いで、上記凹部又は開口部は、ディスプレイ又は他の閉鎖手段によって閉鎖されてもよい。
外側ハウジングは、相互に接続され、内側ハウジングの異なる部分を覆うことができる複数のシェル要素を含む2ピース又は3ピース又は複数ピースのシェル構造を有してもよい。具体的には、外側ハウジングは、内側ハウジングの両側に延在し、相互に接続可能な2つのシェル要素を備えてもよい。上記シェル要素は、2つのシェル要素が共に内側ハウジングを実質的に完全に囲むことができるように、略溝状又は樋状の輪郭を有してもよい。
このようなシェル要素に加えて、外側ハウジングは、前述のシェル要素のうちの少なくとも1つと接続されるリング要素を更に含んでもよい。かかるリング要素は、高剛性の強靭な外側ハウジング構造を形成するのに役立ち、シェーバーヘッドに面するハウジングの端部に配置されてもよい。より具体的には、リング要素はシャフトを包囲してもよく、内側ハウジングの最大直径よりも有意に小さい内径を有してもよい。このようなリング要素は、成形シリコーン封止部に加えて、又はその代わりに設けてもよい。両方の組み合わせを用いて、リング要素は、成形シリコーン又は軟質材料部分のみを封止するように設計され、モータ駆動によって引き起こされる変形力を許容及び補償するように設けられる。成形シリコーン又は軟質材料部分のみを有することは、外部への封止及びモータ運動による変形の両方の機能を提供するように設計され得ることを意味する。このようなシリコーン移動封止部は、それ自体の変形が、モータ駆動部と封止部との間の封止能力を低下させる場合がある。
シェーバーの高度な人間工学的操作を提供するため、シェーバーヘッドは、ハンドルの長軸に対して鋭角でハンドルの前面に向かって傾斜した機能面を有してもよく、この鋭角は変更することができる。例えば、鋭角は、45度〜85度、又は例えば55度〜80度の範囲であってもよい。このような傾斜により、不自然に手又は腕を角度付けすることなく、剃られる対象の皮膚に平行な機能面でシェーバーを保持することが容易になる。前述の機能面は、少なくとも1つのカッターユニットが配置されているシェーバーヘッドの表面であり、例えば、一対のかかる細長カッターユニットを、機能面上で相互に平行に配置してもよい。長毛カッター及び/又は冷却要素及び/又は潤滑要素などの追加の機能要素を、機能面に配置してもよく、例えば、長毛カッターは対の切断ユニットの間に又は一側面に沿って配置されてもよい。
機能面を備えたシェーバーヘッドに対して傾斜している上記のハンドル前側は、ハンドルを手で掴んでいるとき、及び/又はハンドルがシェーバーを持って見ているユーザに向いているとき、開放されている、又は触れられていないハンドル側と考えることができる。通常、オン/オフキー又はスイッチなどの少なくとも1つの操作キーは、上記のハンドル前側に配置されてもよい。
ハンドル全体を考慮すると、ハンドルは細長形状を有してもよく、断面はハンドルの下面からハンドルの下面と反対側のハンドルの上面まで実質的に連続的に増加し得る。換言すれば、ハンドルの断面は、シェーバーヘッドに向かって連続的に増加してもよい。断面は様々な形状をとってもよく、そのような断面形状は、実質的に円形及び/又は楕円形であってもよい。「実質的に連続的に」は、断面が増加しないディスプレイ部又は操作キー部などの部分を除外するものではない。にもかかわらず、大きな割合で考えると、ハンドルの断面は下端部から上端部まで増加し得る。
加えて、駆動伝達装置は、ハンドルからシェーバーヘッドの内部に延在するシャフト又はシャフト様の細長駆動要素を含んでもよい。
前述のようなシャフトの回転振動を、少なくとも1つのカッター要素の線形振動に変換するため、クランクアームがシャフトに装着されてもよく、そのようなクランクアームは、シェーバーヘッド内に配置されてもよい、及び/又はカッター要素を駆動するための少なくとも1つの駆動ピンを支持してもよい。例えば、上記駆動ピンは、シャフトに対して実質的に平行に延在してもよく、シャフト軸に対して偏心して延在するようにクランクアームに固着されてもよい。クランクアームが中立位置で、カッター要素の所望の線形振動に対して実質的に垂直に延在するとき、駆動ピンは、所望のカッター要素の振動に対する接線方向の湾曲路に沿って移動することにより略線形振動を実行する。
これら及び他の特徴は図面に示す例から明らかになる。図1から分かるように、シェーバー1は、シェーバーを保持するハンドル2を形成するシェーバーハウジング300を有していてもよく、ハンドルは様々な形状をとることができ、例えば、大まかに言うと、シェーバーを人間工学的に掴む又は保持することができるように実質的に円筒状又は箱状又は骨状である。シェーバーハンドル2は、上記の図1のハンドルの細長形状に起因する長軸20を有する。
より具体的には、ハンドル2は、円形又は楕円形の断面形状を有してもよく、これらの形状の組み合わせも可能である。断面形状にかかわらず、断面は、ハンドルの一方の端部から他方の端部まで連続的に増加してもよい。
ハンドル2の一端では、シェーバーヘッド3がハンドル2に装着され、シェーバーヘッド3は旋回軸7及び傾斜軸11を中心に旋回可能に支持させてもよく、旋回軸7及び傾斜軸11は相互に実質的に垂直に延在し、ハンドル長軸20に垂直に延在してもよい。
シェーバーヘッド3の横主軸40について考えると、旋回軸7は主軸40に平行に延在し、傾斜軸11は主軸40に垂直に延在してもよい。主軸40は、シェーバーヘッド3のより大きな側面に平行に、及び/又は細長カッター要素4の長軸と平行に、及び/又はカッター振動軸8と平行に、及び/又はハンドル長軸20に実質的に垂直に延在すると考えることができる。
シェーバーヘッド3は、細長カッター要素4をそれぞれ含む一対の細長カッターユニット100を含んでもよく、細長カッター要素は、前述の主軸40と平行に延在し得る往復軸8に沿って往復駆動させることができる。カッター要素4は、カッター要素4を覆う剪断ホイル5と協働し、剪断ホイル下で往復運動することができる。
図1〜図3から分かるように、シェーバーヘッド3は、支持構造30によってハンドル2上に支持される。
支持構造30に加えて、細長駆動伝達部9は、ハンドル2からシェーバーヘッド3内に延在して、カッター要素4をハンドル2の内部に収納され得るモータ93に接続させてもよい。このような細長駆動伝達部9は、シャフト90を含んでもよく、シャフトは往復運動する、すなわち、ある程度前後に回転するように駆動することができる。クランク要素は、シャフト9に回転自在に固定され、シェーバーヘッド3の内部に収納されてもよい。かかるクランク要素は、各カッター要素4に対して駆動ピンを強固に支持することができる。上記クランク要素は、シャフト9の中立位置において、駆動ピンがカッター要素4の長軸に沿って前後に移動するように、細長カッター要素4の長軸に対して横方向に延在してもよい。より具体的には、駆動ピンは、円の一部に沿った運動を実行する。しかしながら、回転振動が制限された振幅を有し、円形部分がカッター要素4の長軸に対して接線方向をとるため、そのような運動はカッター要素の長軸に沿った直線運動に近似すると考えることができる。
図2から分かるように、ハンドル2を形成するハウジング300は、内側ハウジング301と、内側ハウジング301を囲む外側ハウジング302とを含む2シェル構造を有してもよい。
内側ハウジング301は、前述のモータ93、更に電池又は蓄電池などの電力貯蔵装置、及び電子制御ユニット(図3を参照)を収納する。内側ハウジング301が、上記コンポーネントを液体及び水分から保護する水密容器を形成することができる。
より具体的には、内側ハウジング301は、閉鎖上部及び開放上面を有するカップ状又はポット状のベース要素306を含む細長バレル状構造を有してもよく、かかるベース要素はハンドル2の実質的に全長にわたって延在してもよい(図2及び図3を参照)。
ベース要素306は、開放上面において、プレート状又はわずかにドーム状の形状を有し得るカバー要素307によって閉鎖され、ベース要素306を閉鎖すると、シェーバーヘッド3に面する内側ハウジング301の前面側を形成する。
前述のカバー要素307は、シャフト90がハウジングを貫通する開口部を含み、カバー要素307は、内側ハウジング301が防水容器を形成するように、適切な封止部400によってシャフト90及びカバー要素307に対して封止される。
図4及び図5から分かるように、封止部400は、ハウジングのベース要素306とカバー要素307との間の接続境界面を封止する第1の封止要素401を含んでもよく、第1の封止要素401は、ベース要素の一対の端面306aと307aとの間に挟まれたリング状スリーブを形成してもよく、その結果、第1の封止要素401が一対の端面306aと307aとの間で軸方向に圧縮される。よって、第1の封止要素401は、ハウジング300の長軸20に実質的に平行に軸方向封止力を受ける軸方向シールを形成する。図1及び図3に示される直立位置を考慮すると、第1の封止要素401は、上下から垂直な力を受ける。
より具体的には、図3及び図5から分かるように、封止要素401によって封止された封止面を形成する一対の端部表面306a及び307aは、ハウジング300の長軸20に対して鋭角に、すなわち、傾斜して配置されている。より具体的には、カバー要素307とベース要素306との間の接続境界面を形成する封止面306a及び307aは、例えば、ハウジングの長軸20に対して30度の鋭角で傾斜した平面に実質的に平行に延在する。このような傾斜配置は、ドライブトレーンをカバー要素307に組み付けるのに役立つ。図1及び図3から分かるように、シェービングヘッド3は、より良好な人間工学的な操作を実現するようにハウジング300の前側に向かって傾斜する。このようなシェーバーヘッドの傾斜構造により、クランクアーム92及び駆動ピン91を支持する振動軸93も(図2を参照)シェーバーの前側に向かって傾斜しているため、上記接続界面が傾斜している、すなわち、長軸20に対して鋭角で傾いているとき、上記コンポーネントをより容易にカバー要素307に装着することができる。
前述の第1の封止要素401は、非圧縮の非変形状態にあるとき、約2×30度〜2×50度の角度で外側に延在する円錐形状又はトランペット形状のスリーブを形成してもよい(図5(c)を参照)。より具体的には、スリーブ状の封止要素401の自由端は、カバー要素307に固定的に接続されたスリーブ状要素の他端よりも大きい直径を有する。
前述のように、封止要素401は、複数のコンポーネント、好ましくは2つ又は3つのいずれかのコンポーネント成形プロセスでカバー要素307に一体成形されてもよく、第1の成形プロセス工程で、カバー要素307がPBTなどの硬質材料コンポーネントから成形され、第2の成形工程で、封止要素401がカバー要素307上にシリコーンなどの軟質材料コンポーネントから成形されてもよい。
カバー要素307をベース要素306に軸方向に装着するという観点でハウジング300を組み立てるとき、第1の封止要素401は自動的にベース要素306と封止接触する。カバー要素307がベース要素306上で軸方向に移動するとき、円錐形の第1の封止要素401は、図5(c)によって示されるように変形及び圧縮される(上側は非圧縮状態を示し、下側は圧縮された端部位置封止状態を示す)。円錐状の封止要素の自由端は、封止要素401の軸方向拡張が次第に小さくなるように外側に曲げられ(図5(c)を参照)、軸方向封止力が封止長の増加に伴って増大する。
図6に示すように、第1の封止要素401の構成によると、封止力は相当広い軸方向変位にわたってわずかにしか変動しない。第一に、封止要素401が対向する封止面306aと接触すると、軸方向封止力はかなり急峻に増加する(図6の左側部分を参照)。このような初期圧縮工程の後、軸方向封止力の増加率は大幅に減少し、比較的広い圧縮偏位にわたってわずかにしか変動しない封止力をもたらす。換言すれば、封止力と圧縮運動との間の関数関係を表すグラフは、大幅な増加から開始し、その後、徐々に又は連続的に平坦化する(図6を参照)。例えば、0.2mm〜1mmの圧縮範囲では、軸方向封止力の増加量は、初期圧縮範囲における0mm〜0.2mmの範囲の軸方向封止力の増加量の50%未満又は30%未満であってもよい。
第1の封止要素401がその自由端と共に外側に延在するにつれ、周囲圧力は図7に示すように封止力を増加させるのに役立ち得る。図7(b)及び図5(c)に示すように、第1の封止要素の傾斜した、外側に延在する構造のため、封止要素401の外面に加えられる周囲圧力は、封止面306aに対して増大した力で封止要素を付勢する。この効果は図7(a)に示されており、線a2d(周囲圧力なし)は封止力と圧縮運動との間の通常の関係を示し、線a2bは、図7(b)に示されるように封止要素401の外面に周囲圧力が加えられたときの上記の関係を示す。
図4に示すように、封止部400は、カバー要素307を貫通するシャフト93に対してカバー要素307を封止する第2の封止要素402を更に含み、カバー要素の開口部を通じてシャフト93が延在し得る。
第2封止要素402は、シャフト93を包囲する封止スリーブ又はホース状封止要素を含んでもよく、封止スリーブの第1の端部はカバー要素307に固着され、封止スリーブの反対側の他方の端部は回転振動シャフト93に固着されている。より具体的には、スリーブ状封止要素402の第2の端部は、ポリアミドから作製され得る封止リング403に固着されてもよい。この封止リング403は、共に振動するようにシャフト93上に回転自在に固定される。
第2の封止要素402の中間部は、シャフトの外面から離間して延在するため、中間部はシャフト93の回転振動を補償するように捩れてもよい。第2の封止要素402の中間部は、円筒形又は少なくとも実質的に円筒形状を有してもよく、円錐形などの他の形状が提供されてもよい。更に又は代わりに、第2の封止要素402の中間部は、上記の寸法を有してもよい。
また、第2の封止要素402は、2コンポーネント成形プロセスにおいてカバー要素307上に一体成形されてもよく、第2の封止要素402は、カバー要素307を形成する硬質材料コンポーネント上に成形されたシリコーン又は別の軟質材料コンポーネントから作製されてもよい。
図6から分かるように、充電ピン310などの充電接続部は、内側ハウジング301内の電池を充電できるように、カバー要素307の底面から突出させてもよい。
内側ハウジング301は、内側ハウジング301内の電子スイッチ手段と関連付けられ得る少なくとも1つの軟質材料部分309を含んでもよい。更に又は代わりに、内側ハウジング301は、LEDなどの光源を含み、情報を表示することができるディスプレイ素子308を備えてもよく、このようなディスプレイ素子308は、電子制御ユニットによって制御されてもよい。
図2から分かるように、外側ハウジング302は、対の細長シェル要素304及び305を含むシェル構造を有してもよく、両シェル要素は共に、内側ハウジング301を実質的に完全に囲んでもよい。シェル要素304及び305は、内側ハウジング301及び/又はハンドル2のほぼ全長にわたって延在してもよい。
上記シェル要素304及び305は、内側ハウジング301の対向側に配置されてもよく、実質的に円錐形又は円筒形のハンドル2の把持面を共に形成するように相互に接続されてもよい。
加えて、外側ハウジング302は、少なくとも部分的に、シェーバーヘッド3に面する外側ハウジング302の上側面を形成するリング要素303を含んでもよく、リング要素303は、内側ハウジング301の最大外径より実質的に小さい内径を有してもよい。上記リング要素303は、シェル要素304及び305のうちの少なくとも1つに接続され、内側ハウジング301のカバー要素307の環状部分を覆ってもよい。
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。

Claims (15)

  1. 電気シェーバー(1)であって、電気モータ(93)及び/又は電源を収容する細長ハウジング(300)と、前記ハウジング(300)に装着されたシェーバーヘッド(3)とを備え、前記ハウジング(300)が、細長ベース要素(306)と、前記ベース要素(306)を閉鎖し、前記電気モータ(93)及び/又は前記電源を前記シェーバーヘッド(3)に接続する接続部を囲むカバー要素(307)とを含み、前記カバー要素(307)が、少なくとも1つの封止部(400)によって前記ベース要素(306)及び/又は前記接続部に封止され、前記少なくとも1つの封止部(400)が前記カバー要素(307)上に一体成形され、前記封止部(400)及び前記カバー要素(307)が、前記封止部(400)を形成する軟質材料コンポーネントと、前記カバー要素(307)を形成する硬質材料コンポーネントとから作製される一体型構造を形成し、
    前記封止部(400)が、前記カバー要素(307)の対向端部上に配置された少なくとも2つの封止要素(401、402)を含み、前記封止要素(401、402)のそれぞれが、前記カバー要素(307)上に一体成形されて、前記封止要素を形成する軟質材料コンポーネントと、前記カバー要素(307)を形成する硬質材料コンポーネントとから作製される一体型構造を形成し、
    前記封止部(400)が、前記カバー要素(307)の開口部を通って延在する回転振動シャフトを囲む封止スリーブを形成する第2の封止要素(402)を備え、前記封止スリーブが、前記封止スリーブの一方の端部で前記カバー要素(307)に固着され、前記封止スリーブの他方の端部で前記シャフトに固着されて前記シャフトと共に回転振動し、前記封止スリーブの中間部が、前記カバー要素(307)に対する前記シャフトの前記回転振動を補償するように弾性的に捩れ可能である、電気シェーバー。
  2. 前記封止部(400)がシリコーン及び/又は前記カバー要素(307)がポリブチレンテレフタレート(PBT)から作製される、請求項1に記載の電気シェーバー。
  3. 前記少なくとも1つの封止部(400)が、前記細長ハウジング(300)の長軸(20)に実質的に平行な軸方向圧力下で、前記カバー要素(307)と前記ハウジング(300)の前記細長ベース要素(306)との間に挟まれた軸方向シールを形成する第1の封止要素(401)を備える、請求項1または2に記載の電気シェーバー。
  4. 前記第1の封止要素(401)が、前記細長ハウジング(300)の前記長軸(20)に対して傾斜した平面内で、85度未満又は75度未満又は45度〜75度の範囲の鋭角で延在する一対の封止面(306a、307a)に接触する、請求項3に記載の電気シェーバー。
  5. 前記第1の封止要素(401)が円錐状又はトランペット状の封止リングを形成し、前記封止リングが一方の軸方向端から他方の軸方向端に拡張する直径を有する、請求項又は4に記載の電気シェーバー。
  6. 前記カバー要素(307)上に一体成形された前記封止リングの端部が、前記ハウジング(300)の前記ベース要素(306)に接触する前記封止リングの端部よりも小さい直径を有する、請求項に記載の電気シェーバー。
  7. 前記第1の封止要素(401)が、圧縮されると前記ハウジング(300)の前記長に実質的に平行な軸方向封止力を提供するように構成され、前記軸方向封止力は圧縮運動と変曲点を有する関係で表され、非圧縮状態から前記変曲点までの前記第1の封止要素(401)の第1の圧縮段階における軸方向封止力の増加量が、前記変曲点からの前記第1の封止要素(401)の第2の圧縮段階における軸方向封止力の増加量よりも著しく大きい、及び/又は軸方向封止力が前記第1の封止要素(401)の圧縮の増加に伴って連続的に増加し、軸方向封止力の前記増加量が圧縮の増加に伴って減少する、請求項3〜6のいずれかに記載の電気シェーバー。
  8. 前記封止リングが、前記封止リングの未変形状態とき、2×20度〜2×55度又は2×30度〜2×45度の角度で外側に固着端から自由端に向かって延在する、請求項7に記載の電気シェーバー。
  9. 前記第2の封止要素(402)が、前記封止スリーブと、前記封止スリーブの内面及び前記シャフトの外面に装着された封止リングとを含み、前記封止リングが硬質材料コンポーネントから作製され、前記封止スリーブが軟質材料コンポーネントから作製される、請求項に記載の電気シェーバー。
  10. 前記封止スリーブがシリコーンから作製され、前記封止リングがポリアミドから作製される、請求項に記載の電気シェーバー。
  11. 前記封止スリーブの前記中間部が、前記シャフトの直径の110%〜300%又は125%〜250%の範囲の直径を有する、請求項及び10のいずれかに記載電気シェーバー。
  12. 前記封止スリーブの前記中間部が、0.8mm未満、又は0.6mm未満、又は0.4
    mm未満の壁厚を有する、請求項1〜11のいずれかに記載の電気シェーバー。
  13. 前記ハウジング(300)が、前記モータ(93)を収容する内側ハウジング(301)と、前記内側ハウジング(301)を囲む外側ハウジング(302)とを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
  14. 前記内側ハウジング(301)が、前記モータ(93)と、少なくとも1つの電力貯蔵部(94)と、前記モータ(93)の動作を制御するための制御ユニットとを収容する封止容器を形成し、前記容器はバレル構造を有するとともに、閉鎖底部を有する細長ベース要素(306)と、前記シャフト(90)を囲み前記ベース要素(306)を閉鎖するカバー要素(307)とによって形成され、前記細長ベース要素(306)が前記内側ハウジング(301)の全長の少なくとも90%の長さを有し、シェーバーヘッド(3)の支持構造(30)を接続するための全ての接続部が、前記内側ハウジング(301)の前記カバー要素(307)に設けられている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
  15. 前記内側ハウジング(301)は、前記駆動ユニットの前記シャフト(90)のための開口部と、前記第1の開口部と反対側の前記内側ハウジング(301)の端部の充電接続部のための第2の開口部と、前記内側ハウジングの内側と前記内側ハウジングの外側との間のガス圧力差を均衡させるための、水不透過性であるがガス透過性材料から作製される第3の開口部とを備える、請求項14に記載の電気シェーバー。
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