JP6823988B2 - 画面操作方法及び画面操作装置 - Google Patents

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Description

この発明は、カーソルの位置を操作する画面操作方法及び画面操作装置に関する。
従来から、例えば、操作者によるジェスチャを検出し、その検出結果に応じて画面上のカーソルの位置を操作する画面操作方法が知られている。また、操作者の視線を検出し、その検出結果に応じて画面上のカーソルの位置を操作する方法も知られている(例えば特許文献1参照)。
特表2014−514661号公報
しかしながら、従来の画面操作方法では、カーソルの位置を正確に操作できない場合があり、信頼性が低いという課題がある。
例えば、ジェスチャに応じてカーソルの位置を操作する方法では、画面上の操作範囲に対して操作者の動作範囲が狭く、細やかな操作が行えない。
例えば図12に示すように、100インチの表示装置に表示された画面101上に、機能メニューのボタン102が100ピクセル間隔(符号l)で並び、カーソル103で操作するものとする。この場合、ボタン102間の画面101上での距離は約11.5cmであり、その距離を手の動きで操作する場合には手を例えば約4cm動かす必要がある。しかしながら、空中に浮かした手の位置を狙いを定めて4cmだけ移動させる腕の動きは、身体的負担が大きく、また、動きが小さいことから検出誤差が生じて正確にカーソル103の位置を操作できない確率が高い。
また、視線に応じてカーソルの位置を操作する方法では、視線方向検出の手法上、画面の端では検出エラー又は検出誤差が生じ易く、意図した場所にカーソルを誘導することが困難である。
すなわち、視線方向検出では、例えば図13に示すように、赤外線フィルタを用いて赤外線を光源として取り込んだ操作者の眼球画像から、瞳孔の中心点104と角膜反射点(赤外線の反射点)105とを検出し、その相対位置から視線方向を求めている。
しかしながら、例えば図14に示すように、視線の動きが大きくなり、瞳孔の中心点104が眼球画像の中心位置からずれると、角膜反射点105が瞳孔部分から白目部分にずれる。この場合、角膜反射点105が検出できなかったり、瞳孔の端と白目部分に複数の反射が乱れて映ったりして、誤認識が生じる。
なお、上記に対し、マウスを用い、マウスの動作によりカーソルの位置を操作する方法も一般的に知られている。しかしながら、特に大画面高解像度である画面上のカーソルの位置を操作する場合、マウスを用いた方法では、入力のオンオフ切替えの煩雑さ及びカーソルを大きく動かすことの大変さがあり、好ましくない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、正確にカーソルの位置を操作できる画面操作方法を提供することを目的としている。
この発明に係る画面操作方法は、第1行動取得部は、画面を操作する操作者による第1行動を取得し、操作範囲指定部は、第1行動取得部により取得された第1行動から、画面上の一部の領域を操作範囲として指定し、第2行動取得部は、操作者による第2行動を取得し、カーソル位置操作部は、第2行動取得部により取得された第2行動から、操作範囲指定部により指定された操作範囲の画面に対する比率に応じて、当該画面に対するカーソルの移動量である操作量よりも小さい操作量で、当該操作範囲においてカーソルの位置を操作することを特徴とする。
この発明によれば、上記のように構成したので、正確にカーソルの位置を操作できる。
この発明の実施の形態1に係る画面操作装置を含む画面操作システムの構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る画面操作装置の動作例を示すフローチャートである。 図3A、図3Bは、この発明の実施の形態1に係る画面操作装置の動作例を説明する図である。 図4A、図4Bは、この発明の実施の形態1に係る画面操作装置の別の動作例を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る画面操作装置を含む画面操作システムの構成例を示す図である。 図6A〜図6Cは、この発明の実施の形態2に係る画面操作装置の動作例を説明する図である。 この発明の実施の形態3に係る画面操作装置を含む画面操作システムの構成例を示す図である。 図8A、図8Bは、この発明の実施の形態3に係る画面操作装置の動作例を説明する図である。 この発明の実施の形態4に係る画面操作装置を含む画面操作システムの構成例を示す図である。 図10A、図10Bは、この発明の実施の形態4に係る画面操作装置の動作例を説明する図である。 図11A、図11Bは、この発明の実施の形態1に係る画面操作装置のハードウェア構成例を示す図である。 表示装置に表示される画面の一例を示す図である。 視線検出方法を説明する図である。 従来の画面操作方法による課題を説明する図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る画面操作装置3を含む画面操作システムの構成例を示す図である。
画面操作システムは、表示装置1、検出装置2及び画面操作装置3を備えている。なお図では、表示装置1、検出装置2及び画面操作装置3がそれぞれ別体に構成された場合を示しているが、これに限らず、表示装置1、検出装置2及び画面操作装置3は他の装置と一体化されていてもよい。また、表示装置1と画面操作装置3との間及び検出装置2と画面操作装置3との間は、それぞれ有線又は無線で接続され、通信可能に構成されている。
表示装置1は、画面を表示する。この表示装置1としては、例えば、PCディスプレイ、テレビ、ヘッドマウント型ディスプレイ等が挙げられる。
検出装置2は、上記画面を操作する操作者による第1,2行動を検出する。なお、検出装置2は、表示装置1に対向して複数の人物が存在する場合であっても、例えば、マーカを保持する人物又は特定の行動を行う人物等を検出することで、当該人物を操作者として認識可能である。また、第1,2行動としては、例えば、ジェスチャ(手や顔等の身体部位の移動)、視線の移動、マウスの移動、操作者の手元に置かれたキーボード等を用いたキー又はボタン等の操作、発声等が挙げられる。なお、第1行動と第2行動は区別可能な行動であればよく、予め決められている。この検出装置2により検出された第1,2行動を示すデータは、画面操作装置3に出力される。
なお、検出装置2では、例えば、カメラ、ジェスチャを認識するジェスチャ認識装置、視線を認識する視線認識装置、マウス、キーボード、マイク等の入力装置を1つ以上有し、この入力装置により得られたデータを用いて第1,2行動を検出する。
例えば、第1行動が顔の移動であり、第2行動が手の移動である場合、入力装置として1台の可視カメラを用いて実現可能である。一方、第1行動が顔の移動であり、第2行動が視線の移動である場合、1台の可視カメラでも実現可能であるが、視線検出の精度を上げる場合には赤外線光源及び赤外線カメラを別途用いる。なお、赤外線カメラの解像度は低いため、表示装置1と操作者との間の距離が限定される。そこで、表示装置1としてヘッドマウント型ディスプレイを用い、このディスプレイに赤外線光源及び赤外線カメラを搭載して視線検出を行ってもよい。なお、検出装置2による第1,2行動の具体的な検出方法については、既存の技術と同様であり、その説明は省略する。
画面操作装置3は、表示装置1に表示された画面を操作する。以下では、画面操作装置3が有する機能のうち、カーソルの位置を操作する機能についてのみ説明を行う。この画面操作装置3は、カーソルの位置を操作する機能として、図1に示すように、第1行動取得部301、操作範囲指定部302、第2行動取得部303及びカーソル位置操作部304を備えている。
第1行動取得部301は、操作者による第1行動を取得する。図1の例では、第1行動取得部301は、検出装置2から出力されたデータを受信することで、上記第1行動を取得する。なお、第1行動取得部301は、例えば、操作者が予め決められた位置に立った場合、又は、画面上に第1行動を促す表示等が行われた場合等に、処理を開始する。
操作範囲指定部302は、第1行動取得部301により取得された第1行動から、画面上の一部の領域を操作範囲として指定する。この際、操作範囲指定部302は、例えば、上記第1行動に対応する画面上の位置が、規定時間、しきい値範囲内に位置する場合に、当該位置を含む領域を操作範囲として指定する。なお、上記領域は、例えば、予め画面を複数に分割することで設定しておいてもよいし、上記第1行動に対応する画面上の位置を中心にしてその都度設定してもよい。また、上記領域の大きさは、例えば、画面全体の大きさ、表示装置1と操作者との間の距離、操作者の立ち位置等により適切な大きさに設定される。
第2行動取得部303は、操作者による第2行動を取得する。図1の例では、第2行動取得部303は、検出装置2から出力されたデータを受信することで、上記第2行動を取得する。なお、第2行動取得部303は、例えば、操作範囲指定部302により操作範囲が指定された場合等に処理を開始してもよいし、第1行動取得部301と並行して処理を行ってもよい。
カーソル位置操作部304は、第2行動取得部303により取得された第2行動から、操作範囲指定部302により指定された操作範囲の画面に対する比率に応じた操作量で、当該操作範囲においてカーソルの位置を操作する。
なお図1では、第1,2行動取得部301,303は、検出装置2から出力されたデータを受信することで、第1,2行動を取得するものとした。しかしながら、これに限らず、検出装置2による入力装置で得られたデータに基づく第1,2行動の検出処理は、第1,2行動取得部301,303で行うように構成してもよい。
次に、上記のように構成された画面操作装置3によるカーソルの位置の操作例について、図2を参照しながら説明する。なお、表示装置1は画面を表示し、検出装置2は第1,2行動を常時検出しているものとする。
画面操作装置3によるカーソルの位置の操作例では、図2に示すように、まず、第1行動取得部301は、検出装置2から出力されたデータを受信することで、操作者による第1行動を取得する(ステップST201)。
次いで、操作範囲指定部302は、第1行動取得部301により取得された第1行動から、画面上の一部の領域を操作範囲として指定する(ステップST202)。この際、操作範囲指定部302は、例えば、上記第1行動に対応する画面上の位置が、規定時間、しきい値範囲内に位置する場合に、当該位置を含む領域を操作範囲として設定する。これにより、操作者がカーソルの位置を操作する操作範囲を、画面全体から一部の領域に絞り込むことができる。また、カーソルは操作範囲内に移動される。
また、操作範囲指定部302は、指定した操作範囲を示す枠を画面上に表示してもよい。これにより、操作者は、指定された操作範囲を確認できる。
次いで、第2行動取得部303は、検出装置2から出力されたデータを受信することで、操作者による第2行動を取得する(ステップST203)。
次いで、カーソル位置操作部304は、第2行動取得部303により取得された第2行動から、操作範囲指定部302により指定された操作範囲の画面に対する比率に応じた操作量で、当該操作範囲においてカーソルの位置を操作する(ステップST204)。すなわち、操作範囲を画面全体から一部の領域に限定することで、操作者の動作範囲に対する操作範囲が小さくなり、操作者はより大きな動作で操作を行うことができる。
なお、操作範囲指定部302による操作範囲の指定後、第2行動取得部303が第2行動を取得する前に、第1行動取得部301が第1行動を再度取得した場合には、操作範囲指定部302は操作範囲の再指定を行う。
また上記では、第2行動取得部303が、操作範囲指定部302による指定後に処理を開始する場合を示した。しかしながら、これに限らず、第2行動取得部303は、第1行動取得部301と並行して処理を行ってもよい。
次に、具体例として、操作者が、第1行動として顔を回転させ、第2行動として手を移動させる場合を説明する。
この場合、まず、操作者は、表示装置1に対向する位置に立ち、表示装置1に表示された画面上の操作対象がある方向を見るように、顔を回転させる。そして、第1行動取得部301はその顔の向きを取得し、操作範囲指定部302は、当該顔の向きから、画面上の一部の領域を操作範囲として指定する。
次いで、操作者は、カーソルの位置を操作対象へ移動させるように、手を移動させる。そして、第2行動取得部303はその手の動きを取得し、カーソル位置操作部304は、当該手の動きを、操作範囲の画面に対する比率に応じた操作量に変換した上で、当該操作範囲においてカーソルの位置を操作する。
このように、顔の向きに基づいて操作範囲を画面全体から一部の領域に限定することで、操作範囲上の距離と手の動作範囲上の距離との比率を変えることができる。
ここで、図3Aに示すように、100インチの表示装置1に表示された画面11上に、機能メニューのボタン12が100ピクセル間隔(符号l1)で並び、カーソル13で操作するものとする。この画面11において、操作範囲14を画面全体から例えば300ピクセル×300ピクセルの範囲に限定する。この場合、図3Bに示すボタン12間を移動するために必要な手の動作範囲(符号l2)が例えば従来の4cmから24cmに変わる。このように、手を動かす必要がある距離が大きくなることで、検出誤差が抑制され、より細やかな操作が可能となる。
次に、別の具体例として、操作者が、第1行動として顔を回転させ、第2行動として視線を移動させる場合を説明する。
この場合、まず、操作者は、表示装置1に対向する位置に立ち、表示装置1に表示された画面上の操作対象がある方向を見るように、顔を回転させる。そして、第1行動取得部301はその顔の向きを取得し、操作範囲指定部302は、当該顔の向きから、画面上の一部の領域を操作範囲として指定する。
次いで、操作者は、カーソルの位置を操作対象へ移動させるように、視線を移動させる。そして、第2行動取得部303はその視線の動きを取得し、カーソル位置操作部304は、当該視線の動きを、操作範囲の画面に対する比率に応じた操作量に変換した上で、当該操作範囲においてカーソルの位置を操作する。
このように、顔の向きに基づいて操作範囲を画面全体から一部の領域に限定することで、図4に示すように、操作範囲がl3からl4に狭まるとともに顔の向きも操作対象の方向へ向いていることから、瞳孔の移動量(符号l5)も自然と小さくなる。よって、検出エラー及び検出誤差の発生を抑制でき、画面操作の信頼性が向上する。また、検出誤差が生じたとしても、カーソルが顔の向きから得られた視界の中心部から外れることはなく、視線の移動を利用した画面操作の安定性が向上する。
次に、別の具体例として、操作者が、第1行動として顔を回転させ、第2行動としてマウスを移動させる場合を説明する。
この場合、まず、操作者は、表示装置1に対向する位置に立ち、表示装置1に表示された画面上の操作対象がある方向を見るように、顔を回転させる。そして、第1行動取得部301はその顔の向きを取得し、操作範囲指定部302は、当該顔の向きから、画面上の一部の領域を操作範囲として指定する。
次いで、作業者は、カーソルの位置を操作対象へ移動させるように、マウスを移動させる。そして、第2行動取得部303はそのマウスの動きを取得し、カーソル位置操作部304は、当該マウスの動きを、操作範囲の画面に対する比率に応じた操作量に変換した上で、当該操作範囲においてカーソルの位置を操作させる。
ここで、マウスを用いたカーソルの位置の操作では、特に大画面高解像度である画面上のカーソルの位置を操作する場合に、カーソルを見失ったり、カーソルを動かす距離が長く作業効率が低下したりする。しかしながら、実施の形態1の手法のように、操作範囲を画面全体から一部の領域に限定した上で、カーソルの位置を操作することで、カーソルを見失うことを抑制でき、また、カーソルの移動量を少なくできるため作業効率が向上する。
また上記の3つの具体例のように、第1行動と第2行動を、人の行動の時系列に沿った動きとすることで、操作者は第1行動と第2行動を区別することなく、一連の流れで動作でき、操作性が向上する。
以上のように、この実施の形態1によれば、第1行動取得部301は第1行動を取得し、操作範囲指定部302は、第1行動取得部301により取得された第1行動から、画面上の一部の領域を操作範囲として指定し、第2行動取得部303は第2行動を取得し、カーソル位置操作部304は、第2行動取得部303により取得された第2行動から、操作範囲指定部302により指定された操作範囲の画面に対する比率に応じた操作量で、当該操作範囲においてカーソルの位置を操作するように構成したので、正確にカーソルの位置を操作できる。その結果、画面操作の信頼性を向上できる。
また、従来では、単一の行動のみを検出し、その検出結果に応じてカーソルの位置を操作している。そのため、高性能、高価格、大型の検出装置を用いる必要があった。それに対し、実施の形態1では、検出装置2で2つの行動を検出して、操作範囲の絞り込みを行った上でカーソルの位置の操作を行うことで、低性能、低価格、小型な検出装置2であっても画像操作の信頼性を高めることができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、操作範囲の指定後、当該操作範囲の大きさを変更する場合を示す。
図5はこの発明の実施の形態2に係る画面操作装置3を備えた画面操作システムの構成例を示す図である。この図5に示す実施の形態2に係る画面操作装置3では、図1に示す実施の形態1に係る画面操作装置3に、第3行動取得部305及びサイズ変更部306を追加している。その他の構成は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
なお、検出装置2は、実施の形態1における機能に加え、操作者による第3行動を検出する。ここで、第3行動としては、例えば、ジェスチャ、視線の移動、マウスの移動、操作者の手元に置かれたキーボード等を用いたキー又はボタン等の操作、発声等が挙げられる。なお、第3行動は、第1,2行動と区別可能な行動であればよく、予め決められる。この検出装置2により検出された第1〜3行動を示すデータは、画面操作装置3に出力される。
第3行動取得部305は、第3行動を取得する。図5の例では、第3行動取得部305は、検出装置2から出力されたデータを受信することで、上記第3行動を取得する。なお、第3行動取得部305は、例えば、操作範囲指定部302により操作範囲が指定された場合に、処理を開始する。
サイズ変更部306は、第3行動取得部305により取得された第3行動から、操作範囲指定部302により指定された操作範囲の大きさを変更(拡張又は縮小)する。
なお、カーソル位置操作部304は、操作範囲指定部302により指定され、サイズ変更部306により大きさが変更された操作範囲の画面に対する比率に応じた操作量で、当該操作範囲においてカーソルの位置を操作する。
また図5では、第3行動取得部305は、検出装置2から出力されたデータを受信することで、第3行動を取得するものとした。しかしながら、これに限らず、検出装置2による入力装置で得られた情報に基づく第3行動の検出処理は、第3行動取得部305で行ってもよい。
次に、具体例として、操作者が、第1行動として顔を回転させ、第3行動として顔を前後に移動させ、第2行動としてマウスを移動させる場合を説明する。
この場合、まず、操作者は、表示装置1に対向する位置に立ち、表示装置1に表示された画面上の操作対象がある方向を見るように、顔を回転させる。そして、第1行動取得部301はその顔の向きを取得し、操作範囲指定部302は、当該顔の向きから、図6Aに示すように、画面11上の一部の領域を操作範囲14として指定する。
次に、操作者は、操作範囲指定部302により指定された操作範囲の大きさを変更するように、顔を前又は後ろに移動させる。そして、第3行動取得部305はその顔の動きを取得し、サイズ変更部306は、当該顔の動きから、図6Bに示すように、操作範囲14の大きさを変更する。図6Bでは、例えば操作者が顔を後ろに移動することで、操作範囲14が拡張した場合を示している。
次いで、作業者は、カーソル13の位置を操作対象へ移動させるように、マウスを移動させる。そして、第2行動取得部303はそのマウスの動きを取得し、カーソル位置操作部304は、当該マウスの動きを、操作範囲14の画面11に対する比率に応じた操作量に変換した上で、当該操作範囲14においてカーソル13の位置を操作させる(図6C)。
このように、操作者は例えば顔を前後に移動させることで、操作範囲の大きさを変更できる。これにより、例えば第2行動としてマウスの移動を行う場合に、マウスの移動量に対する相対的なカーソルの移動量を変化させることができ、操作性を更に向上できる。その結果、カーソルを見失うことを抑制できるだけではなく、マウスを机から何度も離して移動させることなくカーソルの位置の操作も可能となり、長時間のマウス操作に伴う手首の疲労低減も見込める。
実施の形態3.
実施の形態3では、操作範囲の指定後、当該操作範囲に対応する画面上の領域の表示倍率を変更する場合を示す。
図7はこの発明の実施の形態3に係る画面操作装置3を備えた画面操作システムの構成例を示す図である。この図7に示す実施の形態3に係る画面操作装置3では、図1に示す実施の形態1に係る画面操作装置3に、第4行動取得部307及び倍率変更部308を追加している。その他の構成は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
なお、検出装置2は、実施の形態1における機能に加え、操作者による第4行動を検出する。ここで、第4行動としては、例えば、ジェスチャ、視線の移動、マウスの移動、操作者の手元に置かれたキーボード等を用いたキー又はボタン等の操作、発声等が挙げられる。なお、第4行動は、第1,2行動は区別可能な行動であればよく、予め決められる。この検出装置2により検出された第1,2,4行動を示すデータは、画面操作装置3に出力される。
第4行動取得部307は、第4行動を取得する。図7の例では、第4行動取得部307は、検出装置2から出力されたデータを受信することで、上記第4行動を取得する。なお、第4行動取得部307は、例えば、操作範囲指定部302により操作範囲が指定された場合に、処理を開始する。
倍率変更部308は、第4行動取得部307により取得された第4行動から、操作範囲指定部302により指定された操作範囲に対応する画面上の領域の表示倍率を変更する。
また図7では、第4行動取得部307は、検出装置2から出力されたデータを受信することで、第4行動を取得するものとした。しかしながら、これに限らず、検出装置2による入力装置で得られた情報に基づく第4行動の検出処理は、第4行動取得部307で行ってもよい。
例えば図8に示すように、操作者による第4行動に応じて操作範囲指定部302により指定された操作範囲14に対応する画面上の領域の表示倍率を大きくすることで、操作性の向上が見込める。図8では、操作範囲14に対応する画面11上の領域を拡大した場合を示している。
なお上記では、実施の形態1に係る画面操作装置3に対して第4行動取得部307及び倍率変更部308を追加した場合を示した。しかしながら、これに限らず、図5に示す実施の形態2に係る画面操作装置3に対して第4行動取得部307及び倍率変更部308を追加してもよい。
実施の形態4.
実施の形態4では、操作範囲の指定後、当該操作範囲を画面上の任意の位置に移動する場合を示す。
図9はこの発明の実施の形態4に係る画面操作装置3を備えた画面操作システムの構成例を示す図である。この図9に示す実施の形態4に係る画面操作装置3では、図1に示す実施の形態1に係る画面操作装置3に、領域移動部309を追加している。その他の構成は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
領域移動部309は、操作範囲に対応する画面上の領域を、当該画面上で移動する。
ここで、例えば図10Aに示すように、操作範囲指定部302により指定された操作範囲14が、画面11上の上方に位置する場合、操作者は上方を見ながら操作を行うことになり、身体的負担が大きい。そこで、図10Bに示すように、操作範囲14を画面11上の真ん中や下方に移動させることで、上記負担を軽減できる。
なお上記では、実施の形態1に係る画面操作装置3に対して領域移動部309を追加した場合を示した。しかしながら、これに限らず、図5,7に示す実施の形態2,3に係る画面操作装置3に対して領域移動部309を追加してもよい。
最後に、図11を参照して、実施の形態1−4に係る画面操作装置3のハードウェア構成例を説明する。以下では、実施の形態1に係る画面操作装置3のハードウェア構成例について示すが、実施の形態2−4に係る画面操作装置3についても同様である。
画面操作装置3における第1行動取得部301、操作範囲指定部302、第2行動取得部303及びカーソル位置操作部304の各機能は、処理回路51により実現される。処理回路51は、図11Aに示すように、専用のハードウェアであっても、図11Bに示すように、メモリ53に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)52であってもよい。
処理回路51が専用のハードウェアである場合、処理回路51は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。第1行動取得部301、操作範囲指定部302、第2行動取得部303及びカーソル位置操作部304の各部の機能それぞれを処理回路51で実現してもよいし、各部の機能をまとめて処理回路51で実現してもよい。
処理回路51がCPU52の場合、第1行動取得部301、操作範囲指定部302、第2行動取得部303及びカーソル位置操作部304の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ53に格納される。処理回路51は、メモリ53に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、画面操作装置3は、処理回路51により実行されるときに、例えば図2に示した各ステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ53を備える。また、これらのプログラムは、第1行動取得部301、操作範囲指定部302、第2行動取得部303及びカーソル位置操作部304の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ53とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等が該当する。
なお、第1行動取得部301、操作範囲指定部302、第2行動取得部303及びカーソル位置操作部304の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。例えば、第1行動取得部301については専用のハードウェアとしての処理回路51でその機能を実現し、操作範囲指定部302、第2行動取得部303及びカーソル位置操作部304については処理回路51がメモリ53に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
このように、処理回路51は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 表示装置、2 検出装置、3 画面操作装置、51 処理回路、52 CPU、53 メモリ、301 第1行動取得部、302 操作範囲指定部、303 第2行動取得部、304 カーソル位置操作部、305 第3行動取得部、306 サイズ変更部、307 第4行動取得部、308 倍率変更部、309 領域移動部。

Claims (6)

  1. 第1行動取得部は、画面を操作する操作者による第1行動を取得し、
    操作範囲指定部は、前記第1行動取得部により取得された第1行動から、前記画面上の一部の領域を操作範囲として指定し、
    第2行動取得部は、前記操作者による第2行動を取得し、
    カーソル位置操作部は、前記第2行動取得部により取得された第2行動から、前記操作範囲指定部により指定された操作範囲の前記画面に対する比率に応じて、当該画面に対するカーソルの移動量である操作量よりも小さい操作量で、当該操作範囲においてカーソルの位置を操作する
    ことを特徴とする画面操作方法。
  2. 前記操作範囲指定部は、前記第1行動に対応する前記画面上の位置が、規定時間、しきい値範囲内に位置する場合に、当該位置を含む領域を操作範囲として指定する
    ことを特徴とする請求項1記載の画面操作方法。
  3. 第3行動取得部は、前記操作者による第3行動を取得し、
    サイズ変更部は、前記第3行動取得部により取得された第3行動から、前記操作範囲指定部により指定された操作範囲の大きさを変更し、
    前記カーソル位置操作部は、前記操作範囲指定部により指定され前記サイズ変更部により大きさが変更された操作範囲の前記画面に対する比率に応じた操作量で、当該操作範囲においてカーソルの位置を操作する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画面操作方法。
  4. 第4行動取得部は、前記操作者による第4行動を取得し、
    倍率変更部は、前記第4行動取得部により取得された第4行動から、前記操作範囲指定部により指定された操作範囲に含まれる画面上の領域の表示倍率を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の画面操作方法。
  5. 領域移動部は、前記操作範囲に含まれる画面上の領域を、当該画面上で移動する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の画面操作方法。
  6. 画面を操作する操作者による第1行動を取得する第1行動取得部と、
    前記第1行動取得部により取得された第1行動から、前記画面上の一部の領域を操作範囲として指定する操作範囲指定部と、
    前記操作者による第2行動を取得する第2行動取得部と、
    前記第2行動取得部により取得された第2行動から、前記操作範囲指定部により指定された操作範囲の前記画面に対する比率に応じて、当該画面に対するカーソルの移動量である操作量よりも小さい操作量で、当該操作範囲においてカーソルの位置を操作するカーソル位置操作部と
    を備えた画面操作装置。
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