JP6819149B2 - 車両用燃料パイプ取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体パネルに形成された給油口から燃料タンクまで燃料を供給するパイプを車体に取り付ける車両用燃料パイプ取付構造に関するものである。
車両の内部には、燃料を貯蔵する燃料タンクが配置される。燃料タンクは、給油パイプ(燃料パイプやフィラーネックとも称される)によって、車体パネルに形成された給油口に連結されている。例えば特許文献1には、ブラケットを介して給油管を車体に取り付ける構成が開示されている。
特開2014−43242号公報
給油パイプは、可能な限り短いパイプ長で直線的に配索されることが好ましい。パイプ長が長かったり、曲がったりしていると、急停車の慣性力やカーブでの遠心力、路面から伝播された振動、後方衝突を含め負荷される荷重が車体へのパイプそのものやその固定点を損傷するおそれがある。固定点も含め燃料パイプの変形は、燃料の漏れを起こす可能性もあり、十分な注意が必要となる。
しかしながら、車両内部には他の車載部品も配置されている。このため給油パイプは、それら他の車載部品を避けるように屈曲した状態で配索されることもある。かかる場合、パイプの車体への固定点の数を増やすことで、固定点の受ける上述の損傷を防止することが考えられる。しかしかかる手段によれば、荷重を多くの固定点へ分散する点では一定の効果が得られるものの、車体へ伝播される荷重の総量には変化がなく、固定点ひいては給油パイプの損傷を防ぐ手段としては依然として改善の余地がある。
本発明は、このような課題に鑑み、燃料パイプにかかる荷重を軽減することができ、燃料パイプの損傷を効果的に防ぎ、給油パイプの変形を効果的に防ぐことが可能な車両用燃料パイプ取付構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用燃料パイプ取付構造の代表的な構成は、車体パネルに形成された給油口から燃料タンクまで燃料を供給するパイプを車体に取り付ける車両用燃料パイプ取付構造において、給油口の周囲で車体パネルに固定されパイプを車体パネルに取り付ける平板状のホルダと、ホルダの中央に開けられパイプが挿通される挿通孔と、ホルダにおける挿通孔の上下2箇所に形成されパイプをホルダに取り付けるパイプ取付部とを含み、2箇所のパイプ取付部のうち少なくとも一方は荷重吸収機構であることを特徴とする。
上記構成によれば、パイプにかかる荷重を荷重吸収機構によって吸収することができる。これにより、パイプの固定箇所である取付部ひいてはパイプにかかる荷重を軽減することができる。したがって、かかる荷重に起因するパイプおよびその固定箇所の損傷(以下、それらを合わせてパイプの損傷と称する)を効果的に防ぐことが可能となる。
上記荷重吸収機構は、ホルダに形成された車両前後方向に長手の長穴と、長穴に挿通され長穴内を車両前後方向に移動可能なボルトとを備えるとよい。かかる構成により、ボルトが長穴内を移動することにより荷重を好適に吸収することができる。特に長穴が車両前後方向に延びていることにより、車両前後方向の荷重を効率的に吸収することが可能である。
上記挿通孔の上のパイプ取付部が荷重吸収機構であり、長穴は、挿通孔の下のパイプ取付部を中心とした弧状長穴であるとよい。これにより、パイプの下の取付部を中心とした回転軌跡内において荷重を吸収することができるため、荷重吸収時の変形量を低減することが可能となる。
上記ホルダにおける2箇所のパイプ取付部は、パイプの開口の中心からの距離が等しい位置に配置されているとよい。これにより、パイプに負荷される荷重をパイプの上下でバランスよく受けることができる。
本発明によれば、燃料パイプにかかる荷重を軽減することができ、燃料パイプの損傷低減に結び付く効果的な荷重吸収を可能にする車両用燃料パイプ取付構造を提供することができる。
本実施形態にかかる車両用燃料パイプ取付構造を説明する図である。 図1の取付構造を別の方向から見た全体図である。 図2のホルダの拡大図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかる車両用燃料パイプ取付構造(以下、取付構造100と称する)を説明する図である。図2は図1の取付構造100を別の方向から見た全体図であり、図3は図2のホルダ110の拡大図である。なお、理解を容易にするために、図1では各部材を簡略化して図示し、車体パネル102を仮想線によって示している。また図面では、車両前方をF、車両後方をRと表記する。
図1に示すように、本実施形態の取付構造100では、車体パネル102に形成された給油口102aから燃料タンク104まで燃料を供給するパイプ106(燃料パイプ)を車体に取り付ける。
図2(a)に示すように、取付構造100は、ホルダ110、挿通孔112およびパイプ取付部(上側パイプ取付部120a・下側パイプ取付部120b)を含んで構成される。ホルダ110は、平板状であって、給油口102aの周囲で車体パネル102(図1参照)に固定され、パイプ106を車体パネル102に取り付ける。また本実施形態では、図2(b)に示すように、パイプ106は、ブラケット108によって車体構造部材150(図1参照)に固定されている。
ホルダ110の中央には、パイプ106が挿通される挿通孔112が形成されている。またホルダ110には、挿通孔112の上下2箇所に、パイプ106をホルダ110に取り付けるパイプ取付部(上側パイプ取付部120aおよび下側パイプ取付部120b)が設けられている。
本実施形態の取付構造100の特徴は、パイプ取付部には荷重吸収機構130が設けられていることである。以下の説明では、2つのパイプ取付部のうち、上側パイプ取付部120a(上のパイプ取付部)に荷重吸収機構130が設けられている構成を例示する。ただし荷重吸収機構の位置はこれに限定するものではなく、下側パイプ取付部120b(下のパイプ取付部)に荷重吸収機構を設けてもよいし、2つのパイプ取付部120a、120bの両方に荷重吸収機構を設ける構成としてもよい。
図3に示すように、本実施形態の荷重吸収機構130は、ホルダ110に形成された車両前後方向に長手の長穴132と、パイプから延びて長穴に挿通されるボルト134とを含んで構成される。長穴132の形状としては、卵形、長円形、楕円形等の形状を例示することができる。また図3では見えていないが、長穴132に挿通されたボルト134には、パイプ側においてナットが締結されている。
本実施形態では、パイプ106が挿通孔112の遊びを利用してホルダ110に対して移動可能であるため、パイプ106に固定されているボルト134が長穴132内を車両前後方向に移動することにより、荷重がかかったときにボルト134が長穴132の内部を車両前後方向に移動する。このとき、ボルト134と長穴132との摩擦力、あるいはボルト134が長穴132の端部に受け止められることで、上記の荷重を吸収することができる。したがって、パイプ106の車体への取付部、すなわち例えばブラケット108にかかる荷重を軽減することができ、かかる荷重に起因するパイプ106の損傷を効果的に防ぐことが可能となる。これにより、車両後方より大きな衝撃荷重を受けた際にも、荷重吸収機構によりパイプ106の変形を抑制させることができる。
なお、パイプ106に負荷される荷重のうち、横方向すなわち車幅方向の荷重はパイプ106自体が突っ張り支持をするため影響を受けにくい。また基本的には燃料タンク104は車両のフロア下といった低い位置に設けられることが多いため、車両上下方向の荷重も燃料タンク104側で吸収するため、影響を受けにくい。したがって、上記構成のように、最も影響を受けやすい車両前後方向に負荷される荷重を荷重吸収機構130において効率的に吸収可能となることで、上述した効果を高めることが可能となる。
特に本実施形態では上側パイプ取付部120aに設けられる長穴132を、挿通孔112の下側パイプ取付部120bを中心とした弧状長穴としている。これにより、荷重がかかった際、パイプ106が下側パイプ取付部120bを中心として回転し、ボルト134が弧状長穴132の内部を移動しながら荷重を吸収する。このように本実施形態では長穴132を弧状としてボルト134の移動する経路を長く確保している。したがって、荷重吸収前後のパイプ106の移動距離(直線距離)は、弧状でない単なる長穴を用いてパイプが直線的に移動する場合と比較すると、同じ荷重を吸収する場合であっても、小さくて済む。つまり、パイプ106の移動距離が相対的に少なくて済む本実施形態によれば、ブラケット108にかかる負荷を低減することが可能となる。
また上述したように燃料タンク104は車両のフロア下に配置されることが多いため、それに取り付けられるパイプ106も当然にして車両のフロア下部にレイアウトされることが多い。このため、上記構成のように上側パイプ取付部120aに荷重吸収機構130を設けることにより、パイプ106が荷重、特に車両前後方向の荷重を受けたとき、パイプ106の下方に向かう動きを促すことができる。
更に本実施形態では、ホルダ110における2箇所のパイプ取付部(上側パイプ取付部120a・下側パイプ取付部120b)は、パイプ106の開口の中心からの距離が等しい位置に配置されている。詳細には、図2に示すように、パイプ106の中心Oに対して、上側パイプ取付部120aまでの距離D1と、下側パイプ取付部120bまでの距離D2は等しく設定されている。これにより、パイプ106に負荷される荷重を、上下のパイプ取付部においてバランスよく受けることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車体パネルに形成された給油口から燃料タンクまで燃料を供給するパイプを車体に取り付ける車両用燃料パイプ取付構造に利用することができる。
100…取付構造、102…車体パネル、102a…給油口、104…燃料タンク、106…パイプ、110…ホルダ、112…挿通孔、120a…上側パイプ取付部、120b…下側パイプ取付部、130…荷重吸収機構、132…長穴、134…ボルト、150…車体構造部材

Claims (2)

  1. 車体パネルに形成された給油口から燃料タンクまで燃料を供給するパイプを車体に取り付ける車両用燃料パイプ取付構造において、
    前記給油口の周囲で前記車体パネルに固定され前記パイプを該車体パネルに取り付ける平板状のホルダと、
    前記ホルダの中央に開けられ前記パイプが挿通される挿通孔と、
    前記ホルダにおける前記挿通孔の上下2箇所に形成され前記パイプを該ホルダに取り付けるパイプ取付部とを含み、
    前記2箇所のパイプ取付部のうち少なくとも前記挿通孔の上のパイプ取付部は荷重吸収機構であり、
    前記荷重吸収機構は、
    前記ホルダに形成された車両前後方向に長手の長穴と、
    前記長穴に挿通され該長穴内を車両前後方向に移動可能なボルトとを備え、
    前記長穴は、前記挿通孔の下のパイプ取付部を中心とした弧状長穴であることを特徴とする車両用燃料パイプ取付構造。
  2. 前記ホルダにおける前記2箇所のパイプ取付部は、該パイプの開口の中心からの距離が等しい位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用燃料パイプ取付構造。
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