JP6827600B1 - 回転電機の回転子および回転電機 - Google Patents

回転電機の回転子および回転電機 Download PDF

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Abstract

回転電機(100)の回転子(30)は、シャフト(31)と、シャフト(31)に設けられた回転子鉄心(35)と、回転子鉄心(35)の軸方向の両端部にそれぞれ備えられ、回転子鉄心(35)を軸方向の両側から保持する円環状の軸端部品(38)とを備える回転電機(100)の回転子(30)であって、シャフト(31)に設けられ、外部から電源の供給を受ける端子部(36)に近い側の軸端部品(38)である第1軸端部品(38)は、端子部(36)と、回転子鉄心(35)から軸方向上方に突出する接続対象部品(37、S)とを電気的に接続するリード線(W、WB)を案内するガイド部(38h1、38r2)を有する。

Description

本願は、回転電機の回転子および回転電機に関するものである。
従来、シャフトから径方向外側に向けて突出する複数のティース部を備えた回転子鉄心と、複数のティース部の各々に巻回された回転子巻線と、回転子鉄心から軸方向に突出する回転子巻線のコイルエンド部を収納する固定環部材が配置された回転電機の回転子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
WO2015/181895号公報
しかしながら、従来の回転子には、外部駆動回路から回転子巻線までの電力供給経路が確保されておらず、例えば固定環部材には回転子巻線に繋がるリード線のガイドが設けられていないため、外部駆動回路からのリード線の取り回しについて製品間の品質が均一化せず、生産性が悪いという課題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、外部駆動回路からのリード線の取り回しが容易で、製品の品質を均一化でき、生産性が高い回転電機の回転子および回転電機を提供することを目的とする。
本願に開示される回転電機の回転子は、
シャフトと、前記シャフトに設けられた回転子鉄心と、
前記回転子鉄心の軸方向の両端部にそれぞれ備えられ、前記回転子鉄心を軸方向の両側から保持する円環状の軸端部品とを備える回転電機の回転子であって、
前記シャフトに設けられ、外部から電源の供給を受ける端子部に近い側の前記軸端部品である第1軸端部品は、前記端子部と、前記回転子鉄心から軸方向上方に突出する接続対象部品とを電気的に接続するリード線を案内するガイド部を有し、
前記ガイド部は、前記第1軸端部品を軸方向に貫通する孔であり、
前記第1軸端部品の前記孔は、2つの前記軸端部品間に樹脂を注入する樹脂注入孔を兼ねるものである。
本願に開示される回転電機の回転子は、
シャフトと、前記シャフトに設けられた回転子鉄心と、
前記回転子鉄心の軸方向の両端部にそれぞれ備えられ、前記回転子鉄心を軸方向の両側から保持する円環状の軸端部品とを備える回転電機の回転子であって、
前記シャフトに設けられ、外部から電源の供給を受ける端子部に近い側の前記軸端部品である第1軸端部品は、前記端子部と、前記回転子鉄心から軸方向上方に突出する接続対象部品とを電気的に接続するリード線を案内するガイド部を有し、
前記回転子鉄心に巻回された回転子巻線と、
、前記回転子に軸方向に挿入された永久磁石とを備え、
前記回転子巻線は、前記永久磁石の周囲を覆うように巻回されており、
前記回転子鉄心と前記第1軸端部品の間に、複数の前記回転子巻線を結線し、複数の前記回転子巻線間の渡り線を保持するピンを有する結線盤を備え、
前記結線盤を介して、前記リード線が前記端子部に接続されているものである。
また、本願に開示される回転電機は、
前記回転電機の回転子と、
固定子鉄心および固定子巻線からなる固定子とを備え、
前記回転子は、前記固定子の内周面に外周面を対向させ、空隙を介して回転可能に支持されているものである。
本願に開示される回転電機の回転子および回転電機によれば、外部駆動回路からのリード線の取り回しが容易で、製品の品質を均一化でき、生産性が高い回転電機の回転子および回転電機を提供できる。
実施の形態1による回転電機の斜視図である。 実施の形態1による回転電機の断面図である。 実施の形態1による固定子の斜視図である。 実施の形態1による回転子の斜視図である。 図4から軸端部品を取り除いた回転子を示す斜視図である。 図5から回転子巻線を除いた回転子を示す斜視図である。 実施の形態1による回転子巻線を巻回された回転子鉄心の斜視図である。 実施の形態1による軸端部品の斜視図であり、軸端部品を回転子鉄心側から見た図である。 実施の形態1による回転電機の動作回路図である。 実施の形態1による他の例の回転電機の断面図である。 実施の形態1による他の例の回転電機の動作回路図である。 実施の形態2による回転電機の永久磁石および回転子巻線用の絶縁部品を示す斜視図である。 実施の形態3による回転電機の軸端部品の平面図である。 実施の形態4による回転電機の断面図である。 実施の形態4による回転電機の結線盤の平面図である。 実施の形態5による回転電機の断面図である。 実施の形態6による回転電機の回転子の斜視図である。 実施の形態7による軸端部品の平面図である。 実施の形態7による軸端部品の平面図である。 実施の形態8による回転電機の断面図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1による回転電機の回転子および回転電機を、図を用いて説明する。
各図は、本実施の形態を説明するために必要な要素を図示し、実際の製品の全要素を図示しているとは限らない。
また、本明細書で、特に断り無く「軸方向」、「周方向」、「径方向」というときは、それぞれ、回転子の「軸方向」、「周方向」、「径方向」をいうものとする。
また、この明細書で、特に断り無く「上」、「下」に言及するときは、基準となる場所において、軸方向に垂直な面を想定し、その面を境界として回転子の中心点が含まれる側を「下」、その反対を「上」とする。
また、「固定する」は、対象物を固定できればその固定方法任意であり、固定方法は、問わない。「等しくなる」は、ほぼ同一であることを意味しており、寸法公差の範囲で異なるものであれば、有している機能は同じとみなす。
図1は、回転電機100の斜視図である。
図2は、回転電機100の断面図であり、回転電機100を、回転子30の軸心を含む平面で切断した図である。
回転電機100としては、例えば、車両用交流発電電動機が挙げられる。回転電機100は、固定子鉄心21および固定子巻線22からなる固定子20と、固定子20の内周面に外周面を対向させ、空隙を介して回転可能に支持された回転子30とを備えている。
固定子20は、図示しないフロントブラケットおよび図示しないリヤブラケットに固定されている。
図3は、固定子20の斜視図である。
固定子20は、上述のように固定子鉄心21と、固定子鉄心21に設けられた複数の固定子巻線22とを備えている。固定子鉄心21は、円環形状に形成されている。複数の固定子巻線22は、固定子鉄心21の内周面から径方向Xの内側に向かって突出し、周方向Yに、等間隔に配置されたティース部に巻回されている。
図4は、回転子30の斜視図である。
図5は、図4から軸端部品38を取り除いた回転子30を示す斜視図である。
図6は、図5から回転子巻線37を除いた回転子30を示す斜視図である。
図7は、回転子巻線37を巻回された回転子鉄心35の斜視図である。
回転子30は、シャフト31と、シャフト31に設けられた軸受32と、回転子30の回転位置を計測するために設けられ、図示しないレゾルバステータ共に用いられるレゾルバロータ33と、シャフト31に設けられたスリップリング34と、シャフト31に設けられた回転子鉄心35とを備えている。
シャフト31は、軸受32を介して、上述のフロントブラケットおよびリヤブラケットに回転可能に支持されている。スリップリング34は、図示しないフロントもしくはリヤブラケットの外側に接続される、外部駆動電源(外部駆動回路)に接続される。したがって、軸方向Zの位置は、フロントもしくはリヤブラケットに当接される軸受32よりも回転子鉄心35から離れて配置されている。
また、回転子30は、スリップリング34に接触する図示しないブラシを備えている。外部駆動電源は、スリップリング34に図示しないブラシを当接させることによって、端子部36を介して回転子30内に設けられた回転子巻線37に電力を供給する。すなわちスリップリング34は、端子部36にも電気的に接続されている。
回転子鉄心35は、円柱形状に形成されており、回転子鉄心35の径方向Xは、回転子30の径方向Xと一致し、回転子鉄心35の軸方向Zは、回転子30の軸方向Zと一致し、回転子鉄心35の周方向Yは、回転子30の周方向Yと一致する。
回転子鉄心35の軸方向Zの両端部には、回転子鉄心35に当接し、回転子鉄心35を軸方向Zの両側から保持するための円環状の軸端部品38がそれぞれ配置されている。
図5〜図7に示すように、回転子鉄心35には、軸方向Zに貫通する8対のコイル挿入孔35h1を備える。一対のコイル挿入孔35h1には、それぞれ回転子巻線37が巻回されている。回転子巻線37には、スリップリング34および端子部36を介して、外部から電力が供給される。
図6に示すように、一対のコイル挿入孔35h1の間に、それぞれ2個、合計16個の磁石挿入孔35h2が、軸方向Zに貫通して設けられ、磁石挿入孔35h2の中に、永久磁石MGが挿入されている。永久磁石MGは、回転子巻線37に流れる電流が作る磁束と、同一の方向に磁化され、回転子起磁力を形成する。回転子巻線37の内、一対のコイル挿入孔35h1から回転子鉄心35の外に突出する部分がコイルエンド部37eである。
図8は、軸端部品38の斜視図であり、軸端部品38を回転子鉄心35側から見た図である。
軸端部品38には、回転子巻線37を内包するように、環状に設けられた溝であるコイルエンド収納部38r1を備える。回転子巻線37のコイルエンド部37eは、径方向Xの両側と、軸方向Zの上方をコイルエンド収納部38r1に覆われる。
また、端子部36に近い側の軸端部品38(第1軸端部品)には、径方向Xに伸び、軸方向Zの上側に凹んだガイド溝部38r2(ガイド部)が設けられている。ガイド溝部38r2は、回転子巻線37から端子部36に延びるように設けられた、図2に示すリード線Wをガイドする。例えば、端子部36が、+−電位に対応して2か所に設けられている場合、ガイド溝部38r2もシャフト31を挟んで対称となる位置に2箇所設けられる。
ガイド溝部38r2は、図8に示すように溝加工されている場合に限定されず、ガイド部は、リード線Wをガイドできる空間が設けられていればよい。例えば、図8に示すガイド孔部38h1のように、軸端部品38を軸方向Zに貫通する孔であっても同等の機能を得ることができる(図8のガイド孔部38h1のように、ガイド部を穴加工だけで設けてもよい意図)。
図2に示すように、ガイド溝部38r2を利用する場合は、回転子巻線37の端部(接続対象部品)から延びるリード線Wは、ガイド溝部38r2を通って端子部36へと接続される。また、ガイド孔部38h1を用いる場合は、リード線Wは、ガイド孔部38h1を軸方向Zに通って引き出され、端子部36に接続される。
次に、回転電機100の動作について説明する。まず、回転電機100が電動機として動作する場合について説明する。
図9は、回転電機100としての交流発電電動機の動作回路図である。
バッテリBAから直流電流が、電源端子を介してパワー回路部PCに供給される。制御回路部CCは、パワー回路部PCの各スイッチング素子PC1をON/OFF制御する。これにより、パワー回路部PCは、直流電流を交流電流に変換する。変換された交流電流は、固定子20の固定子巻線22に供給される。
一方、回転子巻線37には、制御回路部CCからの指令に基づいて、直流電流が供給される。回転子巻線37によって発生した磁束、永久磁石MGによって発生した磁束によって発生する磁束が、固定子巻線22に流れる交流電流に鎖交することによって、駆動トルクが発生する。発生した駆動トルクによって、回転子30が、固定子20に対して回転する。
次に、回転電機100が発電機として動作する場合について説明する。エンジンが駆動している状態では、エンジンの回転トルクがクランクシャフトから、ベルト、ギヤ等の機械接続部品を介して、シャフト31に伝達される。これにより、回転子30が、固定子20に対して回転する。
回転子巻線37には、制御回路部CCからの指令に基づいて、直流電流が供給される。回転子巻線37によって発生した磁束、永久磁石MGによって発生した磁束が、固定子巻線22と鎖交することによって、固定子巻線22に三相交流電圧が誘起される。これにより、パワー回路部PCに交流電流が供給される。制御回路部CCは、パワー回路部PCの各スイッチング素子PC1をON/OFF制御する。これにより、パワー回路部PCは、交流電流を直流電流に変換する。変換された直流電流は、バッテリBAに供給される。これにより、バッテリBAが充電される。
なお、回転電機100が、電動機および発電機として動作する場合に、回転子巻線37には、必ずしも電流が供給される必要はない。永久磁石MGによって発生する磁束のみを利用して、回転電機100は、電動機および発電機として動作できる。
実施の形態1による回転電機100および回転電機100の回転子30によれば、軸端部品38に、端子部36と回転子巻線37とを接続するリード線Wをガイドするガイド溝部38r2又はガイド孔部38h1(いずれも特許請求の範囲におけるガイド部)を設けることによって、回転子巻線37と端子部36との接続経路を確保できる。これにより、端子部36からのリード線Wの取り回しが容易となり、製品の品質を均一化でき、生産性が高い回転電機の回転子30および回転電機100を提供できる。
また、回転子巻線37のコイルエンド部37eは、軸端部品38のコイルエンド収納部38r1に覆われるように配置されるため、回転子30の回転遠心力によって生じる、回転子巻線37および回転子鉄心35間のせん断応力を抑制できる。
また、積層された回転子鉄心35を軸端部品38によって軸方向Zの両側から保持できる。このように、一つの軸端部品38にて3つの機能を実現できる。
図10は、回転電機100Bの断面図であり、回転電機100Bを、回転子30Bの軸心を含む平面で切断した図である。
図11は、回転電機100Bの動作回路図である。
これまで、ガイド溝部38r2又は、ガイド孔部38h1を回転子巻線37のリード線W用のガイド部として活用する例について説明したが、例えば、回転子巻線が設けられていない回転電機100Bの回転子30Bについても、同様の機能を獲得できる。
例えば、図10に示すように、永久磁石MGに取り付けられた温度等のアナログセンサS(接続対象部品)のリード線WBを、ガイド溝部38r2を介して端子部36に接続する構成とすることもできる。
この場合、アナログセンサSで取得したアナログ電圧値を、端子部36およびスリップリング34を介して外部回路(外部駆動回路)に接続することによって、永久磁石MGの温度を計測する構成とする。ただし、回転子30B内に回転子巻線は設けられていないため、動作回路は、図11に示すように、図9の動作回路から、回転子巻線37への電力供給経路を除いた回路となる。この動作回路においては、回転子巻線37に電力供給する回路以外の回路については、図9と同様の動作をする。
実施の形態2.
以下、実施の形態2による回転電機の回転子および回転電機を、図を用いて説明する。
図12は、実施の形態2による回転電機の永久磁石MGおよび回転子巻線37用の絶縁部品60を示す斜視図である。
回転子巻線37は、絶縁部品60を介して永久磁石MGの周囲を覆うように巻回される。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
実施の形態2による回転電機の回転子および回転電機によれば、回転子巻線37は、絶縁部品60を介して永久磁石MGの周囲を覆うように巻回される。これにより、永久磁石MGは、回転子巻線37によって軸方向Zの両側、および周方向Yの両側から保持される。そして、回転子巻線37は、軸端部品38のコイルエンド収納部38r1によって保持されているので、結果的に、永久磁石MGは、間接的に軸端部品38に保持される。したがって、軸端部品38一つで、回転子巻線37と永久磁石MGの双方を保持する機能を得ることができる。
また、絶縁部品60は、永久磁石MGに発生する熱を、回転子巻線37を介して軸端部品38に流すことができるため、永久磁石MGから外気までの熱抵抗を下げる機能も有している。その結果、永久磁石MGの熱減磁を抑制する効果がある。
実施の形態3.
以下、実施の形態3による回転電機の回転子および回転電機を、図を用いて説明する。
図13は、実施の形態3による回転電機の軸端部品338の平面図であり、軸端部品338を回転子鉄心35側から見た図である。
軸端部品338は、樹脂注入孔338h3を備える。図13では、実施の形態1のガイド孔部38h1と同じ位置に、同じ形状の樹脂注入孔338h3を設けている。
回転子30の内部には、樹脂注入孔338h3から、回転子鉄心35、永久磁石MG、回転子巻線37の相互間の空間を埋めるように樹脂が注入される。
樹脂注入孔338h3は、樹脂を注入するために入口と出口に相当するように周方向Yに、180度離れた位置に、2か所設けられる。また、樹脂注入孔338h3は、実施の形態1で説明したガイド孔部38h1を兼用してもよく、樹脂を注入するための構成と、リード線Wに発生する熱を樹脂を介して軸端部品338に逃がせる構成とを両立する形態としてもよい。
実施の形態3による回転電機の回転子および回転電機によれば、軸端部品338に樹脂を注入するための樹脂注入孔338h3がシャフト31を挟んで対称となる位置に2箇所設けられているので、回転子鉄心35、永久磁石MGおよび回転子巻線37は、樹脂によって相互に固定され、回転子の回転時の振動の影響を最小限に抑制できる。
また、回転子鉄心35、永久磁石MGおよび回転子巻線37の剛性が高まることから、回転子の耐遠心力強度を高めることができる。加えて回転子巻線37への通電によって生じる熱を、回転子鉄心35に流し、シャフト31を介して外部に放熱できることから、回転子の熱耐久性を大幅に高めることができる。
実施の形態4.
以下、実施の形態4による回転電機の回転子および回転電機を、図を用いて説明する。
図14は、回転電機400の断面図であり、回転電機400を、回転子430の軸心を含む平面で切断した図である。
図15は、回転電機400の結線盤50の平面図である。
回転子鉄心35と軸端部品38(第1軸端部品)の間には、例えば、図15に示すような結線盤50が配置され、結線盤50には、回転子鉄心35の周方向Yに複数配置された回転子巻線37間の渡り線52を保持する複数のピン51が設けられている。回転子巻線37の端部から、結線盤50を介して、リード線Wが、ガイド溝部38r2を通り、端子部36に接続されており、結線盤50は、軸端部品38に覆われるように配置され、シャフト31に取付けられている。
実施の形態4による回転電機400の回転子430および回転電機400によれば、回転子巻線37の渡線を形成する結線盤50が、回転子430の軸端部に設けられており、結線盤50は、軸端部品38に覆われるようにシャフト31に取り付けられている。
これにより、結線盤50に配置された複数のピン51を用いて、回転子巻線37の入口線および出口線が保持されることから、周方向Yに複数配置された回転子巻線37の渡線を形成する工程が容易となる。また、結線盤50は、軸端部品38に覆われるように配置されるため、軸端部品38一つで、回転子巻線37、永久磁石MGおよび結線盤50の保持を同時に実現できる。
実施の形態5.
以下、実施の形態5による回転電機の回転子および回転電機を、図を用いて説明する。
図16は、回転電機500の断面図であり、回転電機500を、回転子530の軸心を含む平面で切断した図である。
軸端部品538は、スリップリング34を保持するスリップリング保持部品34HLDと一体形成されている。軸端部品538のその他の構成は、実施の形態1で説明した軸端部品38の構成と同じである。
実施の形態5による回転電機500の回転子530および回転電機500によれば、スリップリング34が配置されるスリップリング保持部品34HLDと軸端部品538とを一体形成しているため、スリップリング34を保持する機能と、回転子巻線37および永久磁石MGを保持する機能とを両立できる。
また、スリップリング保持部品34HLDは、ブラシを介して、外部回路と接続されているため、回転子巻線37および永久磁石MGに発生した熱を、スリップリング保持部品34HLDを介して外部に流すことができる。結果として、回転子巻線37および永久磁石MGの耐熱性を向上できる。
実施の形態6.
以下、実施の形態6による回転電機の回転子および回転電機を、図を用いて説明する。
図17は、実施の形態6による回転電機の回転子630の斜視図である。軸端部品638は、回転子630の回転時に冷却風を発生させるファン638Fと一体構成となっている。軸端部品638のその他の構成は、実施の形態1で説明した軸端部品38の構成と同じである。
実施の形態6による回転電機の回転子630および回転電機によれば、軸端部品638と冷却用のファン638Fとが一体構成となっているので、回転子630を冷却する機能と回転子巻線37および永久磁石MGとを保持する機能を両立できる。
また、軸端部品638によって保持された永久磁石MGおよび回転子巻線37の熱を、ファン638Fを介して外部に流すことができるため、回転子巻線37および永久磁石MGの耐熱性を大幅に向上できる。
実施の形態7.
以下、実施の形態7による回転電機の回転子および回転電機を、図を用いて説明する。
図18Aは、軸端部品338の平面図である。
図18Bは、軸端部品738の平面図である。
図18Aに示す軸端部品338は、実施の形態3で説明した軸端部品と同じ構成である。
図18Bに示す軸端部品738は、樹脂注入孔を備えていない構成である。
本実施の形態7では、軸方向Zの一方に軸端部品338を用い、軸方向Zの他方に軸端部品738を用いる。
回転子の耐熱性を高めるためには、粘度が低く流動性の高い樹脂を用いることが望まれる。実施の形態7による回転電機の回転子および回転電機によれば、回転子内に樹脂を充填させる際に、軸方向Zの一方側の軸端部品338の樹脂注入孔338h3から樹脂を注入し、他方側の軸端部品738から樹脂が漏れることを抑制する必要があるため、本構成を用いることで回転子内の樹脂充填工程が容易となる。
実施の形態8.
以下、実施の形態8による回転電機の回転子および回転電機を、図を用いて説明する。
図19は、回転電機800の断面図であり、回転電機800を、回転子830の軸心を含む平面で切断した図である。
図19の紙面右側(軸端部品38とは軸方向Zの反対側)に設けられた軸端部品838(第2軸端部品)は、シャフト831と一体形成されている。
実施の形態8による回転電機800の回転子830および回転電機800によれば、リード線Wを引き回す必要が無い側の軸端部品838とシャフト831とが一体形成されていることから、シャフト831による回転子830の回転支持と、軸端部品838による回転子巻線37および永久磁石MGの保持機能とを両立できる。
また、回転子巻線37および永久磁石MGに発生する熱を、軸端部品838およびシャフト831を介して外気へと流す構成となっているため、回転子巻線37および永久磁石MGの耐熱性を向上できる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
100,100B,400,500,800 回転電機、20 固定子、21 固定子鉄心、22 固定子巻線、30,30B,430,530,630,830 回転子、31,831 シャフト、32 軸受、33 レゾルバロータ、34 スリップリング、34HLD スリップリング保持部品、35 回転子鉄心、35h1 コイル挿入孔、35h2 磁石挿入孔、36 端子部、37 回転子巻線、37e コイルエンド部、38,338,538,638,738,838 軸端部品、38h1 ガイド孔部、38r1 コイルエンド収納部、38r2 ガイド溝部、338h3 樹脂注入孔、638F ファン、50 結線盤、51 ピン、52 渡り線、60 絶縁部品、BA バッテリ、CC 制御回路部、MG 永久磁石、PC パワー回路部、PC1 スイッチング素子、S アナログセンサ、W,WB リード線。

Claims (10)

  1. シャフトと、前記シャフトに設けられた回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心の軸方向の両端部にそれぞれ備えられ、前記回転子鉄心を軸方向の両側から保持する円環状の軸端部品とを備える回転電機の回転子であって、
    前記シャフトに設けられ、外部から電源の供給を受ける端子部に近い側の前記軸端部品である第1軸端部品は、前記端子部と、前記回転子鉄心から軸方向上方に突出する接続対象部品とを電気的に接続するリード線を案内するガイド部を有し、
    前記ガイド部は、前記第1軸端部品を軸方向に貫通する孔であり、
    前記第1軸端部品の前記孔は、2つの前記軸端部品間に樹脂を注入する樹脂注入孔を兼ねる回転電機の回転子。
  2. シャフトと、前記シャフトに設けられた回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心の軸方向の両端部にそれぞれ備えられ、前記回転子鉄心を軸方向の両側から保持する円環状の軸端部品とを備える回転電機の回転子であって、
    前記シャフトに設けられ、外部から電源の供給を受ける端子部に近い側の前記軸端部品である第1軸端部品は、前記端子部と、前記回転子鉄心から軸方向上方に突出する接続対象部品とを電気的に接続するリード線を案内するガイド部を有し、
    前記回転子鉄心に巻回された回転子巻線と、
    、前記回転子に軸方向に挿入された永久磁石とを備え、
    前記回転子巻線は、前記永久磁石の周囲を覆うように巻回されており、
    前記回転子鉄心と前記第1軸端部品の間に、複数の前記回転子巻線を結線し、複数の前記回転子巻線間の渡り線を保持するピンを有する結線盤を備え、
    前記結線盤を介して、前記リード線が前記端子部に接続されている回転電機の回転子。
  3. 前記ガイド部は、前記第1軸端部品の前記回転子鉄心側の面に径方向に設けられ、軸方向の上側に凹んだ溝である請求項に記載の回転電機の回転子。
  4. 前記接続対象部品は、前記回転子鉄心に巻回された回転子巻線の端部である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
  5. 前記接続対象部品は、前記回転子に軸方向に挿入された永久磁石に取り付けられたセンサである請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
  6. 前記第1軸端部品は、前記第1軸端部品を軸方向に貫通し、2つの前記軸端部品間に樹脂を注入する樹脂注入孔を有する請求項2に記載の回転電機の回転子。
  7. 前記第1軸端部品は、前記回転子に取り付けられ、外部駆動電源および前記端子部に接続されたスリップリングを保持するスリップリング保持部品と一体形成されている請求項1から請求項のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
  8. 前記第1軸端部品は、軸方向に突出し、冷却風を発生させるファンと一体構成されている請求項1から請求項のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
  9. 前記第1軸端部品とは軸方向の反対側に設けられた前記軸端部品である第2軸端部品は、前記シャフトと一体形成されている請求項1から請求項のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
  10. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の回転電機の回転子と、
    固定子鉄心および固定子巻線からなる固定子とを備え、
    前記回転子は、前記固定子の内周面に外周面を対向させ、空隙を介して回転可能に支持されている回転電機。
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