JP6881387B2 - Dz層の測定方法 - Google Patents

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本発明は、シリコンウェーハのDZ層の測定方法に関する。
半導体デバイス用シリコンウェーハには、主にチョクラルスキー法(CZ法)により育成されたシリコン単結晶が用いられる。さらに、先端デバイス用としては、デバイス形成領域であるウェーハ表層が無欠陥であること、およびバルクには金属不純物のゲッタリングに寄与する高密度の酸素析出物(Bulk Micro Defects:BMD)が存在していることが求められる。
しかし、CZ法で育成されたシリコン単結晶中にはGrown−in欠陥と呼ばれる結晶成長中に導入された結晶欠陥が存在する。そのため、先端デバイス用ウェーハは所定の熱処理を施して製造される場合がある。この熱処理により、ウェーハ表層ではGrown−in欠陥が消滅し、無欠陥層(Denuded Zone:DZ)が形成され、バルクではBMDが高密度に形成される。
デバイス作製時には、このDZ層は所定幅以上であることが要求されており、ウェーハ製造時における重要な品質項目である。
従来、DZ層幅を測定する場合は、ウェーハを劈開もしくは、斜め研磨し、その劈開面もしくは研磨面を選択エッチングした後、目視検査員が、顕微鏡観察、および/または顕微鏡を介して撮影された画像から計測していた。例えば、ウェーハ表面から数えて所定番目のBMDまでの距離をDZ層幅として採用していた。
特開2002−100631号公報 特開2000−068280号公報
しかし、上述した方法は実際に検査員が欠陥を観察するため測定精度は高いが、目視検査であるため、スループットが悪いという問題があった。
他方、特許文献1のように、SIMSで測定した酸素濃度分布からDZ層幅を求めることも出来るが、SIMSでは極微小な酸素析出物による酸素も検出される。しかし、このような極微小な酸素析出物はゲッタリングに寄与できない。
特許文献2によると、ゲッタリングに寄与するBMDサイズは、BMD密度に依存する。例えばBMD密度が1×10/cmの場合は、約40nm以上のBMDがゲッタリングに寄与する。これに対し、顕微鏡観察では、50nm以上のBMDが検出され、ゲッタリングに寄与するBMDのみを検出出来るため、顕微鏡観察により評価されるDZ層幅が重要である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、顕微鏡観察により求められるDZ層幅を、良好なスループットで求めることができるDZ層の測定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、シリコンウェーハの表層に形成されるDZ層の測定方法であって、SIMSで測定した酸素濃度の深さ分布から求められるDZ層幅と、顕微鏡観察により求められるDZ層幅との検量線を作成し、作成された前記検量線に基づいて、測定サンプルのSIMSにより求められたDZ層幅から、顕微鏡観察により求められるDZ層幅を求めることを特徴とするDZ層の測定方法を提供する。
このようなDZ層の測定方法であれば、顕微鏡観察により求められるDZ層幅を、良好なスループットで求めることができる。すなわち、目視検査は検量線作成時のみであることから、スループットを向上させることが出来る。また、SIMSにより求められるDZ層幅よりも重要な顕微鏡観察により求められるDZ層幅を求めることが出来る。
このとき、前記SIMS測定において、酸素濃度の移動平均値と酸素濃度の測定値の乖離が酸素濃度の移動平均値に対して±3%以内となる最も浅い深さをAとし、前記Aより深い領域で酸素濃度の移動平均値と酸素濃度の測定値が酸素濃度の移動平均値に対して±5%以上乖離した深さBをSIMSのDZ層幅とすることができる。
このような手順により、SIMSで測定した酸素濃度の深さ分布から好適にDZ層幅を求めることができる。
このとき、前記SIMS測定において、酸素濃度の移動平均値と酸素濃度の測定値の乖離が酸素濃度の移動平均値に対して±3%以内となる最も浅い深さをAとし、前記Aより深い領域で酸素濃度の移動平均値と酸素濃度の測定値が酸素濃度の移動平均値に対して±5%以上乖離した深さBの3/4の深さまでの領域の酸素濃度の測定値より近似曲線を作成し、前記Aより深い領域で前記近似曲線と酸素濃度の移動平均値が前記近似曲線に対して±5%以上乖離した深さCをSIMSのDZ層幅とすることもできる。
このような手順によっても、SIMSで測定した酸素濃度の深さ分布から好適にDZ層幅を求めることができる。
このとき、前記酸素濃度の移動平均値は、その測定深さの前後5個以上10個以下の酸素濃度の測定値の平均値であることが好ましい。
SIMSの測定間隔は0.1μm以下が望ましく、移動平均値を算出するための測定点が5個以上であれば、測定値が十分に平滑化され、DZ層を誤判定してしまうことを防止できる。また、移動平均値を算出するための測定点が10個以下であれば、平滑化され過ぎてしまい、急激に酸素濃度が増加した地点を判断することができなくなるようなこともない。
以上のように、本発明のDZ層の測定方法によれば、顕微鏡観察により求められるDZ層幅を、良好なスループットで求めることができる。
本発明のDZ層の測定方法を示すフロー図である。 熱処理ウェーハの酸素濃度分布を示す図である。 酸素濃度の測定値と酸素濃度の移動平均値の誤差率を示す図である。 別の熱処理ウェーハの酸素濃度分布を示す図である。 酸素濃度の移動平均値と近似値との誤差率を示す図である。 実施例のサンプル3の酸素濃度分布を示す図である。 SIMS測定から求めたDZ層幅と、顕微鏡観察から求めたDZ層幅との検量線を示す図である。
従来、DZ層幅を測定する場合は、ウェーハを劈開もしくは、斜め研磨し、その劈開面もしくは研磨面を選択エッチングした後、目視検査員が、ウェーハ表面から数えて所定番目のBMDまでの距離をDZ層幅として採用していた。
しかし、この方法は目視検査であるため、スループットが悪いという問題があった。
他方、SIMSで測定した酸素濃度分布からDZ層幅を求めることも出来るが、SIMSでは極微小な酸素析出物による酸素も検出される。しかし、このような極微小な酸素析出物はゲッタリングに寄与できない。
ゲッタリングに寄与するBMDサイズは、BMD密度に依存し、例えばBMD密度が1×10/cmの場合は、約40nm以上のBMDがゲッタリングに寄与する。これに対し、顕微鏡観察では、50nm以上のBMDが検出され、ゲッタリングに寄与するBMDのみを検出出来るため、顕微鏡観察により評価されるDZ層幅が重要である。
そこで本発明者は鋭意検討を重ね、SIMSで測定した酸素濃度分布から求めたDZ層幅と、顕微鏡観察から求めたDZ層幅との間には、相関があることを見出し、両者のDZ層幅の検量線を用いることで、SIMSで測定した酸素濃度分布から求めたDZ層幅から、顕微鏡観察によるDZ層幅を迅速に求められることを見出し、本発明を完成させた。
以下、本発明について、実施態様の一例として、図を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
以下、本発明のDZ層の測定方法を、図1を参照しながら、説明する。
SIMSでは、小さいBMDも酸素濃度の測定値の変化として検出し、DZ層幅を過小に見積もってしまうため、顕微鏡観察のDZ層幅に換算する必要がある。
そこで、初めにSIMSと顕微鏡観察の両手法でDZ層幅を測定し、両者の検量線を作成する(図1のS11参照)。この時、SIMSではDZ層幅は過小に見積もられるため、両者の値は一致しないが、本発明者が見出したように両者には相関がある。
具体的には、複数の熱処理ウェーハを用意し、SIMSにより求められるDZ層幅と顕微鏡観察により求められるDZ層幅の検量線を作成する。
SIMSによる酸素濃度測定において、BMDが形成されていない領域(すなわち、DZ層)ではウェーハ中の格子間酸素のみが検出されるのに対し、BMDが形成された領域では格子間酸素の他に、BMDに含まれる酸素も検出されるためDZ層よりも酸素濃度が高く検出される。よって、急激に酸素濃度が増加するとともに、酸素濃度のバラツキが増加する深さまでがDZ層であると判定出来る。
この時、BMD形成領域では、BMDのサイズや密度によって、酸素濃度の値が変動するため、測定間隔は0.1μm以下では、測定深さの前後5個以上10個以下の測定値の移動平均値を用いるとより判定精度を向上出来る。
移動平均値を計算するための測定点が5個以上であれば、測定値が十分に平滑化され、DZ層を誤判定してしまうことを防止することができ、移動平均値を計算するための測定点が10個以下であれば、平滑化され過ぎてしまい、急激に酸素濃度が増加した地点を判断することができなくなることを防止することができる。
さらに、ウェーハ表層では、表面に付着した酸素や不純物の影響で、SIMSの酸素濃度の値はウェーハ中の酸素濃度と異なっているため、この領域を除外する必要がある。
よって、SIMSによりDZ層幅を求めるには、例えばウェーハ表面から深さ10μmまでの酸素濃度分布を測定し、各測定深さの移動平均値を算出する。その後、表面の影響を除外するため、酸素濃度の測定値と酸素濃度の移動平均値の乖離が酸素濃度の移動平均値に対して±3%以内となる最も浅い深さをAとし、この深さAより深い領域で、酸素濃度の測定値と酸素濃度の移動平均値が酸素濃度の移動平均値に対して±5%以上乖離した深さBをDZ層幅とすることができる。
顕微鏡観察によるDZ層幅は、従来法に倣い、サンプルを劈開もしくは、斜め研磨し、選択エッチングでBMDを顕在化させた後、顕微鏡で観察し、例えばウェーハ表面から3番目のBMDまでの深さを求めれば良い。
例えば、図2のような熱処理ウェーハの酸素濃度分布を考える。図3に示す酸素濃度の測定値と酸素濃度の移動平均値の誤差率((測定値−移動平均値)/移動平均値)は、表層では10%以上乖離している。これはウェーハ表層では、表面に付着した酸素や不純物の影響で、SIMSの酸素濃度の値はウェーハ中の酸素濃度と異なっているためであり、この領域を除外する必要がある。よって、その誤差率が±3%以下となる最も浅い深さA(この例では0.21μm)を求める。
次に、深さAより深い領域で酸素濃度の測定値と酸素濃度の移動平均値が、酸素濃度の移動平均値に対して±5%以上乖離する深さB(この例では5.16μm)をDZ層幅とすれば良い。これは、Aより深い領域においては、BMDが形成されていない領域(DZ層)では格子間酸素のみが検出される。一方、BMDが形成された領域では格子間酸素の他に、BMDに含まれる酸素も検出されるためDZ層よりも酸素濃度が高く検出される。よって、急激に酸素濃度が増加するとともに、酸素濃度のバラツキが増加した深さまでがDZ層であると判定出来る。なお、BMDのサイズや密度によって、酸素濃度の値が変動するため、移動平均値を用いると算出精度を向上させることが出来る。
上記のようにして検量線を作成した後、DZ層幅を測定したいサンプルのSIMSによるDZ層幅を求め、検量線に当てはめることで、顕微鏡観察により求められるDZ層幅を求める(図1のS12参照)。
このようにして、スループットが悪い顕微鏡観察により求められるDZ層幅を簡便に求めることが出来る。
この時、両手法で求めたDZ層幅は相関関係があるが、実測値は異なる。これは、顕微鏡観察では目視で確認出来るBMDのみを、SIMSでは目視で確認できないBMDも併せて検出するためである。
また、酸素濃度の測定値から作成した近似曲線と酸素濃度の移動平均値が、近似曲線に対して±5%以上乖離した深さCをSIMSのDZ層幅とすることも出来る。その際、BMD形成領域では、BMDに含まれる酸素も検出してしまい、DZ層領域より酸素濃度が増加する。よって、表面の影響がないDZ層領域の、上記深さAから上記深さBの3/4までの測定値から、線形近似、指数近似、対数近似、多項式近似、累乗近似等を行い、相関係数の2乗値(R)が最も高い近似曲線を用いれば良い。
また、酸素濃度の測定値と酸素濃度の移動平均値の比較、近似曲線と酸素濃度の移動平均値の比較のいずれのDZ層幅の算出方法を用いても良い。
例えば、図4のように、深さAから深さBの3/4(この例では3.57μm)の領域の酸素濃度の測定値から、近似曲線を作成する。具体的には、線形近似、指数近似、対数近似、多項式近似、累乗近似を行い、相関係数の2乗値(R)が最も高い近似曲線を用いれば良い。その後、図5の酸素濃度の移動平均値と近似値(近似曲線から得られる値)の誤差率から、±5%以上乖離した深さC(この例では4.79μm)をDZ層幅とすれば良い。
このように酸素濃度の測定値から近似曲線を作成し、この近似曲線と酸素濃度の移動平均値の乖離をみることでも、SIMSのDZ層を判定することが出来る。ただし、BMD形成領域ではDZ層形成領域より酸素濃度が増加するため、DZ層領域のみで近似曲線を作成する必要がある。このため、深さAから深さBの3/4までの領域の酸素濃度の測定値から、近似曲線を作成する必要がある。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例)
窒素濃度[N]=3×1013/cm、酸素濃度[Oi]=1.1×1018atoms/cm(ASTM’79)の直径300mmシリコンウェーハに、無欠陥層(DZ層)を形成させるため、Ar雰囲気で熱処理を行った。具体的には、最高到達温度/保持時間が1200℃/10min(サンプル1)、1200℃/20min(サンプル2)、1200℃/30min(サンプル3)の3水準とした。その後、測定間隔は0.03μmでSIMS測定を実施した。図6には、サンプル3の酸素濃度分布を示しており、5μm近傍から、急激に酸素濃度が増加していることが分かる。
次に、各測定深さの前後10点の酸素濃度の測定値から、酸素濃度の移動平均値を算出した。表層の酸素濃度は、表面の影響でウェーハ中の酸素濃度とは異なるため、この領域は評価対象から除外する必要がある。そこで、酸素濃度の移動平均値と酸素濃度の測定値の乖離が、酸素濃度の移動平均値に対して±3%以内となる最も浅い深さAを、各サンプルについて算出した。深さAを求めたところ、サンプル1では0.24μm、サンプル2では0.20μm、サンプル3では0.16μmと求まった(表1参照)。
続いて、上記の深さAより深い領域において、酸素濃度の移動平均値と酸素濃度の測定値が酸素濃度の移動平均値に対して±5%以上乖離した深さB(DZ層幅)を求めた。サンプル1は1.94μm、サンプル2は3.74μm、サンプル3は5.16μmであった(表1参照)。
さらに、上記の深さAから、上記の深さBの3/4までの深さで、線形近似、指数近似、対数近似、多項式近似、累乗近似を行った。すると、サンプル1、2、3ともに、線形近似が最もR値(相関係数の2乗値)が高かった。その後、線形近似値と酸素濃度の移動平均値が線形近似値に対して±5%以上乖離した深さC(DZ層幅)も算出した。深さCを求めたところ、サンプル1は1.79μm、サンプル2は3.72μmと、サンプル3は4.79μmと求まった(表1参照)。
Figure 0006881387
次に、顕微鏡観察によりDZ層幅を求めた。従来法に倣い、サンプルを斜め研磨し選択エッチングでBMDを顕在化させた後、顕微鏡で観察し、ウェーハ表面から3番目のBMDまでの深さ(DZ層幅)を求めた(表2参照)。サンプル1は17.0μm、サンプル2は41.0μm、サンプル3は64.7μmであった。
Figure 0006881387
そして、SIMSのDZ層幅BおよびCと、顕微鏡観察のDZ層幅で検量線を作成した(図7参照)。その結果、測定値は異なるが、非常に良い相関が得られた。
次に、測定サンプルとしてDZ層幅が未知の熱処理ウェーハ(サンプル4:最高到達温度/保持時間は1200℃/15min)を用意した。SIMS測定を行い、深さBが2.96μm、深さCが2.85μmと求まり、これらを図7の検量線に当てはめた。その結果、顕微鏡観察のDZ層幅はBからは31.2μm、Cからは31.7μmと求められた。
1チップ当たりのスループットは、真空引きから測定まで併せて、約3時間であった。
(比較例)
実施例で用いたサンプル4を斜め研磨し、選択エッチングでBMDを顕在化させた後、顕微鏡で観察し、ウェーハ表面から3番目のBMDまでの深さ(DZ層幅)を求めた。その結果、31.6μmであった。求められたDZ層幅は実施例と同等であったが、斜め研磨から顕微鏡観察まで併せると1チップ当たり約4時間30分かかり、実施例と比較するとスループットが悪かった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。

Claims (4)

  1. シリコンウェーハの表層に形成されるDZ層の測定方法であって、
    SIMSで測定した酸素濃度の深さ分布から求められるDZ層幅と、顕微鏡観察により求められるDZ層幅との検量線を作成し、作成された前記検量線に基づいて、測定サンプルのSIMSにより求められたDZ層幅から、顕微鏡観察により求められるDZ層幅を求めることを特徴とするDZ層の測定方法。
  2. 前記SIMS測定において、酸素濃度の移動平均値と酸素濃度の測定値の乖離が酸素濃度の移動平均値に対して±3%以内となる最も浅い深さをAとし、前記Aより深い領域で酸素濃度の移動平均値と酸素濃度の測定値が酸素濃度の移動平均値に対して±5%以上乖離した深さBをSIMSのDZ層幅とすることを特徴とする請求項1に記載のDZ層の測定方法。
  3. 前記SIMS測定において、酸素濃度の移動平均値と酸素濃度の測定値の乖離が酸素濃度の移動平均値に対して±3%以内となる最も浅い深さをAとし、前記Aより深い領域で酸素濃度の移動平均値と酸素濃度の測定値が酸素濃度の移動平均値に対して±5%以上乖離した深さBの3/4の深さまでの領域の酸素濃度の測定値より近似曲線を作成し、前記Aより深い領域で前記近似曲線と酸素濃度の移動平均値が前記近似曲線に対して±5%以上乖離した深さCをSIMSのDZ層幅とすることを特徴とする請求項1に記載のDZ層の測定方法。
  4. 前記酸素濃度の移動平均値は、その測定深さの前後5個以上10個以下の酸素濃度の測定値の平均値であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のDZ層の測定方法。
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