JP6896980B2 - ラウンドが適用されたコネクタアセンブリー - Google Patents

Description

本出願は２０１７年１１月１５日付の韓国特許出願第１０−２０１７−０１５２２７９号に基づいた優先権の利益を主張し、上記韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は本明細書の一部として含まれる。

本発明は、ラウンドが適用された雌コネクタに関し、より具体的には、雌コネクタ（ｆｅｍａｌｅ ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ）の末端をラウンド（ｒｏｕｎｄ）形状に形成させ、末端部にはワイヤが収容される内部大きさを有するガイド溝を形成することによって、ワイヤハーネス（ｗｉｒｅｈａｒｎｅｓｓ）入口端においてワイヤがラウンド形状と相応して湾曲するようにガイドすることは勿論、湾曲したワイヤがガイド溝に収容されるように誘導することによって、湾曲したワイヤのテンションの減少および外部構造物との干渉防止を誘導する、ラウンドが適用されたコネクタアセンブリーに関する。

一般に、雄コネクタおよび雌コネクタが締結された大半のコネクタアセンブリーの場合、雌コネクタの末端コーナー部分が長方形構造に形成され、この時、ワイヤハーネス（ｗｉｒｅｈａｒｎｅｓｓ）入口が平たいため、その構造的な特性上、曲げが発生する場合、ワイヤが急激に曲がって連結されたターミナルの片側に偏り、これはコネクタのコンタクト不良を引き起こす恐れがある。

従来、このような問題を解決するために、ワイヤハーネス入口に所定の傾斜面を形成することによって、ワイヤが傾斜面に接するようにする構造が適用されているが、この時、傾斜面のエッジは依然として緩やかではなく尖った構造であるため、ワイヤが急激に曲がる問題を解決し難い実情である。

そこで、本発明者は、上述した従来のコネクタのワイヤハーネス入口端に発生していた問題点および限界点を解決するために、雄コネクタ（ｍａｌｅ ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ）に締結される雌コネクタ（ｆｅｍａｌｅ ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ）の末端をラウンド（ｒｏｕｎｄ）形状に形成させることによって、ワイヤハーネス（ｗｉｒｅｈａｒｎｅｓｓ）入口端においてワイヤがラウンド形状と相応して湾曲するようにしてワイヤに加えられるテンションを減少させることによって、接触不良および断線不良を未然に防止できるようにする、ラウンドが適用されたコネクタアセンブリーを開発するに至った。

本発明は、ラウンドが適用された雌コネクタに関し、より具体的には、雌コネクタ（ｆｅｍａｌｅ ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ）の末端をラウンド（ｒｏｕｎｄ）形状に形成させ、末端部にはワイヤが収容される内部大きさを有するガイド溝を形成することによって、ワイヤハーネス（ｗｉｒｅｈａｒｎｅｓｓ）入口端においてワイヤがラウンド形状と相応して湾曲するようにガイドすることは勿論、湾曲したワイヤがガイド溝に収容されるように誘導することによって、湾曲したワイヤのテンションの減少および外部構造物との干渉防止を誘導する、ラウンドが適用されたコネクタアセンブリーに関する。

本発明の一実施形態によるラウンドが適用されたコネクタアセンブリーは、第１コネクタ、および第１コネクタと一側が結合される第２コネクタを含み、第２コネクタの他側末端部がラウンド（ＲＯＵＮＤ）形状に形成されることによって、第２コネクタの一側末端部から外側方向に延びる一つ以上のワイヤがラウンド形状に応じて湾曲することができる。

一つの実施形態において、第２コネクタは、中心部を基準に両エッジが対称なラウンド形状であってもよい。

一つの実施形態において、第１コネクタおよび第２コネクタは互いに強制嵌合してもよい。

一つの実施形態において、第２コネクタの長さ方向を貫通する形態に形成された複数のワイヤ通路を区切る隔壁の末端部には、第２コネクタのラウンド形状に応じて湾曲したワイヤの側面が収容されるように陥没したガイド溝が形成されてもよい。

一つの実施形態において、ガイド溝はワイヤの側面と相応する形態に形成され、ワイヤの側面が完全に収容される内部空間を有するように形成されることによって、ワイヤが外部構造物によって第２コネクタのラウンド形状に応じて湾曲する場合、外部構造物とワイヤの側面との間の干渉が除去される。

本発明の一側面によれば、雄コネクタ（ｍａｌｅ ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ）に締結される雌コネクタ（ｆｅｍａｌｅ ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ）の末端をラウンド（ｒｏｕｎｄ）形状に形成させることによって、ワイヤハーネス（ｗｉｒｅｈａｒｎｅｓｓ）入口端においてワイヤがラウンド形状と相応して湾曲するようにしてワイヤに加えられるテンションを減少させることによって接触不良および断線不良を未然に防止できるという利点を有する。

特に、本発明の一側面によれば、雌コネクタの末端部には湾曲したワイヤが長さ方向に湾曲するようにガイド溝が形成されることによって、外部構造物によってワイヤが雌コネクタのラウンド形状に応じて湾曲してもガイド溝に収容されることによって外部構造物との干渉が発生しないという利点を有する。

ワイヤハーネスの入口が平たい長方形構造の雌コネクタ２が適用されたコネクタアセンブリー１の形態を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態によるラウンドが適用されたコネクタアセンブリー１００の形態を概略的に示す図である。 図２に示されたガイド溝１２０ａをより具体的に示す図である。 従来の雌コネクタ２と外部構造物によってワイヤが押される状態および図３に示されたガイド溝１２０ａと外部構造物によってワイヤの干渉が除去された状態を示す図である。

以下、本発明の理解を助けるために好ましい実施形態を提示する。但し、下記の実施形態は本発明をより容易に理解するために提供されるものに過ぎず、下記の実施形態によって本発明の内容が限定されるものではない。

図１は、ワイヤハーネスの入口が平たい長方形構造の雌コネクタ２が適用されたコネクタアセンブリー１の形態を概略的に示す図である。

図１を参照すれば、一般的なコネクタアセンブリー１は、ワイヤハーネス（ｗｉｒｅｈａｒｎｅｓｓ）の入口が平たい長方形構造の雌コネクタ２および雄コネクタ３が互いに嵌合される。

この時、雌コネクタ２の末端が平たいため、コネクタアセンブリー１のワイヤ１ａが曲がる構造に配置される場合、ワイヤ１ａが雌コネクタ２の末端によって急激に曲がるようになる。この場合、ワイヤ１ａの曲げ部のテンションが急激に増加しつつワイヤの損傷を誘発するようになってワイヤ１ａがターミナルの片側に急激に偏り、コネクタアセンブリー１のコンタクト不良を引き起こす。

したがって、本発明では、このようなワイヤ１ａの急激な曲げ現象を最小化できる技術を、図２を参照して説明する。

図２は、本発明の一実施形態によるラウンドが適用されたコネクタアセンブリー１００の形態を概略的に示す図である。

図２を参照すれば、本発明の一実施形態によるラウンドが適用されたコネクタアセンブリー１００は、大きく、第１コネクタ１１０、および第１コネクタと一側が結合される第２コネクタ１２０を含んで構成されることができる。

ここで、第１コネクタ１１０は一般的な形態の雄コネクタ（ｍａｌｅ ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ）を意味し、第２コネクタ１２０は雌コネクタ（ｆｅｍａｌｅ ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ）を意味する。また、第１および第２コネクタ１１０，１２０は、互いに強制嵌合によって締結される。

この時、第２コネクタ１２０は、その末端（より具体的には、ワイヤハーネス（ｗｉｒｅｈａｒｎｅｓｓ）が形成される末端部）が平たく形成されるものではなく、中心部を基準に左右対称なラウンド（ｒｏｕｎｄ）形状に形成される。

より具体的には、第２コネクタ１２０は、その末端が外側方向に突出するが、コーナー部分がラウンド処理された緩やかな曲線形態に形成されるため、第２コネクタ１２０の外側に延びる一つ以上のワイヤが第２コネクタ１２０のラウンド形状に応じて湾曲できる。

例えば、ラウンドが適用されたコネクタアセンブリー１００が左右側に曲がって配置される構造においても、一つ以上のワイヤが緩やかな曲線形態のラウンド形状に応じて徐々に湾曲するため、ワイヤに加えられるテンションが急激に減少する。

したがって、本願発明のこのような構造により、コネクタアセンブリーが曲がって配置される構造においても、ワイヤの急激な曲げ現象およびテンションの増加を防止できることは勿論、それによる接触不良、断線不良、コネクタアセンブリーのコンタクト不良などを未然に防止できるようになる。

この時、第２コネクタ１２０の末端部には、曲線形態で徐々に湾曲したワイヤが外部構造物の間で押されることを防止するガイド溝１２０ａが形成されることができる。それについては図３および図４を参照して具体的に説明する。

図３は、図２に示されたガイド溝１２０ａをより具体的に示す図である。

図３を参照すれば、第２コネクタ１２０の末端部は、左右が互いに対称なラウンド形状を有するように形成されることによって、第２コネクタ１２０そのものが左右に動いても、第２コネクタ１２０の長さ方向を貫通する形態に形成された複数のワイヤ通路を通して外部に出たワイヤの急激な曲げ現象およびテンションの増加が防止できる。

この時、複数のワイヤ通路を互いに区切る隔壁の末端部には、複数のワイヤ通路を通して外部に出たワイヤの側面が収容されるように内側に陥没したガイド溝１２０ａが形成される。

ガイド溝１２０ａは各隔壁の末端部別に全て形成されてもよく、ガイド溝１２０ａの大きさはワイヤの側面が完全に収容される大きさの内部空間を有するように形成される。

したがって、ワイヤが外部構造物との干渉によって湾曲しても、ガイド溝１２０ａに収容されることによって、外部構造物とワイヤの側面との間の干渉が除去されてワイヤの破損および切れが除去される。それについては図４を参照して具体的に説明する。

図４は、従来の雄コネクタ３と外部構造物によってワイヤが押される状態および図３に示されたガイド溝１２０ａと外部構造物によってワイヤの干渉が除去された状態を示す図である。

先ず、図４（ａ）を参照すれば、図４（ａ）は、末端が平たい形態である従来の雌コネクタ２と外部構造物（例えば、ＰＣＢなど）が互いに隣接して位置する場合、雌コネクタ２の外側面と外部構造物の外側面との間に挟まった形態のワイヤ（図面では断面である）が押される状態を示す図である。

この場合、雌コネクタ２にはワイヤが押されないようにするためのいかなる構造も存在しないため、ワイヤが押されて干渉が発生せざるを得ないという問題がある。

その反面、図４（ｂ）は、図３に示された第２コネクタ１２０と外部構造物が互いに隣接して位置する場合、第２コネクタ１２０の隔壁に形成されたガイド溝１２０ａにワイヤ（図面では断面である）が収容されることによってワイヤが押されない状態を示す図である。

この場合、ワイヤがガイド溝１２０ａに完全に収容されることによってワイヤと外部構造物との間にいかなる干渉も発生しないため、ワイヤの破損、切れなどが防止できる。

以上では本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、上記技術分野の熟練した当業者であれば、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正および変更できることを理解することができるであろう。

Claims (7)

1. 第１コネクタと、
   前記第１コネクタと一側が結合される第２コネクタと、
   を備え、
   前記第２コネクタは、前記第２コネクタの長さ方向を貫通する形態に形成され、複数のワイヤのそれぞれが通る複数のワイヤ通路を有し、
   前記第２コネクタの他側末端部がラウンド形状に形成されることによって、前記第２コネクタの一側末端部から外側方向に延びる前記複数のワイヤが前記ラウンド形状に応じて湾曲する、コネクタアセンブリー。
2. 前記複数のワイヤ通路を区切る隔壁の末端部にガイド溝を有する、請求項１に記載のコネクタアセンブリー。
3. 前記ガイド溝は、前記第２コネクタのラウンド形状に応じて湾曲したワイヤの側面が収容されるように陥没した形状で形成される、請求項２に記載のコネクタアセンブリー。
4. 前記ガイド溝は、
   前記複数のワイヤの側面と相応する形態に形成され、前記複数のワイヤの側面が完全に収容される内部空間を有するように形成されることによって、
   前記複数のワイヤが外部構造物によって前記第２コネクタのラウンド形状に応じて湾曲する場合、前記外部構造物と前記複数のワイヤの側面との間の干渉が除去される、請求項２または３に記載のコネクタアセンブリー。
5. 第１コネクタ、および前記第１コネクタと一側が結合される第２コネクタを含み、
   前記第２コネクタの他側末端部がラウンド形状に形成されることによって、前記第２コネクタの一側末端部から外側方向に延びる一つ以上のワイヤが前記ラウンド形状に応じて湾曲し、
   前記第２コネクタの長さ方向を貫通する形態に形成される複数のワイヤ通路を区切る隔壁の末端部には、
   前記第２コネクタのラウンド形状に応じて湾曲したワイヤの側面が収容されるように陥没したガイド溝が形成され、
   前記ガイド溝は、
   前記ワイヤの側面と相応する形態に形成され、前記ワイヤの側面が完全に収容される内部空間を有するように形成されることによって、
   前記ワイヤが外部構造物によって前記第２コネクタのラウンド形状に応じて湾曲する場合、前記外部構造物と前記ワイヤの側面との間の干渉が除去される、コネクタアセンブリー。
6. 前記第２コネクタは、
   中心部を基準に両エッジが対称なラウンド形状である、請求項１から５のいずれか一項に記載のコネクタアセンブリー。
7. 前記第１コネクタおよび第２コネクタは、
   互いに強制嵌合する、請求項１から６のいずれか一項記載のコネクタアセンブリー。

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