JP6894427B2

JP6894427B2 - 分割された支持部を具備するねじ込み式工具および工具ホルダー

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Publication number: JP6894427B2
Application number: JP2018503544A
Authority: JP
Inventors: ハイマー，フランツ
Original assignee: フランツハイマーマシーネンバウカーゲー
Priority date: 2015-07-24
Filing date: 2016-07-13
Publication date: 2021-06-30
Anticipated expiration: 2036-07-13
Also published as: WO2017016877A1; US10646928B2; CN107921557A; EP3325201A1; EP3325201B1; ES2755711T3; US20180200804A1; DE102015112079A1; JP2018520898A; CN107921557B

Description

本発明は、請求項１の前提部（おいて書き部）に記載のねじ込み式工具と、工具ホルダーと、工具アセンブリ（工具組立体）とに関する。

ＤＥ１０２０１２１００９７６Ａ１公報は、工具ホルダーを伴ったねじ込み式工具の一般的な先行技術を開示する。そのねじ込み式工具は、金属切断マシニング操作用の切断エッジが配置されてなる工具ヘッドと、工具ホルダーとの結合用の外ねじを有する工具シャフトとを備えている。加えて、工具シャフトは、工具ヘッドと前記外ねじとの間の第１の支持部、及び、工具シャフトの自由端に境界を接して配置された第２の支持部を有している。それを補完して、工具ホルダーは、内ねじを有する受入れ開口部、並びに、工具ホルダーのフロント面側と前記内ねじとの間に配置された第１の取付け部、及び、前記受入れ開口部の内側端上に配置された第２の取付け部を有している。ねじ込み式工具の第１の支持部および工具ホルダーの第１の取付け部、並びに、ねじ込み式工具の第２の支持部および工具ホルダーの第２の取付け部は、互いに接触し、それによって、ねじ込み式工具が工具ホルダーに特に効果的に支持され且つセンタリング（心出し）されるのを確実ならしめる。

大変硬くてもろい材料のために、このタイプのねじ込み式工具には常に破損のリスクが伴い、とりわけ、ねじ込み式工具が工具ホルダーに差し込まれつつあるときに過度に高いねじ込みトルクがかかった場合には、そうである。それ故、必要なトルクができるだけ正確に決定され得ることを確保することが、特に重要である。

ＤＥ１０２０１２１００９７６Ａ１公報

かくして、本発明によって解決すべき問題点（課題）は、確固とした差し込みを可能とするようなねじ込み式工具および工具ホルダーを入手可能とすることにある。

本発明の課題は、請求項１の特徴を有するねじ込み式工具、請求項１２の特徴を有する工具ホルダー、及び、請求項２３〜２５の特徴を有する工具アセンブリによって解決される。本発明の有益な実施形態は、従属請求項に提示される。

本発明で開示されるねじ込み式工具の特別な特徴は、第２の支持部が、周方向において互いに距離を隔てて配置されてなる半径方向外向きに突出した支持要素を備えていることである。これらの支持要素は、より小さな接触表面のために摩擦損失を低減するという効果を有し、そのことはまた、ねじ込み式工具を工具ホルダーに差し込むのに必要とされるとところの、且つ第２の支持部における相互（又は交互）接触に由来するところのトルクを低減する。結果として、適用されるべきトルクの全体は、ねじ込み式工具への過度の応力が防止され得るようなネジ係合のために計算される最適トルクによりいっそう緊密に対応する。加えて、互いに距離を隔てて配置されている支持要素は、外向きに突出した個々の支持要素の（相対的に）高い弾性のために、振動がより効果的に減衰されることをもたらす。その減衰特性はまた、接触表面のサイズや数によって明らかに（又は具体的に）影響され得る。

有益な実施態様において、支持要素は、周方向において互いに等しい距離を隔てて配置されている。但し、ねじ込み式工具の中心線に対して中心対称的であるが、支持要素を互いに等しくない距離を隔てて配置することも可能である。

特に効果的な支持を確実ならしめるために、支持要素は、当該ねじ込み式工具の軸方向に延在する盛り上がったストリップ（細長片）の形態で構成されることも可能である。

半径方向に最も外側の部位において、支持要素は、円筒セグメント（円筒状断片）の形状をした接触表面を有することもでき、その接触表面は、好ましくは、当該ねじ込み式工具の長手軸に対し同軸的となるように構成されている。円筒セグメントの形状をした接触表面は、支持要素と工具ホルダーとの間の全面的な表面接触を可能にし、安定したセンタリング（心出し）を確実ならしめる。しかしながら、支持要素と工具ホルダーとの間の摩擦を更に低減するために、上反りした接触表面、または球セグメント（球状断片）の形状をした接触表面が、支持要素上に配置されることもでき、これら接触表面の包囲表面は、（球の）中心がねじ込み式工具の中心線上にあるか、又はねじ込み式工具の中心線から半径方向に所定距離にあるところの球を用いて形成される。このことはそれぞれ、相応に低減された摩擦力を有してなる、支持要素と工具ホルダーとの間の接触点又は接触線という結果をもたらす。

ねじ込み式工具の支持要素の、工具ホルダーの相補的な取付部への挿入を容易にすると共に、支持要素の均一な弾性変形を確実ならしめるために、支持要素は、工具シャフトの自由端に面する側に挿入傾面（insertion chamfer）を有することもできる。

特にねじ込み式工具の工具ホルダーへの差し込み時に支持要素を安定させるために、支持要素と、（支持要素間で周方向に配置されてなる）凹部との間にある移行部は、より小さな外形寸法を持つように丸みを帯びることができる。

ねじ込み式工具が工具ホルダー内にとりわけ安定的に且つ最適にセンタリングされて取り付けられることを確実にするために、第１の支持部は、異なったテーパ角度を有する二つの円錐接触表面を用いて形成されることができ、それらの円錐接触表面は、好ましくは互いに接触状態にある。当該ねじ込み式工具のねじ込み方向において第１の円錐接触表面及び第２の円錐接触表面の両方をテーパにする（先細りとする）ことで、最適なセンタリング（心出し）が達成され得る。特にこのタイプの双円錐取付け構成においては、ねじ込み力に対して直角をなす停止面の不存在のために、ねじ込みトルクはとりわけ正確に設定されねばならない、というのも、さもなくば、ねじ込み式工具のねじ込み量が多くなるにつれて工具ホルダーが変形してしまうからである。

加えて本発明は、ねじ込み式工具用の工具ホルダーを特許請求するものである。この工具ホルダーの特別な特徴は、第２の取付部が、互いに距離を隔てて配置されてなる半径方向内向きに突出した取付け要素を備えていることである。相対的に小さな接触表面のために、これらの取付け要素は、摩擦損失を低減するという効果を有し、そのことが今度は、第２の支持部における相互（又は交互）接触に由来するところの、工具ホルダーにねじ込み式工具を差し込むのに必要なトルクを低減する。結果として、適用されるべきトルクの全体は、ねじ込み式工具への過度の応力が防止され得るようなネジ係合のために計算される最適トルクによりいっそう緊密に対応する。加えて、互いに距離を隔てて配置されている取付け要素は、内向きに突出した個々の取付け要素の（相対的に）高い弾性のために、振動がより効果的に減衰されることをもたらす。その減衰特性はまた、接触表面のサイズや数によって明らかに（又は具体的に）影響され得る。

有益な実施態様において、取付け要素は、周方向において互いに等しい距離を隔てて配置されている。但し、工具ホルダーの中心線に対して中心対称的であるが、取付け要素を互いに等しくない距離を隔てて配置することも可能である。

特に効果的な支持を可能ならしめるために、取付け要素は、当該工具ホルダーの軸方向に延在する盛り上がったストリップ（細長片）の形態で構成されることも可能である。

半径方向に最も内側の部位において、取付け要素は、円筒セグメント（円筒状断片）の形状をした取付け表面を有することもでき、その取付け表面は、好ましくは、当該工具ホルダーの長手軸に対し同軸的となるように構成されている。円筒セグメントの形状をした取付け表面は、取付け要素とねじ込み式工具との間の全面的な表面接触を可能とし、ねじ込み式工具の安定したセンタリング（心出し）を確実ならしめる。しかしながら、取付け要素とねじ込み式工具との間の摩擦を更に低減するために、上反りした取付け表面、または球セグメント（球状断片）の形状をした取付け表面、または断面内で湾曲した回転対称な取付け表面が、取付け要素上に配置されることもできる。このことはそれぞれ、相応に低減された摩擦力を有してなる、取付け要素とねじ込み式工具との間の接触点又は接触線という結果をもたらす。

例えばねじ込み式工具の円筒状（又は円柱状）取付部の、第２の取付部への挿入を容易にすると共に、取付け要素の均一な弾性変形を確実ならしめるために、取付け要素は、工具ホルダーの内ねじに面する側にセンタリング（心出し）傾面を有することもできる。

特にねじ込み式工具の工具ホルダーへの差し込み時に取付け要素を安定させるために、取付け要素と、（取付け要素間で周方向に配置されてなる）凹部との間にある移行部は、より小さな外形寸法を持つように丸みを帯びることができる。

ねじ込み式工具が工具ホルダー内にとりわけ安定的に且つ最適にセンタリングされて取り付けられることを確実にするために、第１の取付け部は、異なったテーパ角度を有する二つの円錐取付け表面を用いて形成されることができ、それらの円錐取付け表面は、好ましくは互いに接触状態にある。当該ねじ込み式工具のねじ込み方向において第１の円錐取付け表面及び第２の円錐取付け表面の両方をテーパにする（先細りとする）ことで、最適なセンタリング（心出し）が達成され得る。

特にこのタイプの双円錐取付け構成においては、ねじ込み力に対して直角をなす停止面の不存在のために、ねじ込みトルクはとりわけ正確に設定されねばならない、というのも、さもなくば、ねじ込み式工具のねじ込み量が多くなるにつれて工具ホルダーが変形してしまうからである。

加えて本発明はまた、ねじ込み式工具及び／又は工具ホルダーが上で説明したように構成されていることを特徴とするところの工具アセンブリを特許請求するものである。

最も好ましくは、ねじ込み式工具と工具ホルダーの両方が上で説明したように構成され得る。ここで、ねじ込み式工具の第２の支持部の支持要素（半径方向外向きに突出すると共に周方向に互いに距離を隔てて配置されている当該支持要素）間の間隔が、工具ホルダーの第２の取付部の取付け要素（半径方向内向きに突出すると共に周方向に互いに距離を隔てて配置されている当該取付け要素）間の間隔と異なっている。このことは、一体ねじ込み時におけるねじ込み式工具および工具ホルダー間の角度位置とは無関係に、支持要素および取付け要素の少なくとも幾つかが互いに接触状態にある、という効果をもたらす。但し、支持要素間の間隔および取付け要素間の間隔が同一であることも可能であり、その場合にはこれらの要素は、一体ねじ込み時に支持要素および取付け要素が半径方向に互いに対向し且つ互いに接触するようなやり方で、工具ホルダー上およびねじ込み式工具上に配置されるべきである。

接触表面は、好ましくは同じ高さを有する。しかしながら、反対面（対向面）が形状適合するように作られるならば、これらの接触表面は異なる高さを持つこともできる。

本発明の追加的な特徴点および利点については、図面を参照した、以下の好ましい実践的な事例の記述から明らかとなるであろう。

図１は、工具ヘッド及び工具シャフトを備えたねじ込み式工具の斜視図である。図２は、図１のねじ込み式工具の支持部の詳細図である。図３は、ねじ込み式工具用の受入れ開口部を有する工具ホルダーのフロント部位の断面図である。図４は、図３の工具ホルダーの受入れ開口部の斜視図である。図５は、図４の工具ホルダーの取付け部の詳細図である。

図１は、工具ヘッド２及び工具シャフト３を有するねじ込み式工具１を示す。工具ヘッド２上には、ワークピース（加工対象物）を機械加工するためのブレード（刃体、図示略）が配置される。工具シャフト３は、外ねじ４と、工具ヘッド２及び外ねじ４間に配置された第１の支持部５と、工具シャフト３の自由端６及び外ねじ４間に配置された第２の支持部７とを備える。前記自由端６は、工具シャフト３のフロント面側を利用して形成されている。

第２の支持部７は、周方向において互いに距離を隔てて配置されているところの、外方向に突出した支持要素８を備えている。これら支持要素８の構成は、図２を参照してより詳細に説明される。

図２は、図１のねじ込み式工具１の第２の支持部７をより詳細に示す。この図が示しているように、支持要素８は、（それぞれが）ねじ込み式工具１の軸方向に延びると共に互いに等距離に配置されているところの、盛り上がったストリップ（細長片）の形態で構成されている。半径方向に最も外の部位では、支持要素８は各々、円筒セグメント（円筒状断片、cylindrical segment）の形状をした接触表面９を有しており、これら接触表面は、工具ホルダー（図示略）とのセンタリング（心出し）且つ減衰用の接触部を形成する役目を果たす。円筒状断片の形状をした接触表面９は、ねじ込み式工具１の長手軸に対し同軸的に構成され、その結果、接触表面９（群）は一体となって、ねじ込み式工具１の長手軸と同心的であるところの共通の円筒状の包囲面を形成する。

工具ホルダーの相補的な取付け位置へのねじ込み式工具１の挿入を容易にすべく、且つ、支持要素８の均一的で弾性的で半径方向内向きに向けられた変形を確実ならしめるべく、支持要素８は、自由端６に面する側に挿入傾面(insertion chamfer)１０を有している。

周方向において支持要素８間には凹部１１が配置されており、それら凹部の外形寸法は、支持要素８の外形寸法よりも半径方向に小さくなっており、即ち、凹部１１は、支持要素８に対して半径方向に内向きにオフセットされている。これらの凹部１１は、ねじ込み式工具１および工具ホルダー１５（図２には示さず）が全周にわたって互いに連続接触状態にはないが、支持要素８の領域では唯一間欠的な接触を作り出し、その結果、低減された表面接触により摩擦が減じられることを確実ならしめる。

支持要素８と凹部１１との間の移行部１２は、工具シャフト３に導入される力（特に周方向の力）が支持要素８にとりわけ効果的に作用するのを確実ならしめるべく、丸みを帯びている。

加えて、図１は、第１の支持部５が、相互に直接接触状態にある二つの円錐接触面１３，１４を利用して形成されている。第１の円錐接触面１３および第２の円錐接触面１４の直径は、ねじ込み式工具１のねじ込み方向においてテーパに（次第に先細りに）なっている。それに関連する事項は、ＤＥ１０２０１２１００９７６Ａ１公報により詳細に説明されており、その内容はここに、参照によって完全に組み込まれる。

図３は、上述のねじ込み式工具１を受け入れるべく構成された工具ホルダー１５のフロント部位の断面を示す。工具ホルダー１５は、内ねじ１７を有する受入れ開口部１６を有する。ねじ込み式工具１（図３には示さず）に対面する工具ホルダー１５のフロント面側１８と内ねじ１７との間には、第１の取付部１９が配置されている。加えて、受入れ開口部１６の内側端２０には、内側の第２の取付部２１が配置されており、第２の取付部２１は、お互いに距離を隔てて配置されてなるところの半径方向内向きに突出した取付け要素２２を備えている。

図３が示すように、取付け要素２２は、周方向において互いに等しい距離を隔てて配置されると共に、工具ホルダー１５の軸方向に延びるところの盛り上がったストリップ（細長片）の形態で構成されている。半径方向の最も内の部位において、取付け要素２２の各々は取付け表面２３を有しており、取付け表面２３は、工具ホルダー１５の長手軸に対し同軸的に延びる円筒セグメント（円筒状断片）の形状をなし、ねじ込み式工具１（図示略）とのセンタリング（心出し）且つ減衰用の接触部を形成する役目を果たす。

ねじ込み式工具１の挿入、及び、取付け要素２２の均一的で弾性的な変形を容易ならしめるべく、取付け要素２２は、内ねじ１７に面する側にセンタリング（心出し）傾面２４を有している。加えて、周方向において取付け要素２２間には凹部２５が配置されており、これら凹部の外形寸法（外側寸法）は取付け要素２２の外形寸法（外側寸法）よりも大きく、即ち、凹部２５は、取付け要素２２に対して半径方向に外向きにオフセットされている。これらの凹部２５は、工具ホルダー１５およびねじ込み式工具１（図３には示さず）が全周にわたって互いに連続接触状態にはないが、取付け要素２２の領域では唯一間欠的な接触を作り出し、その結果、低減された表面接触により摩擦が減じられることを確実ならしめる。

取付け要素２２と凹部２５との間の移行部２６は、工具ホルダー１５に導入される力（特に周方向の力）が取付け要素２２にとりわけ効果的に作用するのを確実ならしめるべく、丸みを帯びている。

第１の取付け部１９は、それら取付け表面が互いに直接接触状態にあるところの、異なるテーパ角度を有する二つの円錐取付け面２７，２８を利用して形成されている。第１の円錐取付け面２７および第２の円錐取付け面２８の直径は、ねじ込み式工具１（図示略）が工具ホルダー１５にねじ込まれる方向において、即ち図３で左に向かうにつれて、テーパに（次第に先細りに）なっている。それに関連する事項は、ＤＥ１０２０１２１００９７６Ａ１公報により詳細に説明されており、その内容はここに、参照によって完全に組み込まれる。

図４は、工具ホルダー１５の受入れ開口部１６の斜視図を示す。その図が示すように、第１の取付部１９が工具ホルダー１５のフロント面側１８に配置され、（それは）第１の円錐取付け面２７及び第２の円錐取付け面２８を備えている。第２の円錐取付け面２８に面する端部上において、第１の円錐取付け面２７は、円錐型のセグメント２９に加えて、第２の円錐取付け面２８への移行部としての丸みを帯びた輪郭３０を有している。フロント面側１８は、周方向のエッジによって形成されている。

内ねじ１７に続く受入れ開口部１６の内側端２０には、第２の取付部２１が配置されている。この取付部は図５の詳細図に示されている。その図に示されるように、第２の取付部２１は、内向きに突出する取付け要素２２を備え、これら取付け要素は、周方向において、両サイドでは移行部２６によって、それに続けて凹部２５によって境界を接している。加えて、センタリング（心出し）傾面２４は、内ねじ１７に面した取付け要素２２のサイド（側部）に構成されている。

図１及び図２に示されたねじ込み式工具１、並びに、図３〜図５に示された工具ホルダー１５は、一体となって工具アセンブリを形成する。即ち、外ねじ４および内ねじ１７、円錐接触面１３，１４を有する第１の支持部５および円錐取付け面２７，２８を有する第１の取付部１９、並びに、支持要素８を有する第２の支持部７および取付け要素２２を有する第２の取付部２１は、互いに接触するように構成されている。互いに等しい距離を隔てて配置されているところの半径方向外向きに突出した支持要素８間の間隔、即ち、全周に沿って配置された支持要素の数が、互いに等しい距離を隔てて配置され、それによって前記要素間の接触を確実にするところの半径方向内向きに突出した取付け要素２２間の間隔と異なることが可能である。

しかしながら、ねじ込み式工具１においてだけ又は工具ホルダー１５においてだけ、上述のやり方で第２の支持部７又は第２の取付部２１をそれぞれに構成することもまた可能であり、そして、円筒状又は円錐状の回転対称な輪郭を持つように、工具ホルダー１５の又はねじ込み式工具１の対向部位をそれぞれ相応に構成することもまた可能である。

１ねじ込み式工具
２工具ヘッド
３工具シャフト
４外ねじ
５第１の支持部
６工具シャフトの自由端
７第２の支持部
８支持要素
９接触表面
１０挿入傾面（insertion chamfer）
１１凹部
１２支持要素と凹部との間の移行部
１３第１の円錐接触面
１４第２の円錐接触面
１５工具ホルダー
１６受入れ開口部
１７内ねじ
１８工具ホルダーのフロント面
１９第１の取付部
２０受入れ開口部の内側端
２１第２の取付部
２２取付け要素
２３円筒形断片の形状をした取付け表面
２４センタリング（心出し）傾面（centering chamfer）
２５凹部
２６取付け要素と凹部との間の移行部
２７第１の円錐取付け面
２８第２の円錐取付け面
２９円錐型のセグメント
３０丸みを帯びた輪郭

Claims

工具ヘッド（２）、外ねじ（４）を有する工具シャフト（３）、前記工具ヘッド（２）と外ねじ（４）との間に配置された第１の支持部（５）、及び、前記外ねじ（４）と工具シャフト（３）の自由端（６）との間に配置された第２の支持部（７）を備えたねじ込み式工具（１）において、
前記第２の支持部（７）が、周方向において互いに距離を隔てて配置されてなる半径方向外向きに突出した複数の支持要素（８）を備えており、
前記支持要素（８）の各々は、当該ねじ込み式工具（１）の軸方向に延在する盛り上がったストリップの形態で構成されている、ことを特徴とするねじ込み式工具。
前記支持要素（８）は、互いに等しい距離を隔てて配置されている、請求項１に記載のねじ込み式工具。
前記支持要素（８）は、互いに等しくない距離を隔てて配置されている、請求項１に記載のねじ込み式工具。
前記支持要素（８）の各々は、円筒状断片の形状をした接触表面（９）を有している、ことを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載のねじ込み式工具。
円筒状断片の形状をした前記接触表面（９）は、当該ねじ込み式工具（１）の長手軸に対し同軸的となるように構成されている、ことを特徴とする請求項４に記載のねじ込み式工具。
前記支持要素（８）の各々は、上反りした接触表面（９）を有している、ことを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載のねじ込み式工具。
前記支持要素（８）は、前記自由端（６）に面する側に挿入傾面（１０）を有している、ことを特徴とする請求項１〜６のいずれか一項に記載のねじ込み式工具。
周方向における前記支持要素（８）間には、支持要素（８）の外形寸法よりも小さな外形寸法を有する凹部（１１）が配置されており、
前記支持要素（８）と前記凹部（１１）との間の移行部（１２）は丸みを帯びている、ことを特徴とする請求項１〜７のいずれか一項に記載のねじ込み式工具。
前記第１の支持部（５）は、異なったテーパ角度を有する第１及び第２の円錐接触表面（１３，１４）を用いて形成されている、ことを特徴とする請求項１〜８のいずれか一項に記載のねじ込み式工具。
前記第１及び第２の円錐接触表面（１３，１４）はお互いに直接的に境界を接している、ことを特徴とする請求項９に記載のねじ込み式工具。
前記第１の円錐接触表面（１３）及び前記第２の円錐接触表面（１４）のそれぞれの径は、当該ねじ込み式工具（１）のねじ込み方向において次第に先細りとなっている、ことを特徴とする請求項９又は１０に記載のねじ込み式工具。
ねじ込み式工具（１）用の工具ホルダー（１５）であって、
内ねじ（１７）を有する受入れ開口部（１６）と、当該工具ホルダー（１５）のフロント面側（１８）と内ねじ（１７）との間に配置された第１の取付部（１９）と、前記内ねじ（１７）に続く内側の第２の取付部（２１）とを備えた工具ホルダーにおいて、
前記第２の取付部（２１）が、互いに距離を隔てて配置されてなる半径方向内向きに突出した複数の取付け要素（２２）を備えており、
前記取付け要素（２２）の各々は、当該工具ホルダー（１５）の軸方向に延在する盛り上がったストリップの形態で構成されている、ことを特徴とする工具ホルダー。
前記取付け要素（２２）は、互いに等しい距離を隔てて配置されている、請求項１２に記載の工具ホルダー。
前記取付け要素（２２）は、互いに等しくない距離を隔てて配置されている、請求項１２に記載の工具ホルダー。
前記取付け要素（２２）の各々は、円筒状断片の形状をした取付け表面（２３）を有している、ことを特徴とする請求項１２〜１４のいずれか一項に記載の工具ホルダー。
円筒状断片の形状をした前記取付け表面（２３）は、当該工具ホルダー（１５）の長手軸に対し同軸的となるように構成されている、ことを特徴とする請求項１５に記載の工具ホルダー。
前記取付け要素（２２）の各々は、上反りした取付け表面（２３）を有している、ことを特徴とする請求項１２〜１４のいずれか一項に記載の工具ホルダー。
前記取付け要素（２２）は、前記内ねじ（１７）に面する側にセンタリング傾面（２４）を有している、ことを特徴とする請求項１２〜１７のいずれか一項に記載の工具ホルダー。
周方向における前記取付け要素（２２）間には、取付け要素（２２）の外形寸法よりも大きな外形寸法を有する凹部（２５）が配置されており、
前記取付け要素（２２）と前記凹部（２５）との間の移行部（２６）は丸みを帯びている、ことを特徴とする請求項１２〜１８のいずれか一項に記載の工具ホルダー。
前記第１の取付け部（１９）は、異なったテーパ角度を有する第１及び第２の円錐取付け表面（２７，２８）を用いて形成されている、ことを特徴とする請求項１２〜１９のいずれか一項に記載の工具ホルダー。
前記第１及び第２の円錐取付け表面（２７，２８）はお互いに直接的に境界を接している、ことを特徴とする請求項２０に記載の工具ホルダー。
前記第１の円錐取付け表面（２７）及び前記第２の円錐取付け表面（２８）のそれぞれの径は、前記ねじ込み式工具（１）のねじ込み方向において次第に先細りとなっている、ことを特徴とする請求項２０又は２１に記載の工具ホルダー。
工具ホルダー（１５）及びねじ込み式工具（１）を備えた工具アセンブリにおいて、
前記ねじ込み式工具（１）は、請求項１〜１１のいずれか一項に記載のねじ込み式工具である、ことを特徴とする工具アセンブリ。
工具ホルダー（１５）及びねじ込み式工具（１）を備えた工具アセンブリにおいて、
前記工具ホルダー（１５）は、請求項１２〜２２のいずれか一項に記載の工具ホルダーである、ことを特徴とする工具アセンブリ。
工具ホルダー（１５）及びねじ込み式工具（１）を備えた工具アセンブリにおいて、
前記ねじ込み式工具（１）は、請求項１〜１１のいずれか一項に記載のねじ込み式工具であり、且つ、
前記工具ホルダー（１５）は、請求項１２〜２２のいずれか一項に記載の工具ホルダーであり、
前記ねじ込み式工具（１）の第２の支持部（７）の半径方向外向きに突出する支持要素（８）であって、周方向に互いに距離を隔てて配置されている支持要素間の間隔が、前記工具ホルダー（１５）の第２の取付部（２１）の半径方向内向きに突出する取付け要素（２２）であって、互いに距離を隔てて配置されている取付け要素間の間隔と異なっている、ことを特徴とする工具アセンブリ。