JP6826866B2 - 積層ラベル - Google Patents

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Description

本発明は、表面シートにフィルム層が積層されてなる積層ラベルに関し、特に、表面シートが、互いに分離可能な2つの領域を有する積層ラベルに関する。
従来、配送物を配送する場合、配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が記入された配送ラベルが用いられ、配送情報が記入された配送ラベルが配送物に貼付され、配送ラベルに記入された配送情報に従って配送物が配送先に配送されている。このような配送ラベルにおいては、配送物が配送先に配送された後に配送業者が持ち帰る配達票が分離可能に構成されたものが用いられている。この配送ラベルを用いた場合、配送物が配送先に配送されると、配達票に受領印が押下され、配達票が配送ラベルから分離されて配送業者によって持ち帰られることにより、配送物が配送先に配送されたことが管理される。
ここで、表面基材の一方の面に剥離層を介して樹脂層が積層され、樹脂層の表面基材との積層面とは反対側の面に積層された接着層によって被着体に貼付され、その後、表面基材が剥離層によって樹脂層から剥離されることで、表面基材を被着体から分離できる積層ラベルが考えられている(例えば、特許文献1参照)。この積層ラベルを上記のような配送ラベルに用いることで、配送物に貼付された後、配達票や貼付票を配送物から分離することができるようになる。
特開2001−202022号公報
ところで、特許文献1に記載された積層ラベルを上記のような配送ラベルに用いた場合、表面基材が樹脂層から剥離されることで配送物から分離可能な構成となる。そのため、配達票や貼付票として利用することは想定されるものの、部分的に配達票や貼付票以外の用途として利用することは想定されておらず、汎用性に乏しいという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、表面シートにフィルム層が積層されてなる積層ラベルにおいて、部分的に、被着体に貼付された後に剥離される用途以外の用途で使用することができる積層ラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
互いに分離可能な第1及び第2の領域を具備する表面シートと、
前記表面シートの一方の面に積層された第1の剥離層と、
前記第1の剥離層の前記表面シートとの積層面とは反対側の面に積層されたフィルム層と、
前記フィルム層の前記第1の剥離層との積層面とは反対側の面に積層された粘着層と、
前記粘着層の前記フィルム層との積層面とは反対側の面に積層され、前記第1の領域に対向する領域と前記第2の領域に対向する領域とが分離可能に構成された台紙シートと、
前記粘着層の前記第1の領域に対向する領域と前記台紙シートとの間に積層された第2の剥離層とを有し、
前記フィルム層の前記第2の領域に対向する領域と前記台紙シートとは前記第2の剥離層を介さずに前記粘着層によって直接貼着され、
前記フィルム層または前記台紙シートの前記粘着層との積層面のうち前記第2の領域に対向する領域に情報が表示されている。
上記のように構成された本発明においては、表面シートの第1の領域においては、台紙シートが剥離されることで表出した粘着層によって被着体に貼付された後、表面シートとフィルム層とを第1の剥離層を介して剥離することで、表面シートを被着体から剥離することができる。一方、表面シートの第2の領域においては、第1の領域から分離し、表面シートとフィルム層とを剥離層を介して剥離することで、フィルム層または台紙シートの粘着層との積層面のうち第2の領域に対向する領域に表示された情報がフィルム層、またはフィルム層及び粘着層を介して視認可能な状態となる。このように、第1の領域においては、被着体に貼付された後に剥離される用途に使用されながらも、第2の領域においては、被着体に貼付された後に剥離される用途以外の用途で使用することができる。その際、第2の領域に対向する領域においては、第2の領域がフィルム層から剥離した状態において、フィルム層または台紙シートの粘着層との積層面に表示された情報がフィルム層によって覆われていることにより、情報の改ざんを防止できる。
本発明によれば、表面シートの第2の領域に対向する領域においては、粘着層と台紙シートとの間に第2の剥離層が積層されておらず、フィルム層または台紙シートの粘着層との積層面に情報が表示されているため、表面シートを第1の剥離層を介してフィルム層から剥離することで、情報が視認可能となり、それにより、表面シートにフィルム層が積層されてなる積層ラベルにおいて、第2の領域を部分的に、被着体に貼付された後に剥離される用途以外の用途で使用することができる。
本発明の積層ラベルの実施の一形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した配送ラベルにおけるフィルム層の裏面の構成を示す図である。 図1及び図2に示した配送ラベルが製造されていく様子を示す配送ラベルの断面図である。 図1及び図2に示した配送ラベルの配達票及び貼付票と保証書片との分離方法を説明するための図である。 図1に示した配達票及び貼付票が被着体となる配送物に貼付されるまでの使用方法を説明するための図である。 図1に示した保証書片の使用方法を説明するための図である。 図1に示した配達票及び貼付票が配送物に貼付された後に配達票を剥離する際の作用を説明するための図である。 図1に示した配達票及び貼付票が配送物に貼付された後に貼付票を剥離する際の作用を説明するための図である。 本発明の積層ラベルの他の実施の形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図9に示した配送ラベルが製造されていく様子を示す配送ラベルの断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の積層ラベルの実施の一形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。図2は、図1に示した配送ラベル1におけるフィルム層30の裏面の構成を示す図である。
本形態における積層ラベルは図1に示すように、表面シートとなる伝票用紙10と、第1の剥離層となるシリコン層50a及びニス層50bと、フィルム層30と、粘着層40と、第2の剥離層となるシリコン層22と、台紙シート21とから構成されている。
伝票用紙10は、感熱紙や上質紙からなり、第1の領域となる配達票11と、貼付票12と、第2の領域となる保証書片13とがスリット14及びミシン目15を介して分離可能に連接して構成されている。伝票用紙10の表面には、この配送ラベル1が貼付されて配送される配送物の配送先の住所や氏名あるいは名称、品名等の配送情報が印字あるいは記入される配送情報表示領域11a,12aが配達票11及び貼付票12となる領域にそれぞれ設けられており、配達票11となる領域の表面には、さらに、配送物の配送先にて受領印が押下される押印領域11bが設けられている。また、保証書片13には、保証書片13の使用方法を説明するための使用方法説明情報13eが表示されている。配達票11と貼付票12とは、図1中縦方向に並んでスリット14を介して連接している。保証書片13は、配達票11及び貼付票12と図1中横方向に並んでミシン目15を介してこれら配達票11及び貼付票12と連接している。なお、配達票11と貼付票12と保証書片13とを分離可能とする切り離し線としては、スリット14やミシン目15に限らず、特定の形状の切り込みが一方向に配列してなる、いわゆるジッパー等、周知のものを適宜採用することができる。
伝票用紙10の裏面には、その全面に、シリコンが、例えば1〜10μmの厚さで塗布されることでシリコン層50aが積層されている。このシリコン層50aとしては、例えば、2アクリル酸ヘキサメチレンが10%、シリコンが5〜10%、感光性樹脂が1〜20%、感光性モノマーが40〜70%、光開始剤が1〜10%、その他添加剤が5%未満それぞれ含有されてなる紫外線硬化型インキを用いることができ、その一例としては、株式会社T&K TOKA製のベストキュアーUVコートニス/フレキソニスシリーズを用いることが考えられる。
シリコン層50aの伝票用紙10との積層面とは反対側の面には、ニスが、例えば1〜5μmの厚さでパターン塗布されることでニス層50bが部分的に積層されている。このニス層50bとしては、例えば、固形パラフィンが1〜5%、シリカが0.1〜5%、感光性樹脂が1〜20%、感光性モノマーが30〜70%、光開始剤が5〜15%、その他添加剤が5%未満それぞれ含有されてなる紫外線硬化型インキを用いることができ、その一例としては、株式会社T&K TOKA製のUVハクリOPニスシリーズを用いることが考えられる。ニス層50bは、例えば、配達票11をフィルム層30から剥離する際の剥離開始端となる角部から、その角部に対向する角部に向かう方向を長辺とする複数の長方形が一定の規則で配列され、その長方形の内部に積層されている。これは、シリコン層50a上に、例えば50%の濃度のスクリーン印刷によってニス層50bを積層することで実現することが考えられる。
フィルム層30は、透明性を有するオレフィン系樹脂等からなり、上述したようにニス層50bが積層されたシリコン層50aの伝票用紙10との積層面とは反対側の面の全面に積層されている。それにより、伝票用紙10はシリコン層50a及びニス層50bによってフィルム層30に剥離可能に貼着されている。このフィルム層30としては、その厚さが、坪量にて25±5g程度のものが考えられ、例えば、株式会社MORESCO製のモレスコメルトEP−80を用いることが考えられる。
フィルム層30の裏面には、図2に示すように、保証書片13に対向する領域に、保証情報13fが印刷によって表示されている。保証情報13fは、例えばフレキソ印刷によって印刷され、後述するように、印刷された面とは反対側の面から視認されることになるため、鏡面印刷されている。そして、フィルム層30の保証情報13fが印刷された面の全面に、粘着剤が、例えば5〜20μmの厚さで塗布されることで粘着層40が積層されている。この粘着層40としては、例えば、株式会社MORESCO製のモレスコメルトTN−567Zを用いることが考えられる。
粘着層40のフィルム層30との積層面とは反対側の面のうち配達票11及び貼付票12に対向する領域には、シリコン層22が積層されている。このシリコン層22は、シートの一方の面に積層されることで剥離紙を構成する一般的なものを用いることが考えられる。
そして、粘着層40またはシリコン層22のフィルム層30との積層面とは反対側の面に、配達票11、貼付票12及び保証書片13の全てに対向して、例えばグラシン紙からなる台紙シート21が積層され、台紙シート21とシリコン層22とで剥離紙を構成している。台紙シート21には、ミシン目15に対向する領域にミシン目23が形成されており、配達票11及び貼付票12に対向する領域と、保証書片13に対向する領域とが、ミシン目23によって分離可能となっている。
以下に、上述した配送ラベル1の製造方法について説明する。
図3は、図1及び図2に示した配送ラベル1が製造されていく様子を示す配送ラベル1の断面図である。
図1及び図2に示した配送ラベル1を製造する場合はまず、ウェブ状となった伝票用紙10がロールから引き出され、伝票用紙10の表面に、配送情報表示領域11a,12a及び押印領域11bを構成する枠等のプレ印刷が施されるとともに、使用情報説明情報13eが印刷される。
次に、伝票用紙10の裏面の全面に、上述したような材料からなるシリコンが塗布されることによってシリコン層50aが積層され、また、シリコン層50aの伝票用紙10との積層面とは反対側の面の全面に、上述したような材料からなるニスがパターンで塗布されることによってニス層50bが積層される(図3(a))。
次に、ニス層50bが積層されたシリコン層50aの伝票用紙10との積層面とは反対側の面の全面に、上述したような材料からなる樹脂が塗布されることにより、フィルム層30が形成、積層される(図3(b))。
そして、フィルム層30が固化した後、フィルム層30のシリコン層50a及びニス層50bとの積層面とは反対側の面において、保証書片13に対向する領域に、フレキソ印刷によって保証情報13fが鏡面印刷される(図3(c))。なお、保証情報13fは、フレキソ印刷によらず、グラビア印刷や、樹脂凸形態を含むオフセット印刷、あるいはシルクスクリーン印刷等、他の印刷方式によって印刷することもできる。
一方、台紙シート21においては、台紙シート21の一方の面のうち、配達票11及び貼付票12に対向することとなる領域にシリコン層22が積層される(図3(d))。
また、台紙シート21のシリコン層22が積層された面の全面に、粘着剤が塗布されることにより、粘着層40が積層される(図3(e))。
その後、シリコン層50a、ニス層50b及びフィルム層30が積層された伝票用紙10と、一部にシリコン層22が積層され、その面の全面に粘着層40が積層された台紙シート21とが、粘着層40を介して貼着される。また、伝票用紙10の配達票11と貼付票12との境界部分にスリット14が入れられるとともに、配達票11及び貼付票12と保証書片13との境界部分にミシン目15が入れられる。また、台紙シート21においても、配達票11及び貼付票12に対向する領域と保証書片13に対向する領域との境界部分にミシン目23が入れられる(図3(f))。
このようにして、伝票用紙10の裏面に、シリコン層50a、ニス層50b、フィルム層30及び粘着層40が積層され、さらに、この粘着層40によって、その一部にシリコン層22が積層された台紙シート21が貼着されたウェブ状の配送ラベル1が製造され、配送ラベルロールとして巻き取られて保管され、その後、配送ラベル1の使用時に単片状の配送ラベル1に断裁されることになる。
なお、台紙シート21のシリコン層22が積層された面の全面に粘着層40を積層し、その後、シリコン層50a、ニス層50b及びフィルム層30が積層された伝票用紙10と、一部にシリコン層22が積層され、その面の全面に粘着層40が積層された台紙シート21とを、粘着層40を介して貼着するのではなく、保証情報13fが印刷されたフィルム層30のシリコン層50a及びニス層50bとの積層面とは反対側の面の全面に粘着層40を積層しておき、一部にシリコン層22が積層された台紙シート21を粘着層40を介してフィルム層30に貼着してもよい。
以下に、上述した配送ラベル1の使用方法及びその際の作用について説明する。
図4は、図1及び図2に示した配送ラベル1の配達票11及び貼付票12と保証書片13との分離方法を説明するための図である。
上述した配送ラベル1は、図4(a)に示すように、配送情報表示領域11a,12aのそれぞれに、配送物の配送先の住所や氏名あるいは名称、品名等の配送情報11c,12cが印字または記入された後、伝票用紙10のミシン目15及び台紙シート21のミシン目23がそれぞれ破断されることで、配達票11及び貼付票12と保証書片13とに分離されていく。
そして、図4(b)に示すように、伝票用紙10のミシン目15及び台紙シート21のミシン目23がそれぞれ完全に破断され、配達票11及び貼付票12と保証書片13とが、それぞれ台紙シート21が貼着された状態で分離される。
図5は、図1に示した配達票11及び貼付票12が被着体となる配送物に貼付されるまでの使用方法を説明するための図である。
上記のようにして保証書片13から分離された配達票11及び貼付票12は、図5(a)に示すように、被着体となる配送物に貼付するために台紙シート21がシリコン層22とともに剥離される。
台紙シート21が剥離されると、フィルム層30に積層された粘着層40が表出し、図5(b)に示すように、表出した粘着層40によって配達票11及び貼付票12が配送物2に貼付される。配達票11及び貼付票12が貼付された配送物2は、配送情報表示領域11a,12aに印字または記入された配送情報11c,12cに従って配送先に配送されていく。
図6は、図1に示した保証書片13の使用方法を説明するための図である。
上記のようにして配達票11及び貼付票12から分離された保証書片13は、図6(a)に示すように、フィルム層30から剥離されていく。保証書片13は、シリコン層50a及びニス層50bによってフィルム層30から剥離可能となっているため、配達票11及び貼付票12から分離された後、フィルム層30から剥離することができる。
保証書片13がフィルム層30から剥離されると、図6(b)に示すように、保証書片13が剥離された領域にてフィルム層30が表出するが、フィルム層30の保証書片13に対向する領域には保証情報13fが印刷されているため、この保証情報13fが視認可能となり、保証書として保管することができる。なお、保証情報13fは、フィルム層30のシリコン層50a及びニス層50bを介した伝票用紙10との積層面とは反対側の面に印刷されているものの、フィルム層30が透明性を有する材料からなるものであり、かつ、保証情報13fが鏡面印刷されているものであることから、フィルム層30を介してその内容を認識することができる。その際、保証情報13fが、フィルム層30のシリコン層50a及びニス層50bを介した伝票用紙10との積層面とは反対側の面に印刷されているため、伝票用紙10の保証書片13となる領域がフィルム層30から剥離されてフィルム層30が表出した状態においても、保証情報13f自体は表出しておらずにフィルム層30によって覆われているため、保証情報13fが摩耗や改ざん等から保護されることとなる。
図7は、図1に示した配達票11及び貼付票12が配送物に貼付された後に配達票11を剥離する際の作用を説明するための図である。
図1に示した配達票11及び貼付票12が貼付された配送物2が配送先に配送され、図7(a)に示すように、配達票11に設けられた押印領域11bに受領印11dが押下された後、配達票11がフィルム層30から剥離されていく。配達票11はその裏面に積層されたシリコン層50a及びニス層50bによってフィルム層30から剥離可能となっているため、配達票11をフィルム層30から剥離することができ、また、配達票11がスリット14によって貼付票12から分離可能となっているため、配達票11を貼付票12から分離することができる。それにより、図7(b)に示すように、配達票11のみをフィルム層30から剥離することで配送物2から剥離することができる。
図8は、図1に示した配達票11及び貼付票12が配送物に貼付された後に貼付票12を剥離する際の作用を説明するための図である。
上述したように配達票11がフィルム層30から剥離された後、貼付票12の配送情報表示領域12aに印字または記入された配送情報12cの漏えいを回避する場合、配送物2の配送先において、図8(a)に示すように、貼付票12がフィルム層30から剥離されていく。貼付票12はその裏面に積層されたシリコン層50a及びニス層50bによってフィルム層30から剥離可能となっているため、貼付票12をフィルム層30から剥離することができ、図8(b)に示すように、配達票11と同様に配送物2から剥離することができる。
このように、本形態においては、配達票11及び貼付票12においては、配送物2に貼付された後に剥離される用途に使用されながらも、保証書片13に対向する領域においては、粘着層40と台紙シート21との間にシリコン層22が積層されておらず、フィルム層30の粘着層40との積層面に保証情報13fが表示されているため、保証書片13をシリコン層50a及びニス層50bを介してフィルム層30から剥離することで、保証情報13fが視認可能となり、それにより、保証書片13を、配送物2に貼付された後に剥離される用途以外の用途で使用することができる。その際、保証書片13がフィルム層30から剥離された状態においては、保証情報13fがフィルム層30によって覆われていることにより、情報の改ざんを防止できる。
(他の実施の形態)
図9は、本発明の積層ラベルの他の実施の形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態の配送ラベル101は図9に示すように、図1に示したものに対して、保証情報13fが、フィルム層30の粘着層40との積層面ではなく、台紙シート21の粘着層40との積層面に印刷されている点が異なるものである。
以下に、図9に示した配送ラベル101の製造方法について説明する。
図10は、図9に示した配送ラベル101が製造されていく様子を示す配送ラベル101の断面図である。
図9に示した配送ラベル101を製造する場合はまず、ウェブ状となった伝票用紙10がロールから引き出され、伝票用紙10の表面に、配送情報表示領域11a,12a及び押印領域11bを構成する枠等のプレ印刷が施されるとともに、使用情報説明情報13eが印刷される。
次に、伝票用紙10の裏面の全面に、上述したような材料からなるシリコンが塗布されることによってシリコン層50aが積層され、また、シリコン層50aの伝票用紙10との積層面とは反対側の面の全面に、上述したような材料からなるニスがパターンで塗布されることによってニス層50bが積層される(図10(a))。
次に、ニス層50bが積層されたシリコン層50aの伝票用紙10との積層面とは反対側の面の全面に、上述したような材料からなる樹脂が塗布されることにより、フィルム層30が形成、積層される(図10(b))。
一方、台紙シート21においては、台紙シート21の一方の面のうち、配達票11及び貼付票12に対向することとなる領域にシリコン層22が積層される(図10(c))。
また、台紙シート21の保証書片13に対向することとなる領域に保証情報13fが印刷される(図10(d))。なお、台紙シート21にシリコン層22を積層する工程と、保証情報13fを印刷する工程とは、その順序を逆にしてもよい。
次に、台紙シート21のシリコン層22が積層されるとともに保証情報13fが印刷された面の全面に、粘着剤が塗布されることにより、粘着層40が積層される(図10(e))。
その後、シリコン層50a、ニス層50b及びフィルム層30が積層された伝票用紙10と、一部にシリコン層22が積層され、その面の全面に粘着層40が積層された台紙シート21とが、粘着層40を介して貼着される。また、伝票用紙10の配達票11と貼付票12との境界部分にスリット14が入れられるとともに、配達票11及び貼付票12と保証書片13との境界部分にミシン目15が入れられる。また、台紙シート21においても、配達票11及び貼付票12に対向する領域と保証書片13に対向する領域との境界部分にミシン目23が入れられる(図10(f))。
このようにして、伝票用紙10の裏面に、シリコン層50a、ニス層50b、フィルム層30及び粘着層40が積層され、さらに、この粘着層40によって、その一部にシリコン層22が積層された台紙シート21が貼着されたウェブ状の配送ラベル101が製造され、配送ラベルロールとして巻き取られて保管され、その後、配送ラベル101の使用時に単片状の配送ラベル101に断裁されることになる。
本形態における配送ラベル101においても、図1に示したものと同様に使用される。その際、保証書片13がフィルム層30から剥離されると、保証情報13fが、フィルム層30及び粘着層40を介して視認可能となるが、保証情報13fは、台紙シート21の粘着層40との積層面に印刷されたものであることから、図1に示したもののように鏡面印刷する必要はない。
なお、上述した2つの実施の形態においては、伝票用紙10の第2の領域として保証書片13を例に挙げ、この保証書片13に対向する領域に保証情報13fが表示されたものを例に挙げて説明したが、伝票用紙10の第2の領域がフィルム層30から剥離される前の状態では、第2の領域に対向する領域に表示された情報が視認不可能となっているため、第2の領域に対向する領域に隠蔽すべき情報を表示しておくこともできる。その場合、伝票用紙10の第2の領域のシリコン層50aとの積層面に地紋等を印刷していくことにより、伝票用紙10の第2の領域がフィルム層30から剥離される前の状態において、第2の領域に対向する領域に表示された情報の隠蔽性を高めることができる。
1,101 配送ラベル
2 配送物
10 伝票用紙
11 配達票
11a,12a 配送情報表示領域
11b 押印領域
11c,12c 配送情報
11d 受領印
12 貼付票
13 保証書片
13e 使用方法説明情報
13f 保証情報
14 スリット
15,23 ミシン目
21 台紙シート
22,50a シリコン層
30 フィルム層
40 粘着層
50b ニス層

Claims (1)

  1. 互いに分離可能な第1及び第2の領域を具備する表面シートと、
    前記表面シートの一方の面に積層された第1の剥離層と、
    前記第1の剥離層の前記表面シートとの積層面とは反対側の面に積層されたフィルム層と、
    前記フィルム層の前記第1の剥離層との積層面とは反対側の面に積層された粘着層と、
    前記粘着層の前記フィルム層との積層面とは反対側の面に積層され、前記第1の領域に対向する領域と前記第2の領域に対向する領域とが分離可能に構成された台紙シートと、
    前記粘着層の前記第1の領域に対向する領域と前記台紙シートとの間に積層された第2の剥離層とを有し、
    前記フィルム層の前記第2の領域に対向する領域と前記台紙シートとは前記第2の剥離層を介さずに前記粘着層によって直接貼着され、
    前記フィルム層または前記台紙シートの前記粘着層との積層面のうち前記第2の領域に対向する領域に情報が表示されている、積層ラベル。
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