JP6822302B2 - 駐車支援装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、駐車支援装置に関する。
従来、駐車目標領域までの経路を取得し、取得した経路に沿って車両を誘導する、駐車支援装置が知られている。
特開2010−269707号公報
駐車支援装置に関し、経路の取得にかかる計算コストを抑制することが要望される場合がある。
本発明の実施形態にかかる駐車支援装置は、車両の進行方向に沿って延びる第1の直線に接しかつ車両の位置を通る第1の円周を設定し、車両の駐車目標領域から出庫方向に延びる第2の直線に接しかつ駐車目標領域を通る第2の円周を設定し、第2の円周を第1の円周に接するまで第2の直線に沿って移動させた第3の円周を設定し、第1の円周の一部を車両を前進させる経路として含み、第3の円周の一部を車両を後退させる経路として含む、誘導経路を取得する経路取得部と、誘導経路に沿って車両を誘導する誘導制御部と、を備える。また、経路取得部は、第1の直線に接しかつ車両の位置を通るそれぞれ半径が異なる複数の第4の円周のうちの一である第5の円周と、第2の直線に接しかつ駐車目標領域を通るそれぞれ半径が異なる複数の第6の円周のうちの一である第7の円周と、の複数の第1の組み合わせのうちから、第7の円周の第2の直線に沿った移動によって第5の円周と第7の円周とが接触可能な第2の組み合わせを抽出し、第2の組み合わせを構成する第5の円周を第1の円周として設定し、第2の組み合わせを構成する第7の円周を第2の円周として設定する。また、経路取得部は、複数の第1の組み合わせのそれぞれが第2の組み合わせに該当するか否かを順次判定し、第2の組み合わせに該当すると最初に判定された第1の組み合わせを選択する。
よって、第1の円周と第2の円周とを設定することで誘導経路が決まるので、経路の取得にかかる計算コストが抑制される。また、検討すべき第1の組み合わせの数は最大で第4の円周の数と第6の円周の数との積であるが、第4の円周の数と第6の円周の数との積の数の組み合わせの全てを検討することなく第1の円周と第2の円周とを設定することができる場合が生じるので、経路の取得にかかる計算コストがさらに抑制される。
図1は、第1の実施形態の車両の車室の一部が透視された状態が示された例示的な斜視図である。 図2は、第1の実施形態の駐車支援システムの構成の例示的なブロック図である。 図3は、第1の実施形態のECUの駐車支援装置としての機能的構成を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態の車両が駐車する環境の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態の誘導経路の取得アルゴリズムを説明するための図である。 図6は、第1の実施形態の誘導経路の取得アルゴリズムを説明するための図である。 図7は、第1の実施形態の誘導経路の取得アルゴリズムを説明するための図である。 図8は、第1の実施形態の駐車支援装置としてのECUの動作の概略を説明するフローチャートである。 図9は、第1の実施形態の駐車支援装置としてのECUの、誘導経路を取得する処理S103を説明するフローチャートである。 図10は、第1の実施形態の駐車支援装置としてのECUが円周C1_iと円周C2_jとが接触可能であるか否かを判定する方法の一例を説明するための図である。 図11は、第2の実施形態の駐車支援装置としてのECUの動作の概略を説明するフローチャートである。
以下の例示的な実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が部分的に省略される。実施形態および変形例に含まれる部分は、他の実施形態および変形例の対応する部分と置き換えて構成されることができる。また、実施形態および変形例に含まれる部分の構成や位置等は、特に言及しない限りは、他の実施形態および変形例と同様である。
<第1の実施形態>
第1の実施形態の車両1は、例えば、不図示の内燃機関を駆動源とする自動車、すなわち内燃機関自動車であってもよいし、不図示の電動機を駆動源とする自動車、すなわち電気自動車や燃料電池自動車等であってもよいし、それらの双方を駆動源とするハイブリッド自動車であってもよいし、他の駆動源を備えた自動車であってもよい。また、車両1は、種々の変速装置を搭載することができるし、内燃機関や電動機を駆動するのに必要な種々の装置、例えばシステムや部品等を搭載することができる。また、車両1における車輪3の駆動に関わる装置の方式や、数、レイアウト等は、種々に設定することができる。
図1は、第1の実施形態の車両の車室の一部が透視された状態が示された例示的な斜視図である。
図1に例示されるように、車体2は、不図示の乗員が乗車する車室2aを構成している。車室2a内には、乗員としての運転者の座席2bに臨む状態で、操舵部4、加速操作部5、制動操作部6、および変速操作部7等が設けられている。
操舵部4は、例えば、ダッシュボード12から突出したステアリングホイールであり、加速操作部5は、例えば、運転者の足下に位置されたアクセルペダルであり、制動操作部6は、例えば、運転者の足下に位置されたブレーキペダルであり、変速操作部7は、例えば、センターコンソールから突出したシフトレバーである。なお、操舵部4、加速操作部5、制動操作部6、および変速操作部7は、これらには限定されない。
また、車室2a内には、表示画面8および音声出力装置9が設けられている。表示画面8は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)またはOELD(Organic Electroluminescent Display)等である。音声出力装置9は、例えば、スピーカである。また、表示画面8は、例えば、タッチパネル等、透明な操作入力部10で覆われている。乗員は、操作入力部10を介して表示画面8の表示画面に表示される画像を視認することができる。また、乗員は、表示画面8の表示画面に表示される画像に対応した位置において手指等で操作入力部10を触れたり押したり動かしたりして操作することで、操作入力を実行することができる。
これら表示画面8、音声出力装置9、および操作入力部10等は、例えば、ダッシュボード12の車幅方向すなわち左右方向の中央部に位置されたモニタ装置11に設けられている。モニタ装置11は、スイッチ、ダイヤル、ジョイスティック、または押しボタン等の、不図示の操作入力部を有することができる。
なお、任意の位置(例えばダッシュボード12の計器盤部)に、表示画面8と異なる別の表示画面が設けられ得る。
また、図1に例示されるように、車両1は、例えば、四輪自動車であり、左右二つの前輪3Fと、左右二つの後輪3Rとを有する。これら四つの車輪3は、いずれも転舵可能に構成され得る。
図2は、第1の実施形態の駐車支援システムの構成の例示的なブロック図である。図2に例示されるように、車両1は、少なくとも二つの車輪3を操舵する操舵システム13を有している。操舵システム13は、アクチュエータ13aと、トルクセンサ13bとを有する。操舵システム13は、ECU14等によって電気的に制御されて、アクチュエータ13aを動作させる。操舵システム13は、例えば、電動パワーステアリングシステム、SBW(Steer By Wire)システム等である。操舵システム13は、アクチュエータ13aによって操舵部4にトルク、すなわちアシストトルクを付加して操舵力を補ったり、アクチュエータ13aによって車輪3を転舵したりする。この場合、アクチュエータ13aは、一つの車輪3を転舵してもよいし、複数の車輪3を転舵してもよい。また、トルクセンサ13bは、例えば、運転者が操舵部4に与えるトルクを検出する。
また、図2に例示されるように、駐車支援システム100では、モニタ装置11、操舵システム13、ECU14、等の他、シフトセンサ15、舵角センサ16、アクセルセンサ17、ブレーキシステム18、車輪速センサ19等が、電気通信回線としての車内ネットワーク20を介して電気的に接続されている。
車内ネットワーク20は、例えば、CAN(Controller Area Network)として構成されている。ECU14は、車内ネットワーク20を通じて制御信号を送ることで、操舵システム13、ブレーキシステム18等を制御することができる。また、ECU14は、車内ネットワーク20を介して、トルクセンサ13b、シフトセンサ15、舵角センサ16、アクセルセンサ17、ブレーキセンサ18b、および車輪速センサ19等の検出結果、並びに操作入力部10等の操作信号等を、受け取ることができる。
シフトセンサ15は、例えば、変速操作部7の可動部の位置を検出するセンサである。シフトセンサ15は、変速操作部7の可動部としての、レバー、アーム、またはボタン等の位置を検出することができる。シフトセンサ15は、変位センサを含んでもよいし、スイッチとして構成されてもよい。
舵角センサ16は、例えば、ステアリングホイール等の操舵部4の操舵量を検出するセンサである。舵角センサ16は、例えば、ホール素子などを用いて構成される。ECU14は、運転者による操舵部4の操舵量、および自動操舵時の各車輪3の操舵量等を、舵角センサ16から取得して各種制御を実行する。なお、舵角センサ16は、操舵部4に含まれる回転部分の回転角度を検出する。舵角センサ16は、角度センサの一例である。
アクセルセンサ17は、例えば、加速操作部5の可動部の位置を検出するセンサである。アクセルセンサ17は、可動部としてのアクセルペダルの位置を検出することができる。アクセルセンサ17は、変位センサを含む。
ブレーキシステム18は、例えば、ブレーキのロックを抑制するABS(Anti-lock Brake System)、コーナリング時の車両1の横滑りを抑制する横滑り防止装置(ESC:Electronic Stability Control)、ブレーキ力を増強させる(ブレーキアシストを実行する)電動ブレーキシステム、BBW(Brake By Wire)等である。ブレーキシステム18は、アクチュエータ18aを介して、車輪3ひいては車両1に制動力を与える。ブレーキセンサ18bは、例えば、制動操作部6の可動部の位置を検出するセンサである。ブレーキセンサ18bは、制動操作部6の可動部としてのブレーキペダルの位置を検出することができる。ブレーキセンサ18bは、変位センサを含む。
車輪速センサ19は、車輪3の単位時間当たりの回転数を検出するセンサである。車輪速センサ19は、検出した回転数を示す車輪速パルス数をセンサ値として出力する。車輪速センサ19は、例えば、ホール素子などを用いて構成され得る。ECU14は、車輪速センサ19から取得したセンサ値に基づいて車両1の移動量などを演算し、各種制御を実行する。
ECU14は、駐車支援装置の一例である。ECU14は、例えば、CPU14a(Central Processing Unit)、ROM14b(Read Only Memory)、RAM14c(Random Access Memory)、および、SSD14d(Solid State Drive、フラッシュメモリ)等を有している。CPU14aは、プログラムを実行することができる演算装置である。ROM14b、RAM14c、および、SSD14dは、プログラムおよびデータを記憶することができる記憶装置である。即ち、ECU14は、コンピュータと同様のハードウェア構成を備えている。
CPU14aは、表示画面8で表示される画像に関連した画像処理、および車両1の制御等、各種の演算処理および制御を実行することができる。特に、CPU14aは、ROM14bにインストールされ記憶された駐車支援プログラム140を実行することによって、駐車支援装置としての機能を実現する。
RAM14cは、CPU14aでの演算で用いられる各種のデータを一時的に記憶する。SSD14dは、書き換え可能な不揮発性の記憶装置であって、ECU14の電源がオフされた場合にあってもデータを記憶することができる。CPU14a、ROM14b、およびRAM14c等は、同一パッケージ内に集積され得る。また、ECU14は、CPU14aに替えて、DSP(Digital Signal Processor)等の他の論理演算プロセッサまたは論理回路等が用いられる構成であってもよい。また、SSD14dに替えてHDD(Hard Disk Drive)が設けられてもよいし、SSD14dまたはHDDは、ECU14とは別に設けられてもよい。
駐車支援プログラム140は、ROM14bに替えてSSD14dにインストールされていてもよい。駐車支援プログラム140は、コンピュータにインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、またはフラッシュメモリ等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供され得る。
また、駐車支援プログラム140は、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、駐車支援プログラム140は、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布され得る。
なお、上述した各種センサまたはアクチュエータの構成、配置、および電気的な接続形態等は、一例であって、種々に変更することができる。
図3は、第1の実施形態のECU14の駐車支援装置としての機能的構成を示すブロック図である。ECU14は、位置取得部141、経路取得部142、および誘導制御部143として機能する。CPU14aは、ROM14bから駐車支援プログラム140を読み出して実行することによって、位置取得部141、経路取得部142、および誘導制御部143としての機能を実現する。なお、位置取得部141、経路取得部142、および誘導制御部143のうちの一部または全部は、ハードウェア回路によっても構成され得る。
位置取得部141は、駐車支援モードの開始時に、車両1を駐車させる領域(駐車目標領域301)を検出し、その位置を取得する。例えば図4に例示されるように、駐車場1000内で車両1が前進して走行している際に、位置取得部141は、車両1の進行方向右側にある他の車両200が駐車していない駐車可能領域300を駐車目標領域301として検出し、駐車目標領域301の位置を取得する。
なお、駐車目標領域301を検出し、検出した駐車目標領域301の位置を取得する方法は、特定の方法に限定されない。位置取得部141は、既存の、または今後開発される任意の方法で、駐車目標領域301を検出し、検出した駐車目標領域301の位置を取得することができる。
一例では、車外の周辺環境を撮像する撮像部が車体2に設けられ、位置取得部141は、撮像部が出力する撮像画像データを逐次取得し、路面に示された駐車可能領域300の区画線302が取得した撮像画像データに映っている場合に、位置取得部141は、当該区画線302を、画像認識によって検出する。そして、位置取得部141は、検出した区画線302によって区画される領域を、駐車目標領域301として特定する。位置取得部141は、撮像部の、光軸の向き、画角、および設置位置と、撮像画像データ上における区画線302が映っている位置と、に基づいて、3次元空間における車両1と駐車目標領域301との位置関係を演算する。
別の例では、車外の障害物までの距離およびその障害物が存在する方向を検出する測距装置が車体2に設けられ、位置取得部141は、測距装置からの出力データを逐次取得する。測距装置は、例えば、ソナー、レーザレンジスキャナ、またはステレオカメラ等である。図4の例に従えば、位置取得部141は、車両1が駐車場1000を走行中に、測距装置が車両1の右側側面に他の車両200に対応する距離を所定期間以上検出し、その後、車両1の右側側面に、車両1が駐車可能な領域として必要な最小幅に相当する長さ以上の期間、障害物を検出しない(障害物までの距離が、車両1の駐車に必要な車両前後方向の長さ、すなわち全長以上の場合を含む)場合に、障害物が検出されなかった領域を、駐駐車目標領域301として検出する。位置取得部141は、測距装置の設置位置および設置の方向と、検出した距離および方向と、に基づいて、3次元空間における車両1と駐車目標領域301との位置関係を演算する。
なお、以降の説明においては、駐車支援モードの開始時の車両1の位置を、初期位置と表記する。
さらに、位置取得部141は、駐車支援モードの実行中において、車両1の現在位置を略リアルタイムに取得する。車両1の現在位置の取得方法は、特定の方法に限定されない。一例では、位置取得部141は、車輪速センサ19の検出データを逐次取得して、取得した検出データを用いたホイールオドメトリによって車両1の現在位置を演算する。別の例では、車両1にGPS(Global Positioning System)が設けられている場合に、位置取得部141は、GPSを用いて現在位置を取得する。さらに別の例では、位置取得部141は、周辺環境を撮像する撮像部が車体2に設けられている場合に、撮像部から逐次出力される撮像画像データを用いてオプティカルフローを作成し、作成したオプティカルフローに基づいて車両1の現在位置を演算する。
車両1の現在位置を表現するための基準(原点)は、特定の位置に限定されない。位置取得部141は、初期位置からの相対位置として車両1の現在位置を表現してもよいし、駐車目標領域301に含まれる位置(一例では後述の図5、6に示される駐車目標位置104)からの相対位置として車両1の現在位置を表現してもよい。
経路取得部142は、車両1が初期位置から位置取得部141によって検出された駐車目標領域301に至るまでの経路、即ち誘導経路を取得する。誘導経路を取得するとは、円周を選択して、当該円周を組み合わせることによって誘導経路を生成することである。円周を選択するとは、複数の円周の候補のうちから一を選択することを含む。また、円周を選択するとは、任意の方法で円周を決定することを含む。
図5〜図7は、第1の実施形態の誘導経路の取得アルゴリズムを説明するための図である。
経路取得部142は、初期位置101を通り、かつ、車両1の進行方向に沿って延びる第1の直線102に接する第1の円周C1を設定する。なお、ここでは、車両1の後輪軸の中心位置を車両1の位置として扱うが、車両1の位置の扱いはこれに限定されない。例えば、車両1の重心位置を車両1の位置として扱ってもよい。
続いて、経路取得部142は、駐車目標領域301から出庫方向に延びる第2の直線103に接し、かつ、駐車目標領域301を通る第2の円周C2を設定する。図5の例では、駐車目標領域301を通るとは、駐車目標領域301内の車両1の駐車目標位置104、即ち車両1が駐車した場合の車両1の後輪軸の中心位置、を通ることである。
以降、図5に例示されるように、第2の直線103をy軸とし、駐車目標位置104を通りかつy軸と直交する直線をx軸とする座標系を用いて説明する。車両1の出庫方向をy軸の正の方向とする。
続いて、経路取得部142は、第2の円周C2を第1の円周C1に接するまでy軸の正の方向に移動させることによって得られる第3の円周C3を設定する。図5に例示されるように、第1の円周C1と第3の円周C3とは、位置105において接している。
なお、第3の円周C3は、第2の直線103であるy軸に位置106において接する。第2の円周C2と第3の円周C3との距離、即ち第2の円周C2の移動量を移動量Lと表記すると、位置106の座標は、(0、L)で示される。
続いて、経路取得部142は、図6に例示されるように、初期位置101から位置105まで第1の円周C1に沿って車両1を前進させ、位置105から、第3の円周C3とy軸との接点である位置105まで第3の円周C3に沿って車両1を後退させ、位置105から駐車目標位置104までy軸に沿って車両1を後退させる経路110を誘導経路として生成する。
誘導経路110は、第1の円周C1の一部を車両1を前進させる経路として含み、第3の円周C3の一部を1車両を後退させる経路として含んでいる限り、種々の変形が可能である。例えば、図5、6に例示される位置105および位置106は、曲率が異なる2つの図形の接続部分であり、通過の際に舵角が急変する。経路取得部142は、このような接続部分に、例えばサイクロイドの形状の経路を挿入することによって、舵角の変化が緩やかになるように工夫してもよい。
上記した取得アルゴリズムによれば、第1の円周C1の半径と第2の円周C2の半径とが決まれば、誘導経路110が決まる。決定すべきパラメータが少ないので、少ない計算コストで誘導経路110を取得することができる。
第1の円周C1の半径と第2の円周C2の半径とを決定するアルゴリズムは、特定のアルゴリズムに限定されない。経路取得部142は、任意の関数、数式、またはテーブルを用いることで、第1の円周C1の半径と第2の円周C2の半径とを決定することができる。ここでは一例として、経路取得部142は、それぞれ半径が異なる複数の第1の円周の候補のうちから第1の円周C1を設定し、それぞれ半径が異なる複数の第2の円周の候補のうちから第2の円周C2を設定することとする。
例えば図7に示されるように、経路取得部142は、複数の第1の円周の候補として、5つの第1の円周の候補C1_0〜C1_4を設定する。第1の円周の候補C1_0〜C1_4のそれぞれの半径は、予め設定されている。第1の円周の候補C1_0〜C1_4は全て、第1の直線102に接し、かつ、初期位置101を通る。また、経路取得部142は、複数の第2の円周の候補として、4つの第2の円周の候補C2_0〜C2_3を設定する。第2の円周の候補C2_0〜C2_3のそれぞれの半径は、予め設定されている。第2の円周の候補C2_0〜C2_3は全て、第2の直線103に接し、かつ、駐車目標位置104を通る。経路取得部142は、5つの第1の円周の候補C1_0〜C1_4のうちの一と、4つの第2の円周の候補C2_0〜C2_3のうちの一と、からなる複数、つまり20通り、の組み合わせのうちから、第1の円周C1と第2の円周C2との組み合わせを選択する。このように、検討すべき組み合わせの数が少ないので、誘導経路110を取得するための計算コストが抑制される。なお、第1の円周の候補の数および第2の円周の候補の数は上記した数に限定されない。
誘導制御部143は、位置取得部141が取得した車両1の現在位置と経路取得部142が取得した誘導経路との比較に基づき、車両1が誘導経路110に沿って移動するように車両1の誘導を行う。
誘導制御部143が行う誘導の手法は、特定の手法に限定されない。一例では、誘導制御部143は、進行方向、発進、制動、および変速操作部7のレンジの変更、などを、表示画面8への表示または音声出力装置9からの音声出力によって運転者に指示する。運転者は、指示に従って操舵部4、加速操作部5、制動操作部6、および変速操作部7を操作することができる。なお、運転者は、車両1の前進/後退の際には、加速操作部5の操作を行うことなくエンジンの駆動力が伝達されるクリーピングを利用することも可能である。
別の例では、誘導制御部143は、自動操舵を行う。具体的には、誘導制御部143は、操舵システム13のアクチュエータ13aに指示を送ることによって、誘導経路110に沿って車両1が進行するように車輪3を転舵する。運転者は、操舵部4の操作を行う必要は無い。誘導制御部143は、発進、制動、および変速操作部7のレンジの変更、などを、表示画面8への表示または音声出力装置9からの音声出力によって運転者に指示する。
さらに別の例では、誘導制御部143は、自動操舵だけでなく、制動およびレンジの変更を自動で実行する。例えば、誘導制御部143は、車両1が誘導経路110上を切り返し位置(図5、6の位置105)または駐車目標位置104に近づいた場合に、アクチュエータ18aに指示を送ることによって、車両1の制動の操作を実行する。また、誘導制御部143は、車両1が切り返し位置に至った場合に、レンジの変更を自動で実行する。
ここでは、誘導制御部143は自動操舵を行う、として説明する。
図8は、第1の実施形態の駐車支援装置としてのECU14の動作の概略を説明するフローチャートである。
まず、駐車支援モードが開始すると(S101)、位置取得部141は、駐車目標領域301を検出し、駐車目標領域301の位置を取得する(S102)。すると、経路取得部142は、車両1の現在位置(初期位置101)から駐車目標領域301(駐車目標位置104)までの誘導経路を取得する(S103)。
図9は、第1の実施形態の駐車支援装置としてのECU14の、誘導経路を取得する処理S103を説明するフローチャートである。
まず、経路取得部142は、以降のループ処理で使用するループインデックスi、jをそれぞれ0にセットする(S201)。ループインデックスi、jは、それぞれ0以上の自然数をとりうる。
続いて、経路取得部142は、第1の円周C1の候補C1_0〜C1_nのうちから1つの円周C1_iを選択し(S202)、第2の円周C2の候補C2_0〜C2_mのうちから1つの円周C2_jを選択する(S203)。なお、n、mはそれぞれ2以上の自然数である。図7の例に従えば、nは4に該当し、mは3に該当する。
続いて、経路取得部142は、円周C2_jをy軸の正の方向に移動した場合、円周C1_iと円周C2_jとが接触可能であるか否かを判定する(S204)。円周C1_iと円周C2_jとが接触可能であるか否かを判定する方法は、特定の方法に限定されない。円周C1_iと円周C2_jとが接触可能であるか否かを判定する方法の例を以下に説明する。
図10に例示されるように、円周C1_iの中心の座標を(CX1、CY1)、円周C1_iの半径をR1、円周C2_jの中心の座標を(CX2、0)、円周C2_jの半径をR2、円周C2_jの移動量をL′と表記すると、移動後の円周C2_j(円周C2_j′と表記する)の中心の座標は、(CX2、L′)に該当する。なお、CX2は、R2と等しい。
円周C2_jは、y軸に接するので、円周C1_iの中心のx座標値CX1に半径R1を加算して得られる値CX1+R1が0以上の値である場合、円周C2_jを何れかの位置まで移動した場合に円周C1_iに接触する。よって、経路取得部142は、値CX1+R1が0以上の値である場合、円周C1_iと円周C2_jとが接触可能であると判定し、値CX1+R1が0未満の値である場合、円周C1_iと円周C2_jとは接触可能でないと判定する。
別の例では、経路取得部142は、双方の円周の中心のx座標間の距離CX2−CX1が双方の円周の半径の合計値R1+R2以下の値である場合、円周C1_iと円周C2_jとが接触可能であると判定する。また、経路取得部142は、距離CX2−CX1が値R1+R2を越える場合、円周C1_iと円周C2_jとは接触可能でないと判定する。
経路取得部142は、円周C1_iと円周C2_jとが接触可能であると判定した場合(S204、Yes)、円周C2_jの移動量L′を演算する(S205)。
図10に例示されるように、円周C1_iの中心と円周C2_jの中心とを結ぶ直線とx軸に並行な直線との角度をθと表記すると、下記の式(1)および式(2)が成立する。
cos(θ)=(CX2−CX1)/(R1+R2) ・・・(1)
CY1−L′=(R1+R2)*sin(θ) ・・・(2)
式(1)および式(2)を変形することによって、下記の式(3)が導出される。
L′=CY1−(R1+R2)*sin(arccos((CX2−CX1)/(R1+R2))) ・・・(3)
経路取得部142は、S205の処理において、式(3)を用いることによって円周C2_jの移動量L′を演算することができる。なお、式(3)は、移動量L′を演算するためのアルゴリズムの一例である。
なお、円周C1_iと円周C2_jとの接点の座標(PX、PY)は、下記の式(4)、(5)によって導出できる。
PX=CX2−R2*(CX2−CX1)/(R1+R2) ・・・(4)
PY=L′+R2*sin(arccos((CX2−CX1)/(R1+R2))) ・・・(5)
S205の処理に続いて、経路取得部142は、円周C1_iと円周C2_jとの対を、移動量L′と対応付けて、例えばRAM14cなどに記憶する(S206)。
経路取得部142は、S204の判定処理において、円周C1_iと円周C2_jとが接触可能であると判定した場合(S204、No)、次のS205、S206の処理をスキップする。
経路取得部142は、S204の判定処理においてNoと判定した後、またはS206の処理の後、ループインデックスjはmと等しいか否かを判定する(S207)。経路取得部142は、ループインデックスjはmと等しくないと判定した場合(S207、No)、ループインデックスjを1だけインクリメントし(S208)、制御がS203に移行する。
経路取得部142は、ループインデックスjはmと等しいと判定した場合(S207、Yes)、ループインデックスiはnと等しいか否かを判定する(S209)。経路取得部142は、ループインデックスiはnと等しくないと判定した場合(S209、No)、ループインデックスiを1だけインクリメントするとともにループインデックスjを0にリセットし(S210)、制御がS202に移行する。
このように、経路取得部142は、S201〜S210の処理によって、第1の円周の候補(C1_0〜C1_n)のうちの一と、第2の円周の候補(C2_0〜C2_m)のうちの一と、からなる複数の組み合わせのうちから、円周C2_jをy軸の正の方向に移動することによって円周C1_iと円周C2_jとが接触可能である組み合わせを抽出することができる。
経路取得部142は、ループインデックスiはnと等しいと判定した場合(S209、Yes)、記憶している円周C1_iと円周C2_jとの対のうちの、移動量L′が最小である対を、第1の円周C1と第2の円周C2との対として選択する(S211)。即ち、経路取得部142は、移動量L′が最小である対を構成する円周C1_iを、第1の円周C1として設定し、移動量L′が最小である対を構成する円周C2_jを、第2の円周C2として設定する。
なお、円周C2_jをy軸の正の方向に移動することによって円周C1_iと円周C2_jとが接触可能である組み合わせが抽出できなかった場合、即ち、S209、Yesと判定された時点において円周C1_iと円周C2_jとの対が全く記憶されていない場合、ECU14は、駐車支援モードの続行が不可能であると判断して、駐車支援モードを終了してもよい。
S211の処理に続いて、経路取得部142は、第2の円周C2を第1の円周C1に接するまでy軸の正の方向に移動した第3の円周C3を設定する(S212)。そして、経路取得部142は、第1の円周C1および第3の円周C3に基づいて誘導経路110を生成する(S213)。
経路取得部142は、第1の円周C1と第3の円周C3との接点である位置105の座標を、式(4)および式(5)と同様の演算によって求めることができる。第3の円周C3と第2の直線103との接点は、(0、L)である。S213の処理においては、経路取得部142は、初期位置101から位置105まで第1の円周C1に沿って車両1を前進させ、位置105から、第3の円周C3とy軸との接点である位置105まで第3の円周C3に沿って車両1を後退させ、位置105から駐車目標位置104までy軸に沿って車両1を後退させる誘導経路110を生成する。
S213の処理によって、誘導経路110を取得する処理S103が完了する。
図8に説明を戻す。誘導経路を取得する処理S103の後、誘導制御部143は、誘導経路110に沿って車両1を誘導する(S104)。例えば、誘導制御部143は、位置取得部141が取得する車両1の現在位置と誘導経路110との比較に基づいて舵角を決定し、決定した舵角をアクチュエータ13aに指示する。なお、前述したように、これは誘導の手法の一例である。誘導制御部143は、運転者に進行方向などを指示することによって車両1の誘導を行ってもよいし、自動操舵だけでなく加減速またはレンジの切り替えを自動で行ってもよい。
S104の処理に続いて、誘導制御部143は、車両1が駐車目標領域301、即ち誘導経路110の終点である駐車目標位置104、に至ったか否かを判定する(S105)。車両1が駐車目標領域301に至っていないと誘導制御部143によって判定された場合(S105、No)、S104の処理が継続される。車両1が駐車目標領域301に至ったと誘導制御部143によって判定された場合(S105、Yes)、ECU14は、駐車支援モードを終了し(S106)、動作が完了する。
以上述べたように、第1の実施形態によれば、経路取得部142は、車両1の進行方向に沿って延びる第1の直線102に接しかつ車両1の位置(初期位置101)を通る第1の円周C1を設定する。また、経路取得部142は、駐車目標領域301から出庫方向に延びる第2の直線103に接しかつ駐車目標領域301を通る第2の円周C2を設定する。そして、経路取得部142は、第2の円周C2を第1の円周C1に接するまで第2の直線103に沿って移動させた第3の円周C3を設定する。そして、経路取得部142は、第1の円周C1の一部を車両1を前進させる経路として含み、第3の円周C3の一部を車両1を後退させる経路として含む、誘導経路110を取得する。
よって、第1の円周C1と第2の円周C2とを設定するだけで誘導経路110が決まるので、誘導経路110の取得に要する計算コストが抑制される。
また、経路取得部142は、第1の直線102に接しかつ車両1の位置(初期位置101)を通るそれぞれ半径が異なる複数の第1の円周の候補C1_0〜C1_nのうちの一である円周C1_iと、第2の直線103に接しかつ駐車目標領域301を通るそれぞれ半径が異なる複数の第2の円周の候補C2_0〜C2_mのうちの一である円周C2_jと、の複数の組み合わせのうちから、円周C2_jの第2の直線103に沿った移動によって円周C1_iと円周C2_jとが接触可能な組み合わせを抽出する。そして、経路取得部142は、抽出された組み合わせを構成する円周C1_iを第1の円周C1として設定し、抽出された組み合わせを構成する円周C2_jを第2の円周C2として設定する。
よって、経路取得部142は、最大で(n+1)*(m+1)個の組み合わせを検討するだけで第1の円周C1と第2の円周C2とを決定することが可能であるので、誘導経路110の取得に要する計算コストが抑制される。
また、経路取得部142は、円周C2_jの第2の直線103に沿った移動によって円周C1_iと円周C2_jとが接触可能な組み合わせが複数、抽出された場合には、円周C2_jの移動量L′が最小となる組み合わせを選択する。
円周C2_jの移動量L′が小さいほど、y軸成分の正の方向の最大到達位置が小さくなる傾向がある。よって、円周C2_jの移動量L′が最小となる組み合わせが選択されることによって、駐車目標領域301に対向する位置に障害物(例えば構造物または他の駐車車両)が存在する場合に、車両1が当該障害物に衝突するリスクを低減することが可能となる。
なお、経路取得部142は、円周C2_jの第2の直線103に沿った移動によって円周C1_iと円周C2_jとが接触可能な組み合わせが複数、抽出された場合には、円周C2_jの移動量L′が最大となる組み合わせを選択してもよい。円周C2_jの移動量L′が最大となる組み合わせが選択されることによって、誘導経路110において車両1が真後ろに後退する距離を長くすることができるので、駐車目標領域301に隣接する位置に障害物(例えば構造物または他の駐車車両)が存在する場合に、後退時に当該障害物を巻き込むリスクを低減することが可能となる。
また、経路取得部142は、S204の判定処理において、最初にYesと判定されたとき、即ち、円周C1_iと円周C2_jとが接触可能な組み合わせが最初に抽出されたとき、S202〜S210のループ処理を抜けて、当該最初に抽出された組み合わせを、第1の円周C1と第2の円周C2との組み合わせとして選択してもよい。即ち、経路取得部142は、円周C1_iと円周C2_jとの組み合わせが円周C1_iと円周C2_jとが円周C2_jの移動によって接触可能な組み合わせに該当するか否かを順次判定し、円周C1_iと円周C2_jとが円周C2_jの移動によって接触可能な組み合わせに該当すると最初に判定された円周C1_iと円周C2_jとの組み合わせを選択する。
よって、円周C1_iと円周C2_jとが接触可能な組み合わせが抽出された場合、(n+1)*(m+1)個の組み合わせの全てを検討することなく第1の円周C1と第2の円周C2とを決定することができるので、誘導経路110の取得にかかる計算コストがさらに抑制される。
このように、第1の実施形態によれば、誘導経路110の取得にかかる計算コストが抑制される。誘導経路110の取得にかかる計算時間(処理負荷)が少なくなるため、ECU14において、駐車支援に関する処理が、駐車支援以外の処理(例えば操舵システム13もしくはブレーキシステム18の制御、または表示画面8で表示される画像に関連した画像処理、等)に与える影響が抑制される。よって、ECU14は、駐車支援に関する処理だけでなく駐車支援以外の処理をスムーズに実行することが可能となる。
<第2の実施形態>
車両1の誘導中に、運転者が、車両1が障害物(歩行者、他の車両、構造物など)に衝突する危険を察知した場合、運転者は、変速操作部7のレンジを手動で変更したり、誘導経路110に沿った向きとは異なる向きに手動で操舵したりすることがあり得る。そのような操作によって車両1の位置が誘導経路110から逸脱する場合、ECU14は、誘導経路110を再取得してもよい。
図11は、第2の実施形態の駐車支援装置としてのECU14の動作の概略を説明するフローチャートである。
S301〜S303においては、S101〜S103と同様の処理が実行される。特に、S303において、誘導経路110が取得される。
なお、S303の処理に関し、誘導経路110を取得するアルゴリズムとして、第1の実施形態と同様のアルゴリズムが採用されなくてもよい。既存の任意のアルゴリズムまたは今後開発される任意のアルゴリズムが、S303における誘導経路110の取得のアルゴリズムとして採用され得る。
S303の処理に続いて、誘導制御部143は、誘導経路110に沿って車両1を誘導する(S304)。第1の実施形態と同様、誘導の手法は特定の手法に限定されない。
続いて、誘導制御部143は、車両1が駐車目標領域301、即ち誘導経路110の終点である駐車目標位置104、に至ったか否かを判定する(S305)。車両1が駐車目標領域301に至ったと誘導制御部143によって判定された場合(S305、Yes)、ECU14は、駐車支援モードを終了し(S306)、動作が完了する。
誘導制御部143は、車両1が駐車目標領域301に至っていないと判定した場合(S305、No)、車両1が誘導経路110から逸脱するか否かを判定する(S307)。
車両1が誘導経路110から逸脱するか否かの判定の方法は、特定の方法に限定されない。一例では、車両1が切り返し位置(図5、6の位置105)に至る前に変速操作部7のレンジがドライブレンジからリバースレンジに変更する操作がシフトセンサ15によって検出された場合に、誘導制御部143は、車両1が誘導経路110から逸脱する、と判定する。別の例では、誘導制御部143は、誘導経路110に沿った向きとは所定角度以上異なる向きに操舵する操作が舵角センサ16によって検出された場合に、誘導制御部143は、車両1が誘導経路110から逸脱する、と判定する。さらに別の例では、位置取得部141によって取得された車両1の現在位置と誘導経路110とを比較し、車両1の現在位置と誘導経路110とが所定距離以上乖離した場合に、車両1が誘導経路110から逸脱する、と判定する。
車両1が誘導経路110から逸脱すると誘導制御部143によって判定された場合(S307、Yes)、経路取得部142は、図9に例示される手順に従って誘導経路110を再取得する(S308)。そして、制御がS304に移行する。車両1が誘導経路110から逸脱すると誘導制御部143によって判定されなかった場合(S307、No)、S308の処理はスキップされる。
このように、第1の実施形態において説明した誘導経路110の取得アルゴリズムは、計算コストが小さいため、上記第2の実施形態にて説明したように誘導経路110を再取得する際において採用された場合、迅速に誘導経路110を再取得することができる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態および変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各実施形態および各変形例の構成および形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。
1…車両、2…車体、2a…車室、2b…座席、3…車輪、3F…前輪、3R…後輪、4…操舵部、5…加速操作部、6…制動操作部、7…変速操作部、8…表示画面、9…音声出力装置、10…操作入力部、11…モニタ装置、12…ダッシュボード、13…操舵システム、13a…アクチュエータ、13b…トルクセンサ、15…シフトセンサ、16…舵角センサ、17…アクセルセンサ、18…ブレーキシステム、18a…アクチュエータ、18b…ブレーキセンサ、19…車輪速センサ、20…車内ネットワーク、100…駐車支援システム、101…初期位置、102…第1の直線、103…第2の直線、104…駐車目標位置、105,106…位置、110…誘導経路、140…駐車支援プログラム、141…位置取得部、142…経路取得部、143…誘導制御部、200…他の車両、300…駐車可能領域、301…駐車目標領域、302…区画線、1000…駐車場。

Claims (1)

  1. 車両の進行方向に沿って延びる第1の直線に接しかつ前記車両の位置を通る第1の円周を設定し、前記車両の駐車目標領域から出庫方向に延びる第2の直線に接しかつ前記駐車目標領域を通る第2の円周を設定し、前記第2の円周を前記第1の円周に接するまで前記第2の直線に沿って移動させた第3の円周を設定し、前記第1の円周の一部を前記車両を前進させる経路として含み、前記第3の円周の一部を前記車両を後退させる経路として含む、誘導経路を取得する経路取得部と、
    前記誘導経路に沿って前記車両を誘導する誘導制御部と、
    を備え
    前記経路取得部は、
    前記第1の直線に接しかつ前記車両の位置を通るそれぞれ半径が異なる複数の第4の円周のうちの一である第5の円周と、前記第2の直線に接しかつ前記駐車目標領域を通るそれぞれ半径が異なる複数の第6の円周のうちの一である第7の円周と、の複数の第1の組み合わせのうちから、前記第7の円周の前記第2の直線に沿った移動によって前記第5の円周と前記第7の円周とが接触可能な第2の組み合わせを抽出し、
    前記第2の組み合わせを構成する前記第5の円周を前記第1の円周として設定し、
    前記第2の組み合わせを構成する前記第7の円周を前記第2の円周として設定し、
    前記経路取得部は、前記複数の第1の組み合わせのそれぞれが前記第2の組み合わせに該当するか否かを順次判定し、前記第2の組み合わせに該当すると最初に判定された第1の組み合わせを選択する、
    車支援装置。
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