JP6871082B2 - リニア振動モータ及び電子機器 - Google Patents
リニア振動モータ及び電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6871082B2 JP6871082B2 JP2017122142A JP2017122142A JP6871082B2 JP 6871082 B2 JP6871082 B2 JP 6871082B2 JP 2017122142 A JP2017122142 A JP 2017122142A JP 2017122142 A JP2017122142 A JP 2017122142A JP 6871082 B2 JP6871082 B2 JP 6871082B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mover
- vibration motor
- linear vibration
- support portion
- leaf spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Description
例えば、特許文献1には、可動子(分銅)の振動に伴い板バネを弾性的に撓ませるように、可動子が板バネを介して蓋部の側壁に止着されている振動アクチュエータが記載されている。
しかしながら、リニア振動モータを可動子の振動方向に対する交差方向へ落下した場合には、板バネの弾性的な撓みを得難いため、板バネの止着箇所に局部的に荷重が作用し、板バネの塑性変形や損傷等を生じてしまうおそれがある。
可動子と、前記可動子を振動可能に支持する基体と、前記可動子を前記基体に沿って振動させるコイルと、前記可動子の振動方向に沿って弾性的に撓む板バネとを備え、前記基体には、前記振動方向に対する交差方向へ弾性変形可能な支持部が一体的に設けられ、前記板バネは、一端側を前記可動子に止着するとともに他端側を前記支持部に止着していることを特徴とするリニア振動モータ。
この可動子10は、長尺状の一対のマグネット11,11と、これらマグネット11,11の長手方向の両端側に固定された錘体12,12と、マグネット11,11の反コイル側の面に長手方向へわたって固定されたヨーク13とを備え、両側の板バネ40,40を介して短手方向(図示のY方向)へ振動するように支持されている。
一対のマグネット11,11は、所定の隙間を置いて略平行に設けられる。一方のマグネット11は、他方のマグネット11に対し磁極が逆になっている。
これら一対のマグネット11,11は、ヨーク13によって一体に固定されている。
緩衝材14は、ゴム等の弾性材料からブロック状に形成され、振動した際の可動子10を受けてその衝撃をカバー部22に伝達するとともに、弾性変形することにより振動音の発生を防ぐ。
このヨーク13は、例えば、磁性金属材料からなる略矩形状の板材を曲げ加工することによって、断面略凹状に形成される。
このため、支持部22dは、例えばリニア振動モータ1が落下衝撃等の比較的強い衝撃を受けた場合に、その衝撃によるX方向の力成分により、平板部22a側を支点にし隙間s側をX方向へ揺動させるようにして(図1参照)、若干弾性変形する。
この支持部22dの弾性変形は、板バネ40の撓み量よりも小さい。すなわち、支持部22dの前記交差方向(図示のX方向)の剛性が、板バネ40の撓み方向(図示のY方向)の剛性よりも大きく設定されている。
このコイル30には、例えば、可動子10の質量と板バネ40の弾性係数で決まる共振周波数(固有振動数)を有する交番電流又はパルス電流からなる駆動信号が、端子T,Tを介して供給される。
各板バネ40は、弾性的に撓み可能な金属製の長尺板材を、略L字状に折り曲げて形成される。
詳細に説明すれば、この板バネ40は、一対のマグネット11,11の短手方向(図示のY方向)の端面に沿って斜めに延設された一片部41と、一片部41に略直交する他片部42とを有する。
この一片部41の一端側は、他片部42を介して、可動子10の長手方向の一方側(詳細にはヨーク13と錘体12の間)に止着される。
また、同一片部41の他端側は、可動子10の他方側へ斜めに延設され、支持部22dに止着されている。
コイル30に交流電力が供給されると、コイル30と一対のマグネット11,11間の磁気作用によって可動子10が短手方向へ往復動し、この往復動に伴い両側の板バネ40,40が弾性的に撓み、この往復動による振動が支持部22d等を介して基体20に伝達される。
また、落下等による前記交差方向の力が比較的大きい場合には、図4に示すように、支持部22dの前記交差方向への弾性変形に伴い、可動子10が図4に示すように傾斜して、可動子10の長尺方向の端部側(詳細には錘体12)が、基板部21又はカバー部22の平板部22aに当接するため、板バネ40の変形を抑制することができる。
よって、板バネ40が支持部22dとの止着箇所の近傍で塑性変形や破損等するのを防ぐことができ、当該リニア振動モータ1の耐衝撃性を向上することができる。
図5は、本発明の実施形態に係るリニア振動モータ1を備えた電子機器として、携帯情報端末100を例示している。
この携帯情報端末100は、タッチ操作パネル50(タッチディスプレイを含む)のタッチ操作に応じてリニア振動モータ1を振動させるように構成され、その応答性が良好である上、万が一落としてしまった場合等でも、耐衝撃性に優れている。
さらに、他例としては、基板部21にカバー部22側へ突出する突片部を設け、この突片部を、板バネ40を支持するための支持部22dとすることも可能である。
10:可動子
11:マグネット
12:錘体
13:ヨーク
20:基体
21:基板部
22:カバー部
平板部:22a
22b,22c:側壁
22d:支持部
30:コイル
40:板バネ
41:一片部
42:他片部
100:携帯情報端末(電子機器)
Claims (5)
- 可動子と、前記可動子を振動可能に支持する基体と、前記可動子を前記基体に沿って振動させるコイルと、前記可動子の振動方向に沿って弾性的に撓む板バネとを備え、
前記基体には、前記振動方向に対する交差方向へ弾性変形可能な支持部が一体的に設けられ、
前記板バネは、一端側を前記可動子に止着するとともに他端側を前記支持部に止着していることを特徴とするリニア振動モータ。 - 前記基体は、前記可動子の振動方向の両側に位置する側壁を有し、
前記側壁は、前記交差方向へ間隔を置いた二つの切欠部を有し、これら二つの切欠部の間の部分を、前記支持部にしていることを特徴とする請求項1記載のリニア振動モータ。 - 前記支持部の前記弾性変形により、前記可動子が傾いて前記基体に接触するようにしたことを特徴とする請求項2記載のリニア振動モータ。
- 前記可動子は、前記交差方向の寸法が前記振動方向の寸法よりも長い長尺状に形成され、
前記板バネは、一端側を前記可動子の長手方向の一方側に止着するとともに、他端側を前記可動子の長手方向の他方側へ斜めに延設し前記支持部に止着していることを特徴とする請求項3記載のリニア振動モータ。 - 請求項1乃至4何れか1項記載のリニア振動モータを備えた電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017122142A JP6871082B2 (ja) | 2017-06-22 | 2017-06-22 | リニア振動モータ及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017122142A JP6871082B2 (ja) | 2017-06-22 | 2017-06-22 | リニア振動モータ及び電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019009872A JP2019009872A (ja) | 2019-01-17 |
JP6871082B2 true JP6871082B2 (ja) | 2021-05-12 |
Family
ID=65026953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017122142A Active JP6871082B2 (ja) | 2017-06-22 | 2017-06-22 | リニア振動モータ及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6871082B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6517649B2 (ja) * | 2015-09-28 | 2019-05-22 | 日本電産コパル株式会社 | リニア振動モータ |
JP6702820B2 (ja) * | 2015-10-16 | 2020-06-03 | 日本電産コパル株式会社 | 振動モータ |
-
2017
- 2017-06-22 JP JP2017122142A patent/JP6871082B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019009872A (ja) | 2019-01-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6253157B2 (ja) | 振動発生装置 | |
JP4319213B2 (ja) | 振動発生装置 | |
JP6373816B2 (ja) | 弾性部材付き振動子及び振動発生器 | |
JP6803722B2 (ja) | リニア振動モータ | |
US10847296B2 (en) | Vibration generating device | |
JP2018019458A (ja) | 振動モータ | |
JP2011205870A (ja) | 振動モータ | |
JP6517649B2 (ja) | リニア振動モータ | |
JP6948184B2 (ja) | 振動モータ | |
JP2019093336A (ja) | リニア振動モータ及び電子機器 | |
JP6745083B2 (ja) | 振動モータ | |
JP6971714B2 (ja) | リニア振動モータ及び電子機器 | |
TWI678057B (zh) | 振動產生裝置 | |
JP2017175761A (ja) | リニア振動モータ | |
CN111316543B (zh) | 振动产生装置 | |
KR101316782B1 (ko) | 압전소자가 장착된 바이브레이터 | |
JP2020157171A (ja) | 振動発生装置 | |
JP2018207553A (ja) | 振動モータ | |
JP6871082B2 (ja) | リニア振動モータ及び電子機器 | |
JP6499261B2 (ja) | 振動発生装置 | |
JP2018029481A (ja) | 振動発生装置 | |
JP2019106837A (ja) | リニア振動モータ | |
JP6479557B2 (ja) | リニア振動モータ | |
JP7250610B2 (ja) | 振動アクチュエータ及び触覚デバイス | |
JP2018029483A (ja) | 振動発生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200617 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210331 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210406 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210415 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6871082 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |