JP6888374B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本願は、乗物に搭載される乗物用シートに関する。
乗物用シートは、クッションフレーム及びバックフレーム等を有する。クッションフレームは、着席者の臀部を支持するシートクッションの骨格を構成する。
バックフレームは、着席者の背部を支持するシートバックの骨格を構成するとともに、クッションフレームのシート後端側に連結される。そして、例えば、特許文献1に記載の乗物用シートのクッションフレームは、リフタリンク等の脚部を介して乗物側に連結固定されている。
特表2009−523090号公報
特許文献1に記載の乗物用シートでは、クッションフレームのシート前端側の位置がリフタリンク等の脚部によって拘束されている。このため、バックフレームに対してシート後方側に向かう向きの荷重が作用したとき、当該クッションフレームには、バックフレームとの連結部を中心とする上向きの曲げモーメントが作用する。
このため、上記の荷重がバックフレームに作用すると、クッションフレームのシート前後方向の略中央部に大きな曲げ応力が集中的に発生する可能性がある。本願は、上記点に鑑み、クッションフレームに発生する応力集中を緩和することが可能な乗物用シートを提供する。
本願では、バックフレーム(9)よりシート前方側においてクッションフレーム(7)を乗物側に連結する脚部(10A)であって、クッションフレーム(7)側から下方側に延びる脚部本体(11)、及び脚部本体(11)からシート前後方向にずれた位置に設けられて当該脚部本体(11)をクッションフレーム(7)及び乗物側のうち少なくとも一方に固定する固定部(12A)を有する脚部(10A)備え、固定部(12A)は、脚部本体(11)に対してシート前方側又はシート後方側にずれている。
このため、クッションフレーム(7)を介して本願に係る脚部(10A)に荷重が入力されると、当該荷重は、脚部(10A)に曲げモーメント(M)を発生させる。これに対して、特許文献に係る脚部に入力された荷重は、当該脚部に対して引っ張り力として作用する。
荷重の大きさが同一の場合、通常、曲げ応力は引っ張り応力より大きくなる。このため、上記荷重に対する本願に係る脚部(10A)の剛性は、上記荷重に対する特許文献1に係る脚部の剛性より小さくなる。
そして、バックフレーム(9)に入力された荷重によるエネルギーは、概ね、剛性の大きさに応じて分散して分布するので、剛性が従来より低下した部位には、従来に比べて大きなエネルギーが分布する。
したがって、本願では、従来、クッションフレーム(7)のシート前後方向の略中央部に集中していたエネルギーの少なくとも一部を脚部(10A)に分散させることが可能となる。延いては、クッションフレーム(7)のシート前後方向の略中央部に発生する応力集中を緩和することが可能となる。
なお、本願は、以下のように構成してもよい。
すなわち、脚部本体(11)の上端側はクッションフレーム(7)に揺動可能に連結され、固定部(12A)は、脚部本体(11)の下端側が揺動可能に連結された固定ブラケット(12)に設けられ、さらに、固定部(12A)は乗物側に固定されていることが望ましい。
固定ブラケット(12)のうち脚部本体(11)が連結された連結部(12B)の剛性は、固定部(12A)の剛性より大きいことが望ましい。これにより、連結部(12B)と固定部(12A)と境界付近に上記エネルギーを誘導することができるので、クッションフレーム(7)のシート前後方向の略中央部に応力集中が発生することを確実に緩和でき得る。
本願は、固定ブラケット(12)を乗物側に固定するための台座(13)であって、固定部(12A)が固定された台座(13)を備え、連結部(12B)の下面と台座(13)の上面部との間には空隙部が設けられている構成に適用することが望ましい。これにより、固定ブラケット(12)のうち連結部(12B)部分を確実に撓み変形させることが可能となり得る。
固定部(12A)は、脚部本体(11)に対してシート後方側にずれていることが望ましい。これにより、固定部(12A)が脚部本体(11)に対してシート前方側にずれている構成に比べて、脚部(10A)の剛性が小さくなる。したがって、クッションフレーム(7)のシート前後方向の略中央部に応力集中が発生することを確実に緩和でき得る。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る乗物用シートの斜視図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シートの側面図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シートの特徴部分の拡大図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シートの特徴部分の拡大図である。 本発明の実施形態に係る固定ブラケット12の斜視図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シートの特徴部分の拡大図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シートのクッションフレーム7等の側面図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付
された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「1つの」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。
(第1実施形態)
1.乗物用シートの概要
本実施形態は、図1に示す車両シートに本発明に係る乗物用シート1を適用したものである。乗物用シート1は、シートクッション3及びシートバック5等を少なくとも有する。
シートクッション3は着席者の臀部を支持するための部位である。シートバック5は着席者の背部を支持するための部位である。クッションフレーム7はシートクッション3の骨格を構成する強度部材である。
クッションフレーム7は、一対のサイドフレーム7A、7B及び複数の連結ロッド7C〜7E等を少なくとも有して構成されている。各サイドフレーム7A、7Bは、シート幅方向両端側それぞれに配設された状態で、シート前後方向に延びている。連結ロッド7C〜7Eは、シート幅方向に延びて一対のサイドフレーム7A、7Bを連結している。
バックフレーム9は、シートバック5の骨格を構成する強度部材である。当該バックフレーム9は、一対のサイドフレーム9A、9B及びアッパフレーム9C等を有して構成されている。
各サイドフレーム9A、9Bは、シート幅方向両端側それぞれに配設された状態で、略上下方向に延びている。アッパフレーム9Cは、各サイドフレーム9A、9Bの上端側を連結している。
各サイドフレーム9A、9Bの下端側、つまりバックフレーム9の下端側は、各サイドフレーム7A、7Bのシート後端側、つまりクッションフレーム7の後端側に連結されている。なお、本実施形態に係るバックフレーム9は、クッションフレーム7に対して回転可能に連結されている。
クッションフレーム7は、少なくとも4本の脚部10A〜10Dを介して乗物側に連結されている。脚部10A、10B(以下、前側脚部10A、10Bという。)は、図2に示すように、各サイドフレーム7A、7Bのシート前端側に配設されてクッションフレーム7のシート前端側を乗物側に連結する。
つまり、各前側脚部10A、10Bは、バックフレーム9よりシート前方側においてクッションフレーム7を乗物側に連結する。なお、各前側脚部10A、10Bの延び方向中間部は、シート幅方向に延びる連結ロッド7Fにより連結されている。
脚部10C、10D(以下、後側脚部10C、10Dという。)は、各サイドフレーム7A、7Bのシート後端側に配設されてクッションフレーム7のシート後端側を乗物側に連結する。
2.脚部等の構成
2.1 前側脚部の構成
前側脚部10Aと前側脚部10Bとは同様な構成であるので、以下、前側脚部10Aを
例に前側脚部10A、10Bの構成を説明する。
前側脚部10Aは、図3に示すように、脚部本体11及び固定ブラケット12等を有して構成されている。脚部本体11は、クッションフレーム7側から下方側に延びる帯板状のリンク状部材である。
固定ブラケット12は固定部12Aが設けられた取付部材である。当該固定ブラケット12は、シート前後方向に延びる金属製の部材である。そして、固定ブラケット12の延び方向一端側に固定部12Aが設けられている。固定ブラケット12の延び方向他端側に連結部12Bが設けられている。
固定部12Aは、脚部本体11を乗物側に固定するための部位である。すなわち、固定ブラケット12の下方側には金属製の台座13が設けられている。固定部12Aは、台座13を介して間接的に乗物に固定されている。
台座13は、固定ブラケット12を乗物側に固定するための部材であって、乗物のフロアパネル等に固定される部材である。固定部12Aは、ボルトB1、B2等の機械的締結具により台座13に固定されている。
連結部12Bは脚部本体11が連結された部位である。本実施形態に係る脚部本体11は、その延び方向下端側が固定ブラケット12の連結部12Bに揺動可能に連結されている。脚部本体11の延び方向上端側は、クッションフレーム7、つまりサイドフレーム7Aに揺動可能に連結されている。
固定部12Aは、図4に示すように、連結部12B、つまり脚部本体11よりシート後方側に位置している。そして、固定ブラケット12は、連結部12Bの曲げ剛性が固定部12Aの曲げ剛性より大きくなるように構成されている。
すなわち、固定ブラケット12は、図5に示すように、基板部12C、第1フランジ部12D及び第2フランジ部12E等を有する。
基板部12Cは、固定ブラケット12が台座13又はフロアパネルに固定された状態において、それら台座13等に対して略平行となるとともに、シート前後方向に延びる略帯板状の部位である。
基板部12Cの延び方向一端側(本実施形態では、後端側)には、ボルトB1、B2が挿入可能な挿入穴12F、12Gが設けられている。挿入穴12F、12G間には、ビード部12Hが設けられている。
ビード部12Hは、シート前後方向を曲げ中心線とする曲げモーメントに対する曲げ剛性を高めるための補強部である。第1フランジ部12Dは、基板部12Cのシート幅方向一端側から上下方向(本実施形態では、上方側)に突出した壁状の部位である。
第2フランジ部12Eは、基板部12Cのシート幅方向他端側から上下方向(本実施形態では、上方側)に突出した壁状の部位である。なお、脚部本体11は、第1フランジ部12Dに連結されている。
そして、第1フランジ部12Dは、基板部12Cの延び方向略全域に設けられている。第2フランジ部12Eは、基板部12Cの延び方向他端側、つまり連結部12Bに対応する部位のみに設けられている。
このため、連結部12Bの曲げ剛性が固定部12Aの曲げ剛性より大きくなる。なお、当該「曲げ剛性」は、シート幅方向を曲げ中心線とする曲げモーメントに対する曲げ剛性をいう。
図6に示すように、連結部12Bの下面と台座13の上面部との間には空隙部13Aが設けられている。換言すれば、固定ブラケット12のうち曲げ剛性の大きい部分と台座13との間には空隙部13Aが設けられている。
2.2 後側脚部の構成
後側脚部10Cと後側脚部10Dとは同様な構成であるので、以下、後側脚部10Cを例に後側脚部10Cの構成を説明する。
後側脚部10Cは、図7に示すように、脚部本体14及び固定ブラケット15等を有して構成されている。脚部本体14は、クッションフレーム7側から下方側に延びる帯板状のリンク状部材である。
脚部本体14の延び方向上端側は、クッションフレーム7、つまりサイドフレーム7Aに揺動可能に連結されている。脚部本体14の延び方向他端側は、固定ブラケット15に揺動可能に連結されている。
固定ブラケット15は、ボルトB3、B4等の機械的締結具により、台座13又はフロアパネル等に固定される。固定ブラケット15と脚部本体14との連結部14Aは、ボルトB3とボルトB4との間に位置している。
つまり、脚部本体14に上向きの引っ張り荷重が作用したとき、又は脚部本体14に下向きの圧縮荷重が作用したとき、当該荷重による曲げモーメントが固定ブラケット15に発生し難い構成となっている。
なお、本実施形態では、前側脚部10Aの脚部本体11の延び方向長さ寸法は、後側脚部10Cの脚部本体14の延び方向長さ寸法より大きい。そして、乗物用シート1が着席可能な状態(図2参照)では、脚部本体11、14の上端側は、脚部本体11、14の下端側よりシート前方側に位置している。
つまり、着席可能状態においては、脚部本体11、14は前傾状態となる。乗物用シート1が格納された状態においては、脚部本体11、14の上端側は、各脚部本体11、14の下端側よりシート後方側に移動した状態となる。
3.本実施形態に係る乗物用シートの特徴
本実施形態では、前側脚部10Aの脚部本体11を乗物側に固定するための固定部12Aが、脚部本体11に対してシート前後方向にずれた位置に設けられている。
このため、バックフレーム9に入力された荷重F(図1参照)は、クッションフレーム7を介して前側脚部10Aに入力される。そして、当該荷重は、前側脚部10A、10Bに曲げモーメントM(図7参照)を発生させる。
これに対して、特許文献に係る脚部に入力された荷重は、当該脚部に対して引っ張り力として作用する。
荷重の大きさが同一の場合、通常、曲げ応力は引っ張り応力より大きくなる。このため、上記荷重に対する前側脚部10A、10Bの曲げ剛性は、上記荷重に対する特許文献1に係る脚部の曲げ剛性より小さくなる。
そして、バックフレーム9に入力された荷重によるエネルギーは、概ね、曲げ剛性の大きさに応じて分散して分布するので、曲げ剛性が従来より低下した部位には、従来に比べて大きなエネルギーが分布する。
したがって、本実施形態では、従来、サイドフレーム7A、7Bの延び方向略中央に集中していたエネルギーの少なくとも一部を前側脚部10A、10Bに分散させることが可能となる。延いては、クッションフレーム7のシート前後方向の略中央部に発生する応力集中を緩和することが可能となる。
そして、クッションフレーム7のシート前後方向の略中央部に発生する応力集中を緩和できるので、当該略中央部の曲げ剛性を過度に大きくする必要がない。延いては、例えば補強用パッチ等の補強部材をサイドフレーム7A、7Bから廃止することが可能となる。
固定ブラケット12のうち脚部本体11が連結された連結部12Bの曲げ剛性は、固定部12Aの曲げ剛性より大きい。これにより、連結部12Bと固定部12Aと境界付近に上記エネルギーを誘導することができるので、クッションフレーム7のシート前後方向の略中央部に応力集中が発生することを確実に緩和でき得る。
連結部12Bの下面と台座13の上面部との間には空隙部13Aが設けられている。これにより、固定ブラケット12のうち連結部12B部分を確実に下方側に撓み変形させることが可能となり得る。
固定部12Aは、脚部本体11に対してシート後方側にずれている。これにより、固定部12Aが脚部本体11に対してシート前方側にずれている構成に比べて、前側脚部10Aの曲げ剛性が小さくなる。したがって、クッションフレーム7のシート前後方向の略中央部に応力集中が発生することを確実に緩和でき得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、固定ブラケット12に固定部12Aが設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、略L字状に形成された脚部本体11に固定部12Aが設けられた構成であってもよい。
上述の実施形態に係る固定ブラケット12では、延び方向後端側に固定部12Aが設けられ、かつ、延び方向前端側に連結部12Bが設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、延び方向前端側に固定部12Aが設けられ、かつ、延び方向後端側に連結部12Bが設けられた固定ブラケット12、又は連結部12Bを有していない固定ブラケット12であってもよい。
上述の実施形態では、脚部本体11の下端側に固定部12Aが設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、脚部本体11の上端側に固定部12Aが設けられた構成であってもよい。
上述の実施形態に係る脚部本体11は、クッションフレーム7及び乗物側に対して揺動可能に連結されたリフタリンク状の部材であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、脚部本体11がクッションフレーム7及び乗物側に対して揺動不可に連結された構成であってもよい。
上述の実施形態では、台座13を介して前側脚部10A等が間接的に乗物側に連結されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、台座13を介すことなく、前側脚部10A等が直接的に乗物側に連結された構成であってもよい。
上述の実施形態では、連結部12Bの下面と台座13の上面部との間には空隙部13Aが設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、連結部12Bの下面と台座13の上面部とが接触していてもよい。
上述の実施形態では、サイドフレーム7Aの前端側に設けられた前側脚部10Aに固定部12Aが設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、バックフレーム9よりシート前方側に設けられた脚部であれば、本願明細書に開示された発明を適用できる。
上述の実施形態では、普通乗用車に本発明に係る乗物用シートを適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、その他の自動車用シート、又は鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられるシートにも適用できる。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。
1… 乗物用シート 3… シートクッション 5… シートバック
7… クッションフレーム 7A、7B… サイドフレーム
9… バックフレーム 10A、10B… 前側脚部
10C、10D… 後側脚部 11… 脚部本体
12… 固定ブラケット 12A… 固定部 12B… 連結部
12C… 基板部 12D… 第1フランジ部 12F… 挿入穴
12H… ビード部 12E… 第2フランジ部 13… 台座

Claims (6)

  1. 乗物に搭載される乗物用シートにおいて、
    シートクッションの骨格を構成するクッションフレームと、
    シートバックの骨格を構成するとともに、前記クッションフレームのシート後端側に連結されたバックフレームと、
    前記バックフレームよりシート前方側において前記クッションフレームを乗物側に連結する脚部であって、前記クッションフレーム側から下方側に延びる脚部本体、及び前記脚部本体からシート前後方向にずれた位置に設けられて当該脚部本体を前記クッションフレーム及び乗物側のうち少なくとも一方に固定する固定部を有する脚部とを備え、
    前記固定部は、前記脚部本体に対してシート前方側又はシート後方側にずれており、
    前記固定部は、前記脚部本体の下端側にて前記脚部本体とは別部材として構成された固定ブラケットに設けられており、
    前記固定ブラケットは、
    それぞれボルトを挿入可能な複数の挿入穴と、
    該複数の挿入穴の間にて上方側に突出した壁状の部位であるビード部と、
    を備える乗物用シート。
  2. 乗物に搭載される乗物用シートにおいて、
    シートクッションの骨格を構成するクッションフレームと、
    シートバックの骨格を構成するとともに、前記クッションフレームのシート後端側に連結されたバックフレームと、
    前記バックフレームよりシート前方側において前記クッションフレームを乗物側に連結する脚部であって、前記クッションフレーム側から下方側に延びる脚部本体、及び前記脚部本体からシート前後方向にずれた位置に設けられて当該脚部本体を前記クッションフレーム及び乗物側のうち少なくとも一方に固定する固定部を有する脚部とを備え、
    前記固定部は、前記脚部本体に対してシート前方側又はシート後方側にずれており、
    前記固定部は、前記脚部本体の下端側にて前記脚部本体とは別部材として構成された固定ブラケットに設けられており、
    前記固定ブラケットは、上下方向に突出した壁状の部位であってシート前後方向に沿って立設される第1フランジ部を備え、
    前記第1フランジ部は、シート前後方向にて前記固定部から離れるにつれて、シート左右方向にて前記固定部から離れるように曲げられており、
    前記脚部は、前記第1フランジ部の前記固定部とは反対側の面に連結される乗物用シート。
  3. 前記脚部本体の上端側は、前記クッションフレームに揺動可能に連結され、
    前記固定ブラケットは、前記脚部本体の下端側揺動可能に連結されており、
    さらに、前記固定部は、乗物側に固定される請求項1又は請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記固定ブラケットのうち前記脚部本体が連結された部位を連結部としたとき、
    前記連結部の剛性は、前記固定部の剛性より大きい請求項に記載の乗物用シート。
  5. 前記固定ブラケットを乗物側に固定するための台座であって、前記固定部が固定された台座を備え、
    前記台座は、前記固定部が固定された部位よりも前方で下側に屈曲しており、前記連結部の下面と前記台座の屈曲した部位の上面との間には空隙部が設けられている請求項に記載の乗物用シート。
  6. 前記固定部は、前記脚部本体に対してシート後方側にずれている請求項1ないしのいずれか1項に記載の乗物用シート。
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