JP6886390B2 - デスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デスク装置に関する。
オフィスや公共施設等の執務空間においては、執務者が効率的に執務を行う什器として天板付き什器が一般的に採用される。天板付き什器には、執務を行うために平面に形成された天板が設けられている。天板付き什器として、床面上に互いに離間して支持体が立設され、立設された支持体間に平板上の天板が架設されることにより、簡易、かつ安定的に構成されたデスク装置が多く見られる。
しかし、このデスク装置を、例えば複数個隣接させて使用する場合には、それぞれのデスク装置が個別に支持体を備えることになり、そのことがコストを抑える妨げになる。この観点から、床面上に支持体に立設すると共に、中間に位置する支持体を共用するように、端部に配置された支持体と中間に位置する支持体の間、もしくは中間に位置する支持体同士の間に天板を架設したものが知られている。立設された支持体間に天板を架設することにより、左右方向に隣接する天板を一つの支持体で支えることが可能になり、支持体の個数を減らすことができる。
また、デスク装置として、例えば特許文献1、2に開示されているものが知られている。特許文献1、2のデスク装置は、左右方向に交差する前後方向に離間させて一対の天板が支持体間に架設されたものが採用されている。一対の天板を前後方向に離間させて架設することにより、一対の天板間に配線挿通空間を形成し、配線挿通空間の下方に配線収容空間を確保するように構成されている。
このデスク装置によれば、デスク装置を複数人で共用できる。よって、ファシリティコストを低減することができると共に、天板上で使用する電子機器の配線等を配線挿通空間を介して配線収容空間内に収納することができる。これにより、デスク装置の使用時における体裁を良好なものとすることができる。
特許第5063987号公報 特許第4855900号公報
特許文献1、2のデスク装置の場合、一対の天板間に配線挿通空間が形成されている。よって、執務者は、配線収容空間内に収納された配線へのアクセスを天板越しに行うことになる。このため、配線挿通作業や配線収容空間内に収納したテーブルタップへのコンセントの抜き差し等の作業性の観点から改良の余地が残されていた。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、配線挿通作業を良好におこなうことができ、配線収容空間に収納したテーブルタップへのコンセントの抜き差し等の作業性を良好にできるデスク装置を提供することを目的とする。
本発明のデスク装置は、床面上に左右方向へ離間して立設された一対の支持体と、前記一対の支持体の上部間に架設されるとともに、前後方向へ離間して配置されることにより前後方向の中央に配線挿通空間を形成する一対の天板と、前記一対の天板間の前記配線挿通空間に配置される配線収容体と、を備え、前記配線収容体は、平板状の上部天板と、前記上部天板の下方に配置された配線支持部材と、前記配線支持部材および前記上部天板を上下方向に移動可能に支持し、前記上部天板が前記一対の天板に対して互いの上面が面一位置に配置される下降位置と、前記上部天板と前記天板との間に前記配線支持部材へのアクセス空間が形成される上昇位置と、に前記上部天板を配置可能な上下位置変更手段と、を備え、前記配線収容体が前記上昇位置に配置された状態において、前記配線支持部材の上面が前記天板の上面と面一をなす位置に配置されることを特徴とする。
このように、デスク装置の天板間の配線挿通空間に配線収容体を配設し、配線収容体の上部天板を上下位置変更手段で上下位置変更可能とした。よって、上部天板を下降位置に配置することにより、上部天板をデスク装置の天板に対して互いの上面を面一位置に配置できる。これにより、一対の天板と上部天板との全域を、大きな天板として使用することができる。また、上部天板を天板に対して互いの上面を面一位置に配置することにより、デスク装置の使用時における体裁を良好なものとすることができる。
一方、上部天板を上昇位置に配置することにより、上部天板と天板との間に、配線収容体の配線支持部材へのアクセス空間を形成できる。これにより、配線挿通作業を良好におこなうことができ、さらに、配線支持部材に配置したテーブルタップ(電源タップ)へのコンセントの抜き差しや、LAN(Local Area Network)ポートへのLANケーブルの抜き差し等の作業性を良好にできる。
また、配線支持部材に配置したテーブルタップやLANポート等を、執務者に一層近い位置に配置できる。これにより、配線挿通作業を一層良好におこなうことができ、さらに、配線支持部材に配置したテーブルタップへのコンセントの抜き差しや、LANポートへのLANケーブルの抜き差し等の作業性を一層良好にできる。
本発明では、前記上部天板が前記下降位置に配置された状態において、前記上部天板と前記天板との間に間隙部を形成可能とすることが好ましい。
これにより、配線支持部材のテーブルタップに接続したコンセントのケーブルや、LANポートに接続したLANケーブルのケーブルを、上部天板と天板との間の間隙部を経て、天板の上面側に引き出すことができる。
また、上部天板を下降位置に配置する際に、上部天板と天板との間に執務者の指がおかれることが考えられる。この場合においても、上部天板と天板との間に間隙部を形成することにより、上部天板と天板との間に配置された執務者の指を間隙部に逃がして保護できる。これにより、デスク装置を使用する際の利便性を高めることができる。
本発明では、前記上部天板および前記天板の一方に取り付けられ、前記下降位置に配置された状態において、前記間隙部を閉塞する弾性変形可能な軟質部材を備えることが好ましい。
これにより、上部天板を下降位置に配置した際に、上部天板と天板との間を軟質部材で塞いだ状態において、軟質部材を弾性変形させて上部天板と天板との間に間隙部を確保できる。
また、上部天板と天板との間を軟質部材で塞ぐことにより、上部天板と天板との間の間隙部から、天板上の物品が配線挿通空間に落下することを防止できる。
さらに、軟質部材を弾性変形させることにより、上部天板と天板との間の間隙部を形成できる。配線支持部材のテーブルタップに接続したコンセントのケーブルや、LANポートに接続したLANケーブルのケーブルを、上部天板と天板との間の間隙部を経て、天板の上面側に引き出すことができる。
加えて、上部天板を下降位置に配置する際に、上部天板と天板との間に配置された執務者の指を、軟質部材を弾性変形させて保護できる。これにより、デスク装置を使用する際の利便性を高めることができる。
本発明のデスク装置によれば、配線収容体の上部天板を上下位置変更手段で上下位置変更可能とした。これにより、配線挿通作業を良好におこなうことができ、さらに配線収容空間に収納したテーブルタップへのコンセントの抜き差し等の作業性を良好なものとすることができるデスク装置に適用できる。
本発明の一実施形態に係るデスク装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るデスク装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るデスク装置を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るデスク装置の上部天板を上昇位置に配置した状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るデスク装置の図3のV部を拡大した状態を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るデスク装置の上部天板を下降位置に配置した状態を示す側面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、実施形態において、同一、類似の構成については同じ符号を付して重複する説明を省略する場合がある。また、図1において、手前の天板(第1の天板)11の執務者10側を後方向、執務者10の正面から離れる側を前方向(FR方向)、執務者10の左側を左方向(LH方向)、執務者10の右側を右方向として説明する。さらに、第1の天板11から上方へ向かう方向を上方向(UP方向)として説明する。
本発明の一実施形態によるデスク装置1を図1〜図6に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態係るデスク装置1を示す斜視図である。図2は、デスク装置1を示す側面図である。図1、図2に示すように、デスク装置1は、執務室の床面Fに設置されている。デスク装置1は、複数の支持体3〜5と、複数のビーム7と、複数の天板11〜14と、左右側の配線収容体16とを備えている。
複数の支持体3〜5として、左側板3と、右側板4と、中央脚部5とを備えている。左側板3、右側板4および中央脚部5は、床面F上に左右方向へ離間して立設されている。左側板3、右側板4および中央脚部5に複数の天板11〜14が支持されている。
左側板3は、側面視矩形状に形成され、デスク装置1の左側に設けられている。左側板3の上部3aに、複数の天板11〜14のうち前後一対の左側天板11,12の左端部11a,12aが支えられている。
右側板4は、左側板3と同様に側面視矩形状に形成され、デスク装置1の右側に立設されている。右側板4の上部4aに、複数の天板11〜14のうち前後一対の右側天板13,14の右端部13a,14aが支えられている。
中央脚部5は、側面視T字状に形成され、デスク装置1の左右方向の中央に立設されている。中央脚部5の上部5aのうち左側部に、前後一対の左側天板11,12の右端部11b,12bが支えられている。中央脚部5の上部5aのうち右側部に、前後一対の右側天板13,14の左端部13b,14bが支えられている。
図3は、デスク装置1を示す分解斜視図である。図3に示すように、左側板3の上部3aおよび中央脚部5の上部5aが、複数のビーム7のうち、デスク装置1の左側に配置された一対のビーム7で連結されている。左側に配置された一対のビーム7は、前後方向に所定間隔L1をおいて平行に配置されている。一対のビーム7間に複数の連結部21が左右方向に間隔をおいて配置されている。
また、左側板3の上部3aのうち前後方向の中央部に装飾プレート22が取り付けられている。中央脚部5の上部5aのうち前後方向の中央部に装飾プレート22が取り付けられている。装飾プレート22は、前後一対の左側天板11,12と互いの上面が面一に配置されている。
図2に示すように、右側板4の上部4aおよび中央脚部5の上部5aが、複数のビーム7のうち、デスク装置1の右側に配置された一対のビーム7で連結されている。右側に配置された一対のビーム7は、左側に配置された一対のビーム7と同様に、前後方向に所定間隔L1(図示せず)をおいて平行に配置されている。一対のビーム7間に複数の連結部21が左右方向に間隔をおいて配置されている。
すなわち、左側板3、右側板4および中央脚部5は、複数のビーム7で一体に連結されている。
図1、図2に戻って、左側板3、右側板4および中央脚部5に複数の天板11〜14が架設されている。複数の天板11〜14は、デスク装置1の左側に配置される前後一対の左側天板11,12と、デスク装置1の右側に配置される前後一対の右側天板13,14とを備えている。
以下、前後一対の左側天板11,12を第1、第2の天板11,12として説明し、前後一対の右側天板13,14を第3、第4の天板13,14として説明する。また、第1、第2の天板11,12は、第3、第4の天板13,14と左右対称に構成されており、第1、第2の天板11,12について詳しく説明して、第3、第4の天板13,14の詳しい説明を省略する。
第1、第2の天板11,12は、デスク装置1の左側に、前後方向に所定間隔L1をおいて離間された状態で配置されている。第3、第4の天板13,14は、デスク装置1の右側に、前後方向に所定間隔L1をおいて離間された状態で配置されている。第1、第2の天板11,12および第3、第4の天板13,14は、一対のビーム7と同様に、前後方向に所定間隔L1をおいて平行に配置されている。
第1、第2の天板11,12は、左側板3の上部3aと中央脚部5の上部5aとの間に架設されている。具体的には、第1の天板11は、左端部11aが左側板3の上部3aに載置され、右端部11bが中央脚部5の上部5aに載置されている。さらに、第1の天板11は、前端部11cがビーム7の上部7a(図3参照)に載置されている。
第2の天板12は、第1の天板11に対して前方へ所定間隔L1をおいて配置されている。第2の天板12は、左側板3の上部3aと中央脚部5の上部5aとの間に架設されている。具体的には、第2の天板12は、第1の天板11と同様に、左側板3の上部3a、中央脚部5の上部5aおよびビーム7の上部7aに載置されている。さらに、第2の天板12は、後端部12cがビーム7の上部7a(図3参照)に載置されている。
第1、第2の天板11,12が前後方向に所定間隔L1おいて配置されることにより、第1、第2の天板11,12の前後方向の中央に配線挿通空間23(図6も参照)が形成されている。配線挿通空間23は平面視矩形状に形成されている。
また、第3の天板13は、右側板4の上部4aと中央脚部5の上部5aとの間に架設されている。具体的には、第3の天板13は、右端部13aが右側板4の上部4aに載置され、左端部13bが中央脚部5の上部5aに載置されている。さらに、第3の天板13は、後端部13cがビーム7の上部7aに載置されている。
第4の天板14は、第3の天板13に対して前方へ所定間隔L1をおいて配置されている。第4の天板14は、右側板4の上部4aと中央脚部5の上部5aとの間に架設されている。具体的には、第4の天板14は、第3の天板13と同様に、右側板4の上部4a、中央脚部5の上部5aおよびビーム7の上部7aに載置されている。
第3、第4の天板13,14が前後方向に所定間隔L1おいて配置されることにより、第3、第4の天板13,14の前後方向の中央に配線挿通空間23(図示せず)が形成されている。配線挿通空間23は平面視矩形状に形成されている。
このように、第1、第2の天板11,12の前後方向の中央に配線挿通空間23が形成され、第3、第4の天板13,14の前後方向の中央に配線挿通空間23が形成されている。また、左側の配線挿通空間23に左側の配線収容体16が配置されている。さらに、右側の配線挿通空間23に右側の配線収容体16が配置されている。
左側の配線収容体16は、右側の配線収容体16と同様の構成であり、以下、左側の配線収容体16を配線収容体16として詳しく説明して、右側の配線収容体16の詳しい説明を省略する。
図4は、配線収容体16の上部天板31を上昇位置P2に配置した状態を示す側面図である。図3、図4に示すように、配線収容体16は、上部天板31と、補強プレート32と、前後の軟質部材33,34と、左右一対の配線支持部材(配線支持部材)35,36と、上下位置変更手段38とを備えている。
上部天板31は、平板状の上板41と、凹状に折り曲げられた下板42とが上下方向に重ね合されることにより、矩形の中空状に形成されている。上部天板31は、前辺部31aと、後辺部31bと、左端部31cと、右端部31dとを有する。前辺部31a、後辺部31b、左端部31c、および右端部31dで上部天板31が、矩形の平板状に形成されている。さらに、上部天板31は、左側の配線挿通空間23を上方から閉塞可能に形成されている。
上部天板31の裏面に補強プレート32が取り付けられている。補強プレート32は、左端部32aの取付片43と、右端部32bの取付片44とが上部天板31の下板42に下方から取り付けられている。上部天板31は、補強プレート32により補強されている。
上部天板31の前辺部(縁部)31aには、前後の軟質部材33,34のうち前軟質部材33が取り付けられている。上部天板31の後辺部(縁部)31bには、前後の軟質部材33,34のうち後軟質部材34が取り付けられている。前軟質部材33および後軟質部材34は、例えば樹脂材やゴム材等で弾性変形可能に形成されている。
上部天板31の下方に左右一対の配線支持部材35,36が配置されている。具体的には、左右一対の配線支持部材35,36のうち、左側の配線支持部材35が上部天板31の下方左側に取り付けられ、右側の配線支持部材36が上部天板31の下方右側に取り付けられている。
左右一対の配線支持部材35,36は、それぞれ左右対称の部材であり、以下、左側の配線支持部材35を配線支持部材35として詳しく説明し、右側の配線支持部材36の詳しい説明を省略する。
図5は、図3のV部の配線支持部材35を拡大した状態を示す分解斜視図である。図3、図5に示すように、配線支持部材35は、配線挿通空間23に配置可能に形成され、配線トレー45と、左側の支持側部46と、右側の支持側部47とを有する。配線トレー45は、平面視矩形の平板状に形成され、前縁から上向きに折り曲げられた前折曲部45aと、後縁から上向きに折り曲げられた後折曲部45bとを有する。前折曲部45aおよび後折曲部45bで配線トレー45が補強されている。
配線トレー45の左縁部から左側の支持側部46が立ち上げられている。左側の支持側部46は、上端部に一対の左取付片46aを有する。一対の左取付片46aは、補強プレート32の左端部32aの取付片43を介して上部天板31の下板42に取り付けられている。
また、配線トレー45の右縁部から右側の支持側部47が立ち上げられている。右側の支持側部47は、上端部に一対の右取付片47aを有する。一対の右取付片47aは、上部天板31の下板42に取り付けられている。
よって、配線支持部材35が上部天板31に取り付けられ、上部天板31の下方に間隔L2(図4も参照)をおいて配線トレー45が配置されている。
図1に示すように、配線トレー45の上面45cにテーブルタップ(電源タップ)51やLANポート(Local Area Network)(図示せず)等が載置されている。テーブルタップ51やLANポート等は、配線トレー45の上面45cに磁着されている。よって、テーブルタップ51やLANポート等を配線トレー45の上面45cに安定的に支持することができる。
これにより、例えば、パーソナルコンピュータ52のコンセント53によるテーブルタップ51の差込口への差込、抜取作業を容易にできる。これにより、テーブルタップ51の使用時の使い勝手を良好なものとすることができる。
また、LANポートの差込口へのLANケーブルの差込、抜取作業を容易にでき、LANポートの使用時の使い勝手を良好なものとすることができる。
さらに、配線トレー45の上面45cにテーブルタップ51(図1参照)やLANポートを磁着により支持することにより、デスク装置1に市販のテーブルタップ51やLANポートを採用することが可能になる。よって、デスク装置1に専用のテーブルタップやLANポートを備える必要がなく、デスク装置1のコストを抑えることができる。
図3、図5に戻って、上部天板31は補強プレート32を介して上下位置変更手段38に支持されている。上下位置変更手段38は、左右側のベース61,62と、左右側の脚部63,64とを備えている。
左側のベース61は、左側板3の下部内側に取り付けられている。左側のベース61から左側の脚部63が上方に立ち上げられている。左側の脚部63は、横断面矩形に形成された多重管からなる支柱である。多重管とは、複数の管63a,63b,63cを入れ子にして構成された管をいう。複数の管63a,63b,63cは、横断面の形状が矩形である。なお、複数の管63a,63b,63cの横断面の形状は、矩形の他に、円形、楕円形、多角形等、様々な形状が可能である。
複数の管63a,63b,63cは、操作入力部(否図示)に入力された入力信号に基づき動作する脚部63内に配設された駆動手段によって、電動で上下に伸縮するように構成されている。
右側のベース62は、中央脚部5の下部内側に取り付けられている。右側のベース62から右側の脚部64が上方に立ち上げられている。右側の脚部64は、左側の脚部63と同様に、横断面矩形に形成された多重管からなる支柱である。複数の管64a,64b,64cは、横断面の形状が矩形である。なお、複数の管64a,64b,64cの横断面の形状は、矩形の他に、円形、楕円形、多角形等、様々な形状が可能である。
複数の管64a,64b,64cは、操作入力部(否図示)に入力された入力信号に基づき動作する脚部64内に配設された駆動手段によって、電動で上下に伸縮するように構成されている。
図6は、配線収容体16の上部天板31を下降位置P1に配置した状態を示す側面図である。図4、図6に示すように、左側の脚部63および右側の脚部64は、電動により上下に伸縮する。左側の脚部63および右側の脚部64が上下に伸縮することにより上部天板31および配線支持部材35を上下方向に移動させることができる。これにより、上部天板31を下降位置P1と、上昇位置P2とに配置できる。
下降位置P1は、上部天板31の上面31eが第1の天板11の上面11dや、第2の天板12の上面12dに対して面一に配置される位置である。
ここで、面一とは、上部天板31の上面31eが第1、第2の天板11,12の上面11d,12dに対して平坦に配置された状態に加えて、さらに、上面11d,12dに対して、例えば上部天板31板厚寸法程度の段差が生じた状態も含むものとする。
上昇位置P2は、上部天板31と第1の天板11との間や、上部天板31と第2の天板12との間に配線支持部材35(具体的には、配線トレー45)へのアクセス空間68が形成される位置である。
このように、第1の天板11および第2の天板12間の配線挿通空間23(図3も参照)に配線収容体16を配設した。さらに、配線収容体16の上部天板31を上下位置変更手段38で上下方向に移動可能とした。よって、上部天板31を下降位置P1に配置することにより、上部天板31の上面31eを第1の天板11の上面11dや、第2の天板12の上面12dに対して面一位置に配置できる。これにより、第1の天板11、第2の天板12および上部天板31の全域を、大きな天板として使用することができる。
例えば、図1に示すように、第3の天板13、第4の天板14および上部天板31の全域を面一にでき、全域を大きな天板として使用することができる。よって、例えば、第4の天板14および上部天板31の全域に大きな資料用紙71を広げることができる。
図4、図6に戻って、上部天板31の上面31eを第1の天板11の上面11dや、第2の天板12の上面12dに対して面一位置に配置することにより、デスク装置1の使用時における体裁を良好なものとすることができる。
一方、上部天板31を上昇位置P2に配置することにより、上部天板31と第1の天板11との間や、上部天板31と第2の天板12との間に、配線支持部材35の配線トレー45へのアクセス空間68(図2参照)を形成できる。
これにより、配線挿通作業を良好におこなうことができ、さらに、配線トレー45に配置したテーブルタップ51(図1参照)へのコンセント53の抜き差しや、LANポートへのLANケーブルの抜き差し等の作業性を良好にできる。
また、上部天板31が下降位置P1に配置された状態において、上部天板31と第1の天板11との間に間隙部72を形成可能とした。同様に、上部天板31と第2の天板12との間に間隙部72を形成可能とした。
これにより、テーブルタップ51に接続したコンセント53のケーブル54(図1参照)や、LANポートに接続したLANケーブルのケーブルを、第1の天板11の上面11d側や、第2の天板12の上面12d側に間隙部72を経て引き出すことができる。
さらに、上部天板31を下降位置P1に配置する際に、上部天板31と第1の天板11との間や、上部天板31と第2の天板12との間に執務者10(図1参照)の指がおかれることが考えられる。この場合においても、上部天板31と第1の天板11との間や、上部天板31と第2の天板12との間に配置された執務者10の指を間隙部72に逃がすことができる。これにより、執務者10の指を保護でき、デスク装置1を使用する際の利便性を高めることができる。
また、上部天板31の前辺部31aに前軟質部材33が取り付けられ、上部天板31の後辺部31bに後軟質部材34が取り付けられている。
これにより、上部天板31を下降位置P1に配置した際に、上部天板31の前辺部31aと第1の天板11との間を前軟質部材33で塞いだ状態に保つことができる。また、この状態において、前軟質部材33を弾性変形させて上部天板31の前辺部31aと第1の天板11との間に間隙部72を確保できる。
同様に、上部天板31の後辺部31bと第2の天板12のとの間を後軟質部材34で塞いだ状態に保つことができる。また、この状態において、後軟質部材34を弾性変形させて上部天板31の後辺部31bと第2の天板12との間に間隙部72を確保できる。
さらに、間隙部72を前軟質部材33や後軟質部材34で塞ぐことにより、第1の天板11上や第2の天板12上の物品が間隙部72から配線挿通空間23に落下することを防止できる。
また、前軟質部材33や後軟質部材34を弾性変形させることにより、間隙部72を確保できる。これにより、配線トレー45のテーブルタップ51に接続したコンセントのケーブルや、LANポートに接続したLANケーブルのケーブルを、第1の天板11の上面11dや第2の天板12の上面12dに引き出すことができる。
さらに、前軟質部材33や後軟質部材34を弾性変形させることにより、上部天板31を下降位置P1に配置する際に、上部天板31と第1の天板11との間や、上部天板31と第2の天板12との間に配置された執務者10(図1参照)の指を保護できる。これにより、デスク装置1を使用する際の利便性を高めることができる。
また、上部天板31が上昇位置P2に配置された状態において、配線支持部材35の配線トレー45が第1の天板11の上面11dや第2の天板12の上面12dに対して面一をなす位置に配置される。
よって、配線トレー45に配置したテーブルタップ51やLANポート等を、執務者10に一層近い位置に配置できる。これにより、配線挿通作業を一層良好におこなうことができ、さらに、配線トレー45に配置したテーブルタップ51へのコンセント53(図1参照)の抜き差しや、LANポートへのLANケーブルの抜き差し等の作業性を一層良好にできる。
以上、図面を参照して、本発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施形態のデスク装置1では、上部天板31の前辺部31a、後辺部31bに前後の軟質部材33,34を取り付ける例について説明したが、その他の例として第1〜第4の天板11〜14に軟質部材を設けてもよい。
また、実施形態では、上部天板31に補強プレート32を取り付ける例について説明したが、その他の例として補強プレート32を上部天板31に取り付けなくてもよい。これにより、デスク装置1の構成の簡素化を図ることができる。
さらに、一対のビーム7間に複数の連結部21を左右方向に間隔をおいて配置する例について説明したが、これに限らない。その他の例として複数の連結部21のうち中央の連結部21を一対のビーム7間に取り付けなくてもよい。この場合、左右一対の配線支持部材35,36を一体に形成することが可能になる。
さらに、実施形態のその他の例として、配線収容体16の上部天板31を上昇位置P2に配置した状態において、配線トレー45と天板11との間や、配線トレー45と天板12との間に隙間が形成され、形成された隙間を軟質部材で閉塞するように構成することも可能である。これにより、配線トレー45と天板11との間や、配線トレー45と天板12との間に執務者の指や配線ケーブル等が挟まるのを防止することができる。
1 デスク装置
3 左側板(支持体)
3a 左側板の上部
4 右側板(支持体)
4a 右側板の上部
5 中央脚部(支持体)
5a 中央脚部の上部
11,12 第1、第2の天板(一対の天板)
11d,12d 第1、第2の天板の上面
13,14 第3、第4の天板(一対の天板)
16 配線収容体
23 配線挿通空間
31 上部天板
31a 上部天板の前辺部(縁部)
31b 上部天板の後辺部(縁部)
33,34 前後の軟質部材(軟質部材)
35,36 左右一対の配線支持部材(配線支持部材)
38 上下位置変更手段
45 配線トレー
45c 配線トレーの上面
68 アクセス空間
72 間隙部
F 床面
P1 下降位置
P2 上昇位置

Claims (3)

  1. 床面上に左右方向へ離間して立設された一対の支持体と、
    前記一対の支持体の上部間に架設されるとともに、前後方向へ離間して配置されることにより前後方向の中央に配線挿通空間を形成する一対の天板と、
    前記一対の天板間の前記配線挿通空間に配置される配線収容体と、を備え、
    前記配線収容体は、
    平板状の上部天板と、
    前記上部天板の下方に配置された配線支持部材と、
    前記配線支持部材および前記上部天板を上下方向に移動可能に支持し、前記上部天板が前記一対の天板に対して互いの上面が面一位置に配置される下降位置と、前記上部天板と前記天板との間に前記配線支持部材へのアクセス空間が形成される上昇位置と、に前記上部天板を配置可能な上下位置変更手段と、を備え
    前記配線収容体が前記上昇位置に配置された状態において、前記配線支持部材の上面が前記天板の上面と面一をなす位置に配置されることを特徴とするデスク装置。
  2. 前記上部天板が前記下降位置に配置された状態において、前記上部天板と前記天板との間に間隙部を形成可能としたことを特徴とする請求項1に記載のデスク装置。
  3. 前記上部天板および前記天板の一方に取り付けられ、前記下降位置に配置された状態において、前記間隙部を閉塞する弾性変形可能な軟質部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載のデスク装置。
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