JP2009060832A - 農産物の清浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】馬鈴薯などの農産物を回転ブラシで転動させながらブラッシングする際、農産物の両側面に清浄残りが発生し、農産物の全周面を清浄できない。
【解決手段】自転する多数本のブラシローラ7、8を一定の間隔を有して平行に横架し、隣接するブラシローラ間に被清浄体である馬鈴薯Pを収容する収容凹部7aを該ブラシローラの軸方向に隔設して複数設けた無端回動するブラシローラコンベア4の搬送軌道の上方に、螺旋溝31aを有する第1螺旋ブラシローラ31と、逆方向の螺旋溝32aを有する第2螺旋ブラシローラ32を隔設して設け、収容凹部7a内で転動している馬鈴薯Pが各螺旋溝31a、32aに嵌まり込むと共に、第1螺旋ブラシローラ31と第2螺旋ブラシローラ32の回転で螺旋溝の間のブラシ部により馬鈴薯Pの両側面がブラッシングされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、収穫された馬鈴薯などの農産物の表面に付着している土などの汚れを除去する農産物の清浄装置に係り、詳しくは、農産物の選別包装施設において用いることが好適な農産物の清浄装置に関する。
従来、この種の清浄装置としては、無端回動(公転)すると共に自転する並設した多数本の搬送ブラシローラからなる搬送装置と、この搬送装置の水平方向の搬送軌道の上方に配置された水平方向に揺動する平ブラシ、あるいは回転駆動される上ブラシローラとを備えた構成とし、該搬送装置により搬送される被清浄体である農産物を水平方向の搬送軌道上において隣接する搬送ブラシローラ間で転動させて清浄すると共に、前記平ブラシあるいは上ブラシローラにより清浄する装置が提案されている(特許文献1、2、3)。
搬送ブラシローラは円筒状に形成され、軸方向に複数個の馬鈴薯などの農産物が供給されて同時に清浄される。
実公昭62-18231号公報 実公昭60-21981号公報 実開昭48-100881号公報
上述した従来の農産物の清浄装置にあっては、以下の問題が指摘される。
(1)隣接する前後の搬送ブラシローラ間で馬鈴薯などの農産物が自転する搬送ブラシローラにより転動されて農産物の外表面を清浄するため、外表面の不定形な形状などによって、搬送ブラシローラの軸方向に転動しながら移動することがある。馬鈴薯などの農産物を搬送ブラシローラと例えば平ブラシとの間に搬送ブラシローラの軸方向にわたり複数個連続的に供給しているので、搬送ブラシローラによる搬送の途中で馬鈴薯などの農産物が搬送ブラシローラの軸方向に移動すると、他の農産物とぶつかり合って農産物を傷めるおそれがある。
(2)馬鈴薯などの農産物は、搬送ブラシローラの自転により転動する際、転動の回転中心となる転動軸を変化させることなく転動し、転動力を搬送ブラシローラから受ける際に清浄されるため、馬鈴薯などの農産物が搬送ブラシと接触する接触面は略変わらない。また、馬鈴薯などの農産物は搬送ブラシローラの公転(無端回動)により搬送される際に、平ブラシあるいは上ブラシローラとの接触で清浄されるが、馬鈴薯などの農産物が平ブラシあるいは上ブラシローラと接触する接触面は、転動軸が不変であることから搬送ブラシローラと接触する接触面と略同じ外周面であるため、転動軸の周辺である馬鈴薯の左右両側面については積極的に接触しない傾向にある。ただし、農産物が転動しながら左右方向に移動(転動)すると、移動方向の側面が搬送ブラシローラと平ブラシあるいは上ブラシローラに押し付けられるために清浄されるが、上述のように他の農産物とぶつかるおそれがある。
本発明の目的は、馬鈴薯などの農産物を必要以上に転がさず、隣り合う農産物との接触をできるだけ避けて農産物の全周面を清浄できる農産物の清浄装置を提供しようとするものである。
本発明の目的を実現する農産物の清浄装置の第1の構成は、自転する多数本のブラシローラを一定の間隔を有して平行に横架し、隣接するブラシローラ間に被清浄体である農産物を収容する収容凹部を該ブラシローラの軸方向に隔設して複数設けた無端回動するブラシローラコンベアと、前記ブラシローラコンベアの搬送軌道の上方に配置され、前記隣接するブラシローラ間に設けられた収容凹部内で転動する農産物を挟むように該農産物の側面まで延びる回転ブラシ部を有し、該回転ブラシ部を該ブラシローラの軸方向に移動させるブラッシング手段と、を有することを特徴とする。
本発明の目的を実現する農産物の清浄装置の第2の構成は、上記した第1の構成において、前記ブラッシング手段は、円筒状のブラシローラの外周部に螺旋状の溝部を形成した螺旋溝付ブラシローラであることを特徴とする。
本発明の目的を実現する農産物の清浄装置の第3の構成は、上記したいずれかの構成で、前記隣接するブラシローラは、一方または双方のブラシローラの外周部の形状として、大径部と小径部とを軸方向に連接して波形に形成したことを特徴とする。
本発明の目的を実現する農産物の清浄装置の第4の構成は、上記したいずれかの構成で、前記隣接するブラシローラ間に形成される収容凹部は、農産物が一個載る程度の大きさに形成されていることを特徴とする。
本発明の目的を実現する農産物の清浄装置の第5の構成は、上記した第2から第5のいずれかの構成で、前記螺旋溝付ブラシローラは前記ブラシローラコンベアの搬送方向に沿って複数配置されることを特徴とする。
本発明の目的を実現する農産物の清浄装置の第6の構成は、上記したいずれかの構成で、前記ブラッシング手段の回転ブラシ部の間隔は、前記収容凹部の設置間隔と略同じとしたことを特徴とする。
本発明の目的を実現する農産物の清浄装置の第7の構成は、上記したいずれかの構成で、前記搬送軌道に対して前記ブラッシング手段を昇降可能としたことを特徴とする。
本発明によれば、馬鈴薯などの農産物を傷めることなく清浄時の転動方向だけでなく、両側面も確実にブラッシングし、馬鈴薯などの楕円形状の農産物を含めて農産物の全周面を清浄(土落とし、磨き)することができる。
請求項2に係る発明によれば、前記ブラッシング手段を螺旋溝付ブラシローラとすることで簡単に構成することができる。
請求項3に係る発明によれば、隣接するブラシローラ間で馬鈴薯などの農産物を確実に収容することができる。
請求項4に係る発明によれば、収容凹部内に馬鈴薯などの農産物を一個ずつ落下させることなく収容できるので、農産物同士がぶつかって傷ができるおそれがない。
請求項5に係る発明によれば、螺旋溝の方向を逆方向とすることで、農産物の両側面を確実にブラッシングすることができる。
請求項6に係る発明によれば、収容凹部に収容されている各農産物に対応して確実に農産物の両側面をブラッシングすることができる。
請求項7に係る発明によれば、清浄する農産物の側面位置に合わせてブラッシング手段のブラシの先端を合わせることができる。
第1実施例
図1から図4は本発明の第1実施例を示す。図1は農産物の清浄装置の正面図、図2は図1の上面図、図3は図1のAーA矢視断面図、図4は図1の螺旋ブラシローラにより第1ブラシローラの凹部で転動している馬鈴薯の側面をブラッシングする状態を示す図である。
図1から図4において、清浄装置1は、下フレーム台2の上に上フレーム台3を取り付けたフレーム構成とし、下フレーム台2にはブラシローラで構成している無端回動のブラシローラコンベア4を取り付けており、ブラシローラコンベア4は水平の搬送軌道(面)を有して図1中矢印方向に回動する。このブラシローラコンベア4の搬送始端側には、手作業での選別による作業で例えば馬鈴薯Pを供給する手選コンベア5を配置し、ブラシローラコンベア4の排出端側には、清浄処理済みの馬鈴薯Pを次の形状選別工程に供給する形状選別コンベア6を配置している。
なお、この明細書中において、下フレーム台2に取り付けたブラシローラコンベア4において、搬送方向を前後方向、搬送方向と直交するブラシローラの軸方向を左右方向と称する。
ブラシローラコンベア4は、外形形状の異なる第1ブラシローラ7と第2ブラシローラ8とを前後方向に交互に配置し、所定の間隔を有して左右の駆動用無端チェーン9に取り付けている。図1および図3に示すように、下フレーム台2の前後方向には、駆動用無端チェーン9が係合する駆動用スプロケット10と従動用スプロケット11とを左右方向にそれぞれ取り付け、左右の駆動用スプロケット10および従動用スプロケット11は連結軸12、13により一体的に連結している。
駆動用スプロケット10の連結軸12の一端には、駆動力伝達用スプロケット14を固定し、駆動用モータ15の出力軸に固定したモータスプロケット16と駆動力伝達用スプロケット14に駆動力伝達用チェーン17を巻回し、駆動用モータ15を回転駆動し、左右の駆動用無端チェーン9を回動する。
第1ブラシローラ7と第2ブラシローラ8は、共にローラ軸18に対して円筒形状のブラシローラ本体19を軸受け部材20を介して回転自在に取り付け、ブラシローラ本体19の一端部に自転用スプロケット21を固定した構成としている(図3参照)。そして、ローラ軸18の両端をそれぞれ左右の駆動用無端チェーン9に連結している。
図1に示すように、駆動用無端チェーン9の無端軌道よりも外側に第1ブラシローラ7及び第2ブラシローラ8の自転用スプロケット21に係合する自転用無端チェーン22の無端軌道を折り返しスプロケット23、24により形成している。下フレーム台2には、自転用駆動モータ25が取り付けられ、この自転用駆動モータ25の出力軸に固定の自転用モータスプロケット26が自転用無端チェーン22に係合し、自転用無端チェーン22を無端回動する。
自転用無端チェーン22の無端回動により、ブラシローラコンベア4の水平軌道上において、自転用無端チェーン22に第1ブラシローラ7及び第2ブラシローラ8の自転用スプロケット21が係合し、搬送方向に移動する(公転)第1ブラシローラ7及び第2ブラシローラ8を回転(自転)させる。そして、前記搬送軌道から外れた第1ブラシローラ7及び第2ブラシローラ8は、該搬送軌道の上流側に達する手前で再び自転用スプロケット21が自転用無端チェーン22係合し再び自転を開始する。
本実施例において、第1ブラシローラ7は、ブラシローラ本体19に多数本のブラシを植設し、外周面を複数の湾曲した凹部(小径部)7aと凸部(大径部)7bを連続して設けた波形面に形成している。また、第2ブラシローラ8は、ブラシローラ本体19に植毛した毛の長さを軸方向の全長において一定に揃えた円柱形状としている。手選コンベア5からブラシローラコンベア4に供給した被清浄体である例えば馬鈴薯Pは、第1ブラシローラ7および第2ブラシローラ8の自転によって、第1ブラシローラ7と第2ブラシローラ8との間に移動し、第1ブラシローラ7の凹部7a内に自然と収容される。したがって、第1ブラシローラ7と第2ブラシローラ8との間隔は、第1ブラシローラ7の凹部7a内に収容する馬鈴薯Pが落下しない距離に設定する。
このブラシローラコンベア4の第1ブラシローラ7と第2ブラシローラ8との間で第1ブラシローラ7の凹部7a内に収容された馬鈴薯Pは、第1ブラシローラ7と第2ブラシローラ8の自転により転動する。この際、馬鈴薯Pは第1ブラシローラ7と第2ブラシローラ8の自転により転動しているだけでは転動軸が左右方向で変わらないことから、馬鈴薯Pが第1ブラシローラ7の凹部7aに収容されていても、馬鈴薯Pの左右の側面は第1ブラシローラ7と第2ブラシローラ8により積極的に清浄(土落とし、磨き)されない。
そこで、本実施例では、ブラシローラコンベア4の搬送軌道の上方に円筒状のブラシローラの外周面に1条の螺旋溝を左右方向(軸方向)に形成した上ブラッシング手段である第1螺旋ブラシローラ31と第2螺旋ブラシローラ32とを搬送方向の前後に隔設して対向配置している。また第1螺旋ブラシローラ31と第2螺旋ブラシローラ32との間に、ブラシの長さを全長にわたり一定とした円筒状のブラシローラ33を配置している。
第1螺旋ブラシローラ31と第2螺旋ブラシローラ32とは、外周面に形成している1条の螺旋溝31a、32aの螺旋方向を右ねじ方向と左ねじ方向として互いに逆方向とすると共に、螺旋溝31a、32aの溝幅を第1ブラシローラ7の凹部7aと略同幅とし、螺旋溝31aおよび螺旋溝32aの開口部に馬鈴薯Pが嵌まり込むこと可能を可能としている。
第1螺旋ブラシローラ31、第2螺旋ブラシローラ32およびブラシローラ33を、上フレーム台3に昇降可能に取り付けた昇降台34に取り付けている。昇降台34に取り付けた第1螺旋ブラシローラ31、第2螺旋ブラシローラ32およびブラシローラ33の回転軸31b、32b、33aにスプロケットをそれぞれ固定しており、回転軸31bには1枚の駆動用スプロケット31c、回転軸33aには2枚の駆動用スプロケット33b、33c、回転軸32bには1枚の駆動用スプロケット32cと1枚の駆動力伝達用スプロケット32dを固定している。
昇降台34には、第1螺旋ブラシローラ31、第2螺旋ブラシローラ32およびブラシローラ33を駆動するための駆動モータ35を取り付けており、この駆動モータ35の出力軸に固定したモータスプロケット36と駆動力伝達用スプロケット32dとの間に無端チェーン37を巻回している。また、駆動用スプロケット31cと一方の駆動用スプロケット33cとの間、他方の駆動用スプロケット33bと駆動用スプロケット32cとの間にそれぞれ駆動用の無端チェーン38、38を巻回している。したがって、駆動モータ35を駆動すると、第1螺旋ブラシローラ31、第2螺旋ブラシローラ32およびブラシローラ33が矢印で示す同方向に回転する。この回転方向は、第1ブラシローラ7と第2ブラシローラ8の自転方向に対して逆方向としている。
上フレーム台3には前後方向及び左右方向の四隅にねじ軸39を立設し、昇降台34にはねじ軸39にそれぞれ螺合するナット部材40を固定し、各ねじ軸39は無端の連動チェーン41によって同期回動可能とし、一つのねじ軸39に設けた昇降ハンドル42を回転操作することで、昇降台34を昇降調整し、第1螺旋ブラシローラ31、第2螺旋ブラシローラ32およびブラシローラ33とブラシローラコンベア4の搬送軌道間の隙間を清浄する農産物のサイズ等により調整できるようにしている。
なお、上フレーム台3の上面及び側面は外板43により覆われ、清浄処理の際に発生するほこり等が外部に放出されることがないようにしている。また、下フレーム台2の側面も同様に外板により覆って密閉状態としている。
上記した構成の農産物の清浄装置の動作を馬鈴薯Pを清浄(土落とし、磨き)する場合を例にして以下に説明する。
手選コンベア5からブラシローラコンベア4に供給された馬鈴薯Pは、第1ブラシローラ7および第2ブラシローラ8の自転作用により第1ブラシローラ7と第2ブラシローラ8との間で、第1ブラシローラ7の外周に軸方向に沿って複数形成された凹部7a内にそれぞれ一個ずつ収容され、搬送方向と直交する左右方向に転動軸を有して転動しながら搬送される。
ブラシローラコンベア4により搬送軌道上を搬送される馬鈴薯Pは、最初に第1螺旋ブラシローラ31の下方に到達すると、第1ブラシローラ7の凹部7a内で馬鈴薯Pはそのまま転動し、図4に示すように、第1螺旋ブラシローラ31の螺旋溝31aに対し馬鈴薯Pはその略左右方向の側面まで嵌まり込む。第1螺旋ブラシローラ31の回転により螺旋溝31aは矢印方向に移動するので、第1ブラシローラ7の凹部7a内で転動している馬鈴薯Pに対し、第1螺旋ブラシローラ31の螺旋溝31aのブラシ部分が馬鈴薯Pの一方の側面から他方に向けて馬鈴薯Pの外周面をブラッシングする。
ブラシローラコンベア4により搬送している馬鈴薯Pが第1螺旋ブラシローラ31を通過すると、次に円筒状のブラシローラ33に到達する。ブラシローラ33により、第1ブラシローラ7の凹部7aに収容されている転動中の馬鈴薯Pの外周面をブラッシングするが、ブラッシング領域は、馬鈴薯Pの両側部を除く外周面である。
ブラシローラコンベア4により搬送している馬鈴薯Pがブラシローラ33を通過すると、次に第2螺旋ブラシローラ32に到達する。第2螺旋ブラシローラ32は、螺旋溝32aの方向が第1螺旋ブラシローラ31と逆方向であるため、第1ブラシローラ7の凹部7a内で転動している馬鈴薯Pに対し、第2螺旋ブラシローラ32の螺旋溝32aのブラシ部分が馬鈴薯Pの他方の側面から一方に向けて馬鈴薯Pの外周面をブラッシングする。すなわち、第1螺旋ブラシローラ31によって馬鈴薯Pの一方の側面をブラッシングするのに対し、第2螺旋ブラシローラ32は馬鈴薯Pの他方の側面をブラッシングするので、馬鈴薯Pの左右の両側面をブラッシングすることができることになる。そして、第2螺旋ブラシローラ32を通過した清浄済みの馬鈴薯Pは、形状選別コンベア6へと供給される。
本実施例において、第1螺旋ブラシローラ31および第2螺旋ブラシローラ32は、螺旋溝31a、32aが転動している馬鈴薯Pに嵌まり込み、嵌まり込むことによってブラシの先端が馬鈴薯Pの側端まで到達する。したがって、第1螺旋ブラシローラ31および第2螺旋ブラシローラ32の回転により、螺旋溝31a、32aの溝間に位置する螺旋状のブラシ部分で、馬鈴薯Pの側面をブラッシングする。
すなわち、第1螺旋ブラシローラ31および第2螺旋ブラシローラ32は、第1ブラシローラ7の凹部7a内に収容されて転動している農産物に対し、左右方向において農産物の上半部分程度が入り込むスペースが存在し、該スペースの間に該農産物の上半分程度まで延びるブラシ部分が存在していて、このブラシ部分を左右方向に移動させることにより、転動している農産物の側面をブラッシングできるようにしたものである。したがって、回転する円筒状のブラシを左右方向に一定間隔で配置し、これらの円筒状の回転ブラシを左右方向に移動させることにより第1螺旋ブラシローラ31および第2螺旋ブラシローラ32と同様の作用を行わせることができ、左右方向の往復移動距離を長くすれば、回転ブラシの往動時に左右方向に並んで転動している隣接する一方の農産物の側端部をブラッシングし、復動時に隣接する他方の農産物の側端部をブラッシングすることができる。
第2実施例
図5は本発明の第2実施例を示す。
図1から図4に示す第1実施例では、ブラシローラコンベア4の構成として、凹部7aと凸部7bとを連接して外周面を波形形状とした第1ブラシローラ7と円筒状のブラシである第2ブラシローラ8とを交互に並設している。これに対し本実施例では、図5に示すように、ブラシローラコンベア4を全て第1ブラシコンベア7により構成している。本実施例では、隣接する第1ブラシコンベア7の対向する凹部7aにより平面楕円形状に形成した農産物収容部50に馬鈴薯Pを収容する。したがって、馬鈴薯Pは安定して農産物収容部50に収容され、第1螺旋ブラシ31、第2螺旋ブラシ32により作用方向のブラッシングを受けても、農産物収容部50から抜け出ることがない。
農産物の清浄装置の正面図。 図1の上面図。 図1のAーA矢視断面図。 図1の螺旋ブラシローラにより第1ブラシローラの凹部で転動している馬鈴薯の側面をブラッシングする状態を示す図。 本発明の第2実施例を示すブラシローラコンベアの一部上面図。
符号の説明
P 馬鈴薯
1 清浄装置
2 下フレーム台
3 上フレーム台
4 ブラシローラコンベア
5 手選コンベア
6 形状選別コンベア
7 第1ブラシローラ
7a 凹部(小径部) 7b 凸部(大径部)
8 第2ブラシローラ
9 駆動用無端チェーン
10 駆動用スプロケット
11 従動用スプロケット
12、13 連結軸
14 駆動力伝達用スプロケット
15 駆動用モータ
16 モータスプロケット
17 駆動力伝達用チェーン
18 ローラ軸
19 ブラシローラ本体
20 軸受け部材
21 自転用スプロケット
22 自転用無端チェーン
23、24 折り返しスプロケット
25 自転用駆動モータ
31 第1螺旋ブラシローラ
31a 螺旋溝 31b 回転軸 31c 駆動用スプロケット
32 第2螺旋ブラシローラ
32a 螺旋溝 32b 回転軸 32c、32d 駆動用スプロケット
33 ブラシローラ
33a 回転軸 33b、33c 駆動用スプロケット
34 昇降台
35 駆動モータ
36 モータスプロケット
37、38 無端チェーン
39 ねじ軸
40 ナット部材
41 連動チェーン
42 昇降ハンドル
43 外板
50 農産物収容部

Claims (7)

  1. 自転する多数本のブラシローラを一定の間隔を有して平行に横架し、隣接するブラシローラ間に被清浄体である農産物を収容する収容凹部を該ブラシローラの軸方向に隔設して複数設けた無端回動するブラシローラコンベアと、
    前記ブラシローラコンベアの搬送軌道の上方に配置され、前記隣接するブラシローラ間に設けられた収容凹部内で転動する農産物を挟むように該農産物の側面まで延びる回転ブラシ部を有し、該回転ブラシ部を該ブラシローラの軸方向に移動させるブラッシング手段と、を有することを特徴とする農産物の清浄装置。
  2. 前記ブラッシング手段は、円筒状のブラシローラの外周部に螺旋状の溝部を形成した螺旋溝付ブラシローラであることを特徴とする請求項1に記載の農産物の清浄装置。
  3. 前記隣接するブラシローラは、一方または双方のブラシローラの外周部の形状として、大径部と小径部とを軸方向に連接して波形に形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の農産物の清浄装置。
  4. 前記隣接するブラシローラ間に形成される収容凹部は、農産物が一個載る程度の大きさに形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の農産物の清浄装置。
  5. 前記螺旋溝付ブラシローラは前記ブラシローラコンベアの搬送方向に沿って複数配置されていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の農産物の清浄装置。
  6. 前記ブラッシング手段の回転ブラシ部の間隔は、前記収容凹部の設置間隔と略同じとしたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の農産物の清浄装置。
  7. 前記搬送軌道に対して前記ブラッシング手段を昇降可能としたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の農産物の清浄装置。

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