JP6836909B2 - 防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、防振装置に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の外側取付部材、および他方に連結されるとともに、外側取付部材の内側に配置された内側取付部材と、外側取付部材と内側取付部材とを連結するとともに、外側取付部材の中心軸線に沿う軸方向に間隔をあけて配置された一対の第1弾性体と、外側取付部材と内側取付部材とを連結するとともに、一対の第1弾性体間の液室を、前記軸方向に複数の液室に仕切る仕切部材と、複数の液室を前記軸方向にさらに区画する第2弾性体と、を備えた防振装置が知られている。
特開平8−4824号公報
しかしながら、前記従来の防振装置では、振動の入力時に高ばねになりやすいという問題があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、高い減衰性能を発揮させつつ、振動の入力時における高ばね化を抑えることができる防振装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の防振装置は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の外側取付部材、および他方に連結されるとともに、前記外側取付部材の内側に配置された内側取付部材と、前記外側取付部材と前記内側取付部材とを連結するとともに、前記外側取付部材の中心軸線に沿う軸方向に間隔をあけて配置された一対の第1本体ゴムと、前記外側取付部材と前記内側取付部材とを連結するとともに、一対の前記第1本体ゴム間の液室を、前記軸方向に第1液室と第2液室とに仕切る仕切部材と、前記第1液室を、前記第1本体ゴムを隔壁の一部とする第1受圧液室、および前記仕切部材を隔壁の一部とする第2受圧液室に区画する第2本体ゴムと、前記第2液室を、前記第1本体ゴムを隔壁の一部とする第3受圧液室、および前記仕切部材を隔壁の一部とする第4受圧液室に区画する第3本体ゴムと、を備え、前記仕切部材には、前記第3受圧液室および前記第4受圧液室のうちのいずれか一方と、前記第1受圧液室と、を連通する第1制限通路と、前記第3受圧液室および前記第4受圧液室のうちのいずれか他方と、前記第2受圧液室と、を連通する第2制限通路と、が形成され、前記第1制限通路および前記第2制限通路それぞれの流通抵抗が、互いに異なり、前記仕切部材は、前記外側取付部材に連結された環状の外側剛体部と、前記内側取付部材に連結された環状の内側剛体部と、前記外側剛体部と前記内側剛体部とを連結する環状の弾性部と、を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、振動が入力されると、第1本体ゴム、第2本体ゴム、および第3本体ゴムがそれぞれ弾性変形し、第1液室および第2液室の各液圧が変動しようとする。このとき液体が、第1液室と第2液室との間を第1制限通路および第2制限通路を通して往来し、振動が減衰、吸収される。
そしてこの際、第1制限通路および第2制限通路が連通する4つ全ての液室が、第1〜第3本体ゴムのうちの少なくとも1つを隔壁の一部に有していて、振動の入力に伴い液圧が変動する受圧液室となっているので、振動の入力時における液圧の変動量が大きくなり、高い減衰性能を発揮させることができる。
また、第1制限通路および第2制限通路それぞれの共振周波数が互いに異なっているので、共振周波数が2つ存在することとなり、第1制限通路および第2制限通路それぞれにおける液柱共振に基づく減衰特性の各ピーク間を平準化させることが可能になり、動ばねが幅広い周波数帯域で低減されることとなり、振動の入力時における高ばね化を抑えることができる。
弾性部が、外側剛体部と内側剛体部とを連結しているので、例えば仕切部材を、外側取付部材および内側取付部材に組み付けるときに、弾性部を変形させることで組み付け易くすることが可能になり、組み付け性を向上させ易くすることができる。
また、前記第1制限通路は、前記第1受圧液室と前記第3受圧液室とを連通し、前記第2制限通路は、前記第2受圧液室と前記第4受圧液室とを連通してもよい。
この場合には、前記軸方向の外側に位置する第1受圧液室と第3受圧液室とが第1制限通路を通して互いに連通し、前記軸方向の内側に位置する第2受圧液室と第4受圧液室とが第2制限通路を通して互いに連通することとなり、例えば、第1制限通路および第2制限通路を互いに交差させる必要がなくなる等、第1制限通路および第2制限通路を容易に形成することができる。
本発明によれば、高い減衰性能を発揮させつつ、振動の入力時における高ばね化を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る防振装置の縦断面図である。 図1に示す防振装置における第1〜第4受圧液室と、第1制限通路および第2制限通路と、の連通状態を示す模式図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る防振装置10について説明する。
図1および図2に示すように、防振装置10は、内部に液体(例えばエチレングリコール、水、シリコーンオイル等)が封入された、いわゆる液体封入型である。防振装置10は、例えばキャビンマウント等に好適に適用することができる。
図1に示すように、防振装置10は、筒状の外側取付部材11と、内側取付部材12と、一対の第1本体ゴム13と、第2本体ゴム14と、第3本体ゴム15と、仕切部材16と、を備え、仕切部材16には、第1制限通路51と第2制限通路52とが形成されている。
防振装置10は、図示しない振動発生部と振動受部との間に配置され、外側取付部材11が振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結され、内側取付部材12が振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に連結される。
以下の説明において、外側取付部材11の中心軸線Oに沿う方向を軸方向といい、軸方向に沿う外側取付部材11の中央部側を軸方向の内側といい、外側取付部材11の開口部側を軸方向の外側という。また、軸方向から見た平面視で、中心軸線Oに直交する方向を径方向という。
外側取付部材11は、軸方向の内側部分が縮径されている。外側取付部材11の内側には、中間筒部材21が嵌合されている。中間筒部材21は、軸方向に間隔をあけて一対配設されている。
中間筒部材21は、外側取付部材11における軸方向の外端部内に嵌合された大径筒部21Bと、大径筒部21Bより軸方向の内側に配置された小径筒部21Aと、を備えている。小径筒部21Aにおける軸方向の外端部には、径方向の外側に向けて突出する内フランジ部21Cが形成されている。
小径筒部21Aの外周面は、外側取付部材11の内周面と径方向に隙間を設けて対向している。
大径筒部21Bにおける軸方向の外端部には、径方向の外側に向けて突出し、外側取付部材11に固定される固定フランジ部21Dが形成されている。
外側取付部材11の軸方向の両端部には、径方向の内側に向けて折り曲げられた折曲部11Aが形成されている。折曲部11Aにより、軸方向の外側から、中間筒部材21における固定フランジ部21Dの径方向の外端部が覆われることで、中間筒部材21が外側取付部材11に固定されている。
内側取付部材12は、外側取付部材11の径方向の内側に配置されている。内側取付部材12は筒状をなし、中心軸線Oと同軸に配置されている。また、外側取付部材11および内側取付部材12それぞれにおける軸方向の中央部の位置は、互いに同等となっている。
内側取付部材12の軸方向の両端部はそれぞれ、外側取付部材11から軸方向の外側に突出している。内側取付部材12の軸方向の両端部には、径方向の外側に向けて突出する取付フランジ部12Aが各別に形成されている。
一対の第1本体ゴム13は、外側取付部材11と内側取付部材12とを連結するとともに、軸方向に間隔をあけて配置されている。第1本体ゴム13は、中間筒部材21を介して、外側取付部材11に連結されている。
第1本体ゴム13は環状をなしている。第1本体ゴム13は、径方向の外側に向かうに従い漸次、軸方向の内側に向けて延びている。
第1本体ゴム13における径方向の外端部は、中間筒部材21における大径筒部21Bの内周面に加硫接着され、第1本体ゴム13における径方向の内端部は、内側取付部材12の外周面に加硫接着されている。
液室30は、外側取付部材11、内側取付部材12、および一対の第1本体ゴム13により囲まれた空間となっている。図示の例では、液室30は、外側取付部材11に嵌合された中間筒部材21の内周面、内側取付部材12の外周面、および一対の第1本体ゴム13それぞれにおける軸方向の内側を向く内面により囲まれた空間となっている。
仕切部材16は、外側取付部材11と内側取付部材12とを連結するとともに、第1本体ゴム13間の液室30を、軸方向に第1液室31と第2液室32とに仕切っている。仕切部材16は環状をなし、液室30における軸方向の中央部に配設されている。仕切部材16の外周面は外側取付部材11の内周面に連結され、仕切部材16の内周面は内側取付部材12の外周面に連結されている。仕切部材16の、後述する外側剛体部16Aは、一対の中間筒部材21同士の軸方向の隙間に配設されている。
第1液室31および第2液室32それぞれの容積は、互いに同等とされている。なお、第1液室31および第2液室32それぞれの容積は、互いに異なっていてもよい。
第2本体ゴム14は、第1液室31を、第1本体ゴム13を隔壁の一部とする第1受圧液室41、および仕切部材16を隔壁の一部とする第2受圧液室42に区画している。
第2本体ゴム14および第3本体ゴム15は、環状をなしている。第2本体ゴム14および第3本体ゴム15は、径方向の外側に向かうに従い漸次、軸方向の内側に向けて延びている。第2本体ゴム14および第3本体ゴム15における径方向の各外端部は、中間筒部材21における小径筒部21Aの内周面に加硫接着され、第2本体ゴム14および第3本体ゴム15における径方向の各内端部は、内側取付部材12の外周面に加硫接着されている。
第1受圧液室41は、外側取付部材11、内側取付部材12、第1本体ゴム13、および第2本体ゴム14により囲まれた空間となっている。図示の例では、第1受圧液室41は、外側取付部材11に嵌合された中間筒部材21の内周面、第1本体ゴム13における軸方向の内側を向く内面、内側取付部材12の外周面、および第2本体ゴム14における軸方向の外側を向く外面により囲まれた空間となっている。
第2受圧液室42は、内側取付部材12、仕切部材16、および第2本体ゴム14を隔壁として囲まれた空間となっている。図示の例では、第2受圧液室42は、内側取付部材12の外周面、仕切部材16における軸方向の外側を向く外面、および第2本体ゴム14における軸方向の内側を向く内面により囲まれた空間となっている。
第3受圧液室43は、外側取付部材11、内側取付部材12、第1本体ゴム13、および第3本体ゴム15により囲まれた空間となっている。図示の例では、第3受圧液室43は、外側取付部材11に嵌合された中間筒部材21の内周面、第1本体ゴム13における軸方向の内側を向く内面、内側取付部材12の外周面、および第3本体ゴム15における軸方向の外側を向く外面により囲まれた空間となっている。
第4受圧液室44は、内側取付部材12、仕切部材16、および第3本体ゴム15を隔壁として囲まれた空間となっている。図示の例では、第4受圧液室44は、内側取付部材12の外周面、仕切部材16における軸方向の外側を向く外面、および第3本体ゴム15における軸方向の内側を向く内面により囲まれた空間となっている。
第2本体ゴム14および第3本体ゴム15の体積は、互いに同等とされ、第1本体ゴム13の体積よりも小さくなっている。
第1受圧液室41および第3受圧液室43の容積は互いに同等とされ、第2受圧液室42および第4受圧液室44の容積は互いに同等とされている。また、第1受圧液室41および第3受圧液室43は、第2受圧液室42および第4受圧液室44よりも縦断面視における軸方向の大きさが小さくなっている。なお、第1〜第3本体ゴムの体積および第1〜第4受圧液室の形状については、このような態様に限られず、任意に変更可能である。
仕切部材16には、第3受圧液室43および第4受圧液室44のうちのいずれか一方と、第1受圧液室41と、を連通する第1制限通路51と、第3受圧液室43および第4受圧液室44のうちのいずれか他方と、第2受圧液室42と、を連通する第2制限通路52と、が形成されている。
図示の例では、図2に示すように、第1制限通路51は、第1受圧液室41と第3受圧液室43とを連通し、第2制限通路52は、第2受圧液室42と第4受圧液室44とを連通している。
そして本実施形態では、第1制限通路51および第2制限通路52それぞれの流通抵抗が、互いに異なっている。図示の例では、第1制限通路51および第2制限通路52の流路断面積が互いに同等とされ、第1制限通路51の流路長と、第2制限通路52の流路長と、が互いに異なっている。
図1に示すように、第1制限通路51は、仕切部材16のうち、第2受圧液室42および第4受圧液室44よりも径方向の外側に位置する部分に形成されている。第2制限通路52は、仕切部材16のうち、第1制限通路51より径方向の内側に位置する部分に形成されている。
また本実施形態では、仕切部材16は、外側取付部材11に連結された筒状の外側剛体部16Aと、内側取付部材12に連結された環状の内側剛体部16Bと、外側剛体部16Aと内側剛体部16Bとを連結する環状の弾性部16Cと、を備えている。
外側剛体部16Aおよび内側剛体部16Bそれぞれにおける軸方向の中央部の位置は、互いに同等となっている。外側剛体部16Aにおける軸方向の外端部は、内側剛体部16Bよりも軸方向の外側に突出している。
外側剛体部16Aの軸方向の外端部は、中間筒部材21における小径筒部21Aの外周面と、外側取付部材11の内周面と、の間の径方向の隙間に嵌合されている。
小径筒部21Aの内フランジ部21Cが、大径筒部21Bの軸方向の内端部と、外側剛体部16Aの軸方向の外端部と、により軸方向に挟まれている。
外側剛体部16Aの外周面には、全周にわたって延びるとともに、軸方向の一方側から他方側に向けて延びる流路溝16Dが形成されている。流路溝16Dと外側取付部材11の内周面とに囲まれた空間が、第1制限通路51とされている。内側剛体部16Bに第2制限通路52が形成されている。
外側剛体部16Aの内周面における軸方向の中央部には、径方向の内側に向けて突出する係止突部16Eが形成されている。係止突部16Eにおける軸方向の外側を向く外面に、中間筒部材21の小径筒部21Aの軸方向の内端部が係止されている。
外側剛体部16Aにおける係止突部16Eの内周面と、内側剛体部16Bの外周面と、に弾性部16Cが全周にわたって加硫接着されることにより、外側剛体部16Aと内側剛体部16Bとが、互いに連結されている。弾性部16Cの体積は、第1本体ゴム13、第2本体ゴム14、および第3本体ゴム15の体積よりも小さくなっている。
第1制限通路51の流路長は、第2制限通路52の流路長よりも長くなっている。これにより、第1制限通路51の流通抵抗が、第2制限通路52の流通抵抗よりも大きくなっている。
なお、このような態様に限られず、第1制限通路51および第2制限通路52それぞれの流路断面積および流路長は任意に変更可能である。例えば、第1制限通路51を内側剛体部16Bに形成し、第2制限通路52を外側剛体部16Aに形成する等してもよい。また、第2制限通路52の流通抵抗が、第1制限通路51の流通抵抗よりも大きくなってもよい。
次に、防振装置10の作用について説明する。
軸方向の振動が入力されると、第1受圧液室41および第2受圧液室42を有する第1液室31、並びに、第3受圧液室43および第4受圧液室44を有する第2液室32のうちのいずれか一方が、圧縮変形する一方、他方は拡張変形することとなる。この際、一対の第1本体ゴム13、第2本体ゴム14、第3本体ゴム15、および仕切部材16の弾性部16Cがそれぞれ弾性変形する。
これにより、第1受圧液室41と第3受圧液室43との間を第1制限通路51を通して液体が流通する一方、第2受圧液室42と第4受圧液室44との間を第2制限通路52を通して液体が流通する。したがって、第1制限通路51および第2制限通路52を通して液体が往来し、第1制限通路51および第2制限通路52で液柱共振が生じて振動が減衰、吸収される。
この際、第1制限通路51および第2制限通路52それぞれにおける共振周波数が互いに異なっているので、幅広い周波数帯域において減衰特性を発揮することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る防振装置10によれば、第1制限通路51および第2制限通路52が連通する4つ全ての液室が、第1本体ゴム13、第2本体ゴム14、および第3本体ゴム15のうちの少なくとも1つを隔壁の一部に有していて、振動の入力に伴い液圧が変動する受圧液室となっているので、振動の入力時における液圧の変動量が大きくなり、高い減衰性能を発揮させることができる。
また、第1制限通路51および第2制限通路52それぞれの共振周波数が互いに異なっているので、共振周波数が2つ存在することとなり、第1制限通路51および第2制限通路52それぞれにおける液柱共振に基づく減衰特性の各ピーク間を平準化させることが可能になり、動ばねが幅広い周波数帯域で低減されることとなり、振動の入力時における高ばね化を抑えることができる。
また、軸方向の外側に位置する第1受圧液室41と第3受圧液室43とが第1制限通路51を通して互いに連通し、軸方向の内側に位置する第2受圧液室42と第4受圧液室44とが第2制限通路52を通して互いに連通しているので、第1制限通路51および第2制限通路52を互いに交差させる必要がなくなる等、第1制限通路51および第2制限通路52を容易に形成することができる。
また、仕切部材16のうち、弾性部16Cが外側剛体部16Aと内側剛体部16Bとを連結しているので、例えば仕切部材16を、外側取付部材11および内側取付部材12に組み付けるときに、弾性部16Cを変形させることで組み付け易くすることが可能になり、組み付け性を向上させ易くすることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、第1制限通路51が、第1受圧液室41と第3受圧液室43とを連通し、第2制限通路52が、第2受圧液室42と第4受圧液室44とを連通した構成を示したが、このような態様に限られない。第1制限通路が、第1受圧液室41と第4受圧液室44とを連通し、第2制限通路が、第2受圧液室42と第3受圧液室43とを連通してもよい。
また、上記実施形態においては、仕切部材16が、外側取付部材11に連結された環状の外側剛体部16Aと、内側取付部材12に連結された環状の内側剛体部16Bと、外側剛体部16Aと内側剛体部16Bとを連結する環状の弾性部16Cと、を備えている構成を示したが、このような態様に限られない。仕切部材は、例えば剛体部のみを備えてもよい。
また、上記実施形態においては、防振装置10が、第2本体ゴム14および第3本体ゴム15を、それぞれ1つずつ備えた構成を示したが、このような態様に限られない。防振装置10は、第2本体ゴム14および第3本体ゴム15を、それぞれ複数ずつ備え、液室30に5つ以上の受圧液室が区画されてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 防振装置
11 外側取付部材
12 内側取付部材
13 第1本体ゴム
14 第2本体ゴム
15 第3本体ゴム
16 仕切部材
16A 外側剛体部
16B 内側剛体部
16C 弾性部
31 第1液室
32 第2液室
41 第1受圧液室
42 第2受圧液室
43 第3受圧液室
44 第4受圧液室
51 第1制限通路
52 第2制限通路

Claims (2)

  1. 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の外側取付部材、および他方に連結されるとともに、前記外側取付部材の内側に配置された内側取付部材と、
    前記外側取付部材と前記内側取付部材とを連結するとともに、前記外側取付部材の中心軸線に沿う軸方向に間隔をあけて配置された一対の第1本体ゴムと、
    前記外側取付部材と前記内側取付部材とを連結するとともに、一対の前記第1本体ゴム間の液室を、前記軸方向に第1液室と第2液室とに仕切る仕切部材と、
    前記第1液室を、前記第1本体ゴムを隔壁の一部とする第1受圧液室、および前記仕切部材を隔壁の一部とする第2受圧液室に区画する第2本体ゴムと、
    前記第2液室を、前記第1本体ゴムを隔壁の一部とする第3受圧液室、および前記仕切部材を隔壁の一部とする第4受圧液室に区画する第3本体ゴムと、を備え、
    前記仕切部材には、前記第3受圧液室および前記第4受圧液室のうちのいずれか一方と、前記第1受圧液室と、を連通する第1制限通路と、
    前記第3受圧液室および前記第4受圧液室のうちのいずれか他方と、前記第2受圧液室と、を連通する第2制限通路と、が形成され、
    前記第1制限通路および前記第2制限通路それぞれの流通抵抗が、互いに異なり、
    前記仕切部材は、前記外側取付部材に連結された環状の外側剛体部と、前記内側取付部材に連結された環状の内側剛体部と、前記外側剛体部と前記内側剛体部とを連結する環状の弾性部と、を備えていることを特徴とする防振装置。
  2. 前記第1制限通路は、前記第1受圧液室と前記第3受圧液室とを連通し、
    前記第2制限通路は、前記第2受圧液室と前記第4受圧液室とを連通することを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
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