JP6878646B2 - 外力表示機能を有するロボットシステム及び処理装置 - Google Patents

外力表示機能を有するロボットシステム及び処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6878646B2
JP6878646B2 JP2020050075A JP2020050075A JP6878646B2 JP 6878646 B2 JP6878646 B2 JP 6878646B2 JP 2020050075 A JP2020050075 A JP 2020050075A JP 2020050075 A JP2020050075 A JP 2020050075A JP 6878646 B2 JP6878646 B2 JP 6878646B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external force
robot
unit
force
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020050075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020093385A (ja
Inventor
尚 大島
尚 大島
啓太 前田
啓太 前田
知之 山本
知之 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP2020050075A priority Critical patent/JP6878646B2/ja
Publication of JP2020093385A publication Critical patent/JP2020093385A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6878646B2 publication Critical patent/JP6878646B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、外力表示機能を有するロボットシステムに関する。本発明はまた、外力表示機能を有する処理装置に関する
ロボットが受ける接触力を検出する力センサを備えたロボットシステムは知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載のロボットシステムでは、多関節ロボットに力センサが取り付けられ、力センサの現在出力から推定内力及び力補正量を減算して、ロボットアームが外部環境に接触する接触力を算出している。このロボットシステムは、接触力が所定値を超えたときにロボットアームを停止させる構成を有する。
また、作業ツールとワークとの間に働く力を検出する力検出部と、力検出部が検出した力を表示する表示部とを備えたロボットシステムは知られている(例えば特許文献2参照)。特許文献2に記載のロボットシステムでは、ロボットアームに力センサが取り付けられ、力センサが検出した作業ツールとワークとの間に働く力を、ワーク表面の力の作用点又はその近傍を原点とする線分又は線分状(例えばベクトル状)の図形として表示部に表示している。
特開2015−171747号公報 特開2017−001122号公報
ロボットに加わる外力を検出して表示するシステム構成において、検出した外力の大きさ及び方向を視覚で認識できるだけでなく直感的に判定できるように画像化して表示することが望まれている。
本開示の一態様は、ロボットと、ロボットに加わる外力を検出する検出部と、検出部が検出した外力の大きさ及び方向を三次元直交座標系の情報に基づき座標値に変換する変換部と、変換部が得た座標値を用いて、外力の大きさ及び方向を、三次元直交座標系の配置に応じて定まる立体図形で表す力モデル画像を生成する画像生成部と、画像生成部が生成した力モデル画像を三次元表示する表示部と、を備え、力モデル画像は、画像生成部が生成した三次元距離画像の一部分として表示されるロボットシステムである。
本開示の他の態様は、ロボットに加わる外力を取得する外力取得部と、外力取得部が取得した外力の大きさ及び方向を三次元直交座標系の情報に基づき座標値に変換する変換部と、変換部が得た座標値を用いて、外力の大きさ及び方向を、三次元直交座標系の配置に応じて定まる立体図形で表す力モデル画像を生成する画像生成部と、画像生成部が生成した力モデル画像を三次元表示処理する表示処理部と、を含み、力モデル画像は、画像生成部が生成した三次元距離画像の一部分として表示される処理装置である。
本開示のさらなる他の態様は、ロボットと、ロボットに加わる外力を検出する検出部と、検出部が検出した外力の1つの大きさ及び1つの方向を三次元直交座標系の情報に基づき座標値に変換する変換部と、変換部が得た座標値を用いて、外力の1つの大きさ及び1つの方向を、三次元直交座標系の配置に応じて定まる立体図形で表す力モデル画像を生成する画像生成部と、画像生成部が生成した力モデル画像を三次元表示する表示部と、を備えるロボットシステムである。
本開示のまたさらなる他の態様は、ロボットに加わる外力を取得する外力取得部と、外力取得部が取得した外力の1つの大きさ及び1つの方向を三次元直交座標系の情報に基づき座標値に変換する変換部と、変換部が得た座標値を用いて、外力の1つの大きさ及び1つの方向を、三次元直交座標系の配置に応じて定まる立体図形で表す力モデル画像を生成する画像生成部と、画像生成部が生成した力モデル画像を三次元表示処理する表示処理部と、を含む処理装置である。
一態様に係るロボットシステムは、検出部が検出した外力の大きさ及び方向を、変換部が三次元直交座標系の座標値に変換し、画像生成部がこの座標値を用いて、外力の大きさ及び方向を図形で表す力モデル画像を生成し、表示部が力モデル画像を三次元表示するように構成したから、力モデル画像の視認者は、ロボットに加わる外力の大きさ及び方向を視覚で認識できるだけでなく、どの程度の外力がどういう方向へ加わっているかを直感的に判定することができる。
他の態様に係る処理装置は、上記したロボットシステムの効果と同等の効果を奏する。
一態様に係るロボットシステムの構成を示す機能ブロック図である。 一実施形態によるロボットシステムを模式的に示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の他の例を示す図である。 表示画面のさらに他の例を示す図である。 表示画面のさらに他の例を示す図である。 他の実施形態によるロボットシステムを示す機能ブロック図である。 他の態様に係る処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 一実施形態による処理装置を示す機能ブロック図である。 示操作盤の構成を示す機能ブロック図である。 一形態による教示操作盤を模式的に示す図である。 の形態による教示操作盤を示す機能ブロック図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施の形態を説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図1は、本開示の一態様に係るロボットシステム10の構成を機能ブロックで示す。ロボットシステム10は、ロボット12と、ロボット12に加わる外力Fを検出する検出部14と、検出部14が検出した外力Fの大きさ及び方向を三次元直交座標系の座標値Cに変換する変換部16と、変換部16が得た座標値Cを用いて、外力Fの大きさ及び方向を図形で表す力モデル画像Ifを生成する画像生成部18と、画像生成部18が生成した力モデル画像Ifを三次元表示する表示部20とを備える。
ロボット12は、多関節型、ガントリ型、パラレルリンク型等の、公知の種々の機構部から適宜選択した機構部(ロボットアームとも称する)を備え、機構部の先端に取り付けたハンドや工具等のエンドエフェクタを用いて、対象物に対しハンドリング、加工等の種々の作業を実行することができる。検出部14は、ロボット12に設置される所望個数の力センサ、加速度センサ等のセンサ類や、ロボット12の所望の動作軸の負荷等を検出する検出回路等から構成できる。検出部14は、ロボット12に加わる外力Fを例えば三次元直交座標系の各軸方向の分力として検出する構成を有することもできる。なお本開示において、ロボット12や検出部14の構成は特に限定されない。
変換部16は、例えば電算機のCPU(中央処理装置)等の演算処理装置の一機能(ハードウェア)として構成できる。或いは変換部16は、例えば電算機のCPU等の演算処理装置を機能させるためのソフトウェアとして構成できる。変換部16は、検出部14が検出した外力Fのデータから外力Fの大きさ及び方向を抽出し、それら大きさ及び方向を、三次元直交座標系の座標値C(fx、fy、fz)に変換する演算を実行する。変換部16が得る座標値Cは、表示部20への表示に適した力モデル画像Ifを生成するために用いられるものであって、その三次元直交座標系としては、表示部20に設定される座標系を採用できる。
画像生成部18は、例えば電算機のCPU(中央処理装置)等の演算処理装置の一機能(ハードウェア)として構成できる。或いは画像生成部18は、例えば電算機のCPU等の演算処理装置を機能させるためのソフトウェアとして構成できる。画像生成部18は、変換部16が得た座標値C(fx、fy、fz)を用いて、画像視認者が外力Fの大きさ及び方向を直感的に判定できるような単一の立体図形を作画し、この立体図形で表現される力モデル画像Ifを生成する。力モデル画像Ifの立体図形の一例として、後述する円錐状の図形を挙げることができる。円錐状の力モデル画像Ifの場合、画像生成部18は、座標値Cの三次元直交座標系の原点を円錐の底面の中心に置き、座標値Cで示される外力Fの大きさと方向とをそれぞれ、円錐の底面中心から頂点に至る距離と方向とで表現した力モデル画像Ifを生成できる。なお、力モデル画像Ifが表す「外力Fの大きさ」とは、外力Fの数値自体ではなく、外力Fの大きさの程度(例えば所定の外力制限値に対する割合)を意味する。
表示部20は、LCD(液晶ディスプレイ)、OLED(有機ELディスプレイ)等の表示装置と、表示装置の画面に画像を表示するためのデータ処理を行う表示処理部とを有することができる。表示部20は、画像生成部18が生成した力モデル画像Ifを表示装置の画面に三次元表示する。なお、本開示において「三次元表示」とは、例えば、奥行きを表現する三次元距離画像を表示すること、画像の回転等によって画像視認者が三次元情報を確認できるように表示すること、等を含む。
図2は、上記したロボットシステム10の基本的構成を有する一実施形態によるロボットシステム22を模式的に示す。図2のロボットシステム22では、垂直多関節型の機構部を有するロボット12に検出部14が内蔵され、ロボット12を制御するロボットコントローラ24に変換部16及び画像生成部18の機能が付与されている。また、ロボットコントローラ24に可搬型の教示操作盤26が接続され、教示操作盤26に、表示装置及び表示処理部を含む表示部20が設けられている。なお、表示部20の表示処理部の機能をロボットコントローラ24に持たせることもできる。或いは、表示部20を、ロボットコントローラ24やその上位の制御装置(図示せず)に設けることもできる。ロボットコントローラ24は、ロボット12が遂行する作業に関わる種々の動作を制御でき、機構部の各軸の動作だけでなく、機構部先端に取り付けたエンドエフェクタ(図示せず)の動作も制御できる。
図3〜図6は、表示部20の表示画面28の例を示す。図示のように、表示部20は、力モデル画像Ifを、ロボット12の現在の姿勢を表すロボットモデル画像Irと共に三次元表示することができる。この構成では、画像生成部18(図1)は、力モデル画像Ifを生成することに加えて、ロボットモデル画像Irを生成することができる。表示部20は、力モデル画像If及びロボットモデル画像Irをカラー表示することができる。
図3〜図6に示す例では、画像生成部18が生成する力モデル画像Ifは、外力Fの大きさ及び方向を、球体Sの球面から中心に向かって先細る円錐状の図形で表すものである。図示の例では、画像生成部18は、奥行きを含む三次元距離画像の球体S及びロボットモデル画像Irを生成し、表示部20は、球体Sをロボットモデル画像Irに重ね合わせて表示している。図示の例では、球体Sはその中心がロボットモデル画像Irの中心にほぼ一致する位置に配置され、あたかも半透明の球体Sにロボット12(図2)が包囲されているように表示されている。
図3〜図6に示す例では、球体Sの球面の一部に円錐状の力モデル画像Ifの円形の底面が配置され、底面中心と球体Sの中心とを結ぶ線上に力モデル画像Ifの頂点が配置される。この表示形態で、力モデル画像Ifの底面中心から頂点に至る距離は、ロボット12に加わる外力F(図1)の大きさを表し、力モデル画像Ifの底面中心から頂点に向かう方向は、ロボット12に加わる外力Fの方向を表している。画像生成部18は、前述したように変換部16(図1)が得た座標値Cを用いて、まず、座標値Cで示される外力Fの方向が球体Sの球面から中心に向かう方向となるように、座標値Cの三次元直交座標系を球体S上に設定する。次いで画像生成部18は、球体Sの球面に配置された座標系原点を中心とする任意径の円を球面上に作画するとともに、この円を底面とし、かつ座標値Cで示される外力Fの大きさを座標系原点から頂点に至る距離で表現する円錐を作画することで、球体Sの一部分としての力モデル画像Ifを生成することができる。
図3〜図6に例示する力モデル画像Ifは、ロボット12の現在の姿勢を表すロボットモデル画像Irと共に表示部20に表示されるから、ロボット12に加わる外力Fの方向によっては、例えば図3に示すように、球体Sの球面上に力モデル画像Ifの底面だけが表示される状態が生じ得る。このような表示状態に対処し得るように、表示部20は、画面上で力モデル画像Ifを三次元方向に回転させる機能を有する。表示部20は、ロボットモデル画像Irを力モデル画像Ifと共に三次元方向に回転させることもできる。
例えば図4に示すように、図3の表示画面36内で上下に延びる鉛直軸線(不可視)を中心に力モデル画像If及びロボットモデル画像Irを回転させることで、円錐頂点を視認可能な力モデル画像Ifを表示できる。図3の画像から図4の画像への回転量を調整することで、表示部20に、外力Fの大きさをより正しく判定可能な力モデル画像Ifを表示できる。また、例えば図5に示すように、図4の表示画面36内で左右に延びる水平軸線(不可視)を中心に力モデル画像If及びロボットモデル画像Irを回転させることで、円錐頂点を別方向から視認可能な力モデル画像Ifを表示できる。図4の画像から図5の画像への回転量を調整することで、表示部20に、外力Fの方向をより正しく判定可能な力モデル画像Ifを表示できる。表示部20は、例えばオペレータの指示に従い、力モデル画像If及びロボットモデル画像Irをあらゆる三次元方向へ所望の角度に渡り回転できるように構成することができる。
上記したように画像生成部18は、外力Fの大きさを力モデル画像Ifの高さ(底面中心から頂点までの距離)によって表現できる。一例として、外力Fが大きくなるに従い、力モデル画像Ifの高さを高くすることができる。球体Sの半径は、画像視認者が力モデル画像Ifの高さの変化を容易に認識できるような寸法に設定できる。例えば球体Sの半径を、予め定めた外力制限値の100%に対応させることができる。また表示部20は、例えばオペレータの指示に従い、球体Sの半径を自在に変更できるように構成することもできる。なお、力モデル画像Ifに用いられる図形は、図示の円錐状の図形に限定されず、外力Fの大きさ及び方向を表現可能な様々な立体図形を採用できる。
画像生成部18は、球体Sの半径を零として、力モデル画像Ifを生成することもできる。この場合、例えば、表示部20に予め設定されたロボットモデル画像Irの三次元直交座標系の原点をロボットモデル画像Irの中心(つまり半径零の球体Sの中心)に配置し、この三次元直交座標系に座標値Cを適用して、ロボットモデル画像Irの中心から径方向外方を指し示すような立体図形を作画することで、外力Fの大きさ及び方向を表す力モデル画像Ifを生成できる。
画像生成部18は、外力Fの大きさに応じて異なる色の力モデル画像Ifを生成することができる。一例として、予め定めた外力制限値に対し、検出部14が検出した外力Fが、所定割合(例えば80%)以下の場合は、安全を示す色(例えば青色)の力モデル画像Ifを生成し、所定割合を超える場合は、危険を示す色(例えば赤色)の力モデル画像Ifを生成することができる。表示部20は、外力Fの大きさに応じた色で生成された力モデル画像Ifを三次元表示することができる。また表示部20は、球体Sを透明化することもできる。表示部20は、例えばオペレータの指示に従い、球体Sの透明度や色を自在に変更できるように構成することもできる。
図6に示すように、画像生成部18は、外力Fの大きさを表すグラフ画像30を生成することができる。図6の例では、グラフ画像30は、予め定めた外力制限値に対する外力Fの割合を表す棒グラフとして生成されている。また図6の例では、外力Fの大きさを表すグラフ画像30に加えて、ロボット12の動作軸に加わる負荷外力の大きさを表すグラフ画像32とモーメントの大きさを表すグラフ画像34とが、同様の棒グラフとして生成されている。表示部20は、力モデル画像Ifを三次元表示するとともに、同じ表示画面28内にグラフ画像30、32、34を表示することができる。
画像生成部18は、外力Fの大きさに応じて異なる色のグラフ画像30を生成することができる。一例として、予め定めた外力制限値に対し、検出部14が検出した外力Fが、所定割合(例えば80%)以下の場合は、安全を示す色(例えば緑色)のグラフ画像30を生成し、所定割合を超える場合は、危険を示す色(例えば赤色)のグラフ画像30を生成することができる。また外力Fの閾値を複数段階に設定して、やや危険を示す色(例えば黄色)のグラフ画像30を生成することもできる。表示部20は、外力Fの大きさに応じた色で生成されたグラフ画像30を表示することができる。表示部20は、例えばオペレータの指示に従い、外力Fの閾値やグラフ画像30の色を自由に設定できるように構成することもできる。グラフ画像32、34についてもグラフ画像30と同様に構成できる。
上記構成を有するロボットシステム10、22は、検出部14が検出した外力Fの大きさ及び方向を、変換部16が三次元直交座標系の座標値Cに変換し、画像生成部18がこの座標値Cを用いて、外力Fの大きさ及び方向を図形で表す力モデル画像Ifを生成し、表示部20が力モデル画像Ifを三次元表示するように構成したから、力モデル画像Ifの視認者は、ロボット12に加わる外力Fの大きさ及び方向を視覚で認識できるだけでなく、どの程度の外力Fがどういう方向へ加わっているかを直感的に判定することができる。
例えばロボットシステム10、22が、人との協働作業を安全に実施できるロボット(いわゆる協働ロボット)12を備える場合、一般に、検出部14が検出した外力Fが所定の外力制限値を超えたときにロボット12を強制停止させることで人の安全を確保するシステム構成が採用される。この構成において、ロボット12を停止後に再稼働させるためには、停止の要因となった外力Fを特定するとともに外力Fの原因を除去する必要がある。外力Fを特定するには、ロボット12が停止したときにロボット12に加わっていた外力Fの方向を知ることが有用である。ロボットシステム10、22によれば、力モデル画像Ifの視認者(例えばロボットシステム10、22のオペレータ)が、どの程度の外力Fがどういう方向へ加わっているかを直感的に判定できるから、ロボット12の停止後に外力Fを特定してその原因を迅速に除去でき、ロボットシステム10、22の復旧や再構築の工数を削減して作業効率低下を回避することができる。
表示部20が力モデル画像Ifをロボットモデル画像Irと共に三次元表示する構成とすることで、視認者は、どの程度の外力Fがロボット12に対してどの方向へ加わっているかを一層確実に判定することができる。また、力モデル画像Ifを球体Sの球面から中心に向かう円錐状の図形を用いて生成する構成とすれば、視認者は、ロボット12に対し外部からの力(つまり外力F)が円錐の先細り方向へロボット12を押すように加わっていることを、容易に直感的に判定できる。さらに、外力Fの大きさに応じて異なる色の力モデル画像Ifを表示することで、直感的判定を一層容易にすることができる。
図7は、前述したロボットシステム10の基本的構成を有する他の実施形態によるロボットシステム40を機能ブロックで示す。ロボットシステム40の構成要素のうち、ロボットシステム10の構成要素に対応するものについては、共通の参照符号を付してその説明を適宜省略する。
ロボットシステム40は、検出部14が検出した外力Fの大きさを予め定めた閾値と比較して、外力Fの大きさが閾値を超えたときに力モデル画像Ifを表示部20に表示させる表示制御部42を備える。表示制御部42は、例えば電算機のCPU(中央処理装置)等の演算処理装置の一機能(ハードウェア)として構成したり、同演算処理装置を機能させるためのソフトウェアとして構成したりすることができる。図2のロボットシステム22では、ロボットコントローラ24又は教示操作盤26に表示制御部42の機能を持たせることができる。表示制御部42は、外力Fの大きさが閾値を超えるまでは力モデル画像Ifを表示部20に表示させず、外力Fの大きさが閾値を超えたときに初めて力モデル画像Ifを表示部20に表示させるとともに、その表示状態を維持するように構成できる。この構成により、力モデル画像Ifの三次元表示に関わる演算負荷を軽減できる。
表示制御部42が用いる外力Fの閾値は、例えば、予め定めた外力制限値の50%〜100%の範囲で設定できる。外力Fの閾値が外力制限値の100%に相当する構成(つまり閾値=制限値)では、例えばロボットシステム40が前述した協働ロボット12を備える場合に、外力Fが所定の外力制限値を超えてロボット12を強制停止させた瞬間の、外力Fの大きさと方向とを表す力モデル画像Ifが表示部20に表示され、その表示状態が維持されるように構成できる。この構成によれば、例えばロボットシステム40のオペレータは、ロボット12が停止した後に表示部20の力モデル画像Ifを視認することで、ロボット12の停止の要因となった外力Fの大きさ及び方向を判定でき、システム復旧作業を迅速に行うことができる。
ロボットシステム40は、検出部14が検出した外力Fの大きさを予め定めた外力制限値と比較して、外力Fの大きさが外力制限値を超えたときにロボット12を停止するロボット制御部44を備える。ロボット制御部44は、例えば電算機のCPU(中央処理装置)等の演算処理装置の一機能(ハードウェア)として構成したり、同演算処理装置を機能させるためのソフトウェアとして構成したりすることができる。図2のロボットシステム22では、ロボットコントローラ24にロボット制御部44の機能を持たせることができる。例えばロボットシステム40が前述した協働ロボット12を備える場合に、ロボット制御部44は、外力Fが所定の外力制限値を超えたときにロボット12を強制停止させる。なおロボットシステム40は、表示制御部42とロボット制御部44との少なくとも一方を備えることができる。
ロボットシステム40において、表示部20は、図6に示すように、ロボット12の停止を視覚的に報知するための停止報知欄46を有することができる。停止報知欄46には、例えば、ロボット12が正常動作している間は、安全を示す色(例えば緑色)と文字(例えばSAFE)とを表示でき、ロボット12が強制停止したときは、危険を示す色(例えば赤色)と文字(例えばSTOP)とを表示できる。
図8は、本開示の他の態様に係る処理装置50の構成を機能ブロックで示す。処理装置50は、前述したロボットシステム10、22における力モデル画像Ifの三次元表示処理の機能を担うことができるものであって、ロボットシステム10、22の構成要素に対応する構成要素については、共通の参照符号を付してその説明を適宜省略する。
処理装置50は、ロボット12に加わる外力Fを取得する外力取得部52と、外力取得部52が取得した外力Fの大きさ及び方向を三次元直交座標系の座標値Cに変換する変換部16と、変換部16が得た座標値Cを用いて、外力Fの大きさ及び方向を図形で表す力モデル画像Ifを生成する画像生成部18と、画像生成部18が生成した力モデル画像Ifを三次元表示処理する表示処理部54とを含む。処理装置50は、例えば電算機のCPU(中央処理装置)等の演算処理装置として構成でき、外力取得部52、変換部16、画像生成部18及び表示処理部54はそれぞれ、処理装置50の一機能(ハードウェア)として構成したり処理装置50を機能させるためのソフトウェアとして構成したりすることができる。また処理装置50の外力取得部52、変換部16、画像生成部18及び表示処理部54の機能を、物理的に異なる複数の処理装置に分担させることもできる。
外力取得部52は、ロボットシステム10、22において検出部14が検出したロボット12に加わる外力Fを、検出部14から取得することができる。変換部16及び画像生成部18は、ロボットシステム10、22における変換部16及び画像生成部18に相当する機能を有する。表示処理部54は、ロボットシステム10、22が備える表示部20に力モデル画像Ifを三次元表示させることができる。
図3〜図6を参照して説明したように、処理装置50において、画像生成部18は、ロボット12の現在の姿勢を表すロボットモデル画像Irを生成することができ、表示処理部54は、力モデル画像Ifをロボットモデル画像Irと共に三次元表示処理することができる。また、画像生成部18が生成する力モデル画像Ifは、外力Fの大きさ及び方向を球体Sの球面から中心に向かう円錐状の図形で表すものとすることができる。また、画像生成部18は、外力Fの大きさに応じて異なる色の力モデル画像Ifを生成することができる。また、画像生成部18は、外力Fの大きさを表すグラフ画像30を生成することができ、表示処理部54は、力モデル画像Ifを三次元表示処理するとともにグラフ画像30を表示処理することができる。
図9は、前述した処理装置50の基本的構成を有する一実施形態による処理装置60を機能ブロックで示す。処理装置60の構成要素のうち、処理装置50の構成要素に対応するものについては、共通の参照符号を付してその説明を適宜省略する。処理装置60は、前述したロボットシステム40における力モデル画像Ifの三次元表示処理の機能を担うことができるものである。
処理装置60は、外力取得部52が取得した外力Fの大きさを予め定めた閾値と比較する比較部62をさらに含む。表示処理部54は、外力Fの大きさが閾値を超えたときに力モデル画像Ifを三次元表示処理する。比較部62は、処理装置60の一機能(ハードウェア)として構成したり処理装置60を機能させるためのソフトウェアとして構成したりすることができる。表示処理部54は、例えば前述したロボットシステム40の表示制御部42の制御により、外力Fの大きさが閾値を超えるまでは力モデル画像Ifを表示部20に表示させず、外力Fの大きさが閾値を超えたときに初めて力モデル画像Ifを表示部20に表示させるとともに、その表示状態を維持するように、三次元表示処理を実行できる。この構成により、力モデル画像Ifの三次元表示に関わる演算負荷を軽減できる。
上記構成を有する処理装置50、60は、前述したロボットシステム10、22、40の効果と同等の効果を奏する。
図10は、教示操作盤70の構成を機能ブロックで示す。教示操作盤70は、前述したロボットシステム10、22、40における力モデル画像Ifの三次元表示機能を担うことができるものであって、ロボットシステム10、22、40の構成要素に対応する構成要素については、共通の参照符号を付してその説明を適宜省略する。
教示操作盤70は、ロボット12に加わる外力Fの大きさ及び方向を図形で表す力モデル画像Ifを、三次元表示する表示部20を備える。表示部20は、ロボットシステム10、22、40における表示部20に相当する機能を有する。表示部20は、ロボットシステム10、22、40における画像生成部18が生成した力モデル画像If、或いは前述した処理装置50、60における表示処理部54が処理した力モデル画像Ifを、表示画面に三次元表示することができる。
図11は、上記した教示操作盤70の基本的構成を有する一形態による教示操作盤72を模式的に示す。教示操作盤72は、例えばロボットシステム10、22、40のオペレータがロボット12を操作するために用いる可搬型のユーザインタフェース装置であって、操作指示を入力するための種々の入力キー74やロボット12の状態を表示するための表示画面28等を有する。
図12は、前述した教示操作盤70の基本的構成を有する他の形態による教示操作盤80を機能ブロックで示す。教示操作盤80の構成要素のうち、教示操作盤70の構成要素に対応するものについては、共通の参照符号を付してその説明を適宜省略する。
教示操作盤80は、力モデル画像Ifを三次元方向に回転させるための入力操作部82を備える。図11の教示操作盤72においては、入力キー74の一部や、表示画面28がタッチ入力機能を有する場合は表示画面28の一部に、入力操作部82の機能を持たせることができる。図3〜図5を参照して説明したように、教示操作盤80において、例えばロボットシステム10、22、40のオペレータが入力操作部82を操作して、力モデル画像Ifを所望の三次元方向へ回転させることで、外力Fの大きさや方向を視覚により判定可能な力モデル画像Ifを表示部20に表示させることができる。
上記構成を有する教示操作盤70、72、80は、前述したロボットシステム10、22、40の効果と同等の効果を奏する。
以上、種々の実施形態の構成を図面に基づいて説明したが、本開示は上述した構成に限定されず、様々な修正を施すことができるものである。
10、22、40 ロボットシステム
12 ロボット
14 検出部
16 変換部
18 画像生成部
20 表示部
26、70、72、80 教示操作盤
42 表示制御部
44 ロボット制御部
50、60 処理装置
52 外力取得部
54 表示処理部
62 比較部
82 入力操作部

Claims (4)

  1. ロボットと、
    前記ロボットに加わる外力を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した前記外力の大きさ及び方向を三次元直交座標系の情報に基づき座標値に変換する変換部と、
    前記変換部が得た前記座標値を用いて、前記外力の前記大きさ及び前記方向を、前記三次元直交座標系の配置に応じて定まる立体図形で表す力モデル画像を生成する画像生成部と、
    前記画像生成部が生成した前記力モデル画像を三次元表示する表示部と、
    を備え
    前記力モデル画像は、前記画像生成部が生成した三次元距離画像の一部分として表示されるロボットシステム。
  2. ロボットに加わる外力を取得する外力取得部と、
    前記外力取得部が取得した前記外力の大きさ及び方向を三次元直交座標系の情報に基づき座標値に変換する変換部と、
    前記変換部が得た前記座標値を用いて、前記外力の前記大きさ及び前記方向を、前記三次元直交座標系の配置に応じて定まる立体図形で表す力モデル画像を生成する画像生成部と、
    前記画像生成部が生成した前記力モデル画像を三次元表示処理する表示処理部と、
    を含み、
    前記力モデル画像は、前記画像生成部が生成した三次元距離画像の一部分として表示される処理装置。
  3. ロボットと、
    前記ロボットに加わる外力を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した前記外力の1つの大きさ及び1つの方向を三次元直交座標系の情報に基づき座標値に変換する変換部と、
    前記変換部が得た前記座標値を用いて、前記外力の前記1つの大きさ及び前記1つの方向を、前記三次元直交座標系の配置に応じて定まる立体図形で表す力モデル画像を生成する画像生成部と、
    前記画像生成部が生成した前記力モデル画像を三次元表示する表示部と、
    を備えるロボットシステム。
  4. ロボットに加わる外力を取得する外力取得部と、
    前記外力取得部が取得した前記外力の1つの大きさ及び1つの方向を三次元直交座標系の情報に基づき座標値に変換する変換部と、
    前記変換部が得た前記座標値を用いて、前記外力の前記1つの大きさ及び前記1つの方向を、前記三次元直交座標系の配置に応じて定まる立体図形で表す力モデル画像を生成する画像生成部と、
    前記画像生成部が生成した前記力モデル画像を三次元表示処理する表示処理部と、
    を含む処理装置。
JP2020050075A 2020-03-19 2020-03-19 外力表示機能を有するロボットシステム及び処理装置 Active JP6878646B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020050075A JP6878646B2 (ja) 2020-03-19 2020-03-19 外力表示機能を有するロボットシステム及び処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020050075A JP6878646B2 (ja) 2020-03-19 2020-03-19 外力表示機能を有するロボットシステム及び処理装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017077702A Division JP6748019B2 (ja) 2017-04-10 2017-04-10 外力表示機能を有するロボットシステム、処理装置及び教示操作盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020093385A JP2020093385A (ja) 2020-06-18
JP6878646B2 true JP6878646B2 (ja) 2021-05-26

Family

ID=71084370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020050075A Active JP6878646B2 (ja) 2020-03-19 2020-03-19 外力表示機能を有するロボットシステム及び処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6878646B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2915478B2 (ja) * 1990-03-30 1999-07-05 株式会社東芝 マスタスレーブマニピュレータ
JPH08287291A (ja) * 1995-04-13 1996-11-01 Fanuc Ltd 画像表示方式
JP2006000977A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 National Univ Corp Shizuoka Univ ロボット環境間力作用状態呈示装置
JP5203037B2 (ja) * 2008-05-09 2013-06-05 アズビル株式会社 教示装置及び教示方法
JP6088583B2 (ja) * 2015-06-08 2017-03-01 ファナック株式会社 ロボットと力の表示機能を備えたロボット制御装置
JP2017030059A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 セイコーエプソン株式会社 ロボット制御装置、ロボットおよびロボットシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020093385A (ja) 2020-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6748019B2 (ja) 外力表示機能を有するロボットシステム、処理装置及び教示操作盤
EP3342545A1 (en) Robot system
US9857962B2 (en) Robot operation apparatus and robot operation program product
TWI654055B (zh) Robot operating device and robot operating program
US6222465B1 (en) Gesture-based computer interface
US20190389066A1 (en) Visualization and modification of operational bounding zones using augmented reality
JP6642054B2 (ja) ロボット操作装置、及びロボット操作プログラム
JPWO2014013605A1 (ja) ロボットシミュレータ、ロボット教示装置およびロボット教示方法
US9501810B2 (en) Creating a virtual environment for touchless interaction
WO2016199736A1 (ja) 仮想空間位置指定方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体、および、装置
JP2021100788A (ja) ロボット操作装置、及びロボット操作プログラム
JP2018008347A (ja) ロボットシステムおよび動作領域表示方法
US20210349537A1 (en) Remote control of a device via a virtual interface
JP2016082411A (ja) ヘッドマウントディスプレイ、画像表示方法及びプログラム
KR20230002252A (ko) 다자유도 로봇의 충돌감지 경계값 튜닝 시스템, 방법 및 그래픽 사용자 인터페이스
Bier et al. A full-dimensional robot teleoperation platform
JP6878646B2 (ja) 外力表示機能を有するロボットシステム及び処理装置
JP2011125991A (ja) 生活支援ロボットアームの操作トレーニング装置
JP7167518B2 (ja) 制御装置、ヘッドマウントディスプレイおよびロボットシステム
KR20150038055A (ko) 수치 제어 시스템 및 수치 제어 데이터 생성 방법
JP2017052031A (ja) ロボット操作装置、ロボット操作方法
CN108145702B (zh) 用于设置边界面的设备和设置边界面的方法
WO2018147359A1 (ja) ロボット制御方法およびロボット
US11449146B2 (en) Interactive holographic human-computer interface
JP6601201B2 (ja) ロボット操作装置、及びロボット操作プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200319

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6878646

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150