JP6886390B2 - デスク装置 - Google Patents
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Description
一方、上部天板を上昇位置に配置することにより、上部天板と天板との間に、配線収容体の配線支持部材へのアクセス空間を形成できる。これにより、配線挿通作業を良好におこなうことができ、さらに、配線支持部材に配置したテーブルタップ(電源タップ)へのコンセントの抜き差しや、LAN(Local Area Network)ポートへのLANケーブルの抜き差し等の作業性を良好にできる。
また、配線支持部材に配置したテーブルタップやLANポート等を、執務者に一層近い位置に配置できる。これにより、配線挿通作業を一層良好におこなうことができ、さらに、配線支持部材に配置したテーブルタップへのコンセントの抜き差しや、LANポートへのLANケーブルの抜き差し等の作業性を一層良好にできる。
これにより、配線支持部材のテーブルタップに接続したコンセントのケーブルや、LANポートに接続したLANケーブルのケーブルを、上部天板と天板との間の間隙部を経て、天板の上面側に引き出すことができる。
また、上部天板を下降位置に配置する際に、上部天板と天板との間に執務者の指がおかれることが考えられる。この場合においても、上部天板と天板との間に間隙部を形成することにより、上部天板と天板との間に配置された執務者の指を間隙部に逃がして保護できる。これにより、デスク装置を使用する際の利便性を高めることができる。
これにより、上部天板を下降位置に配置した際に、上部天板と天板との間を軟質部材で塞いだ状態において、軟質部材を弾性変形させて上部天板と天板との間に間隙部を確保できる。
また、上部天板と天板との間を軟質部材で塞ぐことにより、上部天板と天板との間の間隙部から、天板上の物品が配線挿通空間に落下することを防止できる。
さらに、軟質部材を弾性変形させることにより、上部天板と天板との間の間隙部を形成できる。配線支持部材のテーブルタップに接続したコンセントのケーブルや、LANポートに接続したLANケーブルのケーブルを、上部天板と天板との間の間隙部を経て、天板の上面側に引き出すことができる。
加えて、上部天板を下降位置に配置する際に、上部天板と天板との間に配置された執務者の指を、軟質部材を弾性変形させて保護できる。これにより、デスク装置を使用する際の利便性を高めることができる。
図1は、本発明の一実施形態係るデスク装置1を示す斜視図である。図2は、デスク装置1を示す側面図である。図1、図2に示すように、デスク装置1は、執務室の床面Fに設置されている。デスク装置1は、複数の支持体3〜5と、複数のビーム7と、複数の天板11〜14と、左右側の配線収容体16とを備えている。
左側板3は、側面視矩形状に形成され、デスク装置1の左側に設けられている。左側板3の上部3aに、複数の天板11〜14のうち前後一対の左側天板11,12の左端部11a,12aが支えられている。
右側板4は、左側板3と同様に側面視矩形状に形成され、デスク装置1の右側に立設されている。右側板4の上部4aに、複数の天板11〜14のうち前後一対の右側天板13,14の右端部13a,14aが支えられている。
また、左側板3の上部3aのうち前後方向の中央部に装飾プレート22が取り付けられている。中央脚部5の上部5aのうち前後方向の中央部に装飾プレート22が取り付けられている。装飾プレート22は、前後一対の左側天板11,12と互いの上面が面一に配置されている。
すなわち、左側板3、右側板4および中央脚部5は、複数のビーム7で一体に連結されている。
以下、前後一対の左側天板11,12を第1、第2の天板11,12として説明し、前後一対の右側天板13,14を第3、第4の天板13,14として説明する。また、第1、第2の天板11,12は、第3、第4の天板13,14と左右対称に構成されており、第1、第2の天板11,12について詳しく説明して、第3、第4の天板13,14の詳しい説明を省略する。
第1、第2の天板11,12が前後方向に所定間隔L1おいて配置されることにより、第1、第2の天板11,12の前後方向の中央に配線挿通空間23(図6も参照)が形成されている。配線挿通空間23は平面視矩形状に形成されている。
第3、第4の天板13,14が前後方向に所定間隔L1おいて配置されることにより、第3、第4の天板13,14の前後方向の中央に配線挿通空間23(図示せず)が形成されている。配線挿通空間23は平面視矩形状に形成されている。
左側の配線収容体16は、右側の配線収容体16と同様の構成であり、以下、左側の配線収容体16を配線収容体16として詳しく説明して、右側の配線収容体16の詳しい説明を省略する。
上部天板31は、平板状の上板41と、凹状に折り曲げられた下板42とが上下方向に重ね合されることにより、矩形の中空状に形成されている。上部天板31は、前辺部31aと、後辺部31bと、左端部31cと、右端部31dとを有する。前辺部31a、後辺部31b、左端部31c、および右端部31dで上部天板31が、矩形の平板状に形成されている。さらに、上部天板31は、左側の配線挿通空間23を上方から閉塞可能に形成されている。
上部天板31の前辺部(縁部)31aには、前後の軟質部材33,34のうち前軟質部材33が取り付けられている。上部天板31の後辺部(縁部)31bには、前後の軟質部材33,34のうち後軟質部材34が取り付けられている。前軟質部材33および後軟質部材34は、例えば樹脂材やゴム材等で弾性変形可能に形成されている。
左右一対の配線支持部材35,36は、それぞれ左右対称の部材であり、以下、左側の配線支持部材35を配線支持部材35として詳しく説明し、右側の配線支持部材36の詳しい説明を省略する。
また、配線トレー45の右縁部から右側の支持側部47が立ち上げられている。右側の支持側部47は、上端部に一対の右取付片47aを有する。一対の右取付片47aは、上部天板31の下板42に取り付けられている。
よって、配線支持部材35が上部天板31に取り付けられ、上部天板31の下方に間隔L2(図4も参照)をおいて配線トレー45が配置されている。
これにより、例えば、パーソナルコンピュータ52のコンセント53によるテーブルタップ51の差込口への差込、抜取作業を容易にできる。これにより、テーブルタップ51の使用時の使い勝手を良好なものとすることができる。
さらに、配線トレー45の上面45cにテーブルタップ51(図1参照)やLANポートを磁着により支持することにより、デスク装置1に市販のテーブルタップ51やLANポートを採用することが可能になる。よって、デスク装置1に専用のテーブルタップやLANポートを備える必要がなく、デスク装置1のコストを抑えることができる。
左側のベース61は、左側板3の下部内側に取り付けられている。左側のベース61から左側の脚部63が上方に立ち上げられている。左側の脚部63は、横断面矩形に形成された多重管からなる支柱である。多重管とは、複数の管63a,63b,63cを入れ子にして構成された管をいう。複数の管63a,63b,63cは、横断面の形状が矩形である。なお、複数の管63a,63b,63cの横断面の形状は、矩形の他に、円形、楕円形、多角形等、様々な形状が可能である。
複数の管63a,63b,63cは、操作入力部(否図示)に入力された入力信号に基づき動作する脚部63内に配設された駆動手段によって、電動で上下に伸縮するように構成されている。
複数の管64a,64b,64cは、操作入力部(否図示)に入力された入力信号に基づき動作する脚部64内に配設された駆動手段によって、電動で上下に伸縮するように構成されている。
ここで、面一とは、上部天板31の上面31eが第1、第2の天板11,12の上面11d,12dに対して平坦に配置された状態に加えて、さらに、上面11d,12dに対して、例えば上部天板31板厚寸法程度の段差が生じた状態も含むものとする。
上昇位置P2は、上部天板31と第1の天板11との間や、上部天板31と第2の天板12との間に配線支持部材35(具体的には、配線トレー45)へのアクセス空間68が形成される位置である。
例えば、図1に示すように、第3の天板13、第4の天板14および上部天板31の全域を面一にでき、全域を大きな天板として使用することができる。よって、例えば、第4の天板14および上部天板31の全域に大きな資料用紙71を広げることができる。
一方、上部天板31を上昇位置P2に配置することにより、上部天板31と第1の天板11との間や、上部天板31と第2の天板12との間に、配線支持部材35の配線トレー45へのアクセス空間68(図2参照)を形成できる。
これにより、配線挿通作業を良好におこなうことができ、さらに、配線トレー45に配置したテーブルタップ51(図1参照)へのコンセント53の抜き差しや、LANポートへのLANケーブルの抜き差し等の作業性を良好にできる。
これにより、テーブルタップ51に接続したコンセント53のケーブル54(図1参照)や、LANポートに接続したLANケーブルのケーブルを、第1の天板11の上面11d側や、第2の天板12の上面12d側に間隙部72を経て引き出すことができる。
これにより、上部天板31を下降位置P1に配置した際に、上部天板31の前辺部31aと第1の天板11との間を前軟質部材33で塞いだ状態に保つことができる。また、この状態において、前軟質部材33を弾性変形させて上部天板31の前辺部31aと第1の天板11との間に間隙部72を確保できる。
同様に、上部天板31の後辺部31bと第2の天板12のとの間を後軟質部材34で塞いだ状態に保つことができる。また、この状態において、後軟質部材34を弾性変形させて上部天板31の後辺部31bと第2の天板12との間に間隙部72を確保できる。
さらに、間隙部72を前軟質部材33や後軟質部材34で塞ぐことにより、第1の天板11上や第2の天板12上の物品が間隙部72から配線挿通空間23に落下することを防止できる。
さらに、前軟質部材33や後軟質部材34を弾性変形させることにより、上部天板31を下降位置P1に配置する際に、上部天板31と第1の天板11との間や、上部天板31と第2の天板12との間に配置された執務者10(図1参照)の指を保護できる。これにより、デスク装置1を使用する際の利便性を高めることができる。
よって、配線トレー45に配置したテーブルタップ51やLANポート等を、執務者10に一層近い位置に配置できる。これにより、配線挿通作業を一層良好におこなうことができ、さらに、配線トレー45に配置したテーブルタップ51へのコンセント53(図1参照)の抜き差しや、LANポートへのLANケーブルの抜き差し等の作業性を一層良好にできる。
例えば、実施形態のデスク装置1では、上部天板31の前辺部31a、後辺部31bに前後の軟質部材33,34を取り付ける例について説明したが、その他の例として第1〜第4の天板11〜14に軟質部材を設けてもよい。
さらに、一対のビーム7間に複数の連結部21を左右方向に間隔をおいて配置する例について説明したが、これに限らない。その他の例として複数の連結部21のうち中央の連結部21を一対のビーム7間に取り付けなくてもよい。この場合、左右一対の配線支持部材35,36を一体に形成することが可能になる。
3 左側板(支持体)
3a 左側板の上部
4 右側板(支持体)
4a 右側板の上部
5 中央脚部(支持体)
5a 中央脚部の上部
11,12 第1、第2の天板(一対の天板)
11d,12d 第1、第2の天板の上面
13,14 第3、第4の天板(一対の天板)
16 配線収容体
23 配線挿通空間
31 上部天板
31a 上部天板の前辺部(縁部)
31b 上部天板の後辺部(縁部)
33,34 前後の軟質部材(軟質部材)
35,36 左右一対の配線支持部材(配線支持部材)
38 上下位置変更手段
45 配線トレー
45c 配線トレーの上面
68 アクセス空間
72 間隙部
F 床面
P1 下降位置
P2 上昇位置
Claims (3)
- 床面上に左右方向へ離間して立設された一対の支持体と、
前記一対の支持体の上部間に架設されるとともに、前後方向へ離間して配置されることにより前後方向の中央に配線挿通空間を形成する一対の天板と、
前記一対の天板間の前記配線挿通空間に配置される配線収容体と、を備え、
前記配線収容体は、
平板状の上部天板と、
前記上部天板の下方に配置された配線支持部材と、
前記配線支持部材および前記上部天板を上下方向に移動可能に支持し、前記上部天板が前記一対の天板に対して互いの上面が面一位置に配置される下降位置と、前記上部天板と前記天板との間に前記配線支持部材へのアクセス空間が形成される上昇位置と、に前記上部天板を配置可能な上下位置変更手段と、を備え、
前記配線収容体が前記上昇位置に配置された状態において、前記配線支持部材の上面が前記天板の上面と面一をなす位置に配置されることを特徴とするデスク装置。 - 前記上部天板が前記下降位置に配置された状態において、前記上部天板と前記天板との間に間隙部を形成可能としたことを特徴とする請求項1に記載のデスク装置。
- 前記上部天板および前記天板の一方に取り付けられ、前記下降位置に配置された状態において、前記間隙部を閉塞する弾性変形可能な軟質部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載のデスク装置。
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