JP6851048B2 - タクシー手荷物忘れ防止システム - Google Patents

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Description

本発明は、タクシー利用時に、タクシーのトランク又は荷室等の収納部に収納したスーツケース,キャリーバッグや大きい荷物等の手荷物を降車時に忘れないようにするためのタクシー手荷物忘れ防止システムに関するものである。
従来、タクシーに乗車する際に、タクシー利用者のスーツケース,キャリーバッグや大きい荷物等の手荷物をタクシーのトランクに収納することがある。そして、降車時には、タクシー乗務員がトランクを開放することにより、タクシー利用者は自分で又はタクシー乗務員の助けを借りて、トランクから手荷物を降ろすことになる。
しかしながら、降車時に、タクシー利用者及びタクシー乗務員が共に手荷物をトランクに収納したことを忘れてしまうことがある。特に、例えばホテル等でのタクシー乗車の場合には、ベルボーイ等がトランクにタクシー利用者の手荷物を収納することがあり、手荷物をトランク内に忘れてしまいやすい。
この場合、タクシー利用者又はタクシー乗務員が、あとから手荷物を忘れたことに気がついたとしても、相互に連絡することが困難である。例えば、タクシー利用者は、タクシー料金の領収書等を受け取っていれば、当該タクシーに連絡することができるが、そうでない場合には、記憶を辿って、乗車したタクシーが所属するタクシー会社を思い出して連絡する必要があり、忘れ物を探し出すためには多大な労力と時間がかかってしまう。他方、タクシー乗務員は、タクシー利用者の手荷物のトランク内への忘れ物に気がついた場合、直接タクシー利用者への連絡はほぼ不可能である。
したがって、タクシー利用客の忘れ物を防止するために、タクシー乗務員の接客教育等を実施したり、降車時のタクシー利用者への声かけを徹底するようにしている。また、タクシー会社によっては、タクシー利用者の手荷物をトランクに収納した場合には、料金を精算する際に操作するタクシー端末に、『トランク』等の表示札を掲げるといった工夫を図っているところもある。
これに対して、特許文献1には、GPSを利用した配車方法に関連して、忘れ物をただちにユーザに戻すことができる移動体通信システムが開示されている。この移動体通信システムにおいては、タクシー乗務員が客室内におけるタクシー利用者の忘れ物を発見した場合に、タクシー乗務員が当該忘れ物を登録して通知することにより、当該タクシー利用者の利用履歴を参照して、当該タクシー利用者のユーザ端末に対して忘れ物を通知することにで、より迅速にタクシー利用者に対して忘れ物を返還することができる。
また、特許文献2には、車内への携帯端末装置の置き忘れを車両の搭乗者に警告して、携帯端末装置の忘れ物を低減するようにした車内忘れ物警告システムが開示されている。これは、タクシーに限らず、自動車のドア開閉,エンジンキーの挿脱等の車両停止後の処理が行なわれたとき、ナビゲーション装置が携帯端末装置から振動情報を取得して、携帯端末装置の置き忘れを検知してスピーカから警告音を発生したり、表示部に警告表示を行なうことで、搭乗者に携帯端末装置の置き忘れを通知する。
特開2002−245591号公報 特開2009−020731号公報
しかしながら、特許文献1では、車室内のタクシー利用者の忘れ物をタクシー乗務員が発見して、手作業で登録する必要があり、トランクのような目視できない収納部への忘れ物は、タクシー利用者の降車時に直ちに発見することは難しい。また、タクシー利用者が忘れ物に気がついた場合には、予約乗車したタクシーが所属するタクシー会社等に連絡する必要があり、忘れ物の返還までには時間がかかってしまう。
また、特許文献2においては、忘れ物として振動機能を有する携帯端末装置に限定されてしまうと共に、トランク等の収納部に収納された忘れ物(携帯端末装置)の場合には忘れ物を発見することが困難になってしまう。
このようにして、タクシー利用者の手荷物をタクシーの収納部に収納した場合に、降車時に収納部に収納した手荷物を目視できない状態にあることから、手荷物の置き忘れが発生しやすいが、従来は降車時における手荷物の置き忘れを防止するような対策はなんらなされていないのが現状である。
本発明は、以上の点に鑑み、タクシー利用時にタクシーのトランク又は荷室等の収納部に収納したスーツケース,キャリーバッグや大きい荷物等の手荷物を降車時に忘れないようにするためのタクシー手荷物忘れ防止システムを提供することを目的としている。
上記目的は、本発明の第一の構成によれば、タクシーに備えられたタクシー端末にネットワークを介して接続され前記タクシー端末との間で各種情報を送受信するタクシー管理部と、前記タクシーに備えられタクシーユーザが前記タクシーに乗車する際に前記タクシーユーザの手荷物の前記タクシーの収納部への収納の有無を検出して前記タクシー端末に収納検出信号を送出する収納検出部と、前記タクシー管理部にネットワークを介して接続され前記タクシー管理部との間で各種情報を送受信するユーザ端末と、を備えており、
前記タクシーユーザの降車時に料金精算処理を開始するとき、前記タクシー端末が、前記収納検出部から収納有りの収納検出信号を受け取っていると手荷物収納警告信号を生成し手荷物収納の旨の警告を行なうと共に、前記手荷物収納警告信号を前記タクシー管理部へ送信し、前記タクシー管理部を介して当該タクシーユーザのユーザ端末に対して該手荷物収納警告信号を送信し、前記ユーザ端末が、前記手荷物収納警告信号により手荷物収納の旨の警告を行なうことを特徴とする、タクシー手荷物忘れ防止システムにより達成される。
上記構成によれば、タクシーユーザがタクシーを利用する際に、タクシーユーザが例えばトランク等のタクシーの収納部に手荷物を収納して収納部を閉鎖すると、収納検出部が、収納部へのタクシーユーザの手荷物の収納を検出してタクシー端末に収納検出信号を送出する。そして、タクシーがタクシーユーザの目的地まで運行して、タクシーが目的地に到着すると、タクシーユーザの降車時に、タクシー乗務員の操作によりタクシー端末が料金精算処理を開始する。この料金精算処理の開始に同時に、タクシー端末は、そのときの収納検出部からの収納検出信号に基づいて収納有りの収納検出信号の場合には手荷物収納警告信号を生成する。これにより、タクシー端末は、この手荷物収納警告信号に基づいて手荷物収納の旨の警告を行なう。
このようにして、タクシーユーザの降車時に、タクシーの収納部に手荷物が収納してある場合には、タクシー端末が手荷物収納の旨の警告を行なうので、この警告を受けてタクシー乗務員及びタクシーユーザは手荷物収納に気づくので、タクシーユーザの手荷物の収納部内への置き忘れが効果的に防止される。
この構成によれば、例えばタクシー管理部が、ユーザ端末を利用した配車を行なうような場合に、タクシーユーザのユーザ端末との間で通信可能な状態にあることを利用して、タクシー端末が手荷物収納警告信号をタクシー管理部を介してタクシーユーザのユーザ端末に送信する。これにより、タクシー端末による警告だけでなく、タクシーユーザのユーザ端末においても、手荷物収納の旨の警告を行なうことができるので、より一層確実にタクシーの収納部内へのタクシーユーザの手荷物の置き忘れを防止することが可能になる。
上記目的は、本発明の第二の構成によれば、無人タクシーに備えられたタクシー端末及びタクシーユーザが使用するユーザ端末にそれぞれ接続されタクシー端末及びユーザ端末との間で各種情報を送受信するタクシー管理部と、無人タクシーに備えられタクシーユーザがタクシーに乗車する際にタクシーユーザの手荷物の無人タクシーの収納部への収納の有無を検出してタクシー端末に収納検出信号を送出する収納検出部と、を備えており、タクシーユーザの降車時に、タクシー端末が料金精算処理を開始するとき、収納検出部から収納有りの収納検出信号を受け取っていると手荷物収納警告信号を生成し、タクシー端末が、手荷物収納警告信号により手荷物収納の旨の警告を行なうと共に、手荷物収納警告信号をタクシー管理部を介して当該タクシーユーザのユーザ端末に送信し、ユーザ端末が、手荷物収納警告信号により手荷物収納の旨の警告を行なうことを特徴とする、タクシー手荷物忘れ防止システムにより達成される。
この構成によれば、タクシーユーザが無人タクシーを利用する際、タクシーユーザが無人タクシーの収納部に手荷物を収納して収納部を閉鎖すると、収納検出部が収納部へのタクシーユーザの手荷物の収納を検出しタクシー端末に収納検出信号を送出する。そして、無人タクシーがタクシーユーザの目的地まで運行して目的地に到着すると、タクシーユーザの降車時にタクシー端末が料金精算処理を開始する。この料金精算処理の開始に同時に、タクシー端末はそのときの収納検出部からの収納検出信号に基づいて収納有りの収納検出信号の場合には手荷物収納警告信号を生成する。これにより、タクシー端末は、この手荷物収納警告信号に基づいて手荷物収納の旨の警告を行なうと共に、手荷物収納警告信号をタクシー管理部を介して当該タクシーユーザのユーザ端末に送信する。従って、タクシーユーザは、タクシー端末による警告だけでなく、自分のユーザ端末からの手荷物収納の旨の警告を受けることになり、より一層確実に無人タクシーの収納部内への手荷物の置き忘れを防止することができる。
このようにして、タクシーユーザの降車時に、無人タクシーの収納部に手荷物が収納してある場合には、タクシー端末及びユーザ端末が共に手荷物収納の旨の警告を行なうので、この警告を受けてタクシーユーザは確実に手荷物が無人タクシーの収納部に収納してあることに気づくので、タクシーユーザの手荷物の収納部内への置き忘れが効果的に防止される。
本発明によるタクシー手荷物忘れ防止システムは、好ましくは、タクシー端末が、手荷物収納警告信号を生成したのち、タクシー車体側からドア開放信号が送られてきたとき収納有りの収納検出信号を受け取っていると再度手荷物収納警告信号を生成してタクシー管理部へ送信し、タクシー管理部を介して当該タクシーユーザのユーザ端末に送信し、ユーザ端末が、手荷物収納警告信号により手荷物収納の旨の警告を再度行なう。
この構成によれば、タクシーユーザが、タクシー端末及びユーザ端末からの手荷物収納の旨の警告に気づかずにドアを開けて車外に出たとき、再度タクシー端末及びユーザ端末がそれぞれ手荷物収納の旨の警告を行なう。これにより、タクシー乗務員及びタクシーユーザに対して二度の警告を行なうことにより、より一層確実にタクシーの収納部へのタクシーユーザの手荷物の置き忘れを防止することができる。
本発明によるタクシー手荷物忘れ防止システムは、好ましくは、タクシー端末が、二度目の手荷物収納警告信号を生成したのちタクシーからドア閉鎖信号が送られてきたとき、収納有りの収納検出信号を受け取っていると、当該タクシーユーザの手荷物を忘れ物として当該タクシーユーザへの連絡のために必要な忘れ物情報を生成してタクシー管理部へ送信し、タクシー管理部を介してユーザ端末に送信すると共に、該タクシー端末の表示部に忘れ物情報を表示し、ユーザ端末が忘れ物情報に基づいて忘れ物情報を表示する。
この構成によれば、二度の警告にもかかわらず、タクシーユーザが車外に出てドアが閉鎖されたときには、タクシー端末は、収納部内に収納されている手荷物を忘れ物として忘れ物情報を生成して、タクシー管理部を介して当該タクシーユーザのユーザ端末に送信する。これにより、当該タクシーユーザのユーザ端末の表示部には忘れ物情報が表示され、当該タクシーユーザはその表示部に表示された忘れ物情報を参照して、当該タクシー又は所属会社等に連絡して忘れ物を取り戻すことが可能になる。
本発明によるタクシー手荷物忘れ防止システムは、好ましくは、タクシー端末又は前記ユーザ端末における手荷物収納の旨の警告が、当該端末の表示部における手荷物収納の旨の表示、あるいは、当該タクシーの車内又は車外に別途設けられた表示部による手荷物収納の旨の表示である。
この構成によれば、手荷物収納の旨の警告として、タクシー端末又はユーザ端末、そして当該タクシーの車内又は車外に別途設けられた表示部に手荷物収納の旨の表示が行なわれるので、タクシー乗務員及びタクシーユーザは、これらの表示を視認することにより確実にタクシーの収納部内に当該タクシーユーザの手荷物が収納されていることを認識することが可能であり、手荷物の置き忘れを防止することができる。特に、車外に設けられた表示部で手荷物収納の旨の表示が行なわれることによって、例えば聴覚障碍者であっても、車外の表示部における表示を視認することによって、確実に手荷物の置き忘れを防止することができる。
本発明によるタクシー手荷物忘れ防止システムは、好ましくは、タクシー端末又は前記ユーザ端末における手荷物収納の旨の警告が、当該端末の警告音発生部による警告音の発生、あるいは、当該タクシーの車内又は車外に別途設けられた警告音発生部による警告音の発生である。この構成によれば、手荷物収納の旨の警告として、タクシー端末又はユーザ端末、そして当該タクシーの車内又は車外に別途設けられた警告音発生部にて警告音を発生させるので、タクシー乗務員及びタクシーユーザは、これらの警告音を聴くことにより確実にタクシーの収納部内に当該タクシーユーザの手荷物が収納されていることを認識することが可能であり、手荷物の置き忘れを防止することができる。
このようにして、本発明によれば、タクシー利用時にタクシーのトランク又は荷室等の収納部に収納したスーツケース,キャリーバッグや大きい荷物等の手荷物を降車時に忘れないようにするためのタクシー手荷物忘れ防止システムを提供することができる。
本発明によるタクシー手荷物忘れ防止システムの第一の実施形態の全体構成を示す概略図である。 図1のタクシー手荷物忘れ防止システムのより詳細な構成を示すブロック図である。 図1のタクシー手荷物忘れ防止システムの動作を示すフローチャートである。 本発明によるタクシー手荷物忘れ防止システムの第二の実施形態の全体構成を示す概略図である。 図4のタクシー手荷物忘れ防止システムのより詳細な構成を示すブロック図である。 図4のタクシー手荷物忘れ防止システムの動作を示すフローチャートである。
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明によるタクシー手荷物忘れ防止システムの第一の実施形態の全体構成を示している。図1において、タクシー手荷物忘れ防止システム10は、タクシー管理部20とタクシー30とタクシーユーザ40とから構成されている。
タクシー管理部20は、既存のタクシー乗務員が運転する通常のタクシー30でタクシー乗務員が使用するタクシー端末31とタクシーユーザ40が所持するユーザ端末41とに接続されており、タクシー端末31及びユーザ端末41との間で各種情報を送受信するように構成されている。
具体的には、タクシー管理部20は、Wi−Fiや携帯電話回線等の公衆回線ネットワーク(以下、ネットワークという)50を介して、各タクシー30のタクシー端末31及び各タクシーユーザ40のユーザ端末41に接続されている。
タクシー端末31は、例えば専用の情報通信端末装置、あるいは市販の情報通信端末装置、例えばスマートフォンやタブレット端末等に専用アプリをインストールすることにより構成されており、ネットワーク50を介してタクシー管理部20に接続される。
また、タクシー端末31は、例えばタクシー配車専用の情報通信端末装置又はタクシー配車専用アプリをインストールした市販の情報通信端末に、付加的なアプリ等によりタクシー手荷物忘れ防止の機能を付加することによっても構成され得る。
さらに、タクシー端末31は、通常のタクシー端末としての公知の課金機能を備えており、乗客が乗車した状態(実車)で課金を行ない、乗客の降車時に課金の精算を行なうと共に、乗客が乗車していない状態(空車)では課金を行なわない。
また、タクシー端末31は、図2により詳細に示すように、タクシー30の車体に搭載された車載コンピュータ32と接続されており、車載コンピュータ32から、トランク開閉状態の検出信号(以下、トランク信号という)32aと、ドア(特に乗客用のドア)開閉状態の検出信号(以下、ドア信号という)32bが入力されている。
ここで、トランク30a及びドア30bの開閉部にそれぞれ設けられたトランクスイッチ33及びドアスイッチ34を使用して、これらのスイッチ33,34が、それぞれトランク30a及びドア30bの開放時にオン又はオフとなることにより、タクシー端末31は、車載コンピュータ32を介してスイッチ33,34の導通状態によるトランク信号32a及びドア信号32bに基づいて、トランク30a及びドア30bの開閉状態を検出することができる。
タクシー端末31は、トランク30aが開閉された後実車となったとき、タクシーユーザ40の手荷物がトランク30a内に収納されたものとして、収納フラグを立てると共に、収納フラグが立った状態でトランク30aが開閉されたとき、手荷物がトランク30aから取り出されたものとして収納フラグを降ろすようになっている。
なお、トランク信号32aは、タクシー30のタクシー乗務員が車内のトランク開放レバーあるいはトランク開放スイッチを操作することによりトランク30aを開放すると、オン又はオフとなる。
さらに、タクシー端末31は、各種情報を表示するための表示部35を備えている。
このようなトランク開閉状態及びドア開閉状態の検出機能、そして車載コンピュータ32,トランクスイッチ33及びドアスイッチ34は、タクシー30の車体に既設のものをそのまま利用することも可能である。
ユーザ端末41は、同様に例えば市販の情報通信端末装置、例えばスマートフォンやタブレット端末等に、本タクシー手荷物忘れ防止システム10の専用アプリをインストールすることにより、あるいは本システム用の機能を備えた所謂配車アプリをインストールすることにより構成されており、ネットワーク50を介して、タクシー管理部20に接続される。
ここで、タクシーユーザ40のユーザ端末41は、タクシー配車システム用の配車アプリをインストールして乗客情報41aを入力しておくことにより、配車予約時には、予約操作を行なうとタクシー管理部20に対して前もって登録された乗客情報41a及びGPSデータ等による乗客位置情報41bから成る配車予約情報42を作成し、この配車予約情報42をネットワーク50を介してタクシー管理部20に送信する。上記タクシー配車システム用の配車アプリは、本タクシー忘れ物防止システム用のアプリと一体化されたものでもよく、また別途ユーザ端末41にインストールしてもよい。
ここで、タクシー管理部20は、本実施形態においては配車に関する機能も併せ持つように構成されている。即ち、タクシー管理部20は、図2に示すように、タクシーに関する配車予約を受け付ける受付部21と、受付部21で受け付けた配車予約に基づいてタクシー30の配車を手配する処理部22と、から構成されており、処理部22において、タクシー手荷物忘れ防止システム10の機能も実現している。
受付部21は、タクシーユーザ40のユーザ端末41からの直接の配車予約情報42を受信して、あるいはタクシーユーザ40からの直接の電話連絡による配車予約に対応して配車予約情報42を作成し、この配車予約情報42を処理部22に送出する。
処理部22は、受付部21からの配車予約情報42に基づいて自動的に又はオペレータの手動操作により、タクシーユーザ40の乗車位置に近い空車のタクシー30を選択し、当該タクシー30のタクシー端末31に対して、ネットワーク50を介してタクシーユーザ40の配車予約情報42を送信することによりあるいは当該タクシー30のタクシー乗務員との通話連絡によりタクシー30の配車を手配する。このとき、タクシー30のタクシー端末31は、その表示部35に、配車予約情報42に基づいて乗客情報41a及びタクシー30の乗車位置を画面表示する。
さらに、タクシー端末31は、本発明によるタクシー手荷物忘れ防止システム10としての機能を有している。即ち、タクシー端末31は、前述したトランク信号32aに基づいて、トランク30aが開放された後に閉鎖されて乗客を載せて実車状態となったとき、トランク30a内へのタクシーユーザ40の手荷物を収納したものとして収納フラグを立てる。
また、タクシー端末31は、タクシーユーザ40の降車時に、タクシー乗務員の操作によりタクシー料金の精算処理を開始するとき収納フラグが立っていると、手荷物収納警告信号31aを生成する。
そして、タクシー端末31は、この手荷物収納警告信号31aに基づいてその表示部に手荷物収納の旨の警告表示を行なうと共に、必要であれば、タクシー端末31に内蔵された発音体を動作させて手荷物収納の旨の警告音を発生させる。同時に、タクシー端末31は、この手荷物収納警告信号31aをネットワーク50を介して、さらにタクシー管理部20を介して、当該タクシーユーザ40のユーザ端末41に送信する。
これにより、ユーザ端末41は、この手荷物収納警告信号31aに基づいて、その表示部に手荷物収納の旨の警告表示を行なうと共に、必要であれば、ユーザ端末41に内蔵された発音体を動作させて、手荷物収納の旨の警告音を発生させる。
タクシー端末31は、手荷物収納警告信号31aによる手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生を行なっているときに、ドア信号32bに基づいてドア30bが開放されたことを検出すると、手荷物収納警告信号31aを停止して第二の手荷物収納警告信号31bを生成する。
そして、タクシー端末31は、第二の手荷物収納警告信号31bに基づいてその表示部35に手荷物収納の旨の警告表示を行なうと共に、タクシー端末31に内蔵された発音体を動作させて手荷物収納の旨の警告音を発生させる。
この場合、手荷物収納の旨の警告表示は、当該タクシー30の車内又は車外に別途設けられた表示部にて行なうようにしてもよく、既設のハザードランプを点滅させるようにしてもよい。同様に、手荷物収納の旨の警告音発生は、当該タクシー30の車内又は車外に別途設けられた警告音発生部により行なうようにしてもよい。特にタクシー30の車外に設けられた表示部及び/又は警告音発生部により警告表示及び/又は警告音発生を行なう場合には、タクシー30から車外に降車したタクシーユーザ40に対してより効果的に警告を行なうことができる。
同時に、タクシー端末31は、第二の手荷物収納警告信号31bをネットワーク50により、タクシー管理部20を介して当該タクシーユーザ40のユーザ端末41に送信する。これにより、ユーザ端末41は、第二の手荷物収納警告信号31bに基づいてその表示部に手荷物収納の旨の警告表示を行なうと共に、ユーザ端末41に内蔵された発音体を動作させて手荷物収納の旨の警告音を発生させる。
ここで、タクシー端末31及びユーザ端末41の表示部における警告表示及び発音体による警告音発生は、手荷物収納警告信号31aによる警告表示及び警告音発生と同じであってもよく、またこれらとは異なる警告表示及び警告音発生であってもよい。
タクシー端末31は、手荷物収納警告信号31a又は第二の手荷物収納警告信号31bに基づいて、上述した手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生を行なっているときに、トランク信号32aに基づいてトランク30aが開放されたことを検出すると、トランク30a内の手荷物が取り出されたと判断して収納フラグを降ろし、手荷物収納警告信号31a又は第二の手荷物収納警告信号31bを停止する。これにより、タクシー端末31及びユーザ端末41は、警告表示又は警告音の発生を中止する。
さらに、タクシー端末31は、第二の手荷物収納警告信号31bによる手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生を行なっているときに、ドア信号32bに基づいてドア30bが閉鎖されたことを検出すると、タクシーユーザ40が既に降車したものと判断して、第二の手荷物収納警告信号31bを停止し、手荷物収納の警告表示及び警告音発生を中止すると共に忘れ物情報31cを生成して、ネットワーク50そしてタクシー管理部20を介して当該タクシーユーザ40のユーザ端末41に送信する。
この忘れ物情報31cは、当該タクシーユーザ40への忘れ物に関する連絡のために必要な情報、例えば当該タクシーユーザ40の乗車場所,乗車時刻,降車場所や降車時刻、そしてタクシーユーザ40の乗客情報41a及び当該タクシー30への連絡方法等を含んでいる。
これにより、当該タクシーユーザ40のユーザ端末41は、受信した忘れ物情報31cに基づいてその表示部に忘れ物情報を表示する。従って、タクシーユーザ40は、自分のユーザ端末41の表示部における忘れ物情報の表示を視認することにより、タクシー30の収納部への手荷物の置き忘れを認知すると共に、忘れ物を取り戻すための情報を得ることができる。
なお、タクシー30が空車で走行中に所謂流しでタクシーユーザ40を乗車させる場合、タクシー端末31は、タクシーユーザ40のユーザ端末41とはネットワーク50を介して接続されない状態であるので、上述した手荷物収納警告信号31a,第二の手荷物収納警告信号31b及び忘れ物情報31cはタクシー管理部20には送信されるが、タクシーユーザ40のユーザ端末41には送信されない。従って、手荷物収納の警告表示又は警告音発生は、タクシー端末31でのみ行なわれることになる。
このような場合であっても、タクシーユーザ40が自分のユーザ端末41を任意でネットワーク50を介してタクシー管理部20に接続する場合には、上述した手荷物収納警告信号31a,第二の手荷物収納警告信号31b及び忘れ物情報31cは、タクシー管理部20からタクシーユーザ40のユーザ端末41には送信される。これによりタクシーユーザ40の手荷物のタクシー30のトランク30a内への置き忘れが確実に防止される。
本発明によるタクシー手荷物忘れ防止システム10は以上のように構成されており、以下のようにタクシー手荷物忘れ防止の処理を行なう。
まず、タクシーユーザ40は、本タクシー手荷物忘れ物防止システム10を含むタクシー配車システムを利用するために、自分のユーザ端末41に配車アプリ及びタクシー手荷物忘れ物防止システム用アプリをダウンロードしてインストールし、乗客情報41aを入力しておく。
タクシーユーザ40は、タクシー30の利用(配車予約)を希望する場合、ユーザ端末41上で上述した配車アプリを起動する。
そして、タクシーユーザ40がユーザ端末41で予約操作を行なうと、ユーザ端末41は、乗客情報41a及びGPSデータ等による乗客現在位置を示す乗客位置情報41bから成る配車予約情報42を作成して、この配車予約情報42をネットワーク50を介してタクシー管理部20に送信する。
これを受けて、タクシー管理部20の受付部21は配車予約情報42を制御部22に送出し、制御部22は、この配車予約情報42に基づいてタクシーユーザ40の現在位置に近い空車のタクシー30を選択して選択したタクシー30に対して当該乗車位置と乗客情報41aをネットワーク50を介して送信する。
このとき、タクシー30のタクシー端末31は、その表示部に乗客情報41a,乗客位置情報41bによる乗客現在位置(タクシーの乗車位置)を画面表示する。
タクシーユーザ40がタクシー30に乗車する際に、手荷物をタクシー30のトランク30aに収納する場合の動作を、以下に図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップST1にて、タクシーユーザ40が乗車の際に手荷物をタクシー30のトランク30a内に収納すると、タクシー端末31はトランク信号33によりトランク30aの開閉を検出する。
続いて、ステップST2にて、タクシーユーザ40がタクシー30に乗り込み、タクシー30が実車となってタクシーユーザ40の目的地まで走行を開始すると、ステップST3にて、タクシー端末31はタクシーユーザ40の手荷物をタクシー30のトランク30a内に収納したことを示す収納フラグを立てる。これにより、タクシー30は、タクシーユーザ40の目的地まで所謂賃走を行なう。
そして、タクシー30がタクシーユーザ40の目的地に到着すると、ステップST4にて、タクシー乗務員の操作によりタクシー端末31が、精算処理を開始する。この精算処理の開始により、タクシー端末31は、ステップST5にて収納フラグが立っているか否かを確認し、収納フラグが立っていない場合に、タクシー30のトランク30a内にタクシーユーザ40の手荷物が収納されていなものとしてタクシー手荷物忘れ防止処理を終了する。
これに対して、ステップST5にて収納フラグが立っている場合には、タクシー端末31は、ステップST6にてタクシー30のトランク30a内にタクシーユーザ40の手荷物が収納されたままであるとして手荷物収納警告信号31aを生成し、この手荷物収納警告信号31aに基づいてタクシー端末31及びユーザ端末41において、それぞれ手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生が行なわれる。
続いて、タクシー端末31は、ステップST7にて再び収納フラグが立っているか否かを確認し、収納フラグが立っていない場合には、タクシー30のトランク30aからタクシーユーザ40の手荷物が取り出されたものとしてタクシー手荷物忘れ防止処理を終了する。
これに対して、ステップST7にて収納フラグが立っている場合には、タクシー端末31は、ステップST8にてドア信号32bが「開」か否かを確認し、ドア信号32bが「開」でない場合には再びステップST7に戻る。
この状態でタクシー30のトランク30aが開放されると、タクシー端末31は、トランク30a内のタクシーユーザ40の手荷物が取り出されたものとして収納フラグを降ろす。従って、ステップST7において収納フラグが立っていないので、タクシー端末31は手荷物収納警告信号31aを停止し、これによりタクシー端末31及びユーザ端末41における手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生が中止され、タクシー手荷物忘れ防止の処理が終了する。
また、ステップST8にてドア信号32bが「開」の場合には、タクシー端末31は、ステップST9にてタクシー30のトランク30内にタクシーユーザ40の手荷物が収納されたままの状態でタクシーユーザ40が車外に出たものとして、手荷物収納警告信号31aを停止して第二の手荷物収納警告信号31bを生成し、この第二の手荷物収納警告信号31bに基づいてタクシー端末31及びユーザ端末41において、それぞれ手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生が行なわれる。
続いて、タクシー端末31は、ステップST10にて再び収納フラグが立っているか否かを確認し、収納フラグが立っていない場合には、タクシー30のトランク30aからタクシーユーザ40の手荷物が取り出されたものとしてタクシー手荷物忘れ防止処理を終了する。
これに対して、ステップST10にて収納フラグが立っている場合には、タクシー端末31は、ステップST11にてドア信号32bが「閉」か否かを確認し、ドア信号32bが「閉」でない場合には再びステップST10に戻る。この状態で、タクシー30のトランク30aが開放されると、タクシー端末31は、トランク30a内のタクシーユーザ40の手荷物が取り出されたものとして収納フラグを降ろす。従って、ステップST10で収納フラグが立っていないので、タクシー端末31は第二の手荷物収納警告信号31bを停止し、これによりタクシー端末31及びユーザ端末41における手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生が中止され、タクシー手荷物忘れ防止の処理が終了する。
また、ステップST11にてドア信号32bが「閉」の場合には、タクシー端末31は、トランク30a内に手荷物が収納されたままでタクシーユーザ40が降車してドア30bが閉じられたものと判断し、ステップST12にて第二の手荷物収納警告信号31bを停止して忘れ物情報31cを生成すると共に、ステップST13にて収納フラグを降ろす。これにより、忘れ物情報31cに基づいてタクシー端末31及びユーザ端末41において、それぞれ手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生が中止されると共に、タクシー端末31及びユーザ端末41には、ステップST14にて忘れ物情報31cに基づいてその表示部に忘れ物情報が表示される。
ここで、忘れ物情報31cは、ネットワーク50を介してタクシー管理部20にも送信され、タクシー管理部20の処理部22が、その後のタクシーユーザ40からの忘れ物の問い合わせに対応する。従って、タクシーユーザ40は、降車したタクシー30が走り去ったとしても、自分のユーザ端末41の忘れ物情報31cを視認することより、当該タクシー30又はタクシー管理部20に対して連絡を行なうことによって、当該タクシー30のトランク30a内に置き忘れた手荷物を迅速に取り戻すことができる。
なお、ステップST14にて、タクシー端末31の表示部35に忘れ物情報31cが表示された状態において、タクシー30は、タクシーユーザ40の降車位置で所定の間だけ停止したまま留まるようにしてもよい。これにより、降車直後にタクシーユーザ40が手荷物の置き忘れに気がついたときには、当該タクシー30の停車位置まで戻って当該タクシー30のトランク30aから手荷物を取り出すことができる。
(第二の実施形態)
図4は、本発明によるタクシー手荷物忘れ防止システムの第二の実施形態の全体構成を示している。図4において、タクシー手荷物忘れ防止システム60は、図1に示したタクシー手荷物忘れ防止システム10とはタクシー乗務員が運行を担当するタクシー(有人タクシー)30とは異なり、無人タクシーに関する手荷物忘れ防止システムとして構成されている。
タクシー手荷物忘れ防止システム60は、図4に示すように、タクシー管理部70と無人タクシー80とタクシーユーザ40が所持するユーザ端末41とから構成されている。
タクシー管理部70は、無人タクシー80に搭載されたタクシー端末31とタクシーユーザ40が所持するユーザ端末41とに接続されており、タクシー端末31及びユーザ端末41との間で各種情報を送受信するように構成されている。
具体的には、タクシー管理部70は、Wi−Fiや携帯電話回線等の公衆回線ネットワークであるネットワーク50を介して、各無人タクシー80のタクシー端末31及び各タクシーユーザ40のユーザ端末41に接続されている。
ここで、タクシー管理部70は、図5に示すように、前もって設定されたサービス提供エリア内において無人タクシー80を遠隔操作して所定の軌道上を運行する運行制御部71と、タクシーユーザ40のユーザ端末41からの配車予約情報42に対応して配車を行なう配車制御部72と、から構成されている。
運行制御部71は公知の構成であって、無人タクシー80に搭載された無人自動運転に必要な各種センサーからの検出信号に基づいて、無人タクシー80の車体状況及び周辺状況等を遠隔監視しつつ無人タクシー80を遠隔操作し、前もって設定された所定の軌道上に沿って法令順守しつつ危険回避して安全に走行させるようになっている。その際、運行制御部71は、配車制御部72から送られてくる配車予約情報42の乗車位置及び降車位置に対応して、空車の無人タクシー80をタクシーユーザ40の乗車位置まで移動し、乗車位置でタクシーユーザ40を乗車させた後、当該タクシーユーザ40の降車位置まで移動して降車位置でタクシーユーザ40を降車させることにより、無人タクシーサービスを提供する。
その際、タクシーユーザ40は、大きな手荷物を持っている場合には無人タクシー80の収納部80aを自ら開けて、収納部80a内に手荷物を収納した後、収納部80aを閉じることにより、収納部80a内に手荷物を収納した状態で無人タクシー80に乗車できるようになっている。
ここで、タクシーユーザ40のユーザ端末41は、本タクシー手荷物忘れ防止システム60の機能を含む配車アプリをインストールして、乗客情報41aを入力しておくことにより、配車予約時には、タクシーユーザ40が希望する行き先位置を入力すると、タクシー管理部70に対して前もって登録された乗客情報41a,GPSデータ等による乗客位置情報41b及び行き先位置情報41cから成る配車予約情報42を作成して、この配車予約情報42をネットワーク50を介してタクシー管理部70に送信する。
タクシー管理部70の配車制御部72は、タクシーユーザ40から送信されてくる配車予約情報42を受信すると、その乗客位置情報41bから、当該タクシーユーザ40の乗車位置に近い空車の無人タクシー80を選択し、選択した無人タクシー80に搭載されたタクシー端末31に対して配車予約情報42をネットワーク50を介して送信する。
さらに、タクシー管理部70の運行制御部71は、図1のタクシー手荷物忘れ防止システム10におけるタクシー管理部20の処理部22と同様のタクシー手荷物忘れ防止の機能を備えている。
無人タクシー80のタクシー端末31は、図5に詳細に示すように、無人タクシー80の車体に搭載された車載コンピュータ32と接続されており、車載コンピュータ32から収納部80aの開閉状態の検出信号である収納部信号82とドア開閉状態の検出信号であるドア信号83とが入力されている。これらの検出信号82,83は、それぞれ無人タクシー80の収納部80aに取り付けられた収納検出部となる収納部スイッチ84及びドア80bに取り付けられたドアスイッチ85のオン又はオフによりタクシー端末31に入力される。
タクシー手荷物忘れ防止システム60は以上のように構成されており、以下のようにタクシー手荷物忘れ防止の処理を行なう。
まず、タクシーユーザ40は、本タクシー手荷物忘れ物防止システム60を含むタクシー配車システムを利用するために、自分のユーザ端末41に配車アプリ及びタクシー手荷物忘れ物防止システム用アプリをダウンロードしてインストールし、乗客情報41aを入力しておく。
タクシーユーザ40は、無人タクシー80の利用(配車予約)を希望する場合、ユーザ端末41上で上述した配車アプリを起動する。そして、タクシーユーザ40がユーザ端末41で希望する行き先位置を入力すると、ユーザ端末41は、乗客情報41aとGPSデータ等による乗客現在位置を示す乗客位置情報41b及び行き先位置情報41cから成る配車予約情報42を作成して、この配車予約情報42をネットワーク50を介してタクシー管理部70に送信する。
これを受けてタクシー管理部70の配車制御部72は、配車予約情報42に基づいてタクシーユーザ40の現在位置に近い空車の無人タクシー80を選択し、選択した無人タクシー80に対して配車予約情報42をネットワーク50を介して送信する。このとき、無人タクシー80のタクシー端末31は、その表示部に乗客情報41a,乗客位置情報41bによる乗客現在位置(タクシーの乗車位置)を画面表示する。
タクシーユーザ40が無人タクシー80に乗車する際、手荷物を無人タクシー80の収納部80aに収納する場合の動作を、以下に図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップST21にて、タクシーユーザ40は乗車の際に自分で無人タクシー80の収納部80aを開け、この収納部80a内に手荷物を収納して収納部80aを閉鎖する。これにより、タクシー端末31は収納部信号82により収納部80aの開閉を検出する。
続いて、ステップST22にてタクシーユーザ40が無人タクシー80に乗り込み、無人タクシー80が実車となってタクシーユーザ40の目的地まで走行を開始すると、ステップST23にてタクシー端末31はタクシーユーザ40の手荷物を無人タクシー80の収納部80a内に収納したことを示す収納フラグを立てる。これにより、無人タクシー80は、タクシーユーザ40の目的地まで所謂賃走を行なう。
そして、無人タクシー80がタクシーユーザ40の目的地に到着すると、ステップST24にてタクシー端末31が自動的に精算処理を開始する。
この精算処理の開始により、タクシー端末31は、ステップST25にて収納フラグが立っているか否かを確認し、収納フラグが立っていない場合に無人タクシー80の収納部80a内にタクシーユーザ40の手荷物が収納されていないものとして、タクシー手荷物忘れ防止処理を終了する。
これに対して、ステップST25にて、収納フラグが立っている場合にはタクシー端末31は、ステップST26にて無人タクシー80の収納部80a内にタクシーユーザ40の手荷物が収納されたままであるとして手荷物収納警告信号31aを生成し、この手荷物収納警告信号31aに基づいてタクシー端末31及びユーザ端末41においてそれぞれ手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生が行なわれる。
続いて、タクシー端末31は、ステップST27にて再び収納フラグが立っているか否かを確認し、収納フラグが立っていない場合には、無人タクシー80の収納部80aからタクシーユーザ40の手荷物が取り出されたものとしてタクシー手荷物忘れ防止処理を終了する。
これに対して、ステップST27にて収納フラグが立っている場合には、タクシー端末31は、ステップST28にてドア信号83が「開」か否かを確認し、ドア信号83が「開」でない場合には再びステップST27に戻る。
この状態で、無人タクシー80の収納部80aが開放されると、タクシー端末31は、収納部80a内のタクシーユーザ40の手荷物が取り出されたものとして収納フラグを降ろす。従って、ステップST27において収納フラグが立っていないので、タクシー端末31は手荷物収納警告信号31aを停止し、これによりタクシー端末31及びユーザ端末41における手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生が中止され、タクシー手荷物忘れ防止の処理が終了する。
また、ステップST28にてドア信号83が「開」の場合には、タクシー端末31は、ステップST29にて無人タクシー80の収納部80a内にタクシーユーザ40の手荷物が収納されたままの状態でタクシーユーザ40が車外に出たものとして手荷物収納警告信号31aを停止し、第二の手荷物収納警告信号31bを生成し、この第二の手荷物収納警告信号31bに基づいてタクシー端末31及びユーザ端末41においてそれぞれ手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生が行なわれる。
続いて、タクシー端末31は、ステップST30にて再び収納フラグが立っているか否かを確認し、収納フラグが立っていない場合には無人タクシー80の収納部80aからタクシーユーザ40の手荷物が取り出されたものとしてタクシー手荷物忘れ防止処理を終了する。
これに対して、ステップST30にて収納フラグが立っている場合には、タクシー端末31は、ステップST31にてドア信号83が「閉」か否かを確認し、ドア信号83が「閉」でない場合には再びステップST30に戻る。
この状態で、無人タクシー80の収納部80aが開放されると、タクシー端末31は、収納部80a内のタクシーユーザ40の手荷物が取り出されたものとして収納フラグを降ろす。従って、ステップST30において収納フラグが立っていないので、タクシー端末31は第二の手荷物収納警告信号31bを停止し、これによりタクシー端末31及びユーザ端末41における手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生が中止され、タクシー手荷物忘れ防止の処理が終了する。
また、ステップST31にてドア信号83が「閉」の場合には、タクシー端末31は、収納部80aに手荷物が収納されたままでタクシーユーザ40が降車してドア80bが閉じられたものと判断して、ステップST32にて第二の手荷物収納警告信号31bを停止して忘れ物情報31cを生成すると共に、ステップST33にて収納フラグを降ろす。
これにより、忘れ物情報31cに基づいて、タクシー端末31及びユーザ端末41において、それぞれ手荷物収納の旨の警告表示及び警告音発生が中止されると共に、ユーザ端末41には、ステップST24にて忘れ物情報31cに基づいてその表示部に忘れ物情報が表示される。ここで、忘れ物情報31cは、ネットワーク50を介してタクシー管理部70にも送信され、タクシー管理部70の配車制御部72がその後のタクシーユーザ40からの忘れ物の問い合わせに対応する。
従って、タクシーユーザ40は、降車した無人タクシー80が走り去ったとしても、自分のユーザ端末41の忘れ物情報31cを視認することより、当該タクシー管理部70に対して連絡を行なうことによって、当該無人タクシー80の収納部80a内に置き忘れた手荷物を迅速に取り戻すことができる。
このようにして、本発明によるタクシー手荷物忘れ防止システム10及び60によれば、タクシー(有人タクシー)30又は無人タクシー80の利用時に、タクシーユーザ40が手荷物をトランク30aや収納部80aに収納した場合に、降車時に、手荷物がトランク30aや収納部80aに収納したままであると、タクシー端末31及びユーザ端末41にて警告表示及び警告音発生が行なわれるので、トランク30aや収納部80a内への手荷物の置き忘れが確実に防止される。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、タクシーユーザ40の手荷物のタクシー30のトランク30a又は無人タクシー80の収納部80aへの収納の有無を、収納検出部となるトランクスイッチ30a又は収納部スイッチ84の開閉により間接的に検出するようにしているが、これに限らず、例えばトランク30a又は収納部80aの床面に設けられた重量センサーにより手荷物の収納の有無を直接的に検出したり、トランク30a又は収納部80aへの手荷物の収納の有無を各種センサーにより直接的に検出するようにしてもよい。さらには、トランク30a又は収納部80a内を監視カメラで撮像し、撮像画面を画像処理することにより手荷物の収納の有無を検出するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、タクシーユーザ40が手荷物をタクシー30のトランク30a又は収納部80a内に収納した場合について説明したが、これに限らず、乗車時にタクシー乗務員やタクシーユーザ40から視認され得ないトランク20aや収納部80aに手荷物を収納した場合にも本発明を適用し得ることは明らかである。
上述した実施形態においては、手荷物収納警告信号31aに基づいて、タクシー端末31及びユーザ端末41の双方で警告表示及び警告音発生が行なわれるようになっているが、これに限らず、ドア30b又はドア80bの開放前で、タクシーユーザ40がタクシー30又は無人タクシー80の車内に居る場合には、警告表示のみを行なうようにしてもよい。
上述した実施形態においては、手荷物収納警告信号31a又は第二の手荷物収納警告信号31bによる警告表示及び警告音発生は、タクシー端末31及びユーザ端末41で行なわれるようになっているが、これに限らず、さらに、タクシー30又は無人タクシー80の車内又は車外に別途設けられた表示部又は警告音発生部により、警告表示又は警告音発生を行なうようにしてもよい。この場合、このような表示部として、車両に設けられたハザードランプやホーン等を利用することも可能であることは明らかである。
10,60 タクシー手荷物忘れ防止システム
20 タクシー管理部
21 受付部
22 処理部
30 タクシー
30a,80a トランク(収納部)
30b,80b ドア
31 タクシー端末
32 車載コンピュータ
33 トランクスイッチ(収納検出部)
34 ドアスイッチ
35 表示部
40 タクシーユーザ
41 ユーザ端末
41a 乗客情報
41b 乗客位置情報
41c 行き先位置情報
42 配車予約情報
50 ネットワーク
70 タクシー管理部
71 運行制御部
72 配車制御部
80 無人タクシー
82 収納部信号
83 ドア信号
84 収納部スイッチ(収納検出部)
85 ドアスイッチ

Claims (8)

  1. タクシーに備えられたタクシー端末にネットワークを介して接続され前記タクシー端末との間で各種情報を送受信するタクシー管理部と、
    前記タクシーに備えられタクシーユーザが前記タクシーに乗車する際に前記タクシーユーザの手荷物の前記タクシーの収納部への収納の有無を検出して前記タクシー端末に収納検出信号を送出する収納検出部と、
    前記タクシー管理部にネットワークを介して接続され前記タクシー管理部との間で各種情報を送受信するユーザ端末と、
    を備えており、
    前記タクシーユーザの降車時に料金精算処理を開始するとき、前記タクシー端末が、前記収納検出部から収納有りの収納検出信号を受け取っていると手荷物収納警告信号を生成し手荷物収納の旨の警告を行なうと共に、前記手荷物収納警告信号を前記タクシー管理部へ送信し、前記タクシー管理部を介して当該タクシーユーザのユーザ端末に対して該手荷物収納警告信号を送信し、
    前記ユーザ端末が、前記手荷物収納警告信号により手荷物収納の旨の警告を行なうことを特徴とする、タクシー手荷物忘れ防止システム。
  2. 無人タクシーに備えられたタクシー端末及びタクシーユーザが使用するユーザ端末にそれぞれ接続され、前記タクシー端末及びユーザ端末との間で各種情報を送受信するタクシー管理部と、
    前記無人タクシーに備えられ、前記タクシーユーザが前記タクシーに乗車する際に、前記タクシーユーザの手荷物の前記無人タクシーの収納部への収納の有無を検出して、前記タクシー端末に収納検出信号を送出する収納検出部と、
    を備えており、
    前記タクシーユーザの降車時に、前記タクシー端末が、料金精算処理を開始するとき前記収納検出部から収納有りの収納検出信号を受け取っていると手荷物収納警告信号を生成し、
    前記タクシー端末が、前記手荷物収納警告信号により手荷物収納の旨の警告を行なうと共に、前記手荷物収納警告信号を前記タクシー管理部を介して当該タクシーユーザのユーザ端末に送信し、
    前記ユーザ端末が、前記手荷物収納警告信号により手荷物収納の旨の警告を行なうことを特徴とする、タクシー手荷物忘れ防止システム。
  3. 前記タクシー端末が、手荷物収納警告信号を生成したのち、前記タクシー車体側からドア開放信号が送られてきたとき、収納有りの収納検出信号を受け取っていると再度手荷物収納警告信号を生成して前記タクシー管理部へ送信し、前記タクシー管理部を介して当該タクシーユーザのユーザ端末に送信し、
    前記ユーザ端末が、前記手荷物収納警告信号により手荷物収納の旨の警告を再度行なうことを特徴とする、請求項1又は2に記載のタクシー手荷物忘れ防止システム。
  4. 前記タクシー端末が、二度目の手荷物収納警告信号を生成したのち、前記タクシーからドア閉鎖信号が送られてきたとき、収納有りの収納検出信号を受け取っていると、当該タクシーユーザの手荷物を忘れ物として当該タクシーユーザへの連絡のために必要な忘れ物情報を生成して前記タクシー管理部へ送信し、前記タクシー管理部を介して前記ユーザ端末に送信すると共に、該タクシー端末の表示部に忘れ物情報を表示し、
    前記ユーザ端末が、前記忘れ物情報に基づいて忘れ物情報を表示することを特徴とする、請求項からの何れかに記載のタクシー手荷物忘れ防止システム。
  5. 前記タクシー端末又は前記ユーザ端末における手荷物収納の旨の警告が、当該端末の表示部における手荷物収納の旨の表示であることを特徴とする、請求項1からの何れかに記載のタクシー手荷物忘れ防止システム。
  6. 前記タクシー端末における手荷物収納の旨の警告が、当該タクシーの車内又は車外に別途設けられた表示部による手荷物収納の旨の表示であることを特徴とする、請求項1からの何れかに記載のタクシー手荷物忘れ防止システム。
  7. 前記タクシー端末又は前記ユーザ端末における手荷物収納の旨の警告が、当該端末の警告音発生部による警告音の発生であることを特徴とする、請求項1からの何れかに記載のタクシー手荷物忘れ防止システム。
  8. 前記タクシー端末における手荷物収納の旨の警告が、当該タクシーの車内又は車外に別途設けられた警告音発生部による警告音の発生であることを特徴とする、請求項1からの何れかに記載のタクシー手荷物忘れ防止システム。
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