JP6895049B2 - 圃場走行装置、及び圃場管理システム - Google Patents

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本発明は、圃場を走行するための圃場走行装置、及びこの圃場走行装置を用いた圃場管理システムに関する。
従来より、圃場内を移動しながら農作物を収穫する移動式農作物収穫装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の移動式農作物収穫装置は、GPS(Global Positioning System)を備え、GPSで検出される位置情報に基づき、農作物の品質収量マップを作成することができる。
特開2004−283133号公報
しかしながら、GPSは、その位置精度の限界が3m程度であるのに対し、畑の畝の間隔は80cm程度である場合が多い。そのため、農作物が得られた圃場の位置を、もっと高精度で取得したいというニーズがあった。
本発明の目的は、農作物が得られた圃場の位置精度を向上することが容易な圃場走行装置及び圃場管理システムを提供することである。
本発明に係る圃場走行装置は、自機を識別するための識別情報が付与され、当該自機の識別情報を、通信距離が予め設定された設定距離以下である近距離通信方式で無線送信するノード側近距離通信部を備えた複数のノードユニットが設置された圃場を走行するための圃場走行装置であって、前記圃場の収穫物を積載可能な積載部と、前記積載部に前記収穫物が積載されたことを検出する積載検出部と、前記圃場において前記ノードユニットから前記識別情報を受信する近距離通信部と、前記近距離通信部で前記識別情報が受信されたタイミングに応じて、その受信された識別情報及びその識別情報が受信される直前に受信された識別情報のうち少なくとも一方と、前記積載検出部によって検出された検出結果に関する情報とを対応付ける処理を行う対応付処理部とを備える。
この構成によれば、近距離通信部は、圃場走行装置がノードユニットに対して予め設定された設定距離以下の通信距離範囲内に入ったとき、すなわち略そのノードユニットが設置された位置に圃場走行装置が位置したときに、そのノードユニットの識別情報を受信するので、ノードユニットの識別情報が受信されたタイミングは、圃場走行装置がそのノードユニットの設置位置近傍に位置していたことになる。そこで、対応付処理部によって、近距離通信部で識別情報が受信されたタイミングに応じて、その受信された識別情報及びその識別情報が受信される直前に受信された識別情報のうち少なくとも一方と、積載検出部によって検出された収穫物の積載に関する検出結果とを対応付ける処理を行うことによって、収穫物が得られた圃場の位置検出精度を向上することが容易である。
また、前記積載検出部は、前記積載部に積載された積載物の重量を前記検出結果として検出し、前記圃場走行装置は、前記検出結果に基づいて、前記収穫物が収穫された収穫量に関する収穫情報を取得する積載情報取得部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、積載検出部は、積載部に積載された積載物の重量を検出するので、その検出結果から、収穫物の収穫量に関する収穫情報を取得することが可能となる。
また、前記積載部は、農薬を散布するための農薬散布装置を積載可能にされており、前記対応付処理部は、さらに、前記近距離通信部で前記識別情報が受信されたタイミングに応じて、前記積載検出部で測定された重量に基づいて農薬散布量に関する農薬散布情報を取得し、その受信された識別情報及びその識別情報が受信される直前に受信された識別情報のうち少なくとも一方とその農薬散布情報とを対応付ける処理を行うことが好ましい。
この構成によれば、積載部に農薬散布装置を積載して農薬散布を行うと、その農薬散布量だけ農薬散布装置が軽くなるから、積載検出部で積載部の積載重量を測定することにより、農薬散布量を知ることができる。このようにして得られた農薬散布情報と、受信された識別情報すなわち位置情報とを対応付けることにより、圃場の位置に応じた農薬散布量の分布を把握することが可能となる。
また、前記積載部は、肥料を散布するための肥料散布装置を積載可能にされており、前記対応付処理部は、さらに、前記近距離通信部で前記識別情報が受信されたタイミングに応じて、前記積載検出部で測定された重量に基づいて肥料散布量に関する肥料散布情報を取得し、その受信された識別情報及びその識別情報が受信される直前に受信された識別情報のうち少なくとも一方とその肥料散布情報とを対応付ける処理を行うことが好ましい。
この構成によれば、積載部に肥料散布装置を積載して肥料散布を行うと、その肥料散布量だけ肥料散布装置が軽くなるから、積載検出部で積載部の積載重量を測定することにより、肥料散布量を知ることができる。このようにして得られた肥料散布情報と、受信された識別情報すなわち位置情報とを対応付けることにより、圃場の位置に応じた肥料散布量の分布を把握することが可能となる。
また、前記収穫物のサンプリングを行うために、前記複数のノードユニットのうち前記サンプリングのためのサンプリング数のノードユニットの識別情報をサンプリング位置情報として記憶するサンプリング位置記憶部と、前記近距離通信部によって受信された識別情報が、前記サンプリング位置記憶部に記憶された識別情報のいずれかと一致したとき、ユーザに対してサンプリングのための収穫を促す案内を報知するサンプリング案内報知部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、サンプリングのための収穫を促す案内が報知されたタイミングでユーザがサンプリングのための収穫を行うことによって、何度でも同じ位置でサンプリングを行うことができる。
また、前記各ノードユニットは、当該各ノードユニットが設置された圃場の土壌に関する土壌情報を検出するセンサ部をさらに備え、前記ノード側近距離通信部は、さらに前記土壌情報を送信し、前記近距離通信部は、さらに前記ノードユニットから前記土壌情報を受信し、前記対応付処理部は、さらに、前記近距離通信部によって前記土壌情報が受信された場合、その土壌情報を送信したノードユニットの識別情報とその土壌情報とを対応付けて土壌成分分布情報とする処理を行うことが好ましい。
この構成によれば、ノードユニットが備えるセンサ部で検出された土壌情報を、識別情報を送信するためのノード側近距離通信部によって送信することができるので、土壌情報を送信するために別の送信手段を備える必要がない。その結果、ノードユニットのコストを低減することが容易となる。また、ノードユニットの識別情報とそのノードユニットが備えるセンサ部で検出された土壌情報とが対応付けられて土壌成分分布情報とされる一方、収穫物の積載に関する情報もノードユニットの識別情報と対応付けられているので、圃場の位置、その位置の土壌成分、及びその位置での収穫に関する情報を、識別情報をキーにして結びつけることができる。
また、前記土壌情報は、土壌の農薬濃度に関する農薬濃度情報を含み、前記積載部は、農薬を散布するための農薬散布装置を積載可能にされており、前記圃場走行装置は、前記土壌成分分布情報によって示される農薬濃度分布に基づいて、前記積載部に積載された農薬散布装置による農薬散布量を、前記圃場を走行しながら前記圃場における農薬濃度分布を均一化するように調節する散布制御部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、土壌情報が土壌の農薬濃度に関する農薬濃度情報を含んでいるので、土壌成分分布情報から農薬濃度分布が得られる。そして、散布制御部によって、圃場を走行しながら圃場における農薬濃度分布を均一化するように農薬散布量が調節されるので、圃場における農薬濃度分布を均一化することができる。
また、前記土壌情報は、土壌の肥料濃度に関する肥料濃度情報を含み、前記積載部は、肥料を散布するための肥料散布装置を積載可能にされており、前記圃場走行装置は、前記土壌成分分布情報によって示される肥料濃度分布に基づいて、前記積載部に積載された肥料散布装置による肥料散布量を、前記圃場を走行しながら前記圃場における肥料濃度分布を均一化するように調節する散布制御部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、土壌情報が土壌の肥料濃度に関する肥料濃度情報を含んでいるので、土壌成分分布情報から肥料濃度分布が得られる。そして、散布制御部によって、圃場を走行しながら圃場における肥料濃度分布を均一化するように肥料散布量が調節されるので、圃場における肥料濃度分布を均一化することができる。
また、情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記対応付処理部は、前記対応付ける処理として、前記対応付けられた情報を前記記憶部に記憶させる処理を行うことが好ましい。
この構成によれば、前記対応付処理部によって前記対応付けられた情報が、圃場走行装置に記憶される。
また、本発明に係る圃場走行装置は、圃場の収穫物を積載可能な積載部と、前記積載部に前記収穫物が積載されたことを検出する積載検出部と、自機の位置情報を検出する位置情報検出部と、前記位置情報検出部によって検出された位置情報と、前記積載検出部によって検出された検出結果に関する情報とを対応付ける処理を行う対応付処理部とを備える。
この構成によれば、対応付処理部によって、位置情報検出部で検出された位置情報と、積載検出部で検出された検出結果に関する情報とが対応付けられるので、圃場の位置に応じた収穫量に関する情報を得ることができる。
また、本発明に係る圃場管理システムは、上述の圃場走行装置と、前記複数のノードユニットとを備える。
この構成によれば、収穫物が得られた圃場の位置検出精度を向上することができる。
また、本発明に係る圃場管理システムは、上述の圃場走行装置と、前記複数のノードユニットと、情報を記憶する記憶部を備えたサーバ装置とを備え、前記各ノードユニットは、当該各ノードユニットが設置された圃場の土壌に関する土壌情報を検出するセンサ部と、前記センサ部で検出された土壌情報と自機の識別情報とを前記サーバ装置へ送信するノード側送信部とをさらに備え、前記サーバ装置は、前記ノード側送信部によって送信された情報と、前記対応付処理部によって前記対応付ける処理が行われた情報とを前記記憶部に記憶させる記憶処理部をさらに備える。
この構成によれば、各ノードユニットが設置された位置の土壌情報が各ノードユニットの識別情報と対応付けられてサーバ装置に記憶される。
また、前記圃場走行装置は、前記設定距離よりも通信距離が長い長距離送信部をさらに備え、前記対応付処理部は、前記対応付ける処理が行われた情報を、前記長距離送信部によって前記サーバ装置へ送信させることによって、前記記憶部に記憶させることが好ましい。
この構成によれば、圃場走行装置で得られた情報を、サーバ装置の記憶部に記憶させることが容易となる。
このような構成の圃場走行装置及び圃場管理システムは、農作物が得られた圃場の位置精度を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る圃場走行装置を備えた圃場管理システムの、主に電気的構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す圃場走行装置の外観の一例を示す斜視図である。 図1に示すノードユニットの外観の一例を示す斜視図である。 図1に示すノードユニットの配置の一例を説明するための説明図である。 図1に示す圃場走行装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示す圃場走行装置による農薬散布動作の一例を示すフローチャートである。 土壌分布情報に基づいて農薬散布を行う場合の圃場走行装置の動作の一例を示すフローチャートである。 収穫物のサンプリングを行う場合の圃場走行装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る圃場走行装置を備えた圃場管理システムの、主に電気的構成の一例を示すブロック図である。図1に示す圃場管理システム1は、圃場走行装置2と、複数のノードユニット3と、ゲートウェイ4と、サーバ装置5とを備えている。
図2は、図1に示す圃場走行装置2の外観の一例を示す斜視図である。図3は、図1に示すノードユニット3の外観の一例を示す斜視図である。図2に示す圃場走行装置2は、本体部11、本体部11の下部左側に配設された無限軌道12L、本体部11の下部右側に配設された無限軌道12R、本体部11の上部に配設され、圃場の収穫物等を積載可能な略板状の積載部13、積載部13を昇降させる昇降機構14、本体部11から上方に突出するハンドル15、無限軌道12R,12Lの巻き込み防止用のガード16、本体部11の底部から下方へ突出するように設けられた近距離通信部22、積載部13に内装された重量センサ24、本体部11の前方に配設されたディスプレイ25及びスピーカ26、及び本体部11の前方の左右両端付近に配設された二つのレーザーセンサ27,27を備えている。
また、積載部13は、収穫物の他、農薬を散布するための農薬散布装置や、肥料を散布するための肥料散布装置を積載可能にされている。
図1を参照して、圃場走行装置2は、制御部21、近距離通信部22(位置情報検出部)、長距離通信部23、重量センサ24(積載検出部)、ディスプレイ25、スピーカ26、レーザーセンサ27、右モータ28R、及び左モータ28Lを備えている。
近距離通信部22は、後述するノードユニット3の近距離通信回路32との間で、予め設定された設定距離L以下の通信距離で通信を行う近距離通信方式の無線通信回路である。設定距離Lは、50cm以下、例えば20cm程度の距離とされている。近距離通信部22は、ノードユニット3のID(識別情報)を受信する。近距離通信部22は、圃場走行装置2の設定距離L内にノードユニット3が入ったとき、そのノードユニット3のIDを受信するから、ノードユニット3のIDは、圃場走行装置2の位置情報としての意義を有する。従って、近距離通信部22は、位置情報検出部の一例に相当する。
長距離通信部23は、ゲートウェイ4を介してサーバ装置5との間で無線通信を行うための無線通信回路である。長距離通信部23は、近距離通信部22よりも通信距離が長い無線通信方式を用いている。長距離通信部23としては、例えば無線LAN(Local Area Network)や移動体通信等の通信方式を用いることができる。
重量センサ24は、積載部13に積載された物の重量を測定し、その測定された重量を制御部21へ出力する。積載部13に収穫物が積載されると重量センサ24の測定重量が増加するから、重量センサ24の測定重量は収穫物が積載されたことを示す情報を含んでいる。従って、重量センサ24は、積載部13に収穫物が積載されたことを検出する積載検出部の一例に相当する。
なお、積載検出部は、必ずしも収穫物の重量を測定するものに限られず、例えば一定の重量でオンする検出スイッチや光センサなどで収穫物が積載部13に積載されたか否かを検出するものであってもよい。
ディスプレイ25としては、例えば液晶表示パネルやEL(Electro-Luminescence)パネルなどの表示装置を用いることができる。
レーザーセンサ27,27は、レーザー光で本体部11の前方を走査し、その反射光を検出することによって、圃場走行装置2の前方に居る人の位置を検知可能にされている。右モータ28Rは、制御部21からの制御信号に応じて無限軌道12Rを駆動し、左モータ28Lは無限軌道12Lを駆動する。制御部21は、左モータ28L及び右モータ28Rの駆動をそれぞれ制御することによって、圃場走行装置2を前進、後退、進路変更、及び回転等させることが可能にされている。
制御部21は、例えば、所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、所定の制御プログラム等を記憶するフラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶装置、リアルタイムクロック及びこれらの周辺回路等を備えて構成されている。
制御部21は、例えば上述の制御プログラムを実行することによって、対応付処理部212、積載情報取得部213、散布制御部214、走行制御部215、サンプリング案内報知部216、及びサンプリング処理部217として機能する。また、制御部21は、例えばRAMや不揮発性の記憶装置によって構成されたサンプリング位置記憶部218を備えている。
対応付処理部212は、近距離通信部22でIDが受信されたタイミングに応じて、その受信されたID及びそのIDが受信される直前に受信されたIDのうち少なくとも一方と、重量センサ24によって検出された検出結果に関する情報とを対応付ける処理を行う。
積載情報取得部213は、重量センサ24によって検出された、積載部13の積載物の重量、すなわち収穫物の重量を収穫情報として取得する。
散布制御部214は、積載部13に農薬散布装置が積載されている場合、土壌成分分布情報によって示される農薬濃度分布に基づいて、積載部13に積載された農薬散布装置による農薬散布量を、圃場を走行しながら圃場における農薬濃度分布を均一化するように調節する。また、散布制御部214は、積載部13に肥料散布装置が積載されている場合、土壌成分分布情報によって示される肥料濃度分布に基づいて、積載部13に積載された肥料散布装置による肥料散布量を、圃場を走行しながら圃場における肥料濃度分布を均一化するように調節する。
走行制御部215は、レーザーセンサ27,27によって検出された、圃場走行装置2の前方のユーザの後ろを追走するように、左モータ28L及び右モータ28Rの回転を制御して無限軌道12R,12Lを駆動する。これにより、ユーザは、圃場走行装置2の前を歩くだけでその後ろを圃場走行装置2がついて行くので、利便性が向上する。
サンプリング位置記憶部218には、収穫物のサンプリングを行うために、複数のノードユニット3のうちサンプリングのためのサンプリング数のノードユニット3のIDがサンプリング位置情報として予め記憶されている。サンプリング位置記憶部218には、例えば後述する図4に記載の符号Pが付されたノードユニット3のIDが、サンプリング位置情報として記憶されている。
サンプリング案内報知部216は、近距離通信部22によって受信されたIDが、サンプリング位置記憶部218に記憶されたIDのいずれかと一致したとき、ディスプレイ25やスピーカ26等によって、ユーザに対してサンプリングのための収穫を促す案内を報知させる。
サンプリング処理部217は、サンプリング位置に対応するIDであるサンプリング位置IDと、サンプリングされた収穫物の重量であるサンプリング重量とを対応付けてサーバ装置5へ送信する。
図3を参照して、ノードユニット3は、例えば扁平な略円柱形状のノード本体31と、ノード本体31の上面に配設された近距離通信回路32と、ノード本体31の下面から延びるケーブルの先端に取り付けられたセンサ部33と、ノード本体31に内装されたノード制御部34と、ノード本体31に内装された長距離通信回路35(ノード側送信部)とを備えている。センサ部33は土壌Gに埋設され、ノード本体31は地表面に露出するように圃場に設置されるようになっている。
近距離通信回路32は、圃場走行装置2の近距離通信部22との間で、設定距離L以下の通信距離で通信を行う近距離通信方式の無線通信回路である。近距離通信回路32としては、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)を用いてもよく、圃場走行装置2の近距離通信部22としてRFIDリーダを用いてもよい。
長距離通信回路35は、ゲートウェイ4を介してサーバ装置5との間で無線通信を行うための無線通信回路である。長距離通信回路35は、近距離通信回路32よりも通信距離が長い無線通信方式を用いている。長距離通信回路35としては、例えば無線LANや移動体通信等の通信方式を用いることができる。
センサ部33は、土壌に関する土壌情報を検出する土壌センサである。土壌情報は、例えば土壌の水分量、温度、pH、EC(Electro Conductidity:電気伝導度)値、農薬成分濃度(農薬濃度情報)等である。EC値と窒素濃度とは相関関係が強く、窒素濃度と肥料の濃度とは相関関係が強いので、EC値を肥料濃度情報の一例として用いることができる。なお、センサ部33は、必ずしも単一のセンサでこれらの土壌情報を検出する必要はなく、複数のセンサが組み合わされて、センサ部33が構成されていてもよい。
ノード制御部34は、例えば、所定の演算処理を実行するCPU、データを一時的に記憶するRAM、所定の制御プログラム等を記憶するフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶素子、タイマ回路、及びこれらの周辺回路等を備えて構成されている。各ノードユニット3には、それぞれ自機を識別するための識別情報であるID(IDentification)が付与されている。各ノードユニット3のIDは、例えばそれぞれのノード制御部34の記憶素子に予め記憶されている。近距離通信回路32としてRFIDを用いる場合には、RFIDにIDが記憶される構成としてもよい。
ノード制御部34は、所定の制御プログラムを実行することによって、自機のIDを近距離通信回路32によって圃場走行装置2へ送信させる。また、ノード制御部34は、所定の制御プログラムを実行することによって、センサ部33で検出された土壌情報を、長距離通信回路35によって、例えば30分毎等定期的に、ゲートウェイ4を介してサーバ装置5へ送信させる。
図4は、図1に示すノードユニット3の配置の一例を説明するための説明図である。図4に示す圃場6には、複数の畝61が互いに間隔を空けて略平行に形成されている。各畝61には、複数のノードユニット3が畝61の長手方向に沿って所定間隔で配設され、各ノードユニット3のセンサ部33が畝61に埋設されている。
図4に示す例では、各ノードユニット3は、畝61の幅方向中央から一方にずれた位置(図4では下側)に配設されている。これにより、2本の畝61の間を圃場走行装置2が通った場合に、圃場走行装置2の両側の畝61のうち、片側の畝61に配設されたノードユニット3のみが圃場走行装置2の近距離通信部22の通信距離内に入るようにされている。
なお、圃場走行装置2の両側の畝61に配設されたノードユニット3が圃場走行装置2の近距離通信部22の通信距離内に入るようにされていてもよく、ユーザはその両側の畝61から収穫した収穫物を積載部13に載置するようにしてもよい。この場合、2本の畝61の間を圃場走行装置2が通ると、圃場走行装置2は、その両側の畝61のノードユニット3からIDを受信することになり、かついずれの畝61から収穫されたのかを区別することができない。しかしながら、この場合であっても、その両側のノードユニット3のIDで位置を特定できるので、片側の畝61に配設されたノードユニット3のみが圃場走行装置2の近距離通信部22の通信距離内に入るようにされた場合と比べて位置検出精度は低下するものの、一定の位置検出精度は得られる。
圃場6の一角には、各ノードユニット3の長距離通信回路35が通信可能な位置に、ゲートウェイ4が配設されている。ゲートウェイ4は、各ノードユニット3とサーバ装置5との間の通信を中継する。ゲートウェイ4を介することによって、各ノードユニット3は、遠方に配置されたサーバ装置5へ土壌情報を送信可能にされている。なお、必ずしもゲートウェイ4を備える必要はなく、各ノードユニット3とサーバ装置5とを直接通信可能に構成してもよい。
サーバ装置5は、例えば、所定の演算処理を実行するCPU、データを一時的に記憶するRAM、所定の制御プログラム等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置、リアルタイムクロック、タイマ回路、及びこれらの周辺回路等を備えて構成されている。記憶装置は記憶部52としても機能する。サーバ装置5は、所定の制御プログラムを実行することによって、記憶処理部51として機能する。
記憶処理部51は、圃場走行装置2から送信された、開始位置IDや終了位置ID等の位置情報と収穫量とを対応付けて記憶部52に記憶させる。また、記憶処理部51は、各ノードユニット3から送信された、各ノードユニット3のIDに対応する土壌分布情報を記憶部52に記憶させる。
図5は、図1に示す圃場走行装置2の動作の一例を示すフローチャートである。まず、図4を参照して、ユーザがルートAに沿って畝61と畝61との間を歩くと、走行制御部215が無限軌道12R,12Lの動作を制御して、ユーザの後ろを追走するように圃場走行装置2を走行させる。これにより、圃場走行装置2がルートAに沿って走行することになる。図4に示す例では、ユーザは、圃場走行装置2の両側の畝61のうち、ノードユニット3が圃場走行装置2に近い側(図4では上側)の畝61から収穫を行うものとする。
次に、圃場走行装置2がルートAに沿った最初のノードユニット3の近傍を通過すると、近距離通信部22の通信距離内にノードユニット3が入り、そのノードユニット3の近距離通信回路32から送信されたIDが近距離通信部22で受信される(ステップS1でYES)。そうすると、対応付処理部212は、その受信されたIDを開始位置IDとしてRAM等に記憶させる(ステップS2)。
次に、ユーザが収穫した収穫物を積載部13に載置すると、重量センサ24によってその重量が測定され、積載情報取得部213が、その測定された測定重量を開始位置重量としてRAM等に記憶させる(ステップS3)。
さらに圃場走行装置2が走行して次のノードユニット3の近傍を通過すると、近距離通信部22の通信距離内にそのノードユニット3が入り、そのノードユニット3の近距離通信回路32から送信されたIDが近距離通信部22で受信される(ステップS4でYES)。そうすると、対応付処理部212は、その受信されたIDを終了位置IDとしてRAM等に記憶させる(ステップS5)。
次に、重量センサ24によって積載部13に積載された収穫物の重量が測定され、積載情報取得部213が、その測定された測定重量を終了位置重量としてRAM等に記憶させる(ステップS6)。
次に、積載情報取得部213は、終了位置重量から開始位置重量を減算して収穫量を算出する(ステップS7)。この収穫量は、隣接する二つのノードユニット3間を圃場走行装置2が走行する間に収穫された収穫量に相当している。すなわち、開始位置IDで識別されるノードユニット3の配設位置と、終了位置IDで識別されるノードユニット3の配設位置との間の領域で収穫された収穫物の収穫量となる。
そこで、対応付処理部212は、開始位置ID、終了位置ID、及び収穫量を対応付けて長距離通信部23によってサーバ装置5へ送信させる(ステップS8)。サーバ装置5では、開始位置ID、終了位置ID、及び収穫量を受信すると、記憶処理部51は、受信された開始位置ID、終了位置ID、及び収穫量を対応付けて記憶部52に記憶させる。
各ノードユニット3は圃場6に配設され、その近傍を圃場走行装置2が通ったときにそのノードユニット3のIDが圃場走行装置2で受信されるから、IDが受信されたタイミングは、そのIDで識別されるノードユニット3の近傍を圃場走行装置2が通ったタイミングであることを意味する。
これにより、開始位置IDで識別されるノードユニット3の配設位置と、終了位置IDで識別されるノードユニット3の配設位置との間の領域で収穫された収穫物の収穫量を、記憶部52に記憶させることができる。
なお、対応付処理部212は、開始位置ID及び終了位置IDの両方をサーバ装置5へ送信する例を示したが、開始位置ID及び終了位置IDのうちいずれか一方のみをサーバ装置5へ送信する構成としてもよい。開始位置ID及び終了位置IDのうちいずれか一方のみであっても、収穫位置を特定することは可能である。
次に、対応付処理部212は、圃場6に設けられた全てのノードユニット3からのID受信が済んだか否かを確認する(ステップS9)。全ノードユニット3からID受信済であれば(ステップS9でYES)処理を終了し、ID受信済でないノードユニット3が残っていれば(ステップS9でNO)対応付処理部212は、終了位置IDを新たな開始位置IDとし、終了位置重量を新たな開始位置重量とする(ステップS10)。そして、再びステップS4〜S9の処理を繰り返す。
これにより、圃場6に配設された全ノードユニット3について、互いに隣接するノードユニット3間で収穫された収穫量が、そのノードユニット3のIDを位置情報として対応付けられてサーバ装置5の記憶処理部51によって記憶部52に記憶される。
以上、ステップS1〜S10の処理により、圃場に設置されたノードユニット3のIDが受信されたタイミングに基づき農作物が収穫された位置の情報を得ることができるので、GPSを用いて収穫位置を検出する場合よりも農作物が得られた圃場の位置精度を向上することができる。
一方、サーバ装置5では、記憶処理部51によって、各ノードユニット3から送信されたIDと土壌情報とが対応付けられて記憶部52に記憶されているので、IDで特定される圃場の位置と、その位置での収穫量、その位置の土壌情報を、記憶部52に記憶された情報から知ることが可能になる。また、土壌情報を取得したノードユニット3のIDが、収穫物が収穫された位置の位置情報として用いられているから、土壌情報が検出された位置と、その位置での収穫量とを精度よく対応させることが可能になる。
なお、位置情報検出部の一例として近距離通信部22を示し、ノードユニット3から受信したIDを位置情報として取得する例を示したが、例えばGPS(Global Positioning System)や準天頂衛星システム(QZS system、QZSS)等の公知の位置検出手段を位置情報検出部として用いてもよい。この場合、圃場走行装置2は近距離通信部22を備えていなくてもよく、ノードユニット3も識別情報を送信しなくてもよい。後述する農薬散布、肥料散布、及びサンプリングの際の位置情報としても、IDの代わりにGPS等の位置検出手段を用いてもよい。
この場合、ステップS1,S4でIDを受信する代わりに、ステップS1で位置情報検出部で検出された位置情報を開始位置情報とし、所定距離走行後にステップS4で位置情報検出部で検出された位置情報を終了位置情報とし、ステップS8で開始位置ID及び終了位置IDの代わりに開始位置情報及び終了位置情報を用いてもよい。
また、対応付処理部212は、近距離通信部22でIDが受信されたタイミング(ステップS1,S4)に応じて、その受信されたID及びそのIDが受信される直前に受信されたIDのうち少なくとも一方と、重量センサ24によって検出された検出結果に関する情報とを対応付ける処理(ステップS2,S3,S5〜S8)を実行する例を示した。
しかしながら、対応付処理部212は、近距離通信部22でIDが受信されたタイミングに応じて、その受信されたID及びそのIDが受信される直前に受信されたIDのうち少なくとも一方と、重量センサ24によって検出された検出結果に関する情報とを対応付ける処理を実行するものであればよく、ステップS1〜S8に限らない。例えばIDが受信されたタイミングと、重量センサ24による検出結果が増大したタイミングとの時間差が、予め設定された判定時間以下の場合にそのIDと重量センサ24によって検出された検出結果に関する情報とを対応付けてサーバ装置5へ送信する構成であってもよい。
なお、ノードユニット3は長距離通信回路35を備えず、ノード制御部34は土壌情報を近距離通信回路32によって圃場走行装置2へ送信し、対応付処理部212は、近距離通信部22によって土壌情報が受信された場合、その土壌情報を送信したノードユニット3のIDとその土壌情報とを対応付けて土壌成分分布情報とし、サーバ装置5へ送信する構成としてもよい。この場合、ノードユニット3は長距離通信回路35を備えなくてよいので、ノードユニット3のコストを低減することができる。
また、圃場管理システム1は、必ずしもサーバ装置5を備える必要はなく、記憶処理部51及び記憶部52を圃場走行装置2が備えてもよい。また、圃場走行装置2は、長距離通信部23を備えず、記憶処理部51及び記憶部52を備え、記憶部52に記憶した情報を、有線通信手段やメモリカード等の記憶媒体を介してサーバ装置5に記憶させるようにしてもよい。
次に、圃場走行装置2による農薬散布及び肥料散布について説明する。図6は、図1に示す圃場走行装置2による農薬散布動作の一例を示すフローチャートである。以下のフローチャートにおいて、同一の動作には同一のステップ番号を付してその説明を省略する。図6に示すフローチャートは、図5に示すフローチャートとは、ステップS7a,S8aの動作が異なる。
圃場走行装置2は、図5に示すフローチャートと略同様の動作によって、農薬散布や肥料散布を行うことができる。農薬散布を行う場合、ユーザは、積載部13に農薬を散布するための図略の農薬散布装置を積載し、積載部13の上から農薬散布装置によって農薬を散布させながら、圃場走行装置2をルートAに沿って走行させる。
次に、ステップS1〜S3が実行され、重量センサ24によって農薬散布装置の重量が測定され、積載情報取得部213が、その測定された測定重量を開始位置重量としてRAM等に記憶させる(ステップS3)。農薬散布装置は、農薬が収容されたタンクを備えている。このとき、重量センサ24は、タンクに収容された農薬の重量を含めて農薬散布装置の重量を測定することになる。
次にステップS4,S5が実行され、重量センサ24によって積載部13に積載された農薬散布装置の重量が測定され、積載情報取得部213が、その測定された測定重量を終了位置重量としてRAM等に記憶させる(ステップS6)。
次に、ステップS7aでは、積載情報取得部213は、開始位置重量から終了位置重量を減算して農薬散布量(農薬散布情報)を算出する(ステップS7a)。この農薬散布量は、隣接する二つのノードユニット3間を圃場走行装置2が走行する間に散布された農薬散布量に相当している。すなわち、農薬散布量は、開始位置IDで識別されるノードユニット3の配設位置と、終了位置IDで識別されるノードユニット3の配設位置との間の領域で散布された農薬の散布量となる。
そして、対応付処理部212によって、開始位置ID、終了位置ID、及び農薬散布量が対応付けられて長距離通信部23によってサーバ装置5へ送信させる(ステップS8a)。サーバ装置5では、開始位置ID、終了位置ID、及び農薬散布量を受信すると、記憶処理部51は、受信された開始位置ID、終了位置ID、及び農薬散布量を対応付けて記憶部52に記憶させる。
これにより、開始位置IDで識別されるノードユニット3の配設位置と、終了位置IDで識別されるノードユニット3の配設位置との間の領域で散布された農薬の散布量を、記憶部52に記憶させることができる。
次に、ステップS9,S10が実行され、ステップS4〜S9の処理が繰り返される。その結果、圃場6に配設された全ノードユニット3について、互いに隣接するノードユニット3間に散布された農薬散布量が、そのノードユニット3のIDを位置情報として対応付けられてサーバ装置5の記憶処理部51によって記憶部52に記憶される。
これにより、圃場6の位置に応じて散布された農薬散布量が記憶部52に記憶される。従って、ユーザは、記憶部52に記憶された農薬散布量の分布を確認することによって、農薬散布量が少なかった箇所のみ追加で農薬を散布したり、次回農薬散布時に前回農薬散布量が多かった箇所への農薬散布量を減らしたりすることによって、農薬散布量を均一化したり、農薬の不足箇所に効率よく農薬散布したりすることが可能になる。
また、ユーザは、液体又は粉末の肥料を散布する肥料散布装置を農薬散布装置の代わりに積載部13に積載して圃場走行装置2を走行してもよい。この場合、ステップS7aでは農薬散布量の代わりに肥料散布量(肥料散布情報)が算出され、ステップS8aでは農薬散布量の代わりに肥料散布量が送信され、記憶部52には圃場6の位置に応じて散布された肥料散布量が記憶されることになる。
従って、ユーザは、記憶部52に記憶された肥料散布量の分布を確認することによって、肥料散布量が少なかった箇所のみ追加で肥料を散布したり、次回肥料散布時に前回肥料散布量が多かった箇所への肥料散布量を減らしたりすることによって、肥料散布量を均一化したり、肥料の不足箇所に効率よく肥料散布したりすることが可能になる。
圃場走行装置2は、例えば図略の操作スイッチ等の操作受付部によって、農薬又は肥料の散布動作を指示する散布指示が受け付けられた場合に、ステップS7a,S8aの動作をするようにしてもよい。あるいは、圃場走行装置2は、ステップS7では、終了位置重量と開始位置重量との差の絶対値を算出し、この値を収穫量、農薬散布量、及び肥料散布量としてもよい。
また、ステップS3,S6でそれぞれ測定重量をサーバ装置5へ送信し、ステップS7,S7aではサーバ装置5において、ステップS3,S6でそれぞれ送信された測定重量の差を収穫量、農薬散布量、及び肥料散布量として算出する構成としてもよい。この場合、測定重量が収穫情報、農薬散布情報、及び肥料散布情報の一例に相当する。
次に、土壌分布情報に基づいて農薬散布又は肥料散布を行う場合の圃場走行装置2の動作について説明する。図7は、土壌分布情報に基づいて農薬散布を行う場合の圃場走行装置2の動作の一例を示すフローチャートである。圃場走行装置2は、例えば図略の操作スイッチ等の操作受付部によって、土壌分布情報に基づく農薬又は肥料の散布動作を指示する散布指示が受け付けられた場合に、図7に示す動作を行うようにしてもよい。
土壌分布情報に基づいて農薬散布を行う場合、ユーザは、積載部13に農薬を散布するための図略の農薬散布装置を積載し、積載部13の上から農薬散布装置によって農薬を散布させながら、圃場走行装置2をルートAに沿って走行させる。農薬散布装置は、その農薬散布量を散布制御部214からの制御信号に応じて調節可能にされている。
そして、散布制御部214は、例えばサーバ装置5から受信することによって農薬成分濃度の土壌分布情報を取得し、例えばRAMに記憶させる(ステップS21)。
次に、位置情報としてノードユニット3のIDが受信されたとき(ステップS1でYES)、散布制御部214は、土壌成分分布情報を参照し、受信されたIDに対応する農薬成分濃度を取得する(ステップS23)。
次に、散布制御部214は、予め設定された農薬の基準濃度と取得された農薬成分濃度とを比較する(ステップS24)。そして、農薬成分濃度が基準濃度以上であれば(ステップS24でNO)、その位置でこれ以上農薬を散布する必要はないから、散布制御部214は、農薬散布装置による農薬散布を行わせることなく(ステップS25)ステップS9へ移行する。
一方、農薬成分濃度が基準濃度に満たない場合(ステップS24でYES)、不足している農薬を補うべく、散布制御部214は、農薬成分濃度と基準濃度との差が大きいほど農薬散布装置による農薬散布量を増大させ(ステップS26)、ステップS9へ移行する。
ステップS9において、全ノードユニット3からID受信済であれば(ステップS9でYES)処理を終了し、ID受信済でないノードユニット3が残っていれば(ステップS9でNO)散布制御部214は、再びステップS1〜S9の処理を繰り返す。
以上、ステップS21〜S9の処理により、圃場6の土壌に含まれる農薬成分濃度を基準濃度に近づけ、均一化することができる。
また、ユーザは、液体又は粉末の肥料を散布する肥料散布装置を農薬散布装置の代わりに積載部13に積載して圃場走行装置2を走行してもよい。この場合、ステップS21では農薬成分濃度の土壌分布情報の代わりにEC値の土壌分布情報が取得され、ステップS23,S24では農薬成分濃度の代わりにEC値が用いられ、ステップS25では肥料散布せず、ステップS26ではEC値と予め設定された肥料の基準濃度との差が大きいほど肥料散布量を増大させる処理が実行される。
これにより、圃場6の土壌に含まれる肥料濃度(EC値)を基準濃度に近づけ、均一化することができる。
次に、収穫物のサンプリングを行う場合の圃場走行装置2の動作について説明する。圃場6で農作物を栽培する場合、農作物の生育状況や収穫時期の見極めのために、圃場6内の様々な場所で、農作物をサンプル的に数回収穫してサンプリングし、その生育度合いを確認したい場合がある。一回サンプリングしてその農作物の重量を測定し、日数を空けて再びサンプリングしてその農作物の重量を測定すると、その日数の間に農作物が生育して重量が増す。このようなサンプリングを数回繰り返すと、農作物の生育状況が確認でき、適切な収穫時期を予測することが可能になる。
また、圃場6内でも、日当たりや土壌成分などの差によって、場所により生育度合いが異なる場合もある。そのため、生育度合いを精度よく判断するためには、同じ場所でサンプリングされた農作物同士でその重量の変化を調べることがのぞましい。しかしながら、サンプリング位置を記録して、その同じ位置でサンプリングを繰り返す作業は煩雑である。
そこで、圃場走行装置2は、サンプリング位置記憶部218に、サンプリングしようとする位置に配設されたノードユニット3のID(例えば図4で符号Pが付されたノードユニット3のID)を、サンプリング位置情報として記憶しておくことができる。
図8は、収穫物のサンプリングを行う場合の圃場走行装置2の動作の一例を示すフローチャートである。圃場走行装置2は、例えば図略の操作スイッチ等の操作受付部によって、サンプリングを指示するサンプリング指示が受け付けられた場合に、図8に示す動作を行うようにしてもよい。
収穫物のサンプリングを行う場合、ユーザは、圃場走行装置2をルートAに沿って走行させる。圃場走行装置2がルートAに沿った最初のノードユニット3の近傍に到達すると、そのノードユニット3のIDが近距離通信部22で受信される(ステップS1でYES)。
そうすると、サンプリング案内報知部216は、サンプリング位置記憶部218を参照し、その受信されたIDがサンプリング位置情報に含まれているか否かを確認する(ステップS31)。IDがサンプリング位置情報に含まれていなければ(ステップS31でNO)、ステップS4へ処理を移行し、IDがサンプリング位置情報に含まれていれば(ステップS31でYES)、サンプリング案内報知部216は、そのIDをサンプリング位置IDとしてRAM等に記憶させ(ステップS32)、ディスプレイ25又はスピーカ26によって、ユーザに対してサンプリングのために収穫物の収穫を促す案内を報知させる(ステップS33)。
収穫を促す案内が報知されると、ユーザは、その位置で農作物を収穫(サンプリング)して積載部13に積載する。これにより、ユーザは、サンプリング位置情報で設定されたIDを有するノードユニット3が設置された位置で、農作物のサンプリングを行うことができる。
なお、案内を報知するための報知部としては、画像で報知するディスプレイ25又は音声で報知するスピーカ26に限られず、例えばLED(Light Emitting Diode)等の発光装置を用いてもよく、サンプリング案内報知部216は、LED等を発光させて報知してもよい。
次に、サンプリング処理部217は、重量センサ24の測定重量をサンプリング開始重量としてRAM等に記憶させる(ステップS34)。
次に、ステップS4において、サンプリング処理部217は、新たなIDが受信されるか否かを確認する。そして、新たなIDが受信されたとき(ステップS4でYES)、サンプリング処理部217は、重量センサ24の測定重量をサンプリング終了重量として取得し、RAM等に記憶させる(ステップS35)。
次に、サンプリング処理部217は、サンプリング終了重量からサンプリング開始重量を差し引いて、サンプリング重量を算出する(ステップS36)。サンプリング重量は、サンプリング位置でサンプリングされた収穫物の重量に相当する。
次に、サンプリング処理部217は、サンプリング位置IDとサンプリング重量とを対応付けてサーバ装置5へ送信する(ステップS37)。サーバ装置5では、対応付けられたサンプリング位置IDとサンプリング重量とを受信すると、記憶処理部51によって、その受信されたサンプリング位置IDとサンプリング重量とが対応付けられて記憶部52に記憶される。
次に、ステップS9が実行され、ステップS1〜S9の処理が繰り返される。その結果、圃場6の、サンプリング位置情報として記憶された全てのIDに対応するノードユニット3が設置された位置で、農作物のサンプリングを行うことができ、そのサンプリングされた農作物の重量を、サーバ装置5の記憶部52に記憶することができる。
また、サンプリング位置記憶部218に記憶されたIDに対応する位置で農作物のサンプリングを行うことができるので、日数を経て再びサンプリングを行った場合にも、同じ位置でサンプリングすることができる。従って、複数回のサンプリング結果を同じ位置でサンプリングされたサンプリング重量同士で比較することができるので、サンプリング結果に基づく農作物の生育状況の把握精度及び適切な収穫時期の予測精度を向上することが容易になる。
1 圃場管理システム
2 圃場走行装置
3 ノードユニット
4 ゲートウェイ
5 サーバ装置
6 圃場
11 本体部
12R,12L 無限軌道
13 積載部
14 昇降機構
15 ハンドル
16 ガード
21 制御部
22 近距離通信部
23 長距離通信部
24 重量センサ
25 ディスプレイ
26 スピーカ
27,27 レーザーセンサ
28L 左モータ
28R 右モータ
31 ノード本体
32 近距離通信回路
33 センサ部
34 ノード制御部
35 長距離通信回路
51 記憶処理部
52 記憶部
61 畝
212 対応付処理部
213 積載情報取得部
214 散布制御部
215 走行制御部
216 サンプリング案内報知部
217 サンプリング処理部
218 サンプリング位置記憶部
A ルート
G 土壌
L 設定距離

Claims (12)

  1. 自機を識別するための識別情報が付与され、当該自機の識別情報を、通信距離が予め設定された設定距離以下である近距離通信方式で無線送信するノード側近距離通信部を備えた複数のノードユニットが設置された圃場を走行するための圃場走行装置であって、
    前記圃場の収穫物を積載可能な積載部と、
    前記積載部に前記収穫物が積載されたことを検出する積載検出部と、
    前記圃場において前記ノードユニットから前記識別情報を受信する近距離通信部と、
    前記近距離通信部で前記識別情報が受信されたタイミングに応じて、その受信された識別情報及びその識別情報が受信される直前に受信された識別情報のうち少なくとも一方と、前記積載検出部によって検出された検出結果に関する情報とを対応付ける処理を行う対応付処理部とを備える圃場走行装置。
  2. 前記積載検出部は、前記積載部に積載された積載物の重量を前記検出結果として検出し、
    前記圃場走行装置は、前記検出結果に基づいて、前記収穫物が収穫された収穫量に関する収穫情報を取得する積載情報取得部をさらに備える請求項1記載の圃場走行装置。
  3. 前記積載部は、農薬を散布するための農薬散布装置を積載可能にされており、
    前記対応付処理部は、さらに、前記近距離通信部で前記識別情報が受信されたタイミングに応じて、前記積載検出部で測定された重量に基づいて農薬散布量に関する農薬散布情報を取得し、その受信された識別情報及びその識別情報が受信される直前に受信された識別情報のうち少なくとも一方とその農薬散布情報とを対応付ける処理を行う請求項2記載の圃場走行装置。
  4. 前記積載部は、肥料を散布するための肥料散布装置を積載可能にされており、
    前記対応付処理部は、さらに、前記近距離通信部で前記識別情報が受信されたタイミングに応じて、前記積載検出部で測定された重量に基づいて肥料散布量に関する肥料散布情報を取得し、その受信された識別情報及びその識別情報が受信される直前に受信された識別情報のうち少なくとも一方とその肥料散布情報とを対応付ける処理を行う請求項2記載の圃場走行装置。
  5. 前記収穫物のサンプリングを行うために、前記複数のノードユニットのうち前記サンプリングのためのサンプリング数のノードユニットの識別情報をサンプリング位置情報として記憶するサンプリング位置記憶部と、
    前記近距離通信部によって受信された識別情報が、前記サンプリング位置記憶部に記憶された識別情報のいずれかと一致したとき、ユーザに対してサンプリングのための収穫を促す案内を報知するサンプリング案内報知部とをさらに備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の圃場走行装置。
  6. 前記各ノードユニットは、当該各ノードユニットが設置された圃場の土壌に関する土壌情報を検出するセンサ部をさらに備え、
    前記ノード側近距離通信部は、さらに前記土壌情報を送信し、
    前記近距離通信部は、さらに前記ノードユニットから前記土壌情報を受信し、
    前記対応付処理部は、さらに、前記近距離通信部によって前記土壌情報が受信された場合、その土壌情報を送信したノードユニットの識別情報とその土壌情報とを対応付けて土壌成分分布情報とする処理を行う請求項1〜5のいずれか1項に記載の圃場走行装置。
  7. 前記土壌情報は、土壌の農薬濃度に関する農薬濃度情報を含み、
    前記積載部は、農薬を散布するための農薬散布装置を積載可能にされており、
    前記圃場走行装置は、前記土壌成分分布情報によって示される農薬濃度分布に基づいて、前記積載部に積載された農薬散布装置による農薬散布量を、前記圃場を走行しながら前記圃場における農薬濃度分布を均一化するように調節する散布制御部をさらに備える請求項6記載の圃場走行装置。
  8. 前記土壌情報は、土壌の肥料濃度に関する肥料濃度情報を含み、
    前記積載部は、肥料を散布するための肥料散布装置を積載可能にされており、
    前記圃場走行装置は、前記土壌成分分布情報によって示される肥料濃度分布に基づいて、前記積載部に積載された肥料散布装置による肥料散布量を、前記圃場を走行しながら前記圃場における肥料濃度分布を均一化するように調節する散布制御部をさらに備える請求項6記載の圃場走行装置。
  9. 情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記対応付処理部は、前記対応付ける処理として、前記対応付けられた情報を前記記憶部に記憶させる処理を行う請求項1〜8のいずれか1項に記載の圃場走行装置。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載の圃場走行装置と、
    前記複数のノードユニットとを備える圃場管理システム。
  11. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の圃場走行装置と、
    前記複数のノードユニットと、
    情報を記憶する記憶部を備えたサーバ装置とを備え、
    前記各ノードユニットは、
    当該各ノードユニットが設置された圃場の土壌に関する土壌情報を検出するセンサ部と、
    前記センサ部で検出された土壌情報と自機の識別情報とを前記サーバ装置へ送信するノード側送信部とをさらに備え、
    前記サーバ装置は、
    前記ノード側送信部によって送信された情報と、前記対応付処理部によって前記対応付ける処理が行われた情報とを前記記憶部に記憶させる記憶処理部をさらに備える圃場管理システム。
  12. 前記圃場走行装置は、
    前記設定距離よりも通信距離が長い長距離送信部をさらに備え、
    前記対応付処理部は、前記対応付ける処理が行われた情報を、前記長距離送信部によって前記サーバ装置へ送信させることによって、前記記憶部に記憶させる請求項11記載の圃場管理システム。
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