JP6860245B1 - 健康状態判定支援装置、健康状態判定支援プログラム、および健康状態判定支援システム - Google Patents

健康状態判定支援装置、健康状態判定支援プログラム、および健康状態判定支援システム Download PDF

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Abstract

【課題】被験者の健康状態に関する判定に用いることのできる目安情報を簡便に提供する。【解決手段】健康状態判定支援装置は、被験者から第1のタイミングで採取した尿、唾液、鼻水の少なくともいずれかを含む体液中に含まれる特定成分の濃度を示す第1濃度データ、および、被験者から第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した体液中に含まれる特定成分の濃度を示す第2濃度データをそれぞれ取得するデータ取得部と、データ取得部で取得した第1濃度データおよび第2濃度データに基づいて、被験者の健康状態を示唆する判定結果データを出力する判定部と、判定部が出力した判定結果データを読み出し可能に格納するデータ管理部と、データ管理部が格納している判定結果データを出力するデータ出力部と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、被験者の健康状態の判定を支援する装置、プログラム、およびシステムに関する。
被験者から採取した尿に含まれる特定成分の濃度等を測定し、この測定結果を用いて被験者の健康状態の判定を支援する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−207037号公報
本開示は、被験者の健康状態に関する判定に用いることのできる参考情報を簡便に提供することが可能な技術を提供することを目的とする。
本開示の一態様によれば、
被験者から第1のタイミングで採取した尿、唾液、鼻水の少なくともいずれかを含む体液中に含まれる特定成分の濃度を示す第1濃度データ、および、前記被験者から前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した前記体液中に含まれる前記特定成分の濃度を示す第2濃度データをそれぞれ取得するデータ取得部と、
前記データ取得部で取得した前記第1濃度データおよび前記第2濃度データに基づいて、前記被験者の健康状態を示唆する判定結果データを出力する判定部と、
前記判定部が出力した前記判定結果データを読み出し可能に格納するデータ管理部と、
前記データ管理部が格納している前記判定結果データを出力するデータ出力部と、
を有する健康状態判定支援装置が提供される。
本開示の他の態様によれば、
被験者から第1のタイミングで採取した尿、唾液、鼻水の少なくともいずれかを含む体液中に含まれる特定成分の濃度を示す第1濃度データ、および、前記被験者から前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した前記体液中に含まれる前記特定成分の濃度を示す第2濃度データをそれぞれ取得するデータ取得手順と、
前記データ取得手順で取得した前記第1濃度データおよび前記第2濃度データに基づいて、前記被験者の健康状態を示唆する判定結果データを出力する判定手順と、
前記判定手順で出力した前記判定結果データを読み出し可能に格納するデータ管理手順と、
前記データ管理手順で格納した前記判定結果データを出力するデータ出力手順と、
をコンピュータに実行させるよう構成されたプログラムが提供される。
本開示のさらに他の態様によれば、
コンピュータ端末と、通信網を介して前記コンピュータ端末に接続されるサーバと、を備える健康状態判定支援システムであって、
前記コンピュータ端末は、被験者から第1のタイミングで採取した尿、唾液、鼻水の少なくともいずれかを含む体液中に含まれる特定成分の濃度を示す第1濃度データ、および、前記被験者から前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した前記体液中に含まれる前記特定成分の濃度を示す第2濃度データのそれぞれを前記サーバへ送信するよう構成され、
前記サーバは、前記コンピュータ端末から受信した前記第1濃度データおよび前記第2濃度データに基づいて、前記被験者の健康状態を示唆する判定結果データを出力して読み出し可能に格納し、前記判定結果データを前記コンピュータ端末へ送信するよう構成されている健康状態判定支援システムが提供される。
本開示によれば、被験者の健康状態の判定に用いることのできる参考情報を簡便に取得することが可能となる。
本開示の一態様における健康状態判定支援システム1の構成を示す模式図である。 本開示の一態様における健康状態判定支援装置20のブロック構成図である。 本開示の一態様における判定ロジックテーブル(糖尿病疾患リスク判定用)の構成例を例示する図である。 本開示の他の態様における判定ロジックテーブル(痛風疾患リスク判定用)の構成例を例示する図である。 本開示の一態様における健康状態判定支援装置20の動作フロー(糖尿病疾患リスクの判定フロー)を例示する図である。 本開示の他の態様における健康状態判定支援装置20の動作フロー(痛風疾患リスクの判定フロー)を例示する図である。 (a)は本開示の一態様における健康状態判定支援装置20による判定結果データの出力態様(糖尿病疾患リスク判定用)を例示する図であり、(b)は判定結果データが示唆する被験者の健康状態を示すメッセージの一例を示す図である。 (a)は本開示の他の態様における健康状態判定支援装置20による判定結果データの出力態様(痛風疾患リスク判定用)を例示する図であり、(b)は判定結果データが示唆する被験者の健康状態を示すメッセージの一例を示す図である。 本開示のさらに他の態様における健康状態判定支援システム1’の構成を示す模式図である。 (a)は本開示のさらに他の態様におけるコンピュータ端末20’のブロック構成図であり、(b)は本開示のさらに他の態様におけるサーバ30のブロック構成図である。
<本開示の一態様>
以下、本開示の一態様について、主に、図1〜図3、図5、図7を参照しながら説明する。
(1)システム構成
図1に示すように、本態様における健康状態判定支援システム(以下、判定支援システム)1は、センサ10と、健康状態判定支援装置(以下、判定支援装置)20と、を備えている。
センサ10は、例えば、酸化還元反応を生じさせるための複数の電極(例えば、参照、作用、対向電極)を備えるセンサシート10bと、上述の電極群に対して所定の電圧掃引走査を行うことが可能なように構成された測定器10cと、を備えている。作用電極等の特定の電極の表面には、測定対象となる特定成分のみを透過させる機能膜やこの特定成分のみと反応する機能膜として、例えば、酵素含有膜やイオン交換膜といった所定の表面装飾膜が設けられていてもよい。センサシート10bおよび測定器10cは、所定のタイミングで被験者から採取した尿などの体液をセンサシート10bに設けられた測定窓10aに滴下して上述の電極群に接触させ、この電極群に対して測定器10cから所定の電圧掃引走査を行うことにより、体液中に含まれる特定成分(例えば、尿中に含まれる尿糖等)を特定の条件下で電気分解させ、その際に生じる酸化還元反応の大きさから特定成分の濃度を測定することが可能なように構成されている。また、測定器10cは、測定によって得られた特定成分の濃度を示す濃度データを、無線通信手段や有線通信手段等を通じて判定支援装置20に対して送信することが可能なように構成されている。
図2に示すように、判定支援装置20は、CPU(Central Processing Unit)21a、RAM(Random Access Memory)21b、記憶機能21c、ディスプレイ、ランプ、ブザー等として構成された出力機能21d、および、無線あるいは有線を用いる通信機能21eを備えたコンピュータ(スマートフォン、タブレット、PC等)として構成されている。CPU21a、RAM21b、記憶機能21c、出力機能21d、通信機能21eは、内部バス21fを介して互いにデータ交換が可能なように構成されている。
記憶機能21cは、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性メモリデバイスにより構成されている。記憶機能21c内には、判定支援装置20の動作を制御する制御プログラムやその動作に際して用いられるデータファイル等が、読み出し可能に格納されている。以下、制御プログラムやデータファイル等を総称して、単に、プログラムともいう。RAM21bは、CPU21aによって読み出されたプログラムやデータ等が一時的に保持されるメモリ領域(ワークエリア)として構成されている。
記憶機能21cから読み出した制御プログラムをCPU21aが実行することにより、判定支援装置20に、データ取得部20a、テーブル格納部20b、判定部20c、データ管理部20d、および、データ出力部20eといった機能群が実現される。これらの機能は、上述のプログラムと、CPU21a、RAM21b、記憶機能21c、出力機能21d、通信機能21eといったハードウェア資源と、の協働動作により実現されるものである。以下、判定支援装置20に実現されるこれらの機能について、順に説明する。
(データ取得部)
データ取得部20aは、被験者から第1のタイミングで採取した尿、唾液、鼻水の少なくともいずれかを含む体液(ここでは一例として尿)中に含まれる特定成分の濃度を示す第1濃度データD1、および、この被験者から第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した体液(ここでも同様に一例として尿)中に含まれる特定成分の濃度を示す第2濃度データD2を、無線あるいは有線等の通信手段を介して、センサ10からそれぞれ取得するように構成されている。尿中に含まれる特定成分としては、例えば、尿糖、尿酸、ナトリウム、カリウム、亜硝酸塩、アルギニン、アルブミン、クレアチニン等を挙げることができ、本態様では、特定成分が尿糖である場合を例に挙げて説明する。
第1、第2のタイミングとしては、例えば、これらのタイミング間で上述の特定成分の濃度変化が大きくなるようなタイミングをそれぞれ選択することができる。例えば、これらのタイミングを、被験者の身体(各種臓器や筋肉組織)に対して何らかの負荷や衝撃が加わるようなイベント(食事、運動等)を挟んで、その前後の所定の時間にそれぞれ設定することにより、第1、第2タイミング間での特定成分の濃度変化を大きくすることが可能となる。
特定成分として尿糖や尿酸を選択した場合、第1のタイミングとしては、例えば、被験者が日中において低血糖状態になりやすいタイミング、具体的には、起床後であって朝食前であるようなタイミングとすることができる。また、第1のタイミングとしては、例えば、被験者が所定の運動行為を行う前のタイミングとすることもできる。また、第2のタイミングとしては、例えば、被験者が日中において高血糖状態になりやすいタイミング、具体的には、食後(例えば朝食後、昼食後、夕食後)1〜3時間以内の範囲内のタイミングとすることができる。また、第2のタイミングとしては、例えば、被験者が上述の運動行為を行った後1〜3時間以内のタイミングとすることもできる。
なお、第2のタイミングは、第1のタイミングよりも後のタイミングであって、例えば、第1のタイミングから24時間以内、好ましくは18時間以内、より好ましくは12時間以内のタイミングとすることができる。データ取得部20aは、第1濃度データD1および第2濃度データD2の組を、例えば、日毎に取得するように構成されている。
(テーブル格納部)
テーブル格納部20bは、判定結果データを参照可能なように構成されたテーブル形式のデータ(以下、判定ロジックテーブル)を、読み出し可能なように格納している。判定結果データとは、第1濃度データD1と第2濃度データD2との組み合わせに応じて択一的に選択されるものであり、被験者の健康状態を示唆するデータ(参考データ、目安データ)のことである。判定結果データが示唆する被験者の健康状態については、追って詳しく説明する。なお、判定ロジックテーブルは、体液中に含まれる特定成分、すなわち、測定対象となる特定成分の種類ごとに用意することができる。図3に示した判定ロジックテーブルは、被験者の尿を対象の体液とし、この尿中に含まれる尿糖を特定成分とし、被験者の糖尿病疾患リスクの判定に用いられるテーブルを例示したものである。また、図4に示した判定ロジックテーブルは、後述する他の態様で使用するものであり、被験者の尿を対象の体液とし、この尿中に含まれる尿酸を特定成分とし、被験者の痛風疾患リスクの判定に用いられるテーブルを例示したものである。テーブル格納部20bは、図3、図4に例示した種々の判定ロジックテーブルを、それぞれ、ファイル等の形式で記憶機能21c内に予め格納するよう構成されている。
(判定部)
判定部20cは、データ取得部20aで取得した第1濃度データD1および第2濃度データD2の値に基づいて、被験者の健康状態を示唆する判定結果データを出力するように構成されている。その動作については追って詳しく説明する。なお、判定部20cは、判定結果データを、例えば、日毎(第1濃度データD1および第2濃度データD2を取得する毎)に出力するように構成されている。
(データ管理部)
データ管理部20dは、判定部20cが出力した判定結果データを、読み出し可能に格納するように構成されている。具体的には、データ管理部20dは、判定結果データと、その出力(選択)の際に用いた第1濃度データD1および第2濃度データD2の組を、濃度データD1,D2の取得日時および判定結果データの出力日時とともに、記憶機能21c内に読み出し可能に格納するよう構成されている。
なお、データ管理部20dは、判定部20cにより日毎に出力される判定結果データを、所定のデータ保持期間にわたり読み出し可能に格納するよう構成されている。データ保持期間としては、週単位、月単位、年単位を設定することができ、さらには、被験者の希望等に応じた任意の期間、例えば、被験者の前回定期健診から次回定期健診までの期間等を設定することが可能なように構成されている。
また、データ管理部20dは、上述の第1のタイミングと第2のタイミングとの間に被験者の身体(各種臓器や筋肉組織)に加わった負荷の大きさを示すデータ(負荷データ)として、これらのタイミングの間に被験者が摂取した飲食物の内容を示す「食事データ」を、判定結果データとともに、記憶機能21c内に読み出し可能に格納するようにも構成されている。食事データには、例えば、食事のタイミング(朝食、昼食、夕食、その他間食)、食事内容やその量、それに含まれる各種栄養素(糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、その他プリン体などの物質)の量やバランス、摂取カロリー、飲酒の有無やその摂取量、カフェイン等の刺激性物質の有無やその摂取量といった各種情報から、任意の情報を選択して含ませることができる。
また、データ管理部20dは、上述の第1のタイミングと第2のタイミングとの間に被験者の身体に加わった負荷データとして、これらのタイミングの間に被験者が行った運動の内容を示す「運動データ」を、判定結果データとともに、記憶機能21c内に読み出し可能に格納するようにも構成されている。運動データには、例えば、運動の種類、頻度、実施タイミング、運動量、消費カロリーといった各種情報から、任意の情報を選択して含ませることができる。
また、データ管理部20dは、被験者の健康状態に関する健康補助データを、判定結果データとともに読み出し可能に格納するようにも構成されている。健康補助データには、例えば、被験者の身長、体重、その他身体的特徴を示す各種属性情報(血液型、年齢、性別、体型、人種、遺伝子情報、基礎代謝量、居住地域など)、被験者が受診した健康診断の結果(血圧、脈拍、呼吸数、体温といった基礎的バイタルデータ、血液中の各種成分や血液の酸性度といったその他バイタルデータ、疾患の有無やその重篤度等)、その他各種アドバイスを示す情報を含ませることができる。
食事データ、運動データ、健康補助データは、判定支援装置20に接続された入力装置からの被験者の入力により取得することができる。入力装置は、例えばGUI(Graphical User Interface)をディスプレイ等として構成された出力機能21dに表示させることで構成することができる。
(データ出力部)
データ出力部20eは、データ管理部20dが格納している判定結果データを出力することが可能なように構成されている。具体的には、データ出力部20eは、データ管理部20dが格納している判定結果データを記憶機能21cから読み出し、判定結果データそのもの、或いは、判定結果データが示唆する後述する各種内容(被験者の健康状態を示唆する内容)を示す所定のメッセージを、ディスプレイ等として構成された出力機能21dに向けて出力して表示させること等が可能なように構成されている(図7(a)の符号22a参照。ここではメッセージ表示の場合を例示)。なお、判定結果データが示唆する被験者の健康状態を示す各種メッセージとは、図7(b)に例示するように、判定結果データの種別ごとにその内容を解説するようそれぞれ定義され、記憶機能21c内に予め読み出し可能に格納されているものとする。なお、本明細書において「判定結果データを出力する」とは、判定結果データそのものを出力する場合、および、判定結果データが示唆する被験者の健康状態を示すメッセージを出力する場合のうち、いずれか1つを行うこと、或いは、両方を行うこと、を含むものとする。この点は、後述する各種態様においても同様である。
また、データ出力部20eは、データ管理部20dが上述の所定期間にわたり格納している複数の判定結果データから、任意の期間分の判定結果データを選択し、これらのデータ、或いは、これらのデータに対応する上述のメッセージを、例えば時系列に並べて出力することが可能なようにも構成されている。出力対象の期間としては、上述したデータ保持期間と同様に、週単位、月単位、年単位を選択することができ、さらには、被験者の希望等に応じた任意の期間、例えば、被験者の前回定期健診から次回定期健診までの期間等を選択することが可能なように構成されている。
なお、データ出力部20eは、上述の判定結果データ、或いは、このデータが示唆する被験者の健康状態を示す上述のメッセージを、第1濃度データD1および第2濃度データD2の絶対値とともに出力することが可能なように構成されている(図7(a)の符号22b参照)。このとき、データ出力部20eは、データ管理部20dが上述の所定期間にわたり格納している第1濃度データD1および第2濃度データD2の複数の組から、任意の期間分のデータの組を選択し、それらの絶対値を例えば時系列に並べて出力することが可能なようにも構成されている。
また、データ出力部20eは、上述の判定結果データ、或いは、このデータが示唆する被験者の健康状態を示す上述のメッセージを、第1濃度データD1に対する第2濃度データD2の平均値や変化率とともに出力することが可能なようにも構成されている(図7(a)の符号22c参照。ここでは変化率表示の場合を例示)。このとき、データ出力部20eは、データ管理部20dが上述の所定期間にわたり格納している第1濃度データD1および第2濃度データD2の複数の組から、任意の期間分のデータを選択し、それらの平均値や変化率を例えば時系列に並べて出力することが可能なようにも構成されている。
また、データ出力部20eは、上述の判定結果データを、データ管理部20dに保管されている食事データ、すなわち、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に被験者が摂取した食事に関する情報とともに出力することが可能なようにも構成されている(図7(a)の符号22d参照)。また、この際、データ出力部20eは、判定結果データの内容や上述の変化率等に対応付けられた所定の食事アドバイスメッセージを出力することが可能なようにも構成されている(図7(a)の符号22e参照)。この食事アドバイスメッセージも、図7(b)に例示したメッセージと同様に、判定結果データの種別や上述の変化率等ごとにそれぞれ定義され、記憶機能21c内に予め読み出し可能に格納されているものとする。
また、後述する他の態様で説明するが、データ出力部20eは、上述の判定結果データを、データ管理部20dに保管されている運動データ、すなわち、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に被験者が行った運動に関する情報とともに出力することが可能なようにも構成されている(図8(a)の符号23d参照)。また、この際、データ出力部20eは、判定結果データの内容や上述の変化率等に対応付けられた所定の運動アドバイスメッセージを出力することが可能なようにも構成されている(図8(a)の符号23e参照)。この運動アドバイスメッセージも、図7(b)に例示したメッセージと同様に、判定結果データの種別や上述の変化率等ごとにそれぞれ定義され(図8(b)参照)、記憶機能21c内に予め読み出し可能に格納されているものとする。
また、データ出力部20eは、上述の判定結果データを、健康補助データとともに出力することが可能なようにも構成されている(図7(a)の符号22f)。
(2)判定支援動作
続いて、被験者の健康状態(ここでは一例として糖尿病疾患リスク)の判定支援動作について、主に図5を用いて説明する。以下に示す一連の動作は、上述した判定支援システム1により実行される。
(データ取得ステップ)
まず、判定支援装置20のデータ取得部20aが、センサ10から、被験者から第1のタイミングで採取した尿中に含まれる尿糖の濃度(尿糖値)を示す第1濃度データD1、および、この被験者から第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した尿中に含まれる尿糖の濃度(尿糖値)を示す第2濃度データD2を、それぞれ取得する。上述したように、第1のタイミングとしては、被験者が起床後であって朝食前であるようなタイミングとすることができ、第2のタイミングとしては、食後1〜3時間の範囲内のタイミングとすることができる。また、上述したように、第1のタイミングとしては、被験者が運動前であるようなタイミングとすることができ、第2のタイミングとしては、被験者が運動後1〜3時間の範囲内のタイミングとすることもできる。
まず、朝食前或いは運動前といった第1のタイミングで第1濃度データD1を受信すると、データ取得部20aは、その値が所定の範囲内であるか否かを判定する。そして、第1濃度データD1が所定の範囲内である場合には、第1濃度データD1を、その取得日時とともに記憶機能21cへ読み出し可能なように格納する。このとき、データ取得部20aは、「第1濃度データD1の格納が無事に成功した」旨を示すメッセージ表示や通知音の発報を行うよう、出力機能21dを動作させる。
なお、第1濃度データD1が示す濃度が過小(上述の範囲外)であった場合には、データ取得部20aは、センサ10による第1濃度データD1の再測定や再取得を促す旨のメッセージ表示やアラーム発報を行うよう、出力機能21d等を動作させる。また、第1濃度データD1が示す濃度が過大(上述の範囲外)であった場合には、データ取得部20aは、被験者が既に糖尿病に疾患している可能性が高いものとして、医療機関による診察等を促すようなメッセージ表示やアラーム発報を行うよう、出力機能21d等を動作させる。
また、食後1〜3時間以内あるいは運動後1〜3時間以内といった第2のタイミングで第2濃度データD2を受信すると、データ取得部20aは、その値が所定の範囲内であるか否かを、第1のタイミングでの処理と同様の手順で判定する。そして、第2濃度データD2が所定の範囲内である場合には、第2濃度データD2を、その取得日時とともに記憶機能21cへ読み出し可能なように格納する。このとき、第1のタイミングでの処理と同様に、データ取得部20aは、「第2濃度データD2の格納が無事に成功した」旨を示すメッセージ表示や通知音の発報を行うよう、出力機能21dを動作させる。
なお、第2濃度データD2が示す濃度が過小(上述の範囲外)であった場合には、データ取得部20aは、第1のタイミングでの処理と同様に、センサ10による第2濃度データD2の再測定や再取得を促す旨のメッセージ表示やアラーム発報を行うよう、出力機能21d等を動作させる。また、第2濃度データD2が示す濃度が過大(上述の範囲外)であった場合には、データ取得部20aは、被験者が既に糖尿病に疾患している可能性が高いものとして、医療機関による診察を促すようなメッセージ表示やアラーム発報を行うよう、出力機能21d等を動作させる。
(判定ステップ)
記憶機能21cへの第1濃度データD1,第2濃度データD2の格納がそれぞれ完了したら、判定部20cが、記憶機能21cから第1濃度データD1,第2濃度データD2をそれぞれ読み出すとともに、テーブル格納部20bに格納されている判定ロジックテーブルを参照する。そして判定部20cが、第1濃度データD1と第2濃度データD2との組み合わせに基づいて、被験者の糖尿病疾患リスクを、判定ロジックテーブルに予め定義された少なくとも4種類のリスク(ここでは一例として後述するDRmax,DRmid1,DRmid2,DRmin)から択一的に選択し、この選択結果を示すデータを判定結果データとして出力する。
具体的には、第1濃度データD1および第2濃度データD2が示す尿糖の濃度がそれぞれ閾値以上の大きさである場合(それぞれ尿糖あり)、判定部20cは、判定結果データとして、「被験者の糖尿病疾患リスクが、判定ロジックテーブルに記載された4種類のリスクのうちで最も高い“糖尿病疾患リスク高(DRmax)”である」旨を示すデータを出力する。ここで、DRmaxとは、第1濃度データD1、第2濃度データD2が示す尿糖の濃度がそれぞれ閾値以上であるから、「今後、被験者が糖尿病に疾患するリスクが高い」ことを示唆するデータであると解釈できる。
また、第1濃度データD1および第2濃度データD2が示す尿糖の濃度がそれぞれ閾値未満の大きさである場合(それぞれ尿糖なし)、判定部20cは、判定結果データとして、「被験者の糖尿病疾患リスクが、判定ロジックテーブルに記載された4種類のリスクのうちで最も低い“糖尿病疾患リスク低(DRmin)”である」旨を示すデータを出力する。ここで、DRminとは、第1濃度データD1、第2濃度データD2が示す尿糖の濃度がそれぞれ閾値未満であるから、「今後、被験者が糖尿病に疾患するリスクが低い」ことを示唆するデータであると解釈できる。
また、第1濃度データD1が示す尿糖の濃度が閾値以上の大きさであり(尿糖あり)、第2濃度データD2が示す尿糖の濃度が閾値未満の大きさである場合(尿糖なし)、判定部20cは、判定結果データとして、「被験者の糖尿病疾患リスクが、上述のDRmaxとDRminとの間の大きさの“糖尿病疾患リスク中その1(DRmid1)”である」旨を示すデータを、判定ロジックテーブルから選択して出力する。DRmid1とは、例えば、被験者が糖尿病に疾患しているリスクは上述のDRmaxよりも低いものの、第1濃度データD1が示す尿糖の濃度が閾値以上であるから「それなりの経過観察が必要である」旨を示唆するデータであると解釈できる。さらには、尿糖の濃度が第1のタイミングから第2のタイミングにかけて低下していることから、「これらのタイミングの間で被験者の身体に加わった負荷的なイベント(食事や運動等)の影響により、被験者の糖尿病疾患リスクが低減した可能性」を示唆するデータ、すなわち、「糖尿病疾患リスクを低減するには、被験者が、第1、第2タイミング間で摂取した食事と同様の食事、或いは、第1、第2タイミング間で行った運動と同様の運動を、今後も継続することが望ましい」旨を示唆するデータであると解釈できる。
また、第1濃度データD1が示す尿糖の濃度が閾値未満の大きさであり(尿糖なし)、第2濃度データD2が示す尿糖の濃度が閾値以上の大きさである場合(尿糖あり)、判定部20cは、判定結果データとして、「被験者の糖尿病疾患リスクが、上述のDRmaxとDRminとの間の大きさの“糖尿病疾患リスク中その2(DRmid2)”である」旨を示すデータを、判定ロジックテーブルから選択して出力する。DRmid2とは、例えば、被験者が糖尿病に疾患しているリスクは上述のDRmaxよりも低いものの、第2濃度データD2が示す尿糖の濃度が閾値以上であるから「それなりの経過観察が必要である」旨を示唆するデータであると解釈できる。さらには、尿糖の濃度が第1のタイミングから第2のタイミングにかけて上昇していることから、「これらのタイミングの間で被験者の身体に加わった負荷的なイベント(食事や運動等)の影響により、被験者の糖尿病疾患リスクが増大した可能性」を示唆するデータ、すなわち、「糖尿病疾患リスクを低減するには、被験者が、第1、第2タイミング間で摂取した食事と同様の食事、或いは、第1、第2タイミング間で行った運動と同様の運動を、今後は継続すべきではない」旨を示唆するデータであると解釈できる。
(データ格納ステップ)
判定部20cが出力した判定結果データは、データ管理部20dにより、記憶機能21c内に読み出し可能に格納される。また、データ管理部20dは、判定結果データと、その出力(判定)に用いられた第1濃度データD1、第2濃度データD2との組を、濃度データD1,D2の取得日時および判定結果データの出力日時とともに、記憶機能21c内に読み出し可能に格納する。
また、上述したように、データ管理部20dは、判定部20cにより日毎に出力される判定結果データを、週単位、月単位、年単位或いは前回定期健診から次回定期健診までの期間といった所定のデータ保持期間にわたり読み出し可能に格納することができる。
また、データ管理部20dは、負荷データとして、上述の第1のタイミングと第2のタイミングとの間に被験者が摂取した飲食物の内容を示す食事データを、判定結果データとともに、記憶機能21c内に読み出し可能に格納することができる。
また、データ管理部20dは、負荷データとして、上述の第1のタイミングと第2のタイミングとの間に被験者が行った運動の内容を示す運動データを、判定結果データとともに、記憶機能21c内に読み出し可能に格納することができる。
また、データ管理部20dは、被験者の健康状態に関する健康補助データを、判定結果データとともに読み出し可能に格納することもできる。
食事データ、運動データ、および健康補助データの格納は、いずれも、第1濃度データD1や第2濃度データD2や判定結果データの格納を行うタイミングに限らず、任意のタイミングで行うことができる。
(データ出力ステップ)
記憶機能21cへの判定結果データの格納が完了した後、被験者の要求があった際等の任意のタイミングで、データ出力部20eは、データ管理部20dが格納している判定結果データを出力する。例えば、データ出力部20eが、ディスプレイとして構成された出力機能21dに向けて、上述の判定結果データ、或いは、このデータが示唆する被験者の健康状態を示すメッセージを出力することにより、この情報、すなわち、被験者の健康状態を示唆する情報が、図7(a)の符号22aに例示したような態様でディスプレイに表示される。
この際、上述したように、データ出力部20eは、上述の判定結果データ、或いは、このデータが示唆する被験者の健康状態を示すメッセージを、第1濃度データD1および第2濃度データD2の絶対値とともに、図7(a)の符号22bに例示したような態様で出力することができる。また、データ出力部20eは、上述の判定結果データ、或いは、このデータが示唆する被験者の健康状態を示すメッセージを、第1濃度データD1に対する第2濃度データD2の変化率とともに、図7(a)の符号22cに例示したような態様で出力することもできる。
また、データ出力部20eは、上述の判定結果データ、或いは、このデータが示唆する被験者の健康状態を示すメッセージを、データ管理部20dに保管されている食事データ、すなわち、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に被験者が摂取した食事に関する情報とともに、図7(a)の符号22dに例示したような態様で出力することもできる。さらに、データ出力部20eは、上述の判定結果データの内容や上述の変化率等に対応付けられた所定の食事アドバイスメッセージを、図7(a)の符号22eに例示したような態様で出力することもできる。
また、後述する他の態様で説明するが、データ出力部20eは、上述の判定結果データ、或いは、このデータが示唆する被験者の健康状態を示すメッセージを、データ管理部20dに保管されている運動データ、すなわち、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に被験者が行った運動に関する情報とともに、図8(a)の符号23dに例示したような態様で出力することもできる。さらに、データ出力部20eは、判定結果データの内容や上述の変化率等に対応付けられた所定の運動アドバイスメッセージを、図8(a)の符号23eに例示したような態様で出力することもできる。
また、データ出力部20eは、上述の判定結果データ、或いは、このデータが示唆する被験者の健康状態を示すメッセージを、図7(a)の符号22fや図8(a)の符号23fに例示したような態様で、健康補助データとともに出力することもできる。
(3)効果
本態様によれば、以下に示す1つまたは複数の効果を奏する。
(a)判定支援装置20が、異なるタイミングで取得した第1濃度データD1、第2濃度データD2に基づいて、被験者の健康状態を示唆する判定結果データ、或いは、このデータが示唆する被験者の健康状態を示すメッセージを自動的に出力することから、被験者は、自身の健康状態に関する判定に用いることのできる参考情報(本態様では被験者が糖尿病に疾患するリスク)を、簡便に把握することが可能となる。
(b)第1のタイミングを、被験者が日中において低血糖状態になりやすい食前(例えば、起床後であって朝食前)などとし、第2のタイミングを、被験者が日中において高血糖状態になりやすいタイミング(例えば、食後1〜3時間以内)などとすることで、被験者の健康状態を、判定結果データへ感度よく、かつ正確に反映することが可能となる。結果として、被験者は、自身が糖尿病に疾患するリスク等をより確実に把握することが可能となる。なお、第1のタイミングを運動前、第2のタイミングを運動後とした場合においても、略同様の効果が得られる。
(c)データ管理部20dが、判定結果データを上述の所定期間にわたり読み出し可能に格納し、データ出力部20eが、複数の判定結果データから任意の期間分の判定結果データを選択して例えば時系列に並べて出力することにより、被験者は、自身の健康状態の推移を容易に把握することができ、また、今後の変化を容易に予測することが可能となる。
(d)データ出力部20eが、判定結果データを、第1濃度データD1および第2濃度データD2の絶対値とともに出力することにより、被験者は、自身の健康状態を定量的に把握することが可能となる。
(e)データ出力部20eが、判定結果データを、第1濃度データD1に対する第2濃度データD2の変化率とともに出力することにより、被験者は、自身の健康状態を容易に把握することが可能となる。
(f)データ管理部20dが、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に被験者が摂取した飲食物の内容を示す食事データを判定結果データとともに読み出し可能に格納し、また、データ管理部20dが、判定結果データを食事データとともに出力することにより、被験者は、自身の健康状態と食事との因果関係を容易に把握することが可能となる。これにより、被験者は、健康状態を改善するにはどのような食事を摂取するべきか等を容易に判断し、改善に努めることが容易となる。
(g)データ管理部20dが、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に被験者が行った運動の内容を示す運動データを判定結果データとともに読み出し可能に格納し、また、データ管理部20dが、判定結果データを運動データとともに出力することにより、被験者は、自身の健康状態と運動との因果関係を容易に把握することが可能となる。これにより、被験者は、健康状態を改善するにはどのような運動を行うべきか等を容易に判断し、改善に努めることが容易となる。
(h)データ管理部20dが、被験者の健康状態に関する健康補助データを判定結果データとともに読み出し可能に格納し、また、データ出力部20eが判定結果データを健康補助データとともに出力することにより、被験者は、自身の健康状態を総合的に把握することが容易となる。例えば、糖尿病と他の疾患の状況との関係性等を容易に把握することが可能となる。
<本開示の他の態様>
上述の態様では、尿中に含まれる特定成分として尿糖を選択し、被験者の糖尿病疾患リスクの判定を支援する例について説明したが、本開示はこのような態様に限定されない。たとえば、尿中に含まれる特定成分として尿酸を選択し、被験者の痛風疾患リスクの判定を支援するようにしてもよい。
この場合、上述の判定ステップにおいて、判定部20cが、記憶機能21cから第1濃度データD1,第2濃度データD2(いずれも尿酸濃度、すなわち、尿酸値)をそれぞれ読み出すとともに、テーブル格納部20bに格納されている図4に例示した判定ロジックテーブル(痛風疾患リスク判定用)を参照する。そして判定部20cが、第1濃度データD1と第2濃度データD2との組み合わせに基づいて、被験者の痛風疾患リスクを、判定ロジックテーブルに予め定義された少なくとも4種類のリスク(ここでは一例としてGRmax、GRmid1、GRmid2、GRex)から択一的に選択し、この選択結果を示すデータを判定結果データとして出力する。
具体的には、図6に示すように、第1濃度データD1および第2濃度データD2が示す尿酸の濃度がそれぞれ閾値以上の大きさである場合(それぞれ尿酸多い)、判定部20cは、判定結果データとして、「被験者の痛風疾患リスクが、判定ロジックテーブルに記載された4種類のリスクのうちで最も高い“痛風疾患リスク高(GRmax)”である」旨を示すデータを出力する。ここで、GRmaxとは、第1濃度データD1、第2濃度データD2が示す尿酸の濃度がそれぞれ閾値以上であるから、「今後、被験者が痛風に疾患するリスクが高い」ことを示唆するデータであると解釈できる。
また、第1濃度データD1が示す尿酸の濃度が閾値以上の大きさであり(尿酸多い)、第2濃度データD2が示す尿酸の濃度が閾値未満の大きさである場合(尿酸少ない)、判定部20cは、判定結果データとして、「被験者の痛風疾患リスクが、上述のGRmaxよりも低い“リスク中その1(GRmid1)”である」旨を示すデータを、判定ロジックテーブルから選択して出力する。GRmid1とは、例えば、被験者が痛風に疾患しているリスクは上述のGRmaxよりも低いものの、第1濃度データD1が示す尿酸の濃度が閾値以上であるから「それなりの経過観察が必要である」旨を示唆するデータであると解釈できる。さらには、尿酸の濃度が第1のタイミングから第2のタイミングにかけて低下していることから、「これらのタイミングの間で被験者の身体に加わった負荷的なイベント(食事や運動等)の影響により、被験者の痛風疾患リスクが低減した可能性」を示唆するデータ、すなわち、「痛風疾患リスクを低減するには、被験者が、第1、第2タイミング間で摂取した食事と同様の食事、或いは、第1、第2タイミング間で行った運動と同様の運動を、今後も継続することが望ましい」旨を示唆するデータであると解釈できる。
また、第1濃度データD1が示す尿酸の濃度が閾値未満の大きさであり(尿酸少ない)、第2濃度データD2が示す尿酸の濃度が閾値以上の大きさである場合(尿酸多い)、判定部20cは、判定結果データとして、「被験者の痛風疾患リスクが、上述のGRmaxよりも低い“リスク中その2(GRmid2)”である」旨を示すデータを、判定ロジックテーブルから選択して出力する。GRmid2とは、例えば、被験者が痛風に疾患しているリスクは上述のGRmaxよりも低いものの、第2濃度データD2が示す尿酸の濃度が閾値以上であるから「それなりの経過観察が必要である」旨を示唆するデータであると解釈できる。さらには、尿酸の濃度が第1のタイミングから第2のタイミングにかけて上昇していることから、「これらのタイミングの間で被験者の身体に加わった負荷的なイベント(食事や運動等)の影響により、被験者の痛風疾患リスクが増大した可能性」を示唆するデータ、すなわち、「痛風疾患リスクを低減するには、被験者が、タイミング間で摂取した食事と同様の食事、或いは、タイミング間で行った運動と同様の運動を、今後は継続すべきではない」旨を示唆するデータであると解釈できる。
また、第1濃度データD1および第2濃度データD2が示す尿酸の濃度がそれぞれ閾値未満の大きさである場合(それぞれ尿酸少ない)、判定部20cは、判定結果データとして、「被験者が尿酸の排出障害に疾患している可能性を示唆する“排出障害リスク(GRex)”」を示すデータを出力する。GRexとは、「被験者が、尿酸の排出障害に疾患していない可能性もあるが、念のため、一度は尿酸の排出障害について医療機関の診察を受けるべきである」旨を示唆するデータであると解釈できる。
他のステップは、上述の態様と同様とすることができる。本態様によっても、上述の態様と略同様の効果が得られる。なお、本態様は、上述の態様と任意の形態で組み合わせて実施することができる。
<本開示のさらに他の態様>
上述の態様では、スマートフォン等のコンピュータ端末として構成された判定支援装置20上に、データ取得部20a、テーブル格納部20b、判定部20c、データ管理部20d、および、データ出力部20eといった機能群の全てを実現する例について説明したが、本開示はこのような態様に限定されない。例えば、図9に示すように、コンピュータ端末20’と、インターネット等の通信網40を介してコンピュータ端末20’に接続されるコンピュータとしてされたサーバ30と、を備える健康状態判定支援システム1’により、同様の機能を実現するようにしてもよい。
この場合、図10(a)に示すように、コンピュータ端末20’に、上述の態様と同様に構成されたデータ取得部20a、データ出力部20eといった機能群をそれぞれ実現すればよい。そして、コンピュータ端末20’を、被験者から第1のタイミングで採取した尿、唾液、涙、汗、鼻水の少なくともいずれかを含む体液中に含まれる特定成分の濃度を示す第1濃度データ、および、被験者から第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した体液中に含まれる特定成分の濃度を示す第2濃度データのそれぞれを、サーバ30へ送信するよう動作させればよい。ここで述べた動作の詳細については、上述の態様と同様とすることができる。
またこの場合、図10(b)に示すように、サーバ30は、上述の態様で説明したCPU21a、RAM21b、記憶機能21c、出力機能21d、通信機能21eと同様の、CPU31a、RAM31b、記憶機能31c、出力機能31d、通信機能31eを備えて構成されている。CPU31a、RAM31b、記憶機能31c、出力機能31d、通信機能31eは、内部バス31fを介して互いにデータ交換が可能なように構成されている。またこの場合、サーバ30に、上述の態様で説明したテーブル格納部20b、判定部20c、データ管理部20dと同様の機能群、すなわち、データ受付部30a、テーブル格納部30b、判定部30c、データ管理部30d、データ出力部30eといった機能群をそれぞれ実現すればよい。そして、サーバ30を、コンピュータ端末20’から受信した第1濃度データおよび第2濃度データに基づいて、被験者の健康状態を示唆する判定結果データを出力して読み出し可能に格納するとともに、判定結果データをコンピュータ端末20’へ送信するよう動作させればよい。ここで述べた動作の詳細については、上述の態様と同様とすることができる。
上述の態様では、被験者から採取した体液が尿である例について説明したが、本開示はこのような態様に限定されない。例えば、被験者から採取した体液は、唾液、鼻水、汗、涙等であってもよい。また、上述の態様では、体液中に含まれる特定成分として、尿糖または尿酸の濃度を測定する例について説明したが、本開示はこのような態様に限定されない。例えば、体液中に含まれる特定成分としては、尿糖、尿酸の他、ナトリウム、カリウム、亜硝酸塩、アルギニン、アルブミン、クレアチニン等の時間の経過によって体液中の濃度が変化する成分であってもよい。
本態様によっても、上述の態様と略同様の効果が得られる。なお、本態様は、上述した各種態様と任意の形態で組み合わせ実施することができる。
<本開示の好ましい態様>
以下、本開示の好ましい態様について付記する。
(付記1)
本開示の一態様によれば、
被験者から第1のタイミングで採取した尿、唾液、鼻水の少なくともいずれかを含む体液中に含まれる特定成分の濃度を示す第1濃度データ、および、前記被験者から前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した前記体液中に含まれる前記特定成分の濃度を示す第2濃度データをそれぞれ取得するデータ取得部と、
前記データ取得部で取得した前記第1濃度データおよび前記第2濃度データに基づいて、前記被験者の健康状態を示唆する判定結果データを出力する判定部と、
前記判定部が出力した前記判定結果データを読み出し可能に格納するデータ管理部と、
前記データ管理部が格納している前記判定結果データを出力するデータ出力部と、
を有する健康状態判定支援装置が提供される。
(付記2)
付記1に記載の装置であって、
前記特定成分が尿糖であり、
前記判定部は、前記第1濃度データと前記第2濃度データとの組み合わせに基づいて、前記被験者の糖尿病疾患リスクを少なくとも4種類のリスクから択一的に選択し、この選択結果を示すデータを前記判定結果データとして出力するよう構成されている。
(付記3)
付記2に記載の装置であって、
前記判定部は、
前記第1濃度データおよび前記第2濃度データが示す前記特定成分の濃度がそれぞれ閾値以上の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の糖尿病疾患リスクが、前記4種類のリスクのうちで最も高いDRmaxである旨を示すデータを出力し、
前記第1濃度データおよび前記第2濃度データが示す前記特定成分の濃度がそれぞれ閾値未満の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の糖尿病疾患リスクが前記4種類のリスクのうちで最も低いDRminである旨を示すデータを出力し、
前記第1濃度データが示す前記特定成分の濃度が閾値以上の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記特定成分の濃度が閾値未満の大きさである場合、および、前記第1濃度データが示す前記特定成分の濃度が閾値未満の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記特定成分の濃度が閾値以上の大きさである場合には、それぞれ、前記判定結果データとして、前記被験者の糖尿病疾患リスクが前記DRmaxと前記DRminとの間の大きさである旨を示すデータを出力する
よう構成されている。
(付記4)
付記1に記載の装置であって、
前記特定成分が尿酸であり、
前記判定部は、前記第1濃度データと前記第2濃度データとの組み合わせに基づいて、前記被験者の痛風疾患リスクを少なくとも4種類のリスクから択一的に選択し、この選択結果を示すデータを前記判定結果データとして出力するよう構成されている。
(付記5)
付記4に記載の装置であって、
前記判定部は、
前記第1濃度データおよび前記第2濃度データが示す前記特定成分の濃度がそれぞれ閾値以上の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうちで最も高いGRmaxである旨を示すデータを出力し、
前記第1濃度データが示す前記特定成分の濃度が閾値以上の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記特定成分の濃度が閾値未満の大きさである場合、および、前記第1濃度データが示す前記特定成分の濃度が閾値未満の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記特定成分の濃度が閾値以上の大きさである場合には、それぞれ、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが前記GRmaxよりも低い旨を示すデータを出力し、
前記第1濃度データおよび前記第2濃度データが示す前記特定成分の濃度がそれぞれ閾値未満の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者が尿酸の排出障害に疾患しているリスクの存在を示唆するデータを出力する
よう構成されている。
(付記6)
付記1〜5のいずれかに記載の装置であって、
前記第1のタイミングは前記被験者の飲食前であり、前記第2のタイミングは前記被験者の飲食後である。
(付記7)
付記1〜5のいずれかに記載の装置であって、
前記第1のタイミングは前記被験者の運動前であり、前記第2のタイミングは前記被験者の運動後である。
(付記8)
付記1〜7のいずれかに記載の装置であって、
前記データ管理部は、前記判定部により出力される前記判定結果データを、所定のデータ保持期間にわたり読み出し可能に格納し、
前記データ出力部は、前記データ管理部が前記所定期間にわたり格納している複数の判定結果データから、任意の期間分の判定結果データを選択して出力する
よう構成されている。
(付記9)
付記1〜8のいずれかに記載の装置であって、
前記データ出力部は、前記判定結果データを、前記第1濃度データおよび前記第2濃度データの絶対値とともに出力するよう構成されている。
(付記10)
付記1〜9のいずれかに記載の装置であって、
前記データ出力部は、前記判定結果データを、前記第1濃度データに対する前記第2濃度データの変化率とともに出力するよう構成されている。
(付記11)
付記1〜10のいずれかに記載の装置であって、
前記データ管理部は、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記被験者が摂取した飲食物の内容を示す食事データを、前記判定結果データとともに読み出し可能に格納し、
前記データ出力部は、前記判定結果データを、前記食事データとともに出力する
よう構成されている。
(付記12)
付記1〜11のいずれかに記載の装置であって、
前記データ管理部は、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記被験者が行った運動の内容を示す運動データを、前記判定結果データとともに読み出し可能に格納し、
前記データ出力部は、前記判定結果データを、前記運動データとともに出力する
よう構成されている。
(付記13)
付記1〜12のいずれかに記載の装置であって、
前記データ管理部は、前記被験者の健康状態に関する健康補助データを、前記判定結果データとともに読み出し可能に格納し、
前記データ出力部は、前記判定結果データを、前記健康補助データとともに出力する
よう構成されている。
(付記14)
本開示の他の態様によれば、
被験者から第1のタイミングで採取した尿、唾液、鼻水の少なくともいずれかを含む体液中に含まれる特定成分の濃度を示す第1濃度データ、および、前記被験者から前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した尿中に含まれる前記特定成分の濃度を示す第2濃度データをそれぞれ取得するデータ取得手順と、
前記データ取得手順で取得した前記第1濃度データおよび前記第2濃度データに基づいて、前記被験者の健康状態を示唆する判定結果データを出力する判定手順と、
前記判定手順で出力した前記判定結果データを読み出し可能に格納するデータ管理手順と、
前記データ管理手順で格納した前記判定結果データを出力するデータ出力手順と、
をコンピュータに実行させるよう構成されているプログラム、または、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
(付記15)
本開示のさらに他の態様によれば、
コンピュータ端末と、通信網を介して前記コンピュータ端末に接続されるサーバと、を備える健康状態判定支援システムであって、
前記コンピュータ端末は、被験者から第1のタイミングで採取した尿、唾液、鼻水の少なくともいずれかを含む体液中に含まれる特定成分の濃度を示す第1濃度データ、および、前記被験者から前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した前記体液中に含まれる前記特定成分の濃度を示す第2濃度データのそれぞれを、前記サーバへ送信するよう構成され、
前記サーバは、前記コンピュータ端末から受信した前記第1濃度データおよび前記第2濃度データに基づいて、前記被験者の健康状態を示唆する判定結果データを出力して読み出し可能に格納するとともに、前記判定結果データを前記コンピュータ端末へ送信するよう構成されている健康状態判定支援システムが提供される。
10 センサ
20 健康状態判定支援装置
20a データ取得部
20b テーブル格納部
20c 判定部
20d データ管理部
20e データ出力部

Claims (11)

  1. 被験者から第1のタイミングで採取した尿中に含まれる尿酸の濃度を示す第1濃度データ、および、前記被験者から前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した尿中に含まれる尿酸の濃度を示す第2濃度データをそれぞれ取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部で取得した前記第1濃度データおよび前記第2濃度データの組み合わせに基づいて、前記被験者の痛風疾患リスクを4種類のリスクから択一的に選択し、この選択結果を示すデータを判定結果データとして出力する判定部と、
    前記判定部が出力した前記判定結果データを読み出し可能に格納するデータ管理部と、
    前記データ管理部が格納している前記判定結果データを出力するデータ出力部と、を有し、
    前記データ取得部は、
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が所定の範囲内になく過小である場合には、再測定或いは再取得を促す旨のメッセージ或いはアラームを出力機能に出力させ、前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記所定の範囲内になく過大である場合には、前記被験者が既に痛風に疾患している可能性が高いものとして、医療機関による診察を促す旨のメッセージ或いはアラームを前記出力機能に出力させ、
    前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記所定の範囲内になく過小である場合には、再測定或いは再取得を促す旨のメッセージ或いはアラームを前記出力機能に出力させ、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記所定の範囲内になく過大である場合には、前記被験者が既に痛風に疾患している可能性が高いものとして、医療機関による診察を促す旨のメッセージ或いはアラームを前記出力機能に出力させ、
    前記判定部は、
    前記第1濃度データおよび前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度がそれぞれ前記所定の範囲内である場合において、
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が閾値以上の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値以上の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうち最も高いGRmaxであって、今後、前記被験者が痛風に疾患するリスクが高い旨を示データを出力し、
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値以上の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値未満の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうち前記GRmaxよりも低いGRmid1であって、経過観察が必要であるものの、前記第1のタイミングおよび前記第2のタイミングの間で前記被験者の身体に加わった負荷的なイベントの影響により、前記被験者の痛風疾患リスクが低減した可能性があり、今後、同様のイベントを継続することが望ましい旨を示データを出力し、
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値未満の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値以上の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうち前記GRmaxよりも低いリスクGRmid2であって、経過観察が必要であるとともに、前記第1のタイミングおよび前記第2のタイミングの間で前記被験者の身体に加わった負荷的なイベントの影響により、前記被験者の痛風疾患リスクが増大した可能性があり、今後、同様のイベントを継続すべきではない旨を示データを出力し、
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値未満の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値未満の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうち、前記GRmax、前記GRmid1、および前記GRmid2とは異なるGRexであって、前記被験者が尿酸の排出障害に疾患していない可能性もあるが、念のため、一度は尿酸の排出障害について医療機関の診察を受けるべきである旨を示唆するデータを出力する
    よう構成されている健康状態判定支援装置。
  2. 前記第1のタイミングは前記被験者の飲食前であり、前記第2のタイミングは前記被験者の飲食後である請求項1に記載の健康状態判定支援装置。
  3. 前記第1のタイミングは前記被験者の運動前であり、前記第2のタイミングは前記被験者の運動後である請求項1に記載の健康状態判定支援装置。
  4. 前記データ管理部は、前記判定部により出力される前記判定結果データを、所定のデータ保持期間にわたり読み出し可能に格納し、
    前記データ出力部は、前記データ管理部が前記所定期間にわたり格納している複数の判定結果データから、任意の期間分の判定結果データを選択して出力する
    よう構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の健康状態判定支援装置。
  5. 前記データ出力部は、前記判定結果データを、前記第1濃度データおよび前記第2濃度データの絶対値とともに出力するよう構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の健康状態判定支援装置。
  6. 前記データ出力部は、前記判定結果データを、前記第1濃度データに対する前記第2濃度データの変化率とともに出力するよう構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の健康状態判定支援装置。
  7. 前記データ管理部は、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記被験者が摂取した飲食物の内容を示す食事データを、前記判定結果データとともに読み出し可能に格納し、
    前記データ出力部は、前記判定結果データを、前記食事データとともに出力する
    よう構成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の健康状態判定支援装置。
  8. 前記データ管理部は、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記被験者が行った運動の内容を示す運動データを、前記判定結果データとともに読み出し可能に格納し、
    前記データ出力部は、前記判定結果データを、前記運動データとともに出力する
    よう構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の健康状態判定支援装置。
  9. 前記データ管理部は、前記被験者の健康状態に関する健康補助データを、前記判定結果データとともに読み出し可能に格納し、
    前記データ出力部は、前記判定結果データを、前記健康補助データとともに出力する
    よう構成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の健康状態判定支援装置。
  10. 被験者から第1のタイミングで採取した尿中に含まれる尿酸の濃度を示す第1濃度データ、および、前記被験者から前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した尿中に含まれる尿酸の濃度を示す第2濃度データをそれぞれ取得するデータ取得手順と、
    前記データ取得手順で取得した前記第1濃度データおよび前記第2濃度データの組み合わせに基づいて、前記被験者の痛風疾患リスクを4種類のリスクから択一的に選択し、この選択結果を示すデータを判定結果データとして出力する判定手順と、
    前記判定手順で出力した前記判定結果データを読み出し可能に格納するデータ管理手順と、
    前記データ管理手順で格納した前記判定結果データを出力するデータ出力手順と、をコンピュータに実行させ、
    前記データ取得手順では、
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が所定の範囲内になく過小である場合には、再測定或いは再取得を促す旨のメッセージ或いはアラームを出力機能に出力させ、前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記所定の範囲内になく過大である場合には、前記被験者が既に痛風に疾患している可能性が高いものとして、医療機関による診察を促す旨のメッセージ或いはアラームを前記出力機能に出力させ、
    前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記所定の範囲内になく過小である場合には、再測定或いは再取得を促す旨のメッセージ或いはアラームを前記出力機能に出力させ、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記所定の範囲内になく過大である場合には、前記被験者が既に痛風に疾患している可能性が高いものとして、医療機関による診察を促す旨のメッセージ或いはアラームを前記出力機能に出力させる手順を前記コンピュータに実行させ、
    前記判定手順では前記第1濃度データおよび前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度がそれぞれ前記所定の範囲内である場合において、
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が閾値以上の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値以上の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうち最も高いGRmaxであって、今後、前記被験者が痛風に疾患するリスクが高い旨を示データを出力
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値以上の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値未満の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうち前記GRmaxよりも低いGRmid1であって、経過観察が必要であるものの、前記第1のタイミングおよび前記第2のタイミングの間で前記被験者の身体に加わった負荷的なイベントの影響により、前記被験者の痛風疾患リスクが低減した可能性があり、今後、同様のイベントを継続することが望ましい旨を示データを出力
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値未満の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値以上の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうち前記GRmaxよりも低いリスクGRmid2であって、経過観察が必要であるとともに、前記第1のタイミングおよび前記第2のタイミングの間で前記被験者の身体に加わった負荷的なイベントの影響により、前記被験者の痛風疾患リスクが増大した可能性があり、今後、同様のイベントを継続するべきではない旨を示するデータを出力
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値未満の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値未満の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうち、前記GRmax、前記GRmid1、および前記GRmid2とは異なるGRexであって、前記被験者が尿酸の排出障害に疾患していない可能性もあるが、念のため、一度は尿酸の排出障害について医療機関の診察を受けるべきである旨を示唆するデータを出力する手順を前記コンピュータに実行させるよう構成されているプログラム。
  11. コンピュータ端末と、通信網を介して前記コンピュータ端末に接続されるサーバと、を
    備える健康状態判定支援システムであって、
    前記コンピュータ端末は、被験者から第1のタイミングで採取した尿中に含まれる尿酸の濃度を示す第1濃度データ、および、前記被験者から前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで採取した尿中に含まれる前記尿酸の濃度を示す第2濃度データのそれぞれを、前記サーバへ送信するよう構成され、
    前記サーバは、前記コンピュータ端末から受信した前記第1濃度データおよび前記第2濃度データの組み合わせに基づいて、前記被験者の痛風疾患リスクを4種類のリスクから択一的に選択し、この選択結果を示すデータを判定結果データとして出力して読み出し可能に格納するとともに、前記判定結果データを前記コンピュータ端末へ送信するよう構成されており、
    前記コンピュータ端末は、
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が所定の範囲内になく過小である場合には、再測定或いは再取得を促す旨のメッセージ或いはアラームを出力機能に出力させ、前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記所定の範囲内になく過大である場合には、前記被験者が既に痛風に疾患している可能性が高いものとして、医療機関による診察を促す旨のメッセージ或いはアラームを前記出力機能に出力させ、
    前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記所定の範囲内になく過小である場合には、再測定或いは再取得を促す旨のメッセージ或いはアラームを前記出力機能に出力させ、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記所定の範囲内になく過大である場合には、前記被験者が既に痛風に疾患している可能性が高いものとして、医療機関による診察を促す旨のメッセージ或いはアラームを前記出力機能に出力させ、
    前記サーバは、前記第1濃度データおよび前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度がそれぞれ前記所定の範囲内である場合において、
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が閾値以上の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値以上の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうち最も高いGRmaxであって、今後、前記被験者が痛風に疾患するリスクが高い旨を示データを出力して読み出し可能に格納し、
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値以上の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値未満の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうち前記GRmaxよりも低いGRmid1であって、経過観察が必要であるものの、前記第1のタイミングおよび前記第2のタイミングの間で前記被験者の身体に加わった負荷的なイベントの影響により、前記被験者の痛風疾患リスクが低減した可能性があり、今後、同様のイベントを継続することが望ましい旨を示データを出力して読み出し可能に格納し、
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値未満の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値以上の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうち前記GRmaxよりも低いリスクGRmid2であって、経過観察が必要であるとともに、前記第1のタイミングおよび前記第2のタイミングの間で前記被験者の身体に加わった負荷的なイベントの影響により、前記被験者の痛風疾患リスクが増大した可能性があり、今後、同様のイベントを継続すべきではない旨を示データを出力して読み出し可能に格納し、
    前記第1濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値未満の大きさであり、前記第2濃度データが示す前記尿酸の濃度が前記閾値未満の大きさである場合には、前記判定結果データとして、前記被験者の痛風疾患リスクが、前記4種類のリスクのうち、前記GRmax、前記GRmid1、および前記GRmid2とは異なるGRexであって、前記被験者が尿酸の排出障害に疾患していない可能性もあるが、念のため、一度は尿酸の排出障害について医療機関の診察を受けるべきである旨を示唆するデータを出力して読み出し可能に格納する
    よう構成されている健康状態判定支援システム。
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