JP6886702B2 - 水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法 - Google Patents

水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6886702B2
JP6886702B2 JP2017141415A JP2017141415A JP6886702B2 JP 6886702 B2 JP6886702 B2 JP 6886702B2 JP 2017141415 A JP2017141415 A JP 2017141415A JP 2017141415 A JP2017141415 A JP 2017141415A JP 6886702 B2 JP6886702 B2 JP 6886702B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dietary fiber
soluble dietary
water
sugar composition
dextrin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017141415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019017354A (ja
Inventor
鈴木 一
一 鈴木
幸子 松原
幸子 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsutani Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Matsutani Chemical Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsutani Chemical Industries Co Ltd filed Critical Matsutani Chemical Industries Co Ltd
Priority to JP2017141415A priority Critical patent/JP6886702B2/ja
Publication of JP2019017354A publication Critical patent/JP2019017354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6886702B2 publication Critical patent/JP6886702B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
  • Dairy Products (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

本発明は、低糖質の飲食品を製造する際に用いられる、水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法に関する。
昨今、健康志向の高まりから、糖質の摂取量を制限する購買層が増加しており、「低糖質」をうたう飲食品が多数上市されている。これら低糖質の飲食品を製造する方法としては、飲食品の原料である糖質の一部を水溶性食物繊維に代替する方法が一般に知られている(特許文献1、2)。
特開平08−000249号公報 特開2006−158232号公報
従来、低糖質の飲食品を製造しようと、その原料糖質の一部を水溶性食物繊維に代替するだけでは、コク味が十分に得られなかった。本発明の目的は、その原料糖質の一部を代替するだけで、コク味を十分に備えた低糖質飲食品を簡便に製造することができる、水溶性食物繊維含有糖組成物を提供することにある。
本発明者らは、かかる課題を解決すべく種々検討したところ、水溶性食物繊維源を澱粉及び/又は澱粉分解物と混合し、これを糖質分解酵素で処理して得られる水溶性食物繊維含有糖組成物が、飲食品の製造時に原料糖質の一部に代替するだけで、コク味を十分に備えた飲食品を製造できることを見出した。
すなわち、本発明は、上記知見に基づいて完成されたものであり、以下の[1]〜[4]から構成されるものである。
[1] 水溶性食物繊維源を、澱粉及び/又は澱粉分解物と混合し、α−アミラーゼを作用させ又はさせないで、次いでβ−アミラーゼ及びプルラナーゼを作用させることを特徴とする、水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法。
[2] 水溶性食物繊維源が、焙焼デキストリン、難消化性デキストリン、難消化性グルカン、イソマルトオリゴ糖及びポリデキストロースからなる群より選択される一種以上である、請求項1に記載の水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法。
[3] β−アミラーゼ及びプルラナーゼの使用比率が3:1〜3:4である、請求項1又は2に記載の水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法。
[4] 水溶性食物繊維源と、澱粉及び/又は澱粉分解物の混合比が、80:20〜10:90である、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法。
本発明によれば、コク味に優れた低糖質飲食品を製造するために用いられる、水溶性食物繊維含有糖組成物を提供することができる。
本発明における「水溶性食物繊維源」とは、水溶性食物繊維を主成分として含有する原料を指し、グルコアミラーゼによって加水分解できない成分を30%以上含むものをいう。具体例としては、難消化性デキストリン、難消化性グルカン、イソマルトオリゴ糖、ポリデキストロースなどが挙げられる。また、いずれの水溶性食物繊維源を原料の一部としても本発明の水溶性食物繊維含有糖組成物は得られるが、難消化性デキストリンがもっとも好ましい。
本発明においては、α−アミラーゼの使用量は特に問わない一方、β−アミラーゼ及びプルラナーゼの使用量は限定され、水溶性食物繊維源を澱粉及び/又は澱粉分解物と混合したものに対し、β−アミラーゼは0.05〜0.5質量%、より好ましくは0.08〜0.3質量%、プルラナーゼは0.05〜0.5質量%、より好ましくは0.1〜0.4質量%である。β−アミラーゼとプルラナーゼの使用比率は10:1〜1:10、より好ましくは3:1〜3:4である。
本発明における「低糖質飲食品」とは、従来商品よりも糖質が低いものをいい、特に、ビールにおいては糖質オフビールであり、ヨーグルトにおいては低糖質ソフトヨーグルト、ベーカリーにおいては糖質調整食パンである。
本発明において使用する澱粉は、その原料種は特に限定されないが、ヒドロキシプロピル化澱粉やリン酸架橋澱粉などのいわゆる「加工澱粉」でないことが好ましい。
また、本発明において使用する澱粉分解物も、その原料種は特に限定されず、澱粉を酸又は酵素により分解したものであればよい。
本発明においては、水溶性食物繊維源に対して澱粉及び/又は澱粉分解物を混合することが必須であるが、これらの混合比は、水溶性食物繊維源:澱粉及び/又は澱粉分解物=80:20〜10:90が好ましく、45:55〜40:60であることがより好ましい。
本発明における「水溶性食物繊維含有糖組成物」とは、グルコアミラーゼによって加水分解されない水溶性食物繊維を10〜45%含む糖組成物であって、具体的には、DP1〜DP3(DPとは、Degree of Polymerizationの略であり、糖鎖を構成する単糖の数を示す。)を50〜85%含み、かつ、数平均分子量が300〜500であり、水溶性食物繊維源を澱粉及び/又は澱粉分解物と混合したものを、α−アミラーゼを作用させ又はさせないで、次いでβ−アミラーゼ及びプルラナーゼを作用させて得られる。
本発明の「水溶性食物繊維含有糖組成物」を食品製造に利用すれば、低糖質を訴求した商品開発設計を簡便に行うことができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。下記の実施例により、本発明が限定されるものではない。また、特に示されない限り、「%」は「質量%」を意味する。
(測定方法)
水溶性食物繊維含有糖組成物の糖組成の分析は、高速液体クロマトグラフィーを用いた以下の条件で行い、得られたスペクトルの単純面積%を組成として表示した。
カラム:MCI GEL CK08EC(三菱化学株式会社製)
カラム温度:80℃
移動相:蒸留水
流速:0.4ml/min
検出器:示差屈折率計
サンプル注入量:3質量%溶液10μl
また、水溶性食物繊維含有糖組成物の数平均分子量の分析は、ゲル濾過クロマトグラフィーを用いて以下の条件で行い、以下の算式1により計算した値を数平均分子量とした。
カラム:TSKgelG2500PWXL、G3000PWXL、G6000PWXL(東ソー株式会社製)
カラム温度:80℃
移動相:蒸留水
流速:0.5ml/min
検出器:示差屈折率計
サンプル注入量:1質量%溶液100μl
検量線:プルラン標準品(分子量788,000〜5,900の間の8種類)、マルトトリオース(分子量504)、及びグルコース(分子量180)。
算式1:数平均分子量(Mn)=ΣHi/Σ(Hi/Mi)(Hi:ピーク高さ、Mi:分子量)。
(実施例1及び比較例1)
水溶性食物繊維源としての難消化性デキストリン(松谷化学工業株式会社製「ファイバーソル2」)と、澱粉分解物としてのデキストリン(松谷化学工業株式会社製「TK−16」)を、質量比で40:60になるように混合し、その30%水溶液を塩酸と水酸化ナトリウムを用いてpHを5.5に調整した。次に、この溶液に各酵素を反応させて、反応生成物の糖組成を分析した。
比較例1では、β−アミラーゼ(天野エンザイム株式会社製「ビオザイムLC」)のみを固形分に対し0.3%、実施例1では、これに加えてプルラナーゼ(天野エンザイム株式会社製「プルラナーゼ『アマノ』3」)を固形分に対し0.4%添加し、55℃・18時間の加水分解反応後、煮沸により酵素を失活させた。この水溶性食物繊維含有糖組成物の糖組成及び数平均分子量の測定結果を表1に示す。
Figure 0006886702
比較例1は、DP1〜DP3の合計量が50%に満たず、十分に加水分解されていなかった。一方、実施例1は、DP1〜DP3の合計量が50%を超えており、本発明品を得るためには、β−アミラーゼ及びプルラナーゼによる加水分解が必須であることが示唆された。
(実施例2及び3)
プルラナーゼの添加量を固形分に対してそれぞれ0.1%、0.2%又は0.4%に変更し、その他は実施例1と同様の条件で酵素反応を行った。得られた水溶性食物繊維含有糖組成物の糖組成と数平均分子量の測定結果を表2に示す。
Figure 0006886702
実施例2及び3においても、先の実施例1と同様に、DP1〜DP3の合計量は50%以上であった。また、数平均分子量も500以下であった。よってプルラナーゼの添加量を0.1%と減量した場合にも、本発明の水溶性食物繊維含有糖組成物が得られることがわかった。
(実施例4及び5)
まず、水溶性食物繊維源としての焙焼デキストリン(王子コーンスターチ株式会社製「アミレッツC−7099M」)、澱粉としてのコーンスターチ(日本食品化工株式会社製)を、質量比で75:25(実施例4)、80:20(実施例5)又は85:15(比較例2)となるよう混合したものを水に懸濁し、塩酸及び水酸化ナトリウムを用いてpH6.0に調整した。次に、焙焼デキストリン及びコーンスターチの澱粉部分を分解するため、α−アミラーゼ(ノボザイムズ社「ターマミル120L」)を固形分に対して0.1%添加し、糖化缶内で95℃・30分間の加水分解反応を行った。反応終了後、オートクレーブによる121℃・3分間の加圧・加熱処理により酵素を失活させた。
次に、上述した酵素失活後の冷却液を実施例1と同様の酵素反応条件で処理した。得られた水溶性食物繊維含有糖組成物の糖組成及び数平均分子量の測定結果を表3に示す。
Figure 0006886702
DP1〜DP3の合計量は、比較例2では50%に満たなかったが、実施例4及び5では50%以上であった。焙焼デキストリン及びコーンスターチを原料として用いた場合においても、水溶性食物繊維源としての焙焼デキストリンの配合割合を80%以下にすると、DP1〜DP3の合計量が50%以上、かつ、数平均分子量が500以下の本発明の水溶性食物繊維含有糖組成物が得られることがわかった。
(実施例6〜8)
まず、食物繊維源としての難消化性デキストリン(松谷化学工業株式会社製「ファイバーソル2」)と、澱粉分解物としてのデキストリン(松谷化学工業株式会社製「TK−16」)及び/又は澱粉としてのコーンスターチ(日本食品化工株式会社製)を用い、質量比で難消化性デキストリン:デキストリン=40:60(実施例1)、難消化性デキストリン:デキストリン:コーンスターチ=40:30:30(実施例6)又は難消化性デキストリン:コーンスターチ=40:60(実施例7)になるように混合して混合粉体物を調整した。次に、実施例6及び7においては、実施例4と同様の酵素反応条件でα−アミラーゼ処理した。
実施例1の混合粉体物の水溶液、又は、上述の酵素失活後の実施例6及び7の冷却液を、実施例1と同様の酵素反応条件で処理した。得られた水溶性食物繊維含有糖組成物の糖組成及び数平均分子量の測定結果を表4に示す。
Figure 0006886702
実施例1、6、7はいずれも同等の糖組成であり、数平均分子量が500以下、DP1〜DP3の合計量が50%以上であった。
以上より、難消化性デキストリンにデキストリン及び/又は澱粉を混合したものを用いた場合にも、本発明の水溶性食物繊維含有糖組成物が得られることがわかった。
(実施例8〜10)
水溶性食物繊維源として、難消化性デキストリン(松谷化学工業株式会社製「ファイバーソル2」)と、澱粉分解物としてのデキストリン(松谷化学工業株式会社製「TK−16」)を、質量比で50:50(比較例3)、45:55(実施例8)、40:60(実施例1)、20:80(実施例9)又は10:90(実施例10)となるように混合したものを、実施例1と同様の酵素反応条件で処理した。得られた水溶性食物繊維含有糖組成物の糖組成、水溶性食物繊維含量、及び数平均分子量を表5に示す。
Figure 0006886702
DP1〜DP3の合計量は、比較例3では50%に満たなかったが、実施例1及び8〜10では50%以上となった。この結果から、水溶性食物繊維源の混合割合を50%未満とすることにより、DP1〜DP3の合計量が50%以上かつ数平均分子量が500以下の、本発明の組成物が得られることがわかった。
(実施例11〜15)
水溶性食物繊維源として、難消化性デキストリン(松谷化学工業株式会社製「ファイバーソル2」)、難消化性グルカン(日本食品化工株式会社製「フィットファイバー」)、イソマルトオリゴ糖(林原株式会社製「ファイバリクサ」)、ポリデキストロース(ダニスコ社製「ライテスII」)、難消化性デキストリン(ロケット・フルーレ社製「ニュートリオース」)又は難消化性デキストリン(テイト&ライル社製「プロミター85」)に対し、デキストリン(松谷化学工業株式会社製「TK−16」)を、質量比でそれぞれ40:60になるよう混合したものを実施例1と同様の酵素反応条件で処理した。得られた水溶性食物繊維含有糖組成物の糖組成及び数平均分子量を測定した結果を表6に示す。
Figure 0006886702
すべての実施例において水溶性食物繊維源を用いた場合においても、本発明のDP1〜DP3の合計量が50%以上かつ数平均分子量が500以下の生成物が得られることがわかった。
(試作例 A及びB)
実施例1の水溶性食物繊維含有糖組成物(以下、「本発明品」という。)を麦芽の一部に代替し、表7示す配合で低糖質ビールを試作した(試作例A及びB)。また、その対照品として、麦芽100%使用のビール(対照品A)、及び比較例1の水溶性食物繊維含有糖組成物(以下「比較品」という。)を麦芽の一部に代替し、表7に示す配合で低糖質ビール(比較例A)を試作した。
詳細には、表7に示す各配合(麦芽、水、本発明品、各酵素)により60℃・1時間の糖化反応を行い、これをろ過して麦汁を得た。次に、各麦汁にホップを加え、試作例B及び比較例Aは煮沸後に本発明品又は比較品を添加した。これら煮沸した麦汁の各ろ液に水を加えてBrix12に調整後、酵母を添加し、5日間の一次発酵及び20日間の二次発酵を行った。
Figure 0006886702
上記発酵後の各ビールの味質評価を、よく訓練されたパネラー6名で行った。具体的には、コク、キレ、甘味、エステル香及びホップ香の各評価項目において、対照品Aと比べて非常に少ない(1点)、少ない(2点)、同等である(3点)、強く感じる(4点)、非常に強く感じる(5点)のいずれかをパネラーに選択させ、その平均点を評価点とした。その結果を表8に示す(比較対照である対照品Aには、予め3点を付した)。
Figure 0006886702
試作例Aおよび試作例Bでは、対照品Aと同等のコクを維持しながらもキレがあり、甘味が少なかった。また、試作例Bでは、フルーティーな香りの指標とされるエステル香やホップ香がより強く感じられた。一方、比較例Aはコクがあるものの、キレが悪く、味質のバランスを欠いたものであった。
麦芽使用量を減らしたり、糖化工程における糖質分解反応を促進して得られる低糖質ビールは、麦芽100%のビールより糖質量が少ないため、コクが弱くなることが知られている。しかし、麦芽使用量を低減した低糖質ビールにおいては、その低減分を本発明により得られる水溶性食物繊維含有糖組成物に代替することにより、麦芽100%のビールと同等のコクを維持しつつもキレのあるものとなることがわかった。
試作例A及びBの低糖質ビールは、水溶性食物繊維含量、残糖量及びアルコール度数がほぼ同じであるにもかかわらず、官能評価結果に相違がみられた。その理由としては、糖化工程で麦芽の一部を本発明品に代替したビール(試作例A)では、資化性糖がすべてグルコースにまで分解される一方、煮沸工程で本発明品を添加したビール(試作例B)では、資化性糖はマルトースが主体となるので、ビール発酵前液の浸透圧が異なり、これが酵母へ影響を及ぼし、発酵により産生される香気成分等に差がみられたものと推定された。
(試作例C)
表9に示す配合(中種法)により食パンを製造した。
基本配合の対照品Bに対し、試作例Cでは、強力粉の一部を難消化性澱粉及びグルテンに置き換えるとともに、上白糖すべてを本発明品に代替した。そうすることにより、対照品Bの食パン100gあたりの糖質量が47.2gであるのに対し、試作例Cの食パン100gあたりの糖質量は23.6gとなる。
これら食パンを食して比較評価したところ、試作例Cは対照品Bの食パンに比して糖質量が50%カットされているにもかかわらず、遜色のない良好な味質であった。
Figure 0006886702
(試作例D)
表10の配合で原材料を撹拌・均質化後、スターターを添加して発酵させ、はっ酵乳ソフトヨーグルトを製造した。なお、基本配合の対照品Cに対して、試作例Dでは、砂糖のすべてを本発明品に代替し、甘味度はスクラロース(高甘味度甘味料)により調製した。
これら得られたソフトヨーグルトの味質の評価をしたところ、試作例Dの低糖質ヨーグルトは、対照品Cより牛乳の量を減らしているにもかかわらず、コク及びまろやかさがあり、なめらかな食感であった。
Figure 0006886702

Claims (1)

  1. グルコアミラーゼによって加水分解されない成分を30%以上含む水溶性食物繊維源である、焙焼デキストリン、難消化性デキストリン、難消化性グルカン、イソマルトオリゴ糖及びポリデキストロースからなる群より選択される一種以上を、澱粉及び/又は澱粉分解物(前記水溶性食物繊維源を除く)45:55〜40:60で混合し、α−アミラーゼを作用させ又はさせないで、次いでβ−アミラーゼ及びプルラナーゼを3:1〜3:4で作用させることを特徴とする、以下(A)乃至(C)を満たす水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法
    (A)DP1〜3が50〜85%、
    (B)数平均分子量が300〜500、
    (C)グルコアミラーゼによって加水分解されない成分を10〜45%含む
JP2017141415A 2017-07-21 2017-07-21 水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法 Active JP6886702B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017141415A JP6886702B2 (ja) 2017-07-21 2017-07-21 水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017141415A JP6886702B2 (ja) 2017-07-21 2017-07-21 水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019017354A JP2019017354A (ja) 2019-02-07
JP6886702B2 true JP6886702B2 (ja) 2021-06-16

Family

ID=65352748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017141415A Active JP6886702B2 (ja) 2017-07-21 2017-07-21 水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6886702B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7152847B2 (ja) * 2017-09-26 2022-10-13 理研ビタミン株式会社 パン用品質改良剤
WO2019188945A1 (en) 2018-03-30 2019-10-03 Ricoh Company, Ltd. Liquid discharge apparatus and control method
KR102381709B1 (ko) * 2019-12-20 2022-04-01 대상 주식회사 식이섬유의 제조방법
KR102603445B1 (ko) * 2021-02-19 2023-11-17 대상 주식회사 식이섬유 함량이 높은 이소말토올리고당 조성물의 제조방법
WO2022201823A1 (ja) * 2021-03-22 2022-09-29 株式会社日清製粉ウェルナ ベーカリー製品及びベーカリー製品用ミックス

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3304201B2 (ja) * 1994-06-17 2002-07-22 サッポロビール株式会社 酒類の製造方法
JPH089953A (ja) * 1994-07-05 1996-01-16 Kirin Brewery Co Ltd 新規ビールおよびその製造法
JP3659755B2 (ja) * 1996-11-20 2005-06-15 松谷化学工業株式会社 還元難消化性水飴およびこれを用いた食品
JP2007332277A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Matsutani Chem Ind Ltd 難消化性オリゴ糖含有組成物の製造方法及び飲食品
JP4908390B2 (ja) * 2007-12-17 2012-04-04 麒麟麦酒株式会社 低カロリービール風味アルコール飲料及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019017354A (ja) 2019-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6886702B2 (ja) 水溶性食物繊維含有糖組成物の製造方法
JP4908390B2 (ja) 低カロリービール風味アルコール飲料及びその製造方法
US5458893A (en) Process for treating water-soluble dietary fiber with beta-glucanase
JP4973454B2 (ja) マルトオリゴ糖組成物
EP1811863B1 (en) Process for the production of maltodextrins
EP0634106B1 (en) Process for treating water-soluble dietary fiber with beta-glucanase
JP6962674B2 (ja) 分岐α−グルカン混合物シラップとその用途
JP2021137022A (ja) パン類の製造方法
JPH089953A (ja) 新規ビールおよびその製造法
KR101344005B1 (ko) 이소말토 올리고당 및 이의 제조방법
JP2003199482A (ja) パン類およびその製造方法
EP1684589B1 (en) High soluble fiber fermented foods
JP2005261425A (ja) 麦芽、大麦及び小麦を使用しない低糖質発泡アルコール飲料の製造方法及びその製造方法により製造した発泡アルコール飲料
JP2010229234A (ja) 新規な澱粉分解物、該澱粉分解物を含有する食品添加剤、飲食物、及び薬剤
JP7285052B2 (ja) 澱粉分解物、並びに該澱粉分解物を用いた飲食品用組成物、及び飲食品
JP2014121292A (ja) ビール様アルコール飲料およびその製造方法
JP7347924B2 (ja) 難消化性グルカン配合菓子およびその製造方法
JP6823862B2 (ja) ビールの製造方法
JP2020186337A (ja) 澱粉分解物、並びに該澱粉分解物を用いた飲食品用組成物、飲食品、コク付与剤、飲食品の製造方法、及びコク付与方法
JP2000166504A (ja) 飲食品の味質改良効果のある糖組成物
JP2023061211A (ja) 菓子用澱粉分解物
JP2008109919A (ja) 甘酒ジャムの製造方法
JP2000333629A (ja) 油揚げ即席麺類用小麦粉組成物
JP5883316B2 (ja) 糖化物、その製造方法、飲食品およびその風味向上方法
JP7026580B2 (ja) 発酵風味液の製造方法および食品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6886702

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250