JP6877970B2 - 液体吐出ヘッド及び液体吐出方法 - Google Patents
液体吐出ヘッド及び液体吐出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6877970B2 JP6877970B2 JP2016230099A JP2016230099A JP6877970B2 JP 6877970 B2 JP6877970 B2 JP 6877970B2 JP 2016230099 A JP2016230099 A JP 2016230099A JP 2016230099 A JP2016230099 A JP 2016230099A JP 6877970 B2 JP6877970 B2 JP 6877970B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- discharge port
- pressure chamber
- discharge
- flow path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/05—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers produced by the application of heat
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
本発明は液滴のテール長を短縮化することが可能な液体吐出ヘッドと液体吐出方法を提供することを目的とする。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態の例を説明する。ただし、以下の記載は本発明の範囲を限定するものではない。
本適用例及び実施形態は、インク等の液体をタンクと液体吐出ヘッド間で循環させる形態のインクジェット記録装置(記録装置)であるが、その他の形態であっても良い。例えばインクを循環せずに、液体吐出ヘッド上流側と下流側に2つのタンクを設け、一方のタンクから他方のタンクへインクを流すことで、圧力室内のインクを流動させる形態であっても良い。
また本適用例及び実施形態は被記録媒体の幅に対応した長さを有する、所謂ライン型ヘッドであるが、被記録媒体に対してスキャンを行いながら記録を行う、所謂シリアル型(ページワイド型)の液体吐出ヘッドにも本発明を適用できる。シリアル型の液体吐出ヘッドとしては、例えばブラックインク用、およびカラーインク用記録素子基板を各1つずつ搭載する構成があげられる。しかしこれに限らず、数個の記録素子基板を吐出口列方向に吐出口をオーバーラップさせるよう配置した、被記録媒体の幅よりも短い、短尺のラインヘッドを作成し、それを被記録媒体に対してスキャンさせる形態のものであっても良い。
以下、本発明を好適に適用可能な適用列について説明する。
(インクジェット記録装置の説明)
本発明の、液体を吐出する装置、特にはインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置1000(以下、記録装置とも称す)の概略構成を図1に示す。記録装置1000は被記録媒体2を搬送する搬送部1と、被記録媒体の搬送方向と略直交して配置されるライン型の液体吐出ヘッド3とを備え、複数の被記録媒体2を連続的もしくは間欠的に搬送しながら1パスで連続記録を行うライン型記録装置である。被記録媒体2はカット紙に限らず、連続したロール紙であってもよい。液体吐出ヘッド3はCMYKインクによる(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)フルカラー印刷が可能である。後述するようにインクを液体吐出ヘッドへ供給する供給路である液体供給手段と、メインタンクと、バッファタンク(図2参照)とが流体的に接続される。また、液体吐出ヘッド3には、液体吐出ヘッド3へ電力及び吐出制御信号を伝送する電気制御部が電気的に接続される。吐出ヘッド3内における液体経路及び電気信号経路については後述する。
図2は、本適用例の記録装置に適用される循環経路の1形態である第1の循環経路を示す模式図である。図2は液体吐出ヘッド3を、第1循環ポンプ(高圧側)1001、第1循環ポンプ(低圧側)1002、及びバッファタンク1003等に流体的に接続した図である。なお図2では、説明を簡略化するためにCMYKインクの内の一色のインクが流動する経路のみを示しているが、実際には4色分の循環経路が、液体吐出ヘッド3及び記録装置本体に設けられる。メインタンク1006と接続される、サブタンクとしてのバッファタンク1003はタンク内部と外部とを連通する大気連通口(不図示)を有し、インク中の気泡を外部に排出することが可能である。バッファタンク1003は、補充ポンプ1005とも接続されている。補充ポンプ1005はインクを吐出しての記録や吸引回復等、液体吐出ヘッドの吐出口からインクを吐出(排出)することによって液体吐出ヘッド3でインクが消費された際に、消費されたインク分をメインタンク1006からバッファタンク1003へ移送する。
2つの第1循環ポンプ1001,1002は、液体吐出ヘッド3の液体接続部111からインクを引き出してバッファタンク1003へ流す役割を有する。第1循環ポンプとしては定量的な送液能力を有する容積型ポンプが好ましい。具体的にはチューブポンプ、ギアポンプ、ダイヤフラムポンプ、シリンジポンプ等が挙げられるが、例えば一般的な定流量弁やリリーフ弁をポンプ出口に配して一定流量を確保する形態であっても用いることができる。液体吐出ヘッド3の駆動時には第1循環ポンプ(高圧側)1001及び第1循環ポンプ(低圧側)1002によって、それぞれ共通供給経路211、共通回収流路212内をある一定量のインクが流れる。この流量としては、液体吐出ヘッド3内の各記録素子基板10間の温度差が、記録画質に影響しない程度以上に設定することが好ましい。もっとも、あまりに大きな流量を設定すると、液体吐出ユニット300内の流路の圧損の影響により、各記録素子基板10で負圧差が大きくなり過ぎて画像の濃度ムラが生じてしまう。このため、各記録素子基板10間の温度差と負圧差を考慮しながら、流量を設定することが好ましい。
図3は、本適用例の記録装置に適用される循環経路のうち、上述した第1の循環経路とは異なる循環形態である第2の循環経路を示す模式図である。前述の第1の循環経路との主な相違点は以下の通りである。まず、負圧制御ユニット230を構成する2つの圧力調整機構が共に、負圧制御ユニット230よりも上流側の圧力を、所望の設定圧を中心として一定範囲内の変動で制御する機構(所謂「背圧レギュレーター」と同作用の機構部品)を有している。次に、第2循環ポンプ1004が負圧制御ユニット230の下流側を減圧する負圧源として作用するものである。さらに、第1循環ポンプ(高圧側)1001及び第1循環ポンプ(低圧側)1002が液体吐出ヘッド上流側に配置され、負圧制御ユニット230が液体吐出ヘッド下流側に配置されている。
第1の適用例に係る液体吐出ヘッド3の構成について説明する。図4(a)及び図4(b)は本適用例に係る液体吐出ヘッド3の斜視図である。液体吐出ヘッド3は各々がC/M/Y/Kの4色のインクを吐出可能な記録素子基板10が直線上に15個配列(インラインに配置)されたライン型の液体吐出ヘッドである。図4(a)に示すように、液体吐出ヘッド3には各記録素子基板10と、フレキシブル配線基板40および電気配線基板90を介して電気的に接続された信号入力端子91と電力供給端子92を備える。信号入力端子91及び電力供給端子92は記録装置1000の制御部と電気的に接続され、それぞれ、吐出駆動信号及び吐出に必要な電力を記録素子基板10に供給する。電気配線基板90内の電気回路によって配線を集約することで、信号出力端子91及び電力供給端子92の数を記録素子基板10の数に比べて少なくできる。これにより、記録装置1000に対して液体吐出ヘッド3を組み付ける時又は液体吐出ヘッドの交換時に取り外しが必要な電気接続部数が少なくて済む。図4(b)に示すように、液体吐出ヘッド3の両端部に設けられた液体接続部111は、記録装置1000の液体供給系と接続される。これによりCMYK4色のインクが記録装置1000の供給系から液体吐出ヘッド3に供給され、また液体吐出ヘッド3内を通ったインクが記録装置1000の供給系へ回収されるようになっている。このように各色のインクは、記録装置1000の経路と液体吐出ヘッド3の経路を介して循環可能である。
図9(a)に1つの吐出モジュール200の斜視図を、図9(b)にその分解図を示す。吐出モジュール200の製造方法としては、まず記録素子基板10及びフレキシブル配線基板40を、予め液体連通口31が設けられた支持部材30上に接着する。その後、記録素子基板10上の端子16と、フレキシブル配線基板40上の端子41とをワイヤーボンディングによって電気接続し、その後にワイヤーボンディング部(電気接続部)を封止材110で覆って封止する。フレキシブル配線基板40の記録素子基板10と反対側の端子42は、電気配線基板90の接続端子93(図5参照)と電気接続される。支持部材30は、記録素子基板10を支持する支持体であるとともに、記録素子基板10と流路部材210とを流体的に連通させる流路部材である為、平面度が高く、また十分に高い信頼性をもって記録素子基板と接合できるものが好ましい。材質としては例えばアルミナや樹脂材料が好ましい。
本適用例における記録素子基板10の構成について説明する。図10(a)は記録素子基板10の吐出口13が形成される側の面の平面図を示し、図10(b)は図10(a)のAで示した部分の拡大図を示し、図10(c)は図10(a)の裏面の平面図を示す。図10(a)に示すように、記録素子基板10の吐出口形成部材12に、各インク色に対応する4列の吐出口列が形成されている。なお、以後、複数の吐出口13が配列される吐出口列が延びる方向を「吐出口列方向」と呼称する。
図12は、隣り合う2つの吐出モジュールにおける、記録素子基板の隣接部を部分的に拡大して示す平面図である。図10に示すように、本適用例では略平行四辺形の記録素子基板を用いている。図12に示すように各記録素子基板10における吐出口13が配列される各吐出口列(14a〜14d)は、被記録媒体の搬送方向に対し一定角度傾くように配置されている。それによって記録素子基板10同士の隣接部における吐出口は、少なくとも1つの吐出口が被記録媒体の搬送方向にオーバーラップするようになっている。図12では、D線上の2つの吐出口が互いにオーバーラップ関係にある。このような配置によって、仮に記録素子基板10の位置が所定位置から多少ずれた場合でも、オーバーラップする吐出口の駆動制御によって、記録画像の黒スジや白抜けを目立たなくするようにすることができる。複数の記録素子基板10を千鳥配置ではなく、直線上(インライン)に配置することもできる。この場合も、図12のような構成により液体吐出ヘッド10の被記録媒体の搬送方向の長さの増大を抑えつつ、記録素子基板10同士のつなぎ部における黒スジや白抜け対策を行うことができる。なお、本適用例では記録素子基板の主平面は平行四辺形であるが、本発明はこれに限るものではなく、例えば長方形、台形、その他形状の記録素子基板を用いた場合でも、本発明の構成を好ましく適用することができる。
本発明の第2の適用例によるインクジェット記録装置1000及び液体吐出ヘッド3の構成を説明する。なお以降の説明においては、主として第1適用例と異なる部分のみを説明し、第1適用例と同様の部分については説明を省略する。
本発明の第2の適用例によるインクジェット記録装置を図13に示す。第2適用例の記録装置1000はCMYKのインクごとに対応した単色用の液体吐出ヘッド3を4つ並列配置させることで被記録媒体へフルカラー記録を行う点が第1適用例とは異なる。第1の適用例において1色あたりに使用できる吐出口列数が1列だったのに対し、本適用例2において1色あたりに使用できる吐出口列数は20列となっている(図19(a))。このため、記録データを複数の吐出口列に適宜振り分けて記録を行うことで、非常に高速な記録が可能となる。さらに、不吐になる吐出口があったとしても、その吐出口に対して被記録媒体の搬送方向に対応する位置にある、他列の吐出口から補間的に吐出を行うことで信頼性が向上し、商業印刷などに好適である。第1の適用例と同様に、各液体吐出ヘッド3に対して、記録装置1000の供給系、バッファタンク1003及びメインタンク1006(図2)が流体的に接続される。また、それぞれの液体吐出ヘッド3には、液体吐出ヘッド3へ電力及び吐出制御信号を伝送する電気制御部が電気的に接続される。
記録装置1000及び液体吐出ヘッド3間の液体循環経路としては、第1の適用例同様、図2または図3に示した第1および第2の循環経路を用いることができる。
(液体吐出ヘッド構造の説明)
本発明の第2の適用例に係る液体吐出ヘッド3の構造について説明する。図14(a)及び(b)は本適用例に係る液体吐出ヘッド3の斜視図である。液体吐出ヘッド3は液体吐出ヘッド3の長手方向に直線上に配列される16個の記録素子基板10を備え、1色のインクで記録が可能なインクジェット式のライン型記録ヘッドである。液体吐出ヘッド3は、第1の適用例同様、液体接続部111、信号入力端子91及び電力供給端子92を備える。しかしながら本適用例の液体吐出ヘッド3は、第1の適用例に比べて吐出口列が多いため、液体吐出ヘッド3の両側に信号出力端子91及び電力供給端子92が配置されている。これは記録素子基板10に設けられる配線部で生じる電圧低下や信号伝送遅れの低減のためである。
図19(a)に、1つの吐出モジュール200の斜視図を、図19(b)にその分解図を示す。第1適用例と異なり、記録素子基板10の複数の吐出口列方向に沿った両辺部(記録素子基板10の各長辺部)に複数の端子16がそれぞれ配置され、それに電気接続されるフレキシブル配線基板40も、1つの記録素子基板10に対して2枚配置されている。これは記録素子基板10に設けられる吐出口列数が20列あり、第1の適用例の8列よりも大幅に増加しているためである。即ち、端子16から、吐出口列に対応して設けられる記録素子15までの最大距離を短く抑制して、記録素子基板10内の配線部で生じる電圧低下や信号伝送遅れを低減することを目的としている。また支持部材30の液体連通口31は記録素子基板10に設けられ、全吐出口列を跨るように開口している。その他の点は、第1の適用例と同様である。
図20(a)は記録素子基板10の吐出口13が配される側の面の模式図、図20(c)は図20(a)の面の裏面を示す模式図である。図20(b)は図20(c)において、記録素子基板10の裏面側に設けられている蓋部材20を除去した場合の記録素子基板10の面を示す模式図である。図20(b)に示すように、記録素子基板10の裏面には吐出口列方向に沿って、液体供給路18と液体回収路19とが交互に設けられている。吐出口列数は第1の適用例よりも大幅に増加しているものの、第1の適用例との本質的な差異は、前述のように端子16が記録素子基板の吐出口列方向に沿った両辺部に配置されていることである。各吐出口列毎に一組の液体供給路18と液体回収路19が設けられていること、蓋部材20に、支持部材30の液体連通口31と連通する開口21が設けられていることなど、基本的な構成は第1の適用例と同様である。
(テール長の短化と吐出口寸法の関係)
図21は液体吐出ヘッドの内部を示しており、図21(a)は記録素子と流路を示す平面図、図21(b)は図21(a)のA−A線に沿った断面図である。記録素子基板10の基板11と吐出口形成部材12の間には、それぞれが吐出口13を備えた複数の圧力室23と、それぞれの圧力室23と連通した入口流路24a及び出口流路24bと、が設けられている。圧力室23は壁部材26で仕切られている。基板11には入口流路24aと連通した液体供給路18と、出口流路24bと連通した液体回収路19と、が設けられている。入口流路24aは液体供給路18の供給口17aで液体供給路18から分岐し、圧力室23に連通し、インクを圧力室23に供給する。出口流路24bは圧力室23に関し入口流路24aの反対側で圧力室23に連通し、吐出口13から吐出しなかったインクを、液体回収路19の回収口17bを介して、液体回収路19に排出する。
一方、吐出口13に突起部27が設けられている場合(パターン2,3)では、パターン1と比べてTthが低下している。特に突起部27の間隔が狭い場合(パターン3)、Tthの低下は顕著である。従って、テール長の短化につながり、サテライトの発生が抑制される。尚、詳細は後述するが、本実施形態では2本の突起部27の構成について説明したが、これに限らず、例えば1本の突起や3本以上の突起の場合についても本発明を適用可能である。2本の突起の場合と同様に突起部27の間隔が狭い方が(1本の場合は、突起部先端と、吐出口の当該先端部と対向する縁との間隔)テール長の短化につながり好ましい。
水準A)OH=12μm、H1=7μm、H2=5μm、Tth≒1.4μs
水準B)OH=12μm、H1=6μm、H2=6μm、Tth≒1.5μs
水準C)OH=12μm、H1=5μm、H2=7μm、Tth≒1.6μs
従って、図25はOHを12μmに固定し、入口流路24aの高さH2(または吐出口形成部材12の厚さH1)を変化させたときの大気連通時間Tthの変化を示している。水準A、B、Cの順にTthが増加している。従って、OHが一定の場合、入口流路24aの高さH2が低い方がより大気連通の時間Tthを小さくすることができる。入口流路24aの高さH2は7μm以下であることが好ましく、OHの半分以下であることが望ましい。吐出口13と記録素子15との間の距離OHは12μm以下であることが望ましい。
次に、大気連通時間Tthを低減するためのメカニズムについて説明する。
図26、27は、距離OHと気泡の大気連通位置との関係を示している。図26(a)はdzとz方向の定義を示している。dzは吐出口13を原点としたときに気泡が大気連通するz方向の位置を示し、記録素子15から離れる方向を正としている。従って、dzが正の場合、大気連通位置は吐出口部25の外部ないし吐出口13の外側にあり、dzが負の場合、大気連通位置は吐出口部25の内部ないし吐出口13の内側にある。
図26(b)では、横軸にOH、縦軸にdzを示している。吐出口13の形状が円形(パターン1)の場合、OHの低下に伴いdzが0に漸近する。つまり、OHが低下すると、吐出口13に近い位置で大気連通が発生する。その結果、図23で示すようにTthが低下する。吐出口13が突起部27を有している場合(パターン2,3)、OH≦12μmでdz>0であり、吐出口13の外側で大気連通が生じている。突起間隔が狭いパターン3の方がdzは大きく、その結果、Tthも同様に低下する。
ステップ1)発生した気泡Bは吐出口部25に進入し、吐出口部25の内部で成長する。それに伴い、気泡Bは吐出口形成部材12の壁面(吐出口部25の側面)の影響により、吐出口13中心(x=0)に向かう速度成分を持つ(図28(b)の矢印A参照)
ステップ2)気泡Bの成長に伴い、吐出口13の外部の大気Gは吐出インクにより、吐出口13中心から離れる方向に一時的に押し出される(図28(b)の矢印B参照)
ステップ3)気泡内部の負圧により、大気は吐出口13内部に引き込まれる(図28(c)の矢印D参照)
ステップ4)気泡内部の負圧により、気泡自体も吐出口部25の中心に向けて引き込まれ、インクの界面の力によりさらに吐出口部25の中心に向けて引き込まれる(図28(c)の矢印C参照)
その結果、大気Gと気泡Bは吐出口部25の内部で連通する傾向となる。吐出口部25の外部で気泡が大気と連通しにくく、Tthが遅くなる傾向になる。
特徴1)大気連通時間Tthの早期化
特徴2)吐出口部25の外側で気泡が大気と連通
特徴3)大気と連通する前の気泡は外側に拡がる
その結果、テール長が短化し、サテライトやミストが抑制され、高画質と高スループットの両立を図ることができる。
吐出口形状1〜6は以下の特徴を有する。
吐出口形状1:円形の吐出口
吐出口形状2:対称な2つの突起部27を有し、突起間隔の広い吐出口
吐出口形状3:対称な2つの突起部27を有し、突起間隔の狭い吐出口
吐出口形状4:対称な4つの突起部27を有し、突起間隔の広い吐出口
吐出口形状5:1つの突起部27を有し、突起と反対側の縁部との距離が広い吐出口
吐出口形状6:1つの突起部27を有し、突起と反対側の縁部との距離が狭い吐出口
吐出口形状2〜6はいずれも少なくとも1つの突起部27を有し、その突起部27が吐出口13の中心を通る直線上に位置している。吐出口形状2〜6のいずれも、吐出口形状1に比べてTthが小さい。さらに、吐出口形状2〜6のいずれもdzが正であり、吐出口部25の外側で大気連通が生じている。従って、吐出口形状2〜6はテール長を短くし、サテライトやミストを抑制することができるため、好ましい実施形態である。ただし、吐出口形状4は突起部27の数が多くなると、吐出口部25の流抵抗が増加し、吐出効率が悪化する。このため、突起部27は多過ぎない方が好ましい。一方、吐出口形状5、6は突起部27が1つであり、吐出口部25の流抵抗の観点からは好ましいが、吐出口形状が非対称となり、インクの液滴が傾いて飛翔しやすくなる。この観点からは吐出口13は対称な形状であることがより好ましい。従って、特に好ましい実施形態は、吐出口13の中心に関して対称の両側の位置に設けられた2つの突起部27を有する吐出口形状2、3である。Tthを早期化する観点では、突起部27が2つ、かつ対称な吐出口形状で、突起間隔の狭い吐出口形状3がさらに好ましい。
(流路と循環方向の関係)
図32は本発明の第2の実施形態を示す図であり、図32(a)は記録素子15と流路を示す平面図、図32(b)は図32(a)のA−A線に沿った断面図である。循環流が吐出口13の突起部27と平行な方向に流れている。図21に示す第1の実施形態と比べて、回収路列が供給路列の片側だけに設けられている点が異なり、その他は同じであるため、詳細については第1の実施形態を参照されたい。
また突起部27の形状ばらつきや変形により吐出される液滴の飛翔方向がよれる場合がある。この点を考慮すると、液体吐出ヘッド3に対して被記録媒体の相対移動方向と突起部27の延在方向とが沿う(より好ましくは平行)ことが好ましい。このような構成にすることで、突起部27の変形等で液滴の飛翔方向がよれたとしても、記録される画像への影響が軽減されるためである。
15 記録素子
25 吐出口部
B 気泡
G 大気
Claims (12)
- 液体を吐出するために利用される熱エネルギーを発生させる記録素子と、前記記録素子を内部に備える圧力室と、液体を吐出する吐出口と、前記吐出口と前記圧力室とを連通する吐出口部と、前記圧力室に連通し、液体を前記圧力室に供給する液体供給路と、前記圧力室に関し前記液体供給路の反対側で前記圧力室に連通し、前記液体を回収する液体回収路と、を有し、
前記熱エネルギーによって前記圧力室内に気泡が発生し、発生した前記気泡が前記吐出口部の内部に進入し、前記気泡の圧力により液体が前記吐出口から吐出する液体吐出ヘッドであって、
前記吐出口は、当該吐出口の中心に向かって突き出す2つの突起部を有し、前記2つの突起部は前記中心を通る直線上に位置し、前記中心に関して両側に設けられ、前記直線は前記液体供給路と前記液体回収路を結ぶ流路軸に対し45度以上の角度をなし、
前記吐出口部の内部に進入した気泡が前記吐出口の外側で大気と連通する、液体吐出ヘッド。 - 液体を吐出するために利用される熱エネルギーを発生させる記録素子と、前記記録素子を内部に備える圧力室と、液体を吐出する吐出口と、前記吐出口と前記圧力室とを連通する吐出口部と、前記圧力室に連通し、液体を前記圧力室に供給する液体供給路と、前記圧力室に関し前記液体供給路の反対側で前記圧力室に連通し、前記液体を回収する液体回収路と、を有し、
前記熱エネルギーによって前記圧力室内に気泡が発生し、前記気泡が前記吐出口部の内部に進入し、前記気泡の圧力により液体が前記吐出口から吐出する液体吐出ヘッドであって、
前記吐出口は、当該吐出口の中心に向かって突き出す2つの突起部を有し、前記2つの突起部は前記中心を通る直線上に位置し、前記中心に関して両側に設けられ、前記直線は前記液体供給路と前記液体回収路を結ぶ流路軸に対し45度以上の角度をなし、
前記吐出口部の内部に進入した前記気泡の少なくとも一部が、前記吐出口部の中心から側壁に向かう速度成分を有する、液体吐出ヘッド。 - 前記吐出口と前記記録素子との間の距離が12μm以下である、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記圧力室の底面と垂直な方向における前記液体供給路の高さは7μm以下である、請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記吐出口の開口面積は100μm2以上である、請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記圧力室の底面と垂直な方向における前記液体供給路の高さは、前記吐出口と前記記録素子との間の距離の半分以下である、請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記直線と前記流路軸は互いに交差する、請求項1から6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記吐出口部の内部に進入した気泡が前記吐出口の外側で大気と連通する、請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記圧力室内の液体は当該圧力室の外部との間で循環される、請求項1から8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 液体を吐出するために利用される熱エネルギーを発生させる記録素子と、前記記録素子を内部に備える圧力室と、前記圧力室に連通し、液体を前記圧力室に供給する液体供給路と、前記圧力室に関し前記液体供給路の反対側で前記圧力室に連通し、前記液体を回収する液体回収路と、を有する液体吐出ヘッドを用いた液体吐出方法であって、
前記記録素子によって液体に気泡を発生させることと、
発生した前記気泡の圧力により、液体を前記記録素子と対向する位置に設けられた吐出口から吐出させることと、
前記気泡を前記吐出口の外側で大気と連通させることと、を有し、
前記吐出口は、当該吐出口の中心に向かって突き出す2つの突起部を有し、前記2つの突起部は前記中心を通る直線上に位置し、前記中心に関して両側に設けられ、前記直線は前記液体供給路と前記液体回収路を結ぶ流路軸に対し45度以上の角度をなす、液体吐出方法。 - 液体を吐出するために利用される熱エネルギーを発生させる記録素子と、前記記録素子を内部に備える圧力室と、液体を吐出する吐出口と、前記吐出口と前記圧力室とを連通する吐出口部と、前記圧力室に連通し、液体を前記圧力室に供給する液体供給路と、前記圧力室に関し前記液体供給路の反対側で前記圧力室に連通し、前記液体を回収する液体回収路と、を有する液体吐出ヘッドであって、前記吐出口は、当該吐出口の中心に向かって突き出す2つの突起部を有し、前記2つの突起部は前記中心を通る直線上に位置し、前記中心に関して両側に設けられ、前記直線は前記液体供給路と前記液体回収路を結ぶ流路軸に対し45度以上の角度をなす液体吐出ヘッドを用いた液体吐出方法であって、
前記記録素子によって液体に気泡を発生させることと、
発生した前記気泡を前記吐出口部の内部に進入させることと、
発生した前記気泡の圧力により、液体を前記吐出口から吐出させることと、を有し、
前記吐出口部の内部に進入した前記気泡の少なくとも一部が、前記吐出口部の中心から側壁に向かう速度成分を有する、液体吐出方法。 - 液体を吐出するために利用される熱エネルギーを発生させる記録素子と、前記記録素子を内部に備える圧力室と、液体を吐出する吐出口と、前記吐出口と前記圧力室とを連通する吐出口部と、前記圧力室に連通し、液体を前記圧力室に供給する液体供給路と、前記圧力室に関し前記液体供給路の反対側で前記圧力室に連通し、前記液体を回収する液体回収路と、を有する液体吐出ヘッドであって、前記吐出口は、当該吐出口の中心に向かって突き出す2つの突起部を有し、前記2つの突起部は前記中心を通る直線上に位置し、前記中心に関して両側に設けられ、前記直線は前記液体供給路と前記液体回収路を結ぶ流路軸に対し45度以上の角度をなす液体吐出ヘッドを用いた液体吐出方法であって、
前記記録素子によって液体に気泡を発生させることと、
発生した前記気泡を前記吐出口部の内部に進入させることと、
発生した前記気泡の圧力により、前記吐出口部にある液体を前記吐出口から吐出させることと、を有し、
前記吐出口部の内部に進入した気泡が前記吐出口の外側で大気と連通する、液体吐出方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15/396,002 US10195848B2 (en) | 2016-01-08 | 2016-12-30 | Liquid discharge head and liquid discharge method |
CN201710009956.1A CN107009744B (zh) | 2016-01-08 | 2017-01-06 | 液体排出头和液体排出方法 |
CN201911089305.3A CN110978793A (zh) | 2016-01-08 | 2017-01-06 | 液体排出头 |
US16/222,727 US10603910B2 (en) | 2016-01-08 | 2018-12-17 | Liquid discharge head and liquid discharge method |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016002948 | 2016-01-08 | ||
JP2016002948 | 2016-01-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017124600A JP2017124600A (ja) | 2017-07-20 |
JP6877970B2 true JP6877970B2 (ja) | 2021-05-26 |
Family
ID=59364826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016230099A Active JP6877970B2 (ja) | 2016-01-08 | 2016-11-28 | 液体吐出ヘッド及び液体吐出方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6877970B2 (ja) |
CN (2) | CN107009744B (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7127258B2 (ja) * | 2017-09-20 | 2022-08-30 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3179834B2 (ja) * | 1991-07-19 | 2001-06-25 | 株式会社リコー | 液体飛翔記録装置 |
JPH07195697A (ja) * | 1993-12-30 | 1995-08-01 | Canon Inc | インクジェット記録ヘッド,インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
JP3957851B2 (ja) * | 1997-12-26 | 2007-08-15 | キヤノン株式会社 | 液体吐出方法 |
US6513896B1 (en) * | 2000-03-10 | 2003-02-04 | Hewlett-Packard Company | Methods of fabricating fit firing chambers of different drop weights on a single printhead |
JP2002355973A (ja) * | 2001-05-31 | 2002-12-10 | Kyocera Corp | インクジェットヘッド |
JP2004230811A (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | 液滴吐出ヘッド |
JP2004268430A (ja) * | 2003-03-10 | 2004-09-30 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 |
WO2005037557A1 (ja) * | 2003-10-22 | 2005-04-28 | Canon Kabushiki Kaisha | 液体吐出ヘッド |
US7472986B2 (en) * | 2004-03-31 | 2009-01-06 | Fujifilm Corporation | Liquid droplet discharge head and liquid droplet discharge device |
US7712869B2 (en) * | 2005-10-11 | 2010-05-11 | Silverbrook Research Pty Ltd | Inkjet printhead with controlled drop misdirection |
CN102248792B (zh) * | 2005-11-29 | 2016-01-06 | 佳能株式会社 | 液体排出头 |
JP5020708B2 (ja) * | 2007-05-25 | 2012-09-05 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドおよびインクジェット記録装置 |
JP2010000649A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Canon Inc | 記録ヘッド |
US8651624B2 (en) * | 2008-10-14 | 2014-02-18 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Fluid ejector structure |
JP2010240873A (ja) * | 2009-04-01 | 2010-10-28 | Canon Inc | インクジェットヘッドの製造方法およびインクジェットヘッド |
JP2011025516A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Canon Inc | インクジェット記録ヘッド |
KR101657337B1 (ko) * | 2010-03-31 | 2016-09-19 | 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. | 비원형 잉크젯 노즐 |
US20120098899A1 (en) * | 2010-10-26 | 2012-04-26 | Yonglin Xie | Dispensing liquid using dispenser with return filter |
JP5804787B2 (ja) * | 2011-06-13 | 2015-11-04 | キヤノン株式会社 | 記録ヘッドおよびインクジェット記録装置 |
JP5875293B2 (ja) * | 2011-08-25 | 2016-03-02 | キヤノン株式会社 | 記録ヘッドおよびインクジェット記録装置 |
JP5634583B2 (ja) * | 2012-10-30 | 2014-12-03 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッド |
JP6358777B2 (ja) * | 2013-03-08 | 2018-07-18 | 株式会社リコー | 画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
-
2016
- 2016-11-28 JP JP2016230099A patent/JP6877970B2/ja active Active
-
2017
- 2017-01-06 CN CN201710009956.1A patent/CN107009744B/zh active Active
- 2017-01-06 CN CN201911089305.3A patent/CN110978793A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN110978793A (zh) | 2020-04-10 |
JP2017124600A (ja) | 2017-07-20 |
CN107009744A (zh) | 2017-08-04 |
CN107009744B (zh) | 2019-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6976753B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、液体吐出装置、及び液体の供給方法 | |
JP6929639B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び液体の供給方法 | |
JP7005143B2 (ja) | 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 | |
JP6794239B2 (ja) | 液体吐出装置および液体吐出ヘッド | |
JP7019328B2 (ja) | 液体吐出ヘッド | |
JP6987497B2 (ja) | 液体吐出モジュールおよび液体吐出ヘッド | |
JP7034586B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出方法 | |
US10538094B2 (en) | Liquid ejection head | |
JP6714362B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 | |
JP6708415B2 (ja) | 液体吐出装置、および液体吐出装置の制御方法 | |
KR102220726B1 (ko) | 액체 토출 방법, 액체 토출 장치 및 액체 토출 헤드 | |
JP6953126B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 | |
JP2017124608A (ja) | 液体吐出装置および液体吐出ヘッド | |
JP6860305B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 | |
JP6877970B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出方法 | |
US10457062B2 (en) | Liquid discharge head | |
JP6708414B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び液体吐出ヘッドの製造方法 | |
US10603910B2 (en) | Liquid discharge head and liquid discharge method | |
JP6929640B2 (ja) | 記録素子基板および液体吐出ヘッド | |
JP7182984B2 (ja) | 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 | |
JP2017124601A (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 | |
JP6900179B2 (ja) | 液体吐出ヘッド | |
JP2017124606A (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 | |
JP6860333B2 (ja) | 液体吐出ヘッドおよび記録装置 | |
JP2020059167A (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191023 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200908 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201104 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210330 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210428 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6877970 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |