JP6834854B2 - ワーク検出装置、ワーク検出方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
図1は実施の形態1に係るワーク検出装置の要部構成を示す構成図である。図1中、符号100は、本実施の形態に係るワーク検出装置を表す。本実施の形態に係るワーク検出装置100は、プローブ10及び本体20を備える。ワーク検出装置100は、プローブ10が所定範囲を移動し、プローブ10とワークWとの接触の有無を検知する接触検出を行う。ワーク検出装置100は接触検出の結果を用いてワークWの座標を特定する。以下、これらの処理をワーク位置検出ともいう。
センサ12は、接触検出の際、スタイラス3の振動・変形等を検知する。すなわち、センサ12は、スタイラス3の振動・変形等を検知し、接触球2がワークWと接触したか否かを検知する。接触球2がワークWと接触した場合、センサ12はその旨を示すアナログの検知信号を発する。
通信部11は、前記アナログの検知信号をデジタル信号に変換し、有線又は無線にて、本体20に送信する。斯かるデジタル信号においては、接触球2がワークWと接触した場合を「1」、接触球2がワークWと接触しない場合を「0」にて表す。以降においては、斯かるデジタル信号を接触信号という。
通信部21はプローブ10から接触信号を受信する。記憶部26は通信部21が受信した接触信号を記憶する。
外乱検出部22は、検出した外乱の値が所定閾値以上である場合、外乱があると判定する。斯かる判定の結果に基づいて、外乱検出部22は外乱検出の有無を表す外乱信号を発する。記憶部26は斯かる外乱信号を記憶する。外乱信号は、外乱がある場合を「1」、外乱がない場合を「0」にて示すデジタル信号である。
出力部25は、所定の情報をワーク検出装置100のユーザに出力する。出力部25は、例えば、スピーカ、ランプ、表示部等であっても良い。
プローブ10及び外乱検出部22は、時系列において、連続して接触信号及び外乱信号を発する。記憶部26は接触信号及び外乱信号をその都度記憶する。一方、ワーク位置検出の処理においては、データ処理の負担を鑑み、一定時間毎に、即ち一定周期にて接触信号及び外乱信号を記憶部26から取得してワーク位置検出を行う。
本実施の形態に係るワーク検出装置100はこれに限るものではない。プローブ10が接触信号を一定周期にて発する構成であっても良い。
外乱判定部243は、取得部242が取得した取得接触信号がワークWとの接触があったことを表す場合、取得部242が当該接触信号を取得する前の所定時間内に外乱があったか否かを判定する。詳しくは、取得接触信号が「1」である場合、取得部242が当該接触信号を取得する前の所定時間内(例えば、1周期)に外乱があったか否かを判定する。外乱判定部243は、記憶部26が記憶した外乱信号に基づいて斯かる判定行う。
本実施の形態に係るワーク検出装置100はこれに限るものでない。前記所定時間は2周期であっても良く、3周期であっても良い。
詳しくは、座標決定部244は、取得接触信号が「1」である場合であって、その前の所定時間内に外乱が無かった場合、サーボモーターの回転位置に基づいてワークWの座標を決定する。
CPU241は、1周期が経過していないと判定した場合(ステップS103:NO)、1周期が経過したと判定するまで斯かる判定を繰り返す。
1周期が経過したとCPU241で判定した場合(ステップS103:YES)、取得部242は記憶部26から接触信号を読み取って取得する(ステップS104)。
CPU241は、取得接触信号の値が「1」ではないと判定した場合(ステップS105:NO)、処理をステップS103に戻す。
CPU241は、取得接触信号の値が「1」であると判定した場合(ステップS105:YES)、接触検出を一時的に中止する(ステップS106)。よって、プローブ10は停止する。
外乱判定部243が取得接触信号を取得する前の1周期内に外乱が無かったと判定した場合(ステップS107:NO)、座標決定部244は、サーボモーターの回転位置に基づいて、X軸、Y軸、又はZ軸におけるワークWの座標を決定する(ステップS108)。
また、通知部246は、出力部25を介して外乱があった旨をユーザに通知する(ステップS110)。
図6は、実施の形態2に係るワーク検出装置100のデータ処理部24の要部構成を示す機能ブロック図である。実施の形態1と同様、データ処理部24は、CPU241、取得部242、外乱判定部243、座標決定部244、無効部245、通知部246を有する。更に、データ処理部24は変速部247を有する。CPU241、取得部242、外乱判定部243、座標決定部244、無効部245、通知部246については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
実施の形態3に係るワーク検出装置100のデータ処理部24は、実施の形態2と同様に、データ処理部24が、CPU241、取得部242、外乱判定部243、座標決定部244、無効部245、通知部246、変速部247を有する。CPU241、取得部242、外乱判定部243、座標決定部244、無効部245、通知部246、変速部247については実施の形態1,2と同様であるので説明を省略する。
例えば、外乱判定部243が接触信号の取得時前の所定時間内(例えば、1周期内)に外乱があったと判定した場合、変速部247はプローブ10の移動速度を変更する。以降、接触検出を再度行う場合、外乱判定部243は、前記所定時間、即ち1周期よりも前から、外乱があったか否かの判定を行う。
図7は実施の形態4に係るワーク検出装置の要部構成を示す構成図である。本実施の形態のワーク検出装置100は、動作を行うためのコンピュータプログラムが、I/F27を介してUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体Aで提供することも可能である。さらに、本実施の形態のワーク検出装置100は、前記コンピュータプログラムを、図示しない外部装置から通信部21を介してダウンロードすることも可能である。以下、その内容を説明する。
23 駆動機構(駆動モータ)
26 記憶部
100 ワーク検出装置
241 CPU
243 外乱判定部
245 無効部
247 変速部
W ワーク
Claims (7)
- 所定範囲でワークとの接触有無を検知し、検知結果を表す接触信号を発するプローブと、
外乱があったか否かを検出する外乱検出部と、
取得した接触信号がワークとの接触があったことを表す場合、前の所定時間内に外乱があったか否かを判定する外乱判定部と、
前記外乱判定部の判定結果に基づいて、前記ワークの座標を決定する座標決定部と
を備えることを特徴とするワーク検出装置。 - 前記プローブを駆動する駆動モータを備え、
前記外乱は、前記駆動モータに係るトルクを含むことを特徴とする請求項1に記載のワーク検出装置。 - 外乱があったと前記外乱判定部が判定した場合、前記取得した接触信号を無効にする無効部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のワーク検出装置。
- 外乱があったと前記外乱判定部が判定した場合、前記プローブの移動速度を変更する変速部を備え、
前記プローブの移動速度が変更した場合、前記プローブは前記所定範囲での前記検知を再度行うことを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載のワーク検出装置。 - 前記プローブの移動速度が変更した場合、前記外乱判定部は前記所定時間より長い時間内に外乱があったか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載のワーク検出装置。
- 所定範囲でワークとの接触有無を検知し、検知結果を表す接触信号を発するプローブと、前記接触信号及び外乱の検出結果を記憶する記憶部とを備えるワーク検出装置にて、前記ワークの位置を検出するワーク検出方法において、
前記記憶部から取得した接触信号がワークとの接触があったことを表す場合、前の所定時間内に外乱があったか否かを判定する外乱判定ステップと、
前記外乱判定ステップでの判定結果に基づいて、前記ワークの位置検出を行うステップと
を含むことを特徴とするワーク検出方法。 - 所定範囲でワークとの接触有無を検知し、検知結果を表す接触信号を発するプローブと、外乱があったか否かを検出する外乱検出部とを備えるワーク検出装置を構成するコンピューターに、ワークの位置を検出させるコンピュータプログラムにおいて、
コンピューターに、前記接触信号を取得させる取得ステップと、
コンピューターに、前記取得ステップで取得した接触信号がワークとの接触があったことを表す場合、前の所定時間内に外乱があったか否かを判定させる外乱判定ステップと、
コンピューターに、前記外乱判定ステップでの判定結果に基づいて、前記ワークの座標を決定させる座標決定ステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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