JP6819733B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関する。
近年、遠隔地の撮像装置(デジタルカメラ)をユーザが遠隔操作するシステムが知られて
いる。
特開2006−222816
特許文献1では、撮像素子の撮像範囲を遠隔操作により変化させることについては検討さ
れていなかった。
本発明の第1の態様による撮像装置は、光学系により形成された像を撮像し信号を出力する撮像素子と、姿勢を検出し、第1姿勢情報を出力する検出部と、電子機器から前記電子機器の第2姿勢情報を受信する受信部と、前記信号及び前記第1姿勢情報を基に生成した第2画像と、前記第2画像及び前記第2姿勢情報を用いて生成した第1画像と、を生成する画像生成部と、前記第1画像及び前記第2画像の少なくとも一方を前記電子機器へ送信する送信部と、を有し、前記送信部は、前記第2画像が前記信号を基に生成された画像から前記第1姿勢情報を基に切り出した画像であることを示す情報を送信する
又、本発明の電子機器は、電子機器の姿勢情報を検知する姿勢センサと、前記姿勢情報を
外部の持つ撮像素子による撮像領域の撮像装置に送信する送信部とを備え、前記電子機器
の設定が前記撮像装置の撮像動作に関する指示を出力する撮影モードの時に前記姿勢情報
を前記撮像装置に送信する。
図1は第1の実施の形態における撮像装置(カメラボディ)と電子機器(スマートフォン)の構成を示すブロック線図である。 図2は第1の実施の形態における撮像装置(カメラボディ)と電子機器(スマートフォン)とから成るシステムの概念を示す図であり、図2(a)はカメラボディの背面側を示す図、図2(b)はカメラボディ内における撮像素子とイメージサークルの位置関係、および撮像素子の撮像範囲を示す図、図2(c)はカメラボディと通信状態にあるスマートフォンの縦姿勢を示す図、図2(d)はカメラボディと通信状態にあるスマートフォンの横姿勢を示す図である。 図3は第1の実施形態の動作の概念を示す図であり、図3(a)は横姿勢に保持されたカメラボディの背面側を示す図、図3(b)はカメラボディの画像表示部に表示される画像を示す図、図3(c)はカメラボディと通信状態にあるスマートフォンの横姿勢を示す図、図3(d)はスマートフォンの姿勢を変化させた状態を示す図、図3(e)はスマートフォンの姿勢変化により図3(b)のカメラボディの画像表示部の画像が切り替わった様子を示す図である。図3(f)はスマートフォンの画像表示部にカメラボディの撮像範囲の切り替え済であることを示す図である。 図4は、第1の実施形態におけるカメラとスマートフォンの動作を示すフローチャートである。 図5は変形例1における撮像装置(カメラボディ)と電子機器(スマートフォン)とから成るシステムの概念を示す図であり、図5(a)はカメラボディの背面側を示す図、 図5(b)はカメラボディ内における撮像素子とイメージサークルの位置関係、および撮像素子の撮像範囲を示す図、図5(c)はカメラボディと通信状態にあるスマートフォンの縦姿勢を示す図、図5(d)はカメラボディと通信状態にあるスマートフォンの横姿勢を示す図である。 図6は変形例2における撮像装置(カメラボディ)と電子機器(スマートフォン)とから成るシステムの概念を示す図であり、図6(a)はカメラボディの背面側を示す図、図6(b)はカメラボディ内における撮像素子とイメージサークルの位置関係、及び撮像素子の撮像範囲を示す図、図6(c)はカメラボディと通信状態にあるスマートフォンの縦姿勢を示す図、図6(d)はカメラボディと通信状態にあるスマートフォンの横姿勢を示す図、図6(e)はカメラボディと通信状態にあるスマートフォンの斜め姿勢を示す図である。 図7は第2の実施の形態における撮像装置(カメラボディ)と電子機器(スマートフォン)の構成を示すブロック線図である。 図8は第2の実施の形態の動作の概念を示す図であり、図8(a)は水平位置より傾いた位置に保持されたカメラボディの背面側を示す図、図8(b)はカメラボディの画像表示部に表示されるスルー画像を示す図、図8(c)はカメラボディと通信状態にあるスマートフォンの画像表示部に表示される画像を示す図、図8(b)はカメラボディの画像表示部の傾きが自動補正された画像を示す図、図8(e)はカメラボディと通信状態にあるスマートフォンの画像表示部に自動補正済の画像が表示されている様子を示す図、図8(f)はスマートフォンの姿勢を変化させた状態を示す図、図8(g)はスマートフォンの姿勢変化により図8(b)の画像表示部の画像が切り替わった様子を示す図である。図8(h)はスマートフォンの画像表示部にカメラボディの撮像範囲の切り替え済であることを示す図である。 図10は第2の実施の形態における変形例のカメラボディとスマートフォンの動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1はカメラボディ(撮像装置)100と、そのカメラボディ100との間で画像情報や
画像に関する様々な情報を無線で通信可能な電子機器105(タブレット型端末、携帯電
話、スマートフォンなどの画像表示機能を備えた携帯可能な電子デバイス)の構成を示す
ブロック線図である。本実施の形態では、電子機器105としてスマートフォンを使用す
るものとして以降の説明を行う。
まずスマートフォン105について説明する。スマートフォン105は、外部機器と無線
通信を行う無線通信部(送信部、受信部を含む)901、スマートフォン105の動作を
制御するCPU902、スマートフォン105の操作を行う操作部903、スマートフォ
ン105の姿勢情報の角度変化に関する数値情報を入手して計算を行う計算部904、カ
メラボディ100の撮像素子からの撮り込み範囲を表示する液晶モニタ等の画像表示部9
06、スマートフォン105の姿勢情報を検出する加速度センサ等の姿勢センサ907を
備える。なお、上述の操作部903には、後述するようなレリーズ操作部やモード切り替
え部材、電源釦が含まれる。また、本実施の形態においてスマートフォン105は、通常
の動作モード(例えば電話やメール、インターネット、スマートフォンのカメラ機能等)
以外に、カメラボディ100と通信し、スマートフォン105の表示部にカメラボディ1
00で撮影した撮像画像を表示し、遠隔操作によりカメラボディ100のレリーズ操作が
実施可能な通信撮影モードを備える。
次にカメラボディ100について説明する。なお本実施形態ではカメラボディ100を
、交換レンズ120を着脱可能なレンズ交換式カメラボディとして説明するが、本発明は
これに限られるものではなく、レンズ一体式のカメラボディに本発明を適用しても良い。
カメラボディ100は、外部機器と無線通信を行う無線通信部(送信部、受信部を含む)
913、音声を出力するマイク914、カメラボディ100のキー操作を行う操作部91
5、入出力と処理との間で時間のズレを吸収・調整するために一時的に情報を記録するバ
ッファ記録部916、カメラボディ100の撮像範囲の姿勢を制御する姿勢制御部917
、撮像した画像を処理する画像処理部918、画像処理された画像が記録される内部メモ
リやメモリカード等の画像記録媒体920、撮影した画像を表示する液晶モニタ等の画像
表示部919、光学系918を介した被写体像を撮像するCMOSやCCDなどの撮像素
子を備えた撮像部912、カメラボディ100の撮像範囲の向きや大きさを特定する情報
を検出する撮像範囲検出部924、カメラボディ100の上述した各部やセンサ等と電気
的に接続して撮像や記録、表示等の制御を行うCPU911を備える。またカメラボディ
100は、後述する交換レンズ120と電気的に接続する接点部923Aを備える。交換
レンズ120は、撮影レンズ等を含む光学系921、撮影レンズの動作を制御するレンズ
制御部922、カメラボディ100と交換レンズ120とを接続する接点部923Bを備
える。上述の撮像範囲検出部924の検出により、CPU911は撮像部912の撮像範
囲の姿勢情報を検出することが可能である。
次に、図2は本発明における撮像装置の一実施形態を概念的に示す図である。
図2において、カメラボディ100とスマートフォン105は通信している状態にあり、
スマートフォン105は通信撮影モードになっている。そして撮影者(ユーザー)は、カ
メラボディ100から離れた場所において、スマートフォン105を用いてカメラボディ
100を遠隔操作している状態にある。




カメラボディ100は、その背面(被写体側とは反対側の面)に画像表示部919を備え
ており、撮像素子からの撮像範囲を表示する。しかしながら撮影者はカメラボディ100
から離れた場所にいるため、カメラボディ100の画像表示部919で撮像範囲を確認す
ることはできない。ただし本実施形態のシステムでは、カメラボディ100の撮像部(撮
像素子)912で撮像した画像は、カメラボディ100側の無線通信部913、およびス
マートフォン105側の無線通信部901を介して、スマートフォン105に送信されて
いる。そのため、撮影者の手元にあるスマートフォン105の画像表示部906に、カメ
ラボディ100の画像表示部919に表示される撮像範囲を映し、撮影者は撮像画像を確
認することが可能である。
図2(a)はカメラボディ100の背面の画像表示部101を示す図、図2(b)はカメ
ラボディ100内部の撮像部(撮像素子)912の図中実線で示した有効撮像領域111
が、交換レンズ120(撮影レンズ)が形成するイメージサークル110に内接している
ことを示す図、図2(c)、(d)はスマートフォン105の画像表示部906を示す図
である。本実施の形態では撮像部(撮像素子)912の有効撮像領域111とイメージサ
ークル110の位置関係は図2(b)に示すような位置関係である。
図2(a)、図2(d)に示す様に、カメラボディ100を横姿勢(横位置)に置きスマ
ートフォン105を横姿勢にすると、スマートフォン105の画像表示部906にはカメ
ラボディ100の画像表示部919と同じ画像が表示される。カメラボディ100の画像
表示部919に表示される画像101は、カメラボディ100が横姿勢(横位置)の姿勢
では、撮像部(撮像素子)912の有効撮像領域111中の撮り込み領域112に映る画
像である。つまり、スマートフォン105の画像表示部906に表示される画像107の
撮像範囲は、カメラボディ100が横姿勢(横位置)の場合は撮像部(撮像素子)912
の有効撮像領域111中の2重点線で示した領域112と同じである。その撮像範囲で問
題なければ、撮影者はスマートフォン105からレリーズ操作の実行指示を行い、カメラ
ボディ100はそのレリーズ操作の情報を受信し撮影を実行する。
次に図2(a)および図2(c)に示す様に、カメラボディ100は横姿勢(横位置)の
状態のままスマートフォン105を縦姿勢にすると、スマートフォン105の姿勢情報の
変化が無線通信部901を介してカメラボディ100に送信される。すると、カメラボデ
ィ100の撮像部(撮像素子)912の有効撮像領域111中の点線で示した領域113
が撮像範囲となり、カメラボディ100が撮像する範囲は図2(a)に点線で示した縦姿
勢領域102にトリミングされる。その補正された縦姿勢領域102の画像が、再度スマ
ートフォン105に送信され、図2(c)中において点線で示した領域106として表示
される。その撮像範囲で問題なければレリーズ操作の実行指示情報を送信し撮影を実行す
る。なお本実施の形態1では撮像素子912の形状が長方形であるため、前記横姿勢の画
像から縦姿勢の画像を部分的にトリミングした形状サイズの画像となる。
このようにして、撮影者はカメラボディ100と離れた位置にいながら、カメラボディ1
00と相互通信しているスマートフォン105の姿勢を縦姿勢もしくは横姿勢に切り替え
操作するだけで、撮像素子からの撮り込み範囲を好きな姿勢に切り替えることが出来、適
正な撮像画像を撮影することが可能となる。
図3を用いて、上述した撮像素子の撮像範囲の回転補正について概念的に説明する。
図3(a)は、マクロ撮影においてカメラボディ100を三脚に固定し背面の画像表示部
にスルー画像301を表示している状況を示す。図3では、撮影者は少し離れた場所から
撮影を行っていて、カメラボディ100を撮影中は動かさない状況である。本実施の形態
は、その状態で撮影者がスマートフォン105の姿勢情報を用いて遠隔指示により、カメ
ラボディ100の撮像部(撮像素子)912の撮像範囲を操作し、適正な撮像範囲に切り
替えて撮影する方法である。
図3(b)はカメラボディ100の画像表示部919に表示されたスルー画像301と、
図3(e)で詳細を後述するトリミングされたスルー画像300を示す図である。図3(
c)は横姿勢であるスマートフォン105の画像表示部906に表示された撮影画像30
2を示す図である。なお、図3(c)に示す、スマートフォン105の横姿勢を基準とす
る。図3(d)は矢印の方向に回転されたスマートフォン105の画像表示部906に表
示される撮影画像303を示す図(図中の点線は図3(c)の横姿勢のスマートフォン1
05を示す)である。図3(e)はスマートフォン105の回転により補正されたカメラ
ボディ100の撮像部912のトリミングされたスルー画像300を示す図である。図3
(f)は図3(b)のカメラボディ100の撮像素子上でトリミングされたスルー画像3
00がスマートフォン105に送信され、そのスルー画像300に相当する画像302が
スマートフォン105の画像表示部906に表示されている状態を示す図である。
なお、図3(f)における「済」マーク907については、後述の図4のS350で説明
する。「済」マーク907は、「済」という表示に限られたものではなく、「◎」や「☆
」等任意の形状やテキストを用いてもよい。このように、スマートフォン105の表示画
面に「済」マークを表示することで、撮影者はカメラボディ100の撮像範囲が切り替わ
ったことを容易に確認することが可能となり、スムースに撮影を行うことができる。
撮影者はスマートフォン105の画像表示部906に表示された画像302を確認して、
カメラボディ100の撮像部(撮像素子)912の撮像範囲の姿勢を補正するために必要
な回転補正量を検討する。そして図3(d)に示す様に、撮影者はその必要な回転補正量
分だけスマートフォン105の姿勢(回転角度)を変える。そのスマートフォン105の
姿勢変化の情報(回転角度に関する情報を含む)をカメラボディ100が受信し、図3(
a)に点線で示す様に撮像素子912の撮像範囲(撮像範囲の姿勢)を、角度に応じた異
なる回転量によって撮像範囲101からトリミング領域300にトリミングする。
このようにして、撮影者はカメラボディ100の姿勢は変えずに、相互通信をしているス
マートフォン105の姿勢を変えることでカメラボディ100の撮像部(撮像素子)91
2の撮像範囲の姿勢を切り替えることができ、撮影者の所望する画像を撮影することが可
能となる。
次に上述の動作を図4に示すフローチャートを用いて説明する。図4はカメラボディ10
0のCPU911とスマートフォン105のCPU902との間の基本的な動作を示すフ
ローチャートである。本実施例のスマートフォン105の機能としては、スマートフォン
105単独の動作機能と、カメラボディ100と通信して行う動作機能とがある。そのう
ち、図4に示すフローではカメラボディ100と通信して行う動作機能について説明する

まず、撮影者はスマートフォン105とカメラボディ100の電源をONしカメラボディ
100とスマートフォン105との接続操作を開始する。
スマートフォン105のCPU902はS300で、スマートフォン105の通信設定モ
ードが通信撮影モードなのか、通信再生モードなのかという確認を行う。なお、このモー
ドの切り替えは操作部903に含まれているモード切り替え部材を撮影者が操作すること
で行われる。CPU902がS300で確認した結果が通信撮影モードであればS305
に進み、通信再生モードであればS400へ進む。
まず、S305以降のスマートフォン105の通信撮影モードにおける、スマートフォン
105とカメラボディ100との通信手順及び撮影手順について説明する。なお、S40
0以降のスマートフォン105の通信再生モードについては通信撮影モードの説明の後に
述べる。
CPU902はS305で、無線通信でカメラボディ100からスルー画像を受信し、ス
ルー画像を画像表示部906に表示する状態に無線通信部901や画像表示部906を設
定する。
S310でCPU902は、無線通信部901により、スマートフォン105の設定が通
信撮影モードになったことを示す情報をカメラボディ100に送信する。
S100ではCPU911は、無線通信部913により、スマートフォン105の設定が
通信撮影モードになったことを示す情報を受信する。
S105でCPU911は、S100で受信した情報の内容を確認し、スマートフォン1
05の通信設定モードが通信撮影モードなのか、通信再生モードなのかという確認を行う
。確認した結果が通信撮影モードであればS110に進み、通信再生モードであればS2
00へ進む。
まず、S110以降のカメラボディ100の通信撮影モードにおける、スマートフォン1
05とカメラボディ100との通信手順及び撮影手順について説明する。なお、S200
以降のカメラボディ100の通信再生モードについては通信撮影モードの説明の後に述べ
る。
S110でCPU911は、通信撮影モードに設定する。カメラボディ100の通信撮影
モードとは、カメラボディ100の操作部915の操作による撮影ではなく、スマートフ
ォン105との通信により撮影を行うモードのことである。
S115でCPU911は、撮像部912で撮像し画像表示部919に表示されたスルー
画像を、無線通信部913を介してスマートフォン105に送信する。本実施の形態では
、送信するスルー画像の画像サイズは、画像表示部919に表示した画像サイズと同等の
サイズのものを送る。なお、これに限らず、カメラボディ100の画像表示部913とス
マートフォン105の画像表示部906の表示素子数が大きく異なる場合は、送信する画
像サイズをスマートフォン105の画像表示部906の表示素子数に適したサイズにリサ
イズして送信してもよい。
S315でCPU902は、無線通信部901を介して受信したスルー画像を画像表示部
906に表示する。
S120でCPU911は、撮像範囲検出部924により取得したカメラボディ100の
初期状態の姿勢情報を確認する。
S125でCPU911は、その初期状態の姿勢情報を無線通信部913を介してスマー
トフォン105に送信する。
S320でCPU902は、S125でカメラボディ100から送信されたカメラボディ
100の初期状態の姿勢情報を、無線通信部901を介して受信する。
例えばカメラボディが図2(a)に示す様に、横姿勢で撮影をしていた場合、S125で
はCPU911は図2(a)中の横姿勢の画像101と撮像素子の撮像範囲が横姿勢であ
ることを示す姿勢情報を、スマートフォン105に送信する。撮影者が、図2(d)のよ
うな横姿勢でスマートフォン105を見ていた場合は、S320でCPU902はカメラ
ボディ100から受信した画像と撮像範囲の姿勢情報に基づいて、横長の画像107を表
示する。また、CPU902は、撮像範囲の姿勢情報が縦姿勢であることを示す姿勢情報
を受信したら、受信した画像の左右がカットしてリサイズした縦長の画像を表示する。一
方、撮影者がスマートフォン105を縦姿勢で見ていた場合に、CPU902が横長の画
像を受信したら、受信した画像の上下をカットしてリサイズした横長の画像を表示する。
撮影者は、S315で受信したスルー画像とS320で受信したカメラボディ100の初
期状態の姿勢情報に基づいて、撮像画像の構図を確認する。本実施例において、撮像画像
の構図をカメラボディ100の撮像部912の撮像素子の光軸に対して垂直な面上での回
転方向において変更できる。その変更を実現するために撮影者がスマートフォン105に
対して行う操作方法は、撮影者が画像表示部906と水平な面上でスマートフォン105
を回転させる操作である。(上述の図3(d))
撮像画像の構図を確認した撮影者は、構図を変更するのであれば必要な傾き量だけスマー
トフォン105を傾ける。または構図を変更しないのであればスマートフォン105の姿
勢を傾けない。
S325でCPU902は、撮影者によってスマートフォン105が傾けられたかどうか
を検出する。スマートフォン105の姿勢が傾けられたならばS330へ進み、傾けられ
ていなければS355へ進む。
S330で姿勢センサ907は、スマートフォン105の姿勢の傾き量Aを検出する。
S335でCPU902は、無線通信部901を介して、S330で検出した傾き量Aを
カメラボディ100に送信する。
S130でCPU911は、無線通信部913を介して、S335で送信されたスマート
フォン105の傾き量Aを受信する。
S135でCPU911は、S130で受信したスマートフォン105の傾き量Aに基づ
いて、撮像部912の撮像範囲を切り替える。撮像部912の撮像範囲を切り替えるとい
うことは、具体的には前述の図2、図3で説明した様に、トリミング範囲を決定すること
である。
S140でCPU911は、無線通信部913を介して、S135で切り替えた撮像範囲
のスルー画像と画像が補正済であるということを示す情報をスマートフォン105に送信
する。
S145でCPU911は、無前通信部913を介して、S140で送信したスルー画像
が補正済みであることを示す情報をスマートフォン105に送信する。
S340でCPU902は、無線通信部901を介して、S140でカメラボディ100
から送信されたスルー画像を受信し、画像表示部906に表示する。
S345でCPU902は、無線津深部901を介して、S145でカメラボディ100
から送信された情報を受信する。
S350でCPU902は、S340で受信したスルー画像が補正済みであることを画像
表示部906に表示する。これは前述した図3(f)の画像表示部内の「済」マーク90
7を指す。
撮影者は、S340及びS350を経てスマートフォン105の画像表示部906に表示
されたスルー画像を確認する。そのスルー画像とは、撮影者によりスマートフォン105
の姿勢の回転操作で構図が変更された後のものである。撮影者は、そのスルー画像を見て
更に構図を変更する必要があるかを判断できる。構図の変更は必要なければ、スマートフ
ォン105の操作部903でレリーズ操作を行うことが可能である。
S355でCPU902は、撮影者により操作部903でレリーズ操作が行われたかどう
かを検出する。CPU902は、レリーズ操作が行われたことを検出した場合はS360
へ進み、レリーズ操作の検出をしていない場合はS325へ戻り、S325からS355
までのループを繰り返す。2回目以降のループを繰り返す際に、CPU902は、S32
5でスマートフォン105の姿勢が傾いたことを検出したら、画像表示部906に表示さ
れた補正済であることを示す「済」マーク907を終了する。そしてCPU902は、無
線通信部901を介して、S345でカメラボディ100からスルー画像が補正済である
という情報を再度受信したら、補正済の「済」マーク907を画像表示部906に再度表
示する。
S360でCPU902は、無線通信部901を介して、撮影者により操作部903のレ
リーズ操作が行われたことを示す信号を送信する。
S150でCPU911は、無線通信部913を介して、S360で送信されたスマート
フォン105の操作部903のレリーズ操作が行われたことを示す信号を受信する。
S155でCPU911は、撮影を実行し、撮像画像を記録用(保存用)の画像として取
得する。
撮影後、S160でCPU911は、無線通信部913を介して、撮影した記録用の画像
をスマートフォン105に送信する。なお、この時送信される画像データは、カメラボデ
ィ100で撮影された画像サイズの画像データでもよく、スマートフォン105の画像表
示部906の表示サイズに合わせてリサイズされた画像データでもよい。どのサイズで画
像データを送信するかは、撮影者が事前に手動で設定可能である。撮影者が手動で設定を
行わない場合は、カメラボディ100で自動的に設定される。カメラボディ100の自動
設定の場合は、送信先の画像表示部906の表示サイズやメモリ残量、電池残量に合わせ
て画像データが送信される。この場合、S310でスマートフォン105から通信撮影モ
ードの情報としてスマートフォン105の画像表示部906の表示サイズやメモリ残量、
電池残量の情報を送信し、カメラボディ100側ではこの送信された情報を使用し、送信
する画像データのサイズを決定することとなる。
S365でCPU902は、無線通信部901を介して、S160で送信された記録用の
撮影画像を受信する。
S370でCPU902は、S365で受信した記録用の撮像画像を画像表示部906に
表示する。
ここで、この撮影後に画像表示部906に撮影画像を表示して、撮影者が記録用の撮像画
像を確認する状態では、たとえスマートフォン105の姿勢変化があったとしても、その
姿勢変化の情報はカメラボディ100に送信されない。
撮影者はスマートフォン105の画像表示部906で撮影した記録用の画像を確認する。
撮影者はスマートフォン105の通信撮影モードで撮影を続けるか、上述した通信再生モ
ードに切り替えるかを判断する。モードを切り替える場合は、上述した操作部903のモ
ード切り替え部材を操作する。
S375でCPU902は、撮影者が通信設定モードの切り替え操作を行ったかを検出す
る。通信設定モードが切り替えられていなければS380へ進み、切り替えられたことを
検出するとS300へ戻り、S300からS375までのループを繰り返す。
撮影者はスマートフォン105の電源をOFFするか、OFFしないかを判断する。電源
をOFFする場合は、操作部903の電源釦を操作する。
S380でCPU902は、撮影者がスマートフォン105の電源をOFFするために操
作部903の電源釦が操作されたかどうかを検出する。CPU902は操作部903の電
源釦が操作されたことを検出した場合は、S385へ進む。電源OFFの操作を検出しな
い場合は、S320へ戻り、S320からS380までのループを繰り返す。
S385でCPU902は、通信設定モードの終了動作を行う。通信設定モードの終了動
作とは、スマートフォン105の電源OFF操作が撮影者によって動作されたことを示す
情報をカメラボディ100に送信することである。または、通信設定モードの終了動作と
は、後述するS165でカメラボディが撮影者によって電源OFF動作をされたことを示
す情報を受信することである。CPU902は、本ステップで行う情報の送受信後に電源
をOFFし、本フローを終了する。
S165でCPU911は、撮影者によってカメラボディ100の電源をOFF操作され
たかどうかを検出し、電源OFF操作されていない場合は、S100へ戻り、S100か
らS165までのループを繰り返す。電源OFF操作されている場合はS170へ進む。
S170でCPU911は、無線通信部913を介して、カメラボディ100の電源がO
FFされたことを示す情報をスマートフォン105へ送信する。または、CPU911は
、スマートフォン105の電源がOFFされたことを示す情報を受信する。CPU911
は、本ステップで行う情報の送受信後に電源をOFFし、本フローを終了する。
次に、S400以降のスマートフォン105の通信再生モードとS200以降のカメラ
ボディ100の通信再生モードにおける、スマートフォン105とカメラボディ100と
の通信手順及び再生手順について説明する。
CPU902はS400で、無線通信でカメラボディ100から画像記録部920に記
録された画像を受信し、その画像を画像表示部906に表示する状態に、無線通信部90
1や画像表示部906を設定する。
S405でCPU902は、スマートフォン105の設定が通信再生モードになったこと
を示す情報をカメラボディ100に送信する。
S100でCPU911は、無線通信部913により、スマートフォン105の設定が通
信再生モードになったことを示す情報を受信する。
S105でCPU911は、S100で受信した情報の内容が、スマートフォン105の
通信設定モードが通信再生モードであることを確認するとS200へ進む。
S200でCPU911は、通信再生モードに設定する。カメラボディ100の通信再生
モードとは、カメラボディ100の画像記録部920に記録されている記録画像を、無線
通信部913を介して、スマートフォン105に送信するモードのことである。
S205でCPU911は、無線通信部913を介して、画像記録部920に記録されて
いる記録画像をスマートフォン105に送信する。送信する画像サイズは、前述のS16
0で説明したのでここでの説明は省略する。
S410でCPU902は、無線通信部901を介して、S205でカメラボディ100
から送信された記録画像を受信する。
S415でCPU902は、S410で受信した記録画像を画像表示部906に表示する

撮影者は、スマートフォン105の画像表示部906で記録画像を確認する。
撮影者は、再生画像をさらに見る場合は、画像送りの操作を行う。
S420でCPU902は、撮影者は画像送りの操作を行ったかを検出する。画像送り
の操作を検出した場合はS425へ進み、検出しなかった場合は、S375へ進む。
S425でCPU902は、無線通信部901を介して、画像の変更を要求する信号を
カメラボディ100に送信する。送信後、S410へ戻り、S410からS420のルー
プを繰り返す。
S210でCPU911は、無線通信部913を介して、スマートフォン105から画
像の変更を要求する信号を受信したかを検出する。信号を受信している場合は、S215
へ進む。信号を受信しない場合は、S165へ進む。
S215でCPU911は、スマートフォン105から要求された画像を選択しS20
5へ戻る。
以上のステップによって、スマートフォン105のCPU902とカメラボディ100
のCPU911との間における、通信撮影モードと通信再生モードの動作が実行される。
なお、S205でカメラボディ100からスマートフォン105へ記録画像を送信する
形態としては、本実施の形態では記録画像を1枚ずつ送信する方法を説明したが、これに
限らず、例えば記録画像を最新のものから数枚ずつまとめて送信してもよく、カメラボデ
ィ100の画像記録部920に記録されているフォルダ毎の画像を送信してもよい。また
、前述したような画像を送信する枚数や方法については撮影者が任意で選択できるように
していてもよい。
なお、本実施の形態では、静止画の撮影に関して説明を行ったが、本発明は静止画に限ら
ず、動画撮影についても適用可能である。具体的には、通信撮影モードにおいて動画を撮
影中の場合、スルー画像がスマートフォン105の画像表示部906に表示されている状
態(すなわち録画開始前の状態)では、上述したS325からS335の動作(すなわち
スマートフォン105から撮像部912の姿勢を制御する動作)を実施し、スマートフォ
ン105の姿勢の変化をスルー画像へ反映させる。しかし、撮影者によりスマートフォン
105の操作部903の録画釦が操作され録画を開始したら、スマートフォン105の姿
勢の変化はカメラボディ100に送信しないように制御する。一方、通信再生モードにお
いて動画を再生する場合は、図4に示す静止画の通信再生モードと同様の動作であるが、
送受信する対象が動画となる。
なお、カメラボディ100の電源OFFの動作とスマートフォン105の電源OFFの動
作は、本実施の形態では連動しているが、連動しないように制御してもよい。例えば、カ
メラボディ100側は電源OFFされた時に、スマートフォン105側では電源OFFさ
れず、通信設定モードを終了し、上述した通常の動作モードに切り替わるようにしてもよ
い。
なお、上記の実施の形態では、図4で説明した様に、スマートフォン105の姿勢を傾け
、その傾き量の大きさの角度分だけカメラボディ100の撮像範囲を補正した。上記の実
施の形態とは異なり、次に述べるような制御をしてもよい。図3(a)で示した様に、カ
メラボディ100の撮像素子の撮像範囲が横姿勢領域である状態で、図3(d)で示した
様に、撮影者はスマートフォン105の姿勢を傾ける。その時、撮影者はスマートフォン
105を横姿勢から大きく傾けたと想定する。そのスマートフォン105の姿勢情報の変
化をカメラボディ100のCPU911が受け取り、その姿勢変化の大きさが所定の量(
例えば45度以上の傾き量)以上と判断すると、カメラボディ100の撮像素子の撮像範
囲を横姿勢領域から一気に縦姿勢領域に補正する。また逆に、カメラボディ100の撮像
素子の撮像範囲が補正する前は縦姿勢領域であった場合は、スマートフォン105の姿勢
を縦姿勢から横姿勢へ大きく変化させると、カメラボディ100の撮像素子の撮像範囲は
縦姿勢領域から横姿勢領域へと一気に補正される。つまり、撮影者は撮像範囲の姿勢を9
0度変更したい場合は、スマートフォンの姿勢をきちんと90度傾ける操作を行う必要は
なく、おおまかな操作でよいため、撮影者にとって操作が簡単である。また、この傾きの
補正の仕方は横姿勢と縦姿勢の2姿勢で切り替えて制御する方法について述べたが、この
方法に限らなくてもよく、斜め姿勢など3姿勢以上で切り替えて制御する方法も可能であ
る。一方、姿勢変化の大きさが上述の所定の量より小さい場合は、図4で説明した実施の
形態の様に、スマートフォン105の姿勢情報の傾き量A相当分に応じて、カメラボディ
100の撮像範囲の姿勢を変化させる。
<変形例1>
図5は上述した図2の変形例1を示す図である。この変形例1と上述の図2の実施の形態
との相違点は、カメラボディ100内部の撮像部912にある撮像素子の形状である。図
5(b)中実線で示した有効撮像領域503の撮像面の形状が図2の形態では長方形であ
ったのに対して本変形例1では正方形であるという点、およびその正方形の有効撮像領域
503に対して撮影レンズの形成するイメージサークル504が外接している点である。
その他の構成や動作(フローチャート)は、上述の図2の実施の形態1と同様である。
図5は、図2と同様に、撮影者(ユーザー)がスマートフォン105を用いてカメラボデ
ィ100を遠隔操作している状態を示す図である。
図5(a)はカメラボディ100の背面の画像表示部919を示す図、図5(c)、(
d)はスマートフォン105の画像表示部906を示す図、図5(b)はカメラボディ1
00内部の撮像部(撮像素子)912の図中実線で示した有効撮像領域503の形状が正
方形であり、かつ交換レンズ120(撮影レンズ)が形成するイメージサークル504が
外接していることを示す図である。
図5(a)、図5(d)は、前述した図2(a)、図2(d)と同様に、カメラボディ
100とスマートフォン105の横姿勢の状態を示す。図5(a)中の2重点線で示す画
像501は、図2(a)中の画像101に、図5(a)中に点線で示す画像502は、図
2(a)中の画像102に相当する。図5(d)中の2重点線で示す画像512は、図2
(d)中の画像107に相当する。これらの画像501、502、512に関する説明(
画像そのものと、画像に関する通信、撮影)は、図2の画像101、102、107に関
する説明と同様であるため、ここでは省略する。
次に図5(a)及び図5(c)に示す様に、カメラボディ100は横姿勢(横位置)の
状態のままスマートフォン105を縦姿勢にすると、スマートフォン105の姿勢情報の
変化が無線通信部901を介してカメラボディに送信される。すると、カメラボディ10
0の撮像部912の有効撮像領域501中の点線で示した領域506が撮像範囲となり、
カメラボディ100が撮像する範囲は図5(a)に点線で示した縦姿勢領域502となる
。その補正された縦姿勢領域502の画像が、再度スマートフォン105に送信され、図
5(c)中において点線で示した領域511として表示される。その撮像範囲で問題なけ
ればレリーズ操作の実行指示情報を送信し撮影を実行する。
上述の図2の実施の形態1では、長方形の有効撮像領域111がイメージサークル110
に内接した位置関係であるため、縦姿勢領域113は横姿勢領域112よりも画像サイズ
が小さくなる。しかし、図5の変形例1では、正方形の有効撮像領域503がイメージサ
ークル504に内接した位置関係であるため、縦姿勢領域506は横姿勢領域505と等
しい画像サイズとなり、撮像範囲を有効に活用することが可能である。
このようにして、撮影者はカメラボディ100と離れた位置にいながら、カメラボディ1
00と相互通信しているスマートフォン105の姿勢を縦姿勢もしくは横姿勢に操作する
だけで、撮像素子からの撮影範囲を好きな姿勢(縦姿勢領域、横姿勢領域)に切り替える
ことが可能となり、撮像範囲が縦姿勢領域と横姿勢領域とで画像サイズが変わらない画像
を撮影することができる。
<変形例2>
図6は本発明における撮像装置の変形例2を示す図である。この変形例2と上述の図2、
図5の実施例との相違点は、カメラボディ100内部の撮像部(撮像素子)912の図中
実線で示した有効撮像領域603の撮像面の形状が図2の形態では長方形であったのに対
して本変形例2では正方形であるという点、かつその正方形の有効撮像領域603に対し
て撮影レンズの形成するイメージサークル604が内接している点である。その他の構成
や動作(フローチャート)は上述の図2の実施の形態1、図5の変形例1と同様である。
図6は、図2、図5と同様に、撮影者(ユーザー)がスマートフォン105を用いてカメ
ラボディ100を遠隔操作している状態を示す図である。
図6(a)はカメラボディ100の背面の画像表示部919を示す図、図6(c)、(d
)、(e)はスマートフォン105の画像表示部906を示す図、図6(b)はカメラボ
ディ100内部の撮像部(撮像素子)912の図中実線で示した有効撮像領域603の形
状が正方形であり、かつ交換レンズ120(撮影レンズ)が形成するイメージサークル6
04に外接していることを示す図である。
図6(a)、図6(d)は、前述した図2(a)、図2(d)と同様に、カメラボディ1
00とスマートフォン105の横姿勢の状態を示す。図6(a)中の2重点線で示す画像
601は、図2(a)中の画像101に、図6(a)中に点線で示す画像602は、図2
(a)中の画像102に相当する。図6(d)中の2重点線で示す画像612は、図2(
d)中の画像107に相当する。これらの画像601、602、612に関する説明(画
像そのものと、画像に関する通信、撮影方法)は、図2の画像101、102、107に
関する説明と同様であるため、ここでは省略する。
次に図6(c)は、前述した図5(c)と同様に、カメラボディ100とスマートフォン
105の縦姿勢の状態を示す。図6(c)中に点線で示す画像611は、図5(c)中の
画像511に相当する。画像611に関する説明(画像そのものと、画像に関する通信、
撮影方法)は、図5の画像511に関する説明と同様であるため、ここでは省略する。
次に図6(a)及び図6(e)に示す様に、カメラボディ100は横姿勢(横位置)の状
態のままスマートフォン105を斜め姿勢にすると、スマートフォン105の姿勢情報の
変化が無線通信部901を介してカメラボディ100に送信される。すると、カメラボデ
ィ100の撮像部912の有効撮像領域603中の一点鎖線で示した領域607が撮像範
囲となり、カメラボディ100が撮像する範囲は図6(a)に一点鎖線で示した斜め姿勢
領域600となる。その補正された斜め姿勢領域600の画像が、再度スマートフォン1
05に送信され、図6(e)中において一点鎖線で示した領域613として表示される。
その撮像範囲で問題なければレリーズ操作の実行指示情報を送信し撮影を実行する。なお
本実施の形態では撮像素子912の形状が正方形であり、かつイメージサークル604が
内接しているため、このように斜め姿勢の領域に撮像範囲を変更することが可能であり、
横姿勢と縦姿勢の画像と画像サイズが変わらない斜め姿勢の画像を撮像することが可能と
なる。
このようにして、撮影者はカメラボディ100と離れた位置にいながら、相互通信してい
るスマートフォン105の姿勢を縦姿勢もしくは横姿勢に加えて斜め姿勢に操作するだけ
で、撮像素子からの撮像範囲を好きな姿勢に切り替えることが出来、斜め姿勢を含めたど
のような姿勢においても画像サイズが変わらない画像を撮影することができる。
<第2の実施の形態>
図7はカメラボディ700と、そのカメラボディ700との間で画像情報や画像に関する
様々な情報を無線で通信可能な電子機器705(タブレット型端末、携帯電話、スマート
フォン等の画像表示機能を備えた携帯可能な電子デバイス)の構成を示すブロック図であ
る。本実施の形態では、電子機器705としてスマートフォンを使用するものとして以下
の説明を行う。
この実施の形態2は上述の実施の形態1に加え、カメラボディ700がカメラボディ70
0の傾きや角度等を検出するジャイロセンサ925、を備える点である。
図8は本発明における撮像装置の一実施形態を示す図である。図8を用いて、上述したカ
メラボディ700にジャイロセンサ925を備えることで、撮影操作に寄与する効果につ
いて説明する。
図8において、カメラボディ700と図7に示したスマートフォン105は通信している
状態にある。そして撮影者(ユーザー)は、カメラボディ700から離れた場所にいるため
、撮影中はカメラボディ700を動かすことができない状況である。例えば、撮影者は旅
行中に仲間と記念写真を撮るために、カメラボディ700を適当な台800に置いた。し
かし、その台800は水平ではなく傾いていたが、他にカメラボディ700を置ける水平
な台は見当たらない状況である。本実施の形態は、その状態で撮影者がスマートフォン1
05の姿勢情報を用いて遠隔指示により、カメラボディ700の撮像部(撮像素子)91
2の撮像範囲を操作し、適正な撮像範囲に切り替えて撮影する方法である。
カメラボディ700は、その背面(被写体側とは反対側の面)に画像表示部919を備え
ており、撮像素子からの撮像範囲の画像を表示する。しかし、撮影者はカメラボディ70
0から離れた場所にいるため、カメラボディ700の画像表示部919でスルー画像80
1を確認することはできない。ただし、本実施形態のシステムでは、カメラボディ700
とスマートフォン105はそれぞれ無線通信部913、901を介して画像の送受信が可
能である。
図8(a)に示すように、カメラボディ700は撮影者により水平からある程度傾いた台
800に置かれている。カメラボディ700の画像表示部919にはスルー画像801が
表示される。図8(b)は、図8(a)のカメラボディ700の画像表示部919に表示
されるスルー画像801を示す。図8(c)は、図8(b)のカメラボディ700のスル
ー画像801がスマートフォン105に送信され、スマートフォン105の画像表示部9
06に表示される画像803を示す。カメラボディ700は、ジャイロセンサ925を備
えており、カメラボディ700の姿勢の傾きを検出する。検出した結果、カメラボディ7
00の姿勢が傾いていた場合、カメラボディ700はスルー画像801の補正を行う。図
8(d)は、スルー画像801をカメラボディ700が傾いていた分自動補正した画像8
04を示す。そして、カメラボディ700はその補正した画像804と、画像804を自
動補正された画像であるということを示す情報をスマートフォン105に送信する。図8
(e)に示す様に、スマートフォン105は画像表示部906に受信した画像806と「
自動補正済」マーク805を表示し、撮影者はその画像806を確認する。図8(f)に
示す様に、撮影者は図8(d)の画像806で撮影画像を確認するが、さらに傾けた画像
を撮影するため、スマートフォン105の姿勢(回転角度)を変化させる。スマートフォ
ン105は、撮影者がスマートフォン105の姿勢を変化させたことを検出したら、「自
動補正済」マーク805の表示を終了する。そのスマートフォン105の姿勢変化の情報
(回転角度に関する情報を含む)をカメラボディ700は受信し、カメラボディ700の
撮像素子912の撮像範囲(撮像範囲の姿勢)を、図8(g)に示す様に画像808に補
正する。カメラボディ700は補正済である画像808をスマートフォン105へ送信し
、図8(h)に示す様に、スマートフォン105は受信した画像809と「済」マーク9
07を表示する。撮影者は画像809を確認し、レリーズ操作を実行する。
図9のフローチャートを用いて、上述した図8における動作を説明する。図8はカメラボ
ディ700のCPU911とスマートフォン105のCPU902との間の基本的な動作
を示すフローチャートである。本実施の形態のスマートフォン105の機能としては、ス
マートフォン105単独の動作機能と、カメラボディ700と通信して行う動作機能とが
ある。そのうち、図9に示すフローではカメラボディ700と通信して行う動作機能につ
いて説明する。

前述した実施の形態1と本実施の形態の異なる点は、カメラボディ700が傾き量を検出
するためのジャイロセンサ925を備える点である。ここでは、図4と異なる部分(カメ
ラボディ700側の操作S120からS141、スマートフォン105側の操作S320
からS335)について説明する。








S120でCPU911は、カメラボディ700の初期状態の姿勢情報を確認する。
S121でCPU911は、ジャイロセンサ925によりカメラボディ700の傾きを検
出する。
S122でCPU911は、S121のジャイロセンサ925の検出結果に基づいて撮像
センサからの撮像範囲を自動補正する。
S126でCPU911は、無線通信部913を介して、S122で自動補正した撮像範
囲の画像とその画像が自動補正済であることを示す情報をスマートフォン105に送信す
る。
S320でCPU902は、カメラボディ700の自動補正された画像を自動補正済であ
ることを示す情報を受信し、これらに基づいて画像表示部906に受信した画像と「自動
補正済」マーク805を表示する。
撮影者は、スマートフォン105の画像表示部906に表示された自動補正済の画像の構
図を確認する。自動補正済の画像の構図を確認した撮影者は、構図を変更するのであれば
必要な傾き量だけスマートフォン105を傾ける。または構図を変更しないのであればス
マートフォン105の姿勢を傾けない。
S321でCPU902は、撮影者によってスマートフォン105が傾けられたかどうか
を検出する。スマートフォン105の姿勢が傾けられたらS330へ進み、傾けられてい
なければS355へ進む。
S330で姿勢センサ907は、スマートフォン105の姿勢の傾き量Bを検出する。C
PU902は、傾き量Bを検出したことを受けて「自動補正済」マーク805の表示を終
了する。
S335でCPU902は、無線通信部901を介して、S330で検出した傾き量Bを
カメラボディ700に送信する。
S130でCPU911は、無線通信部913を介して、S335で送信されたスマート
フォン105の傾き量Bを受信する。
S131でCPU911は、S130で受信したスマートフォン105の傾き量BとS1
21で検出したカメラボディ700の傾き量に基づいて、撮像部912の撮像範囲を切り
替える。具体的には、前述の図8で説明したように、撮像範囲を決定することである。
S141でCPU911は、無線通信部913を介して、S131で切り替えた撮像範囲
のスルー画像をスマートフォン105に送信する。
以降のステップについては、前述の図4で説明したステップと同様である。
なお、第1の実施の形態ではマクロ撮影においての実施の形態について、第2の実施の
形態では集合写真についての実施例を記載した。しかし、本実施の形態は撮影者がカメラ
ボディの画像表示部でスルー画像を確認しながらカメラボディを動かすことができない状
況だけど、撮影画像の傾きを補正したいという場合に有効な動作であり、上記のマクロ撮
影や集合写真の実施例に限られたものではない。
なお、第1の実施の形態及びその変形例1、変形例2、また第2の実施の形態において、
カメラボディとスマートフォンとの相互通信で用いる角度に関する情報とは、カメラボデ
ィとスマートフォンの姿勢による相対的な角度でもよいし、絶対座標を用いた角度のどち
らでもよい。
なお、第1の実施の形態及びその変形例1、変形例2、また第2の実施の形態において、
撮影者がスマートフォンの画像表示部でカメラボディから送信された撮影画像を再生して
画像を確認している状態では、スマートフォンの姿勢を傾けてもその傾き量をカメラボデ
ィには送信しない。
なお、第1の実施の形態及びその変形例1、変形例2、また第2の実施の形態において、
画像を回転補正する補正量を指示する際にスマートフォンの姿勢情報の変化量を用いたが
、回転補正に関する数値をスマートフォンに直接入力してカメラボディの撮像素子の撮像
範囲の姿勢を切り替えることも可能である。
901:無線通信部
902:CPU
903:操作部
904:計算部
906:画像表示部
907:姿勢センサ
908:受信部
911:CPU
912:撮像部
913:無線通信部
914:マイク
915:操作部
916:バッファ記憶部
917:姿勢制御部
918:画像処理部
919:画像表示部
920:画像記録部
921:光学系
922:レンズ制御部
923:接点部
924:撮像範囲検出部
925:ジャイロセンサ

Claims (4)

  1. 光学系により形成された像を撮像し信号を出力する撮像素子と、
    姿勢を検出し、第1姿勢情報を出力する検出部と、
    電子機器から前記電子機器の第2姿勢情報を受信する受信部と、
    前記信号及び前記第1姿勢情報を基に生成した第2画像と、前記第2画像及び前記第2姿勢情報を用いて生成した第1画像と、を生成する画像生成部と、
    前記第1画像及び前記第2画像の少なくとも一方を前記電子機器へ送信する送信部と、を有し、
    前記送信部は、前記第2画像が前記信号を基に生成された画像から前記第1姿勢情報を基に切り出した画像であることを示す情報を送信する撮像装置。
  2. 前記画像生成部が生成する前記第1画像は、前記第2姿勢情報に基づく量を前記第2画像に対して傾けて、前記第2画像から切り出して生成する画像である、
    請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記第2姿勢情報は、前記電子機器の傾きの角度を示す情報である、
    請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第2姿勢情報は、前記電子機器が縦姿勢であるか、または横姿勢であるかを示す情報である、
    請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
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