JP6873005B2 - 分散型電源システム - Google Patents
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Description
前記電力線の上流側に前記電力系統への接続箇所が設けられ、前記電力系統への接続箇所から下流側に向かって、前記電力線上に第1接続箇所及び第2接続箇所及び第3接続箇所がその並び順で設けられ、
前記太陽光発電装置及び前記充放電装置が接続されるパワーコンディショナと、
前記パワーコンディショナを前記電力線の前記第1接続箇所に対して電気的に接続する第1状態と、前記パワーコンディショナを前記電力線の前記第3接続箇所に対して電気的に接続する第2状態との何れかに切り替わる切替器と、
制御装置とを備え、
前記発電装置は、前記電力線の前記第2接続箇所に対して電気的に接続され、前記電力線において上流側から前記第2接続箇所に至る電力が所定の基準電力になるように、所定の最小提供電力と最大提供電力との間の範囲内で前記電力線への提供電力を制御し、
電力消費装置は、前記電力線の前記第3接続箇所に対して電気的に接続され、
前記制御装置は、
前記太陽光発電装置の発電電力が設定発電電力より大きいとき、前記切替器を前記第1状態に切り替えて、前記パワーコンディショナにより前記太陽光発電装置の発電電力を前記切替器側へ出力させるように動作させる第1運転モードを実行し、
前記太陽光発電装置の発電電力が前記設定発電電力以下であるとき、前記切替器を前記第1状態に切り替えて前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を放電作動させる第2運転モード、又は、前記切替器を前記第2状態に切り替えて前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を充電作動させる第3運転モードを実行する点にある。
従って、発電装置と併用して、1台のパワーコンディショナに接続された充放電装置と太陽光発電装置とを活用できる分散型電源システムを提供できる。
前記切替器を前記第1状態に切り替えて、前記電力系統から前記電力線へ供給される受電電力が目標受電電力になるように前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を放電作動させる前記第2運転モード、又は、
前記切替器を前記第2状態に切り替えて、前記発電装置から前記電力線の前記第2接続箇所への提供電力が前記最大提供電力になるように前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を充電作動させる前記第3運転モードを実行する点にある。
そこで本特徴構成では、制御装置は、第2運転モードを実行しているとき、発電装置から電力線の第2接続箇所への提供電力が最大提供電力でなければ、第3運転モードに切り替える。つまり、第3運転モードが実行されることで、切替器が第2状態に切り替わって、発電装置から電力線の第2接続箇所への提供電力が最大提供電力になるようにパワーコンディショナにより充放電装置を充電作動させる。つまり、発電装置の発電余力が充放電装置に充電されて、最大提供電力を出力する状態で発電装置が運転されることが期待できる。
そこで本特徴構成では、制御装置は、第3運転モードを実行しているとき、発電装置から電力線の第2接続箇所への提供電力が最大提供電力であり、且つ、電力系統から電力線へ供給される受電電力が目標受電電力より大きければ、第2運転モードに切り替える。つまり、第2運転モードによって充放電装置の放電が行われることで、電力系統からの受電電力が削減されることが期待できる。
前記切替器を前記第1状態に切り替えて、前記電力系統から前記電力線へ供給される受電電力が目標受電電力になるように前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を放電作動させる前記第2運転モード、又は、
前記切替器を前記第2状態に切り替えて、前記電力系統から前記電力線へ供給される受電電力が前記目標受電電力になるように前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を充電作動させる前記第3運転モードを実行する点にある。
そこで本特徴構成では、制御装置は、第2運転モードを実行しているとき、充放電装置の放電電力がゼロであり、且つ、電力系統から電力線へ供給される受電電力が目標受電電力であれば、第3運転モードに切り替える。つまり、第3運転モードが実行されることで、切替器が第2状態に切り替わって、電力系統から電力線へ供給される受電電力が目標受電電力になるようにパワーコンディショナにより充放電装置を充電作動させる。つまり、発電装置の発電余力が充放電装置に充電されて、最大提供電力を出力する状態で発電装置が運転されることが期待できる。
そこで本特徴構成では、制御装置は、第3運転モードを実行しているとき、充放電装置の充電電力がゼロであり、且つ、電力系統から電力線へ供給される受電電力が目標受電電力より大きければ、第2運転モードに切り替える。つまり、第2運転モードによって充放電装置の放電が行われることで、電力系統からの受電電力が削減されることが期待できる。
前記電力線の上流側に前記電力系統への接続箇所が設けられ、前記電力系統への接続箇所から下流側に向かって、前記電力線上に第1接続箇所及び第2接続箇所及び第3接続箇所がその並び順で設けられ、
前記太陽光発電装置及び前記充放電装置が接続されるパワーコンディショナと、
前記パワーコンディショナを前記電力線の前記第1接続箇所に対して電気的に接続する第1状態と、前記パワーコンディショナを前記電力線の前記第3接続箇所に対して電気的に接続する第2状態との何れかに切り替わる切替器と、
制御装置とを備え、
前記発電装置は、前記電力線の前記第2接続箇所に対して電気的に接続され、前記電力線において上流側から前記第2接続箇所に至る電力が所定の基準電力になるように、所定の最小提供電力と最大提供電力との間の範囲内で前記電力線への提供電力を制御し、
電力消費装置は、前記電力線の前記第3接続箇所に対して電気的に接続され、
前記制御装置は、
前記太陽光発電装置の発電電力が設定発電電力より大きいとき、前記切替器を前記第1状態に切り替えて、前記パワーコンディショナにより前記太陽光発電装置の発電電力を前記切替器側へ出力させるように動作させる第1運転モードを実行し、
前記太陽光発電装置の発電電力が前記設定発電電力以下であるとき、前記切替器を前記第2状態に切り替えて前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を充放電作動させる第2運転モードを実行する点にある。
従って、発電装置と併用して、1台のパワーコンディショナに接続された充放電装置と太陽光発電装置とを活用できる分散型電源システムを提供できる。
前記切替器を前記第2状態に切り替えて、前記電力線の前記第2接続箇所から前記第3接続箇所に向かう電力が、前記最大提供電力以上の設定電力になるように前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を充放電作動させる前記第2運転モードを実行する点にある。
以下に図面を参照して本発明の第1実施形態に係る分散型電源システムについて説明する。
図1は、第1実施形態の分散型電源システムの構成を示す図である。図示するように、分散型電源システムは、電力系統1に連系される電力線2と、太陽光発電装置4と、充放電装置5と、太陽光発電装置4とは別の発電装置としての燃料電池装置10とを備える。
電力線2の上流側に電力系統1への接続箇所が設けられ、電力系統1への接続箇所から下流側に向かって、電力線2上に第1接続箇所P1及び第2接続箇所P2及び第3接続箇所P3がその並び順で設けられている。加えて、分散型電源システムは、太陽光発電装置4及び充放電装置5が接続されるパワーコンディショナ6と、切替器7とを備えている。切替器7は、パワーコンディショナ6を電力線2の第1接続箇所P1に対して電気的に接続する第1状態と、パワーコンディショナ6を電力線2の第3接続箇所P3に対して電気的に接続する第2状態との何れかに切り替わる。電力消費装置3は、電力線2の第3接続箇所P3に対して電気的に接続される。
パワーコンディショナ6は、半導体スイッチング素子等を用いて構成されるDC/DC変換回路やDC/AC変換回路などの電気回路を有するパワーコンディショナ回路部6aと、そのパワーコンディショナ回路部6aの動作を制御するパワーコンディショナ制御部6bとを備える。太陽光発電装置4は、太陽光を受光して発電する装置であり、パワーコンディショナ回路部6aに接続される。充放電装置5は、蓄電部で蓄えている電力の放電及び蓄電部への電力の充電を行うことができる装置であり、パワーコンディショナ回路部6aに接続される。パワーコンディショナ6は、太陽光発電装置4の発電電力を切替器7側へ出力させる動作や、充放電装置5を充放電させる動作などを制御する。
本実施形態では、パワーコンディショナ制御部6bが、本発明の「制御装置」として機能する例を説明する。
発電装置としての燃料電池装置10は、燃料電池部12及び燃料電池部12の動作を制御する燃料電池制御部11を有する。燃料電池部12は、燃料電池12b及び燃料電池12bで発生した電力を、所望の電圧、周波数、位相の電力に変換して電力線2に出力するための電力変換部12aを有する。燃料電池装置10は、接続線23を介して電力線2の第2接続箇所P2に対して電気的に接続される。
パワーコンディショナ制御部6bには、電力計測器CT1及び電力計測器CT3で計測される電力についての情報が伝達される。電力計測器CT1は、電力線2の途中の、第1接続箇所P1よりも上流側(電力系統1側)に設けられ、電力系統1側から第1接続箇所P1に向かう電力、即ち、電力系統1から電力線2へ供給される受電電力を計測する。電力計測器CT3は、燃料電池装置10と電力線2の第2接続箇所P2とをつなぐ接続線23の途中に設けられ、燃料電池装置10から電力線2の第2接続箇所P2への提供電力を計測する。電力計測器CT1,CT3は、例えば電力の電流値を検出するために用いられるカレントトランス(計器用変流器)を用いて構成され、所定の電圧値(例えば100V、200V等)との積から各電力値を導出できる。尚、電力計測器CT1,CT3は電力の電流値のみをパワーコンディショナ制御部6bに伝達し、パワーコンディショナ制御部6bが電力値の導出を行ってもよい。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力より大きいとき(例えば0Wより大きいとき)、切替器7を第1状態に切り替えて、パワーコンディショナ6により太陽光発電装置4の発電電力を切替器7側へ出力させるように動作させる第1運転モードを実行する。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力以下であるとき(例えば0W以下であるとき)、切替器7を第1状態に切り替えてパワーコンディショナ6により充放電装置5を放電作動させる第2運転モード、又は、切替器7を第2状態に切り替えてパワーコンディショナ6により充放電装置5を充電作動させる第3運転モードを実行する。
このように、第1運転モードは太陽光発電装置4が発電しているときに実行される運転モードであり、第2運転モード及び第3運転モードは太陽光発電装置4が発電していないときに実行される運転モードである。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力より大きいときに実行する第1運転モードにおいて、第1運転モードとして、切替器7を第1状態に切り替えて、パワーコンディショナ6により、太陽光発電装置4の発電電力を切替器7側へ出力し且つ充放電装置5の充放電を停止させる。その結果、太陽光発電装置4はパワーコンディショナ6を介して第1接続箇所P1に対して電気的に接続されるので、太陽光発電装置4の発電電力を、第1接続箇所P1から上流側に向かわせて電力系統1へと逆潮流させること或いは第1接続箇所P1から第2接続箇所P2へと向かわせて電力消費装置3などで消費させることに活用できる。或いは、パワーコンディショナ6は、太陽光発電装置4の発電電力を充放電装置5に充電させてもよい。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力以下であるときに実行する第2運転モードにおいて、切替器7を第1状態に切り替えて、電力系統1から電力線2へ供給される受電電力が目標受電電力(例えば50Wなど)になるようにパワーコンディショナ6により充放電装置5を放電作動させる。その結果、充放電装置5はパワーコンディショナ6を介して第1接続箇所P1に対して電気的に接続されるので、充放電装置5の放電電力を、第1接続箇所P1から第2接続箇所P2へと向かわせて電力消費装置3などで消費させることに活用できる。このとき、充放電装置5の放電電力は第2接続箇所P2よりも上流側の第1接続箇所P1に供給されるため、充放電装置5の放電電力の大小に応じて燃料電池装置10の提供電力を制限する必要はない。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力以下であるときに実行する第3運転モードにおいて、切替器7を第2状態に切り替えて、電力計測器CT3で計測される、燃料電池装置10から電力線2の第2接続箇所P2への提供電力が最大提供電力になるようにパワーコンディショナ6により充放電装置5を充電作動させる。その結果、充放電装置5はパワーコンディショナ6を介して第3接続箇所P3に対して電気的に接続されるので、充放電装置5を、第2接続箇所P2に供給される燃料電池装置10の提供電力(例えば余剰電力)を充電することに活用できる。
第2実施形態の分散型電源システムは、システムの構成及びパワーコンディショナ制御部6bが行う制御の内容が上記実施形態と異なっている。以下に第2実施形態の分散型電源システムについて説明するが上記実施形態と同様の構成については説明を省略する。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力より大きいとき(例えば0Wより大きいとき)、切替器7を第1状態に切り替えて、パワーコンディショナ6により太陽光発電装置4の発電電力を切替器7側へ出力させるように動作させる第1運転モードを実行する。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力以下であるとき(例えば0W以下であるとき)、切替器7を第1状態に切り替えてパワーコンディショナ6により充放電装置5を放電作動させる第2運転モード、又は、切替器7を第2状態に切り替えてパワーコンディショナ6により充放電装置5を充電作動させる第3運転モードを実行する。
このように、第1運転モードは太陽光発電装置4が発電しているときに実行される運転モードであり、第2運転モード及び第3運転モードは太陽光発電装置4が発電していないときに実行される運転モードである。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力より大きいときに実行する第1運転モードにおいて、第1運転モードとして、切替器7を第1状態に切り替えて、パワーコンディショナ6により、太陽光発電装置4の発電電力を切替器7側へ出力させ且つ充放電装置5の充放電を停止させる。その結果、太陽光発電装置4はパワーコンディショナ6を介して第1接続箇所P1に対して電気的に接続されるので、太陽光発電装置4の発電電力を、第1接続箇所P1から上流側に向かわせて電力系統1へと逆潮流させること或いは第1接続箇所P1から第2接続箇所P2へと向かわせて電力消費装置3などで消費させることに活用できる。或いは、パワーコンディショナ6は、太陽光発電装置4の発電電力を充放電装置5に充電させてもよい。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力以下であるときに実行する第2運転モードにおいて、切替器7を第1状態に切り替えて、電力計測器CT1で計測される、電力系統1から電力線2へ供給される受電電力が目標受電電力になるようにパワーコンディショナ6により充放電装置5を放電作動させる。その結果、充放電装置5はパワーコンディショナ6を介して第1接続箇所P1に対して電気的に接続されるので、充放電装置5の放電電力を、第1接続箇所P1から第2接続箇所P2へと向かわせて電力消費装置3などで消費させることに活用できる。このとき、充放電装置5の放電電力は第2接続箇所P2よりも上流側の第1接続箇所P1に供給されるため、充放電装置5の放電電力の大小に応じて燃料電池装置10の提供電力を制限する必要はない。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力以下であるときに実行する第3運転モードにおいて、切替器7を第2状態に切り替えて、電力計測器CT1で計測される、電力系統1から電力線2へ供給される受電電力が目標受電電力になるようにパワーコンディショナ6により充放電装置5を充電作動させる。その結果、充放電装置5はパワーコンディショナ6を介して第3接続箇所P3に対して電気的に接続されるので、充放電装置5を、第2接続箇所P2に供給される燃料電池装置10の提供電力(例えば余剰電力)を充電することに活用できる。
第3実施形態の分散型電源システムは、システムの構成及びパワーコンディショナ制御部6bが行う制御の内容が上記実施形態と異なっている。以下に第3実施形態の分散型電源システムについて説明するが上記実施形態と同様の構成については説明を省略する。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力より大きいとき(例えば0Wより大きいとき)、切替器7を第1状態に切り替えて、パワーコンディショナ6により太陽光発電装置4の発電電力を切替器7側へ出力するように動作させる第1運転モードを実行する。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力以下であるとき、切替器7を第2状態に切り替えてパワーコンディショナ6により充放電装置5を充放電作動させる第2運転モードを実行する。
このように、第1運転モードは太陽光発電装置4が発電しているときに実行される運転モードであり、第2運転モードは太陽光発電装置4が発電していないときに実行される運転モードである。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力より大きいときに実行する第1運転モードにおいて、第1運転モードとして、切替器7を第1状態に切り替えて、パワーコンディショナ6により、太陽光発電装置4の発電電力を切替器7側へ出力し且つ充放電装置5の充放電を停止させる。或いは、パワーコンディショナ6は、太陽光発電装置4の発電電力を充放電装置5に充電させてもよい。
パワーコンディショナ制御部6bは、太陽光発電装置4の発電電力が設定発電電力以下であるときに実行する第2運転モードにおいて、切替器7を第2状態に切り替えて、電力線2の第2接続箇所P2から第3接続箇所P3に向かう電力が、最大提供電力以上の設定電力(例えば700W等)になるようにパワーコンディショナ6により充放電装置5を充放電作動させる。その結果、充放電装置5はパワーコンディショナ6を介して第3接続箇所P3に対して電気的に接続されるので、充放電装置5を、第2接続箇所P2に供給される燃料電池装置10の提供電力を充電することに活用でき、第3接続箇所P3に放電した電力を電力消費装置3で消費させることに活用できる。
第4実施形態の分散型電源システムは、システムの構成が上記実施形態と異なっている。以下に第4実施形態の分散型電源システムについて説明するが上記実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図示するように、電力系統1からの電力供給が停止した場合であっても、優先的に電力供給が行われる重要電力消費装置30が設けられている。例えば、重要電力消費装置30としては、分散型電源システムが設置されている建物内の主要な箇所の照明装置や、冷蔵庫などがある。尚、どの装置を重要電力消費装置30とし、どの装置を電力消費装置3とするのかは、適宜設定可能である。重要電力消費装置30と電力線2の第3接続箇所P3との間には、接続線26と切替器9と接続線25とが存在する。また、パワーコンディショナ6と切替器7との間には、接続線21a(21)と切替器8と接続線21b(21)とが存在する。切替器8及び切替器9の動作はパワーコンディショナ6のパワーコンディショナ制御部6bが制御する。
図11は、パワーコンディショナ6が、切替器8及び切替器7を介して電力線2の第1接続箇所P1に対して電気的に接続された状態を示す図である。この状態はパワーコンディショナ6及び燃料電池装置10が電力系統1に対して連系された状態を示しており、パワーコンディショナ制御部6bは、第1実施形態の図2に示した第1運転モード(充放電装置5は動作停止又は充電)、図3に示した第2運転モード(充放電装置5は放電)と同様の制御を行う。
<1>
上記実施形態では、本発明の分散型電源システムの構成について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。
例えば、燃料電池装置10などの構成は図示したものに限定されず適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、パワーコンディショナ制御部6bが本発明の制御装置として機能する例を説明したが、独立した制御装置を設けてもよいし、他の装置に搭載されている制御部を本発明の制御装置として機能させてもよい。
上記実施形態では、燃料電池装置10に関する基準電力(例えば50Wなど)、太陽光発電装置4に関する設定発電電力(例えば0Wなど)、目標受電電力(例えば50Wなど)、設定電力(例えば700Wなど)について具体的な数値を挙げて説明したが、それらの値は例示目的で記載したものであり適宜変更可能である。
上記実施形態では、本発明の発電装置の例として燃料電池装置10を挙げたが、所定の最小提供電力と最大提供電力との間の範囲内で出力を自在に調節できる他の様々な発電装置を用いることができる。例えば、エンジンとそのエンジンによって駆動される発電機とを備えて構成されるタイプの発電装置などを用いることできる。
上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用でき、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変できる。
2 電力線
3 電力消費装置
4 太陽光発電装置
5 充放電装置
6 パワーコンディショナ
6b パワーコンディショナ制御部(制御装置)
7 切替器
10 燃料電池装置(発電装置)
30 重要電力消費装置
P1 第1接続箇所
P2 第2接続箇所
P3 第3接続箇所
Claims (11)
- 電力系統に連系される電力線と、太陽光発電装置と、充放電装置と、前記太陽光発電装置とは別の発電装置とを備える分散型電源システムであって、
前記電力線の上流側に前記電力系統への接続箇所が設けられ、前記電力系統への接続箇所から下流側に向かって、前記電力線上に第1接続箇所及び第2接続箇所及び第3接続箇所がその並び順で設けられ、
前記太陽光発電装置及び前記充放電装置が接続されるパワーコンディショナと、
前記パワーコンディショナを前記電力線の前記第1接続箇所に対して電気的に接続する第1状態と、前記パワーコンディショナを前記電力線の前記第3接続箇所に対して電気的に接続する第2状態との何れかに切り替わる切替器と、
制御装置とを備え、
前記発電装置は、前記電力線の前記第2接続箇所に対して電気的に接続され、前記電力線において上流側から前記第2接続箇所に至る電力が所定の基準電力になるように、所定の最小提供電力と最大提供電力との間の範囲内で前記電力線への提供電力を制御し、
電力消費装置は、前記電力線の前記第3接続箇所に対して電気的に接続され、
前記制御装置は、
前記太陽光発電装置の発電電力が設定発電電力より大きいとき、前記切替器を前記第1状態に切り替えて、前記パワーコンディショナにより前記太陽光発電装置の発電電力を前記切替器側へ出力させるように動作させる第1運転モードを実行し、
前記太陽光発電装置の発電電力が前記設定発電電力以下であるとき、前記切替器を前記第1状態に切り替えて前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を放電作動させる第2運転モード、又は、前記切替器を前記第2状態に切り替えて前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を充電作動させる第3運転モードを実行する分散型電源システム。 - 前記制御装置は、前記太陽光発電装置の発電電力が前記設定発電電力以下であるとき、
前記切替器を前記第1状態に切り替えて、前記電力系統から前記電力線へ供給される受電電力が目標受電電力になるように前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を放電作動させる前記第2運転モード、又は、
前記切替器を前記第2状態に切り替えて、前記発電装置から前記電力線の前記第2接続箇所への提供電力が前記最大提供電力になるように前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を充電作動させる前記第3運転モードを実行する請求項1に記載の分散型電源システム。 - 前記制御装置は、前記第2運転モードを実行しているとき、前記発電装置から前記電力線の前記第2接続箇所への提供電力が前記最大提供電力でなければ、前記第3運転モードに切り替える請求項2に記載の分散型電源システム。
- 前記制御装置は、前記第3運転モードを実行しているとき、前記発電装置から前記電力線の前記第2接続箇所への提供電力が前記最大提供電力であり、且つ、前記電力系統から前記電力線へ供給される受電電力が前記目標受電電力より大きければ、前記第2運転モードに切り替える請求項2又は3に記載の分散型電源システム。
- 前記制御装置は、前記太陽光発電装置の発電電力が前記設定発電電力以下であるとき、
前記切替器を前記第1状態に切り替えて、前記電力系統から前記電力線へ供給される受電電力が目標受電電力になるように前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を放電作動させる前記第2運転モード、又は、
前記切替器を前記第2状態に切り替えて、前記電力系統から前記電力線へ供給される受電電力が前記目標受電電力になるように前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を充電作動させる前記第3運転モードを実行する請求項1に記載の分散型電源システム。 - 前記制御装置は、前記第2運転モードを実行しているとき、前記充放電装置の放電電力がゼロであり、且つ、前記電力系統から前記電力線へ供給される受電電力が前記目標受電電力であれば、前記第3運転モードに切り替える請求項5に記載の分散型電源システム。
- 前記制御装置は、前記第3運転モードを実行しているとき、前記充放電装置の充電電力がゼロであり、且つ、前記電力系統から前記電力線へ供給される受電電力が前記目標受電電力より大きければ、前記第2運転モードに切り替える請求項5又は6に記載の分散型電源システム。
- 電力系統に連系される電力線と、太陽光発電装置と、充放電装置と、前記太陽光発電装置とは別の発電装置とを備える分散型電源システムであって、
前記電力線の上流側に前記電力系統への接続箇所が設けられ、前記電力系統への接続箇所から下流側に向かって、前記電力線上に第1接続箇所及び第2接続箇所及び第3接続箇所がその並び順で設けられ、
前記太陽光発電装置及び前記充放電装置が接続されるパワーコンディショナと、
前記パワーコンディショナを前記電力線の前記第1接続箇所に対して電気的に接続する第1状態と、前記パワーコンディショナを前記電力線の前記第3接続箇所に対して電気的に接続する第2状態との何れかに切り替わる切替器と、
制御装置とを備え、
前記発電装置は、前記電力線の前記第2接続箇所に対して電気的に接続され、前記電力線において上流側から前記第2接続箇所に至る電力が所定の基準電力になるように、所定の最小提供電力と最大提供電力との間の範囲内で前記電力線への提供電力を制御し、
電力消費装置は、前記電力線の前記第3接続箇所に対して電気的に接続され、
前記制御装置は、
前記太陽光発電装置の発電電力が設定発電電力より大きいとき、前記切替器を前記第1状態に切り替えて、前記パワーコンディショナにより前記太陽光発電装置の発電電力を前記切替器側へ出力させるように動作させる第1運転モードを実行し、
前記太陽光発電装置の発電電力が前記設定発電電力以下であるとき、前記切替器を前記第2状態に切り替えて前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を充放電作動させる第2運転モードを実行する分散型電源システム。 - 前記制御装置は、前記太陽光発電装置の発電電力が前記設定発電電力以下であるとき、
前記切替器を前記第2状態に切り替えて、前記電力線の前記第2接続箇所から前記第3接続箇所に向かう電力が、前記最大提供電力以上の設定電力になるように前記パワーコンディショナにより前記充放電装置を充放電作動させる前記第2運転モードを実行する請求項8に記載の分散型電源システム。 - 前記制御装置は、前記太陽光発電装置の発電電力が前記設定発電電力より大きいとき、前記第1運転モードとして、前記切替器を前記第1状態に切り替えて、前記パワーコンディショナにより、前記太陽光発電装置の発電電力を前記切替器側へ出力し且つ前記充放電装置の充放電を停止させる、或いは、前記パワーコンディショナにより、前記太陽光発電装置の発電電力を前記充放電装置に充電させる請求項1〜9の何れか一項に記載の分散型電源システム。
- 前記切替器と前記第3接続箇所との間は、単相3線式の電気経路を構成する中性線と一つの電圧線とを用いて接続される請求項1〜10の何れか一項に記載の分散型電源システム。
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