JP6838415B2 - 乗物用シート及びその製造方法 - Google Patents

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本開示は、乗物用シートに関する。
車両等の乗物用シートにおいて、シートバックの骨格を構成するバックフレームには、ヘッドレストを支持するためのサポートブラケットが取り付けられる。このサポートブラケットには、ヘッドレストのU字状のステーの両端部が挿入される。
サポートブラケットは、例えば特許文献1に開示されるように、バックフレームのアッパパイプに溶接される。特許文献1では、サポートブラケットとアッパパイプとの溶接強度を確保するために、補強板がサポートブラケット及びアッパパイプに当てられると共に、アッパパイプのサポートブラケットとの当接面がつぶされて平坦化されている。
特開2005−153630号公報
ヘッドレストにおけるステーのピッチ(つまり、ステーの両端部間の距離)は、乗物用シートの設計によって変わる場合がある。ステーのピッチが変わると、サポートブラケットの取り付け位置を変更する必要がある。しかし、従来の構造では、サポートブラケットの取り付け位置に合わせて、アッパパイプの平坦化部分の位置も変える必要があり、ステーのピッチ変更の度にアッパパイプの形状変更が発生するという不都合がある。
本開示の一局面は、ヘッドレストのステーのピッチ変更に容易に対応できる乗物用シートを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、シートバックと、ヘッドレストと、バックフレームとを備える乗物用シートである。バックフレームは、シートバックの骨格を構成する。ヘッドレストは、ヘッドレスト本体と、ステーとを有する。ステーは、ヘッドレスト本体を支えると共に、両端部がヘッドレスト本体よりもバックフレーム側に突出する。バックフレームは、複数のワイヤと、筒状の1対のサポートブラケットと、1対の補強板と、を有する。複数のワイヤは、シート左右方向に延伸し、かつ上下方向に並んで配置される。1対のサポートブラケットは、ステーの両端部が挿入される。1対の補強板は、1対のサポートブラケットと複数のワイヤとの間にそれぞれ配置される。また、1対の補強板は、それぞれ、一方の面に複数のワイヤが溶接されると共に、他方の面に1つのサポートブラケットが溶接される。
このような構成によれば、ヘッドレストのステーのピッチを変更する際に、1対の補強板と複数のワイヤとの溶接位置を修正するだけで1対のサポートブラケットの位置を変更することができる。つまり、バックフレームの形状変更なしでピッチ変更の対応が可能である。したがって、サポートブラケットの固定強度を補強板により維持しつつ、ヘッドレストのステーのピッチ変更に容易に対応することができる。
本開示の一態様では、1対の補強板は、同一形状であり、それぞれ上下方向に非対称な平面形状を有してもよい。また、1対の補強板のうち、一方の補強板は、他方の補強板をシート前後方向から視て180°回転させた向きで配置されてもよい。このような構成によれば、1対のサポートブラケットにおいて同じ形の補強板を共通使用できるので、生産コストを低減できる。また、左右の補強板の平面形状を回転対称とすることで、1対の補強板をそれぞれ取り付けた状態の1対のサポートブラケットに対し、左右を誤って複数のワイヤに取り付けることを抑制できる。
本開示の一態様では、1対の補強板は、それぞれシート左右方向の長さが1対のサポートブラケットのシート左右方向の長さよりも大きくてもよい。また、1対の補強板は、シート前後方向から視て、それぞれ1対のサポートブラケットの間に位置する領域の長さが、1対のサポートブラケットよりもシート左右方向の外側に位置する領域の長さよりも大きくてもよい。このような構成によれば、サポートブラケットよりもシート左右方向外側への補強板の突出量を低減できるので、サポートブラケットと複数のワイヤとの固定強度を維持しつつ、サポートブラケット周辺の省スペース化を図ることができる。
本開示の一態様では、1対の補強板と1対のサポートブラケットとの溶接方向は、上下方向であってもよい。このような構成によれば、サポートブラケットの幅方向の中心部分を避けて溶接を行うことができる。その結果、サポートブラケットの幅方向の中心部でのビードの発生が抑制されるので、ヘッドレストの支持構造の品質を高めることができる。
本開示の別の態様は、シートバックと、ヘッドレストと、バックフレームとを備える乗物用シートの製造方法である。バックフレームは、シートバックの骨格を構成する。乗物用シートの製造方法は、ヘッドレストのステーを挿入するための筒状のサポートブラケットに補強板を溶接する工程と、バックフレームにおいて、シート左右方向に延伸し、かつ上下方向に並んで配置される複数のワイヤにサポートブラケットに溶接した補強板を溶接する工程とを備える。
このような構成によれば、サポートブラケットを溶接した補強板とワイヤとの溶接位置を修正するだけでサポートブラケットの位置を変更することができる。したがって、サポートブラケットとバックフレームとの固定強度を補強板により維持しつつ、ヘッドレストのステーのピッチ変更に容易に対応することができる。
図1は、実施形態における乗物用シートの模式的な斜視図である。 図2は、図1の乗物用シートにおけるバックフレームの模式的な部分正面図である。 図3Aは、ヘッドレストのバックフレームへの取付状態を示す模式的な正面図であり、図3Bは、図3Aとはステーのピッチが異なる取付状態を示す模式的な正面図である。 図4Aは、図2のバックフレームにおけるワイヤとサポートブラケットとの取付構造の模式的な斜視図であり、図4Bは、図4Aのワイヤとサポートブラケットとの取付構造の模式的な正面図であり、図4Cは、図4Aのワイヤとサポートブラケットとの取付構造の模式的な背面図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す乗物用シート1は、複数のシートクッション2と、複数のシートクッション2にそれぞれ対応する、複数のシートバック3と、複数のヘッドレスト4とを備える。
複数のシートクッション2は、それぞれ、着席者の臀部等を支持するための部位である。複数のシートバック3は、それぞれ、着席者の背部を支持するための部位である。複数のヘッドレスト4は、それぞれ、着席者の頭部を支持するための部位である。
また、乗物用シート1は、複数のシートクッション2の骨格をそれぞれ構成する複数のクッションフレーム(図示省略)と、複数のシートバック3の骨格を構成する1つのバックフレーム5(図2参照)とを備える。
本実施形態の乗物用シート1は、普通乗用車の後部座車用シートとして使用される。なお、以下の説明及び各図面における方向は、乗物用シート1を乗物(つまり車両)に組み付けた状態における方向を意味する。
<ヘッドレスト>
ヘッドレスト4は、図3Aに示すように、着席者の頭部を支持するパッドにカバーを装着したヘッドレスト本体4Aと、ヘッドレスト本体4Aを支えるステー4Bとを有する。
ステー4Bは、シート前後方向から視て、逆U字状、つまり上下が逆になったU字状に曲げられた棒状の金属製の部材である。ステー4Bの両端部は、ヘッドレスト本体4Aよりも下方、つまりバックフレーム5側に突出している。ステー4Bの両端部は、シート左右方向、つまりシート幅方向に離間して平行に配置されている。
<バックフレーム>
バックフレーム5は、複数のヘッドレスト4を支持するための構造を上端側に有する。この支持構造は、ヘッドレスト4毎に設けられている。バックフレーム5は、1つのヘッドレスト4に対応する支持構造として、図2に示すように、シート左右方向に延伸し、かつ上下方向に並んで配置される複数のワイヤ5Aと、ステー4Bの両端部が挿入される筒状の1対のサポートブラケット5Bと、1対のサポートブラケット5Bと複数のワイヤ5Aとの間にそれぞれ配置される1対の補強板5Cとを有する。
(ワイヤ)
複数のワイヤ5Aは、中実丸棒状の金属製の部材である。なお、バックフレーム5は、複数のワイヤ5Aと、上下方向に延伸する複数のワイヤ5Dとが溶接によって接合されて構成されている。
(サポートブラケット)
1対のサポートブラケット5Bは、それぞれ角筒状の金属製の部材である。1対のサポートブラケット5Bの中心軸方向は、ヘッドレスト4のステー4Bの挿入方向と一致する。1対のサポートブラケット5Bの内部には、それぞれヘッドレストサポート(図示省略)が取り付けられる。このヘッドレストサポートには、中央に貫通孔が設けられている。
ヘッドレストサポートの貫通孔にステー4Bの各端部を挿入することで、1対のサポートブラケット5Bにステー4Bの両端部が挿入され、ヘッドレスト4がバックフレーム5に支持される。
サポートブラケット5Bは、板材を筒状に折り曲げて端部同士を溶接することで形成される。1対のサポートブラケット5Bは、後述する1対の補強板5Cによって、それぞれ複数のワイヤ5Aに固定されている。
(補強板)
1対の補強板5Cは、それぞれ板状の金属製の部材である。1対の補強板5Cは、それぞれ、一方の面、つまり後面に複数のワイヤ5Aが溶接されると共に、他方の面、つまり前面に1つのサポートブラケット5Bが溶接されている。
図3A,3Bに示すように、1対の補強板5Cは同一形状である。また、1対の補強板5Cは、それぞれ上下方向に非対称な平面形状を有する。具体的には、1対の補強板5Cの平面形状は、対向する辺(つまり、上底及び下底)の長さが異なる略台形である。上底及び下底はシート左右方向にそれぞれ延伸する。また、上底は下底よりも短く、上底及び下底の一方の端部は左右方向に垂直な辺(以下、「垂直辺」という。)で連結され、他方の端部はシート左右方向及び上下方向に傾斜した辺(以下、「傾斜辺」という。)で連結されている。
1対の補強板5Cは、それぞれシート左右方向の長さが1対のサポートブラケット5Bのシート左右方向の長さ(つまり直径)よりも大きい。1対の補強板5Cは、図2に示すように、シート前後方向から視て、それぞれ1対のサポートブラケット5Bの間に位置する領域の長さL1が、1対のサポートブラケット5Bよりもシート左右方向の外側に位置する領域の長さL2よりも大きい。本実施形態では、1対の補強板5Cの傾斜辺がそれぞれ1対のサポートブラケット5Bの間に配置されると共に、1対の補強板5Cの垂直辺がそれぞれ1対のサポートブラケット5Bの外側に配置されている。なお、1対の補強板5Cの上下方向の長さは、1対のサポートブラケット5Bの上下方向の長さよりも小さい。
1対の補強板5Cは、図4A,4B,4Cに示すように、それぞれ、軽量化のための第1貫通孔6と、位置決め時にピンを挿入するための第2貫通孔7とを有する。第1貫通孔6及び第2貫通孔7は、補強板5Cの1対のサポートブラケット5Bの間に位置する領域、つまり傾斜辺と下底とに挟まれた領域にそれぞれ配置されている。
1対の補強板5Cのうち、一方の補強板は、他方の補強板をシート前後方向から視て180°回転させた向きで配置されている。つまり、左側の補強板5Cを、1対の補強板5Cの重心同士を結ぶ線分の中点を中心に180°回転させると、右側の補強板5Cに完全に重なる。本実施形態では、1対の補強板5Cのうち、右側の補強板5Cは、上底が上側に来る向きに配置され、左側の補強板5Cは、下底が上側に来る向きに配置されている。
また、1対の補強板5Cと1対のサポートブラケット5Bとの溶接方向は、上下方向である。つまり、1対の補強板5C及び1対のサポートブラケット5Bの溶接部分には、上下方向に沿った溶接線が形成されている。
1対の補強板5Cと1対のサポートブラケット5Bとの溶接位置は、シート左右方向の端部(つまり角部)とするとよい。このように角部を溶接することで、1対のサポートブラケット5Bでのビードの発生を抑制して品質を向上できる。
また、本実施形態では、図4A,4B,4Cに示すように、1枚の補強板5Cの上端及び下端に1本ずつワイヤ5Aが溶接されている。換言すれば、2本のワイヤ5Aのピッチ(つまり中心間距離)は、1枚の補強板5Cの上下方向の長さに合わせて設計される。
[1−2.乗物用シートの製造方法]
以下、乗物用シート1の製造方法について説明する。
当該乗物用シートの製造方法は、ヘッドレスト4のステー4Bを挿入するための筒状のサポートブラケット5Bに補強板5Cを溶接する第1溶接工程と、バックフレーム5において、シート左右方向に延伸し、かつ上下方向に並んで配置される複数のワイヤ5Aにサポートブラケット5Bに溶接した補強板5Cを溶接する第2溶接工程とを備える。
<第1溶接工程>
本工程では、1つのサポートブラケット5Bの一面に1つの補強板5Cを溶接し、サポートブラケット5Bに補強板5Cを取り付けた部品(以下、「補強板付サポートブラケット」という。)を得る。この溶接の方向は、上述したように上下方向(つまりサポートブラケット5Bの中心軸方向)である。
また、本工程では、補強板5Cの平面形状における上底が上側に来る補強板付サポートブラケットと、補強板5Cの平面形状における下底が上側に来る補強板付サポートブラケットとをそれぞれ作製する。これらの2種類の補強板付サポートブラケットは、1つずつ組み合わされて、1つのシートバック3に用いられる。
ここで、補強板5Cは、板材に対し型を用いた打ち抜きをすることによって形成できる。なお、補強板5Cの型を当てた側とは反対側の面には打ち抜きによるバリが発生する。そのため、この面をサポートブラケット5Bとの溶接面とすることで、複数のワイヤ5Aに補強板5Cを溶接する際の怪我を抑制できる。本実施形態では、左右1対の補強板5Cが同一形状であり、かつ一方の補強板は、他方の補強板をシート前後方向から視て180°回転させた向きで配置される。したがって、左右両方の補強板5Cにおいて、バリの発生する面をサポートブラケット5Bとの溶接面とすることができる。
<第2溶接工程>
本工程では、第1溶接工程で得られた1つの補強板付サポートブラケットを複数のワイヤ5Aに溶接する。これにより、サポートブラケット5Bが補強板5Cを介して複数のワイヤ5Aに固定される。この溶接作業は、1つのシートバック3に対し、左右1対ずつ計2回行われる。
サポートブラケット5Bの複数のワイヤ5Aへの固定後、ステー4Bの両端部を1対のサポートブラケット5Bに挿入することで、ヘッドレスト4がバックフレーム5に支持される。
[1−3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)サポートブラケット5Bは補強板5Cを介してバックフレーム5を構成する複数のワイヤ5Aに固定されている。そのため、ヘッドレスト4のステー4Bのピッチを例えば図4Aに示されるピッチから図4Bに示されるピッチへ小さく変更する際に、補強板5Cと複数のワイヤ5Aとの溶接位置を修正するだけでサポートブラケット5Bの固定位置をずらすことができる。また、図4Bから図4Aへピッチを大きくする場合も同様である。したがって、サポートブラケット5Bの固定強度を補強板5Cにより維持しつつ、ヘッドレスト4のステー4Bのピッチ変更に容易に対応することができる。
(1b)サポートブラケット5Bと補強板5Cとの溶接、及び補強板5Cと複数のワイヤ5Aとの溶接は、サポートブラケット5Bを直接複数のワイヤ5Aに溶接するよりもよい条件で行える。そのため、ビードの発生が抑制され、品質が上昇する。また、本実施形態では、従来技術のようにパイプを平坦加工する手間も生じない。
(1c)1対の補強板5Cは同一形状であるので、1対のサポートブラケット5Bにおいて同じ形状の補強板5Cを共通使用できる。そのため、生産コストを低減できる。また、左右の補強板5Cの平面形状を回転対称とすることで、1対の補強板5Cをそれぞれ取り付けた状態の1対のサポートブラケット5Bに対し、左右を誤って複数のワイヤ5Aに取り付けることを抑制できる。
(1d)1つの補強板5Cにおいて、1対のサポートブラケット5Bの間に位置する領域の長さL1が、1対のサポートブラケット5Bよりもシート左右方向の外側に位置する領域の長さL2よりも大きいので、サポートブラケット5Bよりもシート左右方向外側への補強板5Cの突出量を低減できる。その結果、サポートブラケット5Bと複数のワイヤ5Aとの固定強度を維持しつつ、サポートブラケット5B周辺の省スペース化を図ることができる。
(1e)1つの補強板5Cと1対のサポートブラケット5Bとの溶接方向は上下方向であるので、サポートブラケット5Bの幅方向の中心部分を避けて溶接を行うことができる。その結果、サポートブラケット5Bの幅方向の中心部でのビードの発生が抑制されるので、ヘッドレスト4の支持構造の品質を高めることができる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態の乗物用シート1において、上述した1対の補強板5Cの形状は一例であり、補強板5Cの形状はこれに限定されるものではない。
したがって、1対の補強板5Cは、必ずしも同一形状でなくてもよく、左右で異なる形状であってもよい。また、同一形状の場合であっても上下方向に非対称な平面形状である必要はなく、さらには回転対称な形状でなくてもよい。
また、補強板5Cは、溶接長が確保できれば、必ずしもサポートブラケット5Bよりもシート左右方向の長さが大きくなくてもよい。逆に、補強板5Cは、シート前後方向から視て、サポートブラケット5Bの上方又は下方に一部が突出していてもよい。さらに、第1貫通孔6及び第2貫通孔7は任意の構成であり、省略が可能である。
(2b)上記実施形態の乗物用シート1において、1対の補強板5Cと1対のサポートブラケット5Bとの溶接方向は上下方向でなくてもよい。ただし、上述のようにビードを抑制する観点から、溶接方向は上下方向が好ましい。
(2c)上記実施形態の乗物用シート1において、1枚の補強板5Cに溶接されるワイヤ5Aの数は2本に限定されない。1枚の補強板5Cは3本以上のワイヤ5Aと溶接されてもよい。
(2d)上記実施形態の乗物用シート1は、普通乗用車の後部座車用シート以外の自動車用シートや、自動車以外の鉄道車両、船舶、航空機等の乗物に用いられるシートにも適用できる。
(2e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…乗物用シート、2…シートクッション、3…シートバック、4…ヘッドレスト、
4A…ヘッドレスト本体、4B…ステー、5…バックフレーム、5A…ワイヤ、
5B…サポートブラケット、5C…補強板、5D…ワイヤ、6…第1貫通孔、
7…第2貫通孔。

Claims (5)

  1. シートバックと、ヘッドレストと、前記シートバックの骨格を構成するバックフレームとを備える乗物用シートであって、
    前記ヘッドレストは、
    ヘッドレスト本体と、
    前記ヘッドレスト本体を支えると共に、両端部が前記ヘッドレスト本体よりもバックフレーム側に突出するステーと、
    を有し、
    前記バックフレームは、
    シート左右方向に延伸し、かつ上下方向に並んで配置される複数のワイヤと、
    前記ステーの前記両端部が挿入される筒状の1対のサポートブラケットと、
    前記1対のサポートブラケットと前記複数のワイヤとの間にそれぞれ配置される1対の補強板と、
    を有し、
    前記1対の補強板は、それぞれ、平板状であると共に、一方の面に前記複数のワイヤが溶接されると共に、他方の面に1つの前記サポートブラケットが溶接される、乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記1対の補強板は、同一形状であり、それぞれ上下方向に非対称な平面形状を有し、
    前記1対の補強板のうち、一方の補強板は、他方の補強板をシート前後方向から視て180°回転させた向きで配置される、乗物用シート。
  3. シートバックと、ヘッドレストと、前記シートバックの骨格を構成するバックフレームとを備える乗物用シートであって、
    前記ヘッドレストは、
    ヘッドレスト本体と、
    前記ヘッドレスト本体を支えると共に、両端部が前記ヘッドレスト本体よりもバックフレーム側に突出するステーと、
    を有し、
    前記バックフレームは、
    シート左右方向に延伸し、かつ上下方向に並んで配置される複数のワイヤと、
    前記ステーの前記両端部が挿入される筒状の1対のサポートブラケットと、
    前記1対のサポートブラケットと前記複数のワイヤとの間にそれぞれ配置される1対の補強板と、
    を有し、
    前記1対の補強板は、それぞれ、一方の面に前記複数のワイヤが溶接されると共に、他方の面に1つの前記サポートブラケットが溶接され、
    前記1対の補強板は、それぞれシート左右方向の長さが前記1対のサポートブラケットのシート左右方向の長さよりも大きく、シート前後方向から視て、それぞれ前記1対のサポートブラケットの間に位置する領域の前記長さが、前記1対のサポートブラケットよりもシート左右方向の外側に位置する領域の前記長さよりも大きい、乗物用シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
    前記1対の補強板と前記1対のサポートブラケットとの溶接方向は、上下方向である、乗物用シート。
  5. シートバックと、ヘッドレストと、前記シートバックの骨格を構成するバックフレームとを備える乗物用シートの製造方法であって、
    前記ヘッドレストのステーを挿入するための筒状のサポートブラケットに補強板を溶接する工程と、
    前記バックフレームにおいて、シート左右方向に延伸し、かつ上下方向に並んで配置される複数のワイヤに前記サポートブラケットに溶接した補強板を溶接する工程と、
    を備える、乗物用シートの製造方法。
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