JP6881040B2 - ギヤの支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ギヤの支持構造、特に、変速機のケースに対するギヤの支持構造に関する。
従来、出力軸の後端にセンターブレーキを備えた変速機が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載のものは、センターブレーキによって変速機の出力軸に制動力を付与することによって、車両が動き出すことを防止している。
特開2008−062741号公報
ところで、センターブレーキ内部へ異物が入るのを防止するカバー部材を、ボルトを用いて変速機ケースの後端壁の外壁面に固定する場合がある。この場合、カバー部材を固定するボルトの長さ分だけ、変速機ケースの全長を長くする必要がある。
本発明の目的は、変速機の全長が長くなることを抑制しつつ、変速機ケースの外面に対して部品を締結することができるギヤの支持構造を提供することである。
本発明に係るギヤの支持構造は、変速機のケースと、前記ケース内に配置されたギヤと、前記ケースの外面に部品を固定するためのボルトよりも外径側かつ前記ボルトと径方向に重なる位置において前記ギヤを前記ケースに対して軸支する軸受部材と、を備え、前記ギヤは、前記変速機の出力軸に設けられた出力ギヤであり、前記部品は、前記出力軸に制動力を付与するセンターブレーキのカバー部材である。
本発明に係るギヤの支持構造によれば、変速機の全長が長くなることを抑制しつつ、変速機ケースの外面に対して部品を締結することができる。
実施形態に係るセンターブレーキの取り付け構造を示す図 参考例に係るセンターブレーキの取り付け構造を示す図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本発明はこの実施形態により限定されるものではない。
まず、図1を参照して、実施形態に係るセンターブレーキの取り付け構造について説明する。図1における左側が変速機1の前側であり、図1における右側が変速機1の後側である。図1において、変速機1を構成する変速機ケース2の後端壁2aに設けられた開口2bを貫通するように、内部空間3と外部空間4とに跨がって出力軸5が配置されている。なお、図1では、出力軸5の中心軸より上側のみを示している。
図1に示すように、出力軸5には、出力ギヤ6および出力フランジ7が例えばスプライン嵌合されている。これにより、出力ギヤ6および出力フランジ7は出力軸5に対する周方向の移動が規制されている。また、出力軸5の後端に設けられた雄ネジ部5aに対して、ナット8を締結することにより、出力ギヤ6および出力フランジ7の出力軸5に対する軸方向の移動が規制されている。
変速機ケース2の後端壁2aに設けられた開口2bの内周面2cと、出力フランジ7の外周面7aとの間には、オイルシール9が配置されている。具体的には、オイルシール9の外周面が開口2bの内周面2cに対して圧入されるとともに、オイルシール9の内周面が出力フランジ7の外周面7aに対して密封接触されている。オイルシール9は、内部空間3から外部空間4への変速機ケース2内のオイルの流出を防止する。
次に、センターブレーキ10について説明する。センターブレーキ10は、ドラム部材11と、ブレーキシュー12と、カバー部材13とを備える。なお、センターブレーキ10を構成するその他の部品については、図示を省略している。
ドラム部材11は、鋼製であり、円筒部11aと、円筒部11aの後端から径方向内側へ延在する円板部11bとを備える。ドラム部材11の円板部11bは、出力フランジ7のフランジ部7bと固定されている。具体的には、出力フランジ7のフランジ部7bにはフランジ側貫通孔7cが周方向に複数設けられている。また、ドラム部材11の円板部11bには、フランジ側貫通孔7cに対応してドラム側貫通孔11cが設けられている。
そして、フランジ側貫通孔7cおよびドラム側貫通孔11cを貫通するようにリーマボルト14が挿入され、さらにリーマボルト14をプロペラシャフトのフランジ(不図示)に形成された雌ネジ部に対して締結することにより、ドラム部材11と出力フランジ7とは固定される。なお、ドラム部材11と出力フランジ7との固定方法はこれには限定されず、例えばリベットを用いることもできるし、ボルトおよびナットを用いることもできる。
ブレーキシュー12は、出力フランジ7、ドラム部材11およびカバー部材13に囲まれた内部空間15内に配置されている。ブレーキシュー12は、例えば変速機ケース2等の固定側部材に固定されている。すなわち、ブレーキシュー12はドラム部材11と相対回転可能である。ブレーキシュー12の外周面(ドラム部材11の円筒部11aの内周面11dと対向する面)には、ブレーキライニング16が取り付けられている。ブレーキシュー12が外径側へ移動することで、ブレーキライニング16とドラム部材11の円筒部11aの内周面11dとが摩擦係合し、出力軸5に対する制動力が発生する。ブレーキシュー12の動作は、不図示のカム機構等により制御される。センターブレーキ10の動作については公知であるため、詳細な説明は省略する。
カバー部材13は、ブレーキシュー12が配置された内部空間15内へ異物が入り込むのを防止する機能を有する。カバー部材13は、例えば鋼製であり、変速機ケース2の後端壁2aに対して固定される内周側の固定部13aと、ドラム部材11の円筒部11aとの間に微少隙間を形成する外周側のシール部13bとを備える。外部空間4の塵や埃などの異物は、シール部13bにおいてシールされ、異物が内部空間15内へ入り込むことが防止される。
固定部13aには、カバー側貫通孔13cが周方向に複数設けられている。また、変速機ケース2の後端壁2aには、カバー側貫通孔13cに対応してケース側雌ネジ部2dが設けられている。そして、ボルト17により、カバー部材13が変速機ケース2の後端壁2aの外壁面2eに対して固定される。また、カバー部材13を変速機ケース2の後端壁2aの外壁面2eに対して固定した状態で、カバー部材13の内周面13dと、出力フランジ7の外周面7aとの間には、僅かな隙間が存在する。
出力ギヤ6は、カウンタ軸上に設けられたカウンタギヤ(不図示)と噛合している。出力ギヤ6は、内周にスプラインが形成され、出力軸5に固定されるハブ部6aと、ハブ部6aから径方向外側へ延在するフランジ部6bと、フランジ部6bの外周端から後方へ延在する歯部6cとを備える。歯部6cにおける後側の内周面は直線部6dを形成し、この直線部6dに対して軸受18の外輪18aが嵌合される(詳細は後述する)。
変速機ケース2の後端壁2aには、内部空間3に向けて突出するボス部2fが設けられている。なお、上述のケース側雌ネジ部2dは、ボス部2fに設けられている。出力ギヤ6は、軸受18を介してボス部2fに対して回転可能に支持されている。
軸受18は、外輪18aと、内輪18bと、転動体18cとを備える。外輪18aは、上述のとおり、出力ギヤ6の歯部6cの直線部6dに対して嵌合される。内輪18bは、ボス部2fの外周面2gに対して嵌合される。転動体18cは、外輪18aと内輪18bとの間に配置される。
本実施形態では、軸受18はコロ軸受であり、転動体18cはコロ(ローラ)である。なお、軸受の種類は特に限定されず、玉軸受でもよい。また、転動体18cを有する転がり軸受にも限定されず、転動体18cを有しない滑り軸受でもよい。
軸受18の内輪18bは、カバー部材13を変速機ケース2に対して固定するためのボルト17よりも外径側に位置している。また、軸受18と、ボルト17とは、径方向からみて重なっている。換言すれば、軸受18は、ボルト17よりも外径側かつボルト17と径方向に重なる位置に設けられている。
ここで、参考例として、図2を参照して、軸受を118、ボルト117と軸方向からみて重なる位置に配置した場合を考える。参考例では、軸受118とボルト117との干渉を避けるために、軸受118の後端よりも後側に、ケース側雌ネジ部102dの先端(前端)を設ける必要がある。そのため、変速機ケース102の後端壁102aの外壁面102eにカバー部材113を取り付けることで、変速機101の全長が長くなってしまう。
これに対して、本実施形態では、軸受18をボルト17よりも外径側の位置に設けたため、軸受18をボルト17と径方向に重なる位置に設けても、軸受18とボルト17とが干渉することがない。そのため、変速機ケース2の後端壁2aの外壁面2eにカバー部材13を取り付ける場合に、変速機1の全長が長くなることを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、変速機ケース2と、変速機ケース2の内部空間3内に配置された出力ギヤ6と、変速機ケース2の後端壁2aの外壁面2eにカバー部材13を固定するためのボルト17よりも外径側かつボルト17と径方向に重なる位置において出力ギヤ6を変速機ケース2に対して軸支する軸受18とを備える。そのため、変速機1の全長が長くなることを抑制しつつ、変速機ケース2の後端壁2aの外壁面2eに対してカバー部材13を締結することができる。
なお、上述の実施形態では、変速機ケースの後端壁の外壁面にセンターブレーキのカバー部材を固定するものを例に説明を行ったが、これに限定されない。例えば、変速機ケースの後端壁の外壁面に固定される部品は、センターブレーキのカバー部材以外の部品でもよい。また、例えば、変速機ケースの前端壁の外面に部品を固定するのでもよい。
本発明のギヤの支持構造は、変速機の全長が長くなることを抑制することができ、産業上の利用可能性は多大である。
1、101 変速機
2、102 変速機ケース
2a、102a 後端壁
2b 開口
2c 内周面
2d、102d ケース側雌ネジ部
2e、102e 外壁面
2f ボス部
2g 外周面
3 内部空間
4 外部空間
5 出力軸
5a 雄ネジ部
6 出力ギヤ
6a ハブ部
6b フランジ部
6c 歯部
6d 直線部
7 出力フランジ
7a 外周面
7b フランジ部
7c フランジ側貫通孔
8 ナット
9 オイルシール
10 センターブレーキ
11 ドラム部材
11a 円筒部
11b 円板部
11c ドラム側貫通孔
11d 内周面
12 ブレーキシュー
13、113 カバー部材
13a 固定部
13b シール部
13c カバー側貫通孔
13d 内周面
14 リーマボルト
15 内部空間
16 ブレーキライニング
17、117 ボルト
18、118 軸受
18a 外輪
18b 内輪
18c 転動体

Claims (2)

  1. 変速機のケースと、
    前記ケース内に配置されたギヤと、
    前記ケースの外面に部品を固定するためのボルトよりも外径側かつ前記ボルトと径方向に重なる位置において前記ギヤを前記ケースに対して軸支する軸受部材と、を備え
    前記ギヤは、前記変速機の出力軸に設けられた出力ギヤであり、
    前記部品は、前記出力軸に制動力を付与するセンターブレーキのカバー部材である、
    ギヤの支持構造。
  2. 前記軸受部材は、外輪、内輪および転動体を有する転がり軸受であり、
    前記外輪が前記ギヤと固定される、
    請求項に記載のギヤの支持構造。
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