JP6844382B2 - 放熱体、放熱体の製造方法、及び電子装置 - Google Patents

放熱体、放熱体の製造方法、及び電子装置 Download PDF

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Description

本発明は、放熱体、放熱体の製造方法、及び電子装置に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車においては、モータに供給する電力を制御するためにIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の高出力の電子部品が使用される。その電子部品は動作時に高温となるため、放熱を促すための金属製の放熱板が電子部品に設けられることがある。
金属製の放熱板は熱伝導性に優れているものの、高電圧が印加される電子部品を放熱板に直接固定してしまうと、電子部品と放熱板との間にリーク電流が発生するおそれがある。
これを防ぐために、絶縁性のセラミック基板を電子部品と放熱板との間に設けることがある。これにより、電子部品と放熱板とをセラミック基板で電気的に絶縁しつつ、電子部品の熱をセラミック基板を介して放熱板に逃がすことができる。
しかしながら、セラミック基板と電子部品の各々の熱膨張率が異なるため、実使用下において電子部品が発熱すると、電子部品とセラミック基板とが異なる熱膨張量で膨張し、これらの間の接続信頼性が低下するおそれがある。
特表2015−526904号公報 特開2010−245400号公報 特開2014−82447号公報
西浦 他、「ハイブリッド車用IGBTモジュール」、富士時報 vol. 79 No.5 2006
一つの側面では、本発明は、電子部品との接続信頼性を良好に保つことができる放熱体、放熱体の製造方法、及び電子装置を提供することを目的とする。
一側面では、相対する第1の主面と第2の主面とを備えた絶縁基材と、前記第1の主面に立設された複数の第1のカーボンナノチューブと、前記第2の主面に立設された複数の第2のカーボンナノチューブとを有し、前記絶縁基材は、可撓性フォイルと、前記可撓性フォイルの両面に形成された絶縁性の可撓性セラミック膜とを有し、前記可撓性セラミック膜の材料は六方晶ボロンナイトライドである放熱体が提供される。
一側面によれば、本発明においては、電子部品と絶縁基板との熱膨張量の差が第1のカーボンナノチューブが変形することで吸収されるため、電子部品と絶縁基板との間に生じる応力が緩和され、電子部品との接続信頼性を良好に保つことができる。
図1は、検討に使用した電子装置の断面図である。 図2(a)、(b)は、第1実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その1)である。 図3(a)、(b)は、第1実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その2)である。 図4(a)、(b)は、第1実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その3)である。 図5は、第1実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その4)である。 図6は、第1実施形態で使用するバッチ式の石英炉の一例を示す断面図である。 図7(a)、(b)は、第2実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その1)である。 図8(a)、(b)は、第2実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その2)である。 図9(a)、(b)は、第2実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その3)である。 図10は、第2実施形態においてボロンナイトライド膜を成膜するのに使用するチャンバの一例を示す図である。 図11(a)、(b)は、第3実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その1)である。 図12(a)、(b)は、第3実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その2)である。 図13(a)、(b)は、第4実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その1)である。 図14(a)、(b)は、第4実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その2)である。 図15は、第4実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図(その3)である。
本実施形態の説明に先立ち、本願発明者が検討した事項について説明する。
図1は、その検討に使用した電子装置の断面図である。
この電子装置1は、電気自動車や携帯電話基地局で使用される高耐圧のデバイスであり、放熱板2と電子部品3とを備える。
このうち、放熱板2は、熱伝導性に優れた銅等を材料としており、その上には第1のはんだ4を介してセラミック基板5が固着される。セラミック基板5の材料は絶縁性のセラミックであれば特に限定されない。例えば、アルミナや窒化アルミニウム等の絶縁性のセラミックをセラミック基板5の材料として使用し得る。
一方、電子部品3は、例えばSiC基板を備えたIGBTである。前述のセラミック基板5の上には第2のはんだ6が塗布されており、その第2のはんだ6を介してセラミック基板5に電子部品3が固着される。
更に、セラミック基板5の表面には配線7が設けられる。そして、金線等のボンディングワイヤ8により配線7に電子部品3が電気的に接続される。
このような電子装置1によれば、高電圧で動作する電子部品3と放熱板2とを絶縁性のセラミック基板5で絶縁できるため、放熱板2と電子部品3との間にリーク電流が流れるのを防止できる。しかも、各はんだ4、6とセラミック基板5とを介して電子部品3の熱が放熱板2に伝わるため、電子部品3の冷却を促すこともできる。
しかしながら、セラミック基板5と電子部品3のSiC基板とは熱膨張率が異なるため、実使用下において電子部品3が発熱して膨張するとその動きにセラミック基板5が追従することができない。
その結果、各はんだ4、6にクラックが入ってしまい、電子部品3と放熱板2との接続信頼性が低下すると共に、電子部品3から放熱板2に熱が逃げるのがクラックによって阻害されてしまう。
以下に、このような不都合を解消し得る各実施形態について説明する。
(第1実施形態)
本実施形態に係る電子装置について、その製造工程を追いながら説明する。
図2〜図5は、本実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図である。
まず、図2(a)に示すように、相対する第1の主面20aと第2の主面20bとを備えたリジッドな絶縁基材20として窒化アルミニウム板を用意する。
絶縁基材20の材料は窒化アルミニウムに限定されず、バンドギャップが高く優れた絶縁性を示す材料で絶縁基材20を形成し得る。そのような材料としては、例えば、窒化アルミニウム、アルミナ、窒化ガリウム、炭化シリコン、及び窒化シリコンのいずれか、又はこれらの二種類以上の化合物がある。
そして、第1の主面20aに金膜21aとタンタル膜21bとをこの順に蒸着法で形成し、中心領域Aにおけるこれらの膜21a、21bを第1の導体パターン21にすると共に、周辺領域Bにおける各膜21a、21bを電極22とする。なお、後述の電子部品を第1の導体パターン21に電気的に接続する必要がない場合には第1の導体パターン21を形成しなくてもよい。
また、このように第1の導体パターン21や電極22をパターニングするには、第1の導体パターン21や電極22の形状に対応した開口を備えたメタルマスクを上記の蒸着法で使用すればよい。
また、第1の導体パターン21と電極22のそれぞれの厚さは特に限定されない。この例では金膜21aを10nm〜2000nm程度の厚さに形成し、タンタル膜21bを2nm〜400nm程度の厚さに形成する。更に、金膜21aに代えて白金膜、クロム膜、ロジウム膜、ルテニウム膜、銅膜、アルミニウム膜、チタンシリサイド膜、窒化チタン膜、コバルトシリサイド膜、ニッケルシリサイド膜、窒化タンタル膜、及びタングステン膜のいずれかを形成してもよい。
そして、第1の導体パターン21と同じ方法により、中心領域Aにおける第2の主面20bに第2の導体パターン23を形成する。
次に、図2(b)に示すように、第1の主面20aの全面にスパッタ法で触媒金属膜24をスパッタ法で形成した後、その触媒金属膜24をフォトリソグラフィでパターニングして第1の導体パターン21の上のみに残す。
その触媒金属膜24として、例えば厚さが15nmのアルミニウム膜と厚さが2.5nmの厚さの鉄膜をこの順に形成する。なお、スパッタ法に代えて電子ビーム蒸着法や分子線エピタキシ法(MBE: Molecular Beam Epitaxy)により触媒金属膜24を形成してもよい。
触媒金属膜24の材料も上記に限定されない。例えば、コバルト、ニッケル、鉄、金、銀、及び白金のいずれかの金属膜を触媒金属膜24として形成し得る。また、触媒金属膜24に代えて金属の酸化膜を形成してもよい。
更に、上記の金属膜の下に下地金属膜を形成してもよい。そのような下地金属膜の材料としては、モリブデン、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、ニオブ、バナジウム、窒化タンタル、チタンシリサイド、アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化チタン、窒化チタン、タンタル、酸化タンタル、窒化タンタル、タングステン、銅、金、白金、及びこれらの合金がある。
また、第1の導体パターン21のタンタル膜21bは、その下の金膜21aの金原子が触媒金属膜24に拡散するのを防止する拡散防止膜として機能する。
そして、これと同様にして第2の導体パターン23の上にも触媒金属膜24を形成する。
次いで、図3(a)に示すように、ホットフィラメントCVD(Chemical Vapor Deposition)法により第1の主面20aにおける触媒金属膜24の上に複数の第1のカーボンナノチューブ25を成長させる。なお、電極22の上には触媒金属膜24が形成されていないため、電極22の上には第1のカーボンナノチューブ25は成長しない。
これと同時に、第2の主面20bにおける触媒金属膜24の上に複数の第2のカーボンナノチューブ26を成長させる。
なお、各カーボンナノチューブ25、26は、触媒金属膜24の触媒作用によってそれぞれ各主面20a、20bの法線方向n1、n2に沿って成長する。
これにより、絶縁基材20の各主面20a、20bに各カーボンナノチューブ25、26を立設してなる薄板状の放熱体30の基本構造が完成する。
そのような放熱体30によれば、各カーボンナノチューブ25、26の根元が絶縁基材20に固着しているため、搬送時に各カーボンナノチューブ25、26が分散するおそれがなく、取扱いが容易である。
各カーボンナノチューブ25、26の成長条件は特に限定されない。この例では、基板温度を300℃〜1100℃、例えば620℃にすると共に、原料ガスとしてアセチレンガスとアルゴンガスとの混合ガスを石英炉に供給する。
その原料ガスの石英炉内での圧力は例えば1kPaであり、アセチレンガスとアルゴンガスとの分圧比は例えば1:9程度である。また、ホットフィラメントの温度は1000℃程度とし、成長時間は60分程度とする。
各カーボンナノチューブ25、26の長さはそれらの成長時間や触媒金属膜24の厚さで制御でき、上記の条件では各カーボンナノチューブ25、26が150μm程度の厚さに成長する。なお、触媒金属膜24に含まれる鉄膜の厚さを1nmとすると各カーボンナノチューブ25、26の長さは250μm程度となる。
その触媒金属膜24は、石英炉内に原料ガスが導入された際に凝縮して粒状の金属粒24aとなり、その金属粒24aから各カーボンナノチューブ25、26が法線方向n1、n2に沿って成長する。
このようにして成長したカーボンナノチューブ25、26は、その中心軸から外側に向かって単層のグラフェンシートが積み重なった多層カーボンナノチューブとなる。
カーボンナノチューブ25、26の成長に使用する石英炉は特に限定されない。
図6は、本実施形態で使用するバッチ式の石英炉の一例を示す断面図である。
この石英炉100は鉛直方向に延びた円筒状であって、その内側表面には台座101が鉛直方向に間隔をおいて複数設けられる。
そして、台座101の各々に複数の絶縁基材20を載せ、この状態で石英炉100内に原料ガスGを導入することにより、複数の絶縁基材20の各々の両面に上記のカーボンナノチューブ25、26を一括して成長させることができる。
なお、カーボンナノチューブ25、26の成膜方法は上記のホットフィラメントCVD法に限定されず、熱CVD法、プラズマCVD法、及びリモートプラズマCVD法であってもよい。また、アセチレンに代えてメタン若しくはエチレン等の炭化水素類、又はエタノール若しくはメタノール等のアルコール類を炭素の原料ガスとしてもよい。
この例では上記のように絶縁基材20の上に各カーボンナノチューブ25、26を成長させたが、放熱体30の作製方法はこれに限定されない。例えば、絶縁基材20とは別に各カーボンナノチューブ25、26の束を形成しておき、それらの束を樹脂等で絶縁基材20に固着することにより放熱体30を作製してもよい。その場合は、各カーボンナノチューブ25、26の成長時の触媒となる触媒金属膜24は不要となる。
次いで、図3(b)に示すように、電極22の上にコンデンサや抵抗等の素子28を搭載し、はんだ29により素子28を電極22に固定する。
続いて、図4(a)に示すように、第1の接続媒体31と第2の接続媒体32の各々として厚さが1μm〜50μm程度の樹脂シートを用意し、各接続媒体31、32で放熱体30を挟む。
各接続媒体31、32の材料は特に限定されないが、この例ではそれらの材料としてホットメルト樹脂を使用する。そのようなホットメルト樹脂としては、例えば、ポリアミド系ホットメルト樹脂、ポリウレタン系ホットメルト樹脂、及びポリオレフィン系ホットメルト樹脂がある。
また、ホットメルト樹脂に代えてアクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニル系樹脂、及びワックスのいずれかを各接続媒体31、32の材料として採用してもよい。
更に、これらの樹脂に代えて金属ペーストを各接続媒体31、32として採用してもよい。
次に、図4(b)に示すように、銅等の金属の放熱板35の上に第2の接続媒体32を介して放熱体30を載せると共に、第1の接続媒体31の上に電子部品37を載せる。
電子部品37は、IGBT等の高電圧で動作する半導体デバイスであって、その表面37cにはSiC基板等の半導体基板の表面が露出する。
そして、各接続媒体31、32を175℃程度の温度に加熱して軟化させながら、160N程度の圧力で放熱板35に向けて電子部品37を加圧する。加圧する時間は例えば15分程度とする。
これにより、第1のカーボンナノチューブ25の先端25aが電子部品37に接続される。また、複数の第1のカーボンナノチューブ25の隙間に第1の接続媒体31が含浸し、第1の接続媒体31の粘着力で第1のカーボンナノチューブ25が電子部品37に固着する。
特に、この例では加圧によって先端25aと電子部品37との間から第1の接続媒体31が排除されるため、先端25aが電子部品37の表面37cに接触する。これにより、導電性の第1のカーボンナノチューブ25が電子部品37の表面37cに電気的に接続されると共に、熱伝導率が低い第1の接続媒体31によって第1のカーボンナノチューブ25と電子部品37との間の熱抵抗が高まるのを防止できる。
同様に、第2のカーボンナノチューブ26の先端26aが放熱板35に接触してこれらの間の熱抵抗が下がると共に、第2の接続媒体32の粘着力で第2のカーボンナノチューブ26が放熱板35に固着する。
なお、第1のカーボンナノチューブ25は、自身が変形することにより電子部品37の表面37cの凹凸を吸収し、放熱体30と電子部品37との密着性を高める役割を担う。電子部品37の表面37cの凹凸の高低差は数十μm程度である。よって、第1のカーボンナノチューブ25を100μm〜1000μm程度の長さに形成することで、数十μm程度の凹凸を吸収できる程度の弾力性を第1のカーボンナノチューブ25に持たせるのが好ましい。
同様に、第2のカーボンナノチューブ26についてもその長さを100μm〜1000μm程度にすることで、第2のカーボンナノチューブ26が変形して放熱板35の表面の凹凸を十分に吸収できるようにするのが好ましい。
続いて、図5に示すように、電極22と電子部品37の電極37aとを金線等のボンディングワイヤ39で接続する。
以上により、本実施形態に係る電子装置38の基本構造を得る。
この電子装置38の使用用途は特に限定されないが、例えば電気自動車や携帯電話基地局のフレーム200に放熱板35を固定し得る。これにより、電子部品37で発生した熱が放熱板35からフレーム200に逃げ、電子部品37を冷却することが可能となる。
なお、サーバやパーソナルコンピュータ等のフレーム200に放熱板35を固定してもよい。
また、この電子装置38においては、第1の導体パターン21を接地電位にすることにより導電性の第1のカーボンナノチューブ25を介して電子部品37の基板電位が接地電位とされる。
以上説明した本実施形態によれば、実使用下において発熱した電子部品37が絶縁基材20と異なる膨張量で膨張しても、それらの膨張量の差が柔軟な第1のカーボンナノチューブ25が変形することにより吸収される。
そのため、絶縁基材20と電子部品37との間に生じる応力を緩和することができ、放熱体30と電子部品37との接続信頼性を良好に保つことができる。
同様に、柔軟な第2のカーボンナノチューブ26が変形することにより絶縁基材20と放熱板35との熱膨張量の差が吸収されるため、放熱体30と放熱板35との接続信頼性を良好に保つこともできる。
しかも、絶縁基材20によって導電性の放熱板35と電子部品37とを絶縁することができるため、放熱板35と電子部品37との間にリーク電流が発生するのを防止することもできる。
更に、各カーボンナノチューブ25、26の熱伝導率が1500W/m・Kと極めて高いため、電子部品37で発生した熱がカーボンナノチューブ25、26を介して放熱板35に速やかに伝わり、電子部品37の放熱を促すことができる。
なお、電子部品37で発生した熱は絶縁基材20において基板横方向にも広がるため、これによっても電子部品37の放熱が促される。
(第2実施形態)
本実施形態では、放熱板35や電子部品37との間に生じる応力を以下のようにして更に緩和する。
図7〜図9は、本実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図である。なお、図7〜図9において、第1実施形態で説明したのと同じ要素には第1実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
まず、図7(a)に示すように、可撓性フォイル40として厚さが100μm程度の銅フォイルを用意する。可撓性フォイル40の厚さは特に限定されず、可撓性が生じる10μm〜1000μmの範囲で適宜選択し得る。
また、可撓性フォイル40の材料も特に限定されない。その材料としては、例えば銅、コバルト、ニッケル、鉄、金、白金、タンタル、及びチタンのいずれかの金属がある。また、これらの金属の酸化物や窒化物で可撓性フォイル40を形成してもよい。更に、上記した各金属同士の合金を可撓性フォイル40の材料として採用してもよい。
そして、その可撓性フォイル40の両面に触媒金属膜41としてスパッタ法で鉄膜を100nm程度の厚さに形成する。なお、スパッタ法に代えて電子ビーム蒸着法や分子線エピタキシ法により触媒金属膜41を形成してもよい。
更に、触媒金属膜41の材料も鉄に限定されず、銅、鉄、ニッケル、コバルト、白金、及び金のいずれか、又はこれらの合金、炭化物、酸化物、及び窒化物のいずれかの金属膜を触媒金属膜41として形成してもよい。
次に、図7(b)に示すように、触媒金属膜41の触媒作用を利用してその上に熱CVD法により六方晶ボロンナイトライド(h-BN)膜を1nm〜50nm程度の厚さに形成し、そのボロンナイトライド膜を絶縁性の可撓性セラミック膜42とする。
図10は、そのボロンナイトライド膜を成膜するのに使用するチャンバの一例を示す図である。
図10の例では、枚葉式のチャンバ103の中にヒータ104とシャワーヘッド105とが相対するように設けられており、ヒータ104の上に可撓性フォイル40が載置される。
そして、ヒータ104で可撓性フォイル40を1000℃程度の温度に加熱しつつ、シャワーヘッド105から原料ガスGとしてアンモニア、ジボラン、水素、及びアルゴンの混合ガスをチャンバ103内に供給し、チャンバ103内の圧力を50kPa程度にする。
なお、アンモニアとジボランの流量はいずれも10sccm程度である。また、アルゴンガスの流量を4000sccm程度とし、水素の流量を500sccm程度とする。
このような条件を採用することにより可撓性フォイル40の一方の表面に前述のボロンナイトライド膜を形成した後、これと同じ条件で可撓性フォイル40の他方の表面にもボロンナイトライド膜を形成する。
なお、このような枚葉式のチャンバ103に代えて、図5のようなバッチ式の石英炉100でボロンナイトライド膜を形成してもよい。その場合には、希釈用のアルゴンガスを1000sccm程度の流量で石英炉100に供給しながら、固体のアンモニアボランを昇華させて石英炉100に供給し、大気圧下においてボロンナイトライド膜を形成し得る。なお、基板温度は1000℃程度とすればよい。
更に、熱CVD法でボロンナイトライド膜を形成するのに代えて、リモートプラズマCVD法やプラズマCVD法でボロンナイトライド膜を形成してもよい。
また、ALD(Atomic Layer Deposition)法やボロンナイトライドのターゲットを用いるスパッタ法によりボロンナイトライド膜を形成してもよい。これらの成膜方法では、可撓性フォイル40に触媒金属膜41を形成せずに、可撓性フォイル40の両面にボロンナイトライド膜を直接形成する。その後、真空中又は不活性ガスの雰囲気中で基板温度を800℃〜1200℃とする条件でボロンナイトライド膜を加熱し、ボロンナイトライド膜を高品質化してもよい。
ここまでの工程により、可撓性フォイル40の両面に可撓性セラミック膜42を形成してなる絶縁基材45(図7(b)参照)が得られる。
絶縁基材45の両面に形成された可撓性セラミック膜42が絶縁体であるため、絶縁基材45の相対する第1の主面45aと第2の主面45bとを可撓性セラミック膜42で絶縁することができる。
特に、可撓性セラミック膜42の材料である六方晶ボロンナイトライドは、バンドギャップが5.9eVと極めて広く優れた絶縁性を示すため、各主面45a、45bを電気的に確実に絶縁することができる。
続いて、図8(a)に示すように、不図示のメタルマスクを使用した蒸着法により第1の主面45aに金膜21aとタンタル膜21bとをこの順に形成し、中心領域Aと周辺領域Bの各々に第1の導体パターン21と電極22とを形成する。
なお、後述の電子部品37を第1の導体パターン21に電気的に接続する必要がない場合には第1の導体パターン21を形成しなくてもよい。
そして、中心領域Aにおける第2の主面45bに、第1の導体パターン21と同じ方法により第2の導体パターン23を形成する。
そして、図8(b)に示すように、各主面45a、45bにスパッタ法で触媒金属膜24を形成した後、それをパターニングして各導体パターン21、23の上のみに残す。その触媒金属膜24として、第1実施形態と同様にアルミニウム膜と鉄膜とをこの順に積層してなる積層膜を形成する。
次に、第1実施形態の図3(a)の工程を行うことにより、図9(a)に示すように、各導体パターン21、23の上にそれぞれ第1のカーボンナノチューブ25と第2のカーボンナノチューブ26を成長させる。これらのカーボンナノチューブ25、26は、触媒金属24の触媒作用によって各主面45a、45bの法線方向n1、n2に沿ってそれぞれ延びる。
以上により、絶縁基材45の各主面45a、45bに各カーボンナノチューブ25、26を立設してなる薄板状の放熱体55が得られたことになる。
この後は、第1実施形態で説明した図3(b)〜図5の工程を行うことにより、図9(b)に示すように、放熱体55を介して放熱板35と電子部品37とが接続された本実施形態に係る電子装置60の基本構造を完成させる。
以上説明した本実施形態によれば、可撓性フォイル40と可撓性セラミック膜42によって絶縁基材45も可撓性を呈するようになる。
そのため、実使用下において発熱した電子部品37が絶縁基材45と異なる膨張量で膨張する際に、各カーボンナノチューブ25、26だけでなく絶縁基材45も変形するようになる。その結果、放熱体55と電子部品37との間に生じる応力が緩和され易くなり、放熱体55と電子部品37との接続信頼性を良好に保つことができる。
同様に、絶縁基材45と放熱板35とが異なる熱膨張量で膨張しても、絶縁基材45が変形することにより絶縁基材45と放熱板35との間の応力が緩和され、放熱体55と放熱板35との接続信頼性を良好に保つことができる。
(第3実施形態)
第1実施形態や第2実施形態では各接続媒体31、32の材料として樹脂を使用した。本実施形態では、以下のように各接続媒体31、32の材料としてはんだを使用する。
図11〜図12は、本実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図である。なお、図11〜図12において、第1実施形態や第2実施形態で説明したのと同じ要素にはこれらにおけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
まず、図11(a)に示すように、第1実施形態の図2(a)〜図3(b)の工程を行うことにより、素子28が搭載された放熱体30を作製する。なお、その放熱体30に代えて第2実施形態の放熱体55(図9(a)参照)を作製してもよい。
次に、図11(b)に示すように、放熱体30とは別に放熱板35と電子部品37を用意する。
このうち、電子部品37の表面には第1の接続媒体31として予めはんだを形成しておく。同様に、放熱板35の表面にも第2の接続媒体32として予めはんだを形成しておく。
そして、図12(a)に示すように、各接続媒体31、32のはんだを加熱して溶融させながら放熱板35に向けて電子部品37を加圧する。
このとき、第1のカーボンナノチューブ25の先端25aと電子部品37との間に第1の接続媒体31が残留していると、第1のカーボンナノチューブ25と電子部品37との間の熱抵抗が上昇してしまう。
これを防ぐために、第1のカーボンナノチューブ25の先端25aと電子部品37との間から第1の接続媒体31を押し出し、先端25aが電子部品37に接触するようにするのが好ましい。
また、これと同様の理由により、第2のカーボンナノチューブ26の先端26aと放熱板35との間から第2の接続媒体32を押し出し、放熱板35に先端26が接触するようにするのが好ましい。
そして、図12(b)に示すように、電極22と電子部品37の電極37aとを金線等のボンディングワイヤ39で接続し、本実施形態に係る電子装置70の基本構造を完成させる。
上記した本実施形態によれば、第1の接続媒体31としてはんだを使用するため、第1の接続媒体31として樹脂を使用する場合と比較して電子部品37に第1のカーボンナノチューブ25を機械的に強固に固定することができる。
そして、これと同様の理由により、第2の接続媒体32としてはんだを使用することで放熱板35に第2のカーボンナノチューブ26を機械的に強固に固定することができる。
(第4実施形態)
本実施形態では、以下のように金属めっき膜を各接続媒体31、32として利用する。
図13〜図15は、本実施形態に係る電子装置の製造途中の断面図である。なお、図13〜図15において、第1〜第3実施形態で説明したのと同じ要素にはこれらにおけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
まず、図13(a)に示すように、第1実施形態の図2(a)〜図3(a)の工程を行うことにより、絶縁基材20の両面にカーボンナノチューブ25、26が形成された放熱体30を用意する。
そして、第1のカーボンナノチューブ25の束の側面と上面に電解めっきにより第1の金膜71を0.1μm〜20μm程度の厚さに形成する。
第1のカーボンナノチューブ25の表面は疎水性であるため、この電界めっきで使用するめっき液は各カーボンナノチューブ25の隙間には入り込まない。そのため、第1の金膜71は、第1のカーボンナノチューブ25の束の側面と上面のみに形成され、各カーボンナノチューブ25の隙間には形成されない。
同様に、第2のカーボンナノチューブ26の束の側面と上面に電解めっきにより第2の金膜72を0.1μm〜20μm程度の厚さに形成する。
次に、図13(b)に示すように、電極22の上にはんだ29を介して素子28を搭載する。素子28は、例えばコンデンサや抵抗である。
続いて、図14(a)に示すように、放熱体30とは別に放熱板35と電子部品37を用意する。
このうち、電子部品37の表面には電解めっき法や無電解めっき法により第1の接続媒体31として金めっき膜を0.1μm〜20μm程度の厚さに予め形成しておく。同様に、放熱板35の表面にも第2の接続媒体32として厚さが0.1μm〜20μm程度の金めっき膜を電解めっき法や無電解めっき法により予め形成しておく。
続いて、図14(b)に示すように、各接続媒体31、32と各金膜71、72とを50℃〜300℃程度の温度に加熱しながら放熱板35に向けて電子部品37を加圧する。
これにより、第1の接続媒体31が第1の金膜71に熱圧着し、放熱体30に電子部品37が固定される。同様に、第2の接続媒体32が第の金膜72に熱圧着することにより放熱体30に放熱板35が固定される。
その後、図15に示すように、電極22と電子部品37の電極37aとを金線等のボンディングワイヤ39で接続し、本実施形態に係る電子装置80の基本構造を完成させる。
以上説明した本実施形態によれば、図14(b)に示したように、第1の金膜71に第1の接続媒体31を熱圧着する。その熱圧着により第1の接続媒体31と第1の金膜71の各々の金原子が相互拡散するため、第1の接続媒体31と第1の金膜71とが良好に密着するようになり、第1のカーボンナノチューブ25と電子部品37との間の熱抵抗を減らすことができる。
同様に、第2の金膜72に第の接続媒体32を熱圧着することにより両者が良好に密着し、第2のカーボンナノチューブ26と放熱板35との間の熱抵抗を減らすことができる。
以上説明した各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 相対する第1の主面と第2の主面とを備えた絶縁基材と、
前記第1の主面に立設された複数の第1のカーボンナノチューブと、
前記第2の主面に立設された複数の第2のカーボンナノチューブと、
を有する放熱体。
(付記2) 前記絶縁基材は、
可撓性フォイルと、
前記可撓性フォイルの両面に形成された絶縁性の可撓性セラミック膜とを有することを特徴とする付記1に記載の放熱体。
(付記3) 前記可撓性セラミック膜の材料はボロンナイトライドであることを特徴とする付記2に記載の放熱体。
(付記4) 絶縁基材の第1の主面に複数の第1のカーボンナノチューブを立設する工程と、
前記第1の主面に相対する前記絶縁基材の第2の主面に複数の第2のカーボンナノチューブを立設する工程と、
を有する放熱体の製造方法。
(付記5) 前記第1の主面の上に、導体パターンと電極とを間隔をおいて形成する工程と、
前記導体パターンの上に触媒金属膜を形成する工程と、
前記電極の上に素子を固着する工程とを更に有し、
前記第1のカーボンナノチューブを立設する工程において、前記触媒金属膜の上に前記第1のカーボンナノチューブを成長させることを特徴とする付記4に記載の放熱体の製造方法。
(付記6) 電子部品と、
前記電子部品に固着した放熱体とを備え、
前記放熱体は、
相対する第1の主面と第2の主面とを備えた絶縁基材と、
前記第1の主面に立設され、先端が前記電子部品に接続された複数の第1のカーボンナノチューブと、
前記第2の主面に立設された複数の第2のカーボンナノチューブと、
を有する電子装置。
(付記7) 前記先端の周囲の前記第1のカーボンナノチューブに、前記電子部品に接続された接続媒体が設けられたことを特徴とする付記6に記載の電子装置。
(付記8) 前記接続媒体は、樹脂、はんだ、導電性ペースト、及び金属膜のいずれかであることを特徴とする付記7に記載の電子装置。
(付記9) 前記第2のカーボンナノチューブの先端に放熱板が固着されたことを特徴とする付記8に記載の電子装置。
1…電子装置、2…放熱板、3…電子部品、4…第1のはんだ、5…セラミック基板、6…第2のはんだ、7…配線、8…ボンディングワイヤ、20…絶縁基材、20a…第1の主面、20b…第2の主面、21…第1の導体パターン、21a…金膜、21b…タンタル膜、22…電極、23…第2の導体パターン、24…触媒金属膜、25…第1のカーボンナノチューブ、25a…先端、26…第2のカーボンナノチューブ、26a…先端、28…素子、29…はんだ、30…放熱、31…第1の接続媒体、32…第2の接続媒体、35…放熱板、37…電子部品、37a…電極、37c…表面、38…電子装置、39…ボンディングワイヤ、40…可撓性フォイル、41…触媒金属膜、42…可撓性セラミック膜、45…絶縁基材、45a…第1の主面、45b…第2の主面、55…放熱体、60、70、80…電子装置、71…第1の金膜、72…第2の金膜、100…石英炉、101…台座、103…チャンバ、104…ヒータ、105…シャワーヘッド、200…フレーム。

Claims (9)

  1. 相対する第1の主面と第2の主面とを備えた絶縁基材と、
    前記第1の主面に立設された複数の第1のカーボンナノチューブと、
    前記第2の主面に立設された複数の第2のカーボンナノチューブと、
    を有し、
    前記絶縁基材は、
    可撓性フォイルと、
    前記可撓性フォイルの両面に形成された絶縁性の可撓性セラミック膜とを有し、
    前記可撓性セラミック膜の材料は六方晶ボロンナイトライドである放熱体。
  2. 前記第1の主面及び前記第2の主面に設けられた触媒金属膜を有し、
    前記第1のカーボンナノチューブ及び前記第2のカーボンナノチューブは、前記触媒金属膜から延びる請求項1に記載の放熱体。
  3. 前記第1のカーボンナノチューブ及び前記第2のカーボンナノチューブの長さは100μm〜1000μmである請求項1又は2に記載の放熱体。
  4. 絶縁基材の第1の主面の上に複数の第1のカーボンナノチューブを立設する工程と、
    前記第1の主面に相対する前記絶縁基材の第2の主面の上に複数の第2のカーボンナノチューブを立設する工程と、
    を有し、
    前記絶縁基材は、
    可撓性フォイルと、
    前記可撓性フォイルの両面に形成された絶縁性の可撓性セラミック膜とを有し、
    前記可撓性セラミック膜の材料は六方晶ボロンナイトライドである放熱体の製造方法。
  5. 前記第1のカーボンナノチューブを立設する工程及び前記第2のカーボンナノチューブを立設する工程の前に、前記第1の主面及び前記第2の主面に触媒金属膜を形成する工程を有し、
    前記第1のカーボンナノチューブを立設する工程において、前記第1のカーボンナノチューブを前記触媒金属膜から成長させ、
    前記第2のカーボンナノチューブを立設する工程において、前記第2のカーボンナノチューブを前記触媒金属膜から成長させる請求項4に記載の放熱体の製造方法。
  6. 前記第1のカーボンナノチューブ及び前記第2のカーボンナノチューブの長さは100μm〜1000μmである請求項4又は5に記載の放熱体の製造方法。
  7. 電子部品と、
    前記電子部品に固着した放熱体とを備え、
    前記放熱体は、
    相対する第1の主面と第2の主面とを備えた絶縁基材と、
    前記第1の主面に立設され、先端が前記電子部品に接続された複数の第1のカーボンナノチューブと、
    前記第2の主面に立設された複数の第2のカーボンナノチューブと、
    を有し、
    前記絶縁基材は、
    可撓性フォイルと、
    前記可撓性フォイルの両面に形成された絶縁性の可撓性セラミック膜とを有し、
    前記可撓性セラミック膜の材料は六方晶ボロンナイトライドである電子装置。
  8. 前記第1の主面及び前記第2の主面に設けられた触媒金属膜を有し、
    前記第1のカーボンナノチューブ及び前記第2のカーボンナノチューブは、前記触媒金属膜から延びる請求項7に記載の電子装置。
  9. 前記第1のカーボンナノチューブ及び前記第2のカーボンナノチューブの長さは100μm〜1000μmである請求項7又は8に記載の電子装置。
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