JP6836738B2 - 蓄電素子 - Google Patents

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Description

本発明は、内部で発生したガス等を外部に放出可能なガス排出弁を有するケースを備えた蓄電素子に関する。
従来から、裂開によって開弁するガス排出弁を備えた密閉電池が知られている(特許文献1参照)。具体的に、密閉電池は、外装缶と、外装缶の上方開口部を封口する封口板と、を有している。封口板には、図18に示すように、ガス排出弁101が設けられている。このガス排出弁101は、中央部を横断するように延びる一本の破断溝102を有し、外装缶103と封口板104とによって画定される密閉電池100の内部空間の圧力(内圧)が所定値以上になったときに破断溝102から裂開し、内部空間内の圧力を開放する。これにより、外装缶103等の破裂が防がれる。
しかし、上記の密閉電池100では、破断溝102の長手方向において密閉電池100の内圧が上昇したときに生じる応力が集中する部位によって、該破断溝102が破断してガス排出弁101が裂開するときの内圧(開弁圧)の値が異なる場合、即ち、開弁圧の値がばらつく場合があった。
近年では、密閉電池100における安全性のさらなる向上のために、開弁圧の値のばらつきが抑えられたガス排出弁101が求められている。
特開2010−277936号公報
そこで、本実施形態は、開弁圧の値のばらつきが抑えられたガス排出弁を備えた蓄電素子を提供することを目的とする。
本実施形態の蓄電素子は、
裂開によって開弁するガス排出弁を有する第一壁部と、前記第一壁部の前記ガス排出弁を挟んだ端縁から該第一壁部と交差する方向に広がり且つ互いに平行に配置される一対の第二壁部と、を含むケースを備え、
前記ガス排出弁は、該ガス排出弁の表面に互いに交差する二本の破断溝を有し、
前記二本の破断溝は、前記一対の第二壁部が対向する方向に延びる基準線の上で交差し且つ該基準線とそれぞれ同じ角度で交差する。
かかる構成によれば、二本の破断溝が基準線の上で交差し且つ基準線とそれぞれ同じ角度で交差しているため、ケースの内圧によって一対の第二壁部が押し広げられたときにガス排出弁に生じる応力(第二壁部の押し広げに起因する応力)が二本の破断溝の交点位置に集中し易くなる。これにより、ガス排出弁において裂開し始める位置(断裂位置)のばらつきが抑えられ、その結果、ガス排出弁における開弁圧の値のばらつきが抑えられる。
前記蓄電素子では、
前記ケースは、前記第一壁部及び前記一対の第二壁部を一部に含んだ直方体形状であって前記一対の第二壁部が対向する方向に薄い直方体形状であってもよい。
かかる構成によれば、ケースにおいて第二壁部が第一壁部及び第二壁部と直交する壁部(第三壁部)より大きく且つガス排出弁に近いため、ガス排出弁において内圧による第二壁部の押し広げに起因する応力が内圧による第三壁部の押し広げに起因する応力より大きくなり、その結果、ガス排出弁において第二壁部の押し広げに起因する応力が集中し易い交点位置からより裂開し易くなる。
前記蓄電素子では、
前記二本の破断溝は、直交していることが好ましい。
かかる構成によれば、第二壁部の押し広げに起因する応力が破断溝の交点位置により集中し易くなる。
また、前記蓄電素子では、
前記ガス排出弁は、前記第一壁部の法線方向視において前記二本の破断溝の交点を中心とした円形の輪郭を有してもよい。
かかる構成によれば、ガス排出弁が二本の破断溝の交点を中心とした円形の輪郭を有しているため、第二壁部同士が押し広げられたときに第一壁部を介してガス排出弁に加わる力が、二本の破断溝の一部に偏って加わることが防がれ、これにより、ガス排出弁において第二壁部の押し広げに起因する応力が破断溝の交点位置により集中し易くなる。
また、前記蓄電素子では、
前記ガス排出弁は、前記ケースの外側に向けて球面状に膨出していてもよい。
かかる構成によれば、ケースの内圧がガス排出弁に加わることで生じる応力がガス排出弁の頂点位置(最も膨出している位置)に集中するが、ガス排出弁の前記頂点位置と二本の破断溝の交点位置とが一致若しくは略一致するため、前記交点位置に第二壁部の押し広げに起因する応力とガス排出弁に内圧が加わることに起因する応力とが集中し、これにより、ガス排出弁が破断溝の交点位置からより裂開し易くなる。
また、本実施形態の蓄電素子は、
裂開によって開弁するガス排出弁を有する第一壁部と、前記第一壁部の前記ガス排出弁を挟んだ端縁から該第一壁部と交差する方向に広がり且つ互いに平行に配置される一対の第二壁部と、を含むケースを備え、
前記ガス排出弁は、円形の輪郭を有すると共に、該ガス排出弁の表面に前記円形の中心から該円形の径方向に延びる第一〜第三の破断溝を有し、
前記第一の破断溝は、前記一対の第二壁部が対向する方向に延び且つ前記中心を通る基準線と重なり、
前記第二の破断溝及び前記第三の破断溝は、前記第一の破断溝となす角が鈍角であり、且つ前記基準線を対称軸とした線対称に配置される。
かかる構成によれば、ケースの内圧によって一対の第二壁部が押し広げられたときにガス排出弁に生じる応力(第二壁部の押し広げに起因する応力)が三本の破断溝の合流位置(前記円形の中心)に集中し易くなる。これにより、ガス排出弁において裂開し始める位置(断裂位置)のばらつきが抑えられ、その結果、ガス排出弁における開弁圧の値のばらつきが抑えられる。
以上より、本実施形態によれば、開弁圧のばらつきが抑えられたガス排出弁を備えた蓄電素子を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る蓄電素子の斜視図である。 図2は、前記蓄電素子の分解斜視図である。 図3は、図1のIII−III位置における断面図である。 図4は、前記蓄電素子の電極体を説明するための斜視図である。 図5は、前記蓄電素子の蓋板におけるガス排出弁及びその周辺の拡大平面図である。 図6は、前記蓄電素子の蓋板におけるガス排出弁及びその周辺の拡大裏面図である。 図7は、図5のVII−VII位置における断面斜視図である。 図8は、他実施形態に係るガス排出弁の模式図である。 図9は、他実施形態に係るガス排出弁の模式図である。 図10は、他実施形態に係る蓄電素子の平面図である。 図11は、本実施形態に係る蓄電素子を含む蓄電装置の斜視図である。 図12は、他実施形態に係る蓄電素子の蓋板におけるガス排出弁及びその周辺の拡大平面図である。 図13は、他実施形態に係る蓄電素子の蓋板におけるガス排出弁及びその周辺の拡大平面図である。 図14は、実施例に係るガス排出弁であって、基準線Sと対称軸Sとを一致させたガス排出弁における応力の分布を示す図である。 図15は、実施例に係るガス排出弁であって、基準線Sに対して対称軸Sを−15°傾けたガス排出弁における応力の分布を示す図である。 図16は、比較例に係るガス排出弁であって、基準線Sに対して対称軸Sを−30°傾けたガス排出弁における応力の分布を示す図である。 図17は、比較例に係るガス排出弁であって、基準線Sに対して対称軸Sを−45°傾けたガス排出弁における応力の分布を示す図である。 図18は、従来の密閉電池の平面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図7を参照しつつ説明する。尚、本実施形態の各構成部材(各構成要素)の名称は、本実施形態におけるものであり、背景技術における各構成部材(各構成要素)の名称と異なる場合がある。
本実施形態の蓄電素子は、非水電解質二次電池である。より詳しくは、蓄電素子は、リチウムイオンの移動に伴って生じる電子移動を利用したリチウムイオン二次電池である。この種の蓄電素子は、電気エネルギーを供給する。蓄電素子は、単一又は複数で使用される。具体的に、蓄電素子は、要求される出力及び要求される電圧が小さいときには、単一で使用される。一方、蓄電素子は、要求される出力及び要求される電圧の少なくとも一方が大きいときには、他の蓄電素子と組み合わされて蓄電装置に用いられる。前記蓄電装置では、該蓄電装置に用いられる蓄電素子が電気エネルギーを供給する。
蓄電素子は、図1〜図4に示すように、裂開によって開弁するガス排出弁321を有するケース3を備える。具体的に、蓄電素子1は、正極23及び負極24を含む電極体2と、電極体2を収容するケース3と、ケース3の外側に配置される外部端子4であって電極体2と導通する外部端子4と、を備える。また、蓄電素子1は、電極体2、ケース3、及び外部端子4の他に、電極体2と外部端子4とを導通させる集電体5等も有する。
電極体2は、正極23と負極24とが互いに絶縁された状態で巻芯21の周囲に巻回されることによって構成される。電極体2においてリチウムイオンが正極23と負極24との間を移動することにより、蓄電素子1が充放電する。
正極23は、金属箔231と、金属箔231に積層された正極活物質層232と、を有する。金属箔231は帯状である。本実施形態の金属箔231は、例えば、アルミニウム箔である。
負極24は、金属箔241と、金属箔241に積層された負極活物質層242と、を有する。金属箔241は帯状である。本実施形態の金属箔241は、例えば、銅箔である。
本実施形態の電極体2では、以上のように構成される正極23と負極24とがセパレータ25によって絶縁された状態で巻回されている。このセパレータ25は、絶縁性を有する部材である。具体的に、セパレータ25は、ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロース、ポリアミドなどの多孔質膜によって構成される。セパレータ25は、正極23と負極24との間に配置される。これにより、電極体2において、正極23と負極24とが互いに絶縁される。また、セパレータ25は、上述のように多孔質膜によって構成されているため、ケース3内において電解液を保持する。これにより、蓄電素子1の充放電時において、リチウムイオンが、セパレータ25を挟んで交互に積層される正極23と負極24との間を移動可能となる。
ケース3は、ガス排出弁321を有する蓋板(第一壁部)32と、蓋板32のガス排出弁321を挟んだ端縁から該蓋板32と交差する方向に広がり且つ互いに平行な一対の長壁部(第二壁部)313と、を含む。また、ケース3は、蓋板32及び一対の長壁部313を一部に含んだ直方体形状であって、一対の長壁部313が対向する方向に薄い直方体形状である。このケース3は、具体的には以下の通りである。
ケース3は、開口を有するケース本体31と、ケース本体31の開口を塞ぐ(閉じる)蓋板(第一壁部)32と、を有する。ケース3は、電極体2及び集電体5等と共に、電解液を内部空間33に収容する。ケース3は、電解液に耐性を有する金属によって形成される。本実施形態のケース3は、例えば、アルミニウム、又は、アルミニウム合金等のアルミニウム系金属材料によって形成される。
前記電解液は、非水溶液系電解液である。電解液は、有機溶媒に電解質塩を溶解させることによって得られる。有機溶媒は、例えば、プロピレンカーボネート及びエチレンカーボネートなどの環状炭酸エステル類、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、及びエチルメチルカーボネートなどの鎖状カーボネート類である。電解質塩は、LiClO、LiBF、及びLiPF等である。本実施形態の電解液は、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、及びエチルメチルカーボネートを、プロピレンカーボネート:ジメチルカーボネート:エチルメチルカーボネート=3:2:5の割合で調整した混合溶媒に、1mol/LのLiPFを溶解させたものである。
ケース3は、ケース本体31の開口周縁部34と、蓋板32の周縁部とを重ね合わせた状態で接合することによって形成される。また、ケース3では、ケース本体31と蓋板32とによって内部空間33が画定されている。本実施形態のケース3では、ケース本体31の開口周縁部34と蓋板32の周縁部とが溶接によって接合されている。
ケース本体31は、板状の閉塞部311と、閉塞部311の周縁に接続される筒状の胴部312と、を備える。
閉塞部311は、開口が上を向くようにケース本体31が配置されたときに、ケース本体31の下端に位置する(即ち、前記開口が上を向いたときのケース本体31の底壁となる)部位である。閉塞部311は、該閉塞部311の法線方向視において、矩形状である。
以下では、閉塞部311の長辺方向をX軸方向とし、閉塞部311の短辺方向をY軸方向とし、閉塞部311の法線方向をZ軸方向とする。
本実施形態の胴部312は、角筒形状、より詳しくは、偏平な角筒形状を有する。胴部312は、閉塞部311の周縁における長辺から延びる一対の長壁部(第二壁部)313と、閉塞部311の周縁における短辺から延びる一対の短壁部(第三壁部)314とを有する。即ち、一対の長壁部313は、Y軸方向に間隔(詳しくは、閉塞部311の周縁における短辺に相当する間隔)を空けて対向し、一対の短壁部314は、X軸方向に間隔(詳しくは、閉塞部311の周縁における長辺に相当する間隔)を空けて対向する。短壁部314が一対の長壁部313の対応(詳しくは、Y軸方向に対向)する端部同士をそれぞれ接続することによって、角筒状の胴部312が形成される。
以上のように、ケース本体31は、開口方向(Z軸方向)における一方の端部が塞がれた角筒形状(即ち、有底角筒形状)を有する。
蓋板32は、ケース本体31の開口を塞ぐ板状の部材である。具体的に、蓋板32は、ケース本体31の開口を塞ぐようにケース本体31に当接する。より具体的には、蓋板32が開口を塞ぐように、蓋板32の周縁部がケース本体31の開口周縁部34に重ねられる。開口周縁部34と蓋板32とが重ねられた状態で、蓋板32とケース本体31との境界部が溶接される。これにより、ケース3が構成される。
蓋板32は、Z軸方向視において、ケース本体31の開口周縁部34に対応した輪郭形状を有する。即ち、蓋板32は、Z軸方向視において、X軸方向に長い矩形状の板材である。この蓋板32は、ケース3内のガスを外部に排出可能なガス排出弁321を有する。
ガス排出弁321は、ケース3内において発生したガス等によって内圧が所定の値(開弁圧)まで上昇したときに、裂開することで、該ケース3内から外部にガスを排出する。本実施形態のガス排出弁321は、X軸方向における蓋板32の中央部に設けられる。即ち、ガス排出弁321から蓋板32のX軸方向の一方側の端縁までの距離と、ガス排出弁321から蓋板32のX軸方向の他方側の端縁までの距離とが等しい。また、ガス排出弁321は、Y軸方向における蓋板32の中央部に設けられる。即ち、ガス排出弁321から蓋板32のY軸方向の一方側の端縁までの距離と、ガス排出弁321から蓋板32のY軸方向の他方側の端縁までの距離とが等しい。
このガス排出弁321は、図5〜図7に示すように、その表面(外側表面(ケース3の外側を向いた表面)又は内側表面(ケース3の内側を向いた表面))に破断溝3211を有する。具体的に、ガス排出弁321は、薄肉部3210を有し、薄肉部3210は、表面に、互いに交差する二本の破断溝3211を有する。また、薄肉部3210は、表面における破断溝3211を囲む位置に環状溝3212も有する。即ち、本実施形態のガス排出弁321は、二本の破断溝3211と、一つの環状溝3212と、を有する。
二本の破断溝3211は、Y軸方向に延びる基準線Sの上で交差し且つ該基準線Sとそれぞれ同じ角度で交差する。即ち、二本の破断溝3211は、基準線S(又は、二本の破断溝の交点を通って基準線Sと直交する線)を対称軸とした線対称となるように配置されている。本実施形態の二本の破断溝3211は、薄肉部3210の外側表面に設けられている。この二本の破断溝3211は、Z軸方向視において、直交している。また、二本の破断溝3211のそれぞれは、薄肉部3210の外側表面において直線状に延びている。各破断溝3211は、同じ長さであり、長さ方向の中央位置で互いに交差している。
薄肉部3210は、ケース3における他の部位(ケース3における薄肉部3210を除いた部位)よりも薄い部位である。この薄肉部3210は、Z軸方向(蓋板32の法線方向)視において、二本の破断溝3211の交点(交点位置35)を中心とした円形の輪郭を有している。本実施形態の薄肉部3210では、破断溝3211及び環状溝3212が設けられた部位を除いて、厚さが一定である。尚、破断溝3211及び環状溝3212では、薄肉部3210の他の部位より薄くなっている(即ち、厚さ寸法が小さくなっている)。本実施形態の薄肉部3210では、破断溝3211及び環状溝3212が設けられた位置の厚みは、薄肉部3210の他の部位の厚みの1/2程度である(図7参照)。
この薄肉部3210は、ケース3の外側に向けて球面状に膨出している(図7参照)。詳しくは、薄肉部3210は、球面状に膨出している膨出部3210Aと、膨出部3210Aの周縁からX−Y面(X軸とY軸とを含む面)方向にフランジ状に広がる平坦部3210Bと、を有する。上記の二本の破断溝3211は、膨出部3210Aに設けられている。本実施形態のガス排出弁321では、膨出部3210Aの周縁と、破断溝3211の長さ方向の端縁とが同じ位置である。膨出部3210Aの頂点位置(最も膨出している位置)は、Z軸方向において、蓋板32のガス排出弁321を除く他の部位の外側表面よりケース3の内側(内部空間33の側)に位置している(図7参照)。本実施形態の薄肉部3210では、球面状に膨出する薄肉部3210(膨出部3210A)における頂点位置(最も膨出している位置)が、二本の破断溝3211の交点位置35と一致している。
環状溝3212は、薄肉部3210における破断溝3211が設けられた面と反対側の表面に設けられている。本実施形態の環状溝3212は、薄肉部3210の内側表面に設けられている。詳しくは、環状溝3212は、薄肉部3210の平坦部3210Bの内側表面に設けられている(図7参照)。この環状溝3212は、円環状である(図6参照)。この環状溝3212が設けられることで、蓄電素子1の過充電等によってケース3の内部でガスが発生して内圧が異常値近傍まで上昇したときに、ガス排出弁321が変形し易くなる。これにより、ガス排出弁321に生じる応力が二本の破断溝3211の交点位置35により集中し易くなり、ガス排出弁321が裂開し始める内圧のバラツキがより抑えられる。
以上のように構成されるガス排出弁321は、ケース3の内圧(ガス圧)が所定の値よりも大きくなったときに、薄肉部3210が破断溝3211から裂ける(詳しくは、交点位置35から裂け始め、破断溝3211に沿って断裂範囲が広がる)ことによってケース3の内部空間33と外部空間とを連通させる、即ち、開弁する。これにより、ガス排出弁321は、ケース3の内部(内部空間33)で発生したガスを外部(外部空間)へ排出する。このようにして、ガス排出弁321は、上昇したケース3の内部圧力を下げる。
ケース3には、内部空間33に電解液を注入するための注液穴325が設けられる。この注液穴325は、蓋板32をZ軸方向(厚さ方向)に貫通する。本実施形態の注液穴325は、X軸方向におけるガス排出弁321と外部端子4との間に設けられる。このように構成される注液穴325は、注液栓326によって密閉(封止)される(図3参照)。
外部端子4は、他の蓄電素子の外部端子又は外部機器等と電気的に接続される部位である。外部端子4は、導電性を有する部材によって形成される。例えば、外部端子4は、アルミニウム又はアルミニウム合金等のアルミニウム系金属材料、銅又は銅合金等の銅系金属材料等の溶接性の高い金属材料によって形成される。外部端子4は、バスバ等が溶接可能な面41を有する。本実施形態の面41は、平面である。
集電体5は、ケース3内に配置され、電極体2と通電可能に直接又は間接に接続される。本実施形態の集電体5は、クリップ部材50を介して電極体2と通電可能に接続される。即ち、蓄電素子1は、電極体2と集電体5とを通電可能に接続するクリップ部材50を備える。この集電体5は、導電性を有する部材によって形成される。図3に示すように、集電体5は、ケース3の内面に沿って配置される。以上のように構成される集電体5は、蓄電素子1の正極と負極とにそれぞれ配置される。
正極の集電体5と負極の集電体5とは、異なる材料によって形成される。具体的に、正極の集電体5は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金によって形成され、負極の集電体5は、例えば、銅又は銅合金によって形成される。
また、蓄電素子1は、電極体2とケース3とを絶縁する絶縁部材6等を備える。本実施形態の絶縁部材6は、ケース3(詳しくはケース本体31)と電極体2との間に配置される。本実施形態の絶縁部材6は、所定の形状に裁断された絶縁性を有するシート状の部材を折り曲げることによって袋状に形成される。
以上の蓄電素子1によれば、二本の破断溝3211が基準線Sの上で交差し且つ基準線Sとそれぞれ同じ角度で交差しているため、ケース3の内圧によって一対の長壁部313が押し広げられたときにガス排出弁321に生じる応力(長壁部313の押し広げに起因する応力)が二本の破断溝3211の交点位置35に集中し易くなる。これにより、ガス排出弁321において裂開し始める位置(断裂位置)のばらつきが抑えられ、その結果、ガス排出弁321における開弁圧の値のばらつきが抑えられる。
本実施形態の蓄電素子1では、ケース3がY軸方向に薄い直法体形状である。このため、ケース3において長壁部313が短壁部314より大きく且つガス排出弁321に近いため、ガス排出弁321において内圧による長壁部313の押し広げに起因する応力が内圧による短壁部314の押し広げに起因する応力より大きくなる。これにより、ガス排出弁321では、長壁部313の押し広げに起因する応力が集中し易い交点位置35からより裂開し易くなる。
また、本実施形態の蓄電素子1では、二本の破断溝3211が直交しているため、長壁部313の押し広げに起因する応力が破断溝3211の交点位置35により集中し易くなる。
また、本実施形態の蓄電素子1では、ガス排出弁321(詳しくは、薄肉部3210)が、Z軸方向視において二本の破断溝3211の交点位置(交点)35を中心とした円形の輪郭を有している。このため、長壁部313が押し広げられたときに蓋板32を介してガス排出弁321(薄肉部3210)に加わる力が、二本の破断溝3211の一部に偏って加わることが防がれる。これにより、ガス排出弁321において、長壁部313の押し広げに起因する応力が破断溝3211の交点位置35により集中し易くなる。
また、本実施形態の蓄電素子1では、ガス排出弁321(詳しくは、薄肉部3210)がケース3の外側に向けて球面状に膨出している。これにより、ケース3の内圧がガス排出弁321に加わることで生じる応力がガス排出弁321の頂点位置(最も膨出している位置)に集中するが、ガス排出弁321の頂点位置と二本の破断溝3211の交点位置35とが一致若しくは略一致しているため、交点位置35に長壁部313の押し広げに起因する応力とガス排出弁321に内圧が加わることに起因する応力とがそれぞれ集中し、その結果、ガス排出弁321が破断溝3211の交点位置35からより裂開し易くなる。
尚、本発明の蓄電素子は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態のガス排出弁321は、蓋板32に配置されているが、この構成に限定されない。ガス排出弁321は、ケース3が直方体形状であれば、長壁部313、短壁部314、閉塞部311のいずれに配置されてもよい。
また、上記実施形態のガス排出弁321では、一対の破断溝3211がZ軸方向視において直交しているが、この構成に限定されない。例えば、図8及び図9に示すように、Z軸方向視において、一対の破断溝3211における互いのなす角は、直角でなくてもよい。即ち、一対の破断溝3211は、基準線Sの上で交差し且つ該基準線Sとそれぞれ同じ角度で交差していればよい。
また、上記実施形態のガス排出弁321(薄肉部3210)は、ケース3の外側に向けて球面状に膨出しているが、この構成に限定されない。ガス排出弁321は、例えば、蓋板32に沿った平面状でもよく、ケース3の内側に向けて球面状に膨出等していてもよい。
また、上記実施形態のガス排出弁321(薄肉部3210)は、Z軸方向視において円形の輪郭を有しているが、この構成に限定されない。前記輪郭は、例えば、楕円、レーストラック形状、矩形等であってもよい。
上記実施形態の蓄電素子1では、ケース3において、ガス排出弁321が一つ設けられているが、この構成に限定されない。複数のガス排出弁321がケース3に設けられてもよい。
また、上記実施形態の蓄電素子1では、一対の短壁部(ガス排出弁321を有する蓋板32、及び蓋板32の縁から該蓋板32と直交する方向に広がる長壁部313と直交する一対の壁部)314が平板状で互いに平行であるが、この構成に限定されない。例えば、短壁部314は、図10に示すように、Z軸方向視において湾曲等していてもよい。また、一対の短壁部314は、互いに平行でなくてもよい。即ち、ケース3が、ガス排出弁321を有する第一壁部(上記実施形態の例では長壁部313)と、該第一壁部におけるガス排出弁321を挟んだ端縁から該第一壁部(長壁部313)と交差する方向に広がり且つ互いに平行に配置される一対の第二壁部(上記実施形態の例では蓋板32)と、を有していればよい。
また、上記実施形態においては、蓄電素子1が充放電可能な非水電解質二次電池(例えばリチウムイオン二次電池)として用いられる場合について説明したが、蓄電素子1の種類や大きさ(容量)は任意である。また、上記実施形態において、蓄電素子1の一例として、リチウムイオン二次電池について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本発明は、種々の二次電池、その他、一次電池や、電気二重層キャパシタ等のキャパシタの蓄電素子にも適用可能である。
蓄電素子(例えば電池)1は、図11に示すような蓄電装置(蓄電素子が電池の場合は電池モジュール)11に用いられてもよい。蓄電装置11は、少なくとも二つの蓄電素子1と、二つの(異なる)蓄電素子1同士を電気的に接続するバスバ部材12と、を有する。この場合、本発明の技術が少なくとも一つの蓄電素子1に適用されていればよい。
上記実施形態の蓄電素子1では、線対称に配置された二本の破断溝3211の対称軸が、基準線Sと一致しているが、この構成に限定されない。図12に示すように、二本の破断溝3211が直交している場合には、該二本の破断溝3211の対称軸Sが、基準線Sに対して±15°以内であればよい。このような範囲で基準線Sに対して対称軸Sが傾いていても、ケース3の内圧によって一対の長壁部313が押し広げられたときにガス排出弁321に生じる応力(第二壁部313の押し広げに起因する応力)が二本の破断溝3211の交点位置に集中し易くなる。
上記実施形態の蓄電素子1では、二本の破断溝3211が薄肉部3210の中心(交点位置35)で交差しているが、この構成に限定されない。例えば、図13に示すように、Z軸方向から見て円形の輪郭を有する薄肉部3210は、中心(交点位置35)から径方向に延びる三つの破断溝(第一〜第三の破断溝71〜73)を有してもよい。具体的には、第一の破断溝71は、基準線Sと一致するように配置される。第二の破断溝72と第三の破断溝73とは、Z軸方向から見て第一の破断溝71となす角α、βが鈍角であり、且つ、基準線Sを対称軸として線対称(即ち、α=βとなる位置)に配置される。
かかる構成によっても、ケース3の内圧によって一対の長壁部313が押し広げられたときにガス排出弁321に生じる応力(長壁部313の押し広げに起因する応力)が三本の破断溝(第一〜第三の破断溝71〜73)の交点位置35に集中し易くなる。これにより、ガス排出弁321において裂開し始める位置(断裂位置)のばらつきが抑えられ、その結果、ガス排出弁321における開弁圧の値のばらつきが抑えられる。
ここで、上記実施形態の蓄電素子1の効果を確認するために、実施例として、図14に示すような基準線Sと対称軸Sとを一致させたガス排出弁を備えたケースと、図15に示すような基準線Sに対して対称軸Sを−15°傾けたガス排出弁を備えたケースと、を準備した。また、比較例として、図16に示すような基準線Sに対して対称軸Sを−30°傾けたガス排出弁を備えたケースと、図17に示すような基準線Sに対して対称軸Sを−45°傾けたガス排出弁を備えたケースと、を準備した。
尚、各ケースにおいて、ケースの蓋板の幅(図14〜図17におけるY軸方向の寸法)をkとしたときに、蓋板の横幅(図14〜図17におけるX軸方向の寸法)は、8k、薄肉部の厚さは、0.027k、薄肉部の直径は、0.625k、破断溝の深さは、薄肉部の厚さの30%、である。
続いて、ガス排出弁(詳しくは、薄肉部)に対し、裏側(ケースの内部側)から1.0MPaの力が等分布的に印加されるように各ケースの内圧を調整した。その結果を図14〜図17に示す。図14〜図17の各図において、応力の値の大きな位置を点で示す。即ち、前記点の集中している領域(破断溝内において濃い色の領域)に応力が集中している。
これらの結果から、二つの破断溝が直交している場合には、基準線Sに対して対称軸Sが、±15°の範囲内のときに、ガス排出弁に生じる応力が二本の破断溝の交点位置に集中し易くなることが確認できた。
1…蓄電素子、2…電極体、21…巻芯、23…正極、231…金属箔、232…正極活物質層、24…負極、241…金属箔、242…負極活物質層、25…セパレータ、3…ケース、31…ケース本体、311…閉塞部、312…胴部、313…長壁部(第二壁部)、314…短壁部、32…蓋板(第一壁部)、321…ガス排出弁、3210…薄肉部、3210A…膨出部、3210B…平坦部、3211…破断溝、3212…環状溝、325…注液穴、326…注液栓、33…内部空間、34…開口周縁部、35…交点位置、4…外部端子、41…面、5…集電体、50…クリップ部材、6…絶縁部材、11…蓄電装置、12…バスバ部材、100…密閉電池、101…ガス排出弁、102…破断溝、103…外装缶、104…封口板、S…基準線

Claims (5)

  1. 裂開によって開弁するガス排出弁を有する矩形状の第一壁部と、前記第一壁部の前記ガス排出弁を挟んだ端縁であって前記矩形状の長辺を構成する端縁から該第一壁部と交差する方向に広がり且つ互いに平行に配置される一対の第二壁部と、を含むケースを備え、
    前記第一壁部において、前記ガス排出弁から前記矩形状の一方側の長辺を構成する端縁までの距離と、前記ガス排出弁から前記矩形状の他方側の長辺を構成する端縁までの距離とが等しく、
    前記ガス排出弁は、
    前記ケースの外側に向けて球面状に膨出している膨出部と前記膨出部の周縁から前記第一壁部の広がる方向に沿ってフランジ状に広がる平坦部と、を有すると共に、
    前記膨出部外側表面に互いに交差する二本の破断溝と、前記平坦部の内側表面における前記二本の破断溝を囲む位置に配置される環状溝と、を有し、
    前記二本の破断溝は、前記一対の第二壁部が対向する方向に延びる基準線の上で交差し且つ該基準線とそれぞれ同じ角度で交差し、
    前記環状溝は、前記第一壁部と直交する方向から見て、前記平坦部における前記二本の破断溝と離れた位置で該二本の破断溝を囲み、
    前記球面状に膨出している膨出部の頂点位置と、前記二本の破断溝の交点位置とは、一致又は略一致すると共に、前記膨出部の周縁と各破断溝の長さ方向の端縁とが同じ位置である、蓄電素子。
  2. 前記ケースは、前記第一壁部及び前記一対の第二壁部を一部に含んだ直方体形状であって前記一対の第二壁部が対向する方向に薄い直方体形状である、請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記二本の破断溝は、直交している、請求項1又は2に記載の蓄電素子。
  4. 前記ガス排出弁は、前記第一壁部の法線方向視において前記二本の破断溝の交点を中心とした円形の輪郭を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  5. 裂開によって開弁するガス排出弁を有する矩形状の第一壁部と、前記第一壁部の前記ガス排出弁を挟んだ端縁であって前記矩形状の長辺を構成する端縁から該第一壁部と交差する方向に広がり且つ互いに平行に配置される一対の第二壁部と、を含むケースを備え、
    前記第一壁部において、前記ガス排出弁から前記矩形状の一方側の長辺を構成する端縁までの距離と、前記ガス排出弁から前記矩形状の他方側の長辺を構成する端縁までの距離とが等しく、
    前記ガス排出弁は、
    円形の輪郭を有すると共に前記ケースの外側に向けて球面状に膨出している膨出部と、前記膨出部の周縁から前記第一壁部の広がる方向に沿ってフランジ状に広がる平坦部と、を有すると共に、
    前記膨出部外側表面に前記円形の中心から該円形の径方向に延びる第一〜第三の破断溝と、前記平坦部の内側表面における前記第一〜第三破断溝を囲む位置に配置される環状溝と、を有し、
    前記第一の破断溝は、前記一対の第二壁部が対向する方向に延び且つ前記中心を通る基準線と重なり、
    前記第二の破断溝及び前記第三の破断溝は、前記第一の破断溝となす角が鈍角であり、且つ前記基準線を対称軸とした線対称に配置され、
    前記環状溝は、前記第一壁部と直交する方向から見て、前記平坦部における前記第一〜第三破断溝と離れた位置で該第一〜第三破断溝を囲み、
    前記球面状に膨出している膨出部の頂点位置と、前記円形の中心とは、一致又は略一致すると共に、前記膨出部の周縁と前記第一〜第三破断溝の長さ方向の外側の端縁とが同じ位置である、蓄電素子。
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