JP6871775B2 - エンジン制御装置 - Google Patents
エンジン制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6871775B2 JP6871775B2 JP2017057644A JP2017057644A JP6871775B2 JP 6871775 B2 JP6871775 B2 JP 6871775B2 JP 2017057644 A JP2017057644 A JP 2017057644A JP 2017057644 A JP2017057644 A JP 2017057644A JP 6871775 B2 JP6871775 B2 JP 6871775B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cut
- fuel
- engine
- control unit
- engine control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 125
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 34
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 34
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 claims description 28
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 27
- 230000003197 catalytic effect Effects 0.000 claims description 13
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 13
- 230000009467 reduction Effects 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 15
- 230000008569 process Effects 0.000 description 15
- 230000008859 change Effects 0.000 description 13
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 11
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 9
- 239000003502 gasoline Substances 0.000 description 5
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 4
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 4
- 230000004044 response Effects 0.000 description 4
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 3
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 2
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000746 purification Methods 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 239000010970 precious metal Substances 0.000 description 1
- 238000010992 reflux Methods 0.000 description 1
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 1
- 229910052703 rhodium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010948 rhodium Substances 0.000 description 1
- MHOVAHRLVXNVSD-UHFFFAOYSA-N rhodium atom Chemical compound [Rh] MHOVAHRLVXNVSD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004092 self-diagnosis Methods 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Description
しかし、ガソリンエンジンの排ガス浄化に用いられる三元触媒は、高温状態であるときに酸化雰囲気(酸素過多状態)になると、浄化性能が低下することが知られている。
このため、触媒が高温状態にあるときには、燃料カットにより触媒が酸化雰囲気となることを防止するため、燃料カットを制限することが提案されている。
特許文献2には、触媒が高温であり所定の減速運転状態が成立する場合に、一旦燃料カットが禁止されるとともに、その後所定時間内に最高変速段へのシフトアップが行われない場合には、燃料カットが実行されることが記載されている。
特許文献3には、触媒劣化条件が判定された場合に、車速を触媒温度に基づいて設定される閾値と比較して燃料カット可否を判別することが記載されている。
これによって、減速感が急変してドライバが運転し難さを感じたり、乗員が違和感、不快感を受けることが懸念される。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、燃料カット禁止状態から燃料カット状態への推移による減速感の変化を抑制したエンジン制御装置を提供することである。
請求項1に係る発明は、燃焼室又は吸気ポートへの燃料噴射を制御するとともに、所定の燃料カット条件が充足された場合に前記燃料噴射を中止する燃料カットを実行する燃料噴射制御手段と、排ガスを浄化する触媒コンバータの高温状態を検出する触媒状態検出手段と、エンジンの出力を変速する変速機の変速状態を検出する変速状態検出手段とを備えるエンジン制御装置であって、前記燃料噴射制御手段は、前記燃料カット条件が充足しかつ前記触媒コンバータが前記高温状態にある場合には、所定の燃料カット禁止期間にわたって前記燃料噴射を継続するとともに、前記燃料カット禁止期間の終了時において前記変速機の減速比が所定値以上である場合には、前記燃料カット禁止期間を延長して前記燃料カットの実行を禁止することを特徴とするエンジン制御装置である。
これによれば、エンジンのトルク変化による車輪の駆動力変化が大きい減速比大の状態において、ドライバ操作等と無関係に燃料カットが開始され、ショック等を伴う減速感変化が発生してドライバに違和感や不快感を与えることを防止できる。
実施形態のエンジン制御装置は、例えば、乗用車等の自動車に走行用動力源として搭載される4ストロークガソリン直噴エンジンの主機(エンジン本体)及び補機類を統括的に制御するものである。
エンジンは、例えば、乗用車等の自動車に搭載される4ストロークのガソリン直噴エンジンである。
エンジン1は、シリンダ10、ピストン20、シリンダヘッド30、吸気装置40、排気装置50、燃料供給装置60、EGR装置70、エンジン制御ユニット100等を有して構成されている。
シリンダ10は、図示しないクランクケースと一体に形成されたシリンダブロックに形成されている。
クランクケースは、エンジン1の出力軸である図示しないクランクシャフトを回転可能に支持し、収容するものである。
シリンダ10には、シリンダヘッド30及びスリーブの周囲に形成されたウォータージャケット内に通流される冷却水の水温を検出する水温センサ11が設けられている。
水温センサ11の出力は、エンジン制御ユニット100に伝達される。
ピストン20は、コンロッド21を介して図示しないクランクシャフトに接続されている。
ピストン20の冠面22は、シリンダヘッド30と協働してエンジン1の燃焼室を構成する。
シリンダヘッド30は、燃焼室31、吸気ポート32、排気ポート33、吸気バルブ34、排気バルブ35、点火栓36等を備えている。
燃焼室31は、ピストン20の冠面22と対向して形成された凹部であって、例えばペントルーフ型に形成されている。
吸気ポート32は、燃焼室31に燃焼用空気(新気)を導入する流路である。
排気ポート33は、燃焼室31から既燃ガス(排ガス)を排出する流路である。
吸気バルブ34、排気バルブ35は、吸気ポート32、排気ポート33を、所定のバルブタイミングでそれぞれ開閉するものである。
吸気バルブ34、排気バルブ35は、カムシャフト、ロッカアーム等の図示しない動弁駆動系によって駆動される。
点火栓36は、エンジン制御ユニット100が生成する点火信号に応じて、所定の点火時期にスパーク(火花)を発生し、混合気に点火するものである。
点火栓36は、燃焼室31の実質的に中心部(シリンダ10の中心軸近傍)に配置されている。
吸気装置40は、インテークダクト41、エアクリーナ42、スロットル43、インテークマニホールド44、エアフローメータ45等を有して構成されている。
インテークダクト41は、大気中から空気を導入してエンジン1へ供給する管路である。
エアクリーナ42は、インテークダクト41の入口近傍に設けられ、空気中のダスト等を濾過して浄化するものである。
エアクリーナ42の出口には、インテークダクト41内を通過する空気量(エンジン1の吸入空気量)を計測する図示しないエアフローメータが設けられている。
スロットル43は、インテークダクト41におけるエアクリーナ42の下流側に設けられ、吸気空気量を絞ることによってエンジン1の出力調整を行うものである。
スロットル43は、バタフライバルブ等の弁体、弁体を駆動する電動アクチュエータ(スロットルアクチュエータ)、及び、スロットル開度を検出するスロットルセンサ等を備えて構成されている。
スロットルアクチュエータは、エンジン制御ユニット100からの制御信号に応じて駆動される。
エアフローメータ45は、エアクリーナ42の下流側に設けられ、インテークダクト41内を通過する空気の流量(エンジン1の吸気流量)を測定する吸入空気量センサである。
エアフローメータ45の出力は、エンジン制御ユニット100に逐次伝達される。
排気装置50は、エキゾーストパイプ51、触媒コンバータ52、空燃比センサ53、リアO2センサ54等を有して構成されている。
エキゾーストパイプ51は、排気ポート33から出た排ガスを排出する管路である。
触媒コンバータ52は、エキゾーストパイプ51の中間部に設けられている。
触媒コンバータ52は、ハニカム状のアルミナ担体にプラチナ、ロジウム等の貴金属を担持させて構成され、HC、NOx、CO等を浄化する三元触媒を備えている。
空燃比センサ53は、エキゾーストパイプ51の触媒コンバータ52よりも上流側の領域に設けられている。
リアO2センサ54は、エキゾーストパイプ51の触媒コンバータ52よりも下流の領域に設けられている。
燃料タンク61は、燃料(ガソリン)を貯留する容器であって、例えば車体後部の床下に搭載されている。
フィードポンプ(低圧ポンプ)62は、燃料タンク61内の燃料を、燃料搬送管63を介して高圧ポンプ64に圧送するものである。
高圧ポンプ64は、フィードポンプ62から供給された燃料を高圧に昇圧し、燃料配管65を経由して蓄圧室を兼ねたデリバリーパイプ66に供給するものである。
高圧ポンプ64は、シリンダヘッド30に設けられ吸気バルブ34を駆動するカム軸64aによって駆動される。
インジェクタ67のノズルは、図1に示すように、燃焼室31の側方(シリンダボア側)における吸気バルブ34側から筒内に挿入されている。
インジェクタ67における燃料噴射量は、基本的には空燃比センサ53、リアO2センサ54の検出値を用いたフィードバック制御によって、空燃比が三元触媒のウインドウ内(ストイキ近傍)となるように設定されるが、車両の惰行時(コースティング時)等においては、燃料の噴射を停止する燃料カットが実行される。
EGR装置70は、EGR管路71、EGRバルブ72等を有して構成されている。
EGR管路71は、エキゾーストパイプ51からインテークマニホールド44へ排ガスを搬送する管路である。
EGR管路71の一方の端部は、エキゾーストパイプ51における触媒コンバータ52の上流側の領域に接続されている。
EGR管路71の他方の端部は、インテークマニホールド44のサージタンク部に接続されている。
EGRバルブ72は、EGR管路71の中間部に設けられ、EGR管路71内を通過する排ガスの流量を制御するものである。
EGRバルブ72は、エンジン制御ユニット100からの制御信号に応じて開閉制御される。
エンジン制御ユニット100は、CPU等の情報処理装置、RAMやROM等の記憶手段、入出力インターフェイス及びこれらを接続するバス等を有して構成されている。
エンジン制御ユニット100は、図示しないアクセルペダルの操作量等に基づいてドライバ要求トルクを設定し、エンジン1の実際の出力トルクがドライバ要求トルクと実質的に一致するようエンジン1の出力調整を行う。
エンジン制御ユニット100は、エアフローメータによって検出されるエンジン1の吸入空気量、スロットルセンサによって検出されるスロットルバルブの開度、図示しないクランク角センサによって検出されるクランクシャフトの回転速度等に基づいて、各気筒のインジェクタ67のサイクル毎の燃料噴射量及び噴射回数を設定するとともに、各回の燃料噴射の噴射時期(噴射開始時期及び噴射終了時期)を設定し、インジェクタ67に対して噴射信号(開弁信号)を与える。
このとき、実際の空燃比が触媒コンバータ52に設けられた三元触媒の活性範囲内となるように、上述した空燃比フィードバック制御も併せて行われる。
ただし、触媒コンバータ52が高温の状態で燃料カットが実行され、触媒層内が酸化雰囲気(酸素過剰状態)となると、NOx浄化性能の低下などの触媒の劣化が懸念されることから、燃料カットの実行が禁止(燃料噴射続行)される。
エンジン制御ユニット100は、エンジン1の運転状態の履歴に基づいて、触媒コンバータ52の層内温度を推定する、本発明にいう触媒状態検出手段としての機能を有する。
この点については、後に詳しく説明する。
車両は、一例として、変速機としてチェーン式無段変速機(CVT)を有するAWD乗用車である。
車両は、トルクコンバータ110、前後進切替部120、バリエータ130、フロントディファレンシャル140、リアディファレンシャル150、トランスファクラッチ160、トランスミッション制御ユニット170等を有する。
トルクコンバータ110は、車両が停止状態からエンジントルクを伝達可能な発進デバイスとしての機能を有する。
また、トルクコンバータ110は、トランスミッション制御ユニット170によって制御され、入力側(インペラ側)と出力側(タービン側)とを直結する図示しないロックアップクラッチを備えている。
前後進切替部120は、例えば、プラネタリギヤセット等を有して構成されている。
バリエータ130は、例えば、プライマリプーリ131、セカンダリプーリ132、チェーン133等を有するチェーン式無段変速機(CVT)である。
プライマリプーリ131は、車両の駆動時におけるバリエータ130の入力側に設けられ、エンジン1の回転出力が入力される。
セカンダリプーリ132は、車両の駆動時におけるバリエータ130の出力側(回生発電時においては入力側)に設けられている。
セカンダリプーリ132は、プライマリプーリ131と隣接しかつプライマリプーリ131の回転軸と平行な回転軸回りに回動可能となっている。
チェーン133は、環状に形成されてプライマリプーリ131及びセカンダリプーリ132に巻き掛けられ、これらの間で動力伝達を行うものである。
プライマリプーリ131及びセカンダリプーリ132は、それぞれチェーン133を挟持する一対のシーブを有するとともに、トランスミッション制御ユニット170による変速制御に応じて各シーブ間の間隔を変更することによって、有効径を無段階に変更可能となっている。
フロントディファレンシャル140は、最終減速装置、及び、左右前輪の回転速度差を吸収する差動機構を備えている。
バリエータ130とフロントディファレンシャル140との間は、実質的に直結されている。
リアディファレンシャル150は、最終減速装置、及び、左右後輪の回転速度差を吸収する差動機構を備えている。
トランスファクラッチ160は、例えば、接続時の締結力(伝達トルク容量)を無段階に変更可能な油圧式あるいは電磁式の湿式多板クラッチである。
トランスファクラッチ160の締結力は、トランスミッション制御ユニット170によって制御されている。
トランスミッション制御ユニット170は、CPU等の情報処理手段、RAMやROM等の記憶手段、入出力インターフェイス、及び、これらを接続するバス等を有して構成されている。
エンジン制御ユニット100とトランスミッション制御ユニット170とは、例えば車載LANシステムの一種であるCAN通信システム等を介して、相互に通信し、必用な情報の伝達が可能となっている。
トランスミッション制御ユニット170は、本発明にいう変速状態検出手段として機能し、現在のバリエータ130の変速比に関する情報を、エンジン制御ユニット100に伝達する。
図3は、実施形態のエンジン制御装置における燃料カット時の制御を示すフローチャートである。
以下、ステップ毎に順を追って説明する。
エンジン制御ユニット100は、現在の車両の運転状態が、所定の燃料カット条件を充足しているか否かを判別する。
燃料カット条件として、例えば、図示しないアクセルペダルの操作量等に基づいて設定されるドライバ要求トルクが実質的にゼロ(アクセルオフ)であること、車両の走行速度が所定値以上であること、エンジン回転数が所定の範囲内であること、自己診断機能において異常、故障等が検出されていないこと等があげられる。
燃料カット条件が充足されている場合はステップS02に進み、非充足である場合はステップS11に進む。
エンジン制御ユニット100は、現在の触媒コンバータ52の温度を推定し、推定された温度が予め設定された閾値以上であるか判別する。
閾値は、燃料カットを行った場合に、酸化雰囲気による触媒コンバータ52の劣化が問題となる程度の高温状態を考慮して設定されている。
触媒推定温度が閾値以上である場合は、高温時触媒保護制御を実行するためステップS03に進む。
触媒推定温度が閾値未満である場合は、通常の燃料カット制御を実行するためステップS10に進む。
エンジン制御ユニット100は、所定の燃料カット禁止期間にわたって燃料カットを禁止する高温時触媒保護制御を実行する。
これによって、エンジン1においては通常の燃料噴射が継続される。
その後、ステップS04に進む。
エンジン制御ユニット100は、高温時触媒保護制御における燃料カット禁止の継続時間(燃料カット開始からの経過時間)を計時するタイマ手段である禁止時間タイマのタイマ値をリセットし、ゼロとする。
その後、ステップS05に進む。
エンジン制御ユニット100は、ステップS01において燃料カット条件の充足が判定された後、運転状態の変化により燃料カット条件が非充足となっていないか判別する。
燃料カット条件が非充足となっている場合はステップS11に進み、燃料カット条件が引き続き充足している場合はステップS06に進む。
エンジン制御ユニット100は、禁止時間タイマのタイマ値をインクリメント(加算)し、燃料カット禁止の継続時間をカウントアップする。
その後、ステップS07に進む。
エンジン制御ユニット100は、現在の禁止時間タイマのタイマ値を、予め設定された所定値(燃料カット禁止期間に対応する値)と比較する。
燃料カット禁止期間は、例えば、10秒程度に設定されている。
禁止時間タイマのタイマ値が所定値以上である場合(燃料カット開始後、燃料カット禁止期間を経過した場合)はステップS08に進み、その他の場合はステップS05に戻り、以降の処理を繰り返す。
エンジン制御ユニット100は、トランスミッション制御ユニット170から取得したバリエータ130の現在の減速比を、予め設定された閾値と比較する。
この閾値は、燃料噴射状態から燃料カット状態への推移に起因するエンジン1のトルク変化によって、車体に所定以上の減速度変化が生じ得ることを考慮して設定されており、例えば実質的に最大減速比(いわゆるローギヤ)の近傍に設定されている。
減速比が閾値以上である場合はステップS09に進み、それ以外の場合はステップS10に進む。
エンジン制御ユニット100は、ステップS07における「所定値」を、予め設定された加算値だけ加算して、燃料カット禁止が行われる期間を例えば数秒間延長する。
その後、ステップS05に戻り、以降の処理を繰り返す。
エンジン制御ユニット100は、エンジン1における燃料噴射を、燃料カット条件が非充足となるまで中止する燃料カット制御を実行する。
その後、一連の処理を終了(リターン)する。
エンジン制御ユニット100は、エンジン1において通常の燃料噴射制御を実行する。
その後、一連の処理を終了(リターン)する。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)エンジン及びエンジン制御装置の構成は、上述した実施形態の構成に限らず、適宜変更することが可能である。
例えば、実施形態において、エンジンはシリンダ内に直接燃料を噴射するガソリン直噴エンジンであるが、本発明はこれに限らず吸気ポート内やインテークマニホールド内に燃料を噴射するエンジンにも適用することが可能である。
(2)実施形態において、変速機は、一例としてチェーン式の無段変速機であるが、本発明はこれに限らず、変速機はベルト式、トロイダル式等の他種の無段変速機や、プラネタリギヤセットを用いたステップAT、DCT、AMT、MT等であってもよい。
有段の変速機を用いる場合、所定より低速側(減速比大側)の変速段が選択されている場合に燃料カット禁止期間を延長するようにしてもよい。
10 シリンダ 11 水温センサ
20 ピストン 21 コンロッド
22 冠面 30 シリンダヘッド
31 燃焼室 32 吸気ポート
33 排気ポート 34 吸気バルブ
35 排気バルブ 36 点火栓
40 吸気装置 41 インテークダクト
42 エアクリーナ 43 スロットル
44 インテークマニホールド 45 エアフローメータ
50 排気装置
51 エキゾーストマニホールド 52 触媒コンバータ
53 空燃比センサ 54 リアO2センサ
60 燃料供給装置 61 燃料タンク
62 フィードポンプ 63 燃料搬送管
64 高圧ポンプ 64a カム軸
65 燃料配管 66 デリバリーパイプ
67 インジェクタ 70 EGR装置
71 EGR管路 72 EGRバルブ
100 エンジン制御ユニット(ECU)
110 トルクコンバータ 120 前後進切替部
130 バリエータ 131 プライマリプーリ
132 セカンダリプーリ 133 チェーン
140 フロントディファレンシャル 150 リアディファレンシャル
160 トランスファクラッチ 170 トランスミッション制御ユニット
Claims (1)
- 燃焼室又は吸気ポートへの燃料噴射を制御するとともに、所定の燃料カット条件が充足された場合に前記燃料噴射を中止する燃料カットを実行する燃料噴射制御手段と、
排ガスを浄化する触媒コンバータの高温状態を検出する触媒状態検出手段と、
エンジンの出力を変速する変速機の変速状態を検出する変速状態検出手段と
を備えるエンジン制御装置であって、
前記燃料噴射制御手段は、前記燃料カット条件が充足しかつ前記触媒コンバータが前記高温状態にある場合には、所定の燃料カット禁止期間にわたって前記燃料噴射を継続するとともに、前記燃料カット禁止期間の終了時において前記変速機の減速比が所定値以上である場合には、前記燃料カット禁止期間を延長して前記燃料カットの実行を禁止すること
を特徴とするエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017057644A JP6871775B2 (ja) | 2017-03-23 | 2017-03-23 | エンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017057644A JP6871775B2 (ja) | 2017-03-23 | 2017-03-23 | エンジン制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018159341A JP2018159341A (ja) | 2018-10-11 |
JP6871775B2 true JP6871775B2 (ja) | 2021-05-12 |
Family
ID=63796494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017057644A Active JP6871775B2 (ja) | 2017-03-23 | 2017-03-23 | エンジン制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6871775B2 (ja) |
-
2017
- 2017-03-23 JP JP2017057644A patent/JP6871775B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018159341A (ja) | 2018-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8056324B2 (en) | Regeneration system | |
JP7132839B2 (ja) | パワートレーン制御装置 | |
US7216480B2 (en) | Exhaust emission control system | |
EP3205865B1 (en) | Control device for vehicle | |
US8528323B2 (en) | System and method for particulate matter filter regeneration using a catalytic converter as a combustor | |
EP2808508B1 (en) | Control device for internal combustion engine | |
US8020373B2 (en) | Engine system and method for purge gas regeneration of an exhaust gas treatment device in such a system | |
JP7139972B2 (ja) | 車載制御装置 | |
US10914256B2 (en) | In-vehicle controller | |
JP5829838B2 (ja) | エンジンブレーキ制御装置 | |
JP6871775B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
CN113882987B (zh) | 内燃机的控制装置 | |
JP2009292246A (ja) | ハイブリッド車両の停止制御装置 | |
JP4430283B2 (ja) | 内燃機関の制御装置および方法 | |
JP6534864B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
US20240141858A1 (en) | Vehicle | |
JP6196042B2 (ja) | パワーユニットの制御装置 | |
CN114174657B (zh) | 内燃机的控制方法以及控制装置 | |
JP6830384B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
JP2022053991A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2022181475A (ja) | ハイブリッド車両のクラッチ係合圧制御装置 | |
JP2010031819A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
GB2614096A (en) | Exhaust system, controller and method for an internal combustion engine | |
JP4110892B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP6292781B2 (ja) | 車両の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201208 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210323 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210416 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6871775 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |