JP6819129B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
ところで、注文品を配達するのに、通常配達と緊急配達がある。しかし、前記特許文献に記載された技術では、通常配達と緊急配達の違いを考慮して、生成のスケジュールを管理することは行われていない。
本発明は、生成した媒体を配達するにあたって、通常配達を緊急配達に変更した場合に発生するリスクに伴った優先度を用いて、その生成の処理順序を決定するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
請求項1の発明は、生成した媒体を配達するにあたって、通常配達を緊急配達に変更した場合に発生する第1のリスクに伴った第1の優先度にしたがって、該生成の処理順序を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された処理順序にしたがって、媒体を生成するための指示を行う生成指示手段を有し、前記第1のリスクとして、通常配達を緊急配達にした場合の料金の差額を用い、前記第1の優先度は、前記第1のリスクと希望納期までの残時間と生成の処理にかかる時間を用いて算出する、情報処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
注文情報DB110は、ジョブ受付モジュール105、ジョブ情報管理モジュール115、優先度算出モジュール120と接続されている。注文情報DB110は、ジョブ受付モジュール105が受信したデータである配達先情報、売上額、希望納期等を含む注文リストを保持する。例えば、後述する図4の例に示す注文情報テーブル400を記憶している。
ジョブ情報管理モジュール115は、生成した媒体を配達するにあたって、通常配達を緊急配達に変更した場合に発生する第1のリスクに伴った第1の優先度を用いて、その生成の処理順序を決定する。
ここで「伴った」とは、第1のリスクが大となれば優先度も大となることをいい、例えば、正比例等の単調増加関数等が該当する。
「第1のリスク」として、通常配達を緊急配達にした場合の料金の差額を用いるようにしてもよい。
「第1の優先度」は、第1のリスクと希望納期までの残時間と生成の処理にかかる時間を用いて算出するようにしてもよい。
そして、ジョブ情報管理モジュール115は、生成した媒体を配達するにあたって、緊急配達で間に合わなかった場合に発生する第2のリスクに伴った第2の優先度を用いて、前述の第1の優先度を用いた決定処理によっては決定されなかった残りの処理順序を決定するようにしてもよい。
また、ジョブ情報管理モジュール115は、生成した媒体を配達するにあたって、緊急配達で間に合わなかった場合に発生する第2のリスクに伴った第2の優先度を用いて、その生成の処理順序を決定するようにしてもよい。
「第2のリスク」として、緊急配達の料金と生成の依頼によって発生する売上又は利益を用いるようにしてもよい。
「第2の優先度」は、第2のリスクと希望納期までの残時間と生成の処理にかかる時間を用いて算出するようにしてもよい。
関連情報DB125は、優先度算出モジュール120と接続されている。関連情報DB125は、配達先地域、納期、コストの関連情報を保持する。例えば、後述する図5の例に示す配達情報テーブル500を記憶している。
ジョブスケジュール変更モジュール135は、優先度算出モジュール120、ジョブ処理管理モジュール130、処理待ちジョブDB140と接続されている。ジョブスケジュール変更モジュール135は、ジョブ処理管理モジュール130の制御にしたがって、又は、優先度算出モジュール120の算出結果を受けて、処理依頼の処理順序を変更する。
処理待ちジョブDB140は、ジョブ処理管理モジュール130、ジョブスケジュール変更モジュール135と接続されている。処理待ちジョブDB140は、処理待ちのジョブリスト(優先度付き)を保持する。例えば、後述する図6の例に示す処理待ちジョブテーブル600を記憶している。
また、ジョブ出力モジュール145は、第1の優先度を用いた決定処理によって決定された処理順序と第2の優先度を用いた決定処理によって決定された処理順序にしたがって、画像形成装置210に対して媒体を生成するための指示を行うようにしてもよい。
情報処理装置100、ユーザー端末250A、ユーザー端末250B、ユーザー端末250Cは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。情報処理装置100は、画像形成装置210と接続されており、オペレーター220によって操作される。ユーザー端末250は、ユーザー260によって操作される。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
ユーザー260Aは、ブラウザを用いて、印刷処理を依頼する。ユーザー端末250Aは、情報処理装置100に対して、印刷処理を送信する。情報処理装置100は、印刷処理にしたがって、画像形成装置210に印刷ジョブを渡す。画像形成装置210は、印刷を行って、印刷物を生成する。オペレーター220は、ユーザー260Aに対して、印刷物を配達する。具体的には、配達業者に依頼して、印刷物を配達(郵送を含む)する。したがって、配達にはコストが発生する。なお、配達のコストとは、郵便費用、宅配便費用、速達費用等の配送にかかわる費用のことを指す。また、一般的には、通常配達と緊急配達が用意されている。もちろんのことながら、緊急配達は、通常配達よりも到着までの日数が短い。そして、緊急配達のコストは、通常配達のコストよりも高い。
処理依頼は、複数のユーザー端末250から送信されることがある。単に、希望納期順に印刷処理を行うだけでは、対応できない場合(希望納期に納品できない事態)が発生し得る。その場合、緊急配達を用いることがあり得る。
なお、印刷工程が自動化されて、画像形成装置210に印刷指示が出た後で、前段階のプリプレス処理とその後の印刷(プレス)処理に対する、処理見積もりと処理順序が課題認識になっている。また、依頼者であるユーザー260に、期日指定で印刷物を直接配達するビジネスモデルが増えてきており、「配達コスト」についても、印刷会社(情報処理装置100、画像形成装置210側)の課題認識は高まっている。
前述の特許文献に記載の技術では、印刷工程の中で、投入されたジョブを投入された順番に処理するものであり、後工程(特に配達工程)を考慮した、ジョブスケジューリングはできない。また、この配達工程には、配達時間とコストという2つの要素があり、都度最適な処理順序を判断することが難しかった。
そこで、情報処理装置100は、印刷工程の中で、上流工程から提供される「配達先情報」と「希望納期」から、出力後の発送時間までの「余裕時間」を算出し、その「余裕時間」に連動し、印刷工程の処理における「優先度」を定義することで、緊急対応などが求められた場合の柔軟な対応を実現させるものである。また、「余裕時間」の算出に関しては、「配達時間」と「配達コスト」の両方を考慮した2段階の「優先度」(第1の優先度、第2の優先度)を定義することで、トラブルが発生した場合にも、処理順序を再構成して、費用も含めたトータルとして最適な処理順序を提供することを可能とする。
ステップS302では、ジョブ受付モジュール105は、ユーザー端末250からジョブ300を受け付ける。
ステップS304では、ジョブ受付モジュール105は、注文情報DB110に対して書き込みを行う。例えば、注文情報テーブル400を書き込む。図4は、注文情報テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。注文情報テーブル400は、ジョブID欄405、依頼者ID欄410、依頼文書属性欄415、ジョブ売上(S)欄440、配達先情報欄445、希望納期欄450を有しており、依頼文書属性欄415は、ページ数欄420、用紙サイズ欄425、カラー/白黒欄430、後処理欄435を有している。ジョブID欄405は、本実施の形態において、ジョブを一意に識別するための情報(ジョブID:IDentification)を記憶している。依頼者ID欄410は、本実施の形態において、依頼者を一意に識別するための情報(依頼者ID)を記憶している。依頼文書属性欄415は、依頼文書属性を記憶している。ページ数欄420は、ページ数を記憶している。用紙サイズ欄425は、用紙サイズを記憶している。カラー/白黒欄430は、カラーか白黒かを記憶している。後処理欄435は、後処理(穴あけ、製本等)を記憶している。ジョブ売上(S)欄440は、そのジョブによる売上(又は利益)(S)を記憶している。配達先情報欄445は、配達先情報(送り先住所等)を記憶している。希望納期欄450は、ユーザーが希望した納期を記憶している。
ステップS308では、ジョブ情報管理モジュール115は、注文情報DB110(注文情報テーブル400)と関連情報DB125(配達情報テーブル500)を用いて、余裕時間を算出する。
ステップS310では、注文情報DB110、関連情報DB125に対して読み込みを行う。
以下に、ステップS306、ステップS308、ステップS310の処理について説明する。
図5は、配達情報テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。配達情報テーブル500は、配達先欄505、最大重量欄510、最大大きさ欄515、通常配達料金欄520、通常配達の要日時欄525、緊急配達料金欄530、緊急配達の要日時欄535を有している。配達先欄505は、配達先(都道府県、地域等)を記憶している。最大重量欄510は、最大重量を記憶している。最大大きさ欄515は、最大大きさを記憶している。通常配達料金欄520は、その配達先、最大重量、最大大きさの場合における、通常配達料金を記憶している。通常配達の要日時欄525は、その配達先、最大重量、最大大きさの場合における、通常配達に要する日時を記憶している。緊急配達料金欄530は、その配達先、最大重量、最大大きさの場合における、緊急配達料金を記憶している。緊急配達の要日時欄535は、その配達先、最大重量、最大大きさの場合における、緊急配達に要する日時を記憶している。
前提条件として、以下の変数がある。
・各ジョブの処理見積もり時間(T)
注文情報テーブル400の依頼文書属性欄415内の情報、画像形成装置210の処理能力等を用いて、各ジョブの処理時間を算出することができる。例えば、見積もり時間には、前処理の工程、ジョブ処理工程、後処理の工程(製本、検品等)を含む。
・各ジョブの処理開始までの待ち時間(W)
他のジョブによって画像形成装置210が使用されているために、対象としているジョブが待つ時間である。
・通常配達までの残り時間(A)
現在から希望納期までの期間から、通常配達に要する日時を減算すればよい。通常配達に要する日時は、注文情報テーブル400の依頼文書属性欄415、配達先情報欄445等を用いて配達情報テーブル500から抽出できる。
・通常配達に遅れた場合の緊急配達までの残り時間(B)
現在から希望納期までの期間から、緊急配達に要する日時を減算すればよい。緊急配達に要する日時は、注文情報テーブル400の依頼文書属性欄415、配達先情報欄445等を用いて配達情報テーブル500から抽出できる。
・通常配達のコスト(CA)
配達情報テーブル500から抽出できる。
・緊急配達のコスト(CB)
配達情報テーブル500から抽出できる。
・各ジョブの売上額(S)
注文情報テーブル400の依頼文書属性欄415等を用いて算出できる。
通常配達までのリスクコスト(RA)は、(式1)を用いて算出する。
緊急配達までのリスクコスト(RB)は、(式2)を用いて算出する。
図6は、処理待ちジョブテーブル600のデータ構造例を示す説明図である。
処理待ちジョブテーブル600は、ジョブID欄605、ジョブ売上(S)[円]欄610、処理見積もり時間(T)[分]欄615、処理開始までの待ち時間(W)[分]欄620、通常配達までの残り時間(A)[分]欄625、通常配達コスト(CA)[円]欄630、(優先度A)通常配達までのリスクコスト(RA)[円]欄635、緊急配達までの残り時間(B)[分]欄640、緊急配達コスト(CB)[円]欄645、(優先度B)緊急配達までのリスクコスト(RB)[円]欄650を有している。ジョブID欄605は、ジョブIDを記憶している。ジョブ売上(S)[円]欄610は、そのジョブによる売上(又は利益)を記憶している。処理見積もり時間(T)[分]欄615は、処理見積もり時間(T)を記憶している。処理開始までの待ち時間(W)[分]欄620は、処理開始までの待ち時間(W)を記憶している。通常配達までの残り時間(A)[分]欄625は、通常配達までの残り時間(A)を記憶している。通常配達コスト(CA)[円]欄630は、通常配達コスト(CA)を記憶している。(優先度A)通常配達までのリスクコスト(RA)[円]欄635は、(優先度A)通常配達までのリスクコスト(RA)を記憶している。緊急配達までの残り時間(B)[分]欄640は、緊急配達までの残り時間(B)を記憶している。緊急配達コスト(CB)[円]欄645は、緊急配達コスト(CB)を記憶している。(優先度B)緊急配達までのリスクコスト(RB)[円]欄650は、(優先度B)緊急配達までのリスクコスト(RB)を記憶している。
ステップS316では、ジョブスケジュール変更モジュール135は、処理待ちジョブDB140に対して、変更(又は作成)されたジョブスケジュールの書き込みを行う。
ステップS318、ステップS320、ステップS322では、ジョブ出力モジュール145は、処理待ちジョブDB140内のジョブスケジュールにしたがってジョブを画像形成装置210に出力する。
再チェックが実行されるタイミング(ステップS324で「Yes」となる条件)として、例えば、「新規のジョブ300の受付があった場合」、「予め定められた期間が経過した場合」、「オペレーター220による変更依頼の操作があった場合」、「画像形成装置210の故障があった場合」、「ジョブの処理時間と処理見積もり時間との差分が予め定められた閾値より多い又は以上であった場合」等がある。なお、これらの例示したタイミング(条件)は、いずれか一つとしてもよいし、複数を組み合わせてもよい。
ステップS702では、注文情報と配達情報から、優先度Aを算出する。処理待ちジョブテーブル600の(優先度A)通常配達までのリスクコスト(RA)[円]欄635に記憶させる。
ステップS704では、優先度Aが閾値以上のものがあるか否かを判断し、ある場合はステップS706へ進み、それ以外の場合はステップS710へ進む。閾値は、予め定められた値であって、オペレーター220等によって設定されたものであってもよい。
ステップS706では、優先度Aが最も大きいジョブを処理待ちジョブの先頭に変更する。
ステップS708では、他にも優先度Aが閾値以上のものがあるか否かを判断し、ある場合はステップS704へ戻り、それ以外の場合はステップS710へ進む。
ステップS710では、予め定められたタイミングまで待機し、ステップS702へ戻る。ステップS324に該当する処理である。
ステップS802では、注文情報と配達情報から、優先度Bを算出する。処理待ちジョブテーブル600の(優先度B)緊急配達までのリスクコスト(RB)[円]欄650に記憶させる。
ステップS804では、優先度Bが閾値以上のものがあるか否かを判断し、ある場合はステップS806へ進み、それ以外の場合はステップS810へ進む。閾値は、予め定められた値であって、オペレーター220等によって設定されたものであってもよい。
ステップS806では、優先度Bが最も大きいジョブを処理待ちジョブの先頭に変更する。
ステップS808では、他にも優先度Bが閾値以上のものがあるか否かを判断し、ある場合はステップS804へ戻り、それ以外の場合はステップS810へ進む。
ステップS810では、予め定められたタイミングまで待機し、ステップS802へ戻る。ステップS324に該当する処理である。
ステップS902では、注文情報と配達情報から、優先度A、優先度Bを算出する。優先度Aは処理待ちジョブテーブル600の(優先度A)通常配達までのリスクコスト(RA)[円]欄635に記憶させ、優先度Bは処理待ちジョブテーブル600の(優先度B)緊急配達までのリスクコスト(RB)[円]欄650に記憶させる。
ステップS904では、優先度Aが閾値以上のものがあるか否かを判断し、ある場合はステップS906へ進み、それ以外の場合はステップS910へ進む。閾値は、予め定められた値であって、オペレーター220等によって設定されたものであってもよい。
ステップS906では、優先度Aが最も大きいジョブを処理待ちジョブの先頭に変更する。
ステップS908では、他にも優先度Aが閾値以上のものがあるか否かを判断し、ある場合はステップS904へ戻り、それ以外の場合はステップS910へ進む。
ステップS912では、優先度Bが最も大きいジョブを処理待ちジョブの先頭に変更する。
ステップS914では、他にも優先度Bが閾値以上のものがあるか否かを判断し、ある場合はステップS910へ戻り、それ以外の場合はステップS916へ進む。
ステップS916では、予め定められたタイミングまで待機し、ステップS902へ戻る。ステップS324に該当する処理である。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
105…ジョブ受付モジュール
110…注文情報DB
115…ジョブ情報管理モジュール
120…優先度算出モジュール
125…関連情報DB
130…ジョブ処理管理モジュール
135…ジョブスケジュール変更モジュール
140…処理待ちジョブDB
145…ジョブ出力モジュール
210…画像形成装置
220…オペレーター
250…ユーザー端末
260…ユーザー
290…通信回線
Claims (5)
- 生成した媒体を配達するにあたって、通常配達を緊急配達に変更した場合に発生する第1のリスクに伴った第1の優先度にしたがって、該生成の処理順序を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された処理順序にしたがって、媒体を生成するための指示を行う生成指示手段
を有し、
前記第1のリスクとして、通常配達を緊急配達にした場合の料金の差額を用い、
前記第1の優先度は、前記第1のリスクと希望納期までの残時間と生成の処理にかかる時間を用いて算出する、
情報処理装置。 - 生成した媒体を配達するにあたって、緊急配達で間に合わなかった場合に発生する第2のリスクに伴った第2の優先度にしたがって、前記決定手段によって決定されなかった残りの処理順序を決定する第2の決定手段
をさらに有し、
前記生成指示手段は、前記決定手段によって決定された処理順序と前記第2の決定手段によって決定された処理順序にしたがって、媒体を生成するための指示を行い、
前記第2のリスクとして、緊急配達の料金と前記生成の依頼によって発生する売上又は利益を用い、
前記第2の優先度は、前記第2のリスクと希望納期までの残時間と生成の処理にかかる時間を用いて算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 生成した媒体を配達するにあたって、緊急配達で間に合わなかった場合に発生する第2のリスクに伴った第2の優先度にしたがって、該生成の処理順序を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された処理順序にしたがって、媒体を生成するための指示を行う生成指示手段
を有し、
前記第2のリスクとして、緊急配達の料金と前記生成の依頼によって発生する売上又は利益を用い、
前記第2の優先度は、前記第2のリスクと希望納期までの残時間と生成の処理にかかる時間を用いて算出する、
情報処理装置。 - コンピュータを、
生成した媒体を配達するにあたって、通常配達を緊急配達に変更した場合に発生する第1のリスクに伴った第1の優先度にしたがって、該生成の処理順序を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された処理順序にしたがって、媒体を生成するための指示を行う生成指示手段
として機能させ、
前記第1のリスクとして、通常配達を緊急配達にした場合の料金の差額を用い、
前記第1の優先度は、前記第1のリスクと希望納期までの残時間と生成の処理にかかる時間を用いて算出する、
情報処理プログラム。 - コンピュータを、
生成した媒体を配達するにあたって、緊急配達で間に合わなかった場合に発生する第2のリスクに伴った第2の優先度にしたがって、該生成の処理順序を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された処理順序にしたがって、媒体を生成するための指示を行う生成指示手段
として機能させ、
前記第2のリスクとして、緊急配達の料金と前記生成の依頼によって発生する売上又は利益を用い、
前記第2の優先度は、前記第2のリスクと希望納期までの残時間と生成の処理にかかる時間を用いて算出する、
情報処理プログラム。
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