JP6886375B2 - カップホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、カップホルダに関し、詳しくは、飲料等の容器を保持するトレイが上下移動可能なカップホルダに関する。
車両の車室内には、飲料等の容器を保持するカップホルダ(容器ホルダ装置)が装着されている。カップホルダは、例えば、特許文献1に開示されている。
従来のカップホルダは、略箱状をなし上方に開口するとともに収容空間を構成するホルダ本体と、一表面に意匠面を持つ板状をなしホルダ本体の開口を開閉するトレイ(蓋体)と、を備え、トレイがホルダ本体に回動可能に保持され、回動によって意匠面を上方に向けて開口を覆う閉位置と、意匠面と反対側の載置面(保持面)を上方に向けて収容空間の内部に収容される開位置との間を変位し、開位置で開口から挿入された容器の底面を保持面で受けて保持するように構成される。
特開2005−324594号公報
従来のカップホルダでは、トレイの意匠面を上方に向ける場合と、意匠面と反対側の保持面を上方に向ける場合との間を、トレイを回動して切り替えている。従来のカップホルダでは、飲料等の容器の底面が保持面に当接し、意匠面に当接することが抑えられている。このため、意匠面に傷がつくこと、すなわち見栄えの低下が抑えられている。しかしながら、従来のカップホルダではトレイが回動する構成となっており、装置の構造や構成あるいは操作が複雑化するという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、意匠面の損傷が抑えられたカップホルダを提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明のカップホルダは、周壁に囲まれた収容空間を有するホルダ本体と、前記収容空間に収容されて上下動可能に前記ホルダ本体に支持された、被載置物が載置される載置面を上面に有するトレイと、を備えるカップホルダであって、前記トレイは、上面が前記載置面となる板状のトレイ本体部と、先端部が前記被載置物と当接するように前記トレイ本体部から上方に突出する複数の突起部と、を有し、前記突起部は、前記周壁に対する径方向の位置が異なる2点を通過する線状をなすように形成されていることを特徴とする。
本発明のカップホルダは、ホルダ本体の収容空間内を上下動するトレイの上面に、上方に突出する突起部が形成されている。本発明のカップホルダは、トレイの上面が意匠面及び載置面となっている。そして、この上面に突出部を有することで、トレイ本体部と被載置物(飲料等の容器)とが接触することが抑えられる。この結果、意匠面の傷付きが抑えられ、意匠性の低下が抑えられる。
また、本発明のカップホルダは、トレイがホルダ本体の収容空間内を上下動する構成となっている。従来のトレイが回動する構成とは異なり、簡単な構成で形成できる。
実施形態のカップホルダの斜視図である。 実施形態のカップホルダの分解斜視図である。 図1中のIII−III線での矢視断面図である。 図1中のIV−IV線での矢視断面図である。 実施形態のカップホルダの上面図である。 図4中のVI−VI線での矢視断面図である。 図5中のVII−VII線での矢視断面図である。 実施形態のカップホルダのガイド突起部及び保持部を示すトレイの要部拡大図である。 実施形態のカップホルダの操作部の分解斜視図である。 実施形態のカップホルダの規制部及び溝部を示す要部拡大図である。 図5中のXI−XI線での矢視断面図である。
以下、本発明のカップホルダについて、実施の形態を用いて具体的に説明する。
[実施形態]
本形態のカップホルダは、車両室内のセンターコンソールに装着されている。本形態のカップホルダを示す図面において、前、後、右、左、上、下は、車両座席に着座した運転者(センターコンソールの右側座席の搭乗者)からみた方向である。
本形態のカップホルダ1は、図1に斜視図で、図2に分解斜視図でそれぞれ示すように、ホルダ本体2と、トレイ3と、トレイ3の高さを調整する高さ調整手段5とを有する。
ホルダ本体2は、円筒形状の周壁21と、周壁21の上側周縁に広がる上壁28とを有する。
周壁21は、周方向に等間隔を隔てて配置された複数(本形態では4つ)の溝部22,22,22,22を有する。各溝部22は、周方向で等間隔となるように、すなわち、カップホルダ1の周壁21の前後方向及び左右方向の端部に位置している。本形態において、各溝部22のうちカップホルダ1の前後方向に対向して位置する一対の溝部22,22を第1の溝部22aと称し、左右方向に対向して位置する一対の溝部22,22を第2の溝部22bと称する。
第1の溝部22aには、溝部22の形状に相応するラック部材25が嵌合されている。ラック部材25は、断面U字形状の長尺部材であって、互いに対向する一対の側壁26,26と、ラック部材25の奥側に設けられて一対の側壁26,26を連結する奥壁27とを有する。
第2の溝部22bには、トレイ3を下部にロックする後述のロック部材71の係止部71aと後述の規制部81が配置されている。第2の溝部22bは、図6に断面図で示すように、互いに対向する一対の側壁23,23と、第2の溝部22bの奥に設けられて一対の側壁23,23を連結する奥壁24とにより囲まれている。
周壁21の下端は、図4に断面図で示すように、略円板状の底板9により塞がれている。底板9の周縁部は、ホルダ本体2の周壁21の下部にネジを用いて固定されている。周壁21と底板9により囲まれた空間は、飲料等の容器を収容する収容空間20である。
トレイ3は、全体として略円板状をなし、円筒状の周壁21の内部に上下移動可能に配置されている(収容空間20に上下動可能に収容されている)。トレイ3は、ホルダ本体2に支持されている。トレイ3は、上面が被載置物が載置される載置面となっている。
トレイ3は、トレイ表面部材30と、弾性部材33と、加飾部材36と、トレイ基材38とを有する。
トレイ表面部材30は、図5に上面図で示したように、全体として略円板状を有し、軸心から径方向に直線状に延びる3本の切り欠き31を有する。各切り欠き31は、円板状の軸芯近傍には形成されておらず、端縁部近傍に形成されている。トレイ表面部材30は、上面の表面30aが載置面及び意匠面となるものであり、上面30aには意匠性を高めるための表面処理を施していてもよい。
トレイ表面部材30は、略円板状の下面30bの周縁部に、下方に突出するとともにその先端部が周方向の一方側に突出した係合ツメ32を有する(図2参照)。係合ツメ32は、外周面側から見たときに、略L字状を有する。係合ツメ32は、トレイ表面部材30の周方向に等間隔を隔てて複数配置されている。本形態では、二つの係合ツメ32,32が左右方向と前後方向に対してそれぞれ45°の角度をなす方向の端部に形成されている。
弾性部材33は、図2に示されるように、板状(略三角形状)の外形を有し、上方に突出した弾性突出部34を有する。弾性突出部34は、略三角形状の中心(重心)からそれぞれの角に向かって直線状に延びるように形成されている。弾性突出部34は、その延びる方向に沿って切り欠き35が設けられている。弾性突出部34は、弾性部材33を上方から見たときに切り欠き35を囲むように略U字状に形成されている。
弾性突出部34は、トレイ表面部材30の切り欠き31を貫通して、その先端がトレイ表面部材30の表面30aから突出するように形成されている。弾性突出部34は、その突出した先端面がトレイ表面部材30の上面30aと略平行な面をなすように形成されている。
弾性突出部34は、弾性変形可能な材質よりなる。弾性変形可能な材質は、加飾部材36(後述の剛性突出部37)よりも硬質の材質(例えば、硬度や剛性が高い材質)よりなり、具体的にはゴム、エラストマ等から選択できる。
加飾部材36は、図2に示されるように、板状(略三角形状)の外形を有し、上方に突出した剛性突出部37を有する。剛性突出部37は、略三角形状の中心(重心)からそれぞれの角に向かって直線状に延びるように形成されている。
剛性突出部37は、トレイ表面部材30の切り欠き31を貫通して、その先端がトレイ表面部材30の表面30aから突出するように形成されている。また、剛性突出部37は、その先端面がトレイ表面部材30の上面30aと略平行な面をなすように形成されている。剛性突出部37は、トレイ表面部材30の切り欠きの内周面と略一致する形状をなしている。
加飾部材36は、樹脂よりなる。剛性突出部37は、その表面にメッキ層(メッキ被膜)が形成されている。
トレイ基材38は、高さ調整手段5により上下動する略円板状の部材である。トレイ基材38は、トレイ表面部材30を着脱可能に保持(固定)する。略円板状のトレイ基材38は、二つの係合ツメ32,32が係合する係合凹部39がそれぞれに対応する位置に形成されている。
図2に示すように、係合凹部39は、略円板状の端縁部の欠損部よりなる。係合凹部39の径方向の幅は、係合ツメ32の径方向の幅と一致する。係合凹部39は、一方の端部側に係合ツメ32を係合したときに、係合ツメ32が周方向の他方側に変移することを規制する突起部390を有する。突起部390の径方向内側には、周方向に沿って延びる溝391が形成されている。溝391は、周方向の他方の端部が係合凹部39にて開口している。係合凹部39と溝391にて径方向で挟まれたアーム部392は、それ自身の弾性により、径方向に弾性変形可能となっている。アーム部392は、径方向内方側に変形(変移)したときに、溝391により変移が許容される。
トレイ3は、その間に加飾部材36と弾性部材33とを配した状態で、トレイ表面部材30をトレイ基材38に保持(固定)している。
トレイ基材38によるトレイ表面部材30の固定は、まず、係合ツメ32を係合凹部39の周方向の他端側に挿入する。そして、トレイ表面部材30を周方向の一方側に回転する。係合ツメ32は、係合凹部39内を周方向に変移する。係合凹部39で周方向に変移した係合ツメ32は、突起部390と当接する。周方向を更に変移する係合ツメ32は、突起部390(及びアーム部392)を径方向内方に押し込み、更に周方向に沿って移動する。係合ツメ32が更に周方向に変移すると、図2に示した係合ツメ32の先端部320がトレイ基材38の下面に係合する。このとき、押し込まれた突起部390は元の状態に戻り、係合ツメ32が周方向の他方側に変移することを規制する。
トレイ3は、トレイ表面部材30をトレイ基材38に着脱可能に保持(固定)しているものであり、トレイ表面部材30を周方向の他方側に強制的に回転させて係合ツメ32を係合凹部39の周方向の他端側に変移させることで取り外しが可能となる。取り外し時の動作は、上記の固定時と逆の動作となる。
図3に要部断面図で示すように、トレイ3は、上面が載置面となる板状のトレイ本体部40と、先端部が被載置物と当接するようにトレイ本体部40から上方に突出する複数の突起部41と、を有する構成となる。トレイ3のトレイ本体部40は、トレイ3のトレイ表面部材30の上面30aより下方側に位置する部分を示し、突起部41は上面30aから突出した部分を示す。
トレイ本体部40は、トレイ表面部材30を有する。突起部41は、トレイ本体部40から上方に突出し、加飾部材36の剛性突出部37と、弾性部材33の弾性突出部34と、から形成される。剛性突出部37は上面30aから突出し、弾性突出部34は、剛性突出部37の図3に示す両側に当接した状態であり、かつ剛性突出部37の突出高さよりも高い突出量で突出する。弾性突出部34の図3に示す両側は、切り欠き31の内面に当接した状態である。
高さ調整手段5は、トレイ3を上下動させる手段である。高さ調整手段5は、トレイ3のトレイ基材38が連結され、トレイ基材38を介してトレイ3を上下動させる。高さ調整手段5は、その構成が限定されるものではなく従来のカップホルダにおいて、トレイ3を上下動させる手段とすることができる。本形態は、以下の通りである。
高さ調整手段5は、トレイ3を上下移動させる手段である。高さ調整手段5は、一対のラック部材25と、一対のギヤ部材55と、付勢部材53と、ロック機構7とを有する。
一対のラック部材25、25は、第1の溝部22aに設けられている。第1の溝部22aにおいて、各ラック部材25の一対の側壁26,26のうちカップホルダ1の左側の側壁26には、それぞれラックギヤ51が設けられている。ラックギヤ51は、第1の溝部22aの延び方向、即ち上下方向に延びている。
一対のギヤ部材55は、トレイ3(トレイ基材38)の下部に設けられている。また、トレイ3(トレイ基材38)の下部には、伝達軸54が回動自在に設けられている。伝達軸54は、ロッド形状であり、カップホルダ1の前後方向、即ちトレイ3の径方向に配置されている。伝達軸54の延び方向の両端にはギヤ部材55が設けられている。
ギヤ部材55は、円柱状体であり、外側先端に周方向に設けられたピニオンギヤ55aと、ギヤ部材55の軸方向に貫通する嵌合穴55bとを有する。嵌合穴55bには伝達軸54の先端が嵌入されている。このようにして伝達軸54の両方の先端にギヤ部材55が一体的に固定されている。一対のギヤ部材55に設けたピニオンギヤ55aは、互いに同じ歯数であるため、互いに同期して回転する。
トレイ3における第1の溝部22aに対向する部分には、一対の保持部42、42が突設されている。各保持部42は軸受穴42aを有する。軸受穴42aには、ギヤ部材55が回動自在に挿通されている。図7に断面図で示すように、ギヤ部材55の先端のピニオンギヤ55aは、第1の溝部22aのラックギヤ51に噛合している。トレイ3(トレイ基材38)の上下移動に伴い、ピニオンギヤ55aはラックギヤ51に沿って上下方向に移動する。
一対の保持部42、42の下部には、それぞれガイド突起部43が設けられている。ガイド突起部43は、保持部42よりも径方向外側に突出しているとともに、一対のトレイ側対向面43aを有する。一対のトレイ側対向面43aは、ガイド突起部43の周方向の左右両側に設けられており、それぞれ上下方向に延びている。
また、ガイド突起部43は、第1の溝部22aに配置されたラック部材25に上下移動可能に嵌合されている。ラック部材25の一対の側壁26,26は、ラックギヤ51よりも奥側に位置して、収容空間20の周方向で互いに対向する溝側対向面26a、26aを有する。トレイ3のガイド突起部43は、第1の溝部22a内のラック部材25に挿入されていて、トレイ側対向面43a、43aは、溝側対向面26a、26aに対面している。各トレイ側対向面43a、43aは、各溝側対向面26a、26aにそれぞれ対面し且つ溝側対向面26a、26aの形状に相応した形状を有する。本形態では、溝側対向面26a、26a及びトレイ側対向面43a、43aはいずれも上下方向に延びる平坦面である。
図8に要部拡大図で示すように、ガイド突起部43は、一対のトレイ側対向面43aにおいて溝側対向面26a、26aに面接触した状態で、一対の溝側対向面26a、26aにより挟持されている。一対の溝側対向面26a、26aは、トレイ3に加わる荷重を受け、トレイ3を水平方向に維持している。トレイ3を上下方向に移動させると、ピニオンギヤ55aがラックギヤ51に沿って移動し、トレイ3のトレイ側対向面43aが、第1の溝部22aの溝側対向面26a、26aを摺動する。一対のトレイ側対向面43aが一対の溝側対向面26aにそれぞれ面接触した状態でガイド突起部43が第1の溝部22aに配置されているため、トレイ3はホルダ本体2に対してぐらつくことがない。トレイ3は安定且つ円滑に収容空間20を上下移動することができる。
また、トレイ3の周縁であってガイド突起部43の直上には板状の突起44が設けられている。突起44は、ガイド突起部43とともに第1の溝部22aに挿入され、第1の溝部22aの溝側対向面26a、26aに挟持されている。突起44は、トレイ3の周縁とホルダ本体2の周壁21との間に一定の隙間を確保して、トレイ3が周壁21に干渉することを防止している。このため、トレイ3を円滑に上下移動させることができる。
付勢部材53は、コイルばねであり、伝達軸54を挿通する円筒状のカラー56の外側に装着されている。付勢部材53の一端は伝達軸54に突設したピン54bに嵌合され、付勢部材53の他端はトレイ3のトレイ基材38の下面に連結されている。
付勢部材53は、トレイ3が上方向に移動する方向に伝達軸54を付勢している。本形態では、伝達軸54を前後方向の後方側から見たときの付勢部材53は右回転方向(時計回り方向)に伝達軸54を付勢している。伝達軸54の右回転方向の回転によりピニオンギヤ55aがラックギヤ51に沿って回転しながら上方向に移動する。これにより、トレイ3が上方向に移動される。
トレイ3の下部には、速度緩衝装置57が設けられている。速度緩衝装置57は、固定部57aと、固定部57aに対して回転可能な回転部57bと、固定部57aと回転部57bとの間に介在された粘性液体とを有する。速度緩衝装置57の固定部57aは、トレイ3の下面から下方に突出する取付部45にネジで固定されている(図4参照)。回転部57bの先端には、ギヤ57cが設けられている。また、伝達軸54には、伝達ギヤ58が挿通されて一体的に固定されている。
伝達ギヤ58は速度緩衝装置57のギヤ57cと噛合している。伝達軸54が回転すると、同期して伝達ギヤ58が回転する。伝達ギヤ58が回転すると速度緩衝装置57のギヤ57cが回転される。速度緩衝装置57の中の粘性液体によりギヤ57cは抵抗を受け、回転速度の急激な変化を緩和する。ギヤ57cの回転速度が緩和され、伝達軸54の急激な速度変化が抑えられる。伝達軸54が付勢部材53により急激に回転速度が上昇しようとするときに、速度緩衝装置57により回転速度の急激な上昇が緩和される。
図2及び図9に分解図で示すように、ロック機構7は、トレイ3を最下位置にロックする。ロック機構7は、ロック部材71と、規制部81と、ロック付勢部材76と、操作部8とを有する。
図10に要部拡大図で示すように、ロック部材71は、平板状をなし、上側及び下側に突出する回動中心部71cと、回動中心部71cから互いに反対方向に延びる一対の腕部71bと、各腕部71bの先端に設けた係止部71aとを有する。図10に示すように、係止部71aの下面は、規制部81側に向かって上側に傾斜する傾斜面71fを有する。
ロック部材71の上側及び下側は、上カバー72と下カバー73が配設されている。上カバー72と下カバー73の間にロック部材71を配置し、ロック部材71の凸状の回動中心部71cを上カバー72の中心穴72a及び下カバー73の中心穴73aに挿通する。この状態で、ネジ78を下カバー73の中心穴73aを通じてロック付勢部材76の回転中心を貫通してロック部材71に螺合する。ネジ79を下カバー73のボス部73b及び上カバー72のネジ穴72bを通じてトレイ3のネジ穴47に螺合する。これにより、ロック部材71がトレイ3に回動可能に保持されている。ロック部材71の係止部71aは、第2の溝部22bに配置される。
ロック付勢部材76は、ねじりコイルばねである。ロック付勢部材76の一端は、ロック部材71の腕部71bに設けたバネ保持部71dに係止されており、ロック付勢部材76の他端は下カバー73の突起部73cに係止されている。ロック付勢部材76は、ロック部材71が規制部81に係止する方向にロック部材71を付勢している。本形態ではロック付勢部材76は、ロック部材71を上方から見たときにロック部材71を右回転方向(時計回り方向)に付勢している。
操作部8は、ノブ82と、ケース83と、支持軸84と、操作ロッド85とを有する。操作部8は、ホルダ本体2の周壁21の外側であって第2の溝部22bの近傍に配置されている。ノブ82は、押圧部82aと、押圧部82aから突出するスライド部82bと、スライド部82bに形成され上下方向に貫通する貫通孔82cと、スライド部82bの両側の側面に形成された遊び穴82dとを有する。ノブ82は、ホルダ本体2の周壁21に形成された操作穴21cに進退可能に配置されている。ノブ82の押圧部82aは操作穴21cから収容空間20側に露出させ、スライド部82bは周壁21の外側に向けられている。
遊び穴82dは、収容空間20から遠ざかる方向(ホルダ本体2の径方向外側)に向かって上方向に傾斜するガイド穴である。ケース83は、ノブ82のスライド部82bが進退可能に挿入する筒状の収容部83aと、収容部83aを上下方向に貫通する貫通孔83bと、収容部83aの外側に広がるフランジ部83cとを有する。収容部83aの両側の側面には、上下方向に延びる長穴83dが形成されている。ノブ82のスライド部82bの奥側の面(図9でバネ保持部82eが突出する面)とケース83の収容部83aの奥側の面(図9でバネ保持部82eが対向する面)との間には、スプリング86が介設されている。スプリング86は、ノブ82のスライド部82bの奥側の面に突設したバネ保持部82eに外挿されている。スプリング86により、ノブ82は、ホルダ本体2の操作穴21cから収容空間20側に進出する方向に付勢されている。
操作ロッド85は、長尺部85bと、長尺部85bの上側の幅を狭くした連結部85cと、連結部85cに設けられた支持穴85dとを有する。操作ロッド85の下部から細い円柱状のバネ保持部85eが設けられている。バネ保持部85eには戻しバネ(圧縮バネ)87が外挿されている。戻しバネ87は、圧縮コイルバネであり、ホルダ本体2の底板9の外周縁と、操作ロッド85の下部との間に配置されていて、操作ロッド85を上方向に付勢している。
戻しバネ87とロック付勢部材76の付勢力のバランスは、ロック付勢部材76により生じるロック部材71の揺動力が、戻しバネ87により生じる規制部81の上側への戻り力よりも小さくなるように設定されている。
操作部8を組み付けるために、ノブ82のスライド部82bをケース83の収容部83aに収容する。操作ロッド85の連結部85cを、ケース83の貫通孔83bに挿入する。スライド部82bの遊び穴82dと収容部83aの長穴83dと操作ロッド85の支持穴85dに、支持軸84を貫挿させる。抜け止め防止のために支持軸84の両端に図略の止め輪を嵌める。これにより、ノブ82、ケース83、操作ロッド85及び支持軸84が一体化されて、操作部8が得られる。
操作ロッド85の下部には、規制部81が設けられている。規制部81は、操作ロッド85の下部から車両後方側に突出している。規制部81の下側面は、先端に向けて上側に傾斜する傾斜面81aを有する。操作ロッド85は、ホルダ本体2の周壁21の外側の第2の溝部22bのうち左側の溝部近傍に配置されている。
第2の溝部22bのうち左右一方の溝部(本形態では、左側の溝部)は、その下部に挿通穴22cが設けられている。挿通穴22cは、第2の溝部22bの互いに向合う側壁のうち一方の側壁23と奥壁24に連続して形成されている。
規制部81は、操作部8の操作により上下方向に変位するように構成されている。規制部81の傾斜面81aには、ロック部材71の係止部71aが離隔可能に当接している。
(カップホルダの動作)
本形態のカップホルダ1の作動について説明する。まず、トレイ3が最下位置に保持されている場合について説明する。図4の点線は、トレイ3が最下位置に保持されている状態を示す。この場合、図10に示すように、ロック部材71の係止部71aの上側に規制部81が配置されていて係止部71aが規制部81に係止されているため、ロック部材71は上側へ移動することができず、トレイ3は収容空間20において最下位置にロックされている。
図9に示すように、ノブ82の押圧部82aを操作穴21cの中に向かって押すと、ノブ82が径方向外側にスライド移動する。支持軸84は、ノブ82に設けられた遊び穴82dに対して相対的に下方に移動される。支持軸84の下側への移動に伴って、操作ロッド85が下方に移動され、規制部81が下方に移動される。図10に示すように、規制部81の傾斜面81aは、ロック部材71の係止部71aを規制部81の先端側に押す。ロック部材71は、ロック付勢部材76の付勢力に抗して、規制部81の先端側(図10の後方向)に回動する。ロック部材71の係止部71aは、規制部81の傾斜面81aから離れ、溝部22b内において上側に移動可能とされる。係止部71aは第2の溝部22b内において上側に移動する。すなわち、ピニオンギヤ55aが付勢部材53により回転されて、ラックギヤ51に沿って上側に移動する。トレイ3は、図4に示すように、収容空間20において上側に移動される。
ここで、図4に示すように、ピニオンギヤ55aは、速度緩衝装置57を設けた伝達軸54に接続されている。ピニオンギヤ55aの回転の急激な変化は、速度緩衝装置57により抑えられる。このため、ピニオンギヤ55aはラックギヤ51に沿って低速で回転しながら上昇する。トレイ3は収容空間20を低速で上昇する。
図11に示すように、トレイ3が最上位置に停止した時には、ロック付勢部材76の付勢力により、ロック部材71の係止部71aは第2の溝部22bの側壁23に形成した係合穴22hに挿入されて、ロック部材71の上下方向の移動が停止される。これにより、トレイ3の上昇が停止され、トレイ3は最上位置に留まる。このとき、図1及び図4の実線に示すように、トレイ3は、ホルダ本体2の上壁28と等しい高さに位置する。このため、トレイ3がホルダ本体2の上壁28と一体的に視認され、見栄えがよい。
本形態では、トレイ3が最上位置に位置しているときにトレイ3の上面がホルダ本体2の上壁28と同一高さに位置しているが、第2の溝部22bに設けた係合穴22hの高さを上下に変更することで、トレイ3の最上位置を自在に調整できる。
なお、第2の溝部22bは、係合穴22hにロック部材71の係止部71aを係止させることでトレイ3の最上位置を規制しているが、第2の溝部22bの上端22fにトレイ3の周縁から突出する突起44を当接させることによってもトレイ3の上昇を規制することができる。
図4,図7に示すように、最上位置に位置するトレイ3を下側に押し込む。すると、付勢部材53の付勢力に抗してピニオンギヤ55aがラックギヤ51に沿って下方に移動し、トレイ3が収容空間20の下方に移動される。
図11に示すように、ロック部材71の係止部71aが、挿通穴22cから第2の溝部22bに突出している規制部81の上端部81bに当たる。ロック部材71の係止部71aの下面の傾斜面71fは、緩い斜面を形成している。ロック付勢部材76の付勢力は戻しバネ87の付勢力よりも小さい。このため、ロック部材71の係止部71aは、下降にともない徐々に規制部81の上端部81bを滑り、規制部81の先端側に揺動する。更にトレイ3を下方に移動させると、ロック部材71の係止部71aは、規制部81の上端部81bから外れて規制部81の先端の端面に沿って下方に移動し、規制部81よりも下側に配置される。このとき、ロック部材71は、ロック付勢部材76の付勢力により規制部81側に揺動しつつ、規制部81の傾斜面81aに当接する。これにより、図11の点線に示すように、ロック部材71が規制部81に係止され、トレイ3が収容空間20の下部に保持される。
規制部81は操作ロッド85に設けられているが、第2の溝部22bに形成した挿通穴22cが規制部であってもよい。挿通穴22cが規制部である場合、挿通穴22cにロック部材71の係止部71aが係止される。操作部8を操作したとき、操作ロッド85により係止部71aを挿通穴22cから押し出して挿通穴22cへの係止部71aの係止を解除する。
図4に示すように、トレイ3には、ピニオンギヤ55aが回動可能に支持されている。ピニオンギヤ55aは、ホルダ本体2の周壁21に設けられたラックギヤ51に噛合っている。ピニオンギヤ55aは付勢部材53の付勢力によりラックギヤ51上を回転しながら上側に移動する。ピニオンギヤ55aを支持しているトレイ3も上側に移動される。
トレイ3を下側に押すと、付勢部材53の付勢力に抗して、ピニオンギヤ55aはラックギヤ31上を回転しながらトレイ3とともに下側に移動される。
ここで、付勢部材53は、トレイ3に設けられている。すなわち、付勢部材53は、ホルダ本体2とトレイ3との間を連結してホルダ本体2に対してトレイ3を吊り下げるものではない。このため、本形態においては、付勢部材53はトレイ3の上昇位置を制限していない。本形態のトレイ3は昇降位置の自由度が高く、トレイ3の最上位置の設定自由度が高い。
戻しバネ87とロック付勢部材76の付勢力のバランスは、ロック付勢部材76により生じるロック部材71の揺動力が、戻しバネ87により生じる規制部81の上側への戻り力よりも小さくなるように設定することがよい。これにより、トレイ3の押し下げ時にロック部材71が規制部81に当たっても規制部81が移動することが防止される。規制部81の移動が規制されるため、操作部8も変位しない。トレイ3が最下位置まで移動してきたとき、ロック部材71を規制部81に確実に係止させることができる。トレイ3を最下位置に確実にロックすることができる。
本形態のカップホルダ1は、トレイ3を下側に押すこと(押し下げること)で、トレイ3が下側に移動し、最下位置に保持される。トレイ3の押し下げは、カップホルダ1に保持される飲料等の容器(トレイ3に載置される被載置物)をトレイ3(トレイ3の上面)に押しつけて行われる。
本形態のカップホルダ1は、トレイ3の載置面が、トレイ本体部40の上面(トレイ表面部材30の上面30a)及びトレイ本体部40から上方に突出した複数の突起部41(上面30aから突出した弾性突出部34及び剛性突出部37)とから構成される。
トレイ3を押し下げようとして被載置物をトレイ3の上面に押しつけると、被載置物は最初に突起部41(のうち弾性突出部34)と当接する。そして、被載置物をトレイ3の上面にさらに押しつけると、弾性突出部34は、剛性突出部37又はトレイ表面部材30の上面30a側に倒れるように弾性変形を生じる。
被載置物をトレイ3の上面にさらに押しつけると、被載置物は、剛性突出部37や、倒れるように変形した弾性突出部34を介して上面30aや剛性突出部37を押圧する。このとき、被載置物は、剛性突出部37又は変形した弾性突出部34を介してトレイ表面部材30の上面30aを押圧することから、被載置物がトレイ表面部材30の上面30aに直接接触することが規制されている。
そして、本形態のカップホルダ1は、複数の突起部41が、周壁21に対する径方向の位置が異なる2点を通過する線状をなすように形成されている。この構成によると、突起部が周方向に沿って形成されることが抑えられている。つまり、被載置物が、飲料の容器のような円形の外形の底面を有している場合でも、軸心部で複数の突起部41が形成されていない部分にはまり込まない形状となっている。つまり、被載置物がトレイ本体部40と当接することが抑えられている。
このように、本形態のカップホルダ1は、被載置物が突起部41を押圧し、トレイ本体部40に被載置物が直接当接しない構成となっている。
(本形態の効果)
本形態のカップホルダ1は、ホルダ本体2と、トレイ3と、を備える。ホルダ本体2は、周壁21に囲まれた収容空間20を有する。トレイ3は、収容空間20に収容されて上下動可能にホルダ本体2に支持され、被載置物が載置される載置面を上面に有する。そして、トレイ3は、上面30aが載置面となる板状のトレイ本体部40と、先端部が被載置物と当接するようにトレイ本体部40から上方に突出する複数の突起部41と、を有する。突起部41は、周壁21に対する径方向の位置が異なる2点を通過する線状をなすように形成されている。
本形態のカップホルダ1では、ホルダ本体2の収容空間20内を上下動するトレイ3の上面30aに、上方に突出する突起部41が形成されている。本形態のカップホルダ1は、トレイ3の上面30aが意匠面及び載置面となっている。そして、この上面に突起部41を有することで、トレイ本体部40(トレイ表面部材30)と被載置物(飲料等の容器)とが接触することが抑えられる。この結果、トレイ本体部40(トレイ表面部材30の上面30a)が形成する意匠面の傷付きが抑えられ、意匠性の低下が抑えられる。
また、本形態のカップホルダ1は、トレイ3がホルダ本体2の収容空間20内を上下動する構成となっている。この構成は、従来のトレイが回動する構成とは異なり、簡単な構成で形成できる。
本形態のカップホルダ1では、突起部41が、少なくとも先端部が弾性変形可能に形成されている。この構成によると、被載置物と先に当接する先端部が弾性変形を生じることで、弾性変形した突起部41(詳しくは、弾性変形した弾性突出部34)が、トレイ本体部40に被載置物が接触することを確実に規制できる。
本形態のカップホルダ1では、突起部41が、弾性変形可能な先端部(弾性突出部34の剛性突出部37より突出した部分)と、突出方向の基端側で先端部を支持する、先端部よりも硬質の剛性支持部(剛性突出部37)と、を有する。この構成によると、突起部41の先端部を被載置物と先に当接させて弾性変形を生じさせることができる。
本形態のカップホルダ1は、突起部41が、径方向に沿って延びる直線状をなす。この構成によると、トレイ本体部40と被載置物(飲料等の容器)とが接触することを確実に抑えることができる。
本形態のカップホルダ1では、トレイ本体部40(トレイ表面部材30)は、収容空間20に収容されて上下動可能にホルダ本体2に支持された基部(トレイ基材38)の上部に着脱可能な状態で保持される。この構成によると、トレイ本体部40(トレイ表面部材30)を取り替えることが可能となる。被載置物が飲料容器の場合に、飲料がこぼれてトレイ本体部40に付着しても、取り外して洗浄することが可能となる。
本形態のカップホルダ1では、トレイ本体部40が、突起部41に対応した位置に切り欠き31を有する板状の部材(トレイ表面部材30)により形成され、突起部41は、切り欠き31を貫通して上方に突出する弾性変形可能な材質よりなる弾性突出部34と、弾性突出部34と隣接して配置され弾性突出部34を支持する剛性突出部37と、を有する。この構成によると、突起部41の先端部を被載置物と先に当接させて弾性変形を生じさせることができる。
[変形形態]
実施形態では、突起部41が3本の直線状の例を示したが、突起部41の形状はこの形状に限定されるものではなく、飲料の容器等の底面の形状により適宜決定できる。すなわち、飲料の容器等の底面が、トレイ表面部材30の上面30aと直接当接しないように、直線状や曲線状を適宜組み合わせた形状とすることができる。
また、トレイ3を上下動する高さ調整手段についても、実施形態の高さ調整手段5のみに限定されない。トレイ3を収容空間20内で上下動することができる構成であれば、本形態に適用できる。たとえば、実施形態では被載置物をトレイ3に押しつけることで、トレイ3を押し下げているが、この態様に限定されない。すなわち、トレイ3の下方への変位を手動によらない機構で達成できる高さ調整手段としてもよい。
1:カップホルダ
2:ホルダ本体、20:収容空間、21:周壁、22溝部
3:トレイ、30:トレイ表面部材、31:切り欠き、32:係合ツメ、33:弾性部材、34:弾性突出部、35:切り欠き、36:加飾部材、37:剛性突出部、38:トレイ基材、39:係合凹部、390:突起部、391:溝、40:トレイ本体部、41:突起部
5:高さ調整手段、51:ラックギヤ、53:付勢部材、54:伝達軸、55:ギヤ部材、57:速度緩衝装置
7:ロック機構、71:ロック部材、76:ロック付勢部材、81:規制部、82:ノブ、83:ケース、84:支持軸、85:操作ロッド、
8:操作部

Claims (6)

  1. 周壁に囲まれた収容空間を有するホルダ本体と、前記収容空間に収容されて上下動可能に前記ホルダ本体に支持された、被載置物が載置される載置面を上面に有するトレイと、
    を備えるカップホルダであって、
    前記トレイは、
    上面が前記載置面となる板状のトレイ本体部と、
    先端部が前記被載置物と当接するように前記トレイ本体部から上方に突出する複数の突起部と、
    を有し、
    前記突起部は、弾性変形可能な前記先端部と、突出方向の基端側で該先端部を支持する、該先端部よりも硬質の剛性支持部と、を有し、かつ前記周壁に対する径方向の位置が異なる2点を通過する線状をなすように形成されていることを特徴とするカップホルダ。
  2. 前記トレイ本体部は、前記収容空間に収容されて上下動可能に前記ホルダ本体に支持された基部の上部に着脱可能な状態で保持される請求項1記載のカップホルダ。
  3. 前記トレイ本体部は、前記突起部に対応した位置に切り欠きを有する板状の部材により形成され、
    前記突起部は、前記切り欠きを貫通して上方に突出する弾性変形可能な材質よりなり、前記先端部を形成する弾性突出部と、前記弾性突出部と隣接して配置され前記弾性突出部を支持して前記剛性支持部を形成する剛性突出部と、を有する請求項2に記載のカップホルダ。
  4. 周壁に囲まれた収容空間を有するホルダ本体と、前記収容空間に収容されて上下動可能に前記ホルダ本体に支持された、被載置物が載置される載置面を上面に有するトレイと、を備えるカップホルダであって、
    前記トレイは、
    上面が前記載置面となる板状のトレイ本体部と、
    先端部が前記被載置物と当接するように前記トレイ本体部から上方に突出する複数の突起部と、
    を有し、
    前記トレイ本体部は、前記突起部に対応した位置に切り欠きを有する板状の部材により形成され、前記収容空間に収容されて上下動可能に前記ホルダ本体に支持された基部の上部に着脱可能な状態で保持され、
    前記突起部は、前記切り欠きを貫通して上方に突出する弾性変形可能な材質よりなる弾性突出部と、前記弾性突出部と隣接して配置され前記弾性突出部を支持する剛性突出部と、を有し、かつ前記周壁に対する径方向の位置が異なる2点を通過する線状をなすように形成されていることを特徴とするカップホルダ。
  5. 前記剛性突出部は、突出方向の基端側で前記弾性突出部を支持する請求項4記載のカップホルダ。
  6. 前記突起部は、径方向に沿って延びる直線状を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載のカップホルダ。
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