JP6868824B2 - 中継装置、受信機、防災システム、及びプログラム - Google Patents

中継装置、受信機、防災システム、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、一般に中継装置、受信機、防災システム、及びプログラムに関し、より詳細には、複数の感知器からの個別電文を中継する中継装置、受信機、防災システム、及びプログラムに関する。
特許文献1には、火災受信機と、複数の火災感知器とを備えた火災監視システムが記載されている。特許文献1に記載の火災監視システムでは、火災受信機が、建物内の適所に設置された複数の火災感知器の各々に、所定周期でポーリングを行い、これに対して返信される監視データに基づいて、火災感知器の状態を監視するように構成されている。
特開2000−276683号公報
特許文献1に記載の火災監視システム(防災システム)では、例えば複数の火災感知器(感知器)から火災レベルの監視データ(個別電文)が大量に送られると、監視データ同士が衝突したり、火災受信機において監視データの受信遅れ等が生じる可能性があった。すなわち、特許文献1に記載の火災監視システムでは、複数の火災感知器からの監視データの火災受信機における受信精度が低下する可能性があった。
本開示は上記課題に鑑みてなされており、受信機における電文の受信精度の低下を抑えることができる中継装置、受信機、防災システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る中継装置は、発報装置と複数の感知器との間で前記複数の感知器の各々からの個別電文を中継する。前記中継装置は、第1通信部と、第2通信部と、変換部と、を備える。前記第1通信部は、第1通信プロトコルにて前記発報装置と通信する。前記第2通信部は、前記第1通信プロトコルとは異なる第2通信プロトコルにて前記複数の感知器の各々と通信する。前記変換部は、前記第1通信プロトコルと前記第2通信プロトコルとの間でプロトコル変換を行う。前記第1通信部は、前記複数の感知器のうち2つ以上の感知器からの前記個別電文を含む1つの一括電文を送信するように構成されている。
本開示の一態様に係る受信機は、前記中継装置と、前記発報装置と、を備える。
本開示の一態様に係る防災システムは、前記中継装置と、前記発報装置と、前記複数の感知器と、を備える。
本開示の一態様に係るプログラムは、中継装置に用いられるコンピュータシステムに、第1通信ステップと、第2通信ステップと、変換ステップと、を実行させる。前記中継装置は、発報装置と複数の感知器との間で前記複数の感知器の各々からの個別電文を中継する。前記第1通信ステップは、第1通信プロトコルにて前記発報装置と通信するステップである。前記第2通信ステップは、前記第1通信プロトコルとは異なる第2通信プロトコルにて前記複数の感知器の各々と通信するステップである。前記変換ステップは、前記第1通信プロトコルと前記第2通信プロトコルとの間でプロトコル変換を行うステップである。前記コンピュータシステムは、前記第1通信ステップにおいて、前記複数の感知器のうち2つ以上の感知器からの前記個別電文を含む1つの一括電文を送信する。
本開示は、受信機における電文の受信精度の低下を抑えることができる、という利点がある。
図1は、本開示の一実施形態に係る中継装置、受信機、及び防災システムのブロック図である。 図2A〜図2Cは、本開示の一実施形態の比較例に係る中継装置から送信される個別電文の概略構成図である。図2Dは、本開示の一実施形態に係る中継装置から送信される一括電文の概略構成図である。 図3は、同上の防災システムの動作を説明するためのシーケンス図である。 図4A〜図4Cは、本開示の一実施形態の比較例に係る中継装置から送信される個別電文の概略構成図である。図4Dは、本開示の一実施形態の第1変形例に係る中継装置から送信される一括電文の概略構成図である。 図5A〜図5Cは、本開示の一実施形態の比較例に係る中継装置から送信される個別電文の概略構成図である。図5Dは、本開示の一実施形態の第2変形例に係る中継装置から送信される一括電文の概略構成図である。 図6は、本開示の一実施形態の第3変形例に係る中継装置から送信される一括電文の概略構成図である。
(1)概要
以下、本実施形態に係る中継装置、受信機、及び防災システムの概要について説明する。
本実施形態に係る防災システムは、例えばマンション等の集合住宅に適用され、集合住宅において発生する火災を検知するためのシステムである。
本実施形態に係る防災システム10は、図1に示すように、受信機1と、分散処理盤4と、複数(図1では3つのみ図示)の感知器51〜53と、中継器6と、コントローラ7と、複数(図1では4つ)の周辺機器81〜84と、を備えている。また、受信機1は、1つの筐体100内に収納された発報装置3及び中継装置2を備えている。また、分散処理盤4は、筐体40内に収納された中継装置2Aを備えている。
なお、以下の説明において、複数の感知器51〜53を特に区別しない場合には、複数の感知器51〜53の各々を「感知器5」ともいう。また、以下の説明において、複数の周辺機器81〜84を特に区別しない場合には、複数の周辺機器81〜84の各々を「周辺機器8」ともいう。
複数の感知器5の各々は、例えば、集合住宅の各住戸においてリビング、キッチン、寝室等に設置される。複数の感知器5の各々は、ここでは火災によって発生する熱を感知することで火災の発生を検出する熱感知式の火災感知器である。複数の感知器5の各々は、中継器6を介して受信機1に接続されている。なお、複数の感知器5の各々は、中継器6を介さずに受信機1に接続されていてもよい。
受信機1は、例えば、集合住宅の管理室に設置される。受信機1において、発報装置3と中継装置2とは、第1伝送線L1を介して接続されている。中継装置2は、発報装置3と複数の感知器5との間で複数の感知器5の各々からの個別電文を中継する。そして、発報装置3は、中継装置2を介して受信した電文に基づいて、所定の発報処理を行う。発報装置3は、発報処理として、例えば火災が発生した旨の表示をモニタに表示させたり、火災が発生した旨のメッセージをスピーカから出力させる。
また、中継装置2及び発報装置3には、分散処理盤4の中継装置2Aとコントローラ7とが第1伝送線L1を介して接続されている。中継装置2Aは、中継装置2と同様に、発報装置3と複数の感知器との間で複数の感知器の各々からの個別電文を中継する。すなわち、発報装置3は、中継装置2からの電文だけでなく、中継装置2Aからの電文も受信するように構成されている。
コントローラ7には、複数の周辺機器81〜84が接続されている。周辺機器81,82は、ここでは表示装置であり、コントローラ7からの制御信号に応じた表示を行う(以下、「第1表示装置81、第2表示装置82」ともいう)。周辺機器83は、ここでは入力装置であり、コントローラ7への入力インターフェースとして機能する(以下、「入力装置83」ともいう)。周辺機器84は、ここではグラフィックパネルである(以下、「グラフィックパネル84」ともいう)。
中継装置2,2A、発報装置3及びコントローラ7は、第1伝送線L1を介して通信を行うように構成されている。また、中継装置2,2A、発報装置3及びコントローラ7は、電文同士が衝突しないように、CSMA(Carrier Sense Multiple Access)を行っている。ここにおいて、「CSMA」とは、電文を送信する前に、他装置から電文が送信されていないかを確認することをいう。CSMAによって他装置からの電文を受信した場合には、一定の待ち時間が経過するまでの電文の送信を停止する。
一方、中継装置2及び複数の感知器5は、第2伝送線L2を介して接続されており、時分割多重方式による通信を行う。時分割多重方式の通信プロトコルとしては、ここではNMAST(登録商標)の通信規格を採用する。なお、中継装置2Aと複数の感知器との間の通信も同じである。
このように、本実施形態に係る防災システム10では、中継装置2と発報装置3との間の通信方式と、中継装置2と複数の感知器5との間の通信方式とが異なっている。言い換えると、中継装置2と発報装置3との間の通信プロトコル(以下、「第1通信プロトコル」ともいう)と、中継装置2と複数の感知器5との間の通信プロトコル(以下、「第2通信プロトコル」ともいう)とが異なっている。そのため、中継装置2は、第1通信プロトコルと第2通信プロトコルとの間でプロトコル変換を行う変換部23を備えている。
従来の火災監視システムでは、上述のように、複数の火災感知器からの監視データ(個別電文)を別々に受信するように構成されている。そのため、例えば複数の火災感知器から監視データが大量に送られると、監視データ同士が衝突したり、火災受信機において監視データの受信遅れ等が生じる可能性があった。すなわち、従来の火災監視システムでは、複数の火災感知器からの監視データの火災受信機における受信精度が低下する可能性があった。
また、従来、複数の感知器から受信機への個別電文を中継する中継装置を備えた防災システムも提供されている。この防災システムでは、複数の感知器の各々からの個別電文を中継装置にて中継し、中継装置から受信機に送信するように構成されている。そのため、複数の感知器から大量に個別電文が送られてくるような状況でも、中継装置にて各個別電文の送信間隔を広げて受信機に送信することにより、個別電文同士の衝突、及び受信機での受信遅れ等を低減することができる。しかしながら、この場合には、すべての個別電文を送信し終わるまでに時間を要するため、例えばシステム起動時では起動時間が長くなるという問題があった。
本実施形態に係る中継装置、受信機、及び防災システムは、上述の課題を解決するために、以下のように構成されている。
本実施形態に係る中継装置2は、発報装置3と複数の感知器5との間で複数の感知器5の各々からの個別電文D1〜D3を中継する。この中継装置2は、第1通信部21と、第2通信部22と、変換部23と、を備えている。第1通信部21は、第1通信プロトコルにて発報装置3と通信する。第2通信部22は、第1通信プロトコルとは異なる第2通信プロトコルにて複数の感知器5の各々と通信する。変換部23は、第1通信プロトコルと第2通信プロトコルとの間でプロトコル変換を行う。第1通信部21は、複数の感知器5のうち2つ以上の感知器5からの個別電文D1〜D3(図2A〜図2C参照)を含む1つの一括電文D4(図2D参照)を送信するように構成されている。
また、本実施形態に係る受信機1は、中継装置2と、発報装置3と、を備えている。
さらに、本実施形態に係る防災システム10は、中継装置2と、発報装置3と、複数の感知器5と、を備えている。
上述のように、中継装置2の第1通信部21は、2つ以上の個別電文D1〜D3を含む1つの一括電文D4を発報装置3に送信するように構成されている。そのため、個別電文D1〜D3を別々に送信する場合と比較して、中継装置2から発報装置3への電文の送信回数を少なくすることができる。その結果、電文の衝突確率を低減することができると共に、発報装置3での受信遅れ等を低減することができる。言い換えると、受信機1における電文の受信精度の低下を抑えることができる、という利点がある。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る中継装置、受信機、及び防災システムの詳細について、図1を参照して説明する。なお、図1では、受信機1に接続されている複数の第2伝送線L2のうち1本の第2伝送線L2に接続されている複数の感知器5のみを図示しているが、残りの第2伝送線L2にも少なくとも1つの感知器が接続されている。この場合、少なくとも1つの感知器は、中継器を介して第2伝送線L2に接続されていてもよいし、中継器を介さずに第2伝送線L2に接続されていてもよい。また、分散処理盤4に接続されている複数の第2伝送線L2についても同様である。
(2.1)中継装置
まず、中継装置2の構成について説明する。中継装置2は、図1に示すように、第1通信部21と、第2通信部22と、変換部23と、作成部24と、制御部25と、を備えている。
第1通信部21は、発報装置3(送受信部31)と通信するための通信インターフェースである。第1通信部21は、発報装置3との間において、第1伝送線L1を介して通信を行うように構成されている。また、第1通信部21は、発報装置3との間において、電文が衝突しないようにCSMAを行っている。言い換えると、第1通信部21は、発報装置3に電文を送信する前に、発報装置3からの電文の受信を試みることで、発報装置3が通信を行っていないか確認する。そして、第1通信部21は、発報装置3が通信を行っていなければ、発報装置3に電文を送信する。
第2通信部22は、複数の感知器5の各々と通信するための通信インターフェースである。第2通信部22は、複数の感知器5の各々との間において、第2伝送線L2を介してNMAST(登録商標)に準拠した通信を行うように構成されている。第2通信部22は、自己に接続されている複数の感知器5の各々に対して、所定周期でポーリングを行うように構成されている。
変換部23は、通信プロトコルを変換する機能を有している。本実施形態では、第2通信部22と複数の感知器5の各々とがNMAST(登録商標)に準拠した通信を行い、第1通信部21と発報装置3とがNMAST(登録商標)とは異なる通信規格に準拠した通信を行うように構成されている。すなわち、本実施形態では、第1通信部21と発報装置3との間の第1通信プロトコルと、第2通信部22と複数の感知器5の各々との間の第2通信プロトコルとが異なっている。変換部23は、本実施形態では、第1通信プロトコルと第2通信プロトコルとの間でプロトコル変換を行う。
作成部24は、複数の感知器5のうち、2つ以上の感知器5からの個別電文を含む1つの一括電文を作成するように構成されている。言い換えると、作成部24は、2つ以上の個別電文を1つの一括電文にまとめる機能を有している。ここに、2つ以上の感知器5からの個別電文は、第2通信部22が所定時間(例えば、数百マイクロ秒〜1秒)内に受信した電文である。
作成部24は、本実施形態では、2つ以上の感知器5からの個別電文に基づいて、特定の規則に従って一括電文を作成するように構成されている。作成部24は、特定の規則として、例えば同じ項目を含む2つ以上の個別電文を含むように一括電文を作成する。図2A〜図2Dに示す例では、電文の送信先を表す送信先アドレスとして同一のアドレスA1が個別電文D1〜D3に含まれており、作成部24は、アドレスA1を含む個別電文D1〜D3を含むように一括電文D4を作成する。なお、作成部24の機能については、「3.作成部の機能」の欄で詳しく説明する。
制御部25は、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、制御部25は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが適宜のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部25として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
制御部25は、第1通信部21、第2通信部22、変換部23及び作成部24をそれぞれ制御する機能を有している。
ここで、分散処理盤4の中継装置2Aは、受信機1の中継装置2と同様の構成であり、ここでは詳細な説明を省略する。
(2.2)発報装置
次に、発報装置3の構成について説明する。発報装置3は、図1に示すように、送受信部31と、制御部32と、報知部33と、記憶部34と、を備えている。
送受信部31は、中継装置2(又は中継装置2A)の第1通信部21と通信するための通信インターフェースである。送受信部31は、第1通信部21との間において、第1伝送線L1を介して通信を行うように構成されている。また、送受信部31は、第1通信部21との間において、CSMA(登録商標)を行うように構成されている。
制御部32は、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、制御部32は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが適宜のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部32として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
制御部32は、送受信部31及び報知部33(後述する)をそれぞれ制御する機能を有している。
報知部33は、一例として、モニタとスピーカとを備えている。報知部33は、感知器5からの個別電文に基づいて所定の発報処理を行うように構成されている。報知部33は、例えばリビングに設置されている感知器5からの個別電文を受信した場合には、リビングにおいて火災が発生している旨の表示をモニタに表示させたり、リビングにおいて火災が発生している旨の音声メッセージをスピーカより出力させる。
記憶部34は、読み書き可能なメモリで構成されている。記憶部34は、フラッシュメモリ等の内部メモリで構成されていてもよいし、SDメモリカード等の外部メモリで構成されていてもよい。記憶部34には、中継装置2,2A及び複数の感知器5の各々に対して個別に割り当てられたアドレス、並びに自己に割り当てられたアドレスが記憶されている。そのため、発報装置3では、中継装置2,2Aからの電文に含まれる送信元アドレスから、どの機器(中継装置2,2A、感知器5)からの電文なのかを判別することができる。
(2.3)周辺機器
次に、コントローラ7を介して防災システム10に接続される周辺機器81〜84について説明する。
周辺機器(第1表示装置)81は、例えばパーソナルコンピュータ等の表示装置である。第1表示装置81は、例えば、コントローラ7との間でEthernet(登録商標)に準拠した通信を行うように構成されている。第1表示装置81は、上述の報知部33のモニタと同様に、感知器5からの個別電文に基づいた表示等を行う。
周辺機器(第2表示装置)82は、例えば、複数の感知器5と一対一に対応付けられた複数のLEDを備える表示装置である。第2表示装置82は、例えば、コントローラ7との間でRS485に準拠したシリアル通信を行うように構成されている。第2表示装置82は、いずれかの感知器5から個別電文が送信されると、この感知器5に対応付けられているLEDを点灯させる。
周辺機器(入力装置)83は、例えば、複数の入力端子を備える入力装置である。入力装置83は、例えば、コントローラ7との間でRS232Cに準拠したシリアル通信を行うように構成されている。複数の入力端子には、例えば、他棟の集合住宅からの警報信号等が入力される。
周辺機器84は、例えばグラフィックパネルであり、コントローラ7との間でRS232Cに準拠した通信を行うように構成されている。
(3)作成部の機能
次に、作成部24の機能について、図2A〜図2Dを参照して説明する。図2A〜図2Cは、比較例に係る中継装置2からの個別電文D1〜D3の概略構成図である。個別電文D1〜D3は、それぞれ感知器51〜53からの電文である。
個別電文D1は、図2Aに示すように、ヘッダ部H1と、ペイロード部P1と、FCS部F1と、を有している。ヘッダ部H1には、個別電文D1の送信先を表す送信先アドレスが含まれており、本実施形態では発報装置3のアドレスA1が含まれている。ペイロード部P1は、第1データP11と、第2データP12とで構成されている。第1データP11には、トラブルに関する情報が含まれており、本実施形態では未登録の感知器5が接続されたことを表すトラブルT1が含まれている。第2データP12には、個別電文D1の送信元を表す送信元アドレスが含まれており、本実施形態では感知器51のアドレスA21が含まれている。FCS部F1には、誤り検出符号の一種であるCRC(Cyclic Redundancy Check)が含まれている。このCRCは、電文ごとに決められる任意の値である。ここにおいて、「ペイロード」とは、伝送されるデータ全体のうち、伝送処理のための管理情報(ヘッダ、メタデータ等)を除いた正味のデータのことをいう。
個別電文D2は、図2Bに示すように、ヘッダ部H2と、ペイロード部P2と、FCS部F2と、を有している。ヘッダ部H2には、個別電文D2の送信先を表す送信先アドレスが含まれており、本実施形態では発報装置3のアドレスA1が含まれている。ペイロード部P2は、第1データP21と、第2データP22とで構成されている。第1データP21には、トラブルに関する情報が含まれており、本実施形態では登録済の感知器5が取り外されたことを表すトラブルT2が含まれている。第2データP22には、個別電文D2の送信元を表す送信元アドレスが含まれており、本実施形態では感知器52のアドレスA22が含まれている。FCS部F2には、CRCが含まれている。
個別電文D3は、図2Cに示すように、ヘッダ部H3と、ペイロード部P3と、FCS部F3と、を有している。ヘッダ部H3には、個別電文D3の送信先を表す送信先アドレスが含まれており、本実施形態では発報装置3のアドレスA1が含まれている。ペイロード部P3は、第1データP31と、第2データP32とで構成されている。第1データP31には、トラブルに関する情報が含まれており、本実施形態では感知器5が汚れていることを表すトラブルT3が含まれている。第2データP32には、個別電文D3の送信元を表す送信元アドレスが含まれており、本実施形態では感知器53のアドレスA23が含まれている。FCS部F3には、CRCが含まれている。
比較例の中継装置2では、第1通信部21は、感知器51〜53からの個別電文D1〜D3を発報装置3に対して別々に送信するように構成されている。そのため、感知器51〜53を含む複数の感知器5から大量の電文が送られてくる状況では、第1通信部21からの電文同士が衝突したり、発報装置3(受信機1)において電文の受信遅れ等が生じる可能性があった。すなわち、比較例に係る防災システム10では、受信機1における電文の受信精度が低下する可能性があった。
そこで、本実施形態に係る中継装置2は、受信機1における電文の受信精度が低下しないように、作成部24を備えており、作成部24にて作成した一括電文D4を発報装置3に送信するように構成されている。以下、図2Dを参照して説明する。
作成部24は、図2A〜図2Cに示す個別電文D1〜D3を含む1つの一括電文D4を作成する(図2D参照)。言い換えると、作成部24は、個別電文D1〜D3を1つにまとめることで一括電文D4を作成する。
一括電文D4は、ヘッダ部H4と、ペイロード部P4と、FCS部F4と、を有している。ヘッダ部H4には、個別電文D1〜D3の送信先を表す送信先アドレスが含まれており、本実施形態では発報装置3のアドレスA1が含まれている。ペイロード部P4は、第1データP41と、第2データP42と、第3データP43と、第4データP44と、第5データP45と、第6データP46とで構成されている。第1データP41には、トラブルT1が含まれており、第2データP42には、個別電文D1の送信元のアドレスであるアドレスA21が含まれている。第3データP43には、トラブルT2が含まれており、第4データP44には、個別電文D2の送信元のアドレスであるアドレスA22が含まれている。第5データP45には、トラブルT3が含まれており、第6データP46には、個別電文D3の送信元のアドレスであるアドレスA23が含まれている。FCS部F4には、CRCが含まれている。
上述のように、個別電文D1〜D3の各々には、電文の送信先を表す送信先アドレス(アドレスA1)が含まれている。そして、作成部24は、送信先アドレスが同じである個別電文D1〜D3に基づいて一括電文D4を作成している。ここに、作成部24は、少なくとも個別電文D1〜D3のペイロード部P1,P2,P3をまとめるようにして一括電文D4を作成するように構成されていればよい。
本実施形態に係る中継装置2では、第1通信部21は、3つの個別電文D1〜D3を1つにまとめた一括電文D4を発報装置3に送信するように構成されている。そのため、3つの個別電文D1〜D3を別々に送信する場合と比較して、中継装置2から発報装置3への電文の送信回数を少なくすることができる。その結果、電文の衝突確率を低減することができると共に、発報装置3での受信遅れ等を低減することができる。言い換えると、受信機1における電文の受信精度の低下を抑えることができる、という利点がある。
(4)防災システムの動作
次に、本実施形態に係る防災システム10の動作について、図3を参照して説明する。以下では、中継装置2と発報装置3との間で通信が行われる場合を例として説明するが、分散処理盤4の中継装置2Aと発報装置3との間においても同様である。
まず、電源がONにされて防災システム10が起動すると、発報装置3は、状態合わせ許可信号を中継装置2に送信する(ステップS1)。ここで、「状態合わせ」とは、中継装置2に対して登録済の感知器5(ここでは、感知器51〜53)が正常であるか否かを確認することをいう。中継装置2は、発報装置3からの状態合わせ許可信号を受信すると、感知器51〜53に対してポーリングを行い、感知器51〜53が正常であるか否かを確認する。そして、中継装置2は、感知器51〜53が正常である場合、感知器51〜53に対する通常監視を開始する旨の通常監視開始信号を発報装置3に送信する(ステップS2)。中継装置2は、通常監視開始信号を発報装置3に送信した後、状態合わせを完了すると共に、感知器51〜53に対する通常監視を開始する(ステップS3)。発報装置3は、通常監視開始信号を受信すると、状態合わせが完了したと判断する(ステップS4)。
ここで、中継装置2に接続されている複数の第2伝送線L2の各々に対して2つ以上の未登録の感知器5が新たに接続された場合を想定する。まず、登録済の感知器51〜53が接続されている第2伝送線L2について説明する。未登録の感知器5の各々は、未登録である旨の個別電文を中継装置2に送信する。中継装置2は、2つ以上の未登録の感知器5からの個別電文に基づいて、作成部24に一括電文を作成させる。そして、中継装置2は、作成部24にて作成した一括電文を発報装置3に送信する(ステップS5)。発報装置3は、中継装置2からの一括電文に基づいて、2つ以上の未登録の感知器5が新たに接続されている旨を報知部33に報知させる(ステップS6)。例えば、3つの未登録の感知器5が接続されている場合には、報知部33は、「3つの未登録の感知器が新たに接続されました」等の表示をモニタに表示させる。また、この場合において、報知部33は、「3つの未登録の感知器が新たに接続されました」等の音声メッセージをスピーカより出力させてもよい。
中継装置2及び発報装置3は、複数の第2伝送線L2のうち、上記1本の第2伝送線L2を除いた残りの第2伝送線L2についても同様の処理を行う(ステップS7〜S10)。
発報装置3は、複数の第2伝送線L2のいずれかにおいて未登録の感知器5が確認された場合、2つ以上の未登録の感知器5が新たに接続された旨の通知電文をコントローラ7に送信する(ステップS11)。コントローラ7は、発報装置3からの通知電文を受信すると、2つ以上の未登録の感知器5が新たに接続された旨の表示を第1表示装置81(周辺機器8)に表示させる(ステップS12)。
(5)プログラム
中継装置2が、コンピュータシステム(マイコンを含む)を備えている場合、コンピュータシステムのメモリに記録されるプログラムは、コンピュータシステムに第1通信ステップと、第2通信ステップと、変換ステップと、を実行させるためのプログラムである。第1通信ステップは、第1通信プロトコルにて発報装置3と通信するステップである。第2通信ステップは、第1通信プロトコルとは異なる第2プロトコルにて複数の感知器5の各々と通信するステップである。変換ステップは、第1通信プロトコルと第2通信プロトコルとの間でプロトコル変換を行うステップである。そして、コンピュータシステムは、第1通信ステップにおいて、複数の感知器5のうち2つ以上の感知器5からの個別電文D1〜D3を含む1つの一括電文D4を送信する。
このプログラムによれば、専用の中継装置2を用いなくても、本実施形態の防災システム10と同等の機能を実現でき、受信機1における電文の受信精度の低下を抑えることができる、という利点がある。
(6)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。また、下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(6.1)第1変形例
上述の実施形態では、感知器51〜53において生じているトラブルが異なっているが、第1変形例では、感知器51〜53において生じているトラブルが同じである(図4A〜図4C参照)。以下、第1変形例について図4A〜図4Dを参照して説明する。
図4A〜図4Cは、比較例に係る中継装置2からの個別電文D1〜D3の概略構成図である。図4Dは、本実施形態の第1変形例に係る中継装置2からの一括電文D4の概略構成図である。
第1変形例では、個別電文D1〜D3の各々に、電文の送信先を表す送信先アドレス(アドレスA1)とペイロード部P1〜P3とが含まれている。また、個別電文D1〜D3のペイロード部P1〜P3の第1データP11,P21,P31は、同じ内容(トラブルT1)である。そして、作成部24は、送信先アドレスとペイロード部P1,P2,P3の一部である第1データP11,P21,P31とが同じである個別電文D1〜D3に基づいて一括電文D4を作成している。言い換えると、第1変形例に係る個別電文D1〜D3の各々には、複数の項目を含む情報として、ペイロード部P1〜P3がそれぞれ含まれている。そして、作成部24は、複数の項目のうち個別電文D1〜D3に共通する項目である第1データP11,P21,P31が1つだけ含まれるようにして一括電文D4を作成している。
この構成によれば、第1通信部21は、3つの個別電文D1〜D3を含む1つの一括電文D4を発報装置3に送信するように構成されている。そのため、上述の実施形態と同様に、受信機1における電文の受信精度の低下を抑えることができる、という利点がある。また、この構成によれば、個別電文D1〜D3をそれぞれ構成する第1データP11,P21,P31のすべてを含むように一括電文D4を作成する場合と比較して、一括電文D4の電文長を短くすることができる。
(6.2)第2変形例
第1変形例の作成部24は、送信元アドレスとして、3つの感知器51〜53のアドレスA21〜A23を含む一括電文D4を作成したが(図4D参照)、第2変形例の作成部24は、送信元アドレスをビット列表記にして一括電文D4に含めている(図5D参照)。以下、第2変形例について図5A〜図5Dを参照して説明する。
図5A〜図5Cは、比較例に係る中継装置2からの個別電文D1〜D3の概略構成図である。図5Dは、本実施形態の第2変形例に係る中継装置2からの一括電文D4の概略構成図である。
一括電文D4は、図5Dに示すように、送信先アドレスを含むヘッダ部H4と、ペイロード部P4と、CRCを含むFCS部F4と、を有している。ペイロード部P4は、第1データP41と、第2データP42とで構成されている。第1データP41には、上述の第1変形例と同様に、トラブルT1が含まれている。第2データP42には、送信元アドレスを表すビット列B1が含まれている。すなわち、第2変形例では、送信元アドレスであるアドレスA21〜A23をビット列表記にして一括電文D4に含めている。この場合、複数の感知器5の各々は、ビット列B1の各ビットに対応付けられており、各ビットに対応付けられた感知器5のアドレス(送信元アドレス)が個別電文に含まれているか否かによって、各ビットが「1」又は「0」に設定される。例えば、図1に示すように、感知器51〜53の送信元アドレスA21〜A23が含まれている場合には、ビット列B1は、「11100…」となる。
この構成によれば、第1通信部21は、3つの個別電文D1〜D3を含む1つの一括電文D4を発報装置3に送信するように構成されている。そのため、上述の実施形態と同様に、受信機1における電文の受信精度の低下を抑えることができる、という利点がある。また、この構成によれば、送信元アドレスであるアドレスA21〜A23を一括電文D4に別々に含める場合と比較して、一括電文D4の電文長を短くすることができる。
(6.3)第3変形例
第3変形例では、一括電文D4においてヘッダ部H4とペイロード部P4との間に種別部C4を設けている点で第2変形例と異なっている。以下、第3変形例について図6を参照して説明する。
種別部C4には、中継装置2から発報装置3への電文が、いずれか1つの感知器5からの個別電文D1〜D3か、2つ以上の感知器5からの一括電文D4かを種別する種別情報が含まれている。そのため、発報装置3は、中継装置2からの電文に含まれる種別情報から個別電文D1〜D3か一括電文D4かを判別することができる。
(6.4)その他の変形例
以下、その他の変形例について列挙する。
上述の実施形態では、複数の感知器5の各々が熱感知式の火災感知器である場合を例として説明したが、火災感知器は、熱感知式に限らず、火災によって発生する煙を感知する煙感知式、火災によって発生する炎を感知する炎感知式等であってもよい。
上述の実施形態では、複数の感知器5の各々が火災感知器である場合を例として説明したが、感知器5は火災感知器に限らず、例えば集合住宅内のCO濃度を検知するCO検知器であってもよい。
上述の実施形態では、中継装置2に接続される1本の第2伝送線L2に中継器6を介して3つの感知器5が接続されているが、感知器5の個数は3つに限らず、2つ以上の感知器5が接続されていればよい。
上述の実施形態では、防災システム10を集合住宅に適用した場合を例として説明したが、防災システム10の適用対象は集合住宅に限らず、戸建て住宅であってもよいし、工場、オフィスビル、病院等の非住宅であってもよい。
上述の実施形態では、中継装置2と発報装置3とが1つの筐体100内に収納される場合を例として説明したが、中継装置2と発報装置3とが別々の筐体に収納されていてもよい。
上述の実施形態では、防災システム10が2つの中継装置2,2Aを備えている場合を例として説明したが、中継装置2Aについては省略されていてもよい。また、防災システム10は、2つの中継装置2,2Aを含む3つ以上の中継装置が接続されていてもよい。さらに、コントローラ7及び周辺機器8についても省略されていてもよい。すなわち、防災システム10は、最小単位として、中継装置2と、発報装置3と、複数の感知器5と、を備えていればよい。
上述の実施形態及び第1〜3変形例では、ペイロード部P1,P2,P3にそれぞれ含まれる第1データP11,P21,P31が感知器5のトラブル内容の場合を例に説明した。これに対して、第1データP11,P21,P22は、例えば火災報、連動報等の火災に関する情報であってもよい。ここで、「火災報」とは、感知器5から受信機1への火災発生の通知である。また、「連動報」とは、火災発生時において他装置(例えば、防排煙設備、非常用放送設備等)を連動させるための通知である。
(まとめ)
以上述べた実施形態から明らかなように、第1の態様に係る中継装置(2)は、発報装置(3)と複数の感知器(5)との間で複数の感知器(5)の各々からの個別電文(D1〜D3)を中継する。中継装置(2)は、第1通信部(21)と、第2通信部(22)と、変換部(23)と、を備える。第1通信部(21)は、第1通信プロトコルにて発報装置(3)と通信する。第2通信部(22)は、第1通信プロトコルとは異なる第2通信プロトコルにて複数の感知器(5)の各々と通信する。変換部(23)は、第1通信プロトコルと第2通信プロトコルとの間でプロトコル変換を行う。第1通信部(21)は、複数の感知器(5)のうち2つ以上の感知器(5)からの個別電文(D1〜D3)を含む1つの一括電文(D4)を送信するように構成されている。
第1の態様によれば、第1通信部(21)は、2つ以上の個別電文(D1〜D3)を含む1つの一括電文(D4)を発報装置(3)に送信するので、2つ以上の個別電文を別々に送信する場合と比較して、電文の送信回数を少なくすることができる。その結果、電文の衝突確率を低減することができると共に、発報装置(3)での受信遅れを低減することができる。言い換えると、第1の態様によれば、発報装置(3)における電文の受信精度の低下を抑えることができる。
第2の態様に係る中継装置(2)では、第1の態様において、2つ以上の感知器(5)からの個別電文(D1〜D3)は、第2通信部(22)が所定時間内に受信した電文である。
第2の態様によれば、第2通信部(22)が所定時間内に受信した個別電文(D1〜D3)に基づいて一括電文(D4)を作成することができる。
第3の態様に係る中継装置(2)は、第1又は2の態様において、2つ以上の感知器(5)からの個別電文(D1〜D3)に基づいて、特定の規則に従って一括電文(D4)を作成する作成部(24)を更に備える。
第3の態様によれば、特定の規則に従った一括電文(D4)を作成することができる。
第4の態様に係る中継装置(2)では、第3の態様において、個別電文(D1〜D3)には、個別電文(D1〜D3)の送信先を表す送信先アドレス(A1)が含まれている。作成部(24)は、2つ以上の感知器(5)からの個別電文(D1〜D3)のうち送信先アドレス(A1)が同じである個別電文に基づいて一括電文(D4)を作成するように構成されている。
第4の態様によれば、各個別電文(D1〜D3)に共通する送信先アドレス(A1)の分だけ電文長を短くすることができる。
第5の態様に係る中継装置(2)では、第3の態様において、個別電文(D1〜D3)には、個別電文(D1〜D3)送信先を表す送信先アドレス(A1)とペイロード部(P1)とが含まれている。作成部(24)は、2つ以上の感知器(5)からの個別電文(D1〜D3)のうち送信先アドレス(A1)とペイロード部(P1)の少なくとも一部とが同じである個別電文に基づいて一括電文(D4)を作成するように構成されている。
第5の態様によれば、各個別電文(D1〜D3)に含まれる送信先アドレス(A1)とペイロード部(P1)の少なくとも一部の分だけ電文長を短くすることができる。
第6の態様に係る中継装置(2)では、第4又は5の態様において、個別電文(D1〜D3)には、個別電文(D1〜D3)の送信元を表す送信元アドレス(A2)が更に含まれている。作成部(24)は、2つ以上の感知器(5)からの個別電文(D1〜D3)にそれぞれ含まれる送信元アドレス(A2)をビット列(B1)表記にして一括電文(D4)に含めるように構成されている。
第6の態様によれば、各個別電文(D1〜D3)に含まれる送信元アドレス(A2)をビット列(B1)表記にして一括電文(D4)に含めるので、送信元アドレス(A2)を別々に一括電文(D4)に含める場合と比較して、電文長を短くすることができる。
第7の態様に係る中継装置(2)では、第1〜6のいずれかの態様において、第1通信部(21)からの電文には、種別情報が含まれている。この種別情報は、複数の感知器(5)のうちいずれか1つの感知器(5)からの個別電文(D1〜D3)か、複数の感知器(5)のうち2つ以上の感知器(5)からの一括電文(D4)かを表す情報である。
第7の態様によれば、発報装置(3)は、第1通信部(21)からの電文に含まれる種別情報によって、上記電文が個別電文(D1〜D3)か一括電文(D4)かを判別することができる。
第8の態様に係る中継装置(2)では、第1〜7のいずれかの態様において、個別電文(D1〜D3)には、複数の項目を含む情報が含まれている。作成部(24)は、複数の項目のうち2つ以上の感知器(5)からの個別電文(D1〜D3)に共通する項目が1つだけ含まれるようにして一括電文(D4)を作成するように構成されている。
第8の態様によれば、個別電文(D1〜D3)に含まれる情報の複数の項目のうち共通する項目を1つだけ含むように一括電文(D4)を作成するので、共通する項目を一括電文(D4)に別々に含める場合と比較して、電文長を短くすることができる。
第9の態様に係る受信機(1)は、第1〜8のいずれかの態様の中継装置(2)と、発報装置(3)と、を備える。
第9の態様によれば、上述の中継装置(2)を用いることによって、受信機(1)における電文の受信精度の低下を抑えることができる。
第10の態様に係る防災システム(10)は、第1〜8のいずれかの態様の中継装置(2)と、発報装置(3)と、複数の感知器(5)と、を備える。
第10の態様によれば、上述の中継装置(2)を用いることによって、受信機(1)における電文の受信精度の低下を抑えることができる。
第11の態様に係るプログラムは、中継装置(2)に用いられるコンピュータシステムに、第1通信ステップと、第2通信ステップと、変換ステップと、を実行させるためのプログラムである。中継装置(2)は、発報装置(3)と複数の感知器(5)との間で複数の感知器(5)の各々からの個別電文(D1〜D3)を中継する。第1ステップは、第1通信プロトコルにて発報装置(3)と通信するステップである。第2通信ステップは、第1通信プロトコルとは異なる第2通信プロトコルにて複数の感知器(5)の各々と通信するステップである。変換ステップは、第1通信プロトコルと第2通信プロトコルとの間でプロトコル変換を行うステップである。このコンピュータシステムは、第1通信ステップにおいて、複数の感知器(5)のうち2つ以上の感知器(5)からの個別電文(D1〜D3)を含む1つの一括電文(D4)を送信する。
第11の態様によれば、専用の中継装置(2)を用いなくても、防災システム(10)と同等の機能を実現でき、受信機(1)における電文の受信精度の低下を抑えることができる。
第2〜第8の態様に係る構成については、中継装置(2)の必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 受信機
2 中継装置
21 第1通信部
22 第2通信部
23 変換部
24 作成部
3 発報装置
5 感知器
10 防災システム
A1 送信先アドレス
A2、A21〜A23 送信元アドレス
D1〜D3 個別電文
D4 一括電文
P1 ペイロード部

Claims (11)

  1. 発報装置と複数の感知器との間で前記複数の感知器の各々からの個別電文を中継する中継装置であって、
    第1通信プロトコルにて前記発報装置と通信する第1通信部と、
    前記第1通信プロトコルとは異なる第2通信プロトコルにて前記複数の感知器の各々と通信する第2通信部と、
    前記第1通信プロトコルと前記第2通信プロトコルとの間でプロトコル変換を行う変換部と、を備え、
    前記第1通信部は、前記複数の感知器のうち2つ以上の感知器からの前記個別電文を含む1つの一括電文を送信するように構成されている
    中継装置。
  2. 前記2つ以上の感知器からの前記個別電文は、前記第2通信部が所定時間内に受信した電文である
    請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記2つ以上の感知器からの前記個別電文に基づいて、特定の規則に従って前記一括電文を作成する作成部を更に備える
    請求項1又は2に記載の中継装置。
  4. 前記個別電文には、前記個別電文の送信先を表す送信先アドレスが含まれており、
    前記作成部は、前記2つ以上の感知器からの前記個別電文のうち前記送信先アドレスが同じである個別電文に基づいて前記一括電文を作成するように構成されている
    請求項3に記載の中継装置。
  5. 前記個別電文には、前記個別電文の送信先を表す送信先アドレスとペイロード部とが含まれており、
    前記作成部は、前記2つ以上の感知器からの前記個別電文のうち前記送信先アドレスと前記ペイロード部の少なくとも一部とが同じである個別電文に基づいて前記一括電文を作成するように構成されている
    請求項3に記載の中継装置。
  6. 前記個別電文には、前記個別電文の送信元を表す送信元アドレスが更に含まれており、
    前記作成部は、前記2つ以上の感知器からの前記個別電文にそれぞれ含まれる前記送信元アドレスをビット列表記にして前記一括電文に含めるように構成されている
    請求項4又は5に記載の中継装置。
  7. 前記第1通信部からの電文には、前記個別電文か前記一括電文かを表す種別情報が含まれている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の中継装置。
  8. 前記個別電文には、複数の項目を含む情報が含まれており、
    前記作成部は、前記複数の項目のうち前記2つ以上の感知器からの前記個別電文に共通する項目が1つだけ含まれるようにして前記一括電文を作成するように構成されている
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の中継装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の中継装置と、
    前記発報装置と、を備える
    受信機。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の中継装置と、
    前記発報装置と、
    前記複数の感知器と、を備える
    防災システム。
  11. 発報装置と複数の感知器との間で前記複数の感知器の各々からの個別電文を中継する中継装置に用いられるコンピュータシステムに、
    第1通信プロトコルにて前記発報装置と通信する第1通信ステップと、
    前記第1通信プロトコルとは異なる第2通信プロトコルにて前記複数の感知器の各々と通信する第2通信ステップと、
    前記第1通信プロトコルと前記第2通信プロトコルとの間でプロトコル変換を行う変換ステップと、を実行させるためのプログラムであって、
    前記第1通信ステップにおいて、前記複数の感知器のうち2つ以上の感知器からの前記個別電文を含む1つの一括電文を送信するプログラム。
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