JP6834854B2 - ワーク検出装置、ワーク検出方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

ワーク検出装置、ワーク検出方法及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6834854B2
JP6834854B2 JP2017167816A JP2017167816A JP6834854B2 JP 6834854 B2 JP6834854 B2 JP 6834854B2 JP 2017167816 A JP2017167816 A JP 2017167816A JP 2017167816 A JP2017167816 A JP 2017167816A JP 6834854 B2 JP6834854 B2 JP 6834854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disturbance
work
unit
contact
probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017167816A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019045269A (ja
Inventor
雄輝 小黒
雄輝 小黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2017167816A priority Critical patent/JP6834854B2/ja
Priority to CN201810974336.6A priority patent/CN109420933B/zh
Publication of JP2019045269A publication Critical patent/JP2019045269A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6834854B2 publication Critical patent/JP6834854B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q17/00Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
    • B23Q17/22Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring existing or desired position of tool or work

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

本発明は、ワークの位置を検出するワーク検出装置、ワーク検出方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来から、加工装置などにおいて、移動するプローブとの接触によって加工対象のワークの位置を検出する技術が知られている。
例えば、特許文献1は、接触子と、接触子が検出点と接触すると電気的な導通を検知する検知手段とを有する検出装置において、接触子が検出点に向かう第1の方向に移動して導通を検知すると、接触子は第1の方向と逆方向の第2の方向に移動する。接触子が第2の方向に所定閾値以上移動しても導通を維持する場合、斯かる検出点に導電性の液体が付着した可能性があると判定する検出方法を開示する。
特開2016−142638号公報
一方、プローブとワークとの接触が検知できたとしても、前記検知の際、外乱が生じた場合は前記検知結果に外乱が影響を及ぼした可能性がある。斯かる検知結果は不正確なワークの位置検出を招く。特許文献1の検出方法はこのような問題を解決できない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外乱による影響を考慮して、より正確にワークの位置を検出できるワーク検出装置及びワーク検出方法を提供することにある。
本発明に係るワーク検出装置は、所定範囲でワークとの接触有無を検知し、検知結果を表す接触信号を発するプローブと、外乱があったか否かを検出する外乱検出部と、取得した接触信号がワークとの接触があったことを表す場合、前の所定時間内に外乱があったか否かを判定する外乱判定部と、前記外乱判定部の判定結果に基づいて、前記ワークの座標を決定する座標決定部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、取得した接触信号がワークとの接触があったことを表す場合、前記外乱判定部が前の所定時間内に外乱があったか否かを判定する。前記外乱判定部の判定結果に基づいて、前記座標決定部が前記ワークの座標を決定する。従って、ワークの座標を決定する際、外乱影響を考慮することができる。
本発明に係るワーク検出装置は、前記プローブを駆動する駆動モータを備え、前記外乱は、前記駆動モータに係るトルクを含むことを特徴とする。
本発明にあっては、前記外乱検出部は前記プローブの駆動モータに係るトルクを含む外乱の検出を行う。前記外乱判定部は、前の所定時間内に前記駆動モータに係るトルクを含む外乱があったか否かを判定する。従って、ワークの座標を決定する際、自機の駆動モータに係るトルクによる外乱の影響を考慮することができる。
本発明に係るワーク検出装置は、外乱があったと前記外乱判定部が判定した場合、前記取得した接触信号を無効にする無効部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、外乱があったと前記外乱判定部が判定した場合、前記無効部が前記取得した接触信号を無効にする。従って、外乱の影響を排除し、正確にワークの座標を決定できる。
本発明に係るワーク検出装置は、外乱があったと前記外乱判定部が判定した場合、前記プローブの移動速度を変更する変速部を備え、前記プローブの移動速度が変更した場合、前記プローブは前記所定範囲での前記検知を再度行うことを特徴とする。
本発明にあっては、外乱があったと前記外乱判定部が判定した場合、前記プローブが、移動速度を変更して前記検知を再度実行する。
本発明に係るワーク検出装置は、前記プローブの移動速度が変更した場合、前記外乱判定部は前記所定時間より長い時間内に外乱があったか否かを判定することを特徴とする。
本発明にあっては、前記プローブの移動速度が変更した場合、前記プローブの検知感度にも影響があり得る。従って、前記外乱判定部の判定に係る時間範囲を、前記プローブの移動速度変更に応じて変更する。
本発明に係るワーク検出方法は、所定範囲でワークとの接触有無を検知し、検知結果を表す接触信号を発するプローブと、前記接触信号及び外乱の検出結果を記憶する記憶部とを備えるワーク検出装置にて、前記ワークの位置を検出するワーク検出方法において、前記記憶部から取得した接触信号がワークとの接触があったことを表す場合、前の所定時間内に外乱があったか否かを判定する外乱判定ステップと、前記外乱判定ステップでの判定結果に基づいて、前記ワークの位置検出を行うステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、所定範囲でワークとの接触有無を検知し、検知結果を表す接触信号を発するプローブと、外乱があったか否かを検出する外乱検出部とを備えるワーク検出装置を構成するコンピューターに、ワークの位置を検出させるコンピュータプログラムにおいて、コンピューターに、前記接触信号を取得させる取得ステップと、コンピューターに、前記取得ステップで取得した接触信号がワークとの接触があったことを表す場合、前の所定時間内に外乱があったか否かを判定させる外乱判定ステップと、コンピューターに、前記外乱判定ステップでの判定結果に基づいて、前記ワークの座標を決定させる座標決定ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明にあっては、取得した接触信号がワークとの接触があったことを表す場合、前の所定時間内に外乱があったか否かを判定し、斯かる判定の結果に基づいて、前記ワークの座標を決定する。従って、ワークの座標を決定する際、外乱影響を考慮することができる。
本発明によれば、プローブとワークとの接触を検出する際、外乱による影響を考慮して、より正確にワークの位置を検出できる。
実施の形態1に係るワーク検出装置の要部構成を示す構成図である。 実施の形態1に係るワーク検出装置のデータ処理部の要部構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係るワーク検出装置におけるワーク位置検出の処理を概略的に説明する説明図である。 実施の形態1に係るワーク検出装置におけるワーク位置検出の処理を概略的に説明する説明図である。 実施の形態1に係るワーク検出装置におけるワーク位置検出の処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係るワーク検出装置のデータ処理部の要部構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態4に係るワーク検出装置の要部構成を示す構成図である。
以下、本発明の実施の形態に係るワーク検出装置及びワーク検出方法を、図面に基づいて説明する。例えば、実施の形態に係るワーク検出装置は工作機械に設けており、該工作機械のテーブル上の被加工ワークの位置を検出し、加工基準点等の測定を行う。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係るワーク検出装置の要部構成を示す構成図である。図1中、符号100は、本実施の形態に係るワーク検出装置を表す。本実施の形態に係るワーク検出装置100は、プローブ10及び本体20を備える。ワーク検出装置100は、プローブ10が所定範囲を移動し、プローブ10とワークWとの接触の有無を検知する接触検出を行う。ワーク検出装置100は接触検出の結果を用いてワークWの座標を特定する。以下、これらの処理をワーク位置検出ともいう。
プローブ10はハウジング1、先端に接触球2を有するスタイラス3を備える。ハウジング1はスタイラス3を保持する。スタイラス3は、例えば、前記テーブルに対して垂直である。スタイラス3は、上述したように、テーブルに対して垂直な状態から、前記テーブルの上面に沿う方向への変形及び復帰が可能である。
プローブ10は、通信部11、センサ12を備える。
センサ12は、接触検出の際、スタイラス3の振動・変形等を検知する。すなわち、センサ12は、スタイラス3の振動・変形等を検知し、接触球2がワークWと接触したか否かを検知する。接触球2がワークWと接触した場合、センサ12はその旨を示すアナログの検知信号を発する。
通信部11は、前記アナログの検知信号をデジタル信号に変換し、有線又は無線にて、本体20に送信する。斯かるデジタル信号においては、接触球2がワークWと接触した場合を「1」、接触球2がワークWと接触しない場合を「0」にて表す。以降においては、斯かるデジタル信号を接触信号という。
本体20は、通信部21、外乱検出部22、駆動機構23、データ処理部24、出力部25、記憶部26を備える。
通信部21はプローブ10から接触信号を受信する。記憶部26は通信部21が受信した接触信号を記憶する。
外乱検出部22は、接触検出の際に、外乱があったか否かを検出する。前記外乱は、例えば、摩擦トルク、重力の影響によるトルク、他軸の干渉によるトルク、近位の他装置の影響によるトルクを含む。これらの値は、プローブ10を駆動する駆動モータの速度、プローブ10の姿勢が決まれば計算できる。更に、本実施の形態に係る外乱検出部22は、プローブ10を駆動する駆動モータの影響によるトルクも外乱として検出する。
外乱検出部22は、検出した外乱の値が所定閾値以上である場合、外乱があると判定する。斯かる判定の結果に基づいて、外乱検出部22は外乱検出の有無を表す外乱信号を発する。記憶部26は斯かる外乱信号を記憶する。外乱信号は、外乱がある場合を「1」、外乱がない場合を「0」にて示すデジタル信号である。
駆動機構23(駆動モータ)は、前記テーブル上において、プローブ10がX軸(例えば、左右方向)、Y軸(例えば、前後方向)、Z軸(例えば、上下方向)に移動する為の移動機構を含む。プローブ10は、工具と同様、ホルダにセットし、ホルダによって移動する。従って、前記移動機構は、ホルダが移動する為の、例えば、サーボモーター、該サーボモーターを制御するサーボアンプ等を含む。
出力部25は、所定の情報をワーク検出装置100のユーザに出力する。出力部25は、例えば、スピーカ、ランプ、表示部等であっても良い。
記憶部26は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(登録商標)、HDD、MRAM(磁気抵抗メモリ)、FeRAM(強誘電体メモリ)、又は、OUM等の不揮発性の記憶媒体である。記憶部26は、例えば、ワーク位置検出の為の制御プログラムを記憶する。また、記憶部26は、通信部21が受信した接触信号、外乱検出部22による外乱検出の結果を表す外乱信号を記憶する。
データ処理部24は、ワーク位置検出の処理において、記憶部26が記憶した接触信号及び外乱信号と、前記サーボアンプから取得できるサーボモーターの回転位置とに基づいてワークWの位置(X軸、Y軸及びZ軸座標)を特定する。
プローブ10及び外乱検出部22は、時系列において、連続して接触信号及び外乱信号を発する。記憶部26は接触信号及び外乱信号をその都度記憶する。一方、ワーク位置検出の処理においては、データ処理の負担を鑑み、一定時間毎に、即ち一定周期にて接触信号及び外乱信号を記憶部26から取得してワーク位置検出を行う。
本実施の形態に係るワーク検出装置100はこれに限るものではない。プローブ10が接触信号を一定周期にて発する構成であっても良い。
図2は、実施の形態1に係るワーク検出装置100のデータ処理部24の要部構成を示す機能ブロック図である。データ処理部24は、CPU241、取得部242、外乱判定部243、座標決定部244、無効部245、通知部246を有する。
CPU241は、ROM(図示略)が予め格納した制御プログラムをRAM(図示略)上にロードして実行し、上述した各種ハードウェアの制御を行う。
取得部242は、周期的に、記憶部26から前記接触信号を読み取って取得する。1周期は、例えば、125μsである。
外乱判定部243は、取得部242が取得した取得接触信号がワークWとの接触があったことを表す場合、取得部242が当該接触信号を取得する前の所定時間内に外乱があったか否かを判定する。詳しくは、取得接触信号が「1」である場合、取得部242が当該接触信号を取得する前の所定時間内(例えば、1周期)に外乱があったか否かを判定する。外乱判定部243は、記憶部26が記憶した外乱信号に基づいて斯かる判定行う。
本実施の形態に係るワーク検出装置100はこれに限るものでない。前記所定時間は2周期であっても良く、3周期であっても良い。
座標決定部244は、取得接触信号と、外乱判定部243の判定結果と、サーボアンプから取得したサーボモーターの回転位置とに基づいてワークWの座標を決定する。
詳しくは、座標決定部244は、取得接触信号が「1」である場合であって、その前の所定時間内に外乱が無かった場合、サーボモーターの回転位置に基づいてワークWの座標を決定する。
無効部245は、外乱判定部243の判定結果に応じて、取得接触信号を無効にする。例えば、外乱判定部243が接触信号の取得時前の所定時間内に外乱があったと判定した場合、無効部245は斯かる取得接触信号を無効にする。この際、座標決定部244はワークWの座標決定を行わない。
通知部246は、外乱判定部243の判定結果に基づいて、ユーザに通知を行う。例えば、外乱判定部243が接触信号の取得時前の所定時間内に外乱があったと判定した場合、出力部25を介してその旨をユーザに通知する。具体的には、アラームを鳴らし、ランプを点灯し、又はエラー発生を表示する。
図3及び図4は、実施の形態1に係るワーク検出装置100におけるワーク位置検出の処理を概略的に説明する説明図である。図3は外乱が無かった場合を示しており、図4は外乱があった場合を示す。図3及び図4において破線は接触信号を取得する周期を示す。
プローブ10は等速に移動しながら接触検知を行い、検知結果を表す検知信号を発する。プローブ10は、検知信号に基づいた接触信号を本体20に送信し、記憶部26が時系列に記憶する。ワークWとの接触があった場合、プローブ10は「1」の接触信号を本体20に送信する。ワークWとの接触が無かった場合、プローブ10は「0」の接触信号を本体20に送信する。また、記憶部26は、外乱検出の有無を表す外乱信号を時系列に記憶する。
実施の形態1に係るワーク検出装置100では、記憶部26から周期的に接触信号を取得し、「1」であるか否かを判定する。「1」である場合、当該接触信号を取得する前の所定時間内に外乱があったか否かを判定する。即ち、外乱信号において当該接触信号を取得する前の所定時間内の値が「0」か「1」かを確認する。
外乱信号の値が「0」である場合(図3のハッチング部分参照)、当該接触信号を取得する前の所定時間内に外乱が無かったことを示す。換言すれば、ワークWとの接触を検知した際、外乱が無かったので、斯かる検知結果は正確である。従って、接触信号の取得時のサーボモーターの回転位置に基づいてワークWの座標を決定する。
外乱信号の値が「1」である場合(図4のハッチング部分参照)、当該接触信号を取得する前の所定時間内に外乱があったことを示す。換言すれば、ワークWとの接触を検知した際、外乱があったので、斯かる検知結果は不正確の虞がある。従って、取得した接触信号を無効にする。
図5は、実施の形態1に係るワーク検出装置100におけるワーク位置検出の処理を説明するフローチャートである。
先ず、CPU241は外乱検出部22に外乱検出を指示し、外乱検出部22は外乱検出を開始する(ステップS101)。次いで、CPU241は接触検出を開始する(ステップS102)。即ち、CPU241がプローブ10に接触検出の開始を指示し、プローブ10は前記テーブル上をX軸、Y軸、又はZ軸方向に移動しながら、ワークWとの接触の有無を検知する。
CPU241は計時部(図示略)に計時を指示し、計時部の計時結果に基づいて1周期(125μs)が経過したか否かを判定する(ステップS103)。
CPU241は、1周期が経過していないと判定した場合(ステップS103:NO)、1周期が経過したと判定するまで斯かる判定を繰り返す。
1周期が経過したとCPU241で判定した場合(ステップS103:YES)、取得部242は記憶部26から接触信号を読み取って取得する(ステップS104)。
CPU241は、ワークWとの接触があったか否か、即ち取得接触信号の値が「1」であるか否かを判定する(ステップS105)。
CPU241は、取得接触信号の値が「1」ではないと判定した場合(ステップS105:NO)、処理をステップS103に戻す。
CPU241は、取得接触信号の値が「1」であると判定した場合(ステップS105:YES)、接触検出を一時的に中止する(ステップS106)。よって、プローブ10は停止する。
次いで、外乱判定部243は取得接触信号を取得する前の1周期内に外乱があったか否かを判定する(ステップS107)。
外乱判定部243が取得接触信号を取得する前の1周期内に外乱が無かったと判定した場合(ステップS107:NO)、座標決定部244は、サーボモーターの回転位置に基づいて、X軸、Y軸、又はZ軸におけるワークWの座標を決定する(ステップS108)。
外乱判定部243が取得接触信号を取得する前の1周期内に外乱があったと判定した場合(ステップS107:YES)、無効部245は取得接触信号、即ちステップS104で取得した接触信号を無効にする(ステップS109)。
また、通知部246は、出力部25を介して外乱があった旨をユーザに通知する(ステップS110)。
本実施の形態に係るワーク検出装置100は以上の記載に限るものでない。ステップS109で無効部245が斯かる取得接触信号を無効にした場合、処理がステップS102に戻っても良い。即ち、無効部245が取得した接触信号を無効にした場合、接触検知を再度行っても良い。
以上のように本実施の形態に係るワーク検出装置100においては、プローブ10がワークWと接触したことを検知した場合でも、その前所定時間内に外乱があった場合は、斯かる検知結果は不正確なものとして無効にする。従って、不正確の蓋然性のあるワーク位置検出を事前に防止し、ワーク位置検出の精度を高めることができる。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2に係るワーク検出装置100のデータ処理部24の要部構成を示す機能ブロック図である。実施の形態1と同様、データ処理部24は、CPU241、取得部242、外乱判定部243、座標決定部244、無効部245、通知部246を有する。更に、データ処理部24は変速部247を有する。CPU241、取得部242、外乱判定部243、座標決定部244、無効部245、通知部246については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
変速部247は、外乱判定部243が接触信号の取得時前の所定時間内に外乱があったと判定した場合、接触検出におけるプローブ10の移動速度を変更する。すなわち、変速部247がプローブ10の移動速度を変更し、プローブ10を駆動する駆動モータによるトルクの変更を図る。駆動モータのトルクが低減した場合、外乱検出部22による外乱有無の判定結果が変わることもあるからである。プローブ10の移動速度の変更は、変速部247が駆動機構23のサーボアンプを制御することによりできる。
前記所定範囲でワークWとの接触を検知(接触検出)した後、変速部247がプローブ10の移動速度を変更した場合、プローブ10は前記所定範囲で接触検出を再実行する。即ち、図5の例では、ステップS109の後、変速部247がプローブ10の移動速度を変更し、処理はステップS102に戻る。
以上のように本実施の形態に係るワーク検出装置100においては、プローブ10がワークWと接触したことを検知した場合でも、その前所定時間内に外乱があった場合は、プローブ10の移動速度を変えて斯かる接触検出を再度行う。従って、不正確の蓋然性のあるワーク位置検出を事前に防止し、ワーク位置検出の精度を高めることができる。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
実施の形態3に係るワーク検出装置100のデータ処理部24は、実施の形態2と同様に、データ処理部24が、CPU241、取得部242、外乱判定部243、座標決定部244、無効部245、通知部246、変速部247を有する。CPU241、取得部242、外乱判定部243、座標決定部244、無効部245、通知部246、変速部247については実施の形態1,2と同様であるので説明を省略する。
実施の形態3に係るワーク検出装置100においては、接触検出におけるプローブ10の移動速度が変更した場合、外乱判定部243が、前記所定時間より前から、外乱があったか否かの判定を行う。
例えば、外乱判定部243が接触信号の取得時前の所定時間内(例えば、1周期内)に外乱があったと判定した場合、変速部247はプローブ10の移動速度を変更する。以降、接触検出を再度行う場合、外乱判定部243は、前記所定時間、即ち1周期よりも前から、外乱があったか否かの判定を行う。
具体的に、プローブ10の移動速度が速くなった場合(例えば、500mm/sec)、プローブ10のスタイラス3の振動・変形が大きくなる。従って、外乱判定部243は、例えば、接触信号を取得する前の3周期内に外乱があったか否かを判定する。この場合、3周期の間、外乱信号の値が全て「1」である場合のみ、外乱判定部243は外乱があったと判定する。
また、プローブ10の移動速度が遅くなった場合(例えば、50mm/sec)、プローブ10のスタイラス3の振動・変形が小さくなる。従って、外乱判定部243は、プローブ10の移動速度変化前と同様、接触信号の取得時前の1周期内に外乱があったか否かを判定する構成であっても良い。
以上のように本実施の形態に係るワーク検出装置100においては、プローブ10がワークWと接触したことを検知しても、その前所定時間内に外乱があった場合は、プローブ10の移動速度を変えて斯かる接触検出を再度行う。この場合は、外乱判定部243は、前記所定時間よりも前から、外乱があったか否かの判定を行う。従って、不正確の蓋然性のあるワーク位置検出を事前に防止し、ワーク位置検出の精度を高めることができる。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
なお、上述した取得部242、外乱判定部243、座標決定部244、無効部245、通知部246、変速部247は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、CPU241が所定のプログラムを実行することにより、ソフトウェア的に構築されてもよい。
(実施の形態4)
図7は実施の形態4に係るワーク検出装置の要部構成を示す構成図である。本実施の形態のワーク検出装置100は、動作を行うためのコンピュータプログラムが、I/F27を介してUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体Aで提供することも可能である。さらに、本実施の形態のワーク検出装置100は、前記コンピュータプログラムを、図示しない外部装置から通信部21を介してダウンロードすることも可能である。以下、その内容を説明する。
ワーク検出装置100は外装(又は内装)の記録媒体読み取り装置(図示せず)を備えており、該記録媒体読み取り装置に、前記接触信号を取得し、取得した接触信号がワークとの接触があったことを表す場合、前の所定時間内に外乱があったか否かを判定し、斯かる判定の結果に基づいて、前記ワークの座標を決定させるプログラム等が記録された可搬型記録媒体Aを挿入して、例えば、CPU241がROM(図示略)にこのプログラムをインストールする。斯かるプログラムはRAM(図示略)にロードして実行する。これにより、本実施の形態のワーク検出装置100として機能する。
前記記録媒体としては、いわゆるプログラムメディアであっても良く、磁気テープ及びカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスク及びハードディスク等の磁気ディスク並びにCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
10 プローブ
23 駆動機構(駆動モータ)
26 記憶部
100 ワーク検出装置
241 CPU
243 外乱判定部
245 無効部
247 変速部
W ワーク

Claims (7)

  1. 所定範囲でワークとの接触有無を検知し、検知結果を表す接触信号を発するプローブと、
    外乱があったか否かを検出する外乱検出部と、
    取得した接触信号がワークとの接触があったことを表す場合、前の所定時間内に外乱があったか否かを判定する外乱判定部と、
    前記外乱判定部の判定結果に基づいて、前記ワークの座標を決定する座標決定部と
    を備えることを特徴とするワーク検出装置。
  2. 前記プローブを駆動する駆動モータを備え、
    前記外乱は、前記駆動モータに係るトルクを含むことを特徴とする請求項1に記載のワーク検出装置。
  3. 外乱があったと前記外乱判定部が判定した場合、前記取得した接触信号を無効にする無効部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のワーク検出装置。
  4. 外乱があったと前記外乱判定部が判定した場合、前記プローブの移動速度を変更する変速部を備え、
    前記プローブの移動速度が変更した場合、前記プローブは前記所定範囲での前記検知を再度行うことを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載のワーク検出装置。
  5. 前記プローブの移動速度が変更した場合、前記外乱判定部は前記所定時間より長い時間内に外乱があったか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載のワーク検出装置。
  6. 所定範囲でワークとの接触有無を検知し、検知結果を表す接触信号を発するプローブと、前記接触信号及び外乱の検出結果を記憶する記憶部とを備えるワーク検出装置にて、前記ワークの位置を検出するワーク検出方法において、
    前記記憶部から取得した接触信号がワークとの接触があったことを表す場合、前の所定時間内に外乱があったか否かを判定する外乱判定ステップと、
    前記外乱判定ステップでの判定結果に基づいて、前記ワークの位置検出を行うステップと
    を含むことを特徴とするワーク検出方法。
  7. 所定範囲でワークとの接触有無を検知し、検知結果を表す接触信号を発するプローブと、外乱があったか否かを検出する外乱検出部とを備えるワーク検出装置を構成するコンピューターに、ワークの位置を検出させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピューターに、前記接触信号を取得させる取得ステップと、
    コンピューターに、前記取得ステップで取得した接触信号がワークとの接触があったことを表す場合、前の所定時間内に外乱があったか否かを判定させる外乱判定ステップと、
    コンピューターに、前記外乱判定ステップでの判定結果に基づいて、前記ワークの座標を決定させる座標決定ステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2017167816A 2017-08-31 2017-08-31 ワーク検出装置、ワーク検出方法及びコンピュータプログラム Active JP6834854B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017167816A JP6834854B2 (ja) 2017-08-31 2017-08-31 ワーク検出装置、ワーク検出方法及びコンピュータプログラム
CN201810974336.6A CN109420933B (zh) 2017-08-31 2018-08-24 工件检测装置和工件检测方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017167816A JP6834854B2 (ja) 2017-08-31 2017-08-31 ワーク検出装置、ワーク検出方法及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019045269A JP2019045269A (ja) 2019-03-22
JP6834854B2 true JP6834854B2 (ja) 2021-02-24

Family

ID=65514718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017167816A Active JP6834854B2 (ja) 2017-08-31 2017-08-31 ワーク検出装置、ワーク検出方法及びコンピュータプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6834854B2 (ja)
CN (1) CN109420933B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6898966B2 (ja) * 2019-06-07 2021-07-07 株式会社ミツトヨ 不具合判定ユニット

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010018250A1 (de) * 2010-04-23 2011-10-27 Carl Zeiss Industrielle Messtechnik Gmbh Verfahren zur Koordinatenmessung an Werkstücken auf einem Koordinatenmessgerät
JP5311294B2 (ja) * 2010-04-28 2013-10-09 株式会社安川電機 ロボットの接触位置検出装置
KR101607586B1 (ko) * 2012-04-17 2016-03-30 마키노 밀링 머신 주식회사 공작기계의 간섭판정방법 및 간섭판정장치
JP6240133B2 (ja) * 2015-09-18 2017-11-29 ファナック株式会社 溶接を行う打点の位置を測定するスポット溶接システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019045269A (ja) 2019-03-22
CN109420933B (zh) 2021-03-26
CN109420933A (zh) 2019-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8676533B2 (en) Touch trigger measurement probe
CN104942651B (zh) 机床的热位移补偿装置
JP6254456B2 (ja) 三次元測定機及び三次元測定機による補正行列算出方法
US9506736B2 (en) Measurement system
US8164847B2 (en) Fall detection device, magnetic disk device, and portable electronic apparatus
US8516712B2 (en) Measurement device
JP5312032B2 (ja) 表面形状測定装置及び表面形状測定方法
JP2017518487A (ja) 測定プローブの較正
CN106996739B (zh) 光学测量探针校准
US20170030697A1 (en) Feeler for workpieces being machined
JP2016017959A (ja) 座標測定機の動作を制御する方法
JP2011122899A (ja) 眼鏡枠形状測定装置
JP6834854B2 (ja) ワーク検出装置、ワーク検出方法及びコンピュータプログラム
WO2018150178A1 (en) Surface finish or surface roughness probe
CN113532343B (zh) 钥匙齿位数据的获取方法、装置、钥匙切割机和存储介质
JP5371532B2 (ja) 三次元測定機
CN110977612A (zh) Cnc数控加工在线测量误差修正方法及***
JP7448437B2 (ja) 形状測定装置の制御方法
JP7486707B2 (ja) 形状測定機及びその制御方法
JP2009288227A (ja) 三次元測定機
JPH1133880A (ja) Nc旋盤の計測装置
JP2020071029A (ja) 測定システム、測定動作の制御方法、故障の予兆判定方法
JP2019007762A (ja) タッチプローブを用いた計測方法
US11555683B2 (en) Form measuring instrument and method of detecting abnormality
JP2002122404A (ja) ゲージ検査機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6834854

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150