JP6841467B1 - 生存保険システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

生存保険システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

生存保険システムは、情報通信端末装置との情報の通信を行う通信部と、被保険者の基本情報を取得する情報取得部と、取得した基本情報の少なくとも1つ以上に対応して定まる生存確率情報に基づいて、被保険者の保険料を決定する保険料決定部と、基本情報及び保険料を含む被保険者認識情報を格納する格納部と、被保険者認識情報に基づいて、保険の契約を成立させる処理をする契約処理部と、被保険者の保険期間が満了したときに、被保険者が保険金の支払対象であることを通知する通知部と、通知部の通知に対する、情報通信端末装置からの生存確認情報に基づいて、被保険者の生存を認証する被保険者生存認証部と、被保険者生存認証部による認証結果に基づいて、被保険者の保険金受取意思を取得し、保険金支払いの要否を判定する判定部と、を有する情報処理装置を備える。

Description

本開示は、生存保険システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
生命保険は、多種多様の種類が存在する。例えば、特許文献1には、法人を契約者、当該法人の従業員や役員を被保険者とする養老保険等の生死混合保険を主契約または特約とする生命保険契約における、死亡保険金受取人を契約者、満期保険金受取人を被保険者とする生命保険の契約形態が開示されている。しかしながら、死亡保険に関するものであり、生存保険に関する技術ではない。
特開2002−207878号公報
本開示の目的は、新規の生存保険システムを提供することである。さらに、本開示の目的は、新規の情報処理装置、新規の情報処理方法、及び新規のプログラムを提供することである。
本開示は、以下の態様を含む。
本開示の第1の態様は、
被保険者と保険会社との保険の契約にかかわる情報を処理する情報処理装置を備えた生存保険システムであって、
前記生存保険システムは、前記情報処理装置と電気通信可能に接続される前記被保険者側の情報通信端末装置を備え、
前記情報処理装置は、
前記情報通信端末装置との情報の通信を行う通信部と、
生年月日、健康情報、希望保険金額及び希望保険期間、並びに前記被保険者により定められた保険料の上限額である保険料上限情報を含む前記被保険者の基本情報を取得する情報取得部と、
少なくとも前記生年月日及び前記健康情報に対応して定まる生存確率情報に基づいて、前記被保険者の保険料を決定する保険料決定部と、
前記基本情報及び決定された前記保険料を含む被保険者認識情報を格納する格納部と、
前記被保険者認識情報に基づいて、前記保険の契約を成立させる処理をする契約処理部と、
前記被保険者の保険期間が満了したときに、前記被保険者が保険金の支払対象であること、を通知する通知部と、
前記通知部の前記通知に対する、前記情報通信端末装置からの生存確認情報に基づいて、前記被保険者の生存を認証する被保険者生存認証部と、
前記被保険者生存認証部による認証結果に基づいて、前記被保険者の保険金受取意思を
取得し、保険金支払いの要否を判定する判定部と、
を有し、
前記契約処理部は、前記保険料上限情報が前記保険料決定部で決定された保険料よりも高い場合に契約を自動的に成立させ、
前記契約処理部は、保険契約処理の際に前記被保険者の生体認識情報を契約情報として取得して、前記格納部に格納し、
前記被保険者生存認証部は、前記格納部に格納された前記被保険者の生体認識情報と、前記通知部の前記通知に対する、前記情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報とに基づいて、前記被保険者の生存を認証し、
前記情報通信端末装置は前記被保険者が使用している情報通信端末装置であり、
前記情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報は、リアルタイムでの生存確認が可能となるように前記被保険者が使用している情報通信端末装置により撮影されるとともに送信された動画像を少なくとも含み、
前記判定部は、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択した場合、前記被保険者が自ら前記保険期間満了まで掛けた前記保険金を受け取れるように構成され、
前記判定部は、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択しない場合、前記保険金を原資として、前記保険の再契約を行うための再契約処理を行う、生存保険システムである。
本開示の第1の態様の前記生存保険システムにおいて、
前記被保険者側の情報通信端末装置と前記情報処理装置とが、ネットワークを介して通信可能に接続されている、ことが好ましい。
また、本開示の第1の態様の前記生存保険システムにおいて、
前記情報処理装置は、前記保険期間の間に、前記被保険者認識情報の一部を更新する情報更新部を、さらに有することが好ましい
本開示の第2の態様は、
被保険者と保険会社との保険の契約にかかわる情報を処理する情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、
情報の通信を行う通信部と、
生年月日、健康情報、希望保険金額及び希望保険期間、並びに前記被保険者により定められた保険料の上限額である保険料上限情報を含む前記被保険者の基本情報を取得する情報取得部と、
少なくとも前記生年月日及び前記健康情報に対応して定まる生存確率情報に基づいて、前記被保険者の保険料を決定する保険料決定部と、
前記基本情報及び決定された前記保険料を含む被保険者認識情報を格納する格納部と、
前記被保険者認識情報に基づいて、前記保険の契約を成立させる処理をする契約処理部と、
前記被保険者の保険期間が満了したときに、前記被保険者が保険金の支払対象であることを通知する通知部と、
前記通知部の前記通知に対応して取得される生存確認情報に基づいて、前記被保険者の生存を認証する被保険者生存認証部と、
前記被保険者生存認証部による認証結果に基づいて、前記被保険者の保険金受取意思を取得し、保険金支払いの要否を判定する判定部と、
を有し、
前記契約処理部は、前記保険料上限情報が前記保険料決定部で決定された保険料よりも高い場合に契約を自動的に成立させ、
前記契約処理部は、保険契約処理の際に前記被保険者の生体認識情報を契約情報として取得して、前記格納部に格納し、
前記被保険者生存認証部は、前記格納部に格納された前記被保険者の生体認識情報と、前記通知部の前記通知に対する、前記被保険者が使用している情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報とに基づいて、前記被保険者の生存を認証し、
前記情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報は、リアルタイムでの生存確認が可能となるように前記被保険者が使用している情報通信端末装置により撮影されるとともに送信された動画像を少なくとも含み、
前記判定部は、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択した場合、前記被保険者が自ら前記保険期間満了まで掛けた前記保険金を受け取れるように構成され、
前記判定部は、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択しない場合、前記保険金を原資として、前記保険の再契約を行うための再契約処理を行う、生存保険の契約にかかわる情報処理装置である。
本開示の第3の態様は、
被保険者と保険会社との保険の契約にかかわる情報を処理する情報処理装置の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が制御部により行う情報処理方法は、
情報を通信する通信ステップと、
生年月日、健康情報、希望保険金額及び希望保険期間、並びに前記被保険者により定められた保険料の上限額である保険料上限情報を含む前記被保険者の基本情報を取得する情報取得ステップと、
少なくとも取得した前記生年月日及び前記健康情報に対応して定まる生存確率情報に基づいて、前記被保険者の保険料を決定する保険料決定ステップと、
前記基本情報及び決定された前記保険料を含む被保険者認識情報を格納する格納ステップと、
前記被保険者認識情報に基づいて、前記保険の契約を成立させる処理をする契約処理ステップと、
前記被保険者の保険期間が満了したときに、前記被保険者が保険金の支払対象であることを通知する通知ステップと、
前記通知ステップに対応して取得される生存確認情報に基づいて、前記被保険者の生存を認証する被保険者生存認証ステップと、
前記被保険者生存認証ステップにおける認証結果に基づいて、前記被保険者の保険金受取意思を取得し、保険金支払いの要否を判定する判定ステップと、
を有し、
前記契約処理ステップは、前記保険料上限情報が前記保険料決定ステップで決定された保険料よりも高い場合に契約を自動的に成立させ、
前記契約処理ステップにおいて、保険契約処理の際に前記被保険者の生体認識情報を契約情報として取得して格納し、
前記被保険者生存認証ステップにおいて、格納された前記被保険者の生体認識情報と、前記通知ステップに対応して取得される、前記被保険者が使用している情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報とに基づいて、前記被保険者の生存を認証し、
前記情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報は、リアルタイムでの生存確認が可能となるように前記被保険者が使用している情報通信端末装置により撮影されるとともに送信された動画像を少なくとも含み、
前記判定ステップは、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択した場合、前記被保険者が自ら前記保険期間満了まで掛けた前記保険金を受け取れるように構成され、
前記判定ステップは、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択しない場合、前記保険金を原資として、前記保険の再契約を行うための再契約処理を行う、生存保険の契約にかかわる情報処理装置の情報処理方法である。
本開示の第4の態様は、
被保険者と保険会社との保険の契約にかかわる情報を処理する情報処理装置のコンピュータに処理を実行させるプログラムであって、
前記プログラムは、
情報を通信する通信ステップと、
生年月日、健康情報、希望保険金額及び希望保険期間、並びに前記被保険者により定められた保険料の上限額である保険料上限情報を含む前記被保険者の基本情報を取得する情報取得ステップと、
少なくとも前記生年月日及び前記健康情報に対応して定まる生存確率情報に基づいて、前記被保険者の保険料を決定する保険料決定ステップと、
前記基本情報及び決定された前記保険料を含む被保険者認識情報を格納する格納ステップと、
前記被保険者認識情報に基づいて、前記保険の契約を成立させる処理をする契約処理ステップと、
前記被保険者の保険期間が満了したときに、前記被保険者が保険金の支払対象であることを通知する通知ステップと、
前記通知ステップに対応して取得される生存確認情報に基づいて、前記被保険者の生存を認証する被保険者生存認証ステップと、
前記被保険者生存認証ステップにおける認証結果に基づいて、前記被保険者の保険金受取意思を取得し、保険金支払いの要否を判定する判定ステップと、
を含む処理を前記コンピュータに実行させ
前記契約処理ステップは、前記保険料上限情報が前記保険料決定ステップで決定された保険料よりも高い場合に契約を自動的に成立させ、
前記契約処理ステップにおいて、保険契約処理の際に前記被保険者の生体認識情報を契約情報として取得して格納し、
前記被保険者生存認証ステップにおいて、格納された前記被保険者の生体認識情報と、前記通知ステップに対応して取得される、前記被保険者が使用している情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報とに基づいて、前記被保険者の生存を認証し、
前記情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報は、リアルタイムでの生存確認が可能となるように前記被保険者が使用している情報通信端末装置により撮影されるとともに送信された動画像を少なくとも含み、
前記判定ステップは、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択した場合、前記被保険者が自ら前記保険期間満了まで掛けた前記保険金を受け取れるように構成され、
前記判定ステップは、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択しない場合、前記保険金を原資として、前記保険の再契約を行うための再契約処理を行う、プログラムである。
本開示によれば、新規の生存保険システムが提供される。さらに、新規の情報処理装置、新規の情報処理方法、及び新規のプログラムが提供される。
本開示の実施形態に係る生存保険システムの構成の一例を示す概略図である。 本開示の実施形態に係る情報処理装置に格納される被保険者認識情報の構成の一例を示すが概念図である。 本開示の実施形態に係る情報処理における保険契約までの流れの一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る情報処理における保険金支払いまでの流れの一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係るプログラムが実行されるハードウェア構成の一例を示す概略図である。 本開示の実施形態に係るプログラムが実行されるハードウェア構成の他の一例を示す概略図である。
生命保険は、分類上の種類として、死亡保険、生存保険、及び生死混合保険の概念が知られている。例えば、死亡保険は、被保険者が死亡したときに支払われる。生死混合保険は、被保険者が一定期間生存したとき、又は保険期間中に被保険者が死亡したときのいずれの場合においても保険金が支払われる。生存保険は、被保険者保険期間の満了まで生存し続けた場合に保険金が支払われる。
従来のよく知られている生命保険では、被保険者が死亡した後に、残された家族又は予め定められた人が受け取る仕組みである死亡保険型が主流となっている。そして、受け取った保険金は、残された家族の生活に役立てられる場合が多い。
しかしながら、生存保険は分類上存在するものの、実用化されている例は知られていない。生存保険は特約を除いて、また、終身保険及び定期保険などの死亡保険型の生命保険では、被保険者が死亡した後に保険金が支払われるため、被保険者が自ら掛けた保険金を受け取ることはできない。一方、養老保険などの生死混合保険型の生命保険では、被保険者が保険期間満了まで生存していれば、保険期間満了後に保険金を受け取れるが、保険期間満了前に死亡した場合では、自ら掛けた保険金を受けて取ることはできない。また、生死混合保険型の生命保険は、被保険者が保険期間満了前に死亡すると、受取人が保険金を受け取る仕組みとなっている。このため、被保険者が死亡した後に受け取るタイプの保険の場合、保険金額によっては、遺産相続に関する係争等が発生することも考えられる。遺産相続に関する係争等が発生した場合は、故人である被保険者が浮かばれないことにもなり得る。さらに、被保険者が死亡した後に受け取るタイプの保険では、保険金支払いについて、人(保険会社の担当者など)の判断が必要になる場合も多く、担当者は約款・医学・法律等の高度な知識と経験を有することが必要であった。
上述のように、死亡保険型及び生死混合保険型の生命保険は、一般的に普及しているものの、純粋な生存保険型の生命保険は実現されていないのが現情である。
これに対し、本開示の新規の生存保険システムによれば、被保険者は、保険期間満了まで生存すれば自ら掛けた保険金を受け取れるため、自らの意思で保険金を使用できる。保険金の使途は、例えば、生きている間にお世話になった人々に対して配ったり、または基金を創立したり、自らの意思にしたがって世の中に貢献する生きたお金の使い方が可能になる。もちろん、自らの老後の資金として役立てることも可能である。
本開示の新規の生存保険システムによれば、自ら定めた保険期間を満了するまで生存することで、被保険者は保険金を受け取る権利を得る。このため、保険期間満了前に死亡した場合には、保険金が支払われず、遺産相続に関する係争等が発生することが抑制される。また、保険金殺人が発生し難いという利点もある。さらに、本開示の新規の生存保険システムは、被保険者が生存していれば保険金の受け取りが可能になるため、保険金の支払いについて、機械的な判断が可能になる。すなわち、高度な知識と経験を有する人の判断を介さずとも、保険金の支払いが決定できるという利点も得られる。
加えて、本開示の新規の生存保険システムによれば、保険金の受け取りが生存中の保険期間満了後であるため、被保険者は、保険金の受け取りまで生存し続けようという、生きる希望が生まれる。また、被保険者は、自ら掛けた保険金を受け取るまで健康であり続けようと努力することにつながるため、健康社会が実現する可能性がある。さらに、本開示の新規の生存保険システムによれば、医療費の削減に寄与し得る。
以下、図面を参照して、本開示に係る生存保険システムの好ましい実施形態の一例について説明する。また、本開示に係る情報処理装置の好ましい実施形態の一例、本開示に係る処理方法の好ましい実施形態の一例、本開示に係るプログラムの好ましい実施形態の一例について説明する。
<生存保険システムの構成>
まず、本開示の第1の態様である生存保険システムの好ましい一例について、第2の態様である情報処理装置の好ましい一例と共に説明する。図1は、本開示の実施形態に係る生存保険システムの構成の一例を示す概略図である。図1に示す生存保険システム200は、被保険者と通信可能な情報処理装置100を備えている。生存保険システム200は、被保険者が使用する被保険者側の情報通信端末装置102(以下、「被保険者側情報通信端末装置102」と称する場合がある)をさらに備えており、情報通信端末装置102と情報処理装置100とがネットワーク104を介して、生存保険の契約に関する情報を、互いに通信可能に接続されている。なお、本開示において、被保険者は、保険契約を完了した者だけでなく、保険を契約しようとする者も含む概念である。また、図示しないが、情報処理装置100は、各種金融機関に係る情報処理装置、医療機関の情報処理装置等がネットワーク104を介して接続されていてもよい。さらに、図示しないが、情報処理装置100は、入力部、出力部等を備えていてもよい。
被保険者側情報通信端末装置102は、情報処理装置100と通信するための端末装置であり、後述する被保険者からの情報(例えば、被保険者の基本情報521など)を情報処理装置100に送信したり、後述する情報処理装置100からの情報(例えば、通知部310からの通知など)などを受信する。情報通信端末装置102は、被保険者の情報が通信可能な端末装置であれば、被保険者が操作する端末装置に限られない。単独又は複数の情報通信端末装置102が、情報処理装置100と電気的に接続され、通信可能にされている。各情報通信端末装置102と情報処理装置100は、インターネットを介して各種のサーバ装置との間で通信可能にされていてもよい。また、図1に示すように、保険会社側の情報通信端末装置103がネットワーク104を介して接続されるように構成されてもよい。情報通信端末装置(102,103)は、デスクトップ型、ラップトップ型、タブレット型等のパーソナルコンピュータ、スマートフォンなどが挙げられる。
情報処理装置100は、生存保険の契約に係る処理を行うための情報処理装置である。情報処理装置100は、例えば、サーバ装置、クラウドシステム等によって構成される。図1に示す情報処理装置100は、通信部10と、制御部30と、格納部50とを備えている。
通信部10は、例えば、通信インタフェース(ネットワークインタフェース等) などによって構成される。通信部10は、ネットワーク104と有線又は無線で接続されている。通信部10では、情報処理装置100と情報通信端末装置(102,103)との間の情報の送信又は受信を行い、情報が通信される。
制御部30は、情報取得部302と、保険料決定部304と、契約処理部306とを有し、契約処理部306は、情報更新部308を有している。また、制御部30は、通知部310と、被保険者生存認証部312と、判定部314とを有している。
制御部30は、集積回路により実現される。制御部30は、例えば、コントローラである。制御部30は、CPU(中央演算処理装置:Central Processing Unit)、MPU(マイクロプロセッサ:Micro-Processing Unit)等によって構成され、制御部30による制御は、情報処理装置100に備えられた格納部50に記憶されている各種プログラムがRAM(ランダムアクセスメモリ:Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。
情報取得部302は、被保険者側情報通信端末装置102から送信された被保険者の基本情報521を取得する。情報取得部302は、取得した被保険者の基本情報521に、被保険者を識別するための識別子である被保険者IDを含めて、格納部50に格納する。被保険者の基本情報521は、例えば、被保険者の個人情報(氏名、生年月日、及び被保険者側情報通信端末装置102のメールアドレス(通信先情報)など)、健康情報(傷病の有無、傷病内容など)、希望する保険金額である希望保険金額情報、及び希望する保険期間である希望保険期間情報を含む。ここで、保険期間とは、保険契約から満期までの期間を表し、希望保険期間情報は、契約成立希望時期(保険契約の成立を希望する希望日又は保険契約の成立を希望する一定の期間)の情報と、保険契約期間の情報である保険契約期間情報を含む。なお、上述した基本情報521は一例であり、必ずしも上述の情報に限定されず、被保険者を特定できる個人情報と、後述する保険料決定部304が保険料を決定する際に必要とする情報である保険料決定項目情報(保険年齢又は保険年齢を算出するための生年月日の情報など)と、希望保険金額情報と、希望保険期間情報とが含まれていればよい。
保険料決定部304は、被保険者の基本情報521及び被保険者の基本情報521に対応する生存確率情報504(詳細は後述)に基づいて、前記被保険者の保険料を決定する。保険料決定部304は、決定した保険料の情報である保険料情報523を、基本情報521の被保険者IDに対応付けて、格納部50に格納する。
契約処理部306は、基本情報521及び前記保険料決定部304が決定した保険料に基づいて、保険の契約を処理する。また、契約処理部306は、保険契約処理の際に、契約に必要な被保険者の情報を契約情報525(詳細は後述)として取得して、基本情報521の被保険者IDに対応付けて、格納部50に格納する。契約情報525は、被保険者の生体認識情報を含んでいてもよい。
また、契約処理部306は、保険期間の間に、格納部50に格納した、被保険者の基本情報521、保険料情報523、及び契約情報525を含む被保険者認識情報502を更新する情報更新部308を有する。情報更新部308は、例えば、被保険者の健康情報が改善又は悪化した場合、被保険者の基本情報521などを更新する処理を行う。
通知部310は、後述する被保険者認識情報502に基づいて、被保険者の保険期間が満了したときに、被保険者(被保険者側情報通信端末装置102)に保険期間が満了したことを通知する。
被保険者生存認証部312は、被保険者側情報通信端末装置102から送信された被保険者が生存していることを示す情報である生存確認情報に基づいて、被保険者の生存を認証する。被保険者生存認証部312は、被保険者の生存を認証する際に、格納部50に格納された被保険者の生体認識情報と、通知部310の通知に対する、情報通信端末装置102からの被保険者の生体認識情報とに基づいて、被保険者の生存を認証するようにしてもよい。
判定部314は、被保険者生存認証部312による被保険者の生存認証結果に基づいて、被保険者の保険金受取意思を確認し、保険金の支払い要否を判定する。また、判定部314は、判定結果に基づいて保険金の支払い手続きを行ってもよいし、支払い手続きは行わず、判定結果を保険会社側の情報通信端末装置103に通知するようにしてもよい。
格納部50は、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子によって構成される。格納部50は、ハードディスク、光ディスク等の可搬式の記憶装置によって構成されてもよい。
格納部50は、被保険者認識情報502と、生存確率情報504が記憶されて格納されている。
生存確率情報504は、少なくとも被保険者の保険年齢の情報である保険年齢情報に対応して定まる生存確率を示す情報であり、例えば、行政などにより発表される統計値情報である。保険年齢は保険料を定める基準となる年齢であり、保険年齢情報は、被保険者の生年月日と契約成立希望時期(希望保険期間情報)とから算出される情報である。生存確率情報504は、最新の統計値情報に基づいて、例えば、保険会社側の情報通信端末装置103などにより、随時更新されていることが好ましい。また、生存確率情報504は、後述する診断年齢情報と健康情報に基づいて定まる生存率に関する情報を含んでいてもよい。この生存率に関する情報は、診断年齢情報、健康情報および最新の統計値情報に基づく情報であってもよい。生存確率情報504が診断年齢情報と健康情報に基づいて定まる情報である場合、傷病内容によってシミュレーションされて求められる情報であってもよい。なお、格納部50は、例えば、外部のストレージサーバであってもよく、被保険者認識情報502及び生存確率情報504の少なくとも一方は、外部のストレージサーバで管理されてもよい。
生存確率情報504は、本開示の生存保険契約システムにおいて格納部50に蓄積されている複数の被保険者の保険年齢情報及び健康情報と、上述の統計値とに基づいて学習される学習済モデルによって登録される生存確率情報であってもよい。学習済モデルは、被保険者生存認証部312が過去に生存認証を行った被保険者の被保険者認識情報502と、生存認証結果を、学習対象に含めてもよい。例えば、生存確率情報504が、学習済モデルにより登録される情報である場合には、モデルに入力される情報である入力情報が入力される入力層と、入力層に入力された入力情報に対して予め定められた処理を順次行う複数の中間層と、複数の中間層のうち最後に処理を行う中間層の出力に基づいて、入力情報に対応する出力情報を生成する出力層とを有するモデルのデータが登録されている形態であってもよい。また、このモデルは、人工知能ソフトウェアの一部であるプログラムモジュールとしての利用が想定されるものであってもよい。例えば、モデルは、CPU及びメモリを備えるコンピュータにて用いられる。
被保険者認識情報502は、上述の基本情報521と、保険料情報523と、契約情報525とを含んで構成されている。保険料情報523は、被保険者の基本情報521に対応する生存確率情報504に基づいて算出される情報である。契約情報525は、被保険者との契約時に、契約処理部306が取得する情報である。なお、契約情報525及び保険料情報523は、基本情報521の被保険者IDに対応付けられて、格納部50に格納される。なお、本開示においては、基本情報521と、保険料情報523と、契約情報525とを対応付ける識別子を、基本情報521の被保険者IDとしたが、被保険者に関する各情報を対応付けることができれば、これに限らない。
図2は、本開示の実施形態に係る情報処理装置に格納される被保険者認識情報502の構成の一例を示す図である。被保険者認識情報502は、図2に示す情報に限定されるものではなく、図2に示す情報以外にも、被保険者に関する情報であれば任意の情報が登録されていてもよい。
図2に示した例では、被保険者認識情報502は、被保険者の基本情報521として取得した被保険者の氏名、生年月日、通信先情報(メールアドレスなど)、傷病有無、傷病内容、希望保険金額、希望保険期間、及び被保険者IDの他に、例えば、契約時(契約処理部306による保険契約処理時)に契約情報525として取得する住所、電話番号、SNSアカウント、金融機関の指定口座番号(保険料引落口座)などの個人情報、保険契約が成立した保険契約日情報、及び被保険者の生年月日と保険契約日情報とから算出される保険年齢情報を含む。被保険者認識情報502は格納部50に格納され、適宜必要な情報が抽出され、様々な処理が行われる。傷病有無及び傷病内容は、上述したように健康情報の一例である。また、契約情報525は、保険契約処理を行うときに発行された認証IDを含み、基本情報521の被保険者IDとともに被保険者側情報通信端末装置102に通知される。さらに、保険契約処理を行うときに取得した生体認証情報を含むことが好ましい。認証ID及び生体認証情報は、被保険者IDに対応付けられた情報である。なお、上述した契約情報525は一例であり、生存保険契約に必要な所定の情報を含んで入ればよい。
認証IDは、被保険者を識別して認証できれば、被保険者認識情報502に記憶されていなくてもよい。例えば、被保険者認識情報502に記憶されない、トークンベースのID発行システムであってもよい。トークンベースのID発行システムとして、制御部30にトークン発行部を設けてもよい。
生体認証情報は、例えば、指紋、顔認識、虹彩(アイリス)、声紋等が挙げられる。生体認証情報は必要に応じて取得してもよく、被保険者認識情報502に記憶されなくてもよい。生存確認がより高精度となり得る観点で、被保険者認識情報は、被保険者の生体認識情報を含んでいることが好ましい。なお、本開示の保険金を受け取る受取人は被保険者であるが、痴呆等やむを得ない理由がある場合には、後見人など、被保険者の代理となる受取人を設定することもできる。ただし、この場合には、受取人が正規の受取人であることを証明する認証情報を格納しておく。
<生存保険に係る情報処理方法>
次に、本開示の第3の態様である情報処理方法の好ましい一例について説明する。図3及び図4は、本開示の生存保険の契約に係る情報処理の一例を示しており、保険契約から保険金の支払いまでの流れを2つに分けて表したフローチャートである。図3は、本開示の実施形態に係る情報処理における保険契約までの流れの一例を示すフローチャートである。図4は、本開示の実施形態に係る情報処理における保険金支払いまでの流れの一例を示すフローチャートである。
まず、図3を参照して、保険契約までの流れについて説明する。情報通信端末装置102は情報処理装置100の通信部10と通信される。情報通信端末装置102から入力された被保険者の基本情報521は、通信部10で受信する。受信した基本情報521は情報取得部302で取得する(S101)。
取得した基本情報521に対応する生存確率情報504が格納部50から呼び出され、基本情報521に対応する生存確率情報504に基づいて、被保険者の保険料が保険料決定部304で算出されて、保険料が決定される(S103)。保険料の決定は、生存確率情報504に、さらに予定事業費率情報(不図示)に基づいてもよい。
保険料決定部304で決定された保険料は、被保険者の保険料情報523として、基本情報521とともに、格納部50に格納される(S105)。
情報処理装置100の通信部10は情報通信端末装置102と通信し、保険料情報523を被保険者側情報通信端末装置102に送信する(S107)。このとき、被保険者ID及び認証IDも送信されるとともに、例えば、保険契約重要事項等の情報も送信されてよい。
情報通信端末装置102に送信された保険料情報523を確認した被保険者は、情報通信端末装置102に契約の意思表示を入力する。入力された生存保険契約を行う契約意思表示を含む契約情報が、情報通信端末装置102と通信部10との通信により、情報通信端末装置102から情報処理装置100に送信される。情報処理装置100は、契約処理部306により受信した契約情報に基づいて保険契約の成立処理を行う(S109)。このとき、契約情報には、生体認証情報を含んでいてもよい。契約処理部306は、保険契約成立処理として、契約が成立したことを示す契約成立情報を情報通信端末装置102に送信し、また、通信部10に送信された契約情報525を被保険者認識情報502として、格納部50に格納する。ここで、被保険者の生体認識情報を取得する場合、契約ステップは、保険契約処理の際に被保険者の生体認識情報を契約情報525として取得して、格納するステップを有する。
保険契約までの流れは自動化されていてもよい。例えば、被保険者の基本情報521を取得する際に、予め被保険者により定められた保険料の上限額である保険料上限情報を取得し、保険料決定部304で決定された保険料との条件が一致していれば、自動的に契約する態様であってもよい。条件が一致するとは、例えば、被保険者の保険料の上限額が、保険料決定部304で決定された保険料よりも高い場合などであり、この場合、例えば、契約処理部306は、保険料決定部304で決定された保険料での契約を自動的に成立させる。
図示しないが、保険期間の間(図4に示すS109と図5に示すS201との間)に、被保険者認識情報502の一部を更新する情報更新ステップを、さらに有していてもよい。具体的には、情報更新ステップは、被保険者の保険期間中に、基本情報521又は契約情報525の更新を行ってもよい。更新可能な情報としては、例えば、被保険者の姓、住所、電話番号、メールアドレス、SNSアカウント、健康情報、保険料を引き落とすための金融機関の指定口座番号等が挙げられる。被保険者の被保険者認識情報502が更新される場合は、情報通信端末装置102が通信部10と通信され、情報通信端末装置102から更新される更新情報が送信される。送信された更新情報は情報取得部302で取得する。情報更新部308は、更新情報に含まれる被保険者IDなどの識別子に基づいて、更新情報に対応する基本情報521又は契約情報525を格納部50から抽出して更新し、更新した基本情報521又は契約情報525を被保険者認識情報502として、格納部50に格納する。
保険期間中に、健康情報が更新された場合は、被保険者の診断年齢情報と健康情報に対応付けられた生存確率情報504によって、被保険者の翌年以降の保険料が変更されてもよい。ここで、診断年齢情報とは、更新される健康情報(健康診断など)の検査日における被保険者の年齢の情報である。健康情報に更新される健康状態の検査日又は健康診断日などの検査日情報が含まれようにして、診断年齢情報が、検査日情報に基づいて、被保険者の生年月日から算出されてもよい。健康情報の更新は、例えば、被保険者の健康診断情報に基づいて行われる。被保険者は、保険会社と提携する予め定められた医療機関で毎年健康診断を行う。健康診断の結果は、医療機関に備えられた情報通信端末装置(不図示)など、ネットワーク104を介して、電気的に通信可能な装置(不図示)に格納されるように構成されている。情報処理装置100は、被保険者の健康診断情報が格納された図示しない装置とネットワーク104で接続され、通信部10が医療機関の装置と通信して、被保険者の健康診断情報を取得する。情報更新部308が、取得した健康診断情報に基づいて、被保険者の健康情報を最新の情報に更新し、保険料決定部304が更新された健康情報に基づいて、例えば翌年以降の保険料を算出し、契約処理部306が被保険者の翌年以降の保険料を変更する態様であってもよい。例えば、被保険者の健康診断の結果が利用される場合、本開示の生存保険は団体で契約する形態の保険に適用することができる。なお、健康情報の更新による保険料変更については、例えば、保険契約重要事項などにより、契約成立前に被保険者に提示しておく。
次に、図4を参照して、保険契約後、保険金支払いまでの流れについて説明する。
格納部50に格納されている被保険者認識情報502の保険契約日情報および保険契約期間情報に基づいて、通知部310は、被保険者の保険期間が満了すると、通信部10の情報通信端末装置102との通信により、保険期間が満了した期間満了情報を送信し、被保険者が保険金支払対象であることを通知する(S201)。被保険者に保険金支払対象であることを通知する手段は、被保険者が使用する情報通信端末装置102でもよく、保険会社が使用する情報通信端末装置103が受信した情報に基づいて、封書等により郵送する手段で被保険者に送信してもよい。
情報処理装置100は、期間満了情報を被保険者に通知した後、被保険者の生存を確認するための生存認証を行う。期間満了情報が被保険者に通知されると、被保険者は、例えば、生存していることを示すため、生存を示す情報である生存確認情報として、被保険者固有の情報を情報通信端末装置102に入力し、保険会社に送信する。ここで、被保険者固有の情報とは、保険期間満了時に被保険者の生存していたことを認証(確認)できる情報であればよい。被保険者により送信された生存確認情報は、情報処理装置100の通信部10に送信され、被保険者生存認証部312で被保険者の生存が認証される(S203)。なお、被保険者の生存確認(生存認証)は、期間満了情報を通知した後の被保険者側からの受領通知を取得してから、被保険者生存認証部312が被保険者の生存を確認するための生存確認リクエストを送信してもよく、期間満了情報を通知するときに、生存確認リクエストを合わせて送信してもよい。
また、生存認証は、被保険者固有の情報として、生体認証情報を活用してもよい。つまり、被保険者の生存認証は、被保険者の生存を認証する際に、契約情報525として格納された被保険者の生体認識情報と、被保険者への期間満了情報の通知に対する、情報通信端末装置102からの被保険者の生体認識情報とに基づいて、被保険者の生存を認証するステップを有していてもよい。例えば、被保険者は、受け取った生存確認リクエストに応答するときに、被保険者の生体認証情報を送信する。生体認証情報が予め格納されている被保険者の生体認証情報と一致することにより、被保険者の生存が確認され、被保険者の生存確認が迅速になるとともに、被保険者本人であることの確実性が向上する。これによって保険金の支払いが即座に行うことができる。被保険者の生存確認は、被保険者側の情報通信端末装置に備えられている被保険者側カメラを用いてもよいし、被保険者側の情報通信端末装置に、被保険者側の情報通信端末装置上で操作可能な被保険者側カメラ(例えば、ウェブカメラ)を設け、この被保険者側カメラを活用することにより行ってもよい。例えば、被保険者側カメラにより、生存確認情報として、被保険者の生体認証情報を含む画像(静止画像及び動画像の少なくとも一つ)を撮影し、撮影した画像を、保険者側の情報処理装置に送信し、送信された画像に基づく情報を生存認証に利用する。具体的には、生存確認リクエストを受け取った被保険者は、生存確認情報として、被保険者側の被保険者側カメラにより、被保険者の顔を含む動画像を撮影するとともにネットワークを通じて情報処理装置に送信する。情報処理装置は、送信された動画像から、被保険者の顔認識、虹彩、及び声紋のうちの1つ又は2つ以上の情報を抽出し、この抽出された情報が、予め格納されている被保険者認識情報の一つとしての生体認証情報と一致するか否か判定する。この他、顔を含む動画像だけでなく、指紋を含む手のひらの静止画像も送信させ、この静止画像から静脈情報等を抽出し、前述の動画像から得られた情報と静止画像から抽出される情報の両者を生存認証に活用してもよい。生体認証情報を活用した生存認証では、高精度の生存確認ができるようになる。また、生存確認情報として、被保険者の動画像を送信するように構成することで、リアルタイムで生存確認が可能になるため、正確性かつ迅速性がより確保されやすくなる。
また、例えば、被保険者の健康情報を取得するときに、被保険者本人の自筆の署名も取得しておき、筆跡情報も取得しておく。健康情報の蓄積と共に、筆跡情報を蓄積することで、例えば、人工知能ソフトウェアによって学習させる。人工知能ソフトウェアは、前述のものが挙げられる。これによって、被保険者の筆跡か否かが判断されるため、筆跡情報を生存認証に利用することも可能である。さらに、生体情報と筆跡情報とを組み合わせて生存認証を行ってもよい。もちろん、生体認証情報と公的機関の生存証明書とを組み合わせて生存認証を行ってもよい。なお、筆跡情報は、情報更新部308により、契約情報525に含まれて格納部50に格納される。
ここで、被保険者の代理となる受取人が生存確認情報を送信する場合、被保険者の生存確認情報とともに、受取人が正規の受取人であることを証明するための受取人確認情報も送信するようにすればよい。
被保険者の生存確認情報が情報通信端末装置102から通信部10に送信されず、被保険者生存認証部312で生存が認証されない場合は、被保険者は生存しないものとみなされて、保険金は支払われず、生存保険の契約が終了する。なお、被保険者の生存が1回目で認証されない場合、被保険者に再度生存確認リクエストを送信するなどの生存認証処理を一定回数繰り返してもよい。繰り返し生存認証処理を経ても被保険者の生存が認証されない場合は、保険金が被保険者に支払われることなく、保険の契約を終了する。
被保険者生存認証部312により被保険者の生存が認証されると、判定部314は、生存認証結果に基づいて、被保険者の保険金受取意思確認情報を被保険者側の情報通信端末装置102に送信する(S205)。保険金受取意思確認情報は、生存確認情報とともに送信されてもよく、生存認証後に別途送信されてもよい。送信された保険金受取意思確認情報に対し、被保険者側の情報通信端末装置102から、保険金の受取決定情報、又は保険金の受取保留情報が送信される。
情報処理装置100が、保険金受取意思情報を取得すると、判定部314は、保険金の受取有無を判定する(S207)。被保険者から送信される受取決定情報又は受取保留情報は、生存認証(生存確認情報の送信)と同時又は生存認証後のいずれでもよい。
被保険者が保険金受取を選択した場合は、格納部50に保存された契約情報525に基づいて、金融機関の指定口座に保険金が振り込まれる(S209)。被保険者に保険金が支払われる流れは、自動化されていてもよい。例えば、契約時に被保険者から予め保険金を受け取る意思表示である保険金受取意思情報を取得して、被保険者認識情報502の一情報として格納部50に格納しておき、生存認証後に呼び出した保険金受取意思情報に基づいて、自動的に被保険者に保険金が支払われるように構成してもよい。
判定部314は、被保険者が保険金受取を選択しない場合、この保険金を原資として、図4に示す契約フローにしたがって、保険の再契約を行うための再契約処理を行う(S211)。被保険者に保険金が振り込まれる、又は生存保険を再契約することにより、生存保険の一つの契約が終了する。ここで、保険期間が満了する以前に被保険者が死亡した場合は、保険期間満了時に被保険者の生存情報を取得できないため、被保険者の生存が認証できない。このため、保険金は被保険者に支払われることはない。
保険の再契約を行った場合、再契約の保険期間が満了する以前に死亡した場合は、保険期間満了時に生存情報を取得できないため、再契約の保険金だけでなく、最初の契約の保険金を原資とした保険の保険金も被保険者に支払われることはない。
保険期間が満了する前までの間、被保険者の生存情報は、保険料の入金が確認されると、被保険者が生存しているとしてみなしてもよい。ただし、保険金は、保険期間が満了したときに生存していることを条件として支払われるものであるから、本開示に係る生存保険システムでは、保険期間が満期となったときの生存認証は、改めて行う。
上述の生存保険の契約に係る情報処理は、例えば、ブロックチェーン(分散型台帳)上でスマートコントラクトによって実行されていてもよい。本開示に係る生存保険の契約に係る情報処理では、例えば、被保険者、保険会社、各種金融機関、医療機関等の生存保険の契約に係る関係者において、それぞれのコンピュータをブロックチェーンの参加者とすることができる。
そのため、ある関係者のコンピュータは、生存保険の契約に係る情報(例えば、少なくとも一部の被保険者認識情報502)をすべての関係者のコンピュータへブロードキャストすることができる。また、生存保険の契約に係る関係者のコンピュータは、生存保険の契約に関する各種情報をブロックチェーン上で共有することができる。さらに、ブロックチェーンの参加者ごとに、少なくとも一部の被保険者認識情報502について、閲覧権限を付与することもできる。
本開示に係る生存保険の契約に係る情報処理では、ブロックチェーンに参加しているコンピュータは、情報の条件で定義された条件が満たされた場合に、実行処理で定義された処理を自動的に実行することができる。スマートコントラクトの技術を用いることによって、生存保険の契約に係る情報処理が自動的に実行され得る。
<ハードウェア構成>
次に、本開示に係るプログラムの好ましい一例について説明する。上述した実施形態に係る情報処理装置100は、例えば、図5に示す保険の契約にかかわる情報処理装置のコンピュータ600に処理を実行させることによって実現される。図5は、本開示の実施形態に係るプログラムが実行されるハードウェア構成の一例を示す概略図である。
図5に示すコンピュータ600は、出力装置610、および入力装置620と接続され、演算装置640、メモリ装置660、記憶装置680、出力インタフェース612、入力インタフェース614、および通信インタフェース618が、バス700により接続されている。
演算装置640は、記憶装置680に格納されたプログラム682、入力装置620から読み込まれたプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。メモリ装置660は、RAM等の不揮発性記憶素子で構成され、演算装置640が各種の演算に用いる情報を一次的に記憶する。また、記憶装置680は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶素子で構成され、演算装置640が各種の演算に用いる情報(被保険者認識情報502、生存確率情報504等)が記憶される。
出力インタフェース612は、ディスプレイ等の画像表示装置、プリンタ等の画像形成装置など情報を出力する出力装置610に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースである。出力インタフェース612は、例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、デジタルビジュアルインタフェース(DVI)等のコネクタによって構成される。入力インタフェース614は、マウス、キーボード、タッチパネル及びスキャナ等の入力装置620から情報を受信するためのインタフェースである。入力インタフェース614は、例えば、USB等によって構成される。
入力装置620は、例えば、光学記録媒体、光磁気記録媒体、磁気記録媒体、及び半導体記録媒体の少なくとも1種から構成されている。具体的には、これら記録媒体は、コンパクトディスク、ディジタルビデオディスク等が挙げられる。入力装置620は、これら記録媒体から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置620は、USBメモリ等の外付け型の記憶媒体であってもよい。
通信インタフェース618は、ネットワーク104を介して通信する処理を担う。通信インタフェース618は、ネットワーク104に接続された他の装置から情報を受信する。受信した情報は演算装置640へ送られ、演算装置640が生成した情報をネットワーク104に接続された他の装置へ送信する。通信インタフェース618は、例えば、ハードウェア、ファームウェア、通信用ソフトウェア等によって構成される。
演算装置640は、出力インタフェース612、入力インタフェース614を介して、出力装置610、入力装置620等の制御を行う。例えば、演算装置640は、入力装置620及び記憶装置の少なくとも一方からプログラムをメモリ装置660に読み出し、読み出したプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ600が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ600の演算装置640は、メモリ装置660に読み出されたプログラムを実行する。これにより、制御部30の機能が実現される。
図6は、本開示の実施形態に係るプログラムが実行されるハードウェア構成の他の一例を示す概略図である。図6に示すコンピュータ800は、演算装置840、メモリ装置860、記憶装置880、および通信インタフェース818が、バス900により接続されている。コンピュータ800は、図5に示すコンピュータ600のうち、出力インタフェース612、入力インタフェース614、出力装置610、入力装置620を備えていないこと以外は、動作を含めて同じである。
以上、本開示の実施形態の好ましい一例について説明したが、具体的な構成は、これらに限られず、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
10…通信部、30…制御部、50…格納部、100…情報処置装置、102…情報通信端末装置(被保険者側)、103…情報通信端末装置(保険会社側)、104…ネットワーク、302…情報取得部、304…保険料決定部、306…契約処理部、308…情報更新部、310…通知部、312…被保険者生存認証部、314…判定部、502…被保険者認識情報、521…基本情報、523…保険料情報、525…契約情報、504…生存確率情報、682,882…プログラム

Claims (6)

  1. 被保険者と保険会社との保険の契約にかかわる情報を処理する情報処理装置を備えた生存保険システムであって、
    前記生存保険システムは、前記情報処理装置と電気通信可能に接続される前記被保険者側の情報通信端末装置を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記情報通信端末装置との情報の通信を行う通信部と、
    生年月日、健康情報、希望保険金額及び希望保険期間、並びに前記被保険者により定められた保険料の上限額である保険料上限情報を含む前記被保険者の基本情報を取得する情報取得部と、
    少なくとも前記生年月日及び前記健康情報に対応して定まる生存確率情報に基づいて、前記被保険者の保険料を決定する保険料決定部と、
    前記基本情報及び決定された前記保険料を含む被保険者認識情報を格納する格納部と、
    前記被保険者認識情報に基づいて、前記保険の契約を成立させる処理をする契約処理部と、
    前記被保険者の保険期間が満了したときに、前記被保険者が保険金の支払対象であることを通知する通知部と、
    前記通知部の前記通知に対する、前記情報通信端末装置からの生存確認情報に基づいて、前記被保険者の生存を認証する被保険者生存認証部と、
    前記被保険者生存認証部による認証結果に基づいて、前記被保険者の保険金受取意思を取得し、保険金支払いの要否を判定する判定部と、
    を有し、
    前記契約処理部は、前記保険料上限情報が前記保険料決定部で決定された保険料よりも高い場合に契約を自動的に成立させ、
    前記契約処理部は、保険契約処理の際に前記被保険者の生体認識情報を契約情報として取得して、前記格納部に格納し、
    前記被保険者生存認証部は、前記格納部に格納された前記被保険者の生体認識情報と、前記通知部の前記通知に対する、前記情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報とに基づいて、前記被保険者の生存を認証し、
    前記情報通信端末装置は前記被保険者が使用している情報通信端末装置であり、
    前記情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報は、リアルタイムでの生存確認が可能となるように前記被保険者が使用している情報通信端末装置により撮影されるとともに送信された動画像を少なくとも含み、
    前記判定部は、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択した場合、前記被保険者が自ら前記保険期間満了まで掛けた前記保険金を受け取れるように構成され、
    前記判定部は、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択しない場合、前記保険金を原資として、前記保険の再契約を行うための再契約処理を行う、生存保険システム。
  2. 前記被保険者側の情報通信端末装置と前記情報処理装置とが、ネットワークを介して通信可能に接続されている、請求項1に記載の生存保険システム。
  3. 前記情報処理装置は、前記保険期間の間に、前記被保険者認識情報の一部を更新する情報更新部を、さらに有する、請求項1又は2に記載の生存保険システム。
  4. 被保険者と保険会社との保険の契約にかかわる情報を処理する情報処理装置であって、
    前記情報処理装置は、
    情報の通信を行う通信部と、
    生年月日、健康情報、希望保険金額及び希望保険期間、並びに前記被保険者により定められた保険料の上限額である保険料上限情報を含む前記被保険者の基本情報を取得する情報取得部と、
    少なくとも前記生年月日及び前記健康情報に対応して定まる生存確率情報に基づいて、前記被保険者の保険料を決定する保険料決定部と、
    前記基本情報及び決定された前記保険料を含む被保険者認識情報を格納する格納部と、
    前記被保険者認識情報に基づいて、前記保険の契約を成立させる処理をする契約処理部と、
    前記被保険者の保険期間が満了したときに、前記被保険者が保険金の支払対象であることを通知する通知部と、
    前記通知部の前記通知に対応して取得される生存確認情報に基づいて、前記被保険者の生存を認証する被保険者生存認証部と、
    前記被保険者生存認証部による認証結果に基づいて、前記被保険者の保険金受取意思を取得し、保険金支払いの要否を判定する判定部と、
    を有
    前記契約処理部は、前記保険料上限情報が前記保険料決定部で決定された保険料よりも高い場合に契約を自動的に成立させ、
    前記契約処理部は、保険契約処理の際に前記被保険者の生体認識情報を契約情報として取得して、前記格納部に格納し、
    前記被保険者生存認証部は、前記格納部に格納された前記被保険者の生体認識情報と、前記通知部の前記通知に対する、前記被保険者が使用している情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報とに基づいて、前記被保険者の生存を認証し、
    前記情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報は、リアルタイムでの生存確認が可能となるように前記被保険者が使用している情報通信端末装置により撮影されるとともに送信された動画像を少なくとも含み、
    前記判定部は、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択した場合、前記被保険者が自ら前記保険期間満了まで掛けた前記保険金を受け取れるように構成され、
    前記判定部は、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択しない場合、前記保険金を原資として、前記保険の再契約を行うための再契約処理を行う、生存保険の契約にかかわる情報処理装置。
  5. 被保険者と保険会社との保険の契約にかかわる情報を処理する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記情報処理装置が制御部により行う情報処理方法は、
    情報を通信する通信ステップと、
    生年月日、健康情報、希望保険金額及び希望保険期間、並びに前記被保険者により定められた保険料の上限額である保険料上限情報を含む前記被保険者の基本情報を取得する情報取得ステップと、
    少なくとも前記生年月日及び前記健康情報に対応して定まる生存確率情報に基づいて、前記被保険者の保険料を決定する保険料決定ステップと、
    前記基本情報及び決定された前記保険料を含む被保険者認識情報を格納する格納ステップと、
    前記被保険者認識情報に基づいて、前記保険の契約を成立させる処理をする契約処理ステップと、
    前記被保険者の保険期間が満了したときに、前記被保険者が保険金の支払対象であることを通知する通知ステップと、
    前記通知ステップに対応して取得される生存確認情報に基づいて、前記被保険者の生存を認証する被保険者生存認証ステップと、
    前記被保険者生存認証ステップにおける認証結果に基づいて、前記被保険者の保険金受取意思を取得し、保険金支払いの要否を判定する判定ステップと、
    を有
    前記契約処理ステップは、前記保険料上限情報が前記保険料決定ステップで決定された保険料よりも高い場合に契約を自動的に成立させ、
    前記契約処理ステップにおいて、保険契約処理の際に前記被保険者の生体認識情報を契約情報として取得して格納し、
    前記被保険者生存認証ステップにおいて、格納された前記被保険者の生体認識情報と、前記通知ステップに対応して取得される、前記被保険者が使用している情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報とに基づいて、前記被保険者の生存を認証し、
    前記情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報は、リアルタイムでの生存確認が可能となるように前記被保険者が使用している情報通信端末装置により撮影されるとともに送信された動画像を少なくとも含み、
    前記判定ステップは、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択した場合、前記被保険者が自ら前記保険期間満了まで掛けた前記保険金を受け取れるように構成され、
    前記判定ステップは、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択しない場合、前記保険金を原資として、前記保険の再契約を行うための再契約処理を行う、生存保険の契約にかかわる情報処理装置の情報処理方法。
  6. 被保険者と保険会社との保険の契約にかかわる情報を処理する情報処理装置のコンピュータに処理を実行させるプログラムであって、
    前記プログラムは、
    情報を通信する通信ステップと、
    生年月日、健康情報、希望保険金額及び希望保険期間、並びに前記被保険者により定められた保険料の上限額である保険料上限情報を含む前記被保険者の基本情報を取得する情報取得ステップと、
    少なくとも前記生年月日及び前記健康情報に対応して定まる生存確率情報に基づいて、前記被保険者の保険料を決定する保険料決定ステップと、
    前記基本情報及び決定された前記保険料を含む被保険者認識情報を格納する格納ステップと、
    前記被保険者認識情報に基づいて、前記保険の契約を成立させる処理をする契約処理ステップと、
    前記被保険者の保険期間が満了したときに、前記被保険者が保険金の支払対象であることを通知する通知ステップと、
    前記通知ステップに対応して取得される生存確認情報に基づいて、前記被保険者の生存を認証する被保険者生存認証ステップと、
    前記被保険者生存認証ステップにおける認証結果に基づいて、前記被保険者の保険金受取意思を取得し、保険金支払いの要否を判定する判定ステップと、
    を含む処理を前記コンピュータに実行させ
    前記契約処理ステップは、前記保険料上限情報が前記保険料決定ステップで決定された保険料よりも高い場合に契約を自動的に成立させ、
    前記契約処理ステップにおいて、保険契約処理の際に前記被保険者の生体認識情報を契約情報として取得して格納し、
    前記被保険者生存認証ステップにおいて、格納された前記被保険者の生体認識情報と、前記通知ステップに対応して取得される、前記被保険者が使用している情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報とに基づいて、前記被保険者の生存を認証し、
    前記情報通信端末装置からの前記被保険者の生体認識情報は、リアルタイムでの生存確認が可能となるように前記被保険者が使用している情報通信端末装置により撮影されるとともに送信された動画像を少なくとも含み、
    前記判定ステップは、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択した場合、前記被保険者が自ら前記保険期間満了まで掛けた前記保険金を受け取れるように構成され、
    前記判定ステップは、前記保険期間満了まで生存した前記被保険者が保険金受取を選択しない場合、前記保険金を原資として、前記保険の再契約を行うための再契約処理を行う、プログラム。
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