JP6867173B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送方向における物品の間隔を調整する搬送装置に関する。
連続して搬送される物品に対して、物品同士の搬送間隔を接近させたり、切り離したりする従来技術として、例えば、特許文献1に示すようなものが知られている。
この従来技術では、搬送方向に並んで設置された複数のコンベヤの搬送速度差によって、連続する物品同士の間隔が縮小または拡大する方向に調整され、物品のグループ化または切り離しが行われる。
特開2011−121690号公報
この種の搬送装置では、物品のグループ化または切り離しのために、物品同士の間隔が適切に調整されることが求められている。
物品間隔のより適切な調整には、例えば搬送速度差の組合せを増やすためにコンベヤを増設する方法が考えられるが、この方法では装置自体の複雑化または大型化を招くおそれがある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で物品同士の間隔を適切に調節できる搬送装置を提供することを目的とする。
求項に記載された搬送装置は、表面から上端および下端の一部が突出するように複数の回転体が回転自在に設けられて、物品を搬送する回行可能なコンベヤベルトと、このコンベヤベルトの搬送方向に並設され、前記回転体に対してそれぞれが接離可能な複数の摩擦部材とを有する第1コンベヤと、前記第1コンベヤの下流に接続された第2コンベヤと、前記第1コンベヤの上流側に設置され、前記第1コンベヤへ前記物品を送り込む供給コンベヤと、前記摩擦部材の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1コンベヤ上に、または、前記第1コンベヤ上および前記第2コンベヤ上に配置された複数の前記物品にて構成されるグループが形成されるまで前記摩擦部材を前記回転体から離間させ、前記第1コンベヤから前記第2コンベヤにグループ単位で搬出される際に、そのグループを構成する前記物品の下方に位置する前記摩擦部材を前記回転体に一斉に接触させた後、そのグループの前記物品の移動に応じて上流から順に前記摩擦部材を前記回転体から離間させ、回転状態の前記コンベヤベルトは、前記第2コンベヤに前記物品を搬出するとともに、前記供給コンベヤから前記物品を受け入れるものである。
求項に記載された搬送装置は、請求項記載の搬送装置において、前記制御部は、グループの最後部の前記物品が前記摩擦部材の上方を通過した後で、かつ、後続のグループの最前部の前記物品が前記摩擦部材の上方に進入する前に、前記摩擦部材を前記回転体から離間させるものである。
求項に記載された搬送装置は、請求項1または2記載の搬送装置において、前記第1コンベヤと前記第2コンベヤとはそれぞれ独立した駆動源を有し、前記制御部は、前記第1コンベヤから前記第2コンベヤにグループ単位で前記物品を移動させる際に、前記第2コンベヤの搬送速度を前記第1コンベヤの前記コンベヤベルトの回行速度よりも高速になるように前記第2コンベヤの前記駆動源を制御するものである。
請求項4に記載された搬送装置は、請求項1ないし3いずれか一記載の搬送装置において、前記グループは、前記搬送装置の搬送方向および前記搬送方向に交差する幅方向に複数並んだ前記物品によって形成されるものである。
本発明によれば、簡易な構成で物品同士の間隔を適切に調整できる。
本発明の第1実施の形態に係る搬送装置の概略構成図である。 同上搬送装置の動作説明図である。 図2に続く動作説明図である。 図3に続く動作説明図である。 図4に続く動作説明図である。 図5に続く動作説明図である。 図6に続く動作説明図である。 (a)ないし(e)は、同上搬送装置の変形例を示す概略構成図である。 本発明の第2実施の形態に係る搬送装置の概略平面図である。 同上搬送装置の概略平面図である。
以下、本発明の第1実施の形態の構成について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2において、1は搬送装置であり、この搬送装置1は、上流側の搬送装置2から搬入された搬送物としての物品Wを搬送しながら、その搬送方向における所定の物品W同士の間隔を調整して、複数の物品Wをグループ化する。また、そのグループ化された物品W群を次のクループに属する後続の物品Wから切り離して下流側の搬送装置3へ搬入する。
搬送装置1は、第1コンベヤ4と、この第1コンベヤ4の下流側に設けられた第2コンベヤ5と、第1コンベヤ4の上流側に設けられた供給コンベヤ6とを備えている。また、これら第1コンベヤ4、第2コンベヤ5および供給コンベヤ6は、それぞれ駆動源を有し、制御部7は、これらの各駆動源を個別に制御可能である。
供給コンベヤ6は、第1コンベヤ4に対して物品Wを連続的に供給する。なお、供給コンベヤ6で搬送される物品Wは、搬送方向に間隔が形成された状態である。
供給コンベヤ6の上流側には、搬送装置2が設けられている。そして、搬送装置2によって1列で搬送されてきた物品Wが、供給コンベヤ6の幅方向に例えば3列に並ぶように供給コンベヤ6へと振り分けられる。また、供給コンベヤ6に振り分けられた物品Wは、順次第1コンベヤ4に送り込まれる。
供給コンベヤ6から第1コンベヤ4に送り込まれた物品Wは、所定数ごとに、第1コンベヤ4上で、または、第1コンベヤ4および第2コンベヤ5上で、物品W群の搬送方向における間隔が調整されたグループが構成される。
グループが構成されると、グループ化された物品W群が、第1コンベヤ4から第2コンベヤ5を通って、第2コンベヤ5の下流側の搬送装置3にグループ単位で送り込まれる。
上流側の搬送装置2は、一列で物品Wを順次搬送し、物品Wが所定位置(所定箇所)に到達した際にその物品Wを供給コンベヤ6側へ送り出す。
搬送装置2の搬送方向に対して、供給コンベヤ6の搬送方向は略垂直に交差しており、搬送装置2で所定位置に到達した物品Wの搬送方向が、供給コンベヤ6に向けて転換される。なお、上流側の搬送装置2から供給コンベヤ6側へ物品Wを送り出す際には、上流側の搬送装置2の搬送方向に対して略垂直に供給コンベヤ6側へ送り出す構成にしてもよいが、上流側の搬送装置2の搬送方向から供給コンベヤ6側へ漸次搬送角度を変化させるように弧状に送り出して、上流側の搬送装置2から供給コンベヤ6へ送り出す物品Wの回転を防止する構成等にしてもよい。
供給コンベヤ6は、回行可能なベルト11と、そのベルト11を回行させるためのプーリ12と、駆動源としてのモータ(図示せず。)とを有し、ベルト11が搬送面を構成する。
また、供給コンベヤ6は、搬送速度が一定になるようにベルト11の回行が制御されている。
そして、供給コンベヤ6は、上流側の搬送装置2から複数列(例えば3列)で搬入された物品Wを、一定の搬送速度で搬送して第1コンベヤ4へ送り込む。
第1コンベヤ4は、回行可能なコンベヤベルト(回行体)としてのベルト13と、そのベルト13を回行させるプーリ14,15とを有している。なお、プーリ15は駆動源としてのモータ(図示せず。)の回転軸に取り付けられている。
また、ベルト13には、回転体としての複数のフリーローラ16がベルト13の回行方向と同じ方向へ回転自在に軸支されている。なお、回転体はボール形状等でもよい。
これらフリーローラ16は、上端と下端の一部がベルト13の表面から厚さ方向に一部が突出するように設けられており、物品Wの搬送方向の全体にわたって配置されて、第1コンベヤ4における搬送面を構成する。すなわち、第1コンベヤ4上に位置する物品Wは、底面がフリーローラ16の周面に支持された状態で搬送される。
第1コンベヤ4は、複数のフリーローラ16の下側から接離可能な摩擦手段17を有している。
摩擦手段17は、ベルト13において搬送される物品Wの搬送方向に並んで複数設置されている。これらの摩擦手段17は、搬送方向における基準位置Aより上流側の領域E1に対応する摩擦部材としての上流側摩擦板18と、搬送方向における基準位置Aより下流側の領域E2に対応する摩擦部材としての下流側摩擦板19とを有している。すなわち、搬送方向において、上流側摩擦板18の下流側に下流側摩擦板19が並設されている。
摩擦手段17のうち最上流に位置する摩擦部材である上流側摩擦板18は、物品Wのグループが構成された際にグループの最上流に位置する物品Wの少なくとも一部と平面視で重なるように設置されている。また、摩擦手段17は、グループ化された物品W群が下流に向けて発進する際に、第1コンベヤ4上に位置する各物品Wの下方に少なくとも一部が位置するように配置されることが好ましい。
これら上流側摩擦板18および下流側摩擦板19は、ベルト13の搬送側とリターン側との間に設置されており、それぞれ別個にベルト13に対して上下方向に移動可能に制御部7によって制御される。
上流側摩擦板18は、上下方向に移動することで搬送方向における基準位置Aより上流側の領域E1に位置するフリーローラ16に接離する。
また、下流側摩擦板19は、上下方向に移動することで搬送方向における基準位置Aより下流側の領域E2に位置するフリーローラ16に接離する。
したがって、摩擦手段17は、物品Wの搬送方向における所定の領域(例えば領域E1および領域E2)毎に複数のフリーローラ16に対して選択的に接離可能である。
第1コンベヤ4では、ベルト13の回行中に摩擦手段17と接触したフリーローラ16が、ベルト13の回行に伴って移動するとともに、摩擦手段17との摩擦によって回転(自転)する。そのため、ベルト13上において、摩擦手段17がフリーローラ16に接触している領域では、摩擦手段17がフリーローラ16に接触していない領域より、ベルト13の回行とフリーローラ16自体の回転とによって物品Wの搬送速度が速くなる。なお、摩擦手段17が接触した領域の搬送速度は、ベルト13自体の回行速度よりも例えば2倍速となる。
したがって、第1コンベヤ4の搬送面には、一のベルト13の回行速度に対して、そのベルト13の回行速度と等速の領域と、摩擦手段17とフリーローラ16との接触によってベルト13の回行速度よりも高速となる領域とを存在させることができ、変速可能な領域(変速領域)を利用することで1台のコンベヤの搬送面上に搬送速度差を作り出すことができる。
そして、第1コンベヤ4は、所定の領域毎に物品Wの搬送速度を変化させることで、一のグループを構成する物品Wのうちの最後部の物品Wと、後続のグループを構成する物品Wのうちの最前部の物品Wとの間隔を拡大させる。
第2コンベヤ5は、回行可能なベルト21と、そのベルト21を回行させるプーリ22,23,24を有し、このベルト13によって搬送面が構成される。なお、プーリ23は駆動源としてのモータの回転軸(図示せず。)に取り付けられている。
そして、第1コンベヤ4および第2コンベヤ5は、互いの搬送速度差等によって、物品W同士の搬送方向の位置を接近させて所定の物品W群をグループ化し、そのグループ化された物品W群は、第1コンベヤ4および第2コンベヤ5によって下流側の搬送装置3へ搬送される。
ここで、搬送装置1による物品Wのグループ構成工程、および、グループ構成後の後続物品Wとの切り離し工程について図2ないし図6を参照しながら説明する。なお、図2ないし図6では、搬送方向に3列、幅方向に3列の計9個の物品Wで1グループとする。
まず、図2に示すように、上流側の搬送装置2によって1列で搬送されてきた物品Wが、3列になるように供給コンベヤ6へ、上流側の搬送装置2の搬送方向とは略垂直方向に送り出される。
供給コンベヤ6に搬入された3列の物品Wは、一定速度で順次供給コンベヤ6から第1コンベヤ4へ送り込まれる。なお、供給コンベヤ6はグループ構成工程および切り離し工程において一定速度で駆動するように制御されている。
第1コンベヤ4は、摩擦手段17がフリーローラ16に接触しておらず、ベルト13の回行も低速に制御された低速状態である。この低速状態の第1コンベヤ4の搬送速度は、供給コンベヤ6の搬送速度より遅くなるように制御される。
第2コンベヤ5は、一のグループが構成されるまでは、第1コンベヤ4の低速状態よりもさらに遅い低速状態に制御される。なお、この際の低速状態は停止状態を含む。
そして、一のグループを構成する物品W群における先頭(最前部)の物品Wが、上流側の領域E1および下流側の領域E2を通過して、第1コンベヤ4の下流で整理される。より詳細に説明すると、一のグループを構成する物品W群のうちの先頭の3つの物品Wが、第1コンベヤ4と第2コンベヤ5との搬送速度差によって、第1コンベヤ4と第2コンベヤ5とに跨った状態で減速または停止され、幅方向に1列(略1列を含む)に整理されて、グループの幅方向1列目となる。
次いで、図3に示すように、後続の3つの物品Wがその幅方向1列目に位置する物品Wに当接することで、幅方向2列目が整理される。
次いで、図4に示すように、最後部の3つの物品Wがその前側に位置する幅方向2列目に位置する物品Wに当接して幅方向3列目が整理される。これにより、9個の物品W群によるグループが構成される。
図4に示すように、所定の物品W群の位置が整理されてグループ化されると、グループの最後部と、次のグループの先頭の物品Wとの切り離し工程に移行する。切り離し工程では、第1コンベヤ4の搬送速度が上昇するとともに、グループを構成する物品Wが属する領域E1および領域E2において、上流側摩擦板18および下流側摩擦板19がフリーローラ16に接触して、領域E1,E2の搬送速度が加速される。
また、第2コンベヤ5の搬送速度が、下流側摩擦板19が接触した状態の領域E1,E2の速度と等速(略等速)になるように制御される。つまり、第2コンベヤ5の搬送速度が、第1コンベヤ4のベルト13の回行速度よりも高速、例えば2倍速となるように第2コンベヤ5が制御される。
これにより、グループ化された状態の物品W群がグループを維持した状態で第1コンベヤ4から第2コンベヤ5に搬送される。つまり、第1コンベヤ4上に位置する物品Wは、下方に位置する摩擦手段17と接触して自転するフリーローラ16とベルト13とによる搬送速度と、この搬送速度と等速の第2コンベヤ5によって搬送されるため、グループにおける物品Wの間隔が維持された状態で、第1コンベヤ4から第2コンベヤ5へ乗り移ることができる。
図5に示すように、グループ化された状態で搬送される物品W群における最後部の物品Wが、基準位置Aを通過、つまり上流側摩擦板18の上方を通過し第1コンベヤ4における下流側の領域E2に搬入された際には、上流側の領域E1においてフリーローラ16から上流側摩擦板18が離間する。そのため、上流側の領域E1における搬送速度が下流側の領域E2における搬送速度より遅くなる。
これにより、下流側の領域E2に配置されている一のグループの物品W群における最後部の物品Wと、上流側の領域E1に配置されている後続のグループの物品W群における最前部の物品Wとの搬送速度に差が生じ、搬送方向における間隔が広がる方向に調整される。
そして、一のグループの物品W群が順次第2コンベヤ5から下流側の搬送装置3に送り込まれ、また、そのグループの最後部の物品Wが第1コンベヤ4から第2コンベヤ5へ送り込まれた際、つまり、物品W群における最後部(最後部の物品W)が、下流側摩擦板19の上方を通過した際に、第1コンベヤ4では、下流側の領域E2においても下流側摩擦板19がフリーローラ16から離間する。また、ベルト13の回行速度が低下されることで低速化されて、領域E1,E2のいずれも搬送速度がベルト13の搬送速度と等速の低速状態となる。つまり、一のグループの物品W群の移動に応じて、摩擦手段17によって加速された領域が、まず領域E1および領域E2となり、次いで領域E2となり、最後に加速された領域なしとなるように徐々に搬送方向に変化している。そして、各摩擦板18,19とフリーローラ16との接触が上流から順に解除されている。
また、一のグループが第2コンベヤ5上から下流側の搬送装置3へ全て移動し終わると、第2コンベヤ5の速度が、第1コンベヤ4よりも低速となる低速状態に制御される。
なお、第2コンベヤ5から下流側の搬送装置3に搬入された一のグループの物品W群は、下流側の搬送装置3に設けられたガイド25によって、搬送方向に対する横方向(幅方向)の物品W同士の間隔が整理され、下流側の搬送装置3上で位置決めがなされる。
そして、図7に示すように、最後部の物品Wが下流側の搬送装置3に搬入された一のグループの物品W群は次の工程に搬送される。また、後続のグループを構成する物品W群は、同様に整理されてグループ化される。
なお、グループ構成工程および切り離し工程における供給コンベヤ6の速度は、第1コンベヤ4のベルト13の回行速度より速く、かつ、一定速に制御されている。
次に、上記第1の実施の形態の作用および効果を説明する。
搬送装置1によれば、第1コンベヤ4において所定の領域毎にフリーローラ16に対して摩擦手段17を選択的に接離することによって、1台のコンベヤ内で搬送速度差を生じさせる領域を変化させることができ、搬送方向における所定の物品W同士の間隔、例えば一のグループの最後部の物品Wと、その後続のグループの最前部の物品Wとの間隔を物品Wを搬送しながら適切に調整できる。そのため、領域毎に複数のコンベヤを配置することによる搬送装置が複雑化・大型化することを防ぐことができる。
また、第1コンベヤ4の各領域に対応してベルトコンベヤを配置した場合、大型化を防止するために各ベルトコンベヤの機長を短くするとベルトの短寿命化や蛇行が起こる恐れがあるが、1台のコンベヤ内の複数箇所に搬送速度を切り替え可能な領域を作り出せるため、コンベヤ自体の機長を適切な長さにすることができる。
したがって、搬送装置1では、簡易な構成で物品W同士の間隔を適切に調整できる。
また、摩擦手段17が、複数の摩擦部材(例えば上流側摩擦板18および下流側摩擦板19)に分割されることで、夫々の摩擦部材の接触・非接触を制御するだけで、第1コンベヤ4における搬送速度を摩擦手段17に対応する領域(例えば領域E1,E2)毎に選択的に変化させることができ、シンプルな構成および制御によって、第1コンベヤ4内で適切に物品W同士の間隔を調整できる。
さらに、第1コンベヤ4では、物品Wの移動に応じて摩擦手段17の上流領域から順に摩擦手段17とフリーローラ16との接触を解除することにより、上流領域から順に搬送速度を低下させることができるため、先行グループの最後部の物品Wと、後続グループの先頭の物品Wとの間隔を搬送速度差によって広げることができ、グループ間を確実に切り離しできる。
また、摩擦手段17の作用により、第2コンベヤ5の搬送速度よりも遅い速度で第1コンベヤ4のベルト13を回行させることができるため、ベルト13自体の速度を第2コンベヤ5の速度に合わせる場合に比べて、第1コンベヤ4の速度上昇を抑えることができる。これにより、供給コンベヤ6と第1コンベヤ4との搬送速度の急接近を防ぎ、供給コンベヤ6と第1コンベヤ4との速度差による幅寄せ能力の低下を防止できる。
さらに、物品Wの間隔を空けて搬送する供給コンベヤ6を一定速にしても、第1コンベヤ4のベルト13の回行速度との速度差を確保でき、供給コンベヤ6の速度制御が容易となる。
複数の摩擦手段17のうち最上流に位置する上流側摩擦板18は、グループが構成された際にグループの最後部に位置する物品Wの少なくとも一部と平面視で重なるように設置されているため、物品Wをグループ単位で搬送する際に、そのグループに属する物品Wに摩擦手段17を一斉に接触させることによってグループ全体を加速させることができ、グループの状態を維持したまま物品Wを搬送できる。
なお、上記第1の実施の形態では、上流側の搬送装置2で1列で搬送されてきた物品Wが供給コンベヤ6へ複数列で送り出され、その後、第1コンベヤ4へ搬入される構成としたが、このような構成には限定されず、上流側の搬送装置2および供給コンベヤ6の構成等は、適宜変更できる。
また、搬送装置1は、複数列の物品Wをグループ化する構成としたが、このような構成には限定されず、例えば1列で搬送される物品W同士の搬送方向の間隔を調整してグループ化する構成にしてもよい。
さらに、例えば、供給コンベヤ6と上流側の搬送装置2とを一体に構成してもよく、上流側の搬送装置2を第1コンベヤ4の上流に接続して、上流側の搬送装置2を供給コンベヤ6として機能させてもよい。
第1コンベヤ4は、摩擦手段17が、上流側摩擦板18と下流側摩擦板19とを有する構成としたが、このような構成には限定されず、摩擦手段17は、所定の領域毎にフリーローラ16に対して選択的に接離可能な構成であればよい。なお、摩擦手段17の移動方向は、上下方向以外に左右方向でも良い。
また、摩擦手段17は、2つの摩擦部材(上流側摩擦板18および下流側摩擦板19)を有する構成としたが、このような構成には限定されず、摩擦部材の数は適宜変更でき、2つ以上(複数)の摩擦部材を使用することができる。すなわち、図8(a)ないし図8(e)に示すように、摩擦部材としての上流側摩擦板26、摩擦部材としての中間摩擦板27、および、摩擦部材としての下流側摩擦板28が設けられた構成等にしてもよい。
さらに、このように上流側摩擦板26、中間摩擦板27および下流側摩擦板28の3つの摩擦部材が設けられた構成では、物品Wの移動に応じて、上流側摩擦板26、中間摩擦板27、下流側摩擦板28の順に上流側から摩擦部材ごとにフリーローラ16との接触が解除される構成には限定されない。すなわち、上流側摩擦板26のフリーローラ16との接触を解除した後に、中間摩擦板27および下流側摩擦板28のフリーローラ16の接触を同時に解除するようにしてもよく、上流側摩擦板26および中間摩擦板27のフリーローラ16との接触を同時に解除した後に、下流側摩擦板28のフリーローラ16との接触を解除するようにしてもよい。
搬送装置1は、第1コンベヤ4で所定の物品Wの搬送方向の間隔を調整でき、第1コンベヤ4と第2コンベヤ5とで所定の物品W群を整理してグループ化できる構成であればよく、供給コンベヤ6、第1コンベヤ4および第2コンベヤ5それぞれの搬送速度やその制御は、適宜変更できる。特に、第1コンベヤ4から第2コンベヤ5に搬入して物品W群の搬送方向の位置を整理する際には、前後の物品W同士の接触による衝撃を緩和するために、第1コンベヤ4と第2コンベヤ5との搬送速度を調整してもよく、また、前後の物品Wが接触しないように調整する構成等にしてもよい。
また、一のグループを構成中の先頭の物品Wの位置は、例えば可動ストッパを用いて第1コンベヤ4上または第2コンベヤ5上に待機させる構成にしてもよく、この構成の場合には、ストッパの遮蔽・開放の動作を摩擦手段17の動作と連動させてもよい。
物品Wが摩擦手段17上または摩擦手段17に対応する領域を通過したかどうか、または、物品Wが摩擦手段17上または摩擦手段17に対応する領域に進入、到達したかどうかは、センサのオン/オフで検知してよいし、タイマーを用いてもよい。なお、センサとタイマーを組み合わせても良い。
また、搬送装置1は、グループ以外の個々の物品W間隔の調整にも適用できる。つまり、単一物品W同士の幅寄せ、切り離しに使用することができる。
次に、第2実施の形態を図9および図10を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2実施の形態は、上記第1実施の形態に対して、図9に示すように、搬送方向の所定位置において、物品Wの通過を検知する複数の検知手段としてのセンサ31,32,33を有している。
センサ31は、供給コンベヤ6における上流側の端部近傍に設けられ、その光軸が遮光されることにより、上流側の搬送装置2から供給コンベヤ6への物品Wの搬入を検知する。すなわち、センサ31は、上流側の搬送装置2から供給コンベヤ6へ搬入されるべき物品Wの通過を検知して、通過すべき物品Wが検知されない場合に、または、一定時間以上検知された場合に、詰まり異常等のエラーとして検出する。
センサ32は、第1コンベヤ4における下流側の領域E2の下流側の端部近傍に設けられている。
このセンサ32は、一のグループの最後部の物品Wが第1コンベヤ4から第2コンベヤ5へ搬入されたことを検出する。
すなわち、第1コンベヤ4と第2コンベヤ5とによってグループ化された物品W群が、第2コンベヤ5から下流側の搬送装置3に送り出される際に、そのグループの最後部の物品Wがセンサ32の光軸を通過して、その光軸が遮光状態から入光状態に切り替わることにより、グループの全ての物品Wが第2コンベヤ5に搬入されたことを検出する。また、その検出結果に基づいて、第1コンベヤ4において、下流側摩擦板19がフリーローラ16から離間するとともに、ベルト13の回行が低速化し、第1コンベヤ4が低速状態となる。
センサ33は、第2コンベヤ5における下流側の端部近傍に設けられている。
このセンサ33は、一のグループの最前部の物品Wを検知して、そのグループの最前部の物品Wと最後部の物品Wとの位置関係を調整するために用いられる。
ここで、図10に示すように、第1コンベヤ4との搬送速度差で物品Wの幅方向の位置を整理しながら、後続の物品Wとの当接による衝撃を緩和するために、第2コンベヤ5は、搬送速度が第1コンベヤ4より低速に制御されている。すなわち、幅方向の位置が整理された物品Wは、第1コンベヤ4から第2コンベヤ5へ低速で徐々に搬送される。
そして、一のグループ構成工程中に、グループの最前部の物品Wが必要以上に前方まで搬送されて、そのグループの最前部の物品Wと最後部の物品Wとが離間しすぎないように、物品Wがセンサ33の光軸を遮光すると、第2コンベヤ5の搬送速度を低下、または、搬送を停止させて、間隔を調整し一のグループでの搬送方向における物品W同士の位置を調整する。
このようにセンサ31,32,33を用いて所定の物品Wの位置を検知することにより、物品Wの搬送状態に応じて第1コンベヤ4および第2コンベヤ5の搬送速度を制御でき、より正確に、搬送方向における所定の物品W同士の間隔を調整できるとともに、所定の物品W群をグループ化できる。
なお、搬送装置1において搬送される物品Wの位置を検知する構成では、センサ31,32,33の位置や数や種類等は、目的に応じて適宜変更できる。
1 搬送装置
4 第1コンベヤ
5 第2コンベヤ
6 供給コンベヤ
7 制御部
13 コンベヤベルトとしてのベルト
16 回転体としてのフリーローラ
18 摩擦部材としての上流側摩擦板
19 摩擦部材としての下流側摩擦板
26 摩擦部材としての上流側摩擦板
27 摩擦部材としての中間摩擦板
28 摩擦部材としての下流側摩擦板
W 物品

Claims (4)

  1. 表面から上端および下端の一部が突出するように複数の回転体が回転自在に設けられて、物品を搬送する回行可能なコンベヤベルトと、このコンベヤベルトの搬送方向に並設され、前記回転体に対してそれぞれが接離可能な複数の摩擦部材とを有する第1コンベヤと、
    前記第1コンベヤの下流に接続された第2コンベヤと、
    前記第1コンベヤの上流側に設置され、前記第1コンベヤへ前記物品を送り込む供給コンベヤと、
    前記摩擦部材の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1コンベヤ上に、または、前記第1コンベヤ上および前記第2コンベヤ上に配置された複数の前記物品にて構成されるグループが形成されるまで前記摩擦部材を前記回転体から離間させ、前記第1コンベヤから前記第2コンベヤにグループ単位で搬出される際に、そのグループを構成する前記物品の下方に位置する前記摩擦部材を前記回転体に一斉に接触させた後、そのグループの前記物品の移動に応じて上流から順に前記摩擦部材を前記回転体から離間させ
    回転状態の前記コンベヤベルトは、前記第2コンベヤに前記物品を搬出するとともに、前記供給コンベヤから前記物品を受け入れ
    ことを特徴とする搬送装置
  2. 前記制御部は、グループの最後部の前記物品が前記摩擦部材の上方を通過した後で、かつ、後続のグループの最前部の前記物品が前記摩擦部材の上方に進入する前に、前記摩擦部材を前記回転体から離間させる
    ことを特徴とする請求項記載の搬送装置
  3. 前記第1コンベヤと前記第2コンベヤとはそれぞれ独立した駆動源を有し、
    前記制御部は、前記第1コンベヤから前記第2コンベヤにグループ単位で前記物品を移動させる際に、前記第2コンベヤの搬送速度を前記第1コンベヤの前記コンベヤベルトの回行速度よりも高速になるように前記第2コンベヤの前記駆動源を制御する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の搬送装置。
  4. 前記グループは、前記搬送装置の搬送方向および前記搬送方向に交差する幅方向に複数並んだ前記物品によって形成される
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の搬送装置。
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