JP6898076B2 - 計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のセンサからのデータを収集する計測装置に関する。
従来、車両が実際に道路を走行している状態において内燃機関から排出される排気ガス中に含まれるNOx濃度を計測するために、車両にNOxセンサとデータ収集装置とを搭載した計測装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、複数のセンサによって計測された測定データを、コンピュータのディスプレイに表示したり、各種の警告をディスプレイに表示する技術も提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開2000−88711号公報 特許第3415452号公報 特開2016−40458号公報
ところが、排気ガス中のNOx濃度に加え、複数のガス成分を計測する計測装置として、複数のセンサからのデータを一括して収集して処理する機能が予め組み込まれた計測装置では、複数のセンサのうち1つのセンサからのデータ収集で不具合が発生した場合に、計測装置全体を取り換えて修理する必要があり、計測装置の使用者にとって使い勝手が悪いという問題がある。
この対策として、各センサを接続してセンサ信号の処理を行う計測モジュールをそれぞれ設けるとともに、計測装置には、複数の計測モジュールを収容できるように、各計測モジュールを着脱可能に装着できる複数のスロットを設けることが考えられる。
このような複数のスロットを有する計測装置においては、同種の(即ち測定対象が同じ)計測モジュールが各スロットに装着されたり、2又は3スロットを占有する計測モジュールなどが装着されたりすることがあるので、使用者にとっては、計測モジュールの装着状態などが分かりにくいという問題がある。
具体的には、計測装置のどの位置にどのような計測モジュールが装着されているかが、分かりにくいという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、計測モジュールの装着位置や種類が分かり易い計測装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の第1局面は、センサに接続され、センサから出力されるセンサ出力を取得し外部に出力する回路を少なくとも内蔵した複数の計測モジュールと、計測モジュールの其々から出力されたデータを収集する本体部と、を備える計測装置に関するものである。
この計測装置の本体部は、筐体と、データ収集部と、出力部及び記憶部の少なくとも一方と、表示部と、表示制御部とを備える。
筐体は、内部に複数の計測モジュールを着脱可能に収容する。データ収集部は、筐体に収容された計測モジュールから出力されたデータを収集する。出力部は、収集したデータを外部装置へ出力し、記憶部は、収集したデータを記憶する。表示部は、少なくとも計測モジュールに関するデータを表示する。表示制御部は、本体部に収集されたデータから得られた、計測モジュールの装着位置及び計測モジュールの種類を示すデータに基づいて、計測モジュールの装着位置及び計測モジュールの種類を表示部に表示する。
このように、本第1局面では、筐体に収容された計測モジュールの装着位置及び計測モジュールの種類を示すデータに基づいて、計測モジュールの装着位置及び計測モジュールの種類を表示部に表示するので、使用者は、表示部に表示された内容によって、計測装置のどこにどのような計測モジュールが収容(即ち装着)されているか(即ち装着関連情報)を、容易に把握できるという効果を奏する。
(2)本発明の第2局面は、センサに接続され、センサから出力されるセンサ出力を取得し外部に出力する回路を少なくとも内蔵した複数の計測モジュールと、計測モジュールの其々から出力されたデータを収集する本体部と、を備える計測装置に関するものである。
この計測装置の本体部は、筐体と、データ収集部と、出力部及び記憶部の少なくとも一方と、出力制御部とを備える。
筐体部は、内部に複数の計測モジュールを着脱可能に収容する。データ収集部は、筐体に収容された計測モジュールから出力されたデータを収集する。出力部は、収集したデータを外部装置へ出力し、記憶部は、収集したデータを記憶する。出力制御部は、本体部に収集されたデータから得られた、計測モジュールの装着位置及び計測モジュールの種類に関するデータを、外部装置の表示部に表示させる表示用データとして、外部装置に対して出力する。
このように、本第2局面では、筐体に収容された計測モジュールの装着位置及び計測モジュールの種類に関するデータを、外部装置の表示部に表示させる表示用データとして、外部装置に対して出力する。従って、外部装置の表示部では、受信した表示用データに基づいて、計測モジュールの装着位置及び計測モジュールの種類を、外部の表示部に表示することができる。そのため、使用者は、外部装置の表示部に表示された内容によって、計測装置のどこにどのような計測モジュールが収容(即ち装着)されているか(即ち装着関連情報)を、容易に把握できるという効果を奏する。
(3)本発明の第3局面では、筐体に収容される複数の計測モジュールの装着位置に応じて、表示部の表示領域が設定されている。
本第3局面では、表示部には、複数の計測モジュールの装着位置(例えば8個のスロット)に応じて、表示領域が設定されている。例えば8個のスロットがある場合には、各スロットに対応して第1〜第8表示領域が設定されている。従って、使用者は、表示部に表示された表示領域の表示内容により、計測モジュールに関する装着関連情報(即ち各計測モジュールの装着の有無や種類の情報)を容易に把握することができる。
(4)本発明の第4局面では、複数の計測モジュールは、筐体の所定の配列方向に沿って配置される構成である。
本第4局面では、複数の計測モジュールは、筐体の所定の配列方向に沿って配置されるので、複数の計測モジュールを効率良く筐体に収容できる。
また、例えば、各計測モジュールの配列と同様な配列(例えば順序)に応じて、各計測モジュールの配列に対応した各表示領域を配列することにより、表示部の表示を見れば、どのように計測モジュールが配列されているかを、直感的に容易に把握できるという利点がある。
(5)本発明の第5局面では、計測モジュールは、配列方向において所定の幅を有する部材であり、幅に応じて表示部の表示領域が設定されている。
本第5局面では、計測モジュールの幅に応じて表示部の表示領域が設定されている。例えば、計測モジュールの幅に比例して各計測モジュールに対応した各表示領域の大きさ(例えば上下や左右の寸法など)が設定されている。そのため、使用者は、表示部の表示を見れば、どのような大きさの計測モジュールがどの位置に装着されているかを、容易に把握できるという利点がある。
(6)本発明の第6局面では、複数の計測モジュールのうち配列方向に沿った長さが最小となる計測モジュールを最小計測モジュールとし、最小計測モジュールにおける配列方向に沿った長さを最小配列方向長とした場合、配列方向に沿って、最小配列方向長の整数倍の間隔で、複数の計測モジュールが装着可能である。
従って、例えば、各計測モジュールの配列方向に沿った長さ(例えば幅)を最小配列方向長の整数倍とすることにより、例えば幅が異なる計測モジュールであっても、筐体内の任意の位置に配置できるという利点がある。
(7)本発明の第7局面では、最小計測モジュールの整数倍の幅を有する倍数計測モジュールが装着可能であり、表示部は、倍数計測モジュールに応じた大きさの表示領域を有する。
本第7局面では、筐体に、最小計測モジュールの整数倍(1倍又は2倍以上)の幅を有する倍数計測モジュールを装着した場合には、表示部は、倍数計測モジュールの幅に応じた大きさの表示領域にて、その装着関連情報を表示できる。よって、使用者は、どのような大きさの計測モジュールがどのような位置に装着されているかを、容易に把握できるという利点がある。
なお、最小計測モジュールの1倍の幅を有する倍数計測モジュールとは、最小計測モジュールと同じものである。
(8)本発明の第8局面では、表示部では、各計測モジュールに対応した表示領域に、各計測モジュールの動作状態に応じた表示を行う。
本第8局面では、表示部では、各計測モジュールに対応した表示領域に、各計測モジュールの動作状態に応じた表示を行うので、使用者は、各計測モジュールの動作状態を容易に把握することができる。
この動作状態としては、センサや計測モジュールが正常であることを示す正常状態、異常であることを示す異常状態、例えばセンサ等の校正の時期が経過したなどの使用する上で警告した方が望ましいような警告状態、例えばセンサのセンサ素子が活性化温度に達するまでのように、実際に計測を開始するまでに必要な準備期間を示す起動前状態などが挙げられる。
なお、上述した発明においては、表示部に、計測モジュールの位置、種類、動作状態を表示する場合には、同一画面にこれらの情報を一括して表示してもよいが、1又は2種類の情報(装着の有無の情報、種類の情報、動作状態の情報など)を異なる画面に切り替えて表示してもよい。
第1実施形態の計測装置の斜視図である。 第1実施形態の計測モジュールとセンサの斜視図である。 第1実施形態のメインユニットの斜視図である。 第1実施形態のメインユニットの開口部の各スロットと各計測モジュールとの関係を示す説明図である。 第1実施形態における表示部の表示画面を示す説明図である。 (a)は第1実施形態の表示部の各スロットに応じた表示領域を示す説明図、(b)は各表示領域と各機能表示欄との関係を示す説明図である。 第1実施形態のメインユニットと計測モジュールの構成を示すブロック図である。 第1実施形態のモジュール接続コネクタとユニット接続コネクタの構成を示す説明図である。 第1実施形態のスロット識別処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の表示処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における表示部の表示画面を示す説明図である。 第2実施形態に用いられる幅の異なる計測モジュールを示す説明図である。 第2実施形態における各表示領域と各機能表示欄との関係を示す説明図である。 第2実施形態の各表示領域において計測モジュールの状態を表示した説明図である。 第3実施形態のシステム構成を示す説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.計測装置の構成]
図1に示すように、第1実施形態の計測装置1は、1台のメインユニット3と、7台の計測モジュール5a,5b,5c,5d,5e,5f,5gとを備える。以下、各計測モジュール5a,5b,5c,5d,5e,5f,5gを、計測モジュール5と総称する。
なお、図1では、7台の計測モジュール5が装着される例を挙げているが、このメインユニット3は、後述するように、最小単位の計測モジュール(即ち最小計測モジュール)5を8台装着できるように構成されている。
以下、各構成について、詳細に説明する。
メインユニット3は、筐体7と、取手9とを備える。
筐体7は、直方体(本第1実施形態では、例えば高さ270mm×幅340mm×奥行280mm)の箱形状に形成されており、その内部に、メインユニット3の構成要素と計測モジュール5を収容する。
筐体7の直方体を構成する6面のうちの正面に、矩形状の開口部11が形成されており、この開口部11から計測モジュール5を挿入することにより、計測モジュール5が筐体7の内部に着脱可能に収納される。
なお、開口部11のうち、各最小計測モジュールが収容される各部分(各領域)が各スロット12であり、ここでは8台分の最小計測モジュールを収容可能なように8台分のスロット12が設けられている。つまり、8箇所のスロット12が一体となって開口部11が構成されている。
取手9は、筐体7の直方体を構成する6面のうちの上面に取り付けられている。メインユニット3の使用者は、取手9を把持することにより、メインユニット3を持ち運ぶことができる。
複数の計測モジュール5のうち、例えば計測モジュール5aは、その内部にディーゼルエンジンの排気ガスの一部を導入し、ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれる粒子状物質(Particulate Matter)の量(PM)と数(PN)を計測する装置である。計測モジュール5bは、NOxセンサを用いて、排気ガス中に含まれる窒素酸化物の濃度を計測する装置である。計測モジュール5cは、アンモニアセンサを用いて、排気ガス中に含まれるアンモニアの濃度を計測する装置である。計測モジュール5dは、空燃比センサを用いて、排気ガスの空燃比を計測する装置である。
なお、他の計測モジュール5e〜5gについても、各種の測定対象の状態を計測する装置である(その説明は省略する)。
<計測モジュール>
次に、計測モジュール5の構成について説明する。
計測モジュール5は、ケース13、取付板15、案内レール17、ユニット接続コネクタ19、センサ接続コネクタ21を備える。
ケース13は、直方体の箱形状に形成されており、その内部に、計測モジュール5の構成要素を収容する。
ケース13の高さHcと奥行Dcは、各計測モジュール5が水平方向に沿って整列して筐体7の内部に収納されるように、各計測モジュール5で同一の寸法となるように予め設定されている。
ケース13の幅Wcは、計測モジュール5の幅の最小単位となるスロット幅Ws(即最小計測モジュールの幅)のほぼ整数倍となるように設定されている。なお、計測モジュール5aの幅Wcは、スロット幅Wsの約2倍である。また、計測モジュール5b,5c,5d,5e,5f,5gの幅Wcは、スロット幅Wsの約1倍である。
なお、スロット幅Wsとは、各スロット12の幅であり、最小計測モジュールの幅に相当している(即ち計測モジュール5b,5c,5d,5e,5f,5gの各幅に相当している)。
取付板15は、矩形状の開口部11の高さとほぼ同じ高さを有するとともに、ケース13の幅Wcとほぼ同じ幅を有する矩形状に形成された板状の部材である。
なお、取付板15のケース13と接触していない部分には、計測モジュール5をメインユニット3の内部に収納した状態で固定するためのネジを挿入するための貫通孔23が形成される。
案内レール17は、ケース13の直方体を構成する6面のうちの上面と下面に取り付けられる(図1では、下面に取り付けられた案内レール17は不図示)。案内レール17は、ケース13の直方体を構成する正面から背面に向かう方向に沿って、上面と下面から突出するように設けられている。
ユニット接続コネクタ19は、計測モジュール5をメインユニット3に接続するためのコネクタであり、ケース13の背面に取り付けられている。ユニット接続コネクタ19は、各計測モジュール5で互いに同一の形状を有している。なお、後述するように、各計測モジュール5には、それぞれユニット接続コネクタ19が1個設けられている。
センサ接続コネクタ21は、センサ25(図2参照)を計測モジュール5に接続するためのコネクタであり、取付板15の正面に取り付けられている。
図2に示すように、センサ25は、センサ素子27と、コネクタ29と、信号ケーブル31とを備える。センサ素子27は、接続される計測モジュール5の機能に対応した物理量を検出する。コネクタ29は、センサ25が接続される計測モジュール5のセンサ接続コネクタ21と着脱可能に嵌め合う構造を有している。信号ケーブル31は、センサ素子27とコネクタ29とを電気的に接続する信号線である。
このため、センサ25のコネクタ29と計測モジュール5のセンサ接続コネクタ21とを嵌め合わせることにより、センサ25からの検出信号が計測モジュール5へ入力可能となる。
なお、例えば計測モジュール5b,5c,5dに接続されるセンサ25は、それぞれNOxセンサ、アンモニアセンサ、空燃比センサである。なお、NOxセンサ、アンモニアセンサおよび空燃比センサは、内燃機関の排気管に直接挿入される直挿型センサである。
<メインユニット>
次に、メインユニット3の構成等について説明する。
図3に示すように、メインユニット3は、スロット案内溝群33、モジュール接続コネクタ群35、スイッチパネル37を備える。
スロット案内溝群33は、各計測モジュール5を、予め設定された8個のスロット12にそれぞれ案内するスロット案内溝41,42,43,44,45,46,47,48を備える。
スロット案内溝41〜48は、計測モジュール5のケース13における上面と下面に設けられた案内レール17と嵌め合うことが可能な凹部であり、筐体7の直方体を構成する正面から背面に向かう方向に沿って延びるように設置される。
また、スロット案内溝41〜48は、開口部11の矩形を構成する上辺の付近と下辺の付近に設置されている(図3では、上辺の付近に設置されたスロット案内溝41〜48は不図示)。
そして、スロット案内溝41〜48は、開口部11の矩形を構成する上辺および下辺と平行になるように予め設定されたスロット12の配列方向Ds(従って計測モジュール5の配列方向)に沿ってスロット幅Ws毎に設置される。
このため、以下に示す手順で、スロット案内溝41〜48に対応する各スロット12に各計測モジュール5を収容することができる。
まず、筐体7の外部から開口部11内に計測モジュール5を挿入するときに、各計測モジュール5の上辺及び下辺の案内レール17を、それぞれ開口部11の上辺及び下辺の付近に設けられた各スロット案内溝41〜48に嵌める。そして、各案内レール17と各スロット案内溝41〜48とが嵌め合った状態で、各スロット案内溝41〜48が延びている方向に沿って各計測モジュール5を筐体7の内部へ移動させる。これにより、各計測モジュール5が筐体7内に収容される。
なお、計測モジュール5aは、2つのスロット12を使用するので、両スロット案内溝41、42を使用して、筐体7に収容される。
このような手順で、各スロット案内溝41〜48に対応する各スロット12に、各計測モジュール5を収容することができる。以下、各スロット案内溝41〜48に対応するスロット12を、それぞれ第1,2,3,4,5,6,7,8スロット61,62,63,64,65,66,67,68(図4参照)という。
モジュール接続コネクタ群35は、各スロット12に対応して、8個のモジュール接続コネクタ51,52,53,54,55,56,57,58を備える。モジュール接続コネクタ51〜58は、それぞれ第1〜8スロット61〜68に収容された計測モジュール5をメインユニット3に接続するためのコネクタである。
また、モジュール接続コネクタ51〜58は、それぞれ第1〜8スロットに各計測モジュール5が収容されている状態において、各計測モジュール5の背面71、73(図4参照)に設置されているユニット接続コネクタ19とそれぞれ嵌め合うことができる位置に設置される。
詳しくは、図4に示すように、筐体7の開口部11の奥の壁面11aには、各スロット12毎に(即ち第1〜第8スロット61〜68に対応して)、モジュール接続コネクタ51〜58が配置されている。
そして、2つのスロット12を占有する計測モジュール5a(詳しくは収容時に壁面11aと向かい合う背面71)には、計測モジュール5aを第1、第2スロット61、62に押し込んだ際に、モジュール接続コネクタ51と接続する位置に、1個のユニット接続コネクタ19が設けられている。なお、複数のスロット12を占有する1台の計測モジュール5には、同様に、1個のユニット接続コネクタ19が設けられている。
一方、1つのスロット12を占有する他の計測モジュール5b〜5g(詳しくは収容時に壁面11aと向かい合う背面73)には、計測モジュール5b〜5gを第3〜第8スロット63〜68に押し込んだ際に、各モジュール接続コネクタ53〜58と接続する位置に、それぞれ1個のユニット接続コネクタ19が設けられている。
スイッチパネル37は、メインユニット3の動作を指示するための複数のスイッチ75と、メインユニット3の動作状況などを示すLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部(即ち液晶の表示部)77と、LED(Light Emitting Diode)ランプ(図示せず)とを備え、筐体7の直方体を構成する6面のうちの正面に設置される。
<表示部>
次に、表示部77の構成等について説明する。
図5に示すように、表示部77(詳しくはその表示面78)は、各種の表示を行うとともに、タッチパネルの機能を有している。
例えば、表示部77の左側の辺に沿って、各計測モジュール5に関する内容を表示するモジュール用表示領域79が設定されている。また、その他の領域には、計測装置1の動作を指示する複数の操作ボタン81などが設定されている。
モジュール用表示領域79は、8つのスロット12に対応して、8つの領域(即ち個別表示領域)に区分されている。
詳しくは、モジュール用表示領域79は、各個別表示領域として、図5の上方より、第1スロット61に関する情報(即ち第1スロット61に装着される計測モジュール5に関する情報;以下同様)を示す第1表示領域91、第2スロット62に関する情報を示す第2表示領域92、第3スロット63に関する情報を示す第3表示領域93、第4スロット64に関する情報を示す第4表示領域94、第5スロット65に関する情報を示す第5表示領域95、第6スロット66に関する情報を示す第6表示領域96、第7スロット67に関する情報を示す第7表示領域97、第8スロット68に関する情報を示す第8表示領域98が、設定されている。
なお、図5では、第1〜第8表示領域91〜98を区別するために、CH1、CH2、CH3、CH4、CH5、CH6、CH7、CH8と表示している。
例えば、前記図1に示すように、第1、2スロット61、62に一台の計測モジュール5aが装着され、他の第3〜8スロット63〜68に最小計測モジュールである各計測モジュール5b〜5gが装着されている場合には、図6(a)に示すような表示となる。
詳しくは、第1、2表示領域91、92には、一台の計測モジュール5aであることを示すために、一箇所の個別表示領域(ここでは図6の上方の第1表示領域91)にCH1と表示される。なお、第2表示領域92には、何も表示されない(即ちCH2の表示は無い)。
一方、他の第3〜8表示領域93〜98には、それぞれ第3〜第8スロット63〜68に最小計測モジュールである各計測モジュール5b〜5gが装着されていることを示すために、CH3〜CH8の表示がされる。
なお、スロット12に計測モジュール5が装着されている場合には、そのことを示すために、対応する個別表示領域の色を、特定の色(例えば緑色)に設定する。一方、スロット12に計測モジュール5が装着されていない場合には、そのことを示すために、対応する個別表示領域の色を、特定の色(例えば白色)に設定し、CHの表示も行わない。
また、図6(b)に示すように、図6(a)と同じ画面にて、又は、図6(a)の画面を切り替えて、第1〜9表示領域91〜98とともに、装着されている計測モジュール5の機能を表示する。つまり、どの表示領域に、どのような計測モジュール5が装着されているかを表示する。
具体的には、第1〜9表示領域91〜98の右側に、各計測モジュール5に対応して、各計測モジュール5にて計測する対象を表示する機能表示欄100を設ける。
そして、例えば計測モジュール5aが装着された第1、2表示領域91、92の第1、第2機能表示欄101、102には、計測モジュール5aによって測定される対象である粒子状物質の量を示すPMと、粒子状物質の数を示すPNと表示する。
また、計測モジュール5bが装着された第3表示領域93の第3機能表示欄103には、計測モジュール5bによって測定される対象である窒素酸化物を示すNOxと表示する。
計測モジュール5cが装着された第4表示領域94の第4機能表示欄104には、計測モジュール5cによって測定される対象であるアンモニアを示すCH3と表示する。
計測モジュール5dが装着された第5表示領域95の第5機能表示欄105には、計測モジュール5dによって測定される対象である空燃比(従って酸素)を示すO2と表示する。
その他の第6〜第8機能表示欄106〜108も、同様に、各計測モジュール5e〜5gによって測定される対象を表示する(図示略)。
[1−2.計測装置の電気的構成]
次に、計測装置1の電気的構成について説明する。
図7に示すように、メインユニット3は、電力供給部111、データ入出力部113、CAN(Controller Area Network)インターフェース回路(以下、CANI/F回路という)115、内部メモリ117、操作制御回路119、メインCPU(Central Processing Unit)121を備える。
電力供給部111は、電源コネクタ123、ヒューズ125、電源回路127、レギュレータ129を備える。
電源コネクタ123は、バッテリVBからバッテリ電圧を入力するために、バッテリVBと接続されるコネクタである。
電源回路127は、ヒューズ125を介してバッテリVBからバッテリ電圧を入力し、このバッテリ電圧から、12Vの電圧を生成する。そして電源回路127は、生成した12V電圧を、モジュール接続コネクタ51〜58の12V端子132から出力する。
レギュレータ129は、電源回路127から12V電圧を入力し、5Vの電圧を生成する。レギュレータ129は、生成した5V電圧を、データ入出力部113、CANI/F回路115、内部メモリ117、操作制御回路119、メインCPU121、スイッチパネル37へ出力する。
データ入出力部113は、USB(Universal Serial Bus)メモリモジュール141、CANI/F回路142、USBインターフェースモジュール143、OBD(On Board Diagnosis)2インターフェースモジュール144、GPS(Global Positioning System)インターフェースモジュール145、Bluetooth(登録商標)インターフェースモジュール146を備える。
以下、USBインターフェースモジュール143、OBD2インターフェースモジュール144、GPSインターフェースモジュール45、Bluetoothインターフェースモジュール146を、それぞれUSBI/Fモジュール143、OBD2I/Fモジュール144、GPSI/Fモジュール145、BTI/Fモジュール146という。
なお、データ入出力部113は、USBメモリ用コネクタ151、CAN通信用コネクタ152、USB用コネクタ153、OBD2用コネクタ154、GPS用コネクタ155を備える。
USBメモリモジュール141は、USB規格に準拠した方式で、USBメモリ用コネクタ151を介して接続されたUSBメモリとの間でデータの送受信を行う。
CANI/F回路142は、CAN通信プロトコルに従って、CAN通信用コネクタ152を介して接続された装置(例えば、パーソナルコンピュータ(即ちパソコン)161)との間でデータの送受信を行う。なお、パソコン161は、接続されていなくともよい。
USBI/Fモジュール143は、USB規格に準拠した方式で、USB用コネクタ153を介して接続された装置との間でデータの送受信を行う。
OBD2I/Fモジュール144は、OBD2規格に準拠した方式で、OBD2用コネクタ154を介して接続された装置(例えば、車載ECU(Electronic Control Unit)163)との間でデータの送受信を行う。
GPSI/Fモジュール145は、GPS衛星からの衛星信号を受信するGPS受信機(不図示)を、GPS用コネクタ155を介してメインユニット3に接続するためのインターフェースである。
BTI/Fモジュール146は、Bluetooth規格に準拠した方式で近距離無線通信を行う。
また、CANI/F回路115は、CAN通信プロトコルに従って、モジュール接続コネクタ51〜58のCAN_H端子134とCAN_L端子135(図8参照)に接続された計測モジュール5との間でデータの送受信を行う。
内部メモリ117は、各種データを記憶するための記憶装置である。
操作制御回路119は、使用者がスイッチパネル37のスイッチ75を介して行った入力操作を特定するための入力操作情報をメインCPU121へ出力する。また、操作制御回路119は、メインCPU121からの指示に基づいて、スイッチパネル37の表示部77における表示動作を制御する。
メインCPU121は、データ入出力部113、CANI/F回路115、内部メモリ117、操作制御回路119からの入力に基づいて各種処理を実行し、データ入出力部113、CANI/F回路115、内部メモリ117、操作制御回路119を制御する。
例えばメインCPU121は、CANI/F回路115を介して計測モジュール5から受信した計測データを、内部メモリ117に記憶する。
また、メインCPU121は、計測モジュール5から受信した計測データを、CANI/F回路142等に接続されたパソコン161へ出力する。
また、メインCPU121は、後述するように、装着された計測モジュール5の装着状態及び種類や、その動作状態を、表示部77に表示する処理を行う。
一方、計測モジュール5は、CANI/F回路171とモジュールCPU173を備える。
CANI/F回路171は、CAN通信プロトコルに従って、メインユニット3との間でデータの送受信を行う。
モジュールCPU173は、センサ25とCANI/F回路171からの入力に基づいて各種処理を実行し、センサ25とCANI/F回路171を制御する。
また、図8に示すように、メインユニット3のモジュール接続コネクタ51〜58はそれぞれ、VB端子131、12V端子132、GND端子133、CAN_H端子134、CAN_L端子135、スロット識別端子136,137を含む複数の端子を備えている。また、計測モジュール5のユニット接続コネクタ19は、モジュール接続コネクタ51〜58の複数の端子のそれぞれに対応する端子を備えている。
VB端子131は、バッテリVBからのバッテリ電圧を計測モジュール5へ供給するための端子である。12V端子132は、電源回路127からの12V電圧を計測モジュール5へ供給するための端子である。GND端子133は、計測モジュール5を接地するための端子である。CAN_H端子134とCAN_L端子135は、メインユニット3と計測モジュール5との間でCAN通信を行うための端子である。
スロット識別端子136,137は、計測モジュール5が接続されているスロット12を識別するための端子である。スロット識別端子136およびスロット識別端子137にはそれぞれ、スロット識別用抵抗175の一端および他端が接続される。
モジュール接続コネクタ51〜56には、互いに異なる抵抗値を有するスロット識別用抵抗175が接続される。本第1実施形態では、モジュール接続コネクタ51,52,53,54,55,56,57,58には、それぞれ(各スロット)1kΩ、5kΩ、10kΩ、15kΩ、20kΩ、25kΩ、30kΩ、35kΩのスロット識別用抵抗175が接続される。
なお、これらの8種の抵抗値が、各スロット抵抗値(第1〜第3スロット抵抗値)である。
[1−3.制御処理]
<スロット識別処理>
次に、計測モジュール5のモジュールCPU173が実行するスロット識別処理の手順を説明する。
スロット識別処理は、計測モジュール5のVB端子131または12V端子132から電圧が供給されることにより、モジュールCPU173が起動した後に開始される。
スロット識別処理が開始されると、モジュールCPU173は、図9に示すように、まずステップ(以下ステップをSと記す)100にて、ユニット接続コネクタ19においてスロット識別端子136,137に対応する端子間に、予め設定された識別電流値の電流を流し、両端子間の電圧を測定することにより、スロット識別用抵抗175の抵抗値を算出する。
続くステップ110では、前記ステップ100で算出した抵抗値が、予め設定された第1〜第8スロット抵抗値のいずれかと一致しているかを判定する。そして、この一致していると判定されたスロット値抵抗値に対応したスロットに、当該計測モジュール5が接続されていることを示すスロット接続情報を、CAN通信でメインユニット3へ送信し、スロット識別処理を終了する。
なお、スロット接続情報には、計測モジュール5がどの位置、即ち8個のモジュール接続コネクタ群35のうち、どのモジュール接続コネクタ51〜58(従ってどのスロット12)に装着されたかを示す装着位置情報だけでなく、計測モジュール5の種類(即ちどのような計測を行う計測モジュール5の種類)を示す機能情報が含まれる。
<表示処理>
次に、メインユニット3のメインCPU121が実行する表示処理(即ち表示部77に表示する処理)の手順を説明する。
本処理は、計測装置1の電源がオンになった場合に実施される。
図10に示すように、まず、ステップ200では、各スロット12に装着された計測モジュール5からスロット接続情報(即ち装着位置情報と機能情報)を受信する。
続くステップ210では、例えば前記図6(a)に示すように、第1〜第8表示領域91〜98において、装着されている計測モジュール5に対応する個別表示領域に、各CHのマークを表示する。つまり、どのスロット12に計測モジュール5が装着されているかが分かるようにCHのマークを表示する。
なお、ここでは、第1、2スロット61、62に一台の計測モジュール5aが装着されているので、第1表示領域91のみにCH1のマークを表示する。
また、例えば前記図6(b)に示すように、装着されている計測モジュール5の種類が分かるように、第1〜第8表示領域91〜98に隣接した第1〜第8機能表示欄101〜108に、計測モジュール5の種類の説明を表示してもよい。
[1−4.効果]
(1)本第1実施形態では、筐体7に収容された計測モジュール5の装着位置及び計測モジュール5の種類を示すデータに基づいて、計測モジュール5の装着位置及び計測モジュール5の種類を表示部77に表示するので、使用者は、表示部77に表示された内容によって、計測装置1のどこにどのような計測モジュール5が収容(即ち装着)されているか(即ち装着関連情報)を、容易に把握できる。
(2)本第1実施形態では、表示部77の各計測モジュール5(従って各スロット12)に対応した第1〜第8表示領域91〜98毎に、計測モジュール5が収容されたことを示す表示や計測モジュール5の種類が表示される。よって、使用者は、表示部77に表示された内容により、計測モジュール5に関する装着関連情報を容易に把握できる。
(3)本第1実施形態では、計測モジュール5の幅に応じて表示部77の表示領域が設定されている。具体的には、計測モジュール5の幅に比例して各計測モジュール5に対応した表示領域が設定(即ち区分)されている。例えば2スロット分を占有する計測モジュール5aの場合は、通常の最小単位の表示領域の2倍の表示領域(例えば第1、第2表示領域91、92)が設定されている。よって、使用者は、表示部77の表示を見れば、どのような大きさの計測モジュール5がどの位置に装着されているかを、直感的に把握できる。
(4)本第1実施形態では、各計測モジュール5の幅は、最小配列方向長の整数倍であり、表示部77は、倍数計測モジュールに応じた大きさの表示領域を有する。
従って、使用者は、どのような大きさの計測モジュール5がどのような位置に装着されているかを、直感的に把握できるという利点がある。
(5)本第1実施形態では、表示部77では、各計測モジュール5に対応した各機能表示欄101〜108に、各計測モジュール5の動作状態に応じた表示を行うので、使用者は、各計測モジュール5の動作状態を容易に把握することができる。
なお、上述した効果に加えて、使用者が所望する計測機能を有する計測モジュール5を筐体7内に装着することにより、使用者が所望するデータを収集することができ、計測装置1の利便性を向上させることができるという利点がある。
さらに、筐体7内に装着されている計測モジュール5で不具合が発生した場合に、不具合が発生した計測モジュール5を筐体7内から取り外すことができるので、計測モジュール5に不具合が発生した場合に、計測装置1全体を取り換えることなく不具合を解消することができ、計測装置1の利便性を向上させることができるという利点もある。
[1−5.特許請求の範囲との対応関係]
ここで、実施形態と特許請求の範囲との文言の対応関係について説明する。
本実施形態の、センサ25、計測モジュール5、メインユニット3、計測装置1、筐体7、CANI/F回路115、パソコン161、メインCPU121、内部メモリ117、表示部77、ディスプレイ211は、それぞれ本発明の、センサ、計測モジュール、本体部、計測装置、筐体、データ収集部、外部装置、出力部及び表示制御部及び出力制御部、記憶部、表示部、(外部装置の)表示部の一例に相当する。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。また、第1実施形態と同様な構成は、同じ番号を用いて説明する。
本第2実施形態では、表示部77に表示される内容が異なるので、その表示内容について説明する。
<表示内容の構成>
まず、表示部77に表示される基本となる表示内容について説明する。
図11に示すように、本第2実施形態の計測装置1は、その表示部77に、第1実施形態と同様なモジュール用表示領域79が設定されている。すなわち、第1〜第8スロット61〜68に対応して、第1〜第8表示領域91〜98が設定されている。
本第2実施形態では、第1〜第3スロット61〜63を占有するように、図12(a)に示すような、最小計測モジュールの幅Wcの3倍の幅を有する1台の計測モジュール201が装着されている。
また、第4、第5スロット64、65を占有するように、図12(b)に示すような、最小計測モジュールの幅Wcの2倍の幅を有する1台の計測モジュール203が装着されている。
さらに、第6〜第8スロット66〜68のそれぞれには、図12(c)に示すような、最小計測モジュールの幅Wcを有する1台の計測モジュール205がそれぞれ装着されている。
なお、各計測モジュール201〜205には、それぞれ1箇所に、ユニット接続コネクタ19が設けられている。
従って、このように幅の異なる計測モジュール201〜205が装着されている場合には、表示部77では、前記図11のように表示される。
詳しくは、3倍の幅の1台の計測モジュール201が装着されている第1〜第3スロット61〜63に対応した第1〜第3表示領域91〜93では、第1表示領域91にCH1と表示され、他の第2、第3表示領域92、93には、CHが表示されていない。なお、第1〜第3表示領域91〜93は、一体となって一つの表示領域(通常の3倍の表示領域)となっている。
また、2倍の幅の1台の計測モジュール203が装着されている第4、第5スロット64、65に対応した第4、第5表示領域94、95では、第4表示領域91にCH4と表示され、他の第5表示領域95には、CHが表示されていない。なお、第4〜第5表示領域94、95は、一体となって一つの表示領域(通常の2倍の表示領域)となっている。
さらに、最小計測モジュールである1台の計測モジュール205がそれぞれ装着されている第6〜第8スロット66、68に対応した第6〜第8表示領域96〜98では、第6〜第8表示領域96〜98に、それぞれCH6、CH7、CH8と表示されている。
また、本第2実施形態では、所定の操作ボタン81が押される場合には、図13に示すような表示画面に切り替えられる。
この表示画面では、第1実施形態と同様に、第1〜第8表示領域91〜93に隣接して(図13の右側に)、第1〜第8機能表示欄101〜108設けられている。
詳しくは、第1〜第3機能表示欄101〜103には、計測モジュール201の機能を示すためにPM、PNの表示がなされている。
また、第4、第5機能表示欄104、105には、計測モジュール203の機能を示すためにPM、PNの表示がなされている。なお、計測モジュール201と計測モジュール203とは同様な内容の計測を行うが、その能力(例えば微粒子を吸引する際のポンプ能力や精度など)が異なっている。
更に、第6機能表示欄106には、(第6スロット66に装着される)計測モジュール205の機能を示すためにNOxの表示がなされている。第7機能表示欄107には、(第7スロット67に装着される)他の計測モジュール205の機能を示すためにNH3の表示がなされている。第8機能表示欄108には、(第8スロット68に装着される)更に他の計測モジュール205の機能を示すためにO2の表示がなされている。
なお、各機能表示欄100に表示されているマークの意味は、第1実施形態と同様である。
<計測モジュールの動作状態の表示>
次に、計測モジュール5の動作状態の表示について説明する。なお、この動作表示については、第1実施形態についても同様である。
図14に示すように、本第2実施形態では、例えば計測モジュール201及びその計測モジュール201に接続されたセンサ25のうち、少なくも一方に異常がある場合には、その異常な状態(異常状態)であることを、例えば第1〜第3表示領域91〜93の背景色を赤色にして表示する。
具体的には、例えば、計測モジュール201にて、PMやPNの測定を実施している場合に、計測モジュール201から、その測定状態を示す信号が、メインユニット3側に出力されない場合などには、異常状態であると判定し、そのことを表示するために、第1〜第3表示領域91〜93の背景色を赤色にする。
また、例えば、計測モジュール203及びその計測モジュール203に接続されたセンサ25のうち、少なくも一方に関して、使用者に注意を促すことが必要な状態である場合には、その警告が必要な状態(警告状態)であることを、例えば第4、第5表示領域94、95の背景色を黄色にして表示する。
例えば、計測モジュール203やセンサ25に関して、定期的に実施される校正等の処理がなされていない場合には、そのことを報知するために、第4、第5表示領域94、95の背景色を黄色にする。
一方、他の3個の計測モジュール205やセンサ25が正常である場合(即ち前記異常状態や警告状態でない場合)には、正常であることを示すために、例えば第6〜第8表示領域96〜98の背景色を緑色にして表示する。
また、これとは別に、センサ25等が起動前の状態、具体的には、センサ25のセンサ素子27の温度が、測定が可能な活性状態に達しない場合には、起動前状態として、そのことを表示するために、各表示領域の色を変更してもよい。例えば前記各色と異なる例えば灰色等に変更してもよい。
本第2実施形態では、第1実施形態と同様な効果を奏するとともに、計測モジュール5等の動作状態を表示できるので、使用者は、計測装置1の状態を、簡単に且つ的確に把握できるという利点がある。
なお、本第2実施形態では、表示領域の色を変えることによって、作動状態の内容を表示したが、それ以外の方法で報知してもよい。例えば異常状態や警告状態の場合には、表示領域を点滅させたり(また、各状態に応じて点滅速度を変化させたりして)報知してもよい。或いは、音や音声で報知するようにしてもよい。
[3.第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。また、第1実施形態と同様な構成は、同じ番号を用いて説明する。
図15に示すように、本第3実施形態では、計測装置1にはパソコン161が接続され、パソコン161にはディスプレイ211が接続されている。
この計測装置1には、第1実施形態のような表示部77が設けられていないが、表示部77を設けてもよい。
本第3実施形態では、計測装置1からパソコン161に対して、表示部77に表示させるような表示データを送信する。パソコン161では、この表示データを用いて、ディスプレイ211に、第1、第2実施形態の表示部77に表示させるような表示画像を表示する。
本第3実施形態においても、第1、第2実施形態と同様な効果を奏する。
なお、これとは別に、計測装置1以外のタブレット等の表示画面に、無線又は有線にて表示データを送信して、同様な表示画像を表示してもよい。
[4.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
(1)例えば、上記実施形態では、ディーゼルエンジンの排気ガスの粒子状物質の量、窒素酸化物の濃度などを計測するものを示したが、計測モジュールの計測対象はこれに限定されるものではない。
(2)また、上記実施形態では、計測モジュールが水平方向に沿って1列に整列して収容されるものを示したが、計測モジュールが垂直方向に沿って1列に整列して収容されるようにしてもよいし、水平方向または垂直方向に沿って2列以上に整列して収容されるようにしてもよい。
(3)さらに、上記実施形態では、計測モジュールから受信した計測データを、内部メモリに記憶する。しかし、計測装置が表示部を備えている場合又は計測装置外に表示部がある場合には、計測モジュールから受信した計測データが示す計測結果を、この表示部に表示させるようにしてもよい。
(4)また、上記実施形態では、計測モジュール5のモジュールCPU173が、計測モジュール5がどの位置、即ち8個のモジュール接続コネクタ群35のうち、どのモジュール接続コネクタ51〜58(従ってどのスロット12)に装着されたかを示すスロット接続情報を、CAN通信でメインユニット3へ送信したが、メインユニット3にてスロット接続情報を判定してもよい。
(5)なお、各実施形態の構成等を適宜組み合わせてもよい。
1…計測装置
3…メインユニット
5…計測モジュール
7…筐体
25…センサ
115…CANI/F回路
117…内部メモリ
121…メインCPU
161…パーソナルコンピュータ

Claims (7)

  1. センサに接続され、前記センサから出力されるセンサ出力を取得し外部に出力する回路を少なくとも内蔵した複数の計測モジュールと、
    前記計測モジュールの其々から出力されたデータを収集する本体部と、
    を備える計測装置であって、
    前記本体部は、
    内部に複数の前記計測モジュールを着脱可能に収容する筐体と、
    前記筐体に収容された前記計測モジュールから出力されたデータを収集するデータ収集部と、
    収集した前記データを外部装置へ出力する出力部及び前記データを記憶する記憶部の少なくとも一方と、
    少なくとも前記計測モジュールに関するデータを表示する表示部と、
    前記本体部に収集されたデータから得られた、前記計測モジュールの装着位置及び前記計測モジュールの種類を示すデータに基づいて、前記計測モジュールの装着位置及び前記計測モジュールの種類を前記表示部に表示する表示制御部と、
    を備え、
    前記表示部では、各前記計測モジュールに対応した表示領域に、各前記計測モジュールの動作状態に応じた表示を行う、計測装置。
  2. センサに接続され、前記センサから出力されるセンサ出力を取得し外部に出力する回路を少なくとも内蔵した複数の計測モジュールと、
    前記計測モジュールの其々から出力されたデータを収集する本体部と、
    を備える計測装置であって、
    前記本体部は、
    内部に複数の前記計測モジュールを着脱可能に収容する筐体と、
    前記筐体に収容された前記計測モジュールから出力されたデータを収集するデータ収集部と、
    収集した前記データを外部装置へ出力する出力部及び前記データを記憶する記憶部の少なくとも一方と、
    前記本体部に収集されたデータから得られた、前記計測モジュールの装着位置及び前記計測モジュールの種類に関するデータを、前記外部装置の表示部に表示させる表示用データとして、前記外部装置に対して出力する出力制御部と、
    を備え、
    前記表示部では、各前記計測モジュールに対応した表示領域に、各前記計測モジュールの動作状態に応じた表示を行う、計測装置。
  3. 前記筐体に収容される複数の前記計測モジュールの装着位置に応じて、前記表示部の表示領域が設定されている、請求項1又は2に記載の計測装置。
  4. 複数の前記計測モジュールは、前記筐体の所定の配列方向に沿って配置される構成である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の計測装置。
  5. 前記計測モジュールは、前記配列方向において所定の幅を有する部材であり、前記幅に応じて前記表示部の表示領域が設定されている、請求項4に記載の計測装置。
  6. 複数の前記計測モジュールのうち前記配列方向に沿った長さが最小となる前記計測モジュールを最小計測モジュールとし、前記最小計測モジュールにおける前記配列方向に沿った長さを最小配列方向長とした場合、
    前記配列方向に沿って、前記最小配列方向長の整数倍の間隔で、複数の前記計測モジュールが装着可能である、請求項4又は5に記載の計測装置。
  7. 前記最小計測モジュールの整数倍の幅を有する倍数計測モジュールが装着可能であり、
    前記表示部は、前記最小計測モジュール及び前記倍数計測モジュールに応じた大きさの表示領域を有する、請求項6に記載の計測装置。
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