JP6852383B2 - 印刷装置及び加熱方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置及び加熱方法に関する。
従来から、様々な印刷装置が使用されている。このうち、印刷部で印刷する前に媒体を加熱する加熱部(所謂プレヒーター)、印刷部による印刷領域で媒体を加熱する加熱部(所謂プリントヒーター)、印刷部で印刷した後に媒体を加熱する加熱部(所謂アフターヒーター)を備える印刷装置がある。
例えば、特許文献1には、電熱線からなるアフターヒーターを加熱部として備える画像形成装置(印刷装置)が開示されている。
特開2004−181815号公報
特許文献1に開示される画像形成装置は、媒体(被記録媒体)の搬送方向下流側が低くなる部分に電熱線(アフターヒーター)が設けられている。そして、該電熱線は、搬送方向下流側に向かうにつれて配置密度が低くなっている。すなわち、特許文献1に開示される画像形成装置は、高い部分ほど配置密度が高く低い部分ほど配置密度が低くなるように電熱線が設けられている。暖かい空気は密度が低く上昇することも合わさり、特許文献1に開示される画像形成装置は、搬送方向上流側と搬送方向下流側とで媒体に加える熱が大きく異なる(搬送方向上流側では高温で媒体を加熱し、搬送方向下流側では低温で媒体を加熱される)構成となっている。そして、このような加熱部の構成に起因して、加熱領域の温度差が大きくなり、媒体に加熱ムラが生じる場合があった。
そこで、本発明は、加熱部による媒体の加熱ムラを抑制することを目的にする。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の印刷装置は、媒体に印刷を行う印刷部と、前記媒体を加熱領域で加熱する加熱部と、を備え、前記加熱領域は、第1部分と、前記第1部分よりも重力方向における高さが低い第2部分と、を有し、前記加熱部は、前記第1部分に付与する単位面積当たりの熱量よりも、前記第2部分に付与する単位面積当たりの熱量の方が多くなるように構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、重力方向における高さが高い第1部分に付与する単位面積当たりの熱量よりも、重力方向における高さが低い第2部分に付与する単位面積当たりの熱量の方が多くなる。密度の低い暖かい空気は上昇するので、第2部分側から第1部分側に暖かい空気が移動し、加熱領域の温度差を小さくすることができ、加熱部による媒体の加熱ムラを抑制することができる。
なお、「第1部分」及び「第2部分」とは、例えば、重力方向に加熱領域を2分割した場合において、高い側の領域を「第1部分」、低い側の領域を「第2部分」とすることができる。
本発明の第2の態様の印刷装置は、前記第1の態様において、前記加熱領域には、前記第1部分と前記第2部分との間で空気を対流させる対流空間が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、第1部分と第2部分との間で空気を対流させる対流空間が設けられているので、特に効果的に、加熱領域の温度差を小さくすることができる。
本発明の第3の態様の印刷装置は、前記第2の態様において、前記対流空間は、前記媒体の支持面に沿う第1面と該第1面と平行な第2面とを有することを特徴とする。
本態様によれば、対流空間は第1面と該第1面と平行な第2面とを有するので、対流空間を支持面に沿って設けることができるとともに体積を小さくすることができる。したがって、特に効率的に対流空間内で暖かい空気を対流させることができる。
なお、「第1面と平行な第2面」とは、厳密な意味での平行である場合のほか、厳密な意味での平行から多少ずれた場合も含む意味である。
本発明の第4の態様の印刷装置は、前記第2又は第3の態様において、前記対流空間には、送風部が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、対流空間には送風部が設けられているので、特に効率的に対流空間内で暖かい空気を対流させることができる。
本発明の第5の態様の印刷装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記加熱部は、前記第2部分を加熱する熱源の配置密度が、前記第1部分を加熱する熱源の配置密度よりも高くなるように構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、第2部分を加熱する熱源の配置密度は、第1部分を加熱する熱源の配置密度よりも高い。このため、重力方向における高さが高い第1部分に付与する単位面積当たりの熱量よりも重力方向における高さが低い第2部分に付与する単位面積当たりの熱量の方が多い構成を簡単に形成できる。
本発明の第6の態様の印刷装置は、前記第5の態様において、前記加熱部は、前記第1部分を加熱する熱源が配置されないことを特徴とする。
本態様によれば、加熱部には、第1部分を加熱する熱源が配置されないので、第2部分を加熱する熱源の配置密度が第1部分を加熱する熱源の配置密度よりも高い構成を特に簡単に形成できる。
本発明の第7の態様の印刷装置は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記加熱部として、前記印刷部により印刷が行われる前に前記媒体を加熱する、プレヒーターを備えることを特徴とする。
本態様によれば、印刷部により印刷が行われる前に、加熱ムラを抑制しつつ媒体を加熱することができる。
本発明の第8の態様の印刷装置は、前記第1から第7のいずれか1つの態様において、前記加熱部として、前記印刷部により印刷が行われる際に前記媒体を加熱する、プリントヒーターを備えることを特徴とする。
本態様によれば、印刷部により印刷が行われている最中に、印刷部による印刷領域において、加熱ムラを抑制しつつ媒体を加熱することができる。
本発明の第9の態様の印刷装置は、前記第1から第8のいずれか1つの態様において、前記加熱部として、前記印刷部により印刷が行われた後に前記媒体を加熱する、アフターヒーターを備えることを特徴とする。
本態様によれば、印刷部により印刷が行われた後に、加熱ムラを抑制しつつ媒体を加熱することができる。
本発明の第10の態様の加熱方法は、媒体に印刷を行う印刷部と、第1部分と該第1部分よりも重力方向における高さが低い第2部分とを有する加熱領域で前記媒体を加熱する加熱部と、を備える印刷装置における加熱方法であって、前記第1部分に付与する単位面積当たりの熱量よりも、前記第2部分に付与する単位面積当たりの熱量の方が多くなるように前記加熱部で前記媒体を加熱することを特徴とする。
本態様によれば、重力方向における高さが高い第1部分に付与する単位面積当たりの熱量よりも、重力方向における高さが低い第2部分に付与する単位面積当たりの熱量の方が多くなる。密度の低い暖かい空気は上昇するので、第2部分側から第1部分側に暖かい空気が移動し、加熱領域の温度差を小さくすることができ、加熱部による媒体の加熱ムラを抑制することができる。
本発明の実施例1に係る印刷装置の概略側面図。 本発明の実施例1に係る印刷装置のブロック図。 本発明の実施例1に係る印刷装置の要部(プレヒーター)の概略平面図。 本発明の実施例1に係る印刷装置の要部(アフターヒーター)の概略平面図。 本発明の実施例1に係る印刷装置の要部(アフターヒーター)の概略側面図。 本発明の実施例2に係る印刷装置の要部(アフターヒーター)の概略平面図。 本発明の実施例3に係る印刷装置の要部の概略側面図。
以下に、本発明の一実施例に係る印刷装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
[実施例1](図1〜図5)
最初に、本発明の実施例1に係る印刷装置の概要について説明する。
図1は、本実施例に係る印刷装置1の概略側面図である。
本実施例の印刷装置1は、記録を行うためのロール状の媒体MのロールR1を支持する支持軸2を備えている。そして、本実施例の印刷装置1は、媒体Mを搬送方向Aに搬送する際、支持軸2は回転方向Cに回転する。なお、本実施例では印刷面が外側になるように巻かれているロール式の媒体Mを使用しているが、印刷面が内側になるように巻かれているロール式の媒体Mを使用する場合は、支持軸2の回転方向Cとは逆回転してロールR1を送り出すことが可能である。
また、本実施例の印刷装置1は媒体Mとしてロール式の媒体を使用しているが、このようなロール式の媒体を使用する印刷装置に限定されない。例えば、単票式の媒体を用いてもよい。
また、本実施例の印刷装置1は、媒体Mを支持する媒体支持部3を備えている。さらに、本実施例の印刷装置1は、媒体支持部3などからなる媒体Mの搬送経路において該媒体Mを搬送方向Aに搬送するための、駆動ローラー7と従動ローラー8とからなる搬送ローラー対5を備えている。
なお、本実施例の印刷装置1では、駆動ローラー7は媒体Mの搬送方向Aと交差する走査方向Bに延びる1本のローラーで構成されており、従動ローラー8は駆動ローラー7と対向する位置において走査方向Bに複数並べて設けられている。
なお、媒体支持部3の下部には、媒体支持部3に支持された媒体Mを加熱可能な加熱部としての電熱線からなるヒーター12(図2〜図5参照)が設けられている。このように、本実施例の印刷装置1は、媒体支持部3側から媒体Mを加熱可能なヒーター12を備えているが、媒体支持部3と対向する位置に設けられる赤外線ヒーター等を備えていてもよい。
なお、本実施例の印刷装置1の要部であるヒーター12の詳細な構成については、後述する。
また、本実施例の印刷装置1は、筐体部11の内部に、複数のノズルが設けられたノズル形成面の該ノズルからインクを吐出して記録するインクジェットヘッドとしての印刷部4と、該印刷部4を搭載して走査方向Bに往復移動可能なキャリッジ6と、を備えている。
なお、本実施例の印刷装置1では、媒体支持部3上の印刷部4(ノズル形成面)と対向する位置における媒体Mの搬送方向Aは水平方向である方向Yに沿う方向であり、印刷部4の走査方向Bは水平方向であって方向Yと直交する方向Xに沿う方向であり、インクの吐出方向は鉛直方向である方向Zに沿う方向(鉛直下方向)である。
ここで、上記のように、印刷部4は、媒体Mの搬送方向Aと交差する走査方向Bに往復移動しながら、搬送される媒体Mに不図示のノズルからインクを吐出して印刷することが可能な構成である。このような構成の印刷部4を備えていることにより、本実施例の印刷装置1は、所定量(1パス分)媒体Mを搬送方向Aに搬送させることと、媒体Mを停止した状態で印刷部4を走査方向Bに移動させながらインクを吐出させることと、を繰り返すことで、媒体Mに所望の画像を形成可能である。
なお、本実施例の印刷装置1は、媒体Mの搬送と印刷部4の走査とを交互に繰り返して印刷を行う所謂シリアルプリンターであるが、媒体Mの幅方向に沿ってライン状にノズルが形成されたラインヘッドを使用して連続的に媒体Mを搬送しながら連続的に印刷を行う所謂ラインプリンターであってもよい。
また、印刷部4の媒体Mの搬送方向Aにおける下流側には、媒体MをロールR2として巻き取り可能な巻取軸10が備えられている。なお、本実施例では印刷面が外側になるように媒体Mを巻き取るので、媒体Mを巻き取る際、巻取軸10は回転方向Cに回転する。一方、印刷面が内側になるように巻き取る場合は、回転方向Cとは逆回転して巻き取ることが可能である。
また、媒体支持部3における媒体Mの搬送方向Aにおける下流側の端部と、巻取軸10と、の間には、媒体Mとの接触部が走査方向Bに延設され、媒体Mに所望のテンションを付与することが可能なテンションバー9が設けられている。
次に、本実施例の印刷装置1における電気的な構成について説明する。
図2は、本実施例の印刷装置1のブロック図である。
制御部13には、印刷装置1の全体の制御を司るCPU14が設けられている。CPU14は、システムバス15を介して、CPU14が実行する各種制御プログラム等を格納したROM16と、データを一時的に格納可能なRAM17と接続されている。
また、CPU14は、システムバス15を介して、印刷部4を駆動するための印刷部駆動部23と接続されている。
また、CPU14は、システムバス15を介して、キャリッジモーター19、搬送モーター20、送出モーター21、巻取モーター22及びファンモーター27と接続される、モーター駆動部18と接続されている。
ここで、キャリッジモーター19は、印刷部4を搭載したキャリッジ6を走査方向Bに移動させるためのモーターである。また、搬送モーター20は、搬送ローラー対5を構成する駆動ローラー7を駆動するためのモーターである。また、送出モーター21は、支持軸2の回転機構であり、媒体Mを搬送ローラー対5に送出するために支持軸2を駆動するモーターである。また、巻取モーター22は、巻取軸10を回転させるための駆動モーターである。そして、ファンモーター27は、後述する送風部としてのファン28(図5参照)を駆動するための駆動モーターである。
また、CPU14は、システムバス15を介して、ヒーター12を駆動するためのヒーター駆動部24と接続されている。
さらに、CPU14は、システムバス15を介して、記録データ等のデータ及び信号の送受信を行うためのPC26と接続される、入出力部25と接続されている。
次に、本実施例の印刷装置1の要部であるヒーター12について説明する。
ここで、図3は、本実施例の印刷装置1の要部であるヒーター12としてのプレヒーター33を表す概略平面図である。また、図4は、本実施例の印刷装置1の要部であるヒーター12としてのアフターヒーター34を表す概略平面図である。また、図5は、本実施例の印刷装置1の要部であるヒーター12としてのアフターヒーター34を表す概略側面図である。なお、図5で表されるようにヒーター12は媒体支持部3(支持面29)の下部に設けられているが、図3及び図4ではヒーター12の配置が分かりやすいように透視して示してある。
図1で表されるように、本実施例の印刷装置1の媒体支持部3は、プレヒーター33による加熱領域38である支持軸2側から印刷部4(ノズル形成面)と対向する位置(印刷領域)までは、搬送方向Aの上流側が低く搬送方向Aの下流側が高くなっている。一方、アフターヒーター34による加熱領域38である印刷部4と対向する位置から巻取軸10側までは、搬送方向Aの上流側が高く搬送方向Aの下流側が低くなっている。
そして、図3で表されるように、プレヒーター33による加熱領域38ではヒーター12の配置密度が搬送方向Aの上流側で高く搬送方向Aの下流側で低くなっている(隣り合う電熱線の間隔が搬送方向Aの上流側で狭く搬送方向Aの下流側で広くなっている)。一方、図4及び図5で表されるように、アフターヒーター34による加熱領域38ではヒーター12の配置密度が搬送方向Aの上流側で低く搬送方向Aの下流側で高くなっている(隣り合う電熱線の間隔が搬送方向Aの上流側で広く搬送方向Aの下流側で狭くなっている)。
すなわち、プレヒーター33による加熱領域38及びアフターヒーター34による加熱領域38は共に、重力方向(方向Zに沿う方向)における高さが高い部分である第1部分36と重力方向における高さが低い部分である第2部分37とを有し(図5参照)、第1部分36よりも、第2部分37の方がヒーター12により付与される単位面積当たりの熱量が多くなるようになっている。
なお、本実施例の印刷装置1においては、搬送方向Aに沿う方向の長さが異なり、搬送方向Aにおけるヒーター12の配置密度の高低が逆になっているということ以外は、プレヒーター33とアフターヒーター34は同様の構成になっている。
ここで、本実施例の印刷装置1についてまとめると、本実施例の印刷装置1は、図1及び図2で表されるように媒体Mに印刷を行う印刷部4と、図3〜図5で表されるように媒体Mを加熱領域38で加熱するヒーター12と、を備えている。そして、該加熱領域38は、第1部分36と、第1部分36よりも重力方向における高さが低い第2部分37と、を有し、ヒーター12は、第1部分36に付与する単位面積当たりの熱量よりも、第2部分37に付与する単位面積当たりの熱量の方が多くなるように構成(配置)されている。
このような構成によって熱量が付与されると、第2部分37周辺の空気の温度は、第1部分36周辺の空気の温度よりも高くなる。言い換えれば、第2部分37周辺の空気は、第1部分36周辺の空気よりも暖かい状態となる。密度の低い暖かい空気は上昇するので、第2部分37側から第1部分36側に暖かい空気が移動することになる。したがって、最終的には、加熱領域38において第1部分36と第2部分37との温度差が小さくなる。このため、ヒーター12による媒体Mの加熱ムラを抑制することができる。
つまり、上記のような構成としていることで、密度の低い暖かい空気は上昇するので、第2部分37側から第1部分36側に暖かい空気が移動し、加熱領域38の温度差を小さくし、ヒーター12による媒体Mの加熱ムラを抑制していると言える。
なお、「第1部分36」及び「第2部分37」とは、例えば、重力方向に加熱領域38を2分割した場合において、高い側の領域を「第1部分36」、低い側の領域を「第2部分37」とすることができる。
ここで、本実施例の印刷装置1では、加熱部として電熱線であるヒーター12を使用しているが、赤外線照射装置や温風発生装置など他の構成の加熱部を使用して、第1部分36に付与する単位面積当たりの熱量よりも第2部分37に付与する単位面積当たりの熱量の方が多くなるようにしてもよい。
上記について、別の表現をすると、本実施例の媒体Mの加熱方法は、媒体Mに印刷を行う印刷部4と、第1部分36と該第1部分36よりも重力方向における高さが低い第2部分37とを有する加熱領域38で媒体Mを加熱する加熱部と、を備える印刷装置1における加熱方法であって、第1部分36に付与する単位面積当たりの熱量よりも、第2部分37に付与する単位面積当たりの熱量の方が多くなるように加熱部で媒体Mを加熱する方法である。このような加熱方法により、第2部分37側から第1部分36側に暖かい空気が移動し、加熱領域38の温度差を小さくすることができ、加熱部による媒体Mの加熱ムラを抑制することができる。なお、本実施例の加熱方法は、制御部13の制御により実行される。
また、図5で表されるように、本実施例の印刷装置1の加熱領域38には、第1部分36と第2部分37との間で空気を対流させる対流空間32が設けられている。対流空間32は、媒体支持部3における媒体Mを支持する側と反対側に設けられている。そして、対流空間32は、空気が循環可能な閉空間である。なお、ここでの閉空間とは、壁によって大部分が囲われた空間であればよく、完全に閉鎖された空間でなくてもよい。このとき、対流空間32内において、相対的に温度の高い第2部分37周辺の空気が第1部分36側に向けて上昇し、相対的に温度の低い第1部分36周辺の空気が第2部分37側に向けて下降する。このような対流空間32内の空気の対流を利用することで、第1部分36と第2部分37との温度差を好適に小さくすることができる。
したがって、本実施例の印刷装置1は、対流空間32が設けられることによって、特に効果的に、加熱領域38の温度差を小さくすることができる構成になっている。
また、図5で表されるように、本実施例の印刷装置1の対流空間32は、媒体Mの支持面29に沿う第1面30と該第1面30と平行な第2面31とを有している。そして、第1面30と第2面31とを平行に構成し、対流空間32を支持面29に沿って設け体積を小さくしている。このため、本実施例の印刷装置1は、特に効率的に対流空間32内で暖かい空気を対流させることができる構成になっている。
なお、「第1面30と平行な第2面31」とは、厳密な意味での平行である場合のほか、厳密な意味での平行から多少ずれた場合も含む意味である。
さらに、図5で表されるように、本実施例の印刷装置1の対流空間32には、ファン28が設けられている。このため、本実施例の印刷装置1は、特に効率的に対流空間内で暖かい空気を方向Dに対流させることができる構成になっている。
なお、本実施例のように、対流空間32を隣接する面同士の接続部が鋭角とならないように構成することで、特に効率的に対流空間32内で暖かい空気を対流させることができる。
また、図3〜図5で表されるように、本実施例のヒーター12は、第2部分37(重力方向において低い側の領域)を加熱する熱源の配置密度が、第1部分36(重力方向において高い側の領域)を加熱する熱源の配置密度よりも高くなる(隣り合うヒーター12としての電熱線の間隔が狭い)ように構成されている。このため、重力方向における高さが高い第1部分36に付与する単位面積当たりの熱量よりも重力方向における高さが低い第2部分37に付与する単位面積当たりの熱量の方が多い構成を簡単に形成している。
ただし、このような電熱線の間隔を変える構成に限定されず、例えば、加熱部の出力を第1部分36と第2部分37とで変える構成や、加熱部から加熱領域38までの距離を第1部分36と第2部分37とで変える構成としてもよい。
また、図3で表されるように、本実施例の印刷装置1は、ヒーター12として、印刷部4により印刷が行われる前に媒体Mを加熱する、プレヒーター33を備えている。このような構成としていることで、本実施例の印刷装置1は、印刷部4により印刷が行われる前に、加熱ムラを抑制しつつ媒体Mを加熱することができる。
また、図4及び図5で表されるように、本実施例の印刷装置1は、ヒーター12として、印刷部4により印刷が行われた後に媒体Mを加熱する、アフターヒーター34を備えている。このような構成としていることで、本実施例の印刷装置1は、印刷部4により印刷が行われた後に、加熱ムラを抑制しつつ媒体Mを加熱することができる。
次に、上記実施例1以外の実施例について説明する。
[実施例2](図6)
図6は、実施例2の印刷装置1の要部であるヒーター12としてのアフターヒーター34を表す概略平面図であり、実施例1の印刷装置1の図4に対応する図である。
なお、本実施例の印刷装置1は、アフターヒーター34の構成以外は全て実施例1の印刷装置1と同様の構成である。
実施例1の印刷装置1のアフターヒーター34は、図4及び図5で表されるように、第1部分36及び第2部分37の両方にヒーター12を配置する構成であった。
一方、本実施例の印刷装置1のアフターヒーター34は、図6で表されるように、ヒーター12を第1部分36に配置しない、すなわち、第1部分36を加熱する熱源が配置されない構成である。このような構成も、第2部分37を加熱する熱源の配置密度が第1部分36を加熱する熱源の配置密度よりも高い構成に含まれる。すなわち、第1部分36を加熱する熱源の配置密度が相対的に低くなっていればよく、第1部分36を加熱する熱源が配置されない構成も、「第1部分36を加熱する熱源の配置密度が相対的に低くなっている構成」に含まれる。本実施例の印刷装置1は、このような構成としていることで、第2部分37を加熱する熱源の配置密度が第1部分36を加熱する熱源の配置密度よりも高い構成を特に簡単に形成している。
[実施例3](図7)
図7は、実施例3の印刷装置1の要部であるプレヒーター33、プリントヒーター35及びアフターヒーター34を表す媒体支持部3の一部の概略側面図である。
なお、本実施例の印刷装置1は、媒体支持部3の構成以外は全て実施例1の印刷装置1と同様の構成である。
実施例1の印刷装置1では、図1で表されるように、プレヒーター33による加熱領域38では搬送方向Aの上流側が低く搬送方向Aの下流側が高く、プリントヒーターによる加熱領域38では略水平であり、アフターヒーター34による加熱領域38では搬送方向Aの上流側が高く搬送方向Aの下流側が低くなっていた。
一方、本実施例の印刷装置1では、図7で表されるように、プレヒーター33による加熱領域38、プリントヒーター35による加熱領域38及びアフターヒーター34による加熱領域38の何れにおいても、搬送方向Aの上流側が高く搬送方向Aの下流側が低くなっている。
そこで、本実施例の印刷装置1では、プレヒーター33による加熱領域38、プリントヒーター35による加熱領域38及びアフターヒーター34による加熱領域38の何れにおいても、実施例1の印刷装置1のアフターヒーター34による加熱領域38と同様の構成になっている(図7の対流空間32の内部構成は、何れも図5の対流空間32の内部構成と同様)。
すなわち、本実施例の印刷装置1は、ヒーター12として、印刷部4により印刷が行われる際に媒体Mを加熱する、プリントヒーター35を備えている。このような構成としていることで、本実施例の印刷装置1は、印刷部4により印刷が行われている最中に、印刷部4による印刷領域(印刷部4のノズル形成面と対向する領域)において、加熱ムラを抑制しつつ媒体Mを加熱することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
例えば、実施例1及び実施例2の印刷装置1ではプレヒーター33とアフターヒーター34の両方、実施例3の印刷装置1ではプレヒーター33とプリントヒーター35とアフターヒーター34の全てで、第1部分36に付与する単位面積当たりの熱量よりも第2部分37に付与する単位面積当たりの熱量の方が多くなるように構成されていた。しかしながら、プレヒーター33とプリントヒーター35とアフターヒーター34のうちの何れか1つがこのような構成になっているものや、プレヒーター33又はアフターヒーター34の何れかとプリントヒーター35とがこのような構成になっているものなどであってもよい。
1…印刷装置、2…支持軸、3…媒体支持部、4…印刷部、5…搬送ローラー対、
6…キャリッジ、7…駆動ローラー、8…従動ローラー、9…テンションバー、
10…巻取軸、11…筐体部、12…ヒーター(加熱部)、13…制御部、
14…CPU、15…システムバス、16…ROM、17…RAM、
18…モーター駆動部、19…キャリッジモーター、20…搬送モーター、
21…送出モーター、22…巻取モーター、23…印刷部駆動部、
24…ヒーター駆動部、25…入出力部、26…PC、27…ファンモーター、
28…ファン(送風部)、29…支持面、30…第1面、31…第2面、
32…対流空間、33…プレヒーター、34…アフターヒーター、
35…プリントヒーター、36…第1部分、37…第2部分、38…加熱領域、
M…媒体

Claims (9)

  1. 媒体に印刷を行う印刷部と、
    前記媒体を支持する支持面を有する媒体支持部と、
    前記媒体支持部で支持される前記媒体を加熱領域において前記支持面とは反対側から加熱する加熱部と、を備え、
    前記加熱領域は、第1部分と、前記第1部分よりも重力方向における高さが低い第2部分と、を有し、
    前記加熱部は、前記第1部分に付与する単位面積当たりの熱量よりも、前記第2部分に付与する単位面積当たりの熱量の方が多くなるように構成され
    前記加熱領域には、前記媒体支持部における前記支持面とは反対側に、前記第1部分と前記第2部分との間で空気を対流させる対流空間が設けられていることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項に記載の印刷装置において、
    前記対流空間は、前記媒体の支持面に沿う第1面と該第1面と平行な第2面とを有することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項又はに記載の印刷装置において、
    前記対流空間には、送風部が設けられていることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記加熱部は、前記第2部分を加熱する熱源の配置密度が、前記第1部分を加熱する熱源の配置密度よりも高くなるように構成されていることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項に記載の印刷装置において、
    前記加熱部は、前記第1部分を加熱する熱源が配置されないことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記加熱部として、前記印刷部により印刷が行われる前に前記媒体を加熱する、プレヒーターを備えることを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記加熱部として、前記印刷部により印刷が行われる際に前記媒体を加熱する、プリントヒーターを備えることを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記加熱部として、前記印刷部により印刷が行われた後に前記媒体を加熱する、アフターヒーターを備えることを特徴とする印刷装置。
  9. 媒体に印刷を行う印刷部と、
    前記媒体を支持する媒体支持部と、
    前記媒体支持部で支持される前記媒体を、第1部分と該第1部分よりも重力方向における高さが低い第2部分とを有する加熱領域において前記支持面とは反対側から加熱する加熱部と、を備え
    前記加熱領域には、前記媒体支持部における前記媒体の前記支持面とは反対側に、前記第1部分と前記第2部分との間で空気を対流させる対流空間が設けられる印刷装置における加熱方法であって、
    前記第1部分に付与する単位面積当たりの熱量よりも、前記第2部分に付与する単位面積当たりの熱量の方が多くなるように前記加熱部で前記媒体を加熱することを特徴とする加熱方法。
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