JP6840427B2 - 車両のピラーの補強構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両のピラーの補強構造に関する。
図5は、従来のいわゆるワンボックスタイプの自動車の車体後部の構成を示す、車幅方向視による側面図である。図5に示すように、車体100においては、ルーフ2、クォータパネル3、Cピラー10、Dピラー20及びBピラー30により後部側面が構成される。なお、車体100においてはBピラー30及びCピラー10の間にドア開口2xが形成され、Cピラー10及びDピラー20の間にウインドウ開口2yが形成される。
クォータパネル3は図中においては死角となり図示されないサイドパネルインナと車体表面として外部に露出するサイドパネルアウタとが接合されてなり、サイドパネルインナには車室内の後部座席の乗員を保護するためのシートベルトを保持するショルダーシートベルトアンカ40及びリトラクタ50が配設され、特にショルダーシートベルトアンカ40はDピラー20のインナに配置される。なお、ショルダーシートベルトアンカ40及びリトラクタ50はサイドパネルアウタの内側に配置されるため、図中においては点線により仮想的に示した。
このような車体100においては、衝突等により車体100に外力が加わった場合、シートベルトを介してショルダーシートベルトアンカ40に加わる荷重はDピラー20が負担することとなり、Dピラー20が車室側へ変形する恐れがある。
そのような不具合に対して、例えば特許文献1においては、Dピラーを構成するピラーインナと補強用のリインフォースとによりピラーの延伸方向視による閉断面を有する補強構造を形成して、当該Dピラーの剛性を向上させ、荷重が加わった場合の損壊を軽減するようにしている。
特開平11−49030号公報
しかしながら、従来の技術によるピラーの補強構造には、以下のような課題があった。すなわち、補強構造を形成するためには、専用部材としてのリインフォースを用いる必要があり、車体の構成を大型化、複雑化、ひいては高コスト化することとなっていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成にてピラーの損壊を軽減することが可能な車両のピラーの補強構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、車両のクォータパネルに対応して配置される、ピラーアウタ及びピラーインナが接合されるピラーの補強構造であって、前記ピラーアウタは、前記ピラーアウタ及びピラーインナの接合面の延伸方向に略平行に形成された折れ誘発部を有し前記ピラーインナは前記ピラーアウタに向かって凸向きに屈曲しており、前記折れ誘発部は、前記ピラーアウタの表面に対して凹条又は凸条をなすビードである、車両のピラーの補強構造である。
更に、本発明は他の側面として、前記折れ誘発部は、前記ピラーインナに向かって膨出しているビードの輪郭として形成されているものとしてもよい。
以上のような本発明は、簡易な構成にてピラーの損壊を軽減することが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る車両のピラーの補強構造の構成を示す側面図 図1のA−A直線による断面図 本発明の実施の形態に係る車両のピラーの補強構造の作用効果を説明するための図 本発明の他の実施の形態に係る車両のピラーの補強構造の構成を示す側面図 従来の自動車の車体後部の構成を示す側面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両のピラーの補強構造が組み込まれた車体1の構成を示す、車幅方向視による側面図である。ただし、従来例と同一又は相当する構成については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
また、図1に示すように、クォータパネル3の車高方向上方に位置するDピラー20において、車幅方向外側に位置するピラーアウタ20aは表面にビード21が形成されている。
ビード21は、ウインドウ開口2yの周縁となるフランジ11上におけるスポット溶接痕11aの近傍に位置するとともに、スポット溶接痕11の並びに略平行を成して車高方向に沿って延伸する垂直部21aと、垂直部21aの上下端及び中間部からそれぞれ略直交して車長方向後方に延出してなる複数の水平部21bとを備えた平面形状Eの字状の外形を有する。なお、図1において、ビード21上に投影されるショルダーシートベルトアンカ40の取付位置は図中P点により示した。
次に、図2の、図1のA−A断面図により示すように、Dピラー20は、車幅方向外側に位置するピラーアウタ20a、車幅方向内側に位置するピラーインナ20b、並びにピラーアウタ20a及びピラーインナ20bのそれぞれに車長方向後方にて接合されるエクステンションパネル60を備え、車高方向視において閉断面を形成している。
ピラーアウタ20aとピラーインナ20bとの接合面は、ウインドウ開口2yの周縁となるフランジ11を形成しており、図1に示すスポット溶接痕11aは、フランジ11内にてピラーの延伸方向に配列されることとなる。
ピラーアウタ20a上に形成されたビード21は、ピラーインナ20bに向かって凸に膨出する、すなわち車体外側の表面からは凹となる形状を備えており、ピラーアウタ20aの表面とビード21との境界は、屈曲した段差Fを形成している。なお、図2に矢印により示す段差Fは、図1に示すようにビード21の垂直部21aの車長方向前方に位置して、Dピラー20のフランジ11の近傍に位置する稜線に対応している。
ピラーインナ20bにおいては、ショルダーシートベルトアンカ40を固定するためのボルト41が締結固定されている。
再び図1を参照して、ピラーアウタ20aは、クォータパネル3の表面に対して車幅方向内側に後退する段差をもって形成される。ピラーアウタ20aの表面には図示しないガーニッシュ又はガラス等の装飾部材を嵌め込むことができ、これにより、ビード21を含めたピラーアウタ20aの外観が外部から直接目視されることが妨げられる。
以上の構成において、Dピラー20は本発明のピラーに相当し、ピラーアウタ20aは本発明のピラーアウタに相当し、ピラーインナ20bは本発明のピラーインナに相当する。また、ビード21の段差Fは本発明の折れ誘発部に相当する。
このような構成を有する本発明の実施の形態の車両のピラーの補強構造は、ピラーアウタ20aの表面に対して段差Fを形成するビード21が形成されたことを特徴とする。
すなわち、衝突等により車体1に外力が加わった場合、図3に示すように、シートベルトを介してショルダーシートベルトアンカ40に加わる荷重は、図中白矢印に示すようにボルト41からDピラー20に作用して、ピラーインナ20bを車室側に引き込むように変形させる。このとき、ピラーインナ20bはビード21の段差Fを折り線として車高方向内側に折れ曲がり、図中矢印に示すようにフランジ11を車幅方向外側に向かって回動させる。
これにより、Dピラー20にかかる荷重はフランジ11の接合を保ったままピラー全体の変形に寄与させられることとなり、その結果、フランジ11におけるピラーアウタ20aとピラーインナ20bとの剥離が抑制され、Dピラー20の損壊を軽減することが可能となる。更に、本実施の形態においては、Dピラー20においては補強のための専用品としてのリインフォースその他の別部材を用いる必要が無い。更に、Dピラー20に隣接するクォータパネル3を構成するパネルインナ等の部材の各部をゲージダウンすることが可能となる。
したがって、より簡易な構造、ひいては低コストにてピラーの損壊を軽減することが可能になる。
しかしながら、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。上記の説明においては、ビード21は、車高方向上方に延伸する垂直部21aと、垂直部21aの上下端及び中間部からそれぞれ略直交して車長方向後方に延出してなる複数の水平部21bとを備えた平面形状Eの字状の外形を有するものとしたが、本発明の折れ誘発部は、ピラーへの荷重が加わった場合にピラーアウタ上にフランジを回動させる等してフランジの結合を保ったままピラーを変形させる折れを誘発するように、フランジの近傍に位置するとともにピラーアウタ及びピラーインナの接合面の延伸方向に略平行に形成されていればよい。
したがって、他の例として図4に示す車体4のように、車高方向上下に延出する帯状の一本のビード22として実現してもよい。また、ビードの本数も任意であってよい。更に、本発明の折れ誘発部は、平面視において閉じた輪郭をなすビードの一部として実現する他、ピラーアウタ上に延出して上限端まで達する段差、凸条又は凹条その他の、車高方向視における任意の形状変化として実現してもよい。
更に、上記の説明においては、ビード21はピラーインナ20bに向かって膨出して、したがって車体表面においては凹部を形成するものとして説明を行ったが、本発明の折れ誘発部を含むビードはピラーアウタ20aの表面から車幅方向外側に向かって膨出するものとしてもよい。しかしながら、図2のような構成とすることは、ピラーアウタ20aの表面におけるガーニッシュ又はガラス等の装飾部材の嵌め込みを容易に行うことができ、より好適である。
更に、本実施の形態のように、折れ誘発部を、ビード21の一部として構成することは、ビード21の起伏によってピラーアウタ20aの剛性を向上させることができ、ひいてはDピラー20の強度を向上させることが可能となり、より好適である。
以上のように、本発明は、車両のクォータパネルに対応して配置される、ピラーアウタ及びピラーインナが接合されるピラーの補強構造であって、前記ピラーアウタは、前記ピラーアウタ及びピラーインナの接合面の延伸方向に略平行に形成された折れ誘発部を有し前記ピラーインナは前記ピラーアウタに向かって凸向きに屈曲しており、前記折れ誘発部は、前記ピラーアウタの表面に対して凹条又は凸条をなすビードであるものであればよく、その他の具体的な目的、用途、構成によって限定されるものではな
い。
したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、簡易な構成にてピラーの損壊を軽減することが可能になるという効果を有し、例えば乗用車等の車両への適用において有用である。
1、4 車体
2y ウインドウ開口
3 クォータパネル
11 フランジ
11a スポット溶接痕
20 Dピラー
20a ピラーアウタ
20b ピラーインナ
21、22 ビード
21a 垂直部
21b 水平部
40 ショルダーシートベルトアンカ
41 ボルト
60 エクステンションパネル

Claims (1)

  1. 車両のクォータパネルに対応して配置される、ピラーアウタ及びピラーインナが接合されるピラーの補強構造であって、
    前記ピラーアウタは、前記ピラーアウタ及びピラーインナの接合面の延伸方向に略平行に形成された折れ誘発部を有し
    前記ピラーインナは前記ピラーアウタに向かって凸向きに屈曲しており、
    前記折れ誘発部は、前記ピラーアウタの表面に対して凹条又は凸条をなすビードである、
    車両のピラーの補強構造。
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