JP6851919B2 - エンジンのオイル供給装置 - Google Patents
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Description
特許文献1のものでは、オイルフィルタよりもオイル供給方向下流側のエンジンオイルをオイル供給通路の途中から調圧弁を介して流出させるため、オイル供給通路の途中から流出するエンジンオイルもオイルフィルタを通過し、オイルフィルタの寿命が短くなりやすい。
図1に例示するように、オイル供給通路(27)と、オイル供給通路(27)にエンジンオイル(4a)を圧送するオイルポンプ(3)と、オイル供給通路(27)の途中から分岐されたオイル戻し通路(28i)と、オイル供給通路(27)のエンジンオイル(4a)をオイル戻し通路(28i)に流出させる調圧弁(28)と、オイル供給通路(27)の途中に設けられたオイルフィルタ(23)を備え、
図1に例示するように、調圧弁(28)は、オイルフィルタ(23)よりもオイル供給方向上流側のエンジンオイル(4a)をオイル供給通路(27)からオイル戻し通路(31)を介して流出させる流出弁口(28b)を備え、
図1〜図3に例示するように、オイルクーラ(21)のオイル圧送方向上流側に配置され、オイルクーラ(21)に向かうエンジンオイル(4a)をオイル戻し通路(28i)を介してオイルパン(4)に戻すクーラバイパス弁(30)を備え、クーラバイパス弁(30)の開弁圧は、調圧弁(28)の開弁圧よりも高く設定され、クーラバイパス弁(30)も補機取付ベース(22)に取り付けられ、
図1に例示するように、クーラバイパス弁(30)よりもオイル圧送方向上流側に配置され、クーラバイパス弁(30)に向かうエンジンオイル(4a)をオイル戻し通路(28i)を介してオイルパン(4)に戻すリリーフ弁(29)を備え、リリーフ弁(29)の開弁圧は、クーラバイパス弁(30)の開弁圧よりも高く設定され、リリーフ弁(29)も補機取付ベース(22)に取り付けられている、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。
《効果》オイルフィルタの寿命を延命することができる。
図1に例示するように、オイルフィルタ(23)よりもオイル供給方向上流側のエンジンオイル(4a)がオイル供給通路(27)の途中から流出し、オイルフィルタ(23)を通過しない分だけ、オイルフィルタ(23)の浄化の負担が軽減され、オイルフィルタ(23)の寿命を延命することができる。
エンジンへの補機取付けベース(22)の取付けにより、調圧弁(28)とオイルフィルタ(23)とオイルクーラ(21)とクーラバイパス弁(30)が一括してエンジンに取り付けられ、エンジンへの調圧弁(28)等の取付け作業が容易になる。
図6に示すように、このエンジンは、シリンダブロック(5)と、シリンダブロック(5)の上部に組み付けられたシリンダヘッド(6)と、シリンダヘッド(6)の上部に組み付けられたシリンダヘッドカバー(7)と、シリンダブロック(5)の下部に組み付けられたオイルパン(4)と、クランク軸(図外)の架設方向を前後方向として、図6に示すように、シリンダブロック(5)の前部に配置されたベルト伝動機構(9)と、シリンダブロック(5)の後部に配置されたフライホイールハウジング(10)と、前後方向と直交するエンジンの幅方向を横方向として、図7に示すように、シリンダヘッド(6)の横一側に設けられた吸気マニホルド(11)と、シリンダヘッド(6)の横他側に設けられた排気マニホルド(12)を備えている。
このエンジンは、燃料噴射装置と防振装置と水冷装置と潤滑装置と油冷装置を備えている。
防振装置は、回転バランサ(図外)を備え、エンジンの二次振動を相殺し、エンジンの振動を低減する。
水冷装置は、水ポンプ(17)のポンプ圧で、ラジエータで放熱されたエンジン冷却水を、水入口室(16)、水ポンプ(17)、水中継室(18)、ブロック側水ジャケット、ヘッド側水ジャケット、ラジエータの順に循環させ、エンジンを水冷する。
このため、この実施形態では、オイルフィルタ(2)でエンジンオイル(4a)を浄化しながら、調圧弁(28)でエンジンオイル(4a)の供給圧を適正化することできる利点がある。
オイル供給通路(27)のオイル供給方向下流側には、オイルギャラリ(24)とオイルジェットデリバリ通路(25)が接続されている。
オイル供給通路(27)とオイルギャラリ(24)とオイルジェットデリバリ通路(25)とオイルパン(4)等により、エンジンオイル(4a)の循環路が形成される。
図1または図2に示すように、調圧弁(28)は、スライダ室(28c)と、スライダ室(28c)にスライド自在に収容されたスライダ(28d)と、付勢スプリング(28e)を備えている。
スライダ(28d)は、受圧部(28a)と、流出弁体(28h)を備え、スライダ室(28c)は、受圧部(28a)を臨ませた受圧室(28f)と、流出弁口(28b)を有する流出弁室(28g)を備え、付勢スプリング(28e)でスライダ(28d)が流出弁体(28h)の閉弁方向に付勢され、受圧部(28a)で受けた油圧と付勢スプリング(28e)の付勢力の不釣合い力により、油圧が増加すると、流出弁口(28b)に対する流出弁体(28h)の開度が増加し、上記油圧が減少すると、上記開度が減少するように構成されている
このため、この実施形態では、エンジンへの補機取付ベース(22)の取付けにより、調圧弁(28)も一括してエンジンに取り付けられ、エンジンへの調圧弁(28)の取付け作業が容易になる。
このため、この実施形態では、エンジンへの補機取付ベース(22)の取付けにより、オイルクーラ(21)も一括してエンジンに取り付けられ、エンジンへのオイルクーラ(21)の取付け作業が容易になる。
すなわち、このエンジンは、オイルクーラ(21)を備え、調圧弁(28)とオイルフィルタ(23)とオイルクーラ(21)が取付けられた補機取付ベース(22)を備えている。
このため、この実施形態では、エンジンへの補機取付けベース(22)の取付けにより、調圧弁(28)とオイルフィルタ(23)とオイルクーラ(21)が一括してエンジンに取り付けられ、エンジンへの調圧弁(28)の取付け作業が容易になる。
リリーフ弁(29)とクーラバイパス弁(30)と調圧弁(28)の開弁圧は、これらの記載順に低くなり、リリーフ弁(29)が最も高く、調圧弁(28)が最も低い。
オイルクーラ(21)の内部オイル通路の詰まり等によりオイルクーラ(21)のオイル通過抵抗が高まった場合には、クーラバイパス弁(30)が開弁し、エンジンオイル(4a)はオイルクーラ(21)をバイパスして、オイルパン(4)に戻り、オイルフィルタ(23)の目詰まり等によりオイル供給通路(27)のオイル通過抵抗が更に高まった場合には、リリーフ弁(29)が開弁し、エンジンオイル(4a)は補機取付ベース(22)のオイル入口(22a)からリリーフ弁(29)を介してオイルパン(4)に戻る。
Claims (4)
- オイル供給通路(27)と、オイル供給通路(27)にエンジンオイル(4a)を圧送するオイルポンプ(3)と、オイル供給通路(27)の途中から分岐されたオイル戻し通路(28i)と、オイル供給通路(27)のエンジンオイル(4a)をオイル戻し通路(28i)に流出させる調圧弁(28)と、オイル供給通路(27)の途中に設けられたオイルフィルタ(23)を備え、
調圧弁(28)は、オイルフィルタ(23)よりもオイル圧送方向上流側のエンジンオイル(4a)をオイル供給通路(27)からオイル戻し通路(28i)を介して流出させる流出弁口(28b)を備え、
更に、オイルクーラ(21)を備え、調圧弁(28)とオイルフィルタ(23)とオイルクーラ(21)が取付けられた補機取付ベース(22)を備え、
オイルクーラ(21)のオイル圧送方向上流側に配置され、オイルクーラ(21)に向かうエンジンオイル(4a)をオイル戻し通路(28i)を介してオイルパン(4)に戻すクーラバイパス弁(30)を備え、クーラバイパス弁(30)の開弁圧は、調圧弁(28)の開弁圧よりも高く設定され、クーラバイパス弁(30)も補機取付ベース(22)に取り付けられ、
クーラバイパス弁(30)よりもオイル圧送方向上流側に配置され、クーラバイパス弁(30)に向かうエンジンオイル(4a)をオイル戻し通路(28i)を介してオイルパン(4)に戻すリリーフ弁(29)を備え、リリーフ弁(29)の開弁圧は、クーラバイパス弁(30)の開弁圧よりも高く設定され、リリーフ弁(29)も補機取付ベース(22)に取り付けられている、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。 - 請求項1に記載されたエンジンのオイル供給装置において、
調圧弁(28)は、オイルフィルタ(23)よりもオイル圧送方向下流側のオイル供給通路(27)の油圧を受ける受圧部(28a)と、流出弁体(28h)を備え、
受圧部(28a)の受ける圧力が増加すると、流出弁口(28b)に対する流出弁体(28h)の開度が増加し、上記圧力が減少すると、上記開度が減少するように構成されている、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。 - 請求項2に記載されたエンジンのオイル供給装置において、
調圧弁(28)は、スライダ室(28c)と、スライダ室(28c)にスライド自在に収容されたスライダ(28d)と、付勢スプリング(28e)を備え、
スライダ(28d)は、受圧部(28a)と、流出弁体(28h)を備え、スライダ室(28c)は、受圧部(28a)を臨ませた受圧室(28f)と、流出弁口(28b)を有する流出弁室(28g)を備え、付勢スプリング(28e)でスライダ(28d)が流出弁体(28h)の閉弁方向に付勢され、受圧部(28a)で受けた油圧と付勢スプリング(28e)の付勢力の不釣合い力により、油圧が増加すると、流出弁口(28b)に対する流出弁体(28h)の開度が増加し、上記油圧が減少すると、上記開度が減少するように構成されている、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載されたエンジンのオイル供給装置において、
シリンダブロック(5)内に設けられたブロック側水ジャケットと、ラジエータで放熱されたエンジン冷却水を中継してブロック側水ジャケットに導く水中継室(18)を備え、水中継室(18)はシリンダブロック(5)に設けられ、水中継室(18)の外開口が補機取付ベース(22)で覆われ、シリンダブロック(5)の外側に露出する補機取付ベース(22)の表側にオイルフィルタ(23)が取り付けられ、補機取付ベース(22)の裏側に取り付けられたオイルクーラ(21)が水中継室(18)内に収容されている、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。
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