JP6838409B2 - 情報処理装置及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は情報処理装置及びそのプログラムに関する。
近年、多種にわたる情報をデータ化してPC(Personal Computer)又はサーバ等の情報処理装置に格納させるのが通常となっている。これらデータ化した情報の中には、例えば、個人情報又は機密情報等の秘匿情報が含まれており、関係者以外に漏洩しないように様々な対策が講じられている。特に、オフィスにおいては、データ化した情報を多数のユーザが共有することが多い。このような条件下では、前記情報に対するアクセス権限はユーザの所属部署又は役職等のユーザの立場によって異なる。このため、アクセスできるデータがユーザによって異なってくる。
特許文献1には、秘匿情報へのアクセス権限を秘匿情報が記憶されているデータベースの1レコード毎に設定し、アクセス権限のないユーザに対して、そのレコードの所定のカラムに記されている秘匿情報の全部を隠ぺいして表示することにより、アクセス権限のないユーザに対して秘匿性を確保する技術が記載されている。
特開2005−158038号公報
本発明が解決しようとする課題は、情報処理装置を操作するための画面が情報処理装置以外の装置にも表示される場合において、秘匿情報の秘匿性が前記情報処理装置において確保される技術を提供することにある。
第1の発明は自装置の機能を操作するための操作画面であり、スクロール操作ができないように画面を固定することで宛先情報を含む秘匿情報が表示されない第1の操作画面を前記自装置に表示し、前記自装置の機能を操作するための操作画面であり、前記秘匿情報がスクロール操作で出現するように表示された第2の操作画面を端末に表示し、前記秘匿情報に含まれる前記宛先に対して前記自装置の機能が発揮されるように制御を行う制御部を有する情報処理装置である。
第2の発明は、上記第1の発明において、前記端末の認証情報を用いて、接続の認証を要求してきた端末を認証する認証部を有し、前記制御部は前記第2の操作画面を認証された端末に表示するように制御する情報処理装置である。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、前記制御部は、前記第2の操作画面が表示されている間は前記第1の操作画面を用いて行われる指示を無効にする制御を行う情報処理装置である。
第4の発明は、上記第1から第3の発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記秘匿情報の少なくとも一部を他の情報に置換して前記第1の操作画面の表示を制御する情報処理装置である。
第5の発明は、上記第1から第4のいずれかの発明において、前記制御部は、前記第1の操作画面中において秘匿情報が表示されるべき箇所の選択に応答して、前記端末に前記第2の操作画面を表示するように制御する情報処理装置である。
第6の発明は、前記制御部は、前記第1の操作画面の操作内容と前記第2の操作画面の操作内容とが異なるように、前記第1の操作画面と前記第2の操作画面との表示を制御する情報処理装置である。
第7の発明は、情報処理装置のプログラムであって、前記情報処理装置を、前記情報処理装置の機能を操作するための操作画面であり、スクロール操作ができないように画面を固定することで宛先情報を含む秘匿情報が表示されない第1の操作画面を前記情報処理装置に表示し、前記情報処理装置の機能を操作するための操作画面であり、前記秘匿情報がスクロール操作で出現するように表示された第2の操作画面を端末に表示し、前記秘匿情報に含まれる前記宛先に対して前記自装置の機能が発揮されるように制御を行う制御部として機能させるプログラムである。
請求項1に係る発明によると、情報処理装置において秘匿性を保つことができる。
請求項2に係る発明によると、認証した端末に秘匿情報を表示することができる。
請求項3に係る発明によると、誤動作が起きにくい。
請求項4に係る発明によると、情報処理装置には秘匿情報は表示されず、秘匿情報を他のユーザが視認し難い。
請求項5に係る発明によると、ユーザが秘匿情報を表示させる必要となった時点で、端末に秘匿情報を表示させることができるので、ユーザの利便性が高くなる。
請求項6に係る発明によると、操作に必要な情報を、一度に多く表示部に表示することができる。
請求項7に係る発明によると、秘匿性を保ちつつ秘匿情報を表示することができる。
本発明に係る情報処理装置を用いたシステムの概要図である。 ログイン情報の一例である。 秘匿情報を表示させない一例を説明するための図である。 情報処理装置に表示される操作画面の一例である。 シーケンス図である。 第1の実施の形態における複合装置の動作を説明するための図である。 操作画面の遷移の流れの一例である。 操作画面の一例である。 操作画面の一例である。 操作画面の一例である。 操作画面の一例である。 第2の実施の形態における複合装置の動作を説明するための図である。 操作画面の一例である。 操作画面の一例である。 操作画面の一例である。 操作画面の一例である。 操作画面の一例である。 第3の実施の形態における操作画面の一例である。 本発明に係る複合装置の他の構成例である。
本発明は、自装置の機能を操作するための操作画面であり、秘匿情報が表示されない第1の操作画面を前記自装置に表示し、前記自装置の機能を操作するための操作画面であり、秘匿情報が表示された第2の操作画面を端末に表示するように制御する制御部を有する情報処理装置である。
ここで、情報処理装置は、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット、複合装置(Multi-Function Peripheral:MFP)、複写装置、プリンタ装置、ファクシミリ等の情報を処理する装置であれば、種類は問われない。以下の説明は、情報処理装置が複合装置の場合である。
秘匿情報は、特定のユーザのみに閲覧(アクセス)が許可される情報である。前記秘匿情報は、例えば複合装置のRAMに一時的に記憶されるスキャン画像である。また、前記秘匿情報は、複合装置のハードディスク又は不揮発性メモリに格納されている宛先情報(住所録)又はデータファイルの内容である。例えば、複合装置が接続しているネットワーク上のデータサーバ等のデータベースに格納されている宛先情報(住所録)又はデータファイルの内容である。勿論、これ等に限られない。秘匿情報は、特定のユーザのみが閲覧許可されている情報の中で、複合装置の表示部に表示させない情報であっても良い。秘匿情報は、データベースのテーブル毎、カラム毎、レコード毎、フィールド毎に適宜設定されていても良い。
情報が表示される表示部(ディスプレイ等)がアクセス権限の有無に関わらず誰にでも見えてしまう環境下では、正当なアクセス権限を有するユーザが表示部に秘匿情報を表示させた場合、その秘匿情報はアクセス権限を有しない他のユーザにまで見えてしまう。即ち、ショルダーハッキングによる盗み見が起きてしまう。従って、秘匿性が確保されているとは言い難い。特に、オフィスにおいて、多数のユーザが利用するスキャナ、コピー、プリンタ、ファクシミリ、又はその複合装置等において秘匿情報が表示された場合、秘匿性が確保されているとは言い難い。本発明によると、秘匿情報の秘匿性が確保される。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態に係る複合装置を用いたシステムの概要図である。図1中、10はユーザ端末であり、20は複合装置である。
ユーザ端末10は、スマートフォンやタブレット型端末等の無線機能を有する端末である。ユーザ端末10は、無線ネットワークインターフェース11、制御部12、表示部13、及び操作部14を有する。
無線ネットワークインターフェース11は、無線LAN(Local Area Network)を介してデータを送受信する。無線ネットワークインターフェース11は、ユーザ端末10が複合装置20に接続する際、接続の認証要求を送信して端末認証を受ける。認証要求には端末識別情報が認証情報として含まれており、無線ネットワークインターフェース11は自端末を一意に識別する端末識別情報を有する。以下の例は、端末識別情報としてMAC(Media Access control)アドレスが用いられた例である。しかし、これに限られない。例えば、端末固有に付され、端末を一意に識別できる情報であれば他の情報であっても良い。例えば、UUID(Universally Unique IDentifier)であってもよい。この場合、UUIDのバリアント(変種)は問わないが、例えば、時刻とMACアドレスを利用したUUID(バージョン1)、バージョン1のUUIDの一部を、POSIX(Portable Operating System Interface)のユーザIDやグループIDで差し替えたUUID(バージョン2)、ドメイン名などなんらかの一意な名前(バイト列)を用いたUUIDで、ハッシュ関数としてMD5(バージョン3)またはSHA1(バージョン5)を利用したUUIDや、乱数によるUUID(バージョン4)等であっても良い。認証に用いられる他の情報として、SIM(Subscriber Identity Module)、カードの識別番号、端末の電話番号等であってもよい。
無線ネットワークインターフェース11は、Bluetooth(登録商標)のような近距離無線のインターフェースであっても良い。ユーザ端末10と複合装置20との通信は、有線で行われても良い。
制御部12は、複合装置20から送信された操作画面の表示データに基づいてユーザ端末10の表示部13に表示する。操作画面は、ユーザが複合装置20のスキャナ、コピー、プリンタ、ファクシミリ等の各機能を操作する際に用いられる。制御部12は、操作画面の表示以外にも、端末としての各種制御を実行する。
表示部13は、制御部12によって操作画面が表示されるディスプレイである。例えばLCD(Liquid Crystal Display)である。
操作部14は、タッチパネルで構成される。操作部14は、表示部13に表示されている操作画面を用いてユーザが入力する指示を受け付ける機能部である。
複合装置20は、例えばスキャナ、コピー、プリント、ファクシミリ等の複数の機能を有する。複合装置20は、LAN、インターネット等のネットワークを介してデータを送受信する。複合装置20は、公衆電話回線網等の通信網を介したデータ(例えば、ファクシミリの画像データ)の送受信を行う。複合装置20は、端末接続モードと通常モードとを有する。端末接続モードは、本発明を適用した表示方法である。通常モードは、ユーザ端末10が複合装置20に接続されておらず、且つ、秘匿情報が複合装置20に表示されないモードである。この通常モードにおいても、複合装置20の機能は実行可能である。例えば、コピー、プリント、宛先を直接入力して送信するファクシミリ等の実行が可能である。
複合装置20は、無線ネットワークインターフェース21、操作パネル部22、記憶部23、認証部24、制御部25、有線ネットワークインターフェース26、及び機能部27を有する。
無線ネットワークインターフェース21は、無線ネットワークを介して、ユーザ端末10との間でデータを送受信する。無線ネットワークインターフェース21は、ユーザ端末10から送信される接続の認証を受信する。無線ネットワークインターフェース21は、表示部13に表示する操作画面の表示データをユーザ端末10に送信する。
操作パネル部22は、例えばタッチパネルである。操作パネル部22は表示部221と操作部222とを有する。表示部221は、例えばLCDである。表示部221には、複合装置20の各機能を操作するための操作画面が表示される。操作部222は、ユーザが表示部221に表示されている操作画面を用いて入力する指示を受け付ける。
記憶部23は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。又は、ハードディスクドライブ等の記憶装置である。勿論、これ等に限られない。記憶部23にはユーザログイン情報が記憶される(図2参照)。このユーザログイン情報は、ユーザIDとパスワードと端末識別情報とが関連付けられた情報である。ユーザIDは、複合装置20を使用するユーザを一意に識別する識別情報である。パスワードは、該ユーザが複合装置20を使用する際に複合装置20にログインする為の情報である。複合装置20を使用するユーザは、自身のユーザIDとパスワードとを、予め、記憶部23に登録しておく。端末識別情報は、該ユーザが使用するユーザ端末10を一意に識別するための情報である。前述の通り、端末識別情報はMACアドレスで説明される。勿論、これに限られない。
認証部24は、ユーザ認証と端末認証とを行う。まず、ユーザ認証について説明する。ユーザが、自身のユーザIDとパスワードとを操作パネル部22から入力する。認証部24は、入力されたユーザID及びパスワードと、記憶部23に記憶されているユーザログイン情報との照合(ユーザ認証)を行う。本実施の形態では、ユーザが自身のユーザIDを入力する例で説明される。ユーザが、表示部221に表示されているユーザIDのリストの中から自身のユーザIDを選択してパスワードを入力するようにしても良い。
次に端末認証が説明される。認証部24は、ユーザ端末10からの接続の認証要求を受信する。認証部24は、接続の認証要求に含まれているMACアドレスとユーザ認証で入力されたユーザIDとを、記憶部23のユーザログイン情報に基づいて照合する。これによって、ユーザ端末10の端末認証が行われる。
制御部25は、複合装置20の各機能を操作するための操作画面の表示データを生成する。制御部25が生成した操作画面の表示データは、ユーザ端末10の表示部13及び複合装置20の表示部221に表示される。
ここで、操作画面が説明される。操作画面は、例えばXML(Extensible Markup Language)やHTML(Hypertext Markup Language)などのマークアップ言語で記述されたデータと、ジャバスクリプト(JavaScript:登録商標)若しくはGUI(Graphical User Interface)といったスクリプト言語で記述されたスクリプトとから構成される。操作画面は、Webブラウザを用いて表示部に表示される。Webブラウザ以外の表示方法としては、専用アプリケーションによる表示等が考えられる。表示部13と表示部221とで、同一のアプリケーションによって表示されても、異なるアプリケーションによって表示されても良い。以下では、どちらの操作画面も、マークアップ言語で記述したデータとスクリプトとから構成され、Webブラウザにより表示される。
操作画面は、前述の通り、表示部221に表示され、この表示された操作画面を用いてユーザは操作指示を入力する。操作画面は、例えばログイン画面(図4(1)参照)、メニュー画面(図4(2)参照)、又は設定画面(図4(3)参照)等が該当する。
前記操作画面は、前述の通り、ユーザ端末10の表示部13と複合装置20の表示部221とに表示される。しかし、表示部13と表示部221との間で、秘匿情報の表示が異なる。制御部25は、現在ログインしているユーザIDに関連付けられている秘匿情報を読み出す。制御部25は、表示部221に表示される操作画面(第1の操作画面)に、読み出した秘匿情報が表示されないように制御する。一方、制御部25は、表示部13に表示される操作画面(第2の操作画面)に、読み出した秘匿情報が表示されるように制御する。
ユーザ端末10の表示部13と複合装置20の表示部221とに表示される操作画面が説明される。秘匿情報が表示されないよう制御する方法には、秘匿情報自体が表示されないように制御する方法と、秘匿情報を他の情報に置換して表示しないよう制御する方法とがある。以下では、ファクスの宛先情報が秘匿情報であり、ファクスの宛先を設定する操作画面の例で説明される。
ファクスの宛先情報(秘匿情報)自体が表示されないように制御する方法が説明される。複合装置20の表示部221に表示される操作画面は宛先情報が表示されないように制御される。表示部221に表示された操作画面には秘匿情報が表示されない(図3(1)の複合装置側の図を参照)。宛先情報が表示されないようにする方法として、宛先情報自体を読み込まずに表示しないように制御する方法がある。読み込んだ宛先情報をNull値に置換することによって、宛先情報を表示しないように制御する方法もある。何れの方法であっても良い。前記方法に限られない。ユーザ端末10の表示部13に表示される操作画面には宛先情報が表示されるよう制御される(図3(1)のユーザ端末側の図を参照)。
秘匿情報を他の情報に置換して表示しないよう制御する方法が説明される。複合装置20の表示部221に表示される操作画面は、宛先情報を他の情報に置換することによって、宛先情報が表示されないよう制御される。例えば、宛先情報が伏字によって隠れるように置換される。これによって、宛先情報が表示されない状態となる(図3(2)の複合装置側の図を参照)。ユーザ端末10の表示部13に表示される操作画面には宛先情報が表示されるよう制御される。表示部13に表示される操作画面には宛先情報が表示されている(図3(2)のユーザ端末側の図を参照)。複合装置20の表示部221に表示される操作画面には、秘匿情報全てが表示されない場合と、秘匿情報の一部が表示されない場合とが有る。秘匿情報の一部が表示されないとは、秘匿情報の内容が類推されない程度である。
有線ネットワークインターフェース26は、ネットワークを介してネットワーク上のデータサーバや記憶装置に接続する。ネットワークは、例えばLAN、インターネット等である。ネットワーク上のデータサーバや記憶装置には、例えば住所録やファイルがユーザIDに関連付けられて記憶されている。
機能部27は、機能の集合部である。例えば、スキャナ、コピー、プリント、ファクシミリ等である。
続いて、本実施の形態の動作が説明される、図5は、本実施の形態のシーケンス図である。
制御部25は、操作画面(ログイン画面)を表示部221に表示する(ステップ501:図4(1)参照)。ユーザは、自身に割り振られているユーザIDとパスワードとを入力する(ステップ502)。認証部24は、入力されたユーザID及びパスワードが関連付けられてユーザログイン情報に記憶されているかを照合する。これにより、ユーザ認証が行われる(ステップ503)。前記照合が一致すればログインが許可され、一致しなければログインが拒否される。
ログインが許可された後に、ユーザ端末10から送信された接続認証の要求を受け取る(ステップ504)。
認証部24は、ユーザ端末10からの接続認証の要求を無線ネットワークインターフェース21から受け取り、接続認証に含まれているMACアドレスとログイン中のユーザIDとが関連付けられてユーザログイン情報に記憶されているか照合する。これにより端末認証が行われる(ステップ505)。ユーザIDとMACアドレスとが関連付けられて記憶されていると接続が許可され、関連付けられて記憶されていないと接続が拒否される。
認証部24は、認証結果を、無線ネットワークインターフェース21を介して、ユーザ端末10に送信する(ステップ506)。
ステップ505で接続が許可された場合、制御部25は、例えばメニュー画面(図4(2)参照)を表示する。このメニュー画面でユーザが選択した機能に応じて、秘匿情報が表示されないように制御された操作画面を表示部221に表示する(ステップ507)。図3(1)、(2)の複合装置側の図は、ファクス選択時の操作画面の一例である。制御部25は、秘匿情報が表示されるように制御した操作画面の表示データをユーザ端末10に送信する(ステップ508)。図3(1)、(2)のユーザ端末側の図は、ファクス選択時の操作画面の一例である。
ユーザ端末10の制御部12は、無線ネットワークインターフェース11が受信した操作画面の表示データに基づいて、自端末の表示部13に操作画面表示する(ステップ509)。
ユーザ端末10の表示部13に表示されている操作画面を用いてユーザが入力した指示を操作部14が受け取る(ステップ510)。この受け取った指示が、無線ネットワークインターフェース11を介して、複合装置20に送信される(ステップ511)。
機能部27は、無線ネットワークインターフェース21が受信したユーザ端末10からの指示に応じた機能を実行する(ステップ512)。
続いて、複合装置20の動作が説明される。図6は、複合装置20の動作を説明するためのフロー図である。
制御部25が操作画面(ログイン画面:図3(1)参照)を表示部221に表示して、ユーザからの入力を待つ(ステップ601)。
ユーザは、操作部222を用いて、ユーザIDとパスワードとを入力する。認証部24は、記憶部23のユーザログイン情報に前記ユーザID及び前記パスワードが関連付けられて記憶されているかを照合する(ステップ602)。前記照合結果がOKの場合、認証部23はログインを許可する(ステップ602:Yes)。前記照合結果がNGの場合、認証部23はログインを拒否する(ステップ602:No)。ログインが拒否されると、ユーザは複合装置20を使用できず、終了する。
ログインが許可されると(ステップ602:Yes)、無線ネットワークインターフェース21はユーザ端末10からの接続認証の要求を受信する(ステップ603)。
認証部24は、ログイン中のユーザID及び受信した接続認証の要求に含まれているMACアドレスが関連付けられてユーザログイン情報に記憶されているかを照合する(ステップ604)。認証部24は、前記照合結果がOKの場合、接続を許可する(ステップ604:Yes)。前記照合結果がNGの場合、接続は拒否される(ステップ604:No)。接続拒否の場合(ステップ604:No)、無線ネットワークインターフェース21は、認証部24から接続拒否の認証結果を受信し、ユーザ端末10に送信する(ステップ605)。通常モードの操作画面が表示部221に表示される。機能部27は通常モードで機能を実行する(ステップ610)。
接続許可の場合(ステップ604:Yes)、制御部25は操作画面を複合装置20の表示部221に表示する(ステップ606)。例えば、メニュー画面(図4(2)参照)、該メニューにおいてユーザが選択した機能に応じた設定画面(図4(3)参照)が表示される。
制御部25は、ログイン中のユーザIDに関連付けられている秘匿情報を読み出す。読み出された秘匿情報が表示されるように制御された操作画面の表示データが、無線ネットワークインターフェース21を介して、ユーザ端末10に送信される(ステップ607)。秘匿情報が表示された操作画面がユーザ端末10の表示部13に表示される。
ユーザがユーザ端末10の表示部13に表示されている操作画面を用いて指示した内容を操作部14が受け取る。受け取った指示内容は、無線ネットワークインターフェース11を介して、複合装置20に送信される(ステップ608)。
機能部27は、無線ネットワークインターフェース21を介して受信した指示内容に応じた機能を実行する(ステップ609)。
上記説明の通常モードは、複合装置20の表示部221に秘匿情報が表示されない場合である。しかしながら、この通常モードは、秘匿情報の種類や秘匿レベルを各ユーザが予め設定し、秘匿情報を設定された条件に沿って表示しても良い。
上記説明の例は、ユーザ認証を必ず行う例であったが、ユーザ認証を省略しても良い。この場合は、端末認証時に用いるMACアドレスをユーザIDの代わりに用いる。
上記説明の例は、端末認証後も、ユーザが複合装置20の表示部221に表示されている操作画面を用いて操作しても、その操作を操作部222が受け付ける例であった。しかしながら、端末認証後は表示部221に表示されている操作画面を用いての操作を受け付けない構成であって良い。この場合、認証部24は、端末認証が終了すると、制御部25に対して端末認証が終了した旨を通知する。制御部25は、表示部221に表示されている操作画面を用いての操作指示を無効にする制御を行う。即ち、操作部222が操作指示を受け付けないように制御する。操作部222は、この通知以降、表示部221に表示されている操作画面を用いての操作指示を受け付けない。端末10が接続されている間は、複合装置20の機能操作は、端末10の表示部13に表示されている操作画面を用いて行われる。
<具体例1>
以下、具体的な動作例が説明される。本具体例は、ユーザが、端末認証後も、複合装置20の表示部221に表示されている操作画面を用いて操作できる例である。図7は、コピー機能が選択された場合の画面遷移を説明するための図である。
ログイン画面(図7(1)参照)が表示部221に表示される。ユーザは自身に割り振られているユーザIDとパスワードとを入力する。ユーザID“AAA”、パスワード“FX001”が入力されたとする。
認証部24は、ユーザID“AAA”とパスワード“FX001”とがユーザログイン情報に関連付けられて記憶されているか否かの照合を行う。図2のログイン情報を参照すると、ユーザID“AAA”とパスワード“FX001”とが対応付けられているため、ログインが許可される。
ログインが許可されると、ユーザ端末10が接続の認証要求を送信する。接続の認証要求は、MACアドレスとして“12−34−56−78−90−11”を含んだ状態で送信されたとする。
認証部24は、このMACアドレス“12−34−56−78−90−11”とログイン中のユーザのユーザID“AAA”とが関連付けられてユーザログイン情報に記憶されているか否かを照合することにより認証する。ここで、図2のログイン情報を参照すると、MACアドレス“12−34−56−78−90−11”とユーザID“AAA”とが対応づけられているため、接続が許可される。この認証結果はユーザ端末10に送信される。この時、ユーザ端末11の表示部13に認証結果が表示される(図7(2)のユーザ端末側参照)。
認証結果を送信後、操作画面(メニュー画面:図7(2)参照)が表示部221に表示される。ここで、例えばコピーする書類が複合装置にセットされ、コピー機能が選択される。
操作画面(コピーの設定画面:図7(3)の複合装置側を参照)が表示部221に表示される。機能部27のスキャン機能部は、スキャンした画像を、ログイン中のユーザIDと関連付けて、RAMに一時的に記憶させる。制御部25は、スキャンした画像が表示されるように制御した操作画面の表示データを、ユーザ端末10に送信する。ユーザ端末10の制御部12は、受信した表示データに基づいて操作画面を表示部13に表示する。図7(3)のユーザ端末側の図は、ユーザ端末10の表示部13にスキャン画像が表示される一例である。
ここで、ユーザは、表示部13に表示されている操作画面で、スキャンした画像を確認する。確認結果に応じて、複合装置20の機能を操作するための指示が、操作画面を用いて選択される。この選択された指示内容は複合装置20に送信される。
複合装置20では、指示内容に応じた操作が実行される。
このように、本実施の形態は、秘匿情報を複合装置20の表示部221に表示させず、複合装置20が端末認証したユーザ端末10の表示部13にのみ表示させる。これにより秘匿性が高まる。
<具体例2>
本具体例は、複合装置20の表示部221に表示されている操作画面を用いての操作指示を、端末認証後は受け付けない例である。ファクス機能が選択された例が説明される。図8〜図10は、本具体例における操作画面の一例である。ファクス機能で用いられる住所録は、LAN上にあるデータサーバにおいて、ユーザID毎に関連付けられて記憶されているとする。
操作画面(ログイン画面:図8の複合装置側の図を参照)が、複合装置20の表示部221に表示される。ユーザは自身に割り振られているユーザIDとパスワードとを入力する。ここではユーザID“AAA”、パスワード“FX001”が入力されたとする。
認証部24は、入力されたユーザID“AAA”とパスワード“FX001”とが関連付けられて、記憶部23のユーザログイン情報に記憶されているか否かを照合する。図2のログイン情報では、ユーザID“AAA”とパスワード“FX001”とが関連付けられて記憶されている。よって、ログインが許可される。
ログインが許可されると、ユーザ端末10は接続の認証要求を送信する。ここでは、MACアドレスとして“12−34−56−78−90−11”が認証要求に含まれているとする。
認証部24は、MACアドレス“12−34−56−78−90−11”とログイン中のユーザID“AAA”とが関連付けられてユーザログイン情報に記憶されているか否かを照合する。図2では、MACアドレス“12−34−56−78−90−11”とユーザID“AAA”とが対応付けられていることが判る。端末10が接続許可された旨の認証結果がユーザ端末10に送信される。接続許可された旨の認証結果がユーザ端末11の表示部13に表示される(図8の端末側の図参照)。
認証部24は、端末10が接続許可された旨を制御部25に通知する。制御部25は、この通知を受けると、表示部221に表示されている操作画面を用いての操作指示を無効にする制御を行う。
認証結果送信後、操作画面(メニュー画面:図9の複合装置側の図参照)が複合装置20の表示部221に表示される。このメニュー画面でファクス機能が選択されたとしても、操作部222は操作指示を受け付けない。操作画面(メニュー画面:図9のユーザ端末側の図参照)が、ユーザ端末10の表示部13に表示される。ユーザがこのメニュー画面でファクス機能を選択する。選択された操作指示は操作部14に受け付けられる。受け付けられた操作指示(ファクス)は無線ネットワークインターフェース11を介して複合装置20に送信される。制御部25が、無線ネットワークインターフェース21を介して操作指示(ファクス)を受け付ける。
ユーザ端末10が複合装置20に接続している間、表示部221に表示される操作画面は遷移しない(図10の複合装置側の図を参照)。操作画面(メニュー画面:図10のユーザ端末側の図を参照)が、ユーザ端末10の表示部13に表示される。ユーザがこのメニュー画面で住所録を選択する。選択された操作指示(住所録)は操作部14に受け付けられる。受け付けられた操作指示(住所録)は無線ネットワークインターフェース11を介して複合装置20に送信される。制御部25が、無線ネットワークインターフェース21を介して操作指示(住所録)を受け付ける。制御部25は、ログイン中のユーザIDに対応付けられている住所録を、LAN上のデータサーバから読み込む。機能部27のファクス機能部は、スキャンした画像を、ユーザ認証したユーザIDと関連付けて一時的にRAMに記憶させる。制御部25は、スキャンした画像と読み込んだ住所録の宛先情報とが表示部13に表示されるように制御する。このように制御された操作画面の表示データは無線ネットワークインターフェース21を介してユーザ端末10に送信される。
制御部12は、無線ネットワークインターフェース11を介して受信した操作画面を表示部13に表示させる(図11のユーザ端末側の図を参照)。複合装置20の表示部221にあっては、画面の遷移は行われない(図11の複合装置側の図を参照)。即ち、秘匿情報は、複合装置20の表示部222に表示されない。図11では、住所録の宛先が表示される操作画面とスキャン画像が表示される操作画面とが、操作画面の切り替えにより表示される。しかし、これらの操作画面を1つの操作画面に統合してもよい。
ユーザは、ユーザ端末10の表示部13に表示されている操作画面で宛先を選択する。選択された操作指示(宛先)は操作部14に受け付けられる。ユーザは、スキャンされた画像を確認する。ユーザは、スキャンされた画像をファクス送信するための操作指示“OK”を、操作画面を用いて選択する。選択された操作指示は操作部14に受け付けられる。受け付けられた操作指示(宛先及びOK)は無線ネットワークインターフェース11を介して複合装置20に送信される。
機能部27のファクス機能部は、無線ネットワークインターフェース21を介して操作指示(宛先及びOK)を受け付ける。ファクス機能部は、操作指示に従って、スキャンされた画像を宛先に送信する。
本実施の形態によれば、秘匿情報は、多くのユーザが視認可能な複合装置20の表示部221に表示されない。秘匿情報は、接続許可されたユーザ端末10の表示部13に表示されるのみである。秘匿情報は他のユーザに視認され難い。特定の者は秘匿情報を視認できるが、前記以外の者には秘匿性が確保される。
本実施の形態によれば、操作画面は、複合装置20の表示部221の他に、ユーザ端末10の表示部13にも表示される。これにより、両方の表示部を用いることにより、複合装置20の操作に関する情報を表示する領域が大きくなる。複合装置20の操作性が向上する。表示部の表示領域が大きくない複合装置に有効である。
<第2の実施の形態>
上記実施の形態は、複合装置20は、ユーザ端末10からの接続の認証要求が送信されるのを待っている例であった。本実施の形態は、複合装置20が接続の認証要求を送信するようにユーザ端末10にリクエストする例である。尚、上記実施の形態と同様の構成については、同じ番号を用いて説明することにより、詳細な説明は省略される。
上記実施の形態と異なる点について説明する。
認証部24は、秘匿情報を表示する指示がある旨の通知を操作部222から受け取る。認証部24は、この通知を受けると、接続の認証要求の送信のリクエストを、無線ネットワークインターフェース21を介してユーザ端末10に送信する。即ち、認証部24は、接続の認証要求の送信をユーザ端末10にリクエストする指示があるか否かを判断する。
操作部222は、ユーザが表示部221に表示されている操作画面を用いて秘匿情報を表示する旨の操作を行うと、その旨を認証部24に通知する。
無線ネットワークインターフェース11は、複合装置20から接続の認証要求の送信のリクエストを受信すると、接続の認証要求を送信する。
続いて、複合装置20の動作が説明される。図12は、複合装置20の動作を説明するフロー図である。
ステップ601及びステップ602の動作は、実施の形態1と同じである。
ログインが許可されると(ステップ602:Yes)、通常モードの操作画面が表示部221に表示される。機能部27は通常モードで機能を実行する(ステップ610)。
認証部24は、ユーザ端末10に接続の認証要求の送信をリクエストする指示があるか否かを判断する(ステップ902)。認証要求の送信をリクエストする指示が無いと判断されると(ステップ902:No)、ステップ610に戻る。認証要求の送信をリクエストする指示があると判断されると(ステップ902:Yes)、認証部24は無線ネットワークインターフェース21を介して認証要求の送信をユーザ端末10にリクエストする(ステップ903)。このリクエストに応答して、ユーザ端末10が無線ネットワークインターフェース11を介して送信した認証要求を受信する(ステップ603)。
接続の認証要求を受信した後の動作は、実施の形態1同様に、ステップ604からステップ610を行う。
<具体例3>
次に、第2の実施の形態において、ユーザによってファクス機能が選択された場合の具体的な動作を説明する。
操作画面(ログイン画面:図13を参照)が、複合装置20の表示部221に表示される。ユーザは自身に割り振られているユーザIDとパスワードとを入力する。ここではユーザID“AAA”、パスワード“FX001”が入力されたとする。
認証部24は、入力されたユーザID“AAA”とパスワード“FX001”とが関連付けられて、記憶部23のユーザログイン情報に記憶されているか否かを照合する。図2のログイン情報では、ユーザID“AAA”とパスワード“FX001”とが関連付けられて記憶されている。よって、ログインが許可される。
ログインが許可されると、通常モードの操作画面(メニュー画面:図14を参照)が表示部221に表示される。機能部27は通常モードで機能を実行する。ユーザがメニュー画面でファクスを選択すると、操作画面(設定画面:図15を参照)が表示部221に表示される。ここで、宛先が選択されたとする。
制御部25は、ログイン中のユーザIDに対応付けられている住所録を、LAN上のデータサーバから読み込む。機能部27のファクス機能部は、スキャンした画像を、ログイン中のユーザIDと関連付けてRAMに一時的に記憶させる。
通常モードで実行中であるため、秘匿情報が表示されないように制御された操作画面が表示部221に表示される(図16参照)。図16(1)は、秘匿情報自体が表示されないように制御された操作画面の例である。図16(2)は、秘匿情報を他の情報に置換した操作画面の例である。
ユーザが、秘匿情報が表示されるべき箇所(例えば、図16(1)(2)において点線で囲った箇所)を選択する。これを操作部222が認識する。操作部222は、ユーザが秘匿情報を表示する操作が行われた旨を認証部24に通知する。認証部24は接続の認証要求の送信を、無線ネットワークインターフェース21を介して、ユーザ端末10にリクエストする。このリクエストに応答して、ユーザ端末10は無線ネットワークインターフェース11を介して、接続の認証要求を送信する。ここで、接続の認証要求にMACアドレスとして“12−34−56−78−90−11”が含まれているとする。
認証部24は、無線ネットワークインターフェース21を介して接続の認証要求を受信する。MACアドレス“12−34−56−78−90−11”と、ログイン中のユーザID“AAA”とが関連付けられて、ユーザログイン情報で記憶されているか否かを照合する。図2のユーザログイン情報では、MACアドレス“12−34−56−78−90−11”とユーザID“AAA”とが対応付けられている。認証部24は、接続許可の認証結果を、無線ネットワークインターフェース21を介してユーザ端末10に送信する。
制御部25は、スキャンした画像と読み込んだ住所録の宛先情報とが表示されるように制御された操作画面の表示データをユーザ端末10に送信する。制御部12は、複合装置20から送信された表示データに基づいて操作画面を表示部13に表示する(図17のユーザ端末側の図を参照)。図17では、住所録の宛先が表示される操作画面とスキャン画像表示される操作画面とが、操作画面の切り替えにより表示される。しかし、これらの操作画面を1つの操作画面に統合してもよい。
複合装置20の表示部221には、住所録の宛先及びスキャン画像が表示されないように制御された操作画面(図17の複合装置側の図を参照)が表示されるのみである。即ち、秘匿情報は表示されない。
ユーザは、ユーザ端末10の表示部13に表示されている操作画面で宛先を選択する。選択された操作指示(宛先)は操作部14に受け付けられる。ユーザは、スキャンされた画像を確認する。ユーザは、スキャンされた画像をファクス送信するための操作指示“OK”を、操作画面を用いて選択する。選択された操作指示は操作部14に受け付けられる。受け付けられた操作指示(宛先及びOK)は無線ネットワークインターフェース11を介して複合装置20に送信される。機能部27のファクス機能部は、無線ネットワークインターフェース21を介して操作指示(宛先及びOK)を受け付ける。ファクス機能部は操作指示に従って、スキャンされた画像を宛先に送信する。
本実施の形態によれば、ユーザが秘匿情報を表示させる必要となった時点で、秘匿情報がユーザ端末10に表示される。故に、ユーザの利便性が高い。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、上記実施の形態に加えて行われる制御の例である。本実施の形態は、表示部13と表示部221とに表示されるそれぞれの操作画面で、同一機能部の操作において異なる操作指示が行えるように制御する例である。上記実施の形態と同様の構成は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
制御部25は、ユーザ端末10の表示部13と複合装置20の表示部221とで、同じ機能部の操作において、異なる操作指示が可能となるように操作画面を制御する。制御部25は、表示部221に表示されている操作画面が遷移しないように固定する。異なる操作指示は、少なくとも一つは異なるである。二つ以上異なる操作指示でも良い。
(実施例4)
本実施の形態が説明される。図18は、表示部13及び表示部221に表示される操作画面の一例である。ここでは、上記実施の形態で説明した処理を経て、既にユーザ認証及び端末認証が終了しているとして説明する。
操作画面(メニュー画面:図18(1)を参照)が表示部221に表示される。ここでユーザがコピー機能を選択したとする。操作画面(コピーの設定画面:図18(2)を参照)が表示部221に表示される。制御部25は、スクロールしないと表示できない操作指示が表示されるように制御した操作画面の表示データを、ユーザ端末10に送信する。この時、制御部25は、表示部221に表示されている操作画面を、スクロール出来ないように固定する。図18(3)は、表示部221に表示された操作画面と、表示部13に表示された操作画面の例である。図18(3)において、ユーザ端末側に秘匿情報が表示されておらず、選択できる操作指示のみの表示となっている。しかし、操作画面のスクロール又は操作指示の選択によって画面遷移して秘匿情報が表示されるべき画面になると、秘匿情報が表示される。
表示部221と表示部13とで異なる操作指示が行える操作画面が表示されるので、複合装置20の機能の操作に必要な情報が一度に多く表示される。
上述した本発明の端末は、上記説明からも明らかなように、ハードウェアで構成することも可能であるが、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。この場合、複合装置20は、プロセッサ121、メモリ(ROMやRAM)122、記憶装置(ハードディスク、半導体ディスクなど)123、入力装置(キーボード、マウス、タッチパネル)124、表示装置125、通信部126などのハードウェア資源を有する汎用のコンピュータによっても実現可能である(図19参照)。一部の機能のみをコンピュータプログラムにより実現することも可能である。
以上、好ましい実施の形態及び実施例が説明された。しかしながら、本発明は、必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形され実施できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
少なくとも一以上のプロセッサを有し、
前記プロセッサは、
情報処理装置の機能を操作するための操作画面であり、秘匿情報が表示されない第1の操作画面を前記情報処理装置に表示し、
前記情報処理装置の機能を操作するための操作画面であり、秘匿情報が表示された第2の操作画面を端末に表示するように制御する。
10 ユーザ端末
11 無線ネットワークインターフェース
12 制御部
13 表示部
20 複合装置
21 無線ネットワークインターフェース
22 操作パネル部
221 表示部
222 操作部
23 記憶部
24 認証部
25 制御部
26 有線ネットワークインターフェース
27 機能部

Claims (7)

  1. 自装置の機能を操作するための操作画面であり、スクロール操作ができないように画面を固定することで宛先情報を含む秘匿情報が表示されない第1の操作画面を前記自装置に表示し、
    前記自装置の機能を操作するための操作画面であり、前記秘匿情報がスクロール操作で出現するように表示された第2の操作画面を端末に表示し、
    前記秘匿情報に含まれる前記宛先に対して前記自装置の機能が発揮されるように制御を行う
    制御部を有する情報処理装置。
  2. 前記端末の認証情報を用いて、接続の認証を要求してきた端末を認証する認証部を有し、
    前記制御部は、前記第2の操作画面を認証された端末に表示するように制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記第2の操作画面が表示されている間は前記第1の操作画面を用いて行われる指示を無効にする制御を行う請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記秘匿情報の少なくとも一部を他の情報に置換して前記第1の操作画面の表示を制御する請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記第1の操作画面中において秘匿情報が表示されるべき箇所の選択に応答して、前記端末に前記第2の操作画面を表示するように制御する請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の操作画面の操作内容と前記第2の操作画面の操作内容とが異なるように、前記第1の操作画面と前記第2の操作画面との表示を制御する請求項1から請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置のプログラムであって、前記情報処理装置を、
    前記情報処理装置の機能を操作するための操作画面であり、スクロール操作ができないように画面を固定することで宛先情報を含む秘匿情報が表示されない第1の操作画面を前記情報処理装置に表示し、
    前記情報処理装置の機能を操作するための操作画面であり、前記秘匿情報がスクロール操作で出現するように表示された第2の操作画面を端末に表示し、
    前記秘匿情報に含まれる前記宛先に対して前記自装置の機能が発揮されるように制御を行う
    制御部として機能させるプログラム。
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