JP6822666B2 - ゆで卵の自動から割装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ゆで卵のから割りを自動的に行う自動から割装置に関するものであり、更に、詳しくは、前工程でから割りを行ったゆで卵の鈍端部及び鋭端部を集中的にから割りするためのゆで卵の自動から割装置に関するものである。
ゆで卵を自動的にから割りするための装置の一つとして、特許文献1に開示のものが知られている。このゆで卵の自動から割装置は、周回バーコンベアによりゆで卵を直線搬送させながら、当該周回バーコンベアの直線搬送部の直下に配置された1ないし複数のから割ドラムを、前記ゆで卵が搬送方向と逆方向に戻されるように回転させることで、当該から割りドラムの外周縁部に配置された多数のから割バーにより、当該ゆで卵のから割りを行う構成である。なお、他の構成のゆで卵の自動から割装置としては、互いに逆方向に回転するから割ドラムの外側に外周搬送ドラムが配置され、当該外周搬送ドラムの回転により、その外周部に設けられた多数の搬送バーによりゆで卵を周方向に搬送させる間に、前記から割ドラムの外周縁部に配置されたから割バーにより、当該ゆで卵のから割りを行う構成の装置もある。
前記周回バーコンベアは、上下方向に沿って所定間隔をおいた複数本の搬送バーの両端部及び中間部が連結体で連結されたものが一組となった多数組の搬送バーが一定間隔をおいて配置され、その両端部がそれぞれ無端鎖に連結された構成であって、搬送中のゆで卵は、から割ドラムのから割バーと衝突することで、種々の姿勢となるが、その鈍端部と鋭端部を結ぶ方向(以下、「両端部連結方向」といい、楕円形のゆで卵の長軸方向に対応する)が、搬送バーの長手方向を向く姿勢が最も安定する姿勢であるので、から割バーとの衝突後には、この姿勢で搬送されることが多い。
このため、から割ドラムのから割バーに対するゆで卵の衝突機会は、鈍端部及び鋭端部が最も少なくなり、当該各端部を除く部分の衝突機会が多くなり、周回バーコンベアを用いた上記の自動から割装置では、ゆで卵の鈍端部及び鋭端部のから割りが不十分となって、後の「から剥き工程」において、剥き残りが発生する問題があった。
特開2004−113052号公報
本発明は、自動から割装置によりゆで卵のから割りを行った後において、当該ゆで卵の鈍端部及び鋭端部を集中的にから割りすることで、ゆで卵のから割りを完全に行うことを課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、第1バーコンベアによりゆで卵を直線搬送させながら、当該第1バーコンベアの直線搬送部の直下に配置された1ないし複数のから割ドラムを、前記ゆで卵が搬送方向と逆方向に戻されるように回転させることで、当該から割ドラムの外周縁部に配置された多数のから割バーにより、当該ゆで卵のから割りを行う構成の主自動から割装置の下流側に連続して設けられて、予めから割りされたゆで卵の鈍端部及び鋭端部のから割りを集中的に行う自動から割装置であって、
ゆで卵の鈍端部と鋭端部を結ぶ両端部連結方向が、当該ゆで卵の搬送方向と直交する横方向を向いた状態を保持して搬送させるべく、上方の走行部を水平にして多数本の保持搬送バーが周回走行する構成の第2バーコンベアと、
当該第2バーコンベアの搬送方向と直交する横方向に沿って所定間隔をおいて配置された複数枚のから割板が一体となって、当該横方向に往復直線運動させることで、前記ゆで卵の鈍端部及び鋭端部を前記から割板に衝突させるか、或いはゆで卵の端部同士を衝突させて、ゆで卵の当該部分のから割りを行う構成の横方向揺動装置と、
から成ることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、主自動から割装置により、鈍端部及び鋭端部を除く部分がから割りされた多数のゆで卵は、第1バーコンベアの終端部において、当該請求項1の発明に係る自動から割装置に移送されて、第2バーコンベアの相前後する2本の保持搬送バーにより、両端部連結方向が当該保持搬送バーの長手方向に沿った姿勢で保持された状態で、横方向揺動装置を構成する隣接するから割板の間に収容される。この状態で、横方向揺動装置を構成する複数枚のから割板が横方向(保持搬送バーの長手方向)に沿って所定のストローク及びサイクルで揺動すると、2本の保持搬送バーで保持されている多数のゆで卵のうち、から割板と対向して配置されているゆで卵の一部は、当該から割板に鈍端部又は鋭端部が衝突したり、或いは隣接するゆで卵の鈍端部どうし、又は鋭端部どうし、若しくは鋭端部と鈍端部とが互いに衝突することで、ゆで卵の鈍端部及び鋭端部が集中的にから割りされる。この結果、後工程の自動から剥き装置において、ゆで卵のからの剥き残しがなくなる。
請求項2の発明は、互いに逆方向に回転するから割ドラムの外側に外周搬送ドラムが配置され、当該外周搬送ドラムの回転により、その外周部に設けられた多数の搬送バーによりゆで卵を周方向に搬送させる間に、前記から割ドラムの外周縁部に配置されたから割バーにより、当該ゆで卵のから割りを行う構成の主自動から割装置の下流側に連続して設けられて、予めから割りされたゆで卵の鈍端部及び鋭端部のから割りを集中的に行う自動から割装置であって、
ゆで卵の鈍端部と鋭端部を結ぶ両端部連結方向が、当該ゆで卵の搬送方向と直交する横方向を向いた状態を保持して搬送させるべく、上方の走行部を水平にして多数本の保持搬送バーが周回走行する構成のバーコンベアと、
当該バーコンベアの搬送方向と直交する横方向に沿って所定間隔をおいて配置された複数枚のから割板が一体となって、当該横方向に往復直線運動させることで、前記ゆで卵の鈍端部及び鋭端部を前記から割板に衝突させるか、或いはゆで卵の端部同士を衝突させて、ゆで卵の当該部分のから割りを行う構成の横方向揺動装置と、
から成ることを特徴としている。
請求項1の発明の主自動から割装置が直線搬送形式であるのに対して、請求項2の発明の主自動から割装置は、外周搬送ドラムを用いた周方向搬送方式である点が異なるのみで、バーコンベアと横方向揺動装置との組み合わせにより、ゆで卵の鈍端部及び鋭端部のから割りを行う作用は、請求項1の発明と同一である。
請求項3は、請求項1の発明において、自動から割装置を構成する第2バーコンベアは、その全体が振動されて、前後の各保持搬送バーで保持されたから割済のゆで卵を横方向に微動させる構成であることを特徴としており、請求項4の発明は、請求項2の発明において、自動から割装置を構成するバーコンベアは、その全体が振動されて、前後の各保持搬送バーで保持されたから割済のゆで卵を横方向に微動させる構成であることを特徴としている。
請求項3の発明では第2バーコンベアの全体に、また請求項4の発明ではバーコンベアの全体に、それぞ振動が付与されて、前後の各保持搬送バーで保持されたから割済のゆで卵を横方向に微動させる構成であるため、から割板とゆで卵の端部との衝突機会が増えて、ゆで卵の端部のから割りを効果的に行える。
主自動から割装置の下流側に配置された本発明に係る自動から割装置により、多数のゆで卵は、その両端部連結方向がバーコンベアの搬送バーの長手方向に沿った姿勢で、前後する各搬送バーに保持された状態で、横方向揺動装置を構成する隣接するから割板の間に収容され、この状態で、横方向揺動装置を構成する複数枚のから割板が横方向(保持搬送バーの長手方向)に沿って所定のストローク及びサイクルで揺動すると、2本の保持搬送バーで保持されている多数のゆで卵のうち、から割板と対向して配置されているゆで卵の一部は、当該から割板に鈍端部又は鋭端部が衝突したり、或いは隣接するゆで卵の鈍端部どうし、又は鋭端部どうし、若しくは鋭端部と鈍端部とが互いに衝突することで、ゆで卵の鈍端部及び鋭端部が集中的にから割りされる。
本発明に係るゆで卵の自動から割装置A1 が主自動から割装置A2 の下流側に組み込まれた状態の斜視図である。 同じく側面図である。 (a),(b)は、それぞれ主自動から割装置A2 の側面図、及び中央部を省略した横断面図である。 本発明に係るゆで卵の自動から割装置A1 の中央部を省略した正面図である。 図4の駆動機構Hが配置された側の部分拡大図である。 図5の拡大側面図(X−X線拡大側面図)である。 図1の主自動から割装置A2 の部分拡大図である。 (a),(b)は、本発明の作用を説明するための図であって、それぞれから割板ユニットUの各から割板31が一方のストローク端に達している状態の平面図及び正面図である。 (a),(b)は、図8に示される状態から、から割板ユニットUの各から割板31が他方のストローク端に達した状態の平面図及び正面図である。 ゆで卵Eを周方向に搬送させてから割りを行う主自動から割装置A3 の下流側に本発明に係る自動から割装置A1 を設置した状態の側面断面図である。 主自動から割装置A3 の部分斜視図である。
以下、複数の実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。
最初に、図1〜図7を参照して、本発明の実施例1のゆで卵の自動から割装置A1 について説明する。この自動から割装置A1 は、左右一対の無端鎖3により周回走行する第1バーコンベアC1 と、当該第1バーコンベアC1 の上部の直線走行部においてゆで卵Eを直線搬送させる間に、当該上部の直線走行部の直下に配置された複数のから割ドラムD1 とから成る主自動から割装置A2 の下流側に接続して配置される。前記第1バーコンベアC1 は、その走行面に対して垂直な方向に沿って所定間隔をおいて配置された計3本の押し搬送バーB2 が、その両端部、及び中央部の複数箇所において連結板2で連結されて一組となった多数組の押し搬送バー連結体Kの両端部が一対の無端鎖3で連結され、当該各無端鎖3は、左右一対で一組となった前後の二組の各鎖歯車4,5に掛装されている。従って、押し搬送バー連結体Kを構成する計3本の押し搬送バーB2 は、第1バーコンベアC1 の走行方向に対して直交する水平方向である横方向Rに沿って配置されている。押し搬送バー連結体Kの配置ピッチは、両端部連結方向Jが横方向Rとなって配置された1個のゆで卵Eが搬送方向Qに沿って所定の隙間を有して配置される大きさである。前記第1バーコンベアC1 の上部及び下部の各直線走行部の左右一対の無端鎖3は、鎖ガイド部材6にガイドされることで、直線走行するようになっている。
第1バーコンベアC1 の上部の直線走行部の直下には、複数個(実施例では4個)のから割ドラムD1 が前記搬送方向Qに沿って一定間隔をおいて配置されている。から割ドラムD1 は、前記押し搬送バー連結体Kに対応した長さを有していて、両端部及び中央部に配置された複数の連結円板体7の外周縁部に多数本のから割バーB3 が一定間隔をおいて固定状態で貫通支持された構成である。従って、から割ドラムD1 は、周方向に沿って一定間隔をおいて配置された多数本のから割バーB3 が複数枚の連結円板体7で一体に連結された構成である。各から割ドラムD1 の中心部に配置されたドラム軸8は、両端支持されて、ドラム軸8の一端部が駆動モータ9の駆動軸(図示せず)に連結され、各から割ドラムD1 は、それぞれ独立して駆動回転される。各から割ドラムD1 は、第1バーコンベアC1 の上部の直線走行部において、その上部が前後する各押し搬送バー連結体Kの間に臨んだ状態で配置され、相前後する各から割ドラムD1 の上部の間に形成された隙間には、当該部分を通過するゆで卵Eを支持する支持板11が全幅に亘って配置されている。各から割ドラムD1 は、第1バーコンベアC1 により搬送されるゆで卵Eを、搬送方向Qと逆方向に戻すように駆動回転される。
第1バーコンベアC1 は、下流側の鎖歯車5の駆動回転により、上部の直線走行部が搬送方向Qに走行することで、供給シュート61から当該第1バーコンベアC1 に連続供給されるゆで卵Eは、相前後する各押し搬送バー連結体Kの間に分離して収容された後に、両端部連結方向Jを水平にした安定姿勢で搬送される。各から割ドラムD1 の部分に達すると、当該各から割ドラムD1 は、搬送中のゆで卵Eを搬送方向Qと逆方向に戻すように駆動回転されているため、多数のゆで卵Eの多くは、上記した両端部連結方向Jを水平にした安定姿勢で押し搬送バーB2 に押し付けられた状態で、から割ドラムD1 の各から割バーB3 が連続的に衝突する作用が、各から割ドラムD1 において繰り返されることで、ゆで卵Eのから割りが行われる。なお、第1バーコンベアC1 で搬送されるゆで卵Eの搬送姿勢は、上記したように、その両端部連結方向Jを水平にした姿勢が多いが、搬送中におけるから割バーB3 の衝突作用により、その姿勢が変化されることがあるが、から割バーB3 による衝突の直後には、最も安定した姿勢である両端部連結方向Jを水平にした姿勢に戻されることが多い。
このため、ゆで卵Eの鈍端部Ea及び鋭端部Ebを除く部分は、から割ドラムD1 のから割バーB3 との衝突機会は多いが、から割バーB3 によるゆで卵Eの鈍端部Ea及び鋭端部Ebとの衝突機会は、少ないために、その鈍端部Ea及び鋭端部Ebのから割りは、十分に行われない。なお、図2において、Ecは、ゆで卵Eのからの部分に形成された割れ(クラック)を示す。
自動から割装置A1 は、上記した主自動から割装置A2 では、ゆで卵Eにおけるから割りが不十分である鈍端部Ea及び鋭端部Ebのから割りを集中的に行う装置である。自動から割装置A1 は、図1、図4〜図7に示されるように、ゆで卵Eの両端部連結方向Jが搬送方向Qと直交する水平方向である横方向Rを向いた状態で保持して搬送させるべく、多数本の保持搬送バーB1 の両端部を各無端鎖21に連結して、当該各無端鎖21が、左右一対で一組となった前後の各鎖歯車22,23に掛装された構成の第2バーコンベアC2 と、当該第2バーコンベアC2 の搬送方向Qと直交する横方向Rに沿って所定間隔をおいた複数枚のから割板31が一体となって、前記横方向Rに沿って往復直線運動させることで、前記第2バーコンベアC2 の前後の各保持搬送バーB1 で保持されたゆで卵Eの鈍端部Ea及び鋭端部Ebを前記から割板31に衝突させるか、又はゆで卵Eの端部同士の衝突により、前記鈍端部Ea及び鋭端部Ebのから割りを集中的に行う横方向揺動装置Fとから成る。
第2バーコンベアC2 を構成する保持搬送バーB1 の配置ピッチは、ゆで卵Eの両端部連結方向Jを横方向Rにした状態で、当該ゆで卵Eを安定状態で保持して搬送可能であって、しかも横方向にスライド可能な寸法(大きさ)にしてある。上流側の各鎖歯車22の駆動軸24は、第1バーコンベアC1 の下流側の駆動軸12の動力がベルト伝動機構13を介して伝達される(図1参照)。なお、図1、図6及び図7において、25は、第2バーコンベアC2 の被動軸を示す。
横方向揺動装置Fは、図1、図4〜図7に示されるように、第2バーコンベアC2 の直上に全幅に亘って配置されて、当該第2バーコンベアC2 の前後の各保持搬送バーB1 で保持されて搬送されるゆで卵Eを横方向Rにスライドさせることで、ゆで卵Eの鈍端部Ea及び鋭端部Ebを後述のから割板31に衝突させるか、或いは横方向Rに隣接するゆで卵Eの端部同士を衝突させることで、当該ゆで卵の鈍端部Ea及び鋭端部Ebを集中的にから割りする装置である。横方向揺動装置Fは、長方形状をした複数枚のから割板31が横方向Rに沿って一定ピッチPで配置された状態で、当該から割板31の上端部であって、しかも搬送方向Qに沿って前後端部の2箇所において、2本の連結ロッド32で一体に連結されたから割板ユニットUと、当該から割板ユニットUを所定のストロークSで横方向Rに往復直線運動可能なように、当該から割板ユニットUの両端部を吊下げ支持する吊下げ支持機構Gと、当該から割板ユニットUを前記ストロークSで往復直線運動を行うための駆動機構Hとで構成される。
前記吊下げ支持機構Gは、前記2本の連結ロッド32における両端の各から割板31の外側に突出した各突出部に吊下げ板33がそれぞれ取付けられ、各吊下げ板33は、第2バーコンベアC2 の横方向(幅方向)Rの両端部の直上に、当該横方向Rに沿って固定配置された吊下げガイドロッド34にガイドされて、横方向Rに往復移動する構成である。駆動機構Hは、駆動モータ35の回転運動がクランク機構により往復直線運動に変換されることで、前記吊下げ板33を往復直線運動させる機構である。駆動モータ35の駆動軸36に取付けられたクランク円板37の外周部と、スライド案内体38で案内されて往復直線運動を行うスライド体39の後部に一体に取付けられた第1ロッド部41とが、クランクロッド42で連結され、前記スライド体39の前部に一体に取付けられた第2ロッド部43と前記吊下げ板33とが連結されている。よって、駆動機構Hにより、前記吊下げ板33を往復直線運動させると、から割板ユニットUは、第2バーコンベアC2 の直上において、ストロークSで往復直線運動を行う。なお、図5及び図6において、44は、吊下げガイドロッド34の両端部を支持しているロッド支持板を示す。
そして、供給シュート61から、主自動から割装置A2 に連続的に投入されたゆで卵Eは、上記したように、両端部連結方向Jが横方向Rを向くような安定姿勢で、第1バーコンベアC1 の押し搬送バーB2 により押されることで、当該姿勢を保持して搬送方向Qに沿って搬送され、各から割ドラムD1 の部分に達すると、搬送中のゆで卵Eを搬送方向Qと逆方向に搬送させるように、当該から割ドラムD1 が回転することで、ゆで卵Eは、から割バーB3 により押し搬送バーB2 に押し付けられることで、ゆで卵Eは順次から割りされる。ゆで卵Eは、上記した両端部連結方向Jが横方向Rを向くような安定姿勢で搬送されながら、から割りされるため、から割バーB3 及び押し搬送バーB2 に対するゆで卵Eの衝突機会は、その鈍端部Ea及び鋭端部Ebを除く部分が多くて、当該鈍端部Ea及び鋭端部Ebは、少なくなる。この結果、第1バーコンベアC1 から排出されるゆで卵Eは、その鈍端部Ea及び鋭端部Ebが十分にから割りされていない。
上記したから割済のゆで卵Eは、図1に示されるように、主自動から割装置A2 の第1バーコンベアC1 から、自動から割装置A1 の第2バーコンベアC2 ににおける隣接するから割板31の間の仕切り空間V(図4及び図7参照)に連続して供給(投入)されると、から割済のゆで卵Eは、前後する2本の保持搬送バーB1 に対して最も安定した姿勢で保持される。即ち、第2バーコンベアC2 に供給された直後の短時間の間は、から割済のゆで卵Eは、種々の姿勢となっているが、一定時間を経過すると、から割済のゆで卵Eは、両端部連結方向Jが横方向Rを向いた最も安定した姿勢で相前後する2本の保持搬送バーB1 に保持され、その後は、この安定姿勢を維持して搬送される。
一方、横方向Rに一定ピッチPをおいて配置された複数のから割板31が2本の連結ロッド32で連結されたから割板ユニットUは、駆動機構Hによって、所定サイクルで横方向Rに沿ってストロークSで往復直線運動を行っている。よって、図8及び図9に示されるように、から割板31に近接配置されているから割済のゆで卵Eは、当該から割板31の往復直線運動により、その端部が当該から割板31と衝突した後に、2本の保持搬送バーB1 の上を横方向Rにスライドさせられ、更に、から割板31と衝突してスライドさせられたから割済のゆで卵Eは、隣接する別のから割済のゆで卵Eの端部に衝突する。このように、第2バーコンベアC2 によりから割済のゆで卵Eが搬送方向Qに搬送される途中において、複数のから割板31の横方向Rへの往復直線運動により、当該ゆで卵Eは、その端部がから割板31に衝突したり、或いは隣接するゆで卵E同士の各端部が衝突し合うことで、から割済のゆで卵Eにおける未から割部である鈍端部Ea及び鋭端部Ebのから割りが効果的に行われる。
また、第1バーコンベアC1 の駆動軸12から、ベルト伝動機構13を介して第2バーコンベアC2 の駆動軸24に動力が伝達されて、当該第2バーコンベアC2 が走行することで、当該第2バーコンベアC2 には、多少の振動が発生しており、当該振動により、前後の各保持搬送バーB1 で保持されているから割済のゆで卵Eは、僅かに横方向Rに微動させられて、その保持位置が微動されたり、或いは第1バーコンベアC1 から第2バーコンベアC2 にから割済のゆで卵Eが落下状態で供給(投入)されることで、第2バーコンベアC2 に供給済のゆで卵Eと、供給直後のゆで卵Eとの衝突が生じることで、前後の各保持搬送バーB1 に保持されているゆで卵Eの保持位置が変更されることがある。前後の2本の保持搬送バーB1 上におけるゆで卵Eの保持位置の変更は、から割板31が端部に衝突して、当該端部がから割りされたゆで卵Eの当該から割板31による衝突機会の増加を招来して、ゆで卵Eの端部のから割りが効果的に行われる。
このように、第2バーコンベアC2 の振動作用によって、前後の2本の保持搬送バーB1 に保持されているゆで卵Eを横方向Rに微動させることは、から割板31との衝突機会の増加につながるので、例えば、第2バーコンベアC2 のフレームに振動モータ(いずれも図示せず)を取付けて、当該第2バーコンベアC2 の全体を横方向Rに振動させることも考えられる。
なお、横方向揺動装置Fの往復直線運動のストロークSを、当該横方向揺動装置Fを構成するから割板31のピッチPよりも大きくすることで、ゆで卵Eの端部どうしの衝突機会を増加させられて、当該端部のから割りを一層確実に行える。
次に、図10及び図11を参照して、本発明の実施例2について説明する。本発明の実施例1は、ゆで卵Eを直線搬送する構成の主自動から割装置A2 の下流側に本発明に係る自動から割装置A1 を接続した構成であるが、本発明の実施例2は、ゆで卵Eを周方向に搬送する構成の主自動から割装置A3 の下流側に本発明に係る自動から割装置A1 を接続した構成である。
主自動から割装置A3 は、所定間隔をおいた左右一対の円板体51の外周縁部が、一定間隔をおいて多数のから割バーB3'で連結されたから割ドラムD2 と、前記一対の円板体51よりも広い間隔をおいた一対の円板体52の外周縁部が、半径方向に沿って所定間隔をおいた計3本の押し搬送バーB2'が一組となった多数組の押し搬送バーB2'で連結された外周ドラムD3 とから成る。から割ドラムD2 と外周ドラムD3 とは、回転軸(駆動軸)53を共通にして、互いに逆方向に駆動回転される。なお、図11において、54は、外周ドラムD3 に供給されたゆで卵Eが、回転軸(駆動軸)53の軸方向に沿ってから割ドラムD2 の範囲内に収容されるように規制するリング板状の区画壁を示す。
主自動から割装置A3 における位相がほぼ180°異なる部分には、ゆで卵Eの供給シュート62及び排出シュート63がそれぞれ傾斜姿勢で配置され、排出シュート63には、本発明に係る自動から割装置A1 が接続して配置されている。
このため、供給シュート62から外周ドラムD3 に供給されたゆで卵Eは、計3本の押し搬送バーB2'で一組となった前後の各組の押し搬送バーB2'で形成されるゆで卵収容室55に収容され、この状態で、外周ドラムD3 の回転によりゆで卵Eが押し搬送バーB2'により周方向に押し搬送される間に、当該外周ドラムD3 に対して逆回転するから割ドラムD2 のから割バーB3'の衝突により、当該ゆで卵Eの端部を除く部分のから割りが行われる。
端部を除く部分のから割りが行われるから割済のゆで卵Eは、ほぼ半回転された後に、排出シュート63の部分から、本発明に係る自動から割装置A1 に供給される。そして、当該自動から割装置A1 において、上記したようにして、から割済のゆで卵Eの鈍端部Ea及び鋭端部Ebのから割りが行われる。
1 :自動から割装置
2,A3 :主自動から割装置
1 :保持搬送バー
2,B2':押し搬送バー
3,B3':から割バー
1 :第1バーコンベア
2 :第2バーコンベア
1,D2 :から割ドラム
3 :外周ドラム
E:ゆで卵
Ea:ゆで卵の鈍端部
Eb:ゆで卵の鋭端部
F:横方向揺動装置
G:吊下げ支持機構
H:駆動機構
J:ゆで卵の両端部連結方向
Q:ゆで卵の搬送方向
R:横方向(ゆで卵のスライド方向)
U:から割板ユニット
V:仕切り空間
31:から割板

Claims (4)

  1. 第1バーコンベアによりゆで卵を直線搬送させながら、当該第1バーコンベアの直線搬送部の直下に配置された1ないし複数のから割ドラムを、前記ゆで卵が搬送方向と逆方向に戻されるように回転させることで、当該から割ドラムの外周縁部に配置された多数のから割バーにより、当該ゆで卵のから割りを行う構成の主自動から割装置の下流側に連続して設けられて、予めから割りされたゆで卵の鈍端部及び鋭端部のから割りを集中的に行う自動から割装置であって、
    ゆで卵の鈍端部と鋭端部を結ぶ両端部連結方向が、当該ゆで卵の搬送方向と直交する横方向を向いた状態を保持して搬送させるべく、上方の走行部を水平にして多数本の保持搬送バーが周回走行する構成の第2バーコンベアと、
    当該第2バーコンベアの搬送方向と直交する横方向に沿って所定間隔をおいて配置された複数枚のから割板が一体となって、当該横方向に往復直線運動させることで、前記ゆで卵の鈍端部及び鋭端部を前記から割板に衝突させるか、或いはゆで卵の端部同士を衝突させて、ゆで卵の当該部分のから割りを行う構成の横方向揺動装置と、
    から成ることを特徴とするゆで卵の自動から割装置。
  2. 互いに逆方向に回転するから割ドラムの外側に外周搬送ドラムが配置され、当該外周搬送ドラムの回転により、その外周部に設けられた多数の搬送バーによりゆで卵を周方向に搬送させる間に、前記から割ドラムの外周縁部に配置されたから割バーにより、当該ゆで卵のから割りを行う構成の主自動から割装置の下流側に連続して設けられて、予めから割りされたゆで卵の鈍端部及び鋭端部のから割りを集中的に行う自動から割装置であって、
    ゆで卵の鈍端部と鋭端部を結ぶ両端部連結方向が、当該ゆで卵の搬送方向と直交する横方向を向いた状態を保持して搬送させるべく、上方の走行部を水平にして多数本の保持搬送バーが周回走行する構成のバーコンベアと、
    当該バーコンベアの搬送方向と直交する横方向に沿って所定間隔をおいて配置された複数枚のから割板が一体となって、当該横方向に往復直線運動させることで、前記ゆで卵の鈍端部及び鋭端部を前記から割板に衝突させるか、或いはゆで卵の端部同士を衝突させて、ゆで卵の当該部分のから割りを行う構成の横方向揺動装置と、
    から成ることを特徴とするゆで卵の自動から割装置。
  3. 自動から割装置を構成する第2バーコンベアは、その全体が振動されて、前後の各保持搬送バーで保持されたから割済のゆで卵を横方向に微動させる構成であることを特徴とする請求項1に記載のゆで卵の自動から割装置。
  4. 自動から割装置を構成するバーコンベアは、その全体が振動されて、前後の各保持搬送バーで保持されたから割済のゆで卵を横方向に微動させる構成であることを特徴とする請求項2に記載のゆで卵の自動から割装置。
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