JP6819522B2 - 熱交換システム - Google Patents

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Description

本開示は、車両に搭載される熱交換システムに関する。
車両の前方側部分に設けられたエンジンルームには、熱交換システムが搭載される。熱交換システムは、空気と熱媒体(例えば空調用の冷媒等)との間で熱交換を行うためのものである。熱交換システムは、例えば、単一又は複数の熱交換器に、空気を送り出すためのファン等を組み合わせてモジュール化したもの、として構成される。
下記特許文献1に記載されている熱交換システムのファンは、車両前方の外気開口から後方のエンジン側へ向かって外気を送り出す第1動作モードと、後方のエンジン側から前方の外気開口へ向かって空気を送り出す第2動作モードと、を実行することが可能となっている。
第2動作モードにおいては、外気よりも高温で乾燥している空気が、エンジン側から熱交換器へと供給される。このため、熱交換器を凍結させることなく、空気からの熱を効率的に回収することが可能となる。
特開2015−101333号公報
熱交換システムのファンは、車両の前方側から後方側に向けて空気を送り出すような方向に回転したときに、送り出される空気の流量が最適となるように設計されるのが一般的である。このため、上記の第2動作モードのように、後方側から前方側に向けて空気を送り出すような方向にファンが回転したときには、熱交換器を通過する空気の流量が小さくなってしまう。その結果、熱交換器における空気からの熱の回収が効率的には行われず、熱媒体を循環させるためのコンプレッサの負荷が大きくなってしまう可能性がある。
本開示は、車両の後方側から前方側に向けて空気を送り出すようにファンが動作するときに、熱交換器を通過する空気の流量が低下してしまうことを防止することのできる熱交換システム、を提供することを目的とする。
本開示に係る熱交換システムは、車両(VC)に搭載される熱交換システム(10)であって、空気と熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器(100)と、熱交換器を通過するように空気を送り出すファン(300)と、熱交換器の一部である被閉鎖部に空気が流入する状態と、被閉鎖部に空気が流入しない状態と、を切り換える開閉機構(400)と、ファン及び開閉機構の動作を制御する制御装置(700)と、を備える。ファンは、車両の後方側に向けて空気を送り出す正回転動作と、車両の前方側に向けて空気を送り出す逆回転動作と、のいずれをも行うことが可能となっている。制御装置は、ファンが逆回転動作を行う際には、被閉鎖部に空気が流入しない状態となるように開閉機構を動作させる。
このような構成の熱交換システムでは、ファンが逆回転動作を行う際に、被閉鎖部に空気が流入しない状態となるように制御装置が開閉機構を動作させる。当該状態においては、熱交換器のうち被閉塞部を通過する空気の流量は0となるのであるが、その分、被閉塞部以外の部分を通過する空気の流量は増加する。このため、ファンから送り出される空気の流量が低下しても、熱交換器のうち被閉塞部以外の部分には十分な流量の空気が供給される。
例えば、熱交換器の一部が所謂「サブクール部」として構成されている場合には、熱交換器が凝縮器として機能する際にはサブクール部を冷媒が流れる一方で、熱交換器が蒸発器として機能する際にはサブクール部を冷媒が流れない。このため、サブクール部が上記の被閉塞部に含まれるように構成すれば、熱交換の性能を犠牲にすることなく、空気の流量を十分に確保することができる。
本開示によれば、車両の後方側から前方側に向けて空気を送り出すようにファンが動作するときに、熱交換器を通過する空気の流量が低下してしまうことを防止することのできる熱交換システム、が提供される。
図1は、本実施形態に係る熱交換システムが車両に搭載されている状態を模式的に示す図である。 図2は、本実施形態に係る熱交換システムが車両に搭載されている状態を模式的に示す図である。 図3は、熱交換システムの制御装置によって実行される処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1、2を参照しながら、本実施形態に係る熱交換システム10の構成について説明する。熱交換システム10は、車両VCの前方側部分(図1では左側部分)に設けられたエンジンルームのうち、エンジンEGよりも前方側となる位置に搭載されている。尚、本実施形態においては、車両VCは、エンジンEG及び回転電機(不図示)のそれぞれの駆動力によって走行し得るハイブリッド車両として構成されている。
熱交換システム10は、熱交換器100と、ラジエータ200と、ファン300と、開閉機構400と、シャッター装置600と、制御装置700と、を備えており、これらの全体が一つのモジュールとして構成されたものとなっている。尚、制御装置700は、上記モジュールとは離れた位置に配置されていてもよい。
熱交換器100は、外側を流れる空気と、内側を流れる空調用の冷媒(熱媒体)との間で熱交換を行うための熱交換器である。熱交換器100は、車両VCに設けられた空調装置(全体は不図示)の一部となっている。当該空調装置はヒートポンプシステムとして構成されている。車室内の冷房が行われる際には、熱交換器100は、冷媒を凝縮させるための凝縮器として機能する。車室内の暖房が行われる際には、熱交換器100は、冷媒を蒸発させるための蒸発器として機能する。このように、本実施形態に係る熱交換システム10は、ヒートポンプシステムの「室外機」として機能するものである。
熱交換器100は、冷媒が通る複数本のチューブ(不図示)を、間にフィン(不図示)を挟んだ状態で上下方向に積層した構成となっている。それぞれのチューブ間を空気が通過する方向は、車両VCの前後方向に沿っている。尚、このような熱交換器の構成としては公知のものを採用し得るので、その具体的な図示や説明については省略する。
熱交換器100のうち下方側の部分のチューブは、熱交換器100が凝縮器として機能する際に、空気との熱交換によって液相となった冷媒を更に冷却するためのサブクール部として用いられる。当該部分のことを、以下では「サブクール部120」とも表記する。また、熱交換器100のうちサブクール部120よりも上方側の部分のことを、以下では「熱交換コア部110」とも表記する。
熱交換器100が凝縮器として機能する際には、熱交換コア部110及びサブクール部120のいずれにおいても、チューブを冷媒が流れる。熱交換コア部110においては、空気との熱交換によって冷媒が冷却されて凝縮し、気相から液相へと変化する。これにより、冷媒から空気へと熱が放出される。サブクール部120においては、熱交換コア部110を通って液相となった冷媒が、空気との熱交換によって更に冷却される。これにより、冷媒の過冷却が行われる。
熱交換器100が蒸発器として機能する際には、熱交換コア部110のチューブを冷媒が流れる一方で、サブクール部120のチューブには冷媒が流れない状態とされる。このような冷媒の流路の切り換えは、不図示の弁の動作によって実現される。熱交換コア部110においては、空気との熱交換によって冷媒が加熱されて蒸発し、液相から気相へと変化する。これにより、空気から冷媒へと熱が回収される。
ラジエータ200は、エンジンEG等を循環する冷却水を、空気との熱交換によって冷却するための熱交換器である。ラジエータ200は、熱交換器100よりも車両VCの後方側となる位置に配置されている。ラジエータ200は、第1ラジエータ210と第2ラジエータ220とを有している。
第1ラジエータ210は、エンジンEGに供給される冷却水を冷却するための熱交換器である。第2ラジエータ220は、インバータ(不図示)等の補機類に供給される冷却水を冷却するための熱交換器である。第1ラジエータ210及び第2ラジエータ220は、図1に示されるように上下方向に並ぶように配置されている。
ファン300は、熱交換器100及びラジエータ200のそれぞれを通過するように空気を送り出す送風機である。ファン300は、ラジエータ200よりも車両VCの後方側となる位置に設けられている。ファン300は、後方側のエンジンEGに向けて空気を送り出す正回転動作と、前方側の熱交換器100等に向けて空気を送り出す逆回転動作と、のいずれをも行うことが可能となっている。尚、図1にはファン300が正回転動作を行っているときの状態が示されており、図2にはファン300が逆回転動作を行っているときの状態が示されている。ファン300の動作は、後述の制御装置700によって制御される。
開閉機構400は、熱交換器100の一部に対する空気の流入を、必要に応じて一時的に抑制するために設けられた機構である。開閉機構400は熱交換器100の前方側となる位置に配置されており、板状部410と回転軸420とを有している。板状部410は矩形の板状部材であって、その端部が回転軸420に固定されている。回転軸420は、車両VCの左右方向(図1では紙面奥行方向)に沿って伸びる棒状の部材である。回転軸420が配置されている位置の高さは、熱交換器100の下端部の高さに概ね等しい。
回転軸420は、不図示のアクチュエータによって、その中心軸周りに回転する。これにより、熱交換器100の一部が板状部410によって前方側から覆われている状態(図2)と、熱交換器100の当該部分が板状部410によって覆われていない状態(図1)と、を切り換えることが可能となっている。
熱交換器100のうち、図2の状態において開閉機構400によって覆われる(閉鎖される)部分のことを、以下では「被閉鎖部」とも表記する。本実施形態では、図2の状態における板状部410の上端の高さが、サブクール部120の上端の高さに等しい。このため、本実施形態では、サブクール部120の全体が上記の被閉鎖部に含まれている。このような態様に換えて、サブクール部120の一部のみが上記の被閉鎖部に含まれているような態様としてもよい。
図1のように、板状部410が水平面に対して平行となっている状態においては、空気は被閉鎖部に流入する。一方、図2のように、板状部410が水平面に対して垂直となっている状態においては、空気は板状部410によって妨げられるので被閉鎖部には流入しない。このように、開閉機構400は、熱交換器100の一部である被閉鎖部に空気が流入する状態と、被閉鎖部に空気が流入しない状態と、を切り換えるための機構となっている。開閉機構400の動作は制御装置700によって制御される。
シャッター装置600は、車両VCの外部から熱交換器100に向けて空気が流入する経路、具体的には、フロントグリルに形成された開口OPを通った空気が熱交換器100に到達する経路、の開閉を切り換える装置である。本実施形態におけるシャッター装置600は、熱交換器100よりも前方側となる位置に設けられている。
シャッター装置600は、板状の部材であるブレード610を複数枚有しており、これらが上下方向に沿って並んでいる。それぞれのブレード610は、不図示のアクチュエータからの駆動力により、左右方向(図1では紙面奥行方向)に沿った回転軸の周りに回転することができる。これにより、図1のようにシャッター装置600が開かれている状態と、図2のようにシャッター装置600が閉じられている状態と、を切り換えることができる。シャッター装置600の動作は制御装置700によって制御される。
シャッター装置600が開かれている状態(図1)においては、それぞれのブレード610が互いに離間しており、ブレード610間に隙間が形成されている状態となる。このとき、開口OPからの空気はブレード610間の上記隙間を通過し、熱交換器100に到達する。
シャッター装置600が閉じられている状態(図2)においては、それぞれのブレード610が互いに当接しており、ブレード610間に隙間が形成されていない状態となる。このとき、開口OPからの空気は各ブレード610によって遮られるため、熱交換器100には到達しない。
制御装置700は、熱交換システム10の全体の動作を制御するための装置である。制御装置700は、CPU、ROM、RAM等を有するコンピュータシステムとして構成されている。既に述べたように、制御装置700は、ファン300、開閉機構400、シャッター装置600、のそれぞれの動作を制御する。
制御装置700は、空調装置の制御を司る不図示の空調ECUから送信される制御信号に基づいて、熱交換システム10の各部の動作を制御する。このような態様に換えて、制御装置700が空調ECUの一部として構成されているような態様であってもよい。
その他の構成について説明する。車両VCの内部のうち、熱交換器100よりも下方側となる位置には、アンダーダクト500が設けられている。アンダーダクト500は、熱交換器100が配置されている空間と、エンジンEGよりも後方側の空間と、の間を繋ぐ流路として設けられたものである。アンダーダクト500のうち前方側の端部には開口510が形成されており、後方側の端部には開口520が形成されている。アンダーダクト500は、熱交換システム10の一部を成すものである。
図1のように、板状部410が水平面に対して平行となっている状態においては、エンジンルームの底部から立ち上がる隔壁WL1と板状部410とによって、アンダーダクト500の開口510側が塞がれた状態となる。一方、図2のように、板状部410が水平面に対して垂直となっている状態においては、熱交換器100の空気が、開口510を通じてアンダーダクト500内に流入し得る状態となる。
熱交換システム10の動作について説明する。車室内の冷房が行われる際には、既に述べたように熱交換器100が凝縮器として機能する。図1には、熱交換器100が凝縮器として機能する際の状態が示されている。当該状態においては、シャッター装置600は開かれた状態となっており、ファン300は正回転動作を行っている。このため、熱交換器100やラジエータ200には、開口OPから流入した空気が前方側から供給される。図1には、このような空気の流れが複数の矢印で示されている。
ファン300は、車両の前方側から後方側に向けて空気を送り出すような方向に回転するとき、すなわち正回転動作を行っているときに、送り出される空気の流量が最適となるように設計されている。このため、図1に示される状態においては、十分な流量の空気が熱交換コア部110及びサブクール部120のそれぞれに供給される。
また、図1のように被閉鎖部(本実施形態ではサブクール部120)に空気が流入する状態となっているときには、アンダーダクト500の開口510が開閉機構400によって塞がれた状態となっている。このため、開口OPから流入した空気はアンダーダクト500に流入することなく、その全てが熱交換器100に供給されて熱交換に供される。
車室内の暖房が行われる際には、既に述べたように熱交換器100が蒸発器として機能する。図2には、熱交換器100が蒸発器として機能する際の状態が示されている。当該状態においては、シャッター装置600は閉じられた状態となっており、ファン300は逆回転動作を行っている。このため、熱交換器100やラジエータ200には、後方のエンジンEGの周囲から、前方に向かって流れる空気が供給される。
また、図2のようにファン300が逆回転動作を行っている際には、板状部410が水平面に対して垂直となるように、制御装置700が開閉機構400を動作させる。このため、熱交換器100の被閉鎖部には空気が流入しない状態となる。
この状態においては、熱交換器100のうち被閉塞部を通過する空気の流量は0となるのであるが、その分、被閉塞部以外の部分(本実施形態では熱交換コア部110)を通過する空気の流量は増加する。このため、ファン300から送り出される空気の流量は逆回転動作によって低下しているのであるが、熱交換コア部110には十分な流量の空気が供給される。これにより、熱交換器100においては十分な熱交換が行われ、空調装置において冷媒を循環させるためのコンプレッサ(不図示)の動作負荷が小さくなるので、車両VCの燃費性能を向上させることができる。
既に述べたように、図2のように熱交換器100が蒸発器として機能しているときには、サブクール部120のチューブには冷媒が流れない。このため、サブクール部120は開閉機構400によって閉鎖されてはいるが、これにより熱交換器100の熱交換性能が犠牲になってしまうことはない。
熱交換器100の熱交換コア部110を通過した空気は、閉じられた状態のシャッター装置600に沿って下方側に向かって流れる。その後、開口510からアンダーダクト500の内部に流入し、アンダーダクト500によってエンジンEGよりも後方側の空間へと導かれる。当該空気は、エンジンEGによって加熱された後、再び熱交換器100へと供給され、冷媒との熱交換に供される。図2には、以上のような空気の流れが複数の矢印で示されている。
このように、アンダーダクト500は、ファン300が逆回転動作を行っているときに、熱交換器100を通過した空気をエンジンEG側に導くためのものとして機能する。
尚、開閉機構400は、上記のように熱交換器100よりも前方側となる位置において被閉鎖部を覆う構成としてもよいが、熱交換器100よりも後方側となる位置において被閉鎖部を覆う構成としてもよい。ただし、熱交換システム10の前後方向における寸法をコンパクトなものとするためには、本実施形態のように熱交換器100の前方側に開閉機構400を配置する構成の方が好ましい。
制御装置700によって実行される処理の流れについて、図3を参照しながら説明する。図3に示される一連の処理は、空調装置が動作している間において、所定の制御周期が経過する毎に制御装置700によって繰り返し実行されるものである。
最初のステップS01では、空調装置によって車室内の冷房が行われているか否かが判定される。冷房が行われている場合にはステップS02に移行する。ステップS02では、シャッター装置600を図1のように開く処理が行われる。ステップS02に続くステップS03では、ファン300に正回転動作を行わせる処理が行われる。ステップS03に続くステップS04では、開閉機構400によって被閉鎖部を図1のように開放する処理が行われる。尚、以上のステップS02からステップS04までの処理は、上記とは異なる順序で行われてもよい。
ステップS01において、車室内の冷房が行われていない場合、すなわち車室内の暖房が行われている場合には、ステップS05に移行する。ステップS05では、シャッター装置600を図2のように閉じる処理が行われる。ステップS05に続くステップS06では、ファン300に逆回転動作を行わせる処理が行われる。ステップS06に続くステップS07では、開閉機構400によって被閉鎖部を図2のように閉鎖する処理が行われる。尚、以上のステップS05からステップS07までの処理は、上記とは異なる順序で行われてもよい。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
VC:車両
10:熱交換システム
100:熱交換器
300:ファン
400:開閉機構
700:制御装置

Claims (5)

  1. 車両(VC)に搭載される熱交換システム(10)であって、
    空気と熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器(100)と、
    前記熱交換器を通過するように空気を送り出すファン(300)と、
    前記熱交換器の一部である被閉鎖部に空気が流入する状態と、前記被閉鎖部に空気が流入しない状態と、を切り換える開閉機構(400)と、
    前記ファン及び前記開閉機構の動作を制御する制御装置(700)と、を備え、
    前記ファンは、前記車両の後方側に向けて空気を送り出す正回転動作と、前記車両の前方側に向けて空気を送り出す逆回転動作と、のいずれをも行うことが可能となっており、
    前記制御装置は、
    前記ファンが前記逆回転動作を行う際には、前記被閉鎖部に空気が流入しない状態となるように前記開閉機構を動作させる熱交換システム。
  2. 前記熱交換器には、
    空気との熱交換によって液相となった冷媒を更に冷却するためのサブクール部(120)が設けられており、
    前記サブクール部のうち少なくとも一部が前記被閉鎖部に含まれている、請求項1に記載の熱交換システム。
  3. 前記開閉機構は、
    前記熱交換器よりも前記車両の前方側となる位置において前記被閉鎖部を覆うことにより、前記被閉鎖部に空気が流入しない状態とする、請求項1又は2に記載の熱交換システム。
  4. 前記熱交換器よりも下方側となる位置には、
    前記ファンが前記逆回転動作を行っているときに、前記熱交換器を通過した空気をエンジン(EG)側に導くためのアンダーダクト(500)が設けられている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱交換システム。
  5. 前記被閉鎖部に空気が流入する状態となっているときには、前記開閉機構によって前記アンダーダクトが塞がれた状態となるように構成されている、請求項4に記載の熱交換システム。
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