JP6827351B2 - 田植機 - Google Patents

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本願発明は、苗載台に載置された苗マットから植付爪にて苗を掻き取って圃場に植付ける苗植付装置を備える田植機に関するものである。
従来、圃場への苗植え作業に用いられる田植機においては、走行機体の後部に、苗載台及び植付爪付きの移植機構を有する苗植付装置を装着している。苗植付装置の移植機構としては、1つのロータリケースに2つの植付爪を有するタイプが一般的である。また、施肥装置または施薬装置または除草剤散布装置などを搭載する構造になっている。
苗植え作業では、苗マットを載せた苗載台を所定間隔で連続的に横送りしながら、苗載台に向けた植付爪を公転しつつ自転させることによって、植付爪を苗載台と圃場面との間で往復動させ、苗マットから苗を1株ずつ掻き取って圃場に植付ける。圃場に苗を植付けるとき、肥料または薬剤または除草剤を圃場面に投入する。
肥料または殺虫殺菌薬剤を圃場面に投入する構造としては、 第1粒状体(肥料)を搬送する第1搬送路と、前記第1搬送路内に第1粒状体用の搬送風を供給する送風装置と、第2粒状体(殺虫殺菌薬剤)を搬送する第2搬送路と、前記第1搬送路と第2搬送路を合流させる合流搬送路と、圃場面に溝を形成する作溝器と、前記作溝器にて形成された溝内に第1粒状体と第2粒状体を投入案内するガイド部とを備える構造が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2015−112072号公報
送風装置から供給される搬送風は、ガイド部下方に位置する開口箇所から外部へ排風される。ガイド部内の搬送風圧力が上昇する場合とは具体的に、圃場の水位が比較的高く、水面などでガイド部の開口箇所を塞いで送風装置から供給される搬送風がガイド部から外部へ排風できない状態である。
特許文献1では、圃場に苗を植付けるとき、前記ガイド部内の搬送風圧力が上昇する場合がある。前記ガイド部内の搬送風圧力が上昇したとき、第1粒状体または第2粒状体が前記ガイド部内に移動するのを阻害する等の問題がある。特に、圃場面の既植苗の側方に、苗の植付けと同時に肥料または殺虫殺菌薬剤を圃場面に投入して、施肥または殺虫殺菌を実行させる構造では、肥料または殺虫殺菌薬剤の使用量の低減などを図ることができるが、搬送風圧力の上昇にて第1粒状体または第2粒状体の移動が阻害されると、第1粒状体または第2粒状体の投入量が不均一になり、第1粒状体または第2粒状体の散布が不適正に行われる等の問題がある。
本願発明は、上記の現状に鑑みてなされたものであり、施肥または薬剤散布を適切に行うことを技術的課題としている。
この技術的課題を解決するため、請求項1に係る発明の田植機は、苗載台上の苗を植付爪にて圃場に植付ける田植機において、第1粒状体を搬送する第1搬送路と、前記第1搬送路内に第1粒状体用の搬送風を供給する送風装置と、第2粒状体を搬送する第2搬送路と、前記第1搬送路と第2搬送路を合流させる合流搬送路と、圃場面に溝を形成する作溝器と、前記作溝器にて形成された溝内に第1粒状体と第2粒状体を投入案内するガイド部とを備える構造であって、前記合流搬送路で合流する前記第1搬送路と前記第2搬送路とは、前記第2搬送路の方が前記第1搬送路よりも搬送路の径が小さく、前記ガイド部内の搬送風圧力を低下させる排風機構を設け、前記排風機構の蓋体を前記ガイド部に左右方向の支点軸回りに回動可能に軸支し、前記第1搬送路と前記第2搬送路との合流位置よりも下方の前記合流搬送路に前記蓋体を設けているというものである。
発明によれば、前記ガイド部内の搬送風圧力が上昇するのを防止でき、搬送風圧力の上昇にて第1粒状体または第2粒状体の移動が阻害されるのを阻止できる。圃場面に苗を植付ける作業と同時に、その苗の側方に施肥または薬剤散布を適正に実行できる。
また、前記ガイド部内の搬送風圧力を、前記蓋体の開閉動作にて機能的に低下させることができるものでありながら、前記蓋体にて排風機構を簡潔な構造に構成できる。
更に、前記ガイド部と蓋体にて、前記作溝器にて形成される溝に向けて第1粒状体(肥料)または第2粒状体(殺虫殺菌薬剤)を適正に移動案内できる。前記蓋体の下端側が後方に移動する姿勢に開動することにより、第1粒状体または第2粒状体の案内機能を維持しつつ有効に排風できる。
実施形態における乗用型田植機の左側面図である。 乗用型田植機の平面図である。 エンジン、ミッションケース及びリヤアクスルケースの位置関係を示す左側面図である。 エンジン、ミッションケース及びリヤアクスルケースの位置関係を示す平面図である。 苗植付装置を左側後方から視た斜視図である。 苗植付装置を左側前方から視た斜視図である。 苗植付装置の背面説明図である。 薬剤散布機部の左側面図である。 合流搬送路、作溝器、ガイド部、排風機構を示す左側面図である。
以下に、本願発明を具体化した実施形態を、8条植え式の乗用型田植機1(以下、単に田植機1という)に適用した場合の図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、走行機体2の進行方向に向かって左側を単に左側と称し、同じく進行方向に向かって右側を単に右側と称する。
まず、図1から図5を参照しながら、田植機1の概要について説明する。実施形態の田植機1は、走行部としての左右一対の前車輪3及び同じく左右一対の後車輪4によって支持された走行機体2を備えている。走行機体2の前部にはエンジン5が搭載されている。エンジン5からの動力を後方のミッションケース6に伝達して、前車輪3及び後車輪4を駆動させることにより、走行機体2が前後進走行するように構成されている。ミッションケース6の左右側方にフロントアクスルケース7を突出させ、フロントアクスルケース7から左右外向きに延びる前車軸36に前車輪3が舵取り可能に取付けられている。ミッションケース6の後方に筒状フレーム8を突出させ、筒状フレーム8の後端側にリヤアクスルケース9を固設し、リヤアクスルケース9から左右外向きに延びる後車軸37に後車輪4が取付けられている。
図1及び図2に示されるように、走行機体2の前部及び中央部の上面側には、オペレータ搭乗用の作業ステップ(車体カバー)10が設けられている。作業ステップ10の前部の上方にはフロントボンネット11が配置され、フロントボンネット11の内部にエンジン5を設置している。作業ステップ10の上面のうちフロントボンネット11の後部側方に、足踏み操作用の走行変速ペダル12が配置されている。詳細は省略するが、実施形態の田植機1は、走行変速ペダル12の踏込み量に応じた変速電動モータの駆動にて、ミッションケース6の油圧無段変速機から出力される変速動力を調節するように構成されている。
また、フロントボンネット11の後部上面側にある運転操作部13には、操縦ハンドル14と走行主変速レバー15と昇降操作具としての作業レバー16とが設けられている。作業ステップ10の上面のうちフロントボンネット11の後方には、シートフレーム17を介して操縦座席18が配置されている。なお、フロントボンネット11の左右側方には、作業ステップ10を挟んで左右の予備苗載台24が設けられている。
走行機体2の後端部にリンクフレーム19が立設されている。リンクフレーム19には、ロワーリンク20及びトップリンク21からなる昇降リンク機構22を介して、8条植え用の苗植付装置23が昇降可能に連結されている。この場合、苗植付装置23の前面側に、ローリング支点軸(図示省略)を介してヒッチブラケット38を設けている。昇降リンク機構22の後部側にヒッチブラケット38を連結することによって、走行機体2の後方に苗植付装置23を昇降動可能に配置している。筒状フレーム8の上面後部に、油圧式の昇降シリンダ39を支持させる。昇降シリンダ39のピストンロッド先端側はロワーリンク20に連結している。昇降シリンダ39の伸縮動にて昇降リンク機構22を上下回動させる結果、苗植付装置23が昇降動する。
オペレータは、作業ステップ10の側方にある乗降ステップ25から作業ステップ10上に搭乗し、運転操作にて圃場内を移動しながら、苗植付装置23を駆動させて圃場に苗を植え付ける苗植え作業(田植え作業)を実行する。なお、苗植え作業中において、苗植付装置23には、予備苗載台24上の苗マットをオペレータが随時補給する。
図1及び図2に示すように、苗植付装置23は、エンジン5からミッションケース6を経由した動力が伝達される植付入力ケース26と、植付入力ケース26に連結する8条用4組(2条で1組)の植付伝動ケース27と、各植付伝動ケース27の後端側に設けられた苗植機構28と、8条植え用の苗載台29と、各植付伝動ケース27の下面側に配置された田面均平用のフロート32とを備えている。苗植機構28には、1条分2本の植付爪30を有するロータリケース31が設けられている。植付伝動ケース27に2条分のロータリケース31が配置されている。植付伝動ケース27の出力軸の一回転によって、二本の植付爪30が各々一株ずつの苗を切取ってつかみ、フロート32にて整地された田面に植付ける。苗植付装置23の前面側には、圃場面を均す整地ロータ85を昇降動可能に設けている。図5及び図6にも示すように、走行機体2の上面のうち操縦座席18後方の上面に施肥装置310を設置すると共に、苗植付装置23の後側部には、施薬装置(薬剤散布機)440と除草剤散布装置500を設けている。
上記の構成により、エンジン5からミッションケース6を経由した動力は、前車輪3及び後車輪4に伝達されるだけでなく、苗植付装置23の植付入力ケース26にも伝達される。この場合、ミッションケース6から苗植付装置23に向かう動力は、リヤアクスルケース9の右側上部に設けられた株間変速ケースに伝達されてから植付入力ケース26に動力伝達され、各苗植機構28や苗載台29が駆動される。
なお、苗植付装置23の左右外側にはラインマーカ33を備えている。ラインマーカ33は、筋引き用のマーカ輪体34と、マーカ輪体34を回転可能に軸支するマーカアーム35とを有している。各マーカアーム35の基端側が苗植付装置23の左右外側に左右回動可能に軸支されている。ラインマーカ33は、運転操作部13にある作業レバー16の操作に基づき、次工程での基準となる軌跡を田面に着地して形成する作業姿勢と、マーカ輪体34を上昇させて田面から離間させた非作業姿勢とに回動可能に構成されている。
図3及び図4に示すように、走行機体2は前後に延びる左右一対の機体フレーム50を備えている。各機体フレーム50は前部フレーム51と後部フレーム52とに二分割されている。前部フレーム51の後端部と後部フレーム52の前端部とが左右横長の中間連結フレーム53に溶接固定されている。左右一対の前部フレーム51の前端部は前フレーム54に溶接固定されている。
図4に示すように、左右両前部フレーム51の前寄り部位は、前後二本のベースフレーム56によって連結されている。当該各ベースフレーム56の中間部は、左右両前部フレーム51よりも低く位置するようにU字形に折り曲げられた形状に形成されている。各ベースフレーム56の左右端部は、対応する前部フレーム51に溶接固定されている。略平板状のエンジン台57及び複数の防振ゴム(図示省略)を介して、前後両ベースフレーム56にエンジン5が搭載され防振支持されている。後側のベースフレーム56は、ミッションケース6の前部に連結されている。
なお、左側の前部フレーム51に外向き突設されたステップ支持台64の下方に、エンジン5の排気音を低減させるマフラー65が配置されている。エンジン5の排気管69がマフラー65の排気入口側に接続されている。また、エンジン5の後方に配置されたミッションケース6の前部には、パワーステアリングユニット66が設けられている。
運転操作部13において、走行主変速レバー15は、操縦ハンドル14左側に位置している。運転操作部13に形成したガイド溝に沿って走行主変速レバー15を操作することによって、田植機1の走行モードを前進、中立、後進、苗継及び移動の各モードに切り換えるように構成している。作業レバー16は、操縦ハンドル14右側に位置している。作業レバー16は、苗植付装置23の昇降操作、植付クラッチの継断(苗植付装置23の動力継断)操作及び左右ラインマーカ33の選択操作及び副変速操作などの複数操作が可能に構成されている。
図5または図6に示す如く、施肥装置310は、4条分二組の左右施肥タンク311と、施肥タンク311の下方に配置する8条分の肥料繰出し部312と、肥料繰出し部312の左側に配置する送肥ブロワ313(送風装置)と、肥料繰出し部312に接続させる8条分の施肥ホース314(第1搬送路)と、各フロート32に固着する肥料放出部である側条作溝器315を備える。施肥ホース314に送肥ブロワ313の搬送風を供給し、肥料繰出し部312から落下する肥料を施肥ホース314に送出し、側条作溝器315を介して施肥ホース314の送出肥料を圃場の植付田面に放出して側条施肥作業を行うように構成している。図6に示す如く、施肥ホース314内の搬送風の一部を排出させる排風ホース316を備え、4条分の施肥ホース314の中途部に1本の排風ホース316を接続している。
次に、図7及び図8を参照しながら、施薬装置440について説明する。施薬装置440は、8条分の殺虫殺菌薬剤を入れる4体の薬剤タンク441と、薬剤タンク441の下方に配置する8条分の薬剤繰出部442と、薬剤繰出部442に接続させる8条分の薬剤ホース443を備える。側条作溝器315に薬剤ホース443出口側を接続させ、苗植付装置23に設けた作溝器315が圃場に作溝する溝に薬剤(殺虫殺菌薬剤)を投入散布するように構成している。また、作溝器315の後方には、フロート32に固定された覆土板444が設けられる。施肥装置310の肥料と施薬装置440の薬剤が散布された圃場の溝は、覆土板444によって埋め戻されるように構成している。これにより、植付爪30によって植付けられる苗列の側方に施肥装置310の肥料と施薬装置440の薬剤が埋込まれる。
即ち、図8及び図9に示す如く、施肥タンク311からの肥料(第1粒状体)を搬送する施肥ホース314(第1搬送路)と、施肥ホース314内に肥料用の搬送風を供給する送肥ブロワ313(送風装置)と、薬剤タンク441からの殺虫殺菌薬剤(第2粒状体)を搬送する薬剤ホース443(第2搬送路)と、施肥ホース314と薬剤ホース443を合流接続させる合流ブーツ446(合流搬送路)と、圃場面に溝を形成する側条作溝器315と、側条作溝器315にて形成された田面の溝内に施肥タンク311からの肥料と薬剤タンク441からの殺虫殺菌薬剤を投入案内する埋込シュート445(ガイド部)とを備えている。
図8及び図9に示す如く、合流ブーツ446の肥料入口451に施肥ホース314出口側をバンド締結すると共に、合流ブーツ446の薬剤入口452に薬剤入口ブーツ447の出口側をバンド締結する。また、苗載台29の傾斜下端側を苗取出し板86にて左右方向に往復動可能に支持させると共に、薬剤入口ブーツ447の入口側に薬剤ホース443出口側を接続させ、薬剤入口ブーツ447の入口側と薬剤ホース443出口側を苗取出し板86に締結バンド87にて着脱可能に締結する。合流ブーツ446の内部に各入口451,452を介して施肥タンク311からの肥料と薬剤タンク441からの殺虫殺菌薬剤を投入するように構成している。
加えて、埋込シュート445の後面側開放部のうち、フロート32底面よりも高位置の後面側開放部に対向させて埋込シュート445内の搬送風圧力を低下させる排風機構453を設けている。排風機構453は、開閉可能な平板状の蓋体454と、前記肥料または殺虫殺菌薬剤よりも小さい排風孔を有するメッシュ状のフィルタ体455を有する。フロート32底面よりも高位置の後面側開放部を蓋体454とフィルタ体455にて開閉可能に閉塞するように構成している。
図9に示す如く、埋込シュート445の上部後側方の合流ブーツ446後面部に左右方向の支点軸456両端部を軸支し、支点軸456の中間部に平板形蓋体454の上端部を回動可能に軸支し、支点軸456の下方に向けて平板形蓋体454の下端側を垂下させ、合流ブーツ446後面部のうち平板形蓋体454内側の後面部にフィルタ体455を固着している。即ち、合流ブーツ446に開閉可能な蓋体454を取付け、蓋体454の内側方にフィルタ体455を取付け、埋込シュート445の後面開放側に蓋体454とフィルタ体455を配置している。埋込シュート445上部後側方の合流ブーツ446に平板形蓋体454の上端部を左右方向の支点軸456回りに回動可能に軸支し、埋込シュート445の上端部よりも下方側に平板形蓋体454の下端部を延設している。
上記の構成により、施肥装置310の肥料繰出し部312から繰出される肥料は、施肥ホース314及びブーツ446を介して埋込シュート445へ送られると共に、施薬装置440の薬剤繰出部442から繰出される殺虫殺菌薬剤は、薬剤ホース443及びブーツ446,447を介して埋込シュート445へ送られ、作溝器315が形成する圃場の溝内に、埋込シュート445の案内にて肥料と殺虫殺菌薬剤が散布されるものであり、例えば、埋込シュート445内の搬送風圧力が不適正に上昇しても、埋込シュート445内の搬送風圧力が蓋体454の開閉動作にて適正に維持され、作溝器315にて形成される溝に向けて肥料または殺虫殺菌薬剤を適正に移動案内できる。圃場の所定位置(植付爪30にて植付ける苗の側方)に肥料または殺虫殺菌薬剤を投入できる。
図1、図8、図9から明らかなように、苗載台29上の苗を植付爪30にて圃場に植付ける田植機において、第1粒状体である肥料を搬送する第1搬送路としての施肥ホース314と、施肥ホース314内に肥料用の搬送風を供給する送風装置としての送肥ブロワ313と、第2粒状体である殺虫殺菌薬剤を搬送する第2搬送路としての薬剤ホース443と、施肥ホース314と薬剤ホース443を合流させる合流搬送路としての合流ブーツ446と、圃場面に溝を形成する作溝器315と、作溝器315にて形成された溝内に肥料と殺虫殺菌薬剤を投入案内するガイド部としての埋込シュート445とを備える構造であって、埋込シュート445内の搬送風圧力を低下させる排風機構453を設けたものである。したがって、埋込シュート445内の搬送風圧力が上昇するのを防止でき、搬送風圧力の上昇にて肥料または殺虫殺菌薬剤の移動が阻害されるのを阻止できる。圃場面に苗を植付ける作業と同時に、その苗の側方に施肥または薬剤散布を適正に実行できる。
図9から明らかなように、排風機構453は、開閉可能な蓋体454を有するものである。したがって、埋込シュート445内の搬送風圧力を、蓋体454の開閉動作にて機能的に低下させることができるものでありながら、蓋体454にて排風機構を簡潔な構造に構成できる。
図9から明らかなように、埋込シュート445の上部後側方に平板形蓋体454の上端部を左右方向の支点軸456回りに回動可能に軸支し、合流ブーツ446の上端部よりも下方側に平板形蓋体454の下端部を延設したものである。したがって、埋込シュート445と蓋体454にて、作溝器315にて形成される溝に向けて肥料(第1粒状体)または殺虫殺菌薬剤(第2粒状体)を適正に移動案内できる。蓋体454の下端側が後方に移動する姿勢に開動することにより、肥料(第1粒状体)または殺虫殺菌薬剤(第2粒状体)の案内機能を維持しつつ有効に排風できる。
図9から明らかなように、排風機構453は、肥料(第1粒状体)または殺虫殺菌薬剤(第2粒状体)よりも小さい排風孔を有するフィルタ体455を有するものである。したがって、肥料(第1粒状体)または殺虫殺菌薬剤(第2粒状体)を圃場の所定位置に投入できる。排風機構453からの排風にて肥料または殺虫殺菌薬剤が拡散されるのを容易に防止でき、肥料または殺虫殺菌薬剤を効果的に散布できる。
図9から明らかなように、合流ブーツ446に開閉可能な蓋体454を取付け、蓋体454の内側方にフィルタ体455を取付け、埋込シュート445の後面開放側に蓋体454とフィルタ体455を配置したものである。したがって、合流ブーツ446を利用して蓋体454とフィルタ体455を組付けることができ、組立作業性の向上または保守点検作業の簡略化などを容易に図ることができる。
なお、覆土板444の一部を延設して開動姿勢の蓋体454を一体的に形成し、埋込シュート445内の搬送風を覆土板444の下面方向に移動案内することにより、埋込シュート445内の搬送風圧力が上昇するのを防止できるものでありながら、覆土板444と蓋体454の一体形成にて、構成部品数を削減して、構造の簡略化または製造コスト削減などを図ることができる。また、本願発明は、前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
また排風機構453を設けた埋込シュート445は、施肥ホースと薬剤ホースを合流させる合流搬送路を用いず、ひとつの粒状体を圃場に供給する場合でも搬送風圧力の上昇にて肥料または殺虫殺菌薬剤の移動が阻害されるのを阻止でき、圃場面に苗を植付ける作業と同時に、その苗の側方に施肥または薬剤散布を適正に実行できる。
1 田植機
29 苗載台
30 植付爪
313 送肥ブロワ(送風装置)
314 施肥ホース(第1搬送路)
315 側条作溝器
443 薬剤ホース(第2搬送路)
445 埋込シュート(ガイド部)
446 合流ブーツ(合流搬送路)
453 排風機構
454 蓋体
455 フィルタ体
456 支点軸

Claims (1)

  1. 苗載台上の苗を植付爪にて圃場に植付ける田植機において、
    第1粒状体を搬送する第1搬送路と、前記第1搬送路内に第1粒状体用の搬送風を供給する送風装置と、
    第2粒状体を搬送する第2搬送路と、前記第1搬送路と前記第2搬送路を合流させる合流搬送路と、
    圃場面に溝を形成する作溝器と、前記作溝器にて形成された溝内に第1粒状体と第2粒状体を投入案内するガイド部とを備える構造であって、
    前記合流搬送路で合流する前記第1搬送路と前記第2搬送路とは、前記第2搬送路の方が前記第1搬送路よりも搬送路の径が小さく、
    前記ガイド部内の搬送風圧力を低下させる排風機構を設け、
    前記排風機構の蓋体を前記ガイド部に左右方向の支点軸回りに回動可能に軸支し、
    前記第1搬送路と前記第2搬送路との合流位置よりも下方の前記合流搬送路に前記蓋体を設けている、
    田植機。
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