JP6837896B2 - グローブボックスのリッド - Google Patents

グローブボックスのリッド Download PDF

Info

Publication number
JP6837896B2
JP6837896B2 JP2017076049A JP2017076049A JP6837896B2 JP 6837896 B2 JP6837896 B2 JP 6837896B2 JP 2017076049 A JP2017076049 A JP 2017076049A JP 2017076049 A JP2017076049 A JP 2017076049A JP 6837896 B2 JP6837896 B2 JP 6837896B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
claw
receiving member
engaging
pair
outer panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017076049A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018176878A (ja
Inventor
宏章 石川
宏章 石川
純也 宇佐美
純也 宇佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Kojima Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd, Toyota Motor Corp, Kojima Industries Corp filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2017076049A priority Critical patent/JP6837896B2/ja
Publication of JP2018176878A publication Critical patent/JP2018176878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6837896B2 publication Critical patent/JP6837896B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

本発明は、グローブボックスのリッドに関し、詳しくは、アウターパネルと、アウターパネルの内側に接合されるインナーパネルとから成るグローブボックスのリッドに関する。
従来、自動車のインストルメントパネルのうちの助手席の向かい側には、小物入れとしての収納空間を有するグローブボックスが設けられている。この収納空間を開閉するリッドは、意匠面を有するアウターパネルと、アウターパネルの内側に接合されるインナーパネルとの2枚のパネルから構成されている。このように2枚のパネルから構成されていると、この2枚のパネルの隙間にリッドを閉状態に保持するロック機構を配置できる。したがって、ロック機構の配置によるリッドの見栄えの悪化を防止できる。
特開平8−294971号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、アウターパネルの内側に対するインナーパネルの接合を溶着(例えば、振動溶着)によって実施している。そのため、この溶着を実施するための設備が必要となっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、溶着を必要とすることなく、アウターパネルの内側に対するインナーパネルの接合を実施できるグローブボックスのリッドを提供することを課題とする。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、アウターパネルと、アウターパネルの内側に接合されるインナーパネルとから成るグローブボックスのリッドである。接合は、第1の係合構造と第2の係合構造とから構成されている。第1の係合構造は、アウターパネルまたはインナーパネルに形成された第1の爪部材と、インナーパネルまたはアウターパネルに形成され第1の爪部材に係合可能な第1の受け部材とから構成されている。第2の係合構造は、アウターパネルまたはインナーパネルに形成された第2の爪部材と、インナーパネルまたはアウターパネルに形成され第2の爪部材に係合可能な第2の受け部材とから構成されている。第1の爪部材には、一対の張出部と、挿入孔を有する段差部とが形成されている。第1の受け部材には、一対の張出部の張り出し方向と同じ方向に弾性変形可能な一対のリブから成る開口を有するコ字部材と、係合爪を有し一対のリブを橋渡す基壁から離れる方向に弾性変形可能な弾性片とが形成されている。第2の爪部材には、係合爪と、挿入孔を有する段差部とが形成されている。第2の受け部材は、係合爪の膨出方向と同じ方向に弾性変形可能なリブから成る開口を有するコ字部材と、係合爪を有しリブから離れる方向に弾性変形可能な弾性片とが形成されている。アウターパネルの内側にインナーパネルを相対的に接合させていくと、この接合にともない、第1の爪部材の挿入孔に第1の受け部材の弾性片が引き込まれていくと共に、第1の受け部材の開口に第1の爪部材の一対の張出部が挿し込まれていく。この引き込まれにともない、第1の受け部材の係合爪が第1の爪部材の挿入孔を乗り越えるように第1の受け部材の弾性片が弾性変形していく。また、この挿し込まれにともない、第1の爪部材の一対の張出部が第1の受け部材の一対のリブを乗り越えるように第1の受け部材の一対のリブが弾性変形していく。やがて、第1の爪部材の挿入孔の乗り越えと、第1の受け部材の一対のリブの乗り越えとが完了すると、第1の係合構造が係合状態になる。一方、この接合にともない、第2の爪部材の挿入孔に第2の受け部材の弾性片が引き込まれていくと共に、第2の受け部材の開口に第2の爪部材の係合爪が挿し込まれていく。この引き込まれにともない、第2の受け部材の係合爪が第2の爪部材の挿入孔を乗り越えるように第2の受け部材の弾性片が弾性変形していく。また、この挿し込まれにともない、第2の爪部材の係合爪が第2の受け部材のリブを乗り越えるように第2の受け部材のリブが弾性変形していく。やがて、第2の爪部材の挿入孔の乗り越えと、第2の受け部材のリブの乗り越えとが完了すると、第2の係合構造が係合状態になる。第1の受け部材のコ字部材には、インナーパネルまたはアウターパネルとの間に切り欠かれた切欠が形成されている。第2の受け部材のコ字部材には、インナーパネルまたはアウターパネルとの間に切り欠かれた切欠が形成されている
請求項1の発明によれば、第1の係合構造は、機械的な爪のロックによって実施されている。また、第2の係合構造も、機械的な爪のロックによって実施されている。そのため、溶着を必要とすることなく、アウターパネルの内側にインナーパネルを接合できる。また、第1の係合構造と第2の係合構造とを簡便な構造で実施できる。
実施例に係るグローブボックス1の全体斜視図である。 図1のリッド2の分解図である。 図2のアウターパネル3の内面図である。 図2のインナーパネル4の内面図である。 図3の第1の係合構造5(5b)を拡大した斜視図である。 図4の第1の係合構造5(5a)を拡大した斜視図である。 図5〜6の第1の係合構造5の係合を説明するA−A線で切った縦断面図であり、係合前の状態を示している。 図7において、係合の途中状態を示している。 図7において、係合が完了した状態を示している。 図5〜6の第1の係合構造5の係合を説明するB−B線で切った縦断面図であり、係合前の状態を示している。 図10において、係合の途中状態を示している。 図10において、係合が完了した状態を示している。 図5〜6の第1の係合構造5の係合が完了した状態を示している。 図3の第2の係合構造6(6b)を拡大した斜視図である。 図4の第2の係合構造6(6a)を拡大した斜視図である。 図14〜15の第2の係合構造6の係合を説明するC−C線で切った縦断面図であり、係合前の状態を示している。 図16において、係合の途中状態を示している。 図16において、係合が完了した状態を示している。 図14〜15の第2の係合構造6の係合を説明するD−D線で切った縦断面図であり、係合前の状態を示している。 図19において、係合の途中状態を示している。 図19において、係合が完了した状態を示している。 図14〜15の第2の係合構造6の係合が完了した状態を示している。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜22を用いて説明する。まず、図1〜2を参照して、本発明の実施例に係るグローブボックス1の全体構成を説明する。グローブボックス1は、自動車のインストルメントパネルのうちの助手席の向かい側に小物入れとしての収納空間2aを有するように設けられている。この収納空間2aを開閉するリッド2は、意匠面を有するアウターパネル3と、アウターパネル3の内側に接合され収納空間2aを形成する収納ボックス4dを有するインナーパネル4との2枚のパネル形状の部材から構成されている。
これら両パネル3、4の各内面3a、4aの縁には、内側に向けて折れ曲がった屈曲部3b、4bが形成されている(図1〜2参照)。これにより、これら両パネル3、4を接合させて成るリッド2の縁に隙間が生じることがない。そのため、出来上がったリッド2の見栄えを向上させることができる。なお、これら両パネル3、4の各内面3a、4aは、2種類の係合構造5、6(第1の係合構造5、第2の係合構造6)によって接合されている(図3〜4参照)。以下に、これら第1の係合構造5と第2の係合構造6とを個別に説明する。
はじめに、図5〜6を参照して、第1の係合構造5から説明する。この第1の係合構造5は、インナーパネル4の内面4aに設けられた第1の爪部材5aと、この第1の爪部材5aに対応するようにアウターパネル3の内面3aに設けられた第1の受け部材5bとから構成されている。
この第1の爪部材5aは、インナーパネル4の内面4aから突出するように形成された一対の張出部20と、挿入孔22aを有しインナーパネル4の内面4aから突出するように形成された段差部22とから構成されている(図6参照)。この一対の張出部20は、その先端側が丸みを帯びたR状を成している。これにより、後述するように、第1の受け部材5bの開口10aに第1の爪部材5aの一対の張出部20が挿し込まれていくとき、この挿し込みを滑らかに実施できる。
なお、このインナーパネル4の屈曲部4bにおける段差部22の両側には、切欠4cが設けられている。これにより、これら両パネル3、4を接合させたとき、アウターパネル3の一対の補助壁18がインナーパネル4の屈曲部4bに干渉することを防止できる。このように構成されている第1の爪部材5aは、インナーパネル4の内面4aの適宜の5個所に形成されている(図4参照)。
一方、第1の受け部材5bは、開口10aを有するように略コ字状にアウターパネル3の内面3aから突出するように形成されたコ字部材10と、係合爪16aを有しアウターパネル3の内面3aから突出するように形成された弾性片16とから構成されている(図5参照)。このコ字部材10は、基壁12と、この基壁12の両側から弾性を有するように張り出した一対のリブ14と、この一対のリブ14からさらに張り出した一対の補助壁18とから構成されている。この図5からも明らかなように、基壁12は、一対のリブ14を橋渡すように形成されている。この一対のリブ14は、一対の張出部20の張り出し方向と同じ方向に弾性変形可能に形成されている。また、この弾性片16は、基壁12から離れる方向に弾性変形可能に形成されている。
これら第1の爪部材5aと第1の受け部材5bとから第1の係合構造5は構成されている。また、この弾性片16の基端側の両縁には、一対の補助リブ16bが形成されている。このように構成されている第1の受け部材5bは、第1の爪部材5aに対応するように、アウターパネル3の内面3aの適宜の5個所に形成されている(図3参照)。
次に、図7〜13を参照して、この第1の係合構造5の係合動作について説明する。まず、図7、10に示すように、アウターパネル3の内面3aにインナーパネル4の内面4aを接合させていく。すると、第1の爪部材5aの挿入孔22aに第1の受け部材5bの弾性片16が引き込まれていくと共に、第1の受け部材5bの開口10aに第1の爪部材5aの一対の張出部20が挿し込まれていく。
この引き込まれにともない、第1の受け部材5bの係合爪16aが第1の爪部材5aの挿入孔22aを乗り越えるように第1の受け部材5bの弾性片16が弾性変形していく(図8参照)。やがて、第1の爪部材5aの挿入孔22aの乗り越えが完了すると、この第1の受け部材5bの弾性変形した弾性片16が弾性変形する前の状態に戻される(復元する)。
これにより、第1の受け部材5bの弾性片16の係合爪16aが第1の爪部材5aの挿入孔22aの縁に引っ掛かる(図9参照)。この引っ掛かかり状態を「第1Aの引っ掛かり状態」と記す。この第1Aの引っ掛かり状態になると、第1の受け部材5bの補助リブ16bの先端面16cと第1の爪部材5aの段差部22の表面22bとが接した状態となる。そのため、この第1Aの引っ掛かり状態において、第1の爪部材5aの一対の張出部20の挿し込み/抜き方向に生じるガタを抑制できる。
一方、この挿し込まれにともない、第1の爪部材5aの一対の張出部20が乗り越えるように第1の受け部材5bの一対のリブ14が弾性変形していく(図11参照)。やがて、第1の受け部材5bの一対のリブ14の乗り越えが完了すると、この第1の受け部材5bの弾性変形した一対のリブ14が弾性変形する前の状態に戻される(復元する)。これにより、第1の爪部材5aの張出部20が第1の受け部材5bの一対のリブ14の縁に引っ掛かる(図12参照)。この引っ掛かかり状態を「第1Bの引っ掛かり状態」と記す。これら第1Aの引っ掛かり状態と第1Bの引っ掛かり状態とによって、第1の係合構造5が係合状態になる(図13参照)。
なお、上述した第1Bの引っ掛かり状態を達成させる過程において、第1の受け部材5bの一対のリブ14を弾性変形させるため、この相手側である第1の爪部材5aの一対の張出部20を弾性変形させる必要がない。そのため、インナーパネル4において、この一対の張出部20の周囲をスリットを介してガイドする補助部材を設ける必要がない。したがって、インナーパネル4の内面4aからの一対の張出部20の張り出し量(内側に向けた突出量)を抑えることができるため、出来上がるリッド2の厚みを薄くできる。このことは、後述する係合爪40においても同様である。
次に、図14〜15を参照して、第2の係合構造6を説明する。この第2の係合構造6は、インナーパネル4の内面4aに設けられた第2の爪部材6aと、この第2の爪部材6aに対応するようにアウターパネル3の内面3aに設けられた第2の受け部材6bとから構成されている。
この第2の爪部材6aは、インナーパネル4の内面4aから突出するように形成された係合爪40と、挿入孔42aを有しインナーパネル4の内面4aから突出するように形成された段差部42とから構成されている(図15参照)。この係合爪40は、その先端側が丸みを帯びたテーパ状を成している。これにより、後述するように、第2の受け部材6bの開口30aに第2の爪部材6aの係合爪40が挿し込まれていくとき、この挿し込みを滑らかに実施できる。このように構成されている第2の爪部材6aは、インナーパネル4の内面4aの適宜の14個所に形成されている(図4参照)。
一方、第2の受け部材6bは、開口30aを有するように略コ字状にアウターパネル3の内面3aから突出するように形成されたコ字部材30と、係合爪36aを有しアウターパネル3の内面3aから突出するように形成された弾性片36とから構成されている(図14参照)。このコ字部材10は、一対の基壁32と、この一対の基壁32から弾性を有するように橋渡したリブ34とから構成されている。このリブ34は、係合爪40膨出方向と同じ方向に弾性変形可能に形成されている。この弾性片36は、リブ34から離れる方向に弾性変形可能に形成されている。
これら第2の爪部材6aと第2の受け部材6bとから第2の係合構造6は構成されている。また、この弾性片36の基端側の両縁には、一対の補助リブ36bが形成されている。このように構成されている第2の受け部材6bは、第2の爪部材6aに対応するように、アウターパネル3の内面3aの適宜の14個所に形成されている(図3参照)。
次に、図16〜22を参照して、この第2の係合構造6の係合動作について説明する。まず、図16、19に示すように、アウターパネル3の内面3aにインナーパネル4の内面4aを接合させていく。すると、第2の爪部材6aの挿入孔42aに第2の受け部材6bの弾性片36が引き込まれていくと共に、第2の受け部材6bの開口30に第2の爪部材6aの係合爪40が挿し込まれていく。
この引き込まれにともない、第2の受け部材6bの係合爪36aが第2の爪部材6aの挿入孔42aを乗り越えるように第2の受け部材6bの弾性片36が弾性変形していく(図17参照)。やがて、第2の爪部材6aの挿入孔42aの乗り越えが完了すると、この第2の受け部材6bの弾性変形した弾性片36が弾性変形する前の状態に戻される(復元する)。
これにより、第2の受け部材6bの弾性片36の係合爪36aが第3の爪部材6aの挿入孔42aの縁に引っ掛かる(図18参照)。この引っ掛かかり状態を「第2Aの引っ掛かり状態」と記す。この第2Aの引っ掛かり状態になると、第2の受け部材6bの補助リブ36bの先端面36cと第2の爪部材6aの段差部42の表面42bとが接した状態となる。そのため、この第2Aの引っ掛かり状態において、第2の爪部材6aの係合爪40の挿し込み/抜き方向に生じるガタを抑制できる。
一方、この挿し込まれにともない、第2の爪部材6aの係合爪40が乗り越えるように第2の受け部材6bのリブ34が弾性変形していく(図20参照)。やがて、第2の受け部材6bのリブ34の乗り越えが完了すると、この第2の受け部材6bの弾性変形したリブ34が弾性変形する前の状態に戻される(復元する)。これにより、第2の爪部材6aの係合爪40が第2の受け部材6bのリブ34の縁に引っ掛かる(図21参照)。この引っ掛かかり状態を「第2Bの引っ掛かり状態」と記す。これら第2Aの引っ掛かり状態と第2Bの引っ掛かり状態とによって、第2の係合構造6が係合状態になる(図22参照)。
これら第1の係合構造5が係合状態になることと、第2の係合構造6が係合状態になることとによりアウターパネル3の内面3aにインナーパネル4の内面4aが接合されることとなる。すなわち、アウターパネル3の内側にインナーパネル4が接合されることとなる。このようにして接合されることでリッド2が出来上がる。なお、上述した第1の係合構造5の係合動作と第2の係合構造6の係合動作との説明を個別に説明したが、これらの係合動作は同時に行われるものである。
本発明の実施例に係るグローブボックス1のリッド2は、上述したように構成されている。この構成によれば、アウターパネル3の内側に対するインナーパネル4の接合は、第1の係合構造5と第2の係合構造6とによって実施されている。この第1の係合構造5は、第1の爪部材5aと、この第1の爪部材5aに係合可能な第1の受け部材5bとによって実施されている。すなわち、この第1の係合構造5は、機械的な爪のロックによって実施されている。また、この第2の係合構造6は、第2の爪部材6aと、この第2の爪部材6aに係合可能な第2の受け部材6bとによって実施されている。すなわち、この第2の係合構造6は、機械的な爪のロックによって実施されている。そのため、溶着を必要とすることなく、アウターパネル3の内側に対するインナーパネル4の接合を実施できる。
また、この構成によれば、第1の爪部材5aは、インナーパネル4の内面4aから突出するように形成された一対の張出部20と、挿入孔22aを有しインナーパネル4の内面4aから突出するように形成された段差部22とから構成されている。また、第1の受け部材5bは、開口10aを有するように略コ字状にアウターパネル3の内面3aから突出するように形成されたコ字部材10と、係合爪16aを有しアウターパネル3の内面3aから突出するように形成された弾性片16とから構成されている。一方、第2の爪部材6aは、インナーパネル4の内面4aから突出するように形成された係合爪40と、挿入孔42aを有しインナーパネル4の内面4aから突出するように形成された段差部42とから構成されている。また、第2の受け部材6bは、開口30aを有するように略コ字状にアウターパネル3の内面3aから突出するように形成されたコ字部材30と、係合爪36aを有しアウターパネル3の内面3aから突出するように形成された弾性片36とから構成されている。そのため、第1の係合構造5と第2の係合構造6とを簡便な構造で実施できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、第1の爪部材5aと第2の爪部材6aとは、インナーパネル4の内面4aに設けられ、第1の受け部材5bと第2の受け部材6bとは、アウターパネル3の内面3aに設けられる形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、第1の爪部材5aと第2の爪部材6aとは、アウターパネル3の内面3aに設けられ、第1の受け部材5bと第2の受け部材6bとは、インナーパネル4の内面4aに設けられる形態でも構わない。もちろん、第1の爪部材5aと第2の爪部材6aとのうちの一方がインナーパネル4の内面4aに設けられ、同他方がアウターパネル3の内面3aに設けられる形態でも構わない。このことは、第1の受け部材5bと第2の受け部材6bとにおいても同様である。
また、実施例では、アウターパネル3の内面3aにインナーパネル4の内面4aを接合させていく形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、インナーパネル4の内面4aにアウターパネル3の内面3aを接合させていく形態でも構わない。すなわち、アウターパネル3の内面3aとインナーパネル4の内面4aとが相対的に接合されていく形態であれば構わない。
また、実施例では、収納空間2aを形成する収納ボックス4dは、インナーパネル4に形成される形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、収納空間2aを形成する収納ボックス4dは、インストルメントパネルの開口側に形成されていても構わない。その場合、収納ボックス4dは、インナーパネル4に形成しなくてよい。
1 グローブボックス
2 リッド
3 アウターパネル
4 インナーパネル
5 第1の係合構造
5a 第1の爪部材
5b 第1の受け部材
6 第2の係合構造
6a 第2の爪部材
6b 第2の受け部材
10 コ字部材
10a 開口
14 リブ
16 弾性片
16a 係合爪
20 張出部
22a 挿入孔
22 段差部
30 コ字部材
30a 開口
34 リブ
36 弾性片
36a 係合爪
40 係合爪
42a 挿入孔
44 段差部



Claims (1)

  1. アウターパネルと、前記アウターパネルの内側に接合されるインナーパネルとから成るグローブボックスのリッドであって、
    前記接合は、第1の係合構造と第2の係合構造とから構成されており、
    前記第1の係合構造は、
    前記アウターパネルまたは前記インナーパネルに形成された第1の爪部材と、
    前記インナーパネルまたは前記アウターパネルに形成され前記第1の爪部材に係合可能な第1の受け部材と、から構成されており、
    前記第2の係合構造は、
    前記アウターパネルまたは前記インナーパネルに形成された第2の爪部材と、
    前記インナーパネルまたは前記アウターパネルに形成され前記第2の爪部材に係合可能な第2の受け部材と、から構成されており、
    前記第1の爪部材には、一対の張出部と、挿入孔を有する段差部とが形成されており、
    前記第1の受け部材には、前記一対の張出部の張り出し方向と同じ方向に弾性変形可能な一対のリブから成る開口を有するコ字部材と、係合爪を有し前記一対のリブを橋渡す基壁から離れる方向に弾性変形可能な弾性片とが形成されており、
    前記第2の爪部材には、係合爪と、挿入孔を有する段差部とが形成されており、
    前記第2の受け部材は、前記係合爪の膨出方向と同じ方向に弾性変形可能なリブから成る開口を有するコ字部材と、係合爪を有し前記リブから離れる方向に弾性変形可能な弾性片とが形成されており、
    前記アウターパネルの内側に前記インナーパネルを相対的に接合させていくと、
    この接合にともない、前記第1の爪部材の挿入孔に前記第1の受け部材の弾性片が引き込まれていくと共に、前記第1の受け部材の開口に前記第1の爪部材の一対の張出部が挿し込まれていき、
    この引き込まれにともない、前記第1の受け部材の係合爪が前記第1の爪部材の挿入孔を乗り越えるように前記第1の受け部材の弾性片が弾性変形していき、
    この挿し込まれにともない、前記第1の爪部材の一対の張出部が前記第1の受け部材の一対のリブを乗り越えるように前記第1の受け部材の一対のリブが弾性変形していき、
    前記第1の爪部材の挿入孔の乗り越えと、前記第1の受け部材の一対のリブの乗り越えと、が完了すると、前記第1の係合構造が係合状態になり、
    この接合にともない、前記第2の爪部材の挿入孔に前記第2の受け部材の弾性片が引き込まれていくと共に、前記第2の受け部材の開口に前記第2の爪部材の係合爪が挿し込まれていき、
    この引き込まれにともない、前記第2の受け部材の係合爪が前記第2の爪部材の挿入孔を乗り越えるように前記第2の受け部材の弾性片が弾性変形していき、
    この挿し込まれにともない、前記第2の爪部材の係合爪が前記第2の受け部材のリブを乗り越えるように前記第2の受け部材のリブが弾性変形していき、
    前記第2の爪部材の挿入孔の乗り越えと、前記第2の受け部材のリブの乗り越えと、が完了すると、前記第2の係合構造が係合状態になり、
    前記第1の受け部材の前記コ字部材には、前記インナーパネルまたは前記アウターパネルとの間に切り欠かれた切欠が形成され、
    前記第2の受け部材の前記コ字部材には、前記インナーパネルまたは前記アウターパネルとの間に切り欠かれた切欠が形成されているグローブボックスのリッド。
JP2017076049A 2017-04-06 2017-04-06 グローブボックスのリッド Active JP6837896B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017076049A JP6837896B2 (ja) 2017-04-06 2017-04-06 グローブボックスのリッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017076049A JP6837896B2 (ja) 2017-04-06 2017-04-06 グローブボックスのリッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018176878A JP2018176878A (ja) 2018-11-15
JP6837896B2 true JP6837896B2 (ja) 2021-03-03

Family

ID=64280758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017076049A Active JP6837896B2 (ja) 2017-04-06 2017-04-06 グローブボックスのリッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6837896B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018176878A (ja) 2018-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5210329B2 (ja) クリップ
JP2008094464A (ja) ケースの嵌合構造
JP5219696B2 (ja) コネクタ
JP2019196131A (ja) 内装用カバー取付構造
JP6837896B2 (ja) グローブボックスのリッド
JP4597943B2 (ja) スタッド固定クリップ
JP2009142125A (ja) ワイヤーハーネス用プロテクタ
JP5161007B2 (ja) クリップ
JPH10316156A (ja) 本体と蓋体とのロック構造
JP2019110617A (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JPH06227553A (ja) ロック構造
JP4226450B2 (ja) ロック構造
JP2007134652A (ja) 部材係止構造
JP6680708B2 (ja) 車両用内装部品
JP4717041B2 (ja) プロテクタのロック構造
WO2015080153A1 (ja) 留め具
JP6597152B2 (ja) 車両のドア開口部構造
JP5682090B2 (ja) クリップ
JP5356293B2 (ja) カバーの組み付け構造
JP2008296677A (ja) アシストグリップ取付け用クリップ
JP5109519B2 (ja) ロック構造およびロック構造を備えたワイヤハーネス用のプロテクタ
JP5046898B2 (ja) プロテクタの固定構造
JP6238118B2 (ja) グローブボックス取付構造
JP6736059B2 (ja) 棒体抜止機構
JP6236028B2 (ja) 車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6837896

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250