JP6825210B2 - 穿刺針用コネクタ及び連結管 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴム栓に穿刺される穿刺針に接続することができる穿刺針用コネクタに関する。また、本発明は、穿刺針用コネクタを備えた連結管に関する。
水分や栄養等を含む輸液を静脈を通じて患者に投与する輸液療法が知られている。疾患の治療等を目的として、輸液に薬剤を混入させることもある。患者に投与される輸液は、一般に、輸液容器内で調製される。その後、輸液容器のメスコネクタ(ポート)に柔軟なチューブを含む輸液セットの一端(上流側端)が接続される。輸液セットの他端(下流側端)の針は患者の静脈に穿刺される。そして、輸液セットを介して輸液容器内の輸液が患者に投与される。
輸液容器のメスコネクタには、通常、ゴム栓が設けられている。メスコネクタを介して輸液容器内の輸液を取り出すためには、鋭利な先端を有する穿刺針(「瓶針」と呼ばれることもある)をゴム栓に穿刺する必要がある。従って、輸液療法では、穿刺針が上流側端に設けられた輸液セットが用いられることがある。
ところが、ゴム栓に穿刺針を単に穿刺しただけでは、輸液セットに張力が印加された場合等に、穿刺針がゴム栓から意図せずに抜け落ちる可能性がある。その場合、輸液が外界に漏出することがある。
輸液に、例えば一部の抗がん剤のように劇薬に指定された危険な薬剤を混入させる場合がある。このような場合、危険な薬剤を含む輸液が漏出して、作業者の指などに付着したり、その蒸気を作業者が吸引したりする事態は何としても回避しなければならない。
そこで、輸液容器のメスコネクタと輸液セットとが意図せずに分離するのを防ぐ必要がある。
特許文献1には、ゴム栓を備えたメスコネクタに装着することができるアダプタが記載されている。アダプタは、ゴム栓に穿刺することができる穿刺針と、穿刺針に向かって突出した係合爪を備える。アダプタの穿刺針を、メスコネクタのゴム栓を穿刺すると、係合爪がメスコネクタに係合する。このため、外力や振動が加えられても、アダプタは、メスコネクタから意図せずに脱落することはない。アダプタは、更に、穿刺針と連通した混注ポートを備える。混注ポートは、ゴム等の弾性材料からなるセプタム(隔壁部材)を備える。セプタムの中央には、セプタムを厚さ方向に貫通する直線状のスリット(切り込み)が形成されている。セプタムは、自閉式の弁体として機能する。
特許文献2〜5には、上記のアダプタの混注ポートに接続することができるオスコネクタが記載されている。オスコネクタは、オスルアーとロック爪とを備える。オスルアーをセプタムのスリットに挿入した状態で、ロック爪を混注ポートに係合させることができる。このため、外力や振動が加えられても、オスコネクタと混注ポートとが意図せずに分離することはない。
オスコネクタには、オスルアーに連通するように柔軟なチューブを接続することができる。このチューブの、オスコネクタとは反対側端に、上述した輸液セットの上流側端に設けられた穿刺針を挿入することができる。チューブは、穿刺針を挿入することにより拡径され且つ周方向に伸ばされる。従って、チューブと穿刺針とを比較的高強度で接続することが可能である。
このように、輸液容器のメスコネクタにアダプタを装着し、当該アダプタと輸液セットの穿刺針とをチューブ付きオスコネクタを介して接続することができる。
特開2014−079355号公報 特開2004−000483号公報 国際公開第2010/061742号パンフレット 国際公開第2010/061743号パンフレット 国際公開第2013/154050号パンフレット 特開2012−254142号公報 特開2013−165830号公報
ところが、チューブに輸液セットの穿刺針を単に挿入するのみでは、チューブへの穿刺針の挿入深さが十分か否かの判断が難しい。挿入深さが不十分であると、意図しない張力が加えられること等により、チューブから穿刺針が抜け出て、輸液が外界に漏出してしまう。輸液が危険な薬剤を含む場合には、作業者が当該輸液に曝露してしまうという重大事故が発生しうる。
本発明は、穿刺針との接続状態を容易に確認することができ、且つ、当該接続状態が意図せずに解除されることがない、安全性が向上した穿刺針用コネクタを提供することを目的とする。また、本発明は、このような穿刺針用コネクタを備えた連結管を提供することを目的とする。
本発明の穿刺針用コネクタは、鋭利な先端を有する穿刺針に接続することができる。前記コネクタは、外筒と、前記外筒内に形成された内腔と、前記外筒に設けられた、弾性的に曲げ変形可能なアームと、前記アームに設けられた爪とを備える。前記内腔は、第1開口及び第2開口を介して外界と連通している。前記外筒内に柔軟な管状部材が設けられている。前記内腔の内壁は、前記管状部材で構成されている。前記コネクタは、前記第1開口を介して前記穿刺針を前記内腔に挿入すると、前記爪が前記穿刺針に一体的に設けられた係合構造に係合し、前記穿刺針の外周面と前記管状部材の内周面とが半径方向に接触し、前記外周面と前記内周面との間に液密なシールが形成され、且つ、前記穿刺針と前記第2開口とが連通するように構成されている。
本発明の連結管は、上記の本発明の穿刺針用コネクタとオスコネクタとを備える。前記オスコネクタは、前記第2開口を介して前記内腔と連通する。
本発明によれば、第1開口を介して穿刺針を内腔に挿入すると、爪が穿刺針に一体的に設けられた係合構造に係合し、穿刺針の外周面と内腔の内周面との間に液密なシールが形成される。第1開口が塞がれるため、内腔内の輸液が第1開口を通って外界に漏れ出ることはない。液密なシールが形成されたことは、爪が係合構造に係合したことを目視することで容易に確認することができる。このため、コネクタと穿刺針との接続状態の確認が容易である。爪が係合構造に係合した状態では、コネクタと穿刺針とは、単に引っ張っただけでは分離されない。従って、意図せずにコネクタと穿刺針とが分離して輸液が外界に漏れ出てしまうという事態の発生を防止することができる。このため、本発明のコネクタ及び連結管は、安全性が向上している。
図1は、本発明の一実施形態にかかる穿刺針用コネクタの分解斜視図である。 図2Aは、本発明の一実施形態にかかる穿刺針用コネクタを構成するコネクタ本体の斜視図である。 図2Bは、コネクタ本体の断面斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態にかかる穿刺針用コネクタを構成する管状部材の断面斜視図である。 図4Aは、本発明の一実施形態にかかる穿刺針用コネクタの上方から見た斜視図である。 図4Bは、穿刺針用コネクタコネクタ本体の下方から見た斜視図である。 図4Cは、穿刺針用コネクタコネクタ本体の断面斜視図である。 図5Aは、本発明の一実施形態にかかる連結管の斜視図である。 図5Bは、連結管の断面斜視図である。 図6Aは、本発明の一実施形態にかかる連結管を構成するオスコネクタの斜視図である。 図6Bは、オスコネクタの断面斜視図である。 図6Cは、オスコネクタの別の方向から見た断面斜視図である。 図7は、本発明の一実施形態にかかる連結管の使用方法を示した分解斜視図である。 図8Aは、アダプタの一方向から見た斜視図である。 図8Bは、アダプタの別の方向から見た斜視図である。 図8Cは、アダプタの断面斜視図である。 図9は、輸液容器のメスコネクタにアダプタを装着した状態を示した断面斜視図である。 図10Aは、本発明の一実施形態にかかる穿刺針用コネクタと、輸液セットの穿刺針とを接続した状態を示した斜視図である。 図10Bは、図10Aの断面斜視図である。 図11は、本発明の一実施形態にかかる連結管を構成するオスコネクタと、アダプタの混注ポートとを接続した状態を示した断面斜視図である。 図12は、輸液容器と輸液セットとを、アダプタと本発明の一実施形態にかかる連結管とを用いて接続した状態を示した斜視図である。 図13は、本発明の一実施形態にかかる穿刺針用コネクタと、別の輸液セットの穿刺針とを接続した状態を示した断面斜視図である。 図14は、本発明の別の実施形態にかかる穿刺針用コネクタと、輸液セットの穿刺針とを接続した状態を示した断面斜視図である。
上記の本発明の穿刺針用コネクタにおいて、前記外筒内に柔軟な管状部材が設けられていてもよい。この場合、前記内腔の内壁は、前記管状部材で構成されうる。前記第1開口を介して前記穿刺針を前記内腔に挿入すると、前記穿刺針と前記管状部材との間に液密なシールが形成されることが好ましい。これにより、簡単な構成で液密なシールを形成することができる。内腔の内壁を構成する管状部材が外筒内に配置されているので、外筒にスリットを形成することによって、曲げ変形可能なアームを形成することができる。この場合、スリットを介して内腔内の輸液が外界に漏れ出ることはない。
上記において、本発明のコネクタは、前記第1開口を介して前記穿刺針を前記内腔に挿入する向きに前記管状部材が前記外筒に対して移動するのを防止する移動防止手段を更に備えていてもよい。これにより、穿刺針を内腔に挿入する際に管状部材が外筒に対して(更には、アーム及び爪に対しても)移動しない。従って、穿刺針に一体的に設けられた係合構造に爪が係合したときに、穿刺針の基部と管状部材との間に液密なシールを確実に形成することができる。
前記爪は傾斜面を備えうる。この場合、前記傾斜面は、前記第1開口を介して前記穿刺針を前記内腔に挿入する向きに向かって、前記穿刺針用コネクタの中心軸に近づくように傾斜していることが好ましい。これにより、穿刺針を内腔に単に挿入するだけで、爪やアームに触れることなく、穿刺針に一体的に設けられた係合構造に爪を係合させることができる。従って、コネクタと穿刺針との接続作業を簡単化することができる。
複数の前記爪が、前記アームの長手方向(即ち、穿刺針の内腔に対する挿入方向)に沿って離間して前記アームに設けられていてもよい。これにより、係合構造の位置が異なる穿刺針に対しても複数の爪のいずれかを係合構造に係合させることができる。従って、接続することができる穿刺針の種類数が増大する。
本発明のコネクタは、前記アームの曲げ変形量を制限するストッパを更に備えていてもよい。これにより、アームが過大に変形されることによってアームが塑性変形したり破損したりするのを防止することができる。
前記内腔は、前記第1開口及び前記第2開口のみを介して外界と連通していることが好ましい。これにより、内腔内の輸液が外界へ漏れ出るのを確実に防止することができる。
本発明の上記の連結管において、前記オスコネクタは、混注ポートに挿入されるオス部材と、前記混注ポートに係合可能なロック爪とを備えうる。これにより、オス部材を混注ポートに連通させた状態で、ロック爪を混注ポートに係合させることができる。従って、オスコネクタと混注ポートとが意図せずに分離してしまう可能性を低減することができる。
以下に、本発明を好適な実施形態を示しながら詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。以下の説明において参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施形態を構成する主要部材を簡略化して示したものである。従って、本発明は以下の各図に示されていない任意の部材を備え得る。また、本発明の範囲内において、以下の各図に示された各部材を変更または省略し得る。
(穿刺針用コネクタの構成)
図1は、本発明の一実施形態にかかる穿刺針用コネクタ1(以下、単に「コネクタ1」という)の分解斜視図である。コネクタ1は、コネクタ本体10と管状部材30とからなる。
図2Aはコネクタ本体10の斜視図、図2Bはコネクタ本体10の断面斜視図である。図2Bにおいて、一点鎖線10aは、コネクタ本体10の中心軸である。中心線10aは、コネクタ1の中心線でもある。以下の説明の便宜のため、中心軸10aに直交する方向を「半径方向」といい、中心軸10aの周りに回転する方向を「周方向」という。半径方向において、中心軸10aに近い側を「内側」、中心軸10aから遠い側を「外側」という。更に、中心軸10aの方向を「上下方向」といい、「上」及び「下」を図2Bに示した向きに基づいて定義する。これらは、コネクタ本体10のみならず、コネクタ本体10を含むコネクタ1及び連結管2(後述する図7参照)にも適用される。但し、「上」及び「下」はコネクタ1や連結管2の実際の使用状態を意味するものではない。
コネクタ本体10は、上方及び下方に向かって開口した筒状の外筒11を備える。本実施形態では、外筒11の外周面及び内周面は中心軸10aと同軸の円筒面である。但し、本発明はこれに限らず、他の任意の形状(例えば、正多角柱面)を有していてもよい。外筒11の下端11bから上方に向かって直線状の一対のスリット13が延びている。一対のスリット13は、周方向に離間し、互いに平行に配置されている。スリット13は、外筒11を半径方向に貫通する切り欠きである。アーム15が、一対のスリット13によって周方向に挟まれている。アーム15の長手方向は、中心軸10aと平行である。アーム15は、外筒11の下端11bよりも更に下方に向かって延びている。
図2Bに示されているように、アーム15は、外筒11の下端11bとほぼ同じ高さの位置に変形部18を有する。変形部18は、中心軸10aを含む平面内でアーム15が略直角に互いに反対向きに折り曲げられた2つの屈曲部を備える。変形部18よりも下側のアーム15の部分は、変形部18よりも上側のアーム15の部分よりも、中心軸10aから半径方向に離間している。
第1爪16及び第2爪17が、アーム15から中心軸10aに向かって突出している。第1爪16はアーム15の下端(先端)に設けられている。第2爪17は、第1爪16と外筒11の下端11bとの間の位置に設けられている。第1爪16及び第2爪17の下側を向いた面(下面)16a,17aは、上方に向かって、中心軸10aに近づくように傾斜した傾斜面である。第1爪16の下面16aは、アーム15よりも外側にまで延びている。
アーム15は、スリット13の上端と同じ高さの部分を固定端とし、下端(先端)を自由端とする片持ち支持構造を有する。アーム15は、その下端が半径方向の外側に向かって移動するように弾性的に曲げ変形可能である。アーム15がこのように曲げ変形するとき、爪16,17は、中心軸10aから離れる向きに変位する。
ストッパ14が、外筒11に設けられている。ストッパ14は、外筒11の一対のスリット13が形成された位置を繋ぐ略「U」字形状を有している。ストッパ14は、アーム15の外面(中心軸10aとは反対側の面)に対向し、アーム15よりも半径方向に外向きに突出している。アーム15が弾性変形していない初期状態では、ストッパ14は、アーム15から半径方向及び周方向のいずれにも離間している。アーム15が、その下端が中心軸10aから大きく離間するように曲げ変形されたとき、アーム15の外面がストッパ14に衝突する。このようにして、ストッパ14は、アーム15が過大に曲げ変形するのを制限する。
外筒11の上端には、径小部11aが設けられている。径小部11aの内径は、これより下側の外筒11の内径より小さい。
コネクタ本体10は、硬質の材料からなることが好ましく、制限はないが、例えばポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリアミド、硬質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、スチレンエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ブチレンスチレンブロック共重合体等の樹脂材料を用いることができる。医療用に用いられることやアーム15が弾性曲げ変形されることを考慮すると、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂が好ましい。コネクタ本体10は、上記の樹脂材料を射出成形することにより一部品として一体的に製造されることが好ましい。
コネクタ本体10の形状は、本実施形態に限定されず、適宜変更することができる。
本実施形態では、アーム15は、変形部18にて階段状に屈曲されているが、アーム15の形状はこれに限定されない。例えば、アーム15の固定端(上端)と自由端(下端)との間でアーム15がなだらかな曲面を形成するように湾曲していてもよい。
アーム15は、外筒11に一対のスリット13を形成することによって形成されているが、これ以外の構成で片持ち支持構造のアーム15を形成することができる。例えば、スリット13が形成されていない筒状の外筒11の外周面上にアーム15の固定端を設置してもよい。この場合、アーム15は、外筒11の外周面から半径方向の外向きに突出させながら、下方に向かって延長される。
本実施形態では、アーム15に2つの爪16,17が設けられているが、爪の数は1つ又は3つ以上であってもよい。好ましくは、最下位に位置する爪は、アーム15の先端(下端)に設けられる。複数の爪を設ける場合、当該複数の爪は、アーム15の先端(下端)と外筒11の下端11bとの間の領域に、上下方向に離間して配置されうる。
本実施形態では、ストッパ14は、外筒11の下端11bと同じ高さに設けられている。但し、ストッパ14の上下方向の位置はこれに限定されない。アーム15の過大な曲げ変形を制限することができれば、ストッパ14は、下端11bより高い位置に設けられてもよく、あるいは、下端11bより低い位置に設けられてもよい。中心軸10aに沿って見たストッパ14の形状は、その両端が外筒11に固定された略「U」字形状である必要はない。例えば、略「L」字形状または略「J」字形状を有し、その一端のみが外筒11に固定されていてもよい。本発明では、ストッパ14を省略しうる。
図3は、管状部材30の断面斜視図である。管状部材30は、上端及び下端が開口した筒状形状を有する。管状部材30は、下側の大管部31と上側の小管部32とを備える。大管部31及び小管部32は、いずれも円筒形状を有し、両者は同軸に液密に接続されている。大管部31は小管部32より大きな内径及び大きな外径を有する。大管部31の外径は、コネクタ本体10の外筒11の内径と同じか、これより小さいことが好ましく、また、コネクタ本体10の径小部11aの内径より大きいことが好ましい。小管部32の外径は、コネクタ本体10の径小部11aの内径と同じかこれより小さいことが好ましい。
大管部31と小管部32との境界には、両者の外径差に基づく段差33が形成されている。小管部32の内周面には、大径部31の近傍の位置に、突起35が設けられている。本実施形態では、突起35は周方向に連続する環状の突起であるが、突起35は周方向に連続している必要はなく、周方向に1箇所又は複数箇所で分断されていてもよい。
管状部材30(少なくとも大管部31)は、柔軟で可撓性を有する材料からなる。例えば、塩化ビニルや、イソプレンゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム等のゴム材料、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー等の軟質材料を用いうる。管状部材30の製造方法は、制限はなく、例えば、全体を一部品として一度に一体的に成形する方法(一体成形法)、大管部31及び小管部32を二色成形により一体化させる方法(二色成形法)、大管部31と小管部32とを別々に製造した後、両者を液密に接続する方法(接続法)、などを用いうる。二色成形法及び接続法では、大管部31と小管部32とを同じ材料で作成することもできるし、あるいは異なる材料で作成することもできる。例えば、大径部31を上述した柔軟な材料で作成し、小管部32を比較的硬質の材料(例えば、上述したコネクタ本体10の材料と同じ材料)で作成しうる。接続法において別々に製造した大管部31と小管部32とを接続する方法は、例えば接着剤を用いる方法、融着する方法など、任意の方法を用いうる。
図1に示すように、管状部材30は、その小管部32を上方に向けて、コネクタ本体10の外筒11の下側の開口から、外筒11内に挿入される。
図4Aは、コネクタ1の上方から見た斜視図、図4Bはその下方から見た斜視図、図4Cはその断面斜視図である。図4Cに最もよく示されているように、管状部材30の大管部31が外筒11内に収納されている。管状部材30の小管部32は、外筒11の径小部11aを貫通し、コネクタ本体10よりも上に向かって突出している。管状部材30の段差33が径小部11aに係合している。このため、大管部31は、径小部11aを通って上方へ抜け出ることはない。段差33が径小部11aに上下方向に当接した状態で、管状部材30(即ち大管部31)の下端は、外筒11の下端11bと、上下方向においてほぼ同じ位置にある。
本実施形態では、コネクタ1の内腔1aは、管状部材30(特にその大管部31)によって画定される。内腔1aの内壁は、大管部31の円筒形状の内周面によって構成される。外筒11に形成したスリット13は管状部材30で塞がれる。内腔1aは、輸液セット200の穿刺針210(後述する図7参照)を挿入するための第1開口(大管部31の下側の開口)21及びチューブ9(後述する図5A及び図5B参照)を接続するための第2開口(即ち、大径部31の上側(小管部32)側の開口)22のみを介して外界と連通している。
(連結管の構成)
図5Aは、本発明の一実施形態にかかる連結管2の斜視図、図5Bは連結管2の断面斜視図である。連結管2は、上述したコネクタ1と、オスコネクタ5と、コネクタ1とオスコネクタ5とを繋ぐチューブ9とを備える。
チューブ9は、輸液セットを構成するチューブと同様に、容易に変形できる程度の柔軟性(または可撓性)を有する中空の筒状物である。チューブ9の材料は、制限はなく、一般に、ゴム状の弾性を有する軟質の材料(いわゆるエラストマー)を用いることができ、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴム等のゴムや、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー、軟質ポリ塩化ビニル等を用いることができる。
チューブ9の下端は、コネクタ1の管状部材30に接続される。より詳細には、図5Bに示されているように、チューブ9の下端は、管状部材30の小管部32に挿入される。チューブ9の下端が小管部32の内周面から突出した突起35(図3参照)に衝突するまで、チューブ9を小管部32内へ挿入する。これにより、チューブ9の小管部32への挿入深さを一定に規定することができる。チューブ9と小管部32とは、接着剤の付与、融着などの任意の方法で固定される。これにより、オスコネクタ1の内腔1a(図4C参照)とチューブ9とが液密に接続される。
オスコネクタ5について説明する。図6Aはオスコネクタ5の斜視図、図6B及び図6Cはその断面斜視図である。
略円形の基板59に、オスルアー(オス部材)51及びフード57が設けられている。オスルアー51は棒状の部材である。オスルアー51内には、その長手方向に沿って流路52が形成されている。オスルアー51の先端の近傍で、横孔53がオスルアー51を径方向に貫通している。横孔53は流路52と連通している。
基板59のオスルアー51とは反対側に、筒状部55が設けられている。筒状部55は、オスルアー51と同軸の、中空の円筒形状を有し、オスルアー51の流路52と連通している。筒状部55の内周面は、基板59から離れるにしたがって内径が大きくなるテーパ面(いわゆるメステーパ面)である。
フード57は、オスルアー51と同軸の中空の円筒形状を有し、オスルアー51を取り囲む。フード57の内周面(オスルアー51に対向する面)の内径は、後述するアダプタ100の混注ポート150のキャップ170及び環状突起153の外径とほぼ同じかこれよりわずかに大きい。
フード57に、略「U」字形状のスリット58が形成されている。スリット58は、フード57を半径方向に貫通する穴である。これにより、スリット58で囲まれたロックレバー60が形成される。ロックレバー60は、オスルアー51に対向し、オスルアー51と略平行に延びている。ロックレバー60は、基板59側端を固定端とし、その反対側端を自由端とする片持ち支持構造を有する。ロックレバー60の先端(自由端)から、オスルアー51に向かってロック爪62が突出している。ロック爪62は、基板59とは反対側の端縁に、基板59から離れるにしたがってオスルアー51から離間するように傾斜した傾斜面63を有する。ロックレバー60のオスルアー51とは反対側の面に、操作アーム65が設けられている。操作アーム65は、筒状部55に対向するように基板59を越えて下方に延びている。操作アーム65の先端には操作部66が設けられている。操作部66を筒状部55に向かって押すと、ロックレバー60は弾性的に曲げ変形し、ロック爪62がオスルアー51から離れるように変位する。
図5A及び図5Bに示すように、オスコネクタ5の筒状部55にチューブ9の上端が接続される。本実施形態では、筒状部55とチューブ9とは、硬質の接続筒8を介して接続される。接続筒8は、その長手方向に貫通穴(流路)が形成された、筒状部材である。接続筒8の一端(上端)の外周面には、先端に近づくにしたがって外径が小さくなるテーパ面(いわゆるオステーパ面)が形成され、他端(下端)の外周面には円筒面が形成されている。オステーパ面を筒状部55に挿入し、円筒面をチューブ9に挿入する。かくして、オスルアー51、筒状部55、接続筒8、チューブ9、コネクタ1の内腔1aが、順に連通される。
オスコネクタ5及び及び接続筒8は、硬質の材料からなることが好ましく、制限はないが、例えばポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリアミド、硬質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、スチレンエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ブチレンスチレンブロック共重合体等の樹脂材料を用いることができる。オスコネクタ5及び及び接続筒8は、それぞれ上記の樹脂材料を射出成形することにより一部品として一体的に製造されることが好ましい。
本実施形態では、筒状部55とチューブ9とが、接続筒8を介して接続されているが、これ以外の任意の部材を介して接続されてもよい。あるいは、筒状部55とチューブ9とが直接接続されてもよい。
(連結管の使用方法)
図7は、連結管2の使用方法を示した分解斜視図である。
患者に投与される輸液は輸液容器700に貯留されている。輸液容器700の下端には、メスコネクタ710が設けられている。メスコネクタ710の開口はゴム栓(図7では見えない)で封止されている。メスコネクタ710には、アダプタ100が装着される。
輸液セット200は、その上流側端に、鋭利な先端を有する穿刺針210を有する。輸液セット200の下流側端には、患者の静脈に穿刺する針(図示せず)が設けられている。穿刺針210と下流側端の針とは、輸液を流すための柔軟なチューブ201で連通される。本例では、穿刺針210と一体的に点滴筒220が設けられている。点滴筒220は、輸液セット200を流れる輸液の流れを可視化する。図示していないが、チューブ201には、輸液セット200を流れる輸液の流量を調整するためのクレンメや、輸液を濾過するためのフィルタなどが設けられていてもよい。
連結管2は、アダプタ100と輸液セット200との間に介在させて両者を接続するために使用される。
アダプタ100を説明する。図8Aは、アダプタ100の一方向から見た斜視図、図8Bはその別の方向から見た斜視図、図8Cはその断面斜視図である。
アダプタ100は、メスコネクタ710(図7参照)との接続に関与するアダプタ本体110と、連結管2のオスコネクタ5との接続に関与する混注ポート150とを備える。
アダプタ本体110は、穿刺針111と、穿刺針111に対向する略「U」字状の4つのアーム120と、各アーム120から穿刺針111に向かって突出した係合爪125とを備える。
穿刺針111は、メスコネクタ710のゴム栓715(図9参照)を穿刺できるように、鋭利な先端を備える。輸液が流れる流路112が、穿刺針111の内部に、穿刺針111の長手方向に沿って形成されている。穿刺針111の先端近傍のテーパ形状を有する部分に、穿刺針111を直径方向に貫通する2つの横孔113が形成されている。横孔113は流路112と連通している。
穿刺針111の基部に、基板115が設けられている。基板115は、穿刺針111の長手方向に直交する方向(以下「半径方向」という)に沿った薄板である。基板115の外周端縁から4つのアーム120が、穿刺針111と同じ側に延びている。各アーム120は、全体として略「U」字形状を有している。アーム120は、穿刺針111を取り囲むように、穿刺針111に対して等角度間隔で配置されている。周方向に隣り合うアーム120は、スリット123を介して離間している。
アーム120の先端部分(基板115から最も遠い部分)に係合爪125が設けられている。係合爪125は、アーム120の穿刺針111に対向する面から、穿刺針111に向かって突出している。
アーム120は、基板115との接続部分を固定端とする片持ち支持構造を有している。アーム120は、爪125が穿刺針111から離れる向きに弾性的に変形することができる。隣り合うアーム120間にスリット123が設けられているので、各アーム120は互いに独立して変形することができる。
アーム120の数は、4つである必要はなく、これより多くても少なくてもよい。アーム120の形状は、略「U」字状である必要はなく、例えば片持ち支持構造を有する細い板状(短冊状)であってもよい。
図8Cに最もよく示されているように、混注ポート150は、略円筒形状を有する筒状部151と、筒状部151の先端に設けられたセプタム(隔壁部材)160と、セプタム160にかぶせられたキャップ170とを備える。
筒状部151の外周面から、環状突起153及び一対の突起156(図8B参照)が外側に向かって突出している。環状突起153は、突起156よりも基端側(穿刺針111側)にわずかに離間している。環状突起113は周方向に連続した突起である。
セプタム160は、ゴム等の弾性材料からなり、円形の平面視形状を有する薄板である。セプタム160の中央に、セプタム160を厚さ方向に貫通する直線状のスリット(切り込み)161が形成されている。
図8Bに示されているように、キャップ170は、円板形状を有する天板171と、天板171の外周端縁173から延びた円筒形状を有する周囲壁175とを備える。天板171の中央には円形の開口(貫通孔)172が形成されている。周囲壁175には、一対の孔176が形成されている。孔176は、周囲壁175を半径方向に貫通する貫通孔である。
図8Cから理解できるように、筒状部151の先端にセプタム160を取り付け、セプタム160を覆うようにキャップ170を筒状部151に装着する。筒状部151の突起156がキャップ170の周囲壁175に設けられた孔176内に嵌入し、突起156と孔176の端縁とが係合する(図8B参照)。セプタム160は筒状部151の先端とキャップ170の天板171とによりその厚さ方向に挟持される。セプタム160のスリット161は、キャップ170の開口172内に露出する(図8B参照)。筒状部151に形成された環状突起153は、キャップ170の周囲壁175に隣接する。環状突起153の頂面は、周囲壁175の外周面と略同一の円筒面を構成する。
混注ポート150に、オスコネクタ5(図6A〜図6C参照)を接続することができる(後述する図11参照)。オスコネクタ5のオスルアー51は、セプタム160のスリット161に挿入される。環状突起153は、オスコネクタ5のロック爪62が係合する係合構造として機能する。オスコネクタ5の操作アーム65を操作して環状突起153とロック爪62との係合を解除すると、オスコネクタ5を混注ポート150から分離することができる。オスルアー51をセプタム160から引き抜くと、セプタム160は直ちに初期状態に復帰し、スリット161は液密に閉じられる。このように、セプタム160は、自閉式の弁体として機能する。このようなセプタム160を備えた自閉式の混注ポート100は、「ニードルレスポート」とも呼ばれる。
アダプタ100は、特許文献1に記載された公知のアダプタと同じであってもよい。
図7において、最初にメスコネクタ710にアダプタ100を装着する。図9は、メスコネクタ710にアダプタ100を装着した状態を示した断面斜視図である。穿刺針111が、メスコネクタ710の開口を封止するゴム栓715を貫通している。穿刺針111の先端近傍に設けられた横孔113が、ゴム栓715を通過し、輸液容器700側に露出している。従って、輸液容器700と、混注ポート150の内腔152とが、穿刺針111の流路112を介して連通する。セプタム160のスリット161は閉じられているので、輸液容器700内の輸液がスリット161を通って外界に漏れ出ることはない。
アーム120に設けられた係合爪125が、メスコネクタ710の拡径した円筒状の径大部711に係合している。従って、外力(例えばメスコネクタ710とアダプタ100とを分離する向きの引張り力)や振動等がメスコネクタ710及びアダプタ100に加えられても、穿刺針111がゴム栓715から意図せずに抜け出ることはない。アーム120は、メスコネクタ710の外径に応じて適宜弾性的に曲げ変形している。
次に、図7において、連結管2のコネクタ1に、輸液セット200の穿刺針210を接続する。具体的には、コネクタ1の内腔1a(即ち大管部31、図4C参照)に穿刺針210を挿入する。
図10Aは、コネクタ1と穿刺針210とを接続した状態を示した斜視図、図10Bはその断面斜視図である。
図10Bに示されているように、穿刺針210は、アダプタ100の穿刺針111と概略同じ構成を有する。即ち、穿刺針210は、メスコネクタ710のゴム栓715を直接穿刺することも可能なように、鋭利な先端を備える。輸液が流れる流路212が、穿刺針210の内部に、穿刺針210の長手方向に沿って形成されている。穿刺針210の先端近傍のテーパ形状を有する部分に、穿刺針210を直径方向に貫通する2つの横孔213が形成されている。横孔213は流路212と連通している。
穿刺針210は、その基端(穿刺針210の先端とは反対側端)の近傍に基部215を有する。基部215の外周面は、それより先端側の部分よりわずかに拡径した円筒面である。基部215がコネクタ1の管状部材30の大管部31に挿入される。好ましくは、大管部31の内径は、基部215の外径よりわずかに小さい。このため、大管部31は、基部215が挿入されることにより、拡径するように周方向に伸ばされる。従って、管状部材30(特に大管部31)の内周面と基部215の外周面との間に液密なシール25が形成される。コネクタ1の内腔1aの下側の第1開口21(図4C参照)は、基部215により液密に封止される。
穿刺針210の横孔213が形成された部分の外径は、管状部材30の内径より小さい。このため、穿刺針210の流路212は、横孔213を介して、コネクタ1の内腔1aと連通する。
コネクタ1のアーム15に設けられた第1爪16が、拡径部217に係合している。このため、連結管2と輸液セット200との間に張力が印加されても、コネクタ1と穿刺針210とが分離することはない。本実施形態では、拡径部217は、点滴筒220に設けられている。点滴筒220に穿刺針210が一体化されている。この結果、拡径部217は、実質的に穿刺針210に一体的に設けられている。
図10Bから容易に理解できるように、穿刺針210をコネクタ1の内腔1a内に挿入し始めると、第1爪16の傾斜面16aが、拡径部217に衝突する。穿刺針210を更挿入すると、傾斜面16aが拡径部217上を摺動しながら第1爪16は外側に変位し、これにともないアーム15は弾性的に曲げ変形する。そして、第1爪16が拡径部217を乗り越えると、アーム15の弾性復元力により、図10Bのように第1爪16が拡径部217に係合する。このように、第1爪16に傾斜面16aが設けられているので、穿刺針210をコネクタ1の内腔1a内に単に挿入するだけで、アーム15や第1爪16に手を触れることなく、第1爪16を拡径部217に自動的に係合させることができる。
管状部材30の外周面に形成された段差33が外筒11の径小部11aに衝突するので、穿刺針210を内腔1a内に挿入する過程で、管状部材30が外筒11(更にはコネクタ本体10)に対して上方に向かって(穿刺針210を内腔1aに挿入する向きに)移動することはない。従って、第1爪16が拡径部217に係合したとき、基部215と管状部材30との間に液密なシール25が確実に形成される。
次に、図7において、連結管2のオスコネクタ5を、アダプタ100の混注ポート150に接続する。
図11は、オスコネクタ5と混注ポート150とを接続した状態を示した断面斜視図である。図6B及び図6Cから理解できるように、混注ポート150をフード57内に挿入すると、キャップ170の天板171の外周端縁173(図8B参照)が、ロックレバー60から突出したロック爪62の傾斜面63(図6C参照)に衝突する。外周端縁173は、傾斜面63上を摺動しながら、ロック爪62がオスルアー51から離れる向きにロックレバー60を弾性的に曲げ変形させる。ロック爪62が混注ポート150の環状突起153を通過し終えると、ロックレバー60は初期形状に復帰して、ロック爪62は環状突起153に係合する。
オスコネクタ5のオスルアー51は、セプタム160のスリット161を貫通し、オスルアー51の横孔53(図6B参照)は混注ポート150の内腔152内に露出している。従って、混注ポート150とオスルアー51の流路52とが連通する。セプタム160は、オスルアー51が挿入されることによって弾性変形している。
図12は、アダプタ100と連結管2を介して、輸液容器700のメスコネクタ710と輸液セット200とを接続した状態を示した斜視図である。この状態で、輸液セット200の下流側端に設けられた針(図示せず)を患者の静脈に穿刺する。そして、輸液セット200に設けられたクレンメ(図示せず)を開く。輸液容器700内の輸液は、アダプタ100、連結管2、輸液セット200を順に流れて、患者に投与される。
なお、コネクタ1と穿刺針210との分離は、第1爪16が中心軸10aから離れるようにアーム15を弾性的に曲げ変形させて、第1爪16と拡径部217との係合を解除することにより可能である(図10A、図10B参照)。また、オスコネクタ5とアダプタ100との分離は、操作部66を押してロック爪62がオスルアー51から離れるようにロックレバー60を弾性的に曲げ変形させて、ロック爪62と混注ポート150との係合を解除することにより可能である(図11参照)。
(作用)
コネクタ1の内腔1aは、下方に向かって開口した第1開口21及び上方に向かって開口した第2開口22のみを介して外界と連通している(図4C参照)。穿刺針210を第1開口21を介して内腔1aに挿入すると、穿刺針210の基部215の外周面と内腔1aを画定する管状部材30の内周面との間に液密なシール25が形成される。このため、第1開口21が穿刺針210によって液密に塞がれる。第1開口21と基部215との間から輸液が外界に漏れ出ることはない。穿刺針210の流路212は、内腔1aを介して第2開口22と連通している。更に、第2開口22は、チューブ9を介してオスコネクタ5と連通している。従って、図12の状態で、輸液容器700内の輸液を、外界に漏れ出ることなく、患者に投与することができる。
コネクタ1は、穿刺針210に一体的に設けられた拡径部217(係合構造)に係合する第1爪16を備える。穿刺針210の基部215と管状部材30との間に液密なシール25が形成されるのとほぼ同時に、第1爪16が拡径部217に係合する(図10B参照)。換言すれば、第1爪16が拡径部217に係合するまで穿刺針210をコネクタ1の内腔1a内に挿入すれば、基部215と管状部材30との間に液密なシール25が形成される。このため、コネクタ1と穿刺針210との接続状態は、第1爪16が拡径部217に係合しているか否かを確認することにより判断できる。第1爪16と拡径部217との係合は、目視にて容易に確認できる。従って、本実施形態では、コネクタ1と穿刺針210との接続状態の確認が容易である。
そして、一旦、第1爪16が拡径部217に係合すると、単に連結管2と輸液セット200との間に張力が印加されただけでは、コネクタ1と穿刺針210とが分離することはない。従って、穿刺針210がコネクタ1から意図せずに抜け出て、輸液が外界に漏出してしまう事態の発生を防止することができる。従って、安全性が向上する。
更に、オスコネクタ5は、オスルアー51が混注ポート150の内腔152と連通したとき、混注ポート150に係合するロック爪62を備える。このため、一旦、ロック爪62が混注ポート150に係合すると、単に連結管2と輸液容器700との間に張力が印加されただけでは、オスコネクタ5と混注ポート150とが分離することはない。従って、オスルアー51が混注ポート150から意図せずに抜け出て、輸液が外界に漏出してしまう事態の発生を防止することができる。この点でも、安全性が向上する。
点滴筒220を、流量制御装置に装着してもよい。流量制御装置は、点滴筒220内を流れる輸液を計測する。これにより、輸液セット200を流れる輸液の流量を制御することができる。本実施形態では、コネクタ1に設けられたアーム15は1つだけであるので、アーム15が流量制御装置に衝突することなく、点滴筒220を流量制御装置に装着することができる。
図13は、コネクタ1を、上記とは別の輸液セット200’の穿刺針210’に接続した状態を示した拡大断面斜視図である。この輸液セット200’では、穿刺針210’に点滴筒は一体化されていない。穿刺針210’がコネクタ1の内腔1aに挿入されている。穿刺針210’の基部215’は、コネクタ1の管状部材30の大管部31に挿入され、管状部材30(特に大管部31)の内周面と基部215’の外周面との間に液密なシール26が形成されている。図13に示した穿刺針210’及び基部215’に対する拡径部217’の位置は、図10Bに示した穿刺針210及び基部215に対する拡径部217の位置と異なる。このため、図13では、コネクタ1のアーム15に形成された第2爪17が、穿刺針210’に一体的に設けられた拡径部217’に係合している。
穿刺針、基部、及び拡径部の相対的位置関係は、輸液セットごとに異なる場合がある。従って、本実施形態のようにアーム15に複数の爪16,17を設けておくことにより、複数の爪のいずれかを拡径部に係合させることができる。これにより、コネクタ1に接続することができる穿刺針(輸液セット)の種類数が増大する。
なお、コネクタ1の爪が係合する係合構造(拡径部217,217’)は、穿刺針に一体的に設けられていればよい。係合構造が穿刺針に「一体的に」設けられるとは、穿刺針に対する係合構造の相対的位置が不変であればよい。これを満足する限り、「一体的に」は、係合構造と穿刺針とが共通する一部品に設けられている場合、及び、係合構造と穿刺針とが別個の部品に設けられていて、それら別個の部品が組み合わされている場合のいずれをも含む。係合構造は、拡径部217,217’のように外向きに突出した凸部に限定されず、外周面に対して窪んだ凹部であってもよい。係合構造は、周方向に連続している必要はない。
上記の実施形態は例示に過ぎない。本発明は、上記の実施形態に限定されず、適宜変更することができる。
上記の実施形態では、管状部材30が外筒11(コネクタ本体10)に対して上方に向かって移動するのを防止する移動防止手段が、上下方向に係合する管状部材30の段差33と外筒11の径小部11aとで構成された。しかしながら、移動防止手段の構成は、これに限定されない。例えば、管状部材30の下端(第1開口21側端)に外向きに突出したフランジ状部(拡径部)を形成し、これを外筒11の下端11bに係合させてもよい。移動防止手段は、管状部材30と外筒11とが係合する係合構造に限定されず、管状部材30をコネクタ本体10(外筒11)に接着、融着等により固着することにより構成されてもよい。移動防止手段の構成によっては、管状部材30に段差33は不要であり、また、外筒11に径小部11aは不要である。移動防止手段が、管状部材30がコネクタ本体10に対して下方に向かって移動するのを更に防止するように構成されてもよい。
上記の実施形態では、外筒11内に管状部材30を挿入し、管状部材30の小管部32とチューブ9とを接続した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。
例えば、小管部32を省略し、チューブ9の下端を大管部31に直接接続してもよい。この場合、好ましくは、大管部31とチューブ9とは、大管部31と小管部32とを接続した場合に形成された段差33(図3参照)と同様の段差が形成されるように接続する。
あるいは、管状部材30をチューブ9に置き換えてもよい。すなわち、管状部材30を省略し、チューブ9をコネクタ本体10の外筒11内に、その下端11bまで延長してもよい。この場合、外筒11内に延びたチューブ9の部分が「柔軟な管状部材」として、管状部材30と同様に機能する。コネクタ1の内腔1aの内壁は、外筒11内に延びたチューブ9の内周面によって構成される。穿刺針210をコネクタ1の内腔1a内に挿入したとき、穿刺針210の基部215とチューブ9との間に液密なシールが形成される。チューブ9がコネクタ本体10に対して上方に移動しないように、上述した任意の移動防止手段がチューブ9と外筒11とに設けられる。
上記の実施形態では、穿刺針210をコネクタ1の内腔1a内に挿入したとき、穿刺針210の基部215と管状部材30との間に液密なシールが形成された。しかしながら、液密なシールはこれ以外の構成で形成されてもよい。
図14は、本発明の別の実施形態に係るコネクタ1’と穿刺針210”とを接続した状態を示した断面斜視図である。図14のコネクタ1’は、管状部材30の大管部31の内周面に、内腔1a内に向かって突出した環状突起37が設けられている点で、上記のコネクタ1と異なる。環状突起37は、周方向に連続しており、大管部31とともに内腔1aの内周面を構成する。また、図14の穿刺針210”は、拡径した基部215’を備えていない点で、図13に示した穿刺針210’と異なる。図14に示されているように、内腔1a内に挿入された穿刺針210”の外周面と環状突起37との間に液密なシール27が形成されている。シール27は横孔213よりも第1開口21側に位置しているので、穿刺針210”の流路212は、内腔1aを介して第2開口22と連通している。内腔1a内の輸液が第1開口21から外界に漏れ出ることはない。このように、本発明のコネクタは、内腔1aの内周面に環状突起37が設けられていてもよい。この場合には、穿刺針の外周面の基部215,215’以外の箇所と内腔1aの内周面(特に環状突起37)との間で液密なシール27を形成することができる。従って、拡径部の有無や拡径部の外径に関わらず、穿刺針との間で液密なシールを形成することができる。
図14に示したコネクタ1’に、拡径した基部215,215’を備えた穿刺針210,210’(図10B、図13参照)を接続することもできる。この場合には、穿刺針210,210’と環状突起37との間に液密なシール27が形成され、更に、穿刺針210,210’の基部215,215’と内腔1aの内周面(環状突起37以外の部分)との間に液密なシール25,26(図10B、図13参照)が形成される。このように、本発明のコネクタは、穿刺針との間に、異なる位置に複数の液密なシールを形成してもよい。
なお、環状突起37は、穿刺針の拡径した基部215,215’との間で液密なシールを形成することができるような位置に設けられてもよい。
穿刺針とコネクタの内腔1aの内周面との間に形成される液密なシールの上下方向位置によっては、大管部31は、外筒11の下端11b(図4C参照)まで延びていなくてもよい。
図14では、環状突起37は管状部材30の大管部31に一体的に設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、環状突起37をOリングに置き換えてもよい。Oリングは、穿刺針の外周面との間に液密なシールが形成されるように設けられる。Oリングは、大管部31に任意の方法で保持される。あるいは、管状部材30を省略し、Oリングを外筒11の内周面に任意の方法で固定してもよい。この場合、コネクタ1の内腔1aの内壁は、外筒11の内周面で構成される。チューブ9は外筒11の上端に液密に接続することができる。外筒11にスリット13が設けられる場合には、輸液がスリット13を通って外筒11外に漏れ出ることがないように、Oリングは、スリット13よりも高い位置(第2開口22側)に配置する必要がある。
コネクタ1に、複数のアーム15が設けられていてもよい。各アーム15には、穿刺針に一体的に設けられた係合構造に係合する一つ以上の爪が設けられる。複数のアーム15は、好ましくは中心軸10aに対して等角度間隔で配置される。各アーム15の爪を穿刺針210に一体的に設けられた係合構造に係合させることができる。係合構造に複数の爪が係合するので、コネクタ1と穿刺針とをより高い信頼性で接続することができる。但し、複数の爪を係合構造に係合させる必要があるので、コネクタ1と穿刺針との接続作業が煩雑になる可能性がある。
オスコネクタ5の構成は、上記の実施形態に限定されない。例えば、特許文献2〜4に記載されているように、オスコネクタが2つのロックレバーを有し、各ロックレバーが混注ポートに係合するロック爪を備えていてもよい。
オスコネクタ5は、オスルアー51の先端を覆う柔軟なカバー(例えば特許文献6,7参照)を備えていてもよい。オスコネクタ5を混注ポート150に接続したとき、カバーはオスルアー51の長手方向に圧縮変形され、オスルアー51はカバーを貫通し、更にセプタム160を貫通する。
コネクタ1とオスコネクタ5とを繋ぐチューブ9は、柔軟性を有している必要はなく、硬質材料(例えば、コネクタ本体10またはオスコネクタ5と同じ材料)からなり、実質的に変形しない程度の剛性を有していてもよい。別部材としてのチューブ9を省略し、例えばオスコネクタ5の筒状部55がコネクタ1の第2開口22(上記の実施形態では外筒11の上端または小管部32)に直接接続されていてもよい。
本発明は、医療分野、特に輸液療法において利用することができる。中でも、危険な薬剤を含む輸液を患者に投与する輸液療法に好ましく利用することができる。
1,1’ コネクタ(穿刺針用コネクタ)
1a コネクタの内腔
2 連結管
10 コネクタ本体
10a 中心軸
11 外筒
11a 径小部(移動防止手段)
14 ストッパ
15 アーム
16,17 爪
16a,17a 爪の傾斜面
21 第1開口
22 第2開口
25,26,27 液密なシール
30 管状部材
33 段差(移動防止手段)
5 オスコネクタ
51 オスルアー(オス部材)
62 ロック爪
9 チューブ
150 混注ポート
210,210’,210” 穿刺針
215,215’ 穿刺針の基部
217,217’ 拡径部(係合構造)

Claims (8)

  1. 鋭利な先端を有する穿刺針に接続することができる穿刺針用コネクタであって、
    外筒と、
    前記外筒内に形成された内腔と、
    前記外筒に設けられた、弾性的に曲げ変形可能なアームと、
    前記アームに設けられた爪とを備え、
    前記内腔は、第1開口及び第2開口を介して外界と連通し、
    前記外筒内に柔軟な管状部材が設けられており、
    前記内腔の内壁は、前記管状部材で構成され、
    前記第1開口を介して前記穿刺針を前記内腔に挿入すると、前記爪が前記穿刺針に一体的に設けられた係合構造に係合し、前記穿刺針の外周面と前記管状部材の内周面とが半径方向に接触し、前記外周面と前記内周面との間に液密なシールが形成され、且つ、前記穿刺針と前記第2開口とが連通するように構成されていることを特徴とする穿刺針用コネクタ。
  2. 前記第1開口を介して前記穿刺針を前記内腔に挿入する向きに前記管状部材が前記外筒に対して移動するのを防止する移動防止手段を更に備える請求項に記載の穿刺針用コネクタ。
  3. 前記爪は傾斜面を備え、
    前記傾斜面は、前記第1開口を介して前記穿刺針を前記内腔に挿入する向きに向かって、前記穿刺針用コネクタの中心軸に近づくように傾斜している請求項1又は2に記載の穿刺針用コネクタ。
  4. 複数の前記爪が、前記アームの長手方向に沿って離間して前記アームに設けられている請求項1〜のいずれか一項に記載の穿刺針用コネクタ。
  5. 前記アームの曲げ変形量を制限するストッパを更に備える請求項1〜のいずれか一項に記載の穿刺針用コネクタ。
  6. 前記内腔は、前記第1開口及び前記第2開口のみを介して外界と連通している請求項1〜のいずれか一項に記載の穿刺針用コネクタ。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の穿刺針用コネクタとオスコネクタとを備え、
    前記オスコネクタは、前記第2開口を介して前記内腔と連通する連結管。
  8. 前記オスコネクタは、混注ポートに挿入されるオス部材と、前記混注ポートに係合可能なロック爪とを備える請求項に記載の連結管。
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