JP2003270241A - 健康管理装置 - Google Patents

健康管理装置

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JP2003270241A
JP2003270241A JP2002066337A JP2002066337A JP2003270241A JP 2003270241 A JP2003270241 A JP 2003270241A JP 2002066337 A JP2002066337 A JP 2002066337A JP 2002066337 A JP2002066337 A JP 2002066337A JP 2003270241 A JP2003270241 A JP 2003270241A
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urine
risk
measurement
diabetes
urine sugar
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JP2002066337A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nakajima
聡 中嶋
Yusaku Sakota
勇策 迫田
Keiko Nakamura
圭子 中村
Taketo Takano
健人 高野
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定が簡便で低濃度域の尿糖値を測定し、糖
尿病へのリスクの管理を家庭、個人で簡便に行う。 【解決手段】 酵素電極法による尿糖測定器で0〜10
0mg/dLの低濃度尿糖を月数回測定し、例えば3ヶ
月毎にデータ処理し(ST41)、3ヶ月毎の平均値が
30以下の場合は「リスク少」として、データ処理結果
を報知し(ST44、ST48)、3ヶ月毎の平均値が
30〜50の場合は「リスク増」であり、何らかの生活
習慣の改善要として、データ処理結果を報知し(ST4
5、ST47)、3ヶ月毎の平均値が50を超える場合
は「リスク大」であり、至急生活習慣の改善要である旨
を報知する(ST45、ST46)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、低濃度域の尿糖
値を測定し、その測定結果から、糖尿病へのリスクを判
断する健康管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】−背景−糖尿病は腎臓疾患や網膜症や神
経障害などの合併症を引き起こすとともに、疾病の進行
が自覚しにくいという特徴を持つ主要疾患の1つであ
り、平成9年の厚生省調査で、既に可能性を否定できな
い人も含めて、約1400万人の患者数が推定されてお
り、生活習慣病、運動、食事、健康管理への関心、意欲
は高まってきている。
【0003】糖尿病に関して、その発症予防の試みは1
990年代前半から試みられており、糖尿病発症前の境
界領域患者を対象とした積極的な運動療法と食事療法
で、症状の正常化の促進と、発症率の低下がスウェーデ
ンや中国の研究で明らかにされており、米国でも研究規
模を拡大しての検証が行われているのが現状である。
【0004】しかし、実際は40〜50歳代の働き盛り
にあって、健康診断や医療機関受診の時間をとることは
難しいが、生活習慣病の発症リスクが高い人々が存在し
ている。また、家庭や職場で簡便に行える一次予防指標
となる測定技術も十分とは言えない状態である。
【0005】−従来の技術− 家庭や職場で簡便に行える一次予防指標となる測定器と
して、直接血糖値を測定する小型の自己血糖測定器が市
販されいるが、採血を必要とするために、採血すること
への抵抗感や採血時の痛みや採血後の感染の問題があ
り、一部の糖尿病患者が使用しているにとどまり、一般
家庭に広く普及するには至っていない。
【0006】そこで、尿中の糖分を測定する尿糖検査が
普及しており、最も一般的なものに試験紙法がある。簡
便な糖尿病スクリーニングとして健康診断では必ず実施
されている。一般に尿糖値が100mg/dL以上の場
合に尿糖が検出されたとし、この結果が繰り返し再現し
た場合に“糖尿病の可能性が高いので、医師に相談しな
さい”と判断される。試験紙の測定精度もちょうど10
0mg/dL以上、又は以下の判別できる精度であり、
試験紙法は糖尿病のスクリーニング検査には適してい
る。
【0007】一方、便器に採尿ユニットと分析機を組み
合わせた家庭用健康管理装置であり、尿中の各種成分を
測定できる装置も提案されている(特開2000−12
6173)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】尿糖値は、通常10〜
20mg/dL程度だが、血糖値が180mg/dLの
腎臓の糖***閾値を越えた場合に、血中の糖分が尿中に
溢れて出現し、血糖値が高いほど尿糖値も高値を示し、
糖尿病を発病した場合は、1000mg/dLを越える
こともある。
【0009】糖尿病の予知のためには、この通常10〜
20mg/dLからの糖尿病の可能性が高くなる100
mg/dLまでの、いわゆる低濃度領域を精度良く測定
する必要がある。しかし、試験紙法では測定精度が不十
分で、100mg/dL以上か以下の判別ができる程度
で、試験紙法を用いた一次予防は困難である。
【0010】約20〜100mg/dLまでの間の尿糖
値変化を糖尿病予防指標化できれば、家庭での簡便な計
測法として適していると考えられるが、簡便で高精度な
計測法がなかったために、糖尿病予防指標として評価さ
れるべき十分な臨床データがなく、価値を評価されるこ
とがなかった。
【0011】試験紙法の測定精度向上により対応するこ
とも考えられるが、尿糖を測定対象とする以上測定原理
上困難であるとともに、目視で色調変化を読み取るに際
しての個人の体調や照明や読み取り時間による誤差、尿
の浸漬時間や拭き取り方法による発生誤差が大きく測定
精度の点で、低値尿糖値を精度良く測定することができ
ず、糖尿病の一次予防には使用できない。
【0012】上記した特開2000−126137に記
載の装置では、尿中各種成分測定ができ、自己測定によ
る利便性はあるものの、各家庭に設置するには大きく、
高価である。尿中成分で生活習慣病予防指標として有効
なものは尿糖であり、尿糖以外の有効性は低い。尿糖測
定による糖尿病予防に絞った健康管理システムとしては
十分でない。
【0013】尿糖測定による糖尿病予防に絞った場合、
日常生活の中のランダムな測定データから有効なものを
抽出するよりは、一定の測定条件下で測定した方が信頼
性の高いデータが得られるとともに、糖尿病予防指標と
しては頻度高く測定する必要はないので、煩雑さを感じ
ることは遙に少ない。また、簡便廉価な測定システムを
自ら操作して結果を得ることで、健康管理への意識も向
上する。
【0014】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、測定が簡便で低濃度域の尿糖値を測定す
ることにより、糖尿病へのリスク管理を家庭、個人で簡
便に行い得る健康管理装置を提供することを目的として
いる。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の健康管理装置
は、低濃度域の尿糖値を測定する尿糖測定手段と、この
尿糖測定手段による尿糖値測定結果を所定期間蓄積する
測定結果蓄積手段と、この蓄積された尿糖値測定結果か
ら、糖尿病へのリスクを判断する判断手段とを備えてい
る。
【0016】尿糖値測定手段は、例えば酵素電極法のバ
イオセンサを使用する。尿糖値の低濃度測定域は、例え
ば0〜100mg/dLである。尿糖測定は、毎食後の
1〜3時間に行われ、かつこの測定が少なくとも、例え
ば3ヶ月以上行われて蓄積される。
【0017】前記糖尿病へのリスクを判断する判断手段
が、尿糖値測定結果から、一定期間の平均値、又は回帰
直線の傾き、又は測定値の分布状態の比較、又はこれら
の組み合わせを求め、これらの結果から糖尿病のリスク
を判断する。
【0018】また、この発明の健康管理装置は、低濃度
域の尿糖値を測定する尿糖測定手段と、測定された尿糖
値から血糖値を推定する血糖値推定手段と、この血糖値
推定手段による血糖値推定結果を所定期間蓄積する推定
結果蓄積手段と、この蓄積された血糖値推定結果から、
糖尿病へのリスクを判断する判断手段とを備えている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。この発明の一実施形態とし
て低濃度域の尿糖値を測定することによる健康管理装置
について説明する。
【0020】先ず、この実施形態健康管理装置の採用原
理について説明する。一般に、既によく知られるよう
に、尿糖は腎臓での糖排出閾値である血糖値が約170
mg/dL以上の高血糖状態となった場合に、閾値以上
の糖分が血中より尿中に糖分が排出され、その結果とし
て尿糖が検出される。
【0021】健常者は、血糖値の上昇し易い食後でも血
糖値が140mg/dL以上となることはなく、尿糖値
10〜20(mg/dL)程度の低値である。一方、糖
尿病患者は75gブドウ液の経口負荷後2時間時の血糖
が200mg/dLを越えているかどうかで判定が行わ
れるが、糖尿病患者の多くは食事の内容にもよるが、食
後、高血糖状態となり、腎臓閾値を越えた糖分が***さ
れて、その結果として尿糖が高値となることがほとんど
である。
【0022】また、健常者と糖尿病患者の中間に位置す
る境界領域の患者(糖尿病予備軍)の場合は、耐糖能が
低下して糖尿病に近づくにつれて、食後の血糖値の上昇
が次第に進み、血糖値上昇のピーク値は出現時間の遅れ
とともに上昇して行く(図1参照)。
【0023】図1に示すように、糖尿病発症以前でも、
血糖値が食後1時間前後に一時的に腎臓糖***閾値を越
えることが発生し始めて、次第にその値が高値となっ
て、健常者・境界領域患者・糖尿病患者と病状が進行し
て、糖尿病になる。
【0024】この糖尿病発生前段階を血糖値測定ではな
く、尿糖値測定で把握して糖尿病一次予防を行い、家庭
での簡便な糖尿病・生活習慣病予防に寄与しようとする
のが、この実施形態の健康管理装置である。
【0025】健常者、糖尿病患者とともに、境界領域患
者を含めた食後血糖値と尿糖値の関係を調査したものを
図2〜図4に示している。腎臓糖***閾値170mg/
dL付近を境に血糖の上昇とともに、尿糖値の上昇が見
られることは、従前と同様に確認された(図2参照)
が、尿糖値が100mg/dL以下の従来は、詳細が不
明であった領域(低濃度領域)でも、血糖値の上昇に伴
う尿糖値の上昇が見られ(図3参照)、低値尿糖値の測
定による血糖値の推定が可能であることが分かる。
【0026】更に、糖尿病判定結果別に見ても、境界領
域患者とともに健常者でも、耐糖機能が大きく低下し
て、境界領域前段階にある人々を捉えることも可能であ
ることが分かり(図4参照)、これらの結果、確認を踏
まえて、本実施形態健康管理装置は、食後尿糖値の測定
とそのトレンド把握により、糖尿病予防、生活習慣改善
の有力な指標を得るようにしたものである。
【0027】この実施形態健康管理装置では、次の手順
で尿糖測定を行う。予防指標として有効な食後尿糖上昇
の原因となる糖尿病発症前の食後血糖値のピーク値は、
ほぼ食後1時間前後であり、このときの血中糖分の***
を把えることが重要となる。それゆえ、図5に示すよう
に、食事後2時間に尿糖測定を行う。例えば、食事時間
を基準として、食事前後に排尿を行い、尿糖測定は食後
2時間を目標とする。また、食後の飲食はできるだけ控
え、特に糖分を含む飲食はしないものとする。更に、糖
代謝に大きな影響を与えると予想される激しい運動を避
けることや、風邪などによる投薬時は測定を避けること
も必要である。
【0028】また当然、食事については普段と変わらな
い内容で、出来れば休日の家庭でのストレスのない環境
で測定されるのが良い。測定頻度については、上記の条
件の整うときで良く、測定間隔にこだわる必要はない。
月に数回、測定週末に測定する程度の目標で十分であ
る。
【0029】図6は、図5で示した手順により、尿糖を
測定し、測定日とその結果を記録した例である。測定者
が測定後にメモして、測定日とその結果を記録する。記
録は、それほど負担でないが、装置に自動記憶しても良
い。血圧値など、日々記録している場合には、測定した
尿糖値を時々追加記録しても良い。
【0030】測定結果の記録値から、尿糖変化のトレン
ドを把握し、糖尿病の予防、生活習慣の改善に生かすこ
とができる。尿糖変化のトレンド把握の一例として、一
定期間の平均値の変化を比較する。図6は、1月から1
0月まで、各月に数回、尿糖値を測定した記録値を、図
7は、更に3ヶ月、5ヶ月毎の平均値をも示したもので
ある。図8は、測定値と尿糖値の関係、及び3ヶ月毎の
平均値比較を示したものである。図9は、同様に測定日
と尿糖値の関係及び5ヶ月毎の平均値比較を示したもの
である。3ヶ月毎の平均値を比較した場合に、初期の3
ヶ月を基準とした場合、その後、3ヶ月毎の平均尿糖値
は、図示例で、5.1%、続いて28.9%の増加を示
しており、全体として増加傾向であると判断できる。5
ヶ月毎の場合も、22.7%の増加を示しており、増加
傾向と判断できる。
【0031】尿糖変化のトレンド把握の他の例として、
一定期間の尿糖測定値の近似曲線傾きを比較しても良
い。図10は、1月から10月までの測定日、及び測定
値、3ヶ月毎の一次近似式、及び5ヶ月毎の一次近似式
を示している。また、図11、図12、図13に、それ
ぞれ3ヶ月毎の経過日数と尿糖値、及び一次近似式が示
されている。更に、図14、図15に、それぞれ5ヶ月
毎の経過日数と尿糖値及び一次近似式が示されている。
ここに示す例では、3ヶ月毎の傾きを比較した場合には
3ヶ月毎に増加・減少・増加を繰り返しており、後半や
や増加傾向と認められるが、5ヶ月毎の場合は、増加・
増加を示しており、全体としての増加傾向と、後半の方
が増加傾向が強いことが判断できる。
【0032】次に、実施形態健康管理装置として使用さ
れる尿糖測定器の構成を図16に示す。この尿糖測定器
は、測定器本体1と、センサ部2と、保管ケース3とか
らなり、測定器本体1にセンサ部2が装着されて使用可
能な尿糖測定器となり、非使用時には、このセンサ部2
が1値化された測定器本体1が保管ケース3に収納され
ている。
【0033】測定器本体1は、保管ケース検出部4と、
制御部5と、センサ駆動部6と、センサ検出部7と、タ
イマ部8と、記憶部9と、表示部10と、ブザー11
と、送受信部12と、電源部13とを備えている。保管
ケース検出部4は、測定器本体1が保管ケース3に収納
されるか否かを検出する。センサ駆動部6は、センサ部
2を駆動する。センサ検出部7は、センサ部2の装着の
有無を検出するとともに、センサ部2からの測定信号を
取り込む。タイマ部8は、処理のための設定時間を規程
する。記憶部9は、測定値、平均値、一次近似式の傾
き、などを記憶する。その他のデータも記憶する。表示
部10、ブザー11は操作指示、出力データ等を出力す
る。送受信部12は測定データ等をセンター装置に送信
し、センター装置からのデータを受信する。制御部5
は、一連の測定処理を制御する。
【0034】この尿糖測定器を用いて、図17に示すフ
ロー図の通り、尿糖測定処理を実行する。測定を開始す
るに際し、先ず測定器本体1を保管ケース3から取り出
し(ステップST1)、測定準備完了か否か判定する
(ステップST2)。表示部10の表示、またはブザー
11の音による測定可を確認してから、尿をセンサ部2
の先端凹部に数秒かける。また、採尿された尿中にセン
サ部2を浸漬して、尿糖測定を行う(ステップST
3)。測定が完了する(ステップST4)と、測定終了
のブザー音、または測定結果表示を確認して、測定結果
を記録する(ステップST5)。次に、センサ部2を水
道水で洗浄し(ステップST6)、洗浄終了のブザー
音、または保存指示表示を確認して(ステップST
7)、保管ケース3に保存する(ステップST8)。
【0035】次に、図18に示すフロー図を参照して、
尿糖測定器の動作処理を説明する。測定器本体1は保管
ケース3に保存されており、保存中は保管ケース検出部
4で保管ケース3を検出しており、保管ケース内待機の
状態にある(ステップST11)。測定者が測定のため
に測定器本体1を保管ケース3から取り出すと、保管ケ
ース検出部4で取り出されたことを検出し、ステップS
T12の“取り出しか”の判定がYESとなり、これに
応答して測定器本体1全体の電源をONし(ステップS
T13)、更に測定器本体1での自動的な準備が完了す
ると、その旨を表示部10に表示する(ステップST1
4)とともに、その旨、つまり準備完了を示すブザー音
を鳴動させる(ステップST15)。
【0036】続いて、センサ部2を尿中に浸漬する等に
より、測定が開始されると(ステップST16)、測定
中を示す態様の音をブザー11にて出し(ステップST
17)、測定データ処理を行う(ステップST18)。
次に、測定が完了すると(ステップST19)、測定完
了を示す態様の音をブザー11にて出力し(ステップS
T20)、表示部10に測定結果を表示する(ステップ
ST21)。また、センサの洗浄指示を表示部10に表
示する(ステップST22、ST23)。
【0037】洗浄がなされたことを確認する(ステップ
ST24)と、洗浄完了を示す音とをブザー11で出力
する(ステップST25)とともに、表示部10に“本
体保存”の指示表示を行う(ステップST26)。続い
て、保管ケース検出部4の検出信号の有無により、測定
器本体1が保管ケース3に収納されたか否かを判定する
(ステップST27)。また、測定の正常完了で、送受
信部12より、センター装置等に測定結果を送信する
(ステップST28)。送信が完了すると、ステップS
T11へ戻る(ステップST29)。
【0038】図19は、尿糖測定器の外観図である。尿
糖測定器21は、測定器本体22にセンサ23が着脱可
能に取り付けられ、測定器本体22の表面側に測定値
(尿糖等)や各種の指示等を表示する表示部(LCD)
24が設けられ、測定器本体22の頭部に電池カバー2
5が着脱可能に取り付けられたものである。センサ23
の先端部には、尿を検知する検出部23aが開口され、
この検出部23aに尿を付着させる。また、測定器本体
2の裏側には、校正を行うための校正スイッチ26が設
けられている。
【0039】測定器本体22は、表示部以外の前部先端
のセンサ装着部及び後部端の電源部を含めて防滴構造と
なっており、尿糖測定及びセンサ部洗浄時に液体が内部
侵入することを防止している。
【0040】センサ23は、本体22の先端に専用固定
具27と内部Oリングで防水装着されており、複数回の
繰り返し使用が可能である。専用の本体への固定具27
と一体化されており、複数回使用後の交換時は専用固定
具27とともに交換される。
【0041】なお、尿糖測定器21は非使用時には、専
用保存液中に保存する必要があり、図20に示すような
本体を含めた専用の保管ケースが用意され、保管され
る。図20は、保管ケースの外観斜視図、図21は壁掛
け用取付板を背面側に取り付けた断面図である。
【0042】この保管ケースは、トイレの床に置けるだ
けでなく後述の壁掛け用取付板を用いて壁面にも取り付
けることができる。この保管ケースは、ケース本体30
に、尿糖測定器をセンサ側を下向きにして、立てた状態
で収納する尿糖測定器保管口(測定器収納部)32と、
ケース本体30の底部に配置され、尿糖測定器21のセ
ンサ23の保存液を収容する保存液容器を着脱可能に収
納する保存液容器取付口(保存液容器収納部)34と、
ケース本体30に開閉可能に取り付けられ、尿糖測定器
21を保管口32に収納した状態で、保管口32から現
出する尿糖測定器21部分等を覆う本体カバー35と、
尿糖測定器1を一時置きする仮り置きカップ36を着脱
可能に収納する仮置きカップ収納部(測定器仮置き部で
あって、本体カバー35の内側空間)38と、尿糖測定
器21のセンサ23の校正液を収容する校正液カップ
(校正液容器)を着脱可能に収納する校正液カップ取付
口(校正液容器収納部)40とを備える。
【0043】また、保管口32から尿糖測定器21を取
り出したときに、保管口32を閉じるカバー42がケー
ス本体30に開閉可能に取り付けられている。ケース本
体30は、その背面側(背板44)に壁面取付け用の孔
(大孔46a〔図21参照〕、小孔46b)を有する。
ケース本体30の底部の前側には、保存液容器内の保存
液を視認する確認窓48が設けられ、保存液の汚れや残
量等を容易に確認できるようになっている。なお、保存
液(緩衝液とも言う)は、尿糖測定器21のセンサ23
を湿潤状態に保ち、PHやイオン濃度を一定に保持する
もので、例えばリン酸塩が用いられる。
【0044】更に、各部について説明する。保管ケース
の保存液容器取付口34に保存液容器70が配置され
る。この保存容器70は蓋71を有し、蓋71を取り外
して、取付口34に保存液容器70をセットする。そし
て、尿糖測定器21を保管口32に収納したときに、セ
ンサ23(検出部23a)が保存液容器70内の保存液
に浸漬するとともに、表示部24が保管口32から現出
するようになっている。
【0045】なお、保存液容器70は蓋71を取り外す
と、その開口に、例えばゴム製のパッキン72が嵌着さ
れている。このパッキン72により、尿糖測定器21の
センサ23と保存液容器70の開口との間に気密性が向
上し、保管ケースに尿糖測定器21を収納した状態で保
存液容器70内に埃等が進入するのを防止でき、保存液
を衛生的に保つことができる。しかも、パッキン72の
適度な弾性により、尿糖測定器21の安定性が増す。
【0046】背面には、保管ケースを壁面に取り付ける
際に使用する壁掛け用取付板80が設けられている。
【0047】尿糖測定器21を収納する尿測定器保管口
22からは、筒状部50が下方に延伸し、この筒状部5
0により、尿糖測定器21が垂直に立てた状態に支持さ
れる。か筒状部50の下方の円形開口は狭くなってお
り、この円形開口にセンサ23の基端が係合すること
で、センサ23の検出部23aが保存液容器70内の保
存液に浸漬するとともに、表示部24が筒状部50より
上側に位置するように、尿糖測定器21が位置決めされ
る。筒状部50の内壁面には、磁石が露出状に埋め込ま
れている。磁石は、尿糖測定器21に内蔵されたリード
スイッチをON/OFFするためのもので、保管口32
に尿糖測定器21を収納したときにリードスイッチに対
面するように位置決めされている。ここでハ、リードス
イッチは保管口32に尿糖測定器21を収納したときに
OFFとなり、尿糖測定器21を取り出したときにON
となるように設定されている。
【0048】ケース本体30の底部(保存液容器70の
下方)には、重り52が設けられている。この重り52
は、背高形状のケース本体30の重心を低くして、床に
置いたときの安定性を増して、転倒を防止するためのも
のであり、鉄や鉛等の金属製のもの、あるいはプラスチ
ック等の非金属製のものなど、体積の割に比較的重いも
のであれば良い。
【0049】本体カバー35は、ケース本体30に設け
られた軸支部54により、開閉可能に取り付けられてい
る。
【0050】仮置きカップ36は、本体カバー35の内
側に着脱可能に取り付けられている。この実施形態で
は、仮置きカップ36は、その側面から180°反対方
向に延びる一対の支持片56を有する。一方、本体カバ
ー35の内側には、仮置きカップ36の一対の支持片5
6に、それぞれ係合する一対の直線状の突起58が形成
されるとともに、仮置きカップ36の側面に当接する一
対の当接片60が形成されている。したがって、仮置き
カップ36を本体カバー35の内側に装着するには、本
体カバー35を開いた状態で、仮置きカップ36を当接
片60に沿って下降させ、支持片56が突起58に突き
当たるまで、支持片56を突起58に係合させれば良
い。こうすることで、仮置きカップ36が本体カバー3
5にセットされ、本体カバー35を閉めた状態では、図
20のようになり、本体カバー35を開ければ、仮置き
カップ36の開口が上向きになり、尿糖測定器21のセ
ンサ23側を挿入することで、尿糖測定器21を一時的
に置いておくことができる。仮置きカップ36を取り外
すには、本体カバー35を開いた状態で上向きに引き出
せば良い。
【0051】校正液カップ62を収納する校正液カップ
取付口40からは、前記筒状部50よりも小径で短い筒
状部64が下方に延伸し、この筒状部64により、校正
液カップ62が支持される。尿糖測定器21の校正を行
う場合は、校正液カップ62に校正液を入れ、尿糖測定
器21のセンサ23を挿入すれば良い。もちろん、校正
液カップ62の着脱は容易である。
【0052】尿測定器保管口32を開閉するカバー42
は、ケース本体30に設けられた軸支部66により、開
閉可能に取り付けられている。
【0053】図22は、表示器の表示内容を示したもの
である。表示内容は、測定手順と、測定結果と、測定結
果判定が示される。測定手順は、測定準備完了後の測定
可能状態を示す「測定可」と、測定終了及びセンサ洗浄
を指示する「洗浄」と、洗浄終了及びセンサの保存容器
内保管を指示する「保管」が順次点灯する。
【0054】測定結果は、1mg/dL単位で数値表示
され、また測定結果により、3段階に分けた判定結果も
判定結果に合った三角アイコンの点灯で示される。図2
3に測定結果表示例を示す。この表示例は、測定結果が
「128mg/dL」、測定終了に伴うセンサ部洗浄を
指示している「洗浄」、測定結果128mg/dLを判
定レベルに従い「尿糖が少し検出された」と指示する三
角アイコンが右端中段に表示されている。判定結果は、
例えば図24に示した測定結果の区分レベルに従い、決
定される。
【0055】図25は、通信機能付きの健康管理システ
ムの構成を示すブロック図である。家庭内に設けられる
尿糖測定器100と、健康管理機関に設けられるデータ
収集・処理機200がネットワーク300で接続されて
いる。尿糖測定器100には、送受信部101、制御部
102、一時記憶部103を備えている。また、データ
収集・処理機200には、送受信部201、大容量記憶
部202、データ処理結果203を備えている。この健
康管理システムは、尿測定結果を外部にネットワークを
用いて自動送信したり、測定結果の判定や生活改善指示
やアドバイスを受信することができ、測定者の負担軽
減、迅速かつ正確な結果の判定や個人へのフィードバッ
ク、確実なデータ保存管理ができる、など多くの利点が
ある。
【0056】ネットワーク300としては、電話回線、
専用回線、インターネットなどが考えられ、送信に際し
ては、家庭内に一旦中継器を設けることも各種ネットワ
ーク対応には必要となる場合もある。各測定器からの測
定結果は、健康管理機関のデータ収集・処理機200に
個人別、時系列的に一旦保存される。その後、トレンド
把握等のデータ処理が行われ、その結果がデータ処理結
果203として、追加保存される。また、その結果に対
応したアドバイスが出力され、ネットワーク300を通
して返信され、あるいは書類として返送される。
【0057】この健康管理システムの処理動作を図2
6、図27、図28に示すフロー図を参照して説明す
る。先ず、データ受信があるまで、受信待機し(ステッ
プST31)、データ受信開始となると(ステップST
32)、受信完了となるまで、尿糖測定器からのデータ
を受信する(ステップST33)。受信完了となると
(ステップST34)、受信完了を尿糖測定器に送信す
る(ステップST35)。そして、受信データ、つまり
個人名、時刻、測定結果を格納する(ステップST3
6)。続いて、トレンド処理などのデータ処理を行う
(ステップST37)。次に、異常状態であるか否かを
判定し(ステップST38)、異常状態であれば、異常
を至急報知し(ステップST39)、異常状態でなけれ
ば、データ処理結果を定期的に報知する。異常状態か否
かの判断処理を次に説明する。
【0058】ステップST38の異常状態の判断は、先
ず図27に示すステップST41において、3ヶ月毎の
データ処理から開始する。3ヶ月間のデータで、尿糖値
が100mg/dLが2回以上あるか否か判定する(ス
テップST42)。100mg/dLが2回以上ある
と、糖尿病の可能大であり、至急、その旨を尿糖測定器
に報知する(ステップST43)。2回以上なければ、
次に3ヶ月の平均値が30以下か否かを判定する(ステ
ップST44)。平均値が30以下の場合は“リスク
少”であり、データ処理結果を報知する(ステップST
48〔ステップST40〕)。
【0059】ステップST44において、3ヶ月間の平
均値が30以下でない場合は、平均値が30〜50か否
か判定する(ステップST45)。平均値が30〜50
であれば“リスク増”、何らかの生活習慣の改善が必要
なので、データ処理結果を報知する(ステップST4
7)。平均値が30〜50でなければ、50を越える値
であることになり、リスク大、至急生活習慣の改善を必
要とする状態であり、至急、その旨を報知する(ステッ
プST46)。
【0060】以上の処理は、3ヶ月毎の尿糖値の平均値
から以上状態か否かを判定しているが、一次近似式の傾
きから判定しても良い。
【0061】この場合は、図28に示すように、先ず、
3ヶ月毎のデータ処理を行い、近似直線の傾きを求める
(ステップST51)。次に、尿糖値が100mg/d
L以上である場合が2回以上あるか否か判定する(ステ
ップST52)。2回以上あれば、糖尿病の可能性大
で、至急報知する(ステップST53)。ここまでの処
理は、上記したステップST41〜ST43と同様であ
る。
【0062】尿糖値が100mg/dL以上であること
が2回以上ない場合は、3ヶ月毎の近似直線の傾きが
0.05以下か否か判定する(ステップST54)。傾
きが0.05以下の場合は“リスク少”であり、データ
処理結果を報知する(ステップST58〔ステップST
40〕)。
【0063】ステップST54において、3ヶ月間の近
似直線の傾きが0.05以下でない場合は、傾きが0.
05〜0.15か否か判定する(ステップST55)。
傾きが0.05〜0.15であれば“リスク増”、何ら
かの生活習慣の改善が櫃余へ鵜なので、データ処理結果
を報知する(ステップST57)。傾きが0.05〜
0.15でなければ、0.15を越えるものであるから
“リスク大”、至急生活習慣の改善を必要とする状態で
あり、至急、その旨を報知する(ステップST56)。
【0064】なお、上記実施形態においては、低濃度域
の尿糖値を測定し、この尿糖値測定結果を所定期間蓄積
し、この蓄積された尿糖値測定結果から、糖尿病へのリ
スクを判断しているが、この発明の他の実施形態とし
て、低濃度域の尿糖値を測定し、この測定された尿糖値
から血糖値を推定し、得た血糖値推定結果を所定期間蓄
積し、この蓄積された血糖値推定結果から、糖尿病への
リスクを判断するようにしても良い。
【0065】
【発明の効果】この発明によれば、低濃度域の尿糖値を
測定する尿糖測定手段と、この尿糖測定手段による尿糖
値測定結果を所定期間蓄積する測定結果蓄積手段と、こ
の蓄積された尿糖値測定結果から、糖尿病へのリスクを
判断する判断手段とを備えているので、酵素電極式バイ
オセンサを用いた尿糖測定により、明らかに尿糖が検出
される糖尿病段階より前の境界領域(または糖尿病予備
軍と言われる段階)及び健常者でも耐糖能低下が著しい
段階を捉える予防計測が可能になり、糖尿病へのリスク
管理が家庭で簡便に行える。更に、尿糖チェックの習慣
を通じての生活習慣改善のための意識付けが行われ、行
動変容を実現しやすい環境を確保でき、糖尿病を始めと
し、広く生活習慣予防に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】糖負荷後経過時間と血糖値の関係を示す図であ
る。
【図2】健常者、糖尿病患者とともに、境界領域患者を
含めた食後血糖値と食後尿糖値の関係を示す図である。
【図3】同じく、食後血糖値と食後尿糖値の関係を示す
図である。
【図4】健常者、糖尿病患者とともに、境界領域患者を
含めた糖負荷60分後血糖値と糖負荷120分後尿糖値
の関係を示す図である。
【図5】尿糖測定手順を説明する図である。
【図6】10月間の測定日と尿糖測定値の記録例を示す
図である。
【図7】同10月間の測定日、尿糖測定値、及び3ヶ月
毎、5ヶ月毎の平均値例を示す図である。
【図8】3ヶ月毎の尿糖測定値及び平均値の比較グラフ
を示す図である。
【図9】5ヶ月毎の尿糖測定値及び平均値の比較グラフ
を示す図である。
【図10】同10月間の測定日、尿糖測定値、及び3ヶ
月毎、5ヶ月毎の一次近似のの傾き例を示す図である。
【図11】図10に示す測定例の1、2、3月における
経過日数と尿糖値及びその近似式を示す図である。
【図12】図10に示す測定例の4、5、6月における
経過日数と尿糖値及びその近似式を示す図である。
【図13】図10に示す測定例の7、8、9月における
経過日数と尿糖値及びその近似式を示す図である。
【図14】図10に示す測定例の1〜5月における経過
日数と尿糖値及びその近似式を示す図である。
【図15】図10に示す測定例の6〜10月における経
過日数と尿糖値及びその近似式を示す図である。
【図16】実施形態健康管理装置として使用される尿糖
測定器の構成を示すブロック図である。
【図17】同尿糖測定器を用いて尿糖を測定する場合の
測定処理手順を示すフロー図である。
【図18】同尿糖測定器の動作処理を説明するためのフ
ロー図である。
【図19】同尿糖測定器の測定器本体を示す外観斜視図
である。
【図20】同尿糖測定器の保管ケースの外観斜視図であ
る。
【図21】同尿糖測定器の測定器本体収納時の保管ケー
スの断面図である。
【図22】同尿糖測定器の測定器本体の全表示機能を示
す図である。
【図23】同尿糖測定器の測定器本体の測定表示例を示
す図である。
【図24】同尿糖測定器の測定器本体における判定内容
と測定結果値との関係を示す図である。
【図25】通信機能付きの健康管理システムの構成を示
すブロック図である。
【図26】同健康管理システムにおけるデータ収集・管
理機の処理を説明するためのフロー図である。
【図27】同データ収集・管理機における処理の異常状
態の判断処理を詳細に示すフロー図である。
【図28】同データ収集・管理機における処理の異常状
態の判断処理の他の例を示すフロー図である。
【符号の説明】
100 尿糖測定器 101 尿糖測定器の送受信部 102 制御部 103 一時記憶部 200 データ収集・処理機 201 データ収集・処理機の送受信部 202 大容量記録部 203 データ処理結果 300 ネットワーク
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/327 G01N 33/66 A 27/416 A61B 5/14 310 33/483 G01N 27/46 338 33/66 27/30 353Z (72)発明者 迫田 勇策 京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町 801番地 株式会社オムロンライフサイエ ンス研究所内 (72)発明者 中村 圭子 東京都文京区湯島1−5−45 東京医科歯 科大学内 (72)発明者 高野 健人 東京都文京区湯島1−5−45 東京医科歯 科大学内 Fターム(参考) 2G045 AA16 AA36 BB14 CB03 DA31 FB05 JA01 JA20 4C038 DD00 KK10 KL05 KL09 KM00 KX02 KY04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低濃度域の尿糖値を測定する尿糖測定手段
    と、この尿糖測定手段による尿糖値測定結果を所定期間
    蓄積する測定結果蓄積手段と、この蓄積された尿糖値測
    定結果から、糖尿病へのリスクを判断する判断手段とを
    備えたことを特徴とする健康管理装置。
  2. 【請求項2】前記低濃度測定域が0〜100mg/dL
    であることを特徴とする請求項1記載の健康管理装置。
  3. 【請求項3】前記尿糖測定手段は、酵素電極法を使用す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の健康管理
    装置。
  4. 【請求項4】前記尿糖測定は、毎食後1〜3時間に行わ
    れ、かつ、この測定が少なくとも3ヶ月以上行われて蓄
    積されることを特徴とする請求項1記載の健康管理装
    置。
  5. 【請求項5】前記糖尿病へのリスクを判断する判断手段
    が、尿糖値測定結果から一定期間の平均値を求め、この
    平均値から糖尿病へのリスクを判断することを特徴とす
    る請求項1記載の健康管理装置。
  6. 【請求項6】前記糖尿病へのリスクを判断する判断手段
    が、尿糖値測定結果から回帰直線の傾きを求め、この回
    帰直線の傾きから糖尿病へのリスクを判断することを特
    徴とする請求項1記載の健康管理装置。
  7. 【請求項7】前記糖尿病へのリスクを判断する判断手段
    が、尿糖値測定結果から、測定値の分布状態を比較し、
    この比較結果により、糖尿病へのリスクを判断すること
    を特徴とする請求項1記載の健康管理装置。
  8. 【請求項8】前記糖尿病へのリスクを判断する判断手段
    が、尿糖値測定結果から、一定期間の平均値と、回帰直
    線の傾きと、測定値の分布状態とを求め、これらの少な
    くとも2つの組み合わせの結果から、糖尿病へのリスク
    を判断することを特徴とする請求項1記載の健康管理装
    置。
  9. 【請求項9】前記糖尿病へのリスクを判断する判断手段
    が、尿糖値測定結果から、一定期間の平均値、又は回帰
    直線の傾き、又は測定値の分布状態の比較、又はこれら
    の組み合わせを求め、低域尿糖値が増加傾向であれば、
    糖尿病へのリスクが増加していると判断する請求項1記
    載の健康管理装置。
  10. 【請求項10】低濃度域の尿糖値を測定する尿糖測定手
    段と、測定された尿糖値から血糖値を推定する血糖値推
    定手段と、この血糖値推定手段による血糖値推定結果を
    所定期間蓄積する推定結果蓄積手段と、この蓄積された
    血糖値推定結果から、糖尿病へのリスクを判断する判断
    手段とを備えたことを特徴とする健康管理装置。
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