JP6817683B2 - 床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システム - Google Patents

床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システム Download PDF

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Description

本発明は、床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システムに関する。
特許文献1には、従来の床暖房装置が開示されている。この従来の床暖房装置は、室内に敷設された床暖房パネルと、床暖房パネルに対応する部分の床温度を検出する床温センサとを備えている。床温センサは、床暖房パネルに指向して該床暖房パネルの表面温度を赤外線により検知するように構成されている。
これにより、床暖房パネルの実際の表面温度を直接検知することができ、例えば、床暖房パネルの表面温度が設定温度よりも高くなった場合等を検知することができる。
特開2002−71147号公報
ところで、この種の床暖房装置は、例えば、床暖房パネルに対応する部分に人が存在する場合、人体で覆われた部位(閉塞部位)については、他の位置に比べて表面温度が上昇しやすい。
しかしながら、従来の床暖房装置では、閉塞部位の表面温度を検知しようとしても、閉塞部位が人体に覆われており、把握することができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、床暖房パネル上に生体が位置することで床部の表面に閉塞部位が生じても、当該閉塞部位に対応する床部の表面温度を把握することができる床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システムを提供することにある。
本発明の一態様に係る床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システムは、居室空間の床部に設置された床暖房パネルと、前記床暖房パネル上に位置する生体により覆われた前記床暖房パネルにおける閉塞部位を検知可能な閉塞部位検知手段と、前記閉塞部位検知手段により検知された前記閉塞部位から所定寸法離れた部位の床部の表面温度を非接触で検知可能な温度検知手段と、前記温度検知手段により検知された前記表面温度から、前記閉塞部位の表面温度を推測する閉塞部位温度推測部とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、閉塞部位から所定寸法離れた部位の床部の表面温度から、閉塞部位の表面温度を推測することができるため、温度の上昇しやすい閉塞部位の表面温度を把握することができる。この結果、閉塞部位の表面温度が推測できるため、例えば、閉塞部位が高温状態になっていることを把握することができる。
また、この床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システムにおいて、前記温度検知手段が赤外線撮像素子を有していることが好ましい。
この構成によれば、温度検知手段が赤外線撮像素子を有するため、閉塞部位から所定寸法離れた部位の床部の表面温度を容易に計測することができ、この結果、閉塞部位の温度の推測が容易となる。
また、この床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システムにおいて、前記閉塞部位温度推測部により推測された前記表面温度が所定温度以上のときに、前記床暖房パネルを制御して、前記床部の表面温度を低下させる温度制御部をさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、閉塞部位の表面温度の推測値が所定温度以上になると、床部の表面温度を低下させることができ、例えば、気付かないうちに閉塞部位の温度が高くなり過ぎることを防止できる。
また、この床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システムにおいて、前記生体が前記床暖房パネル上において同じ位置にいる時間を計測する計時手段をさらに備え、前記計時手段により計測された時間が所定時間以上のときに限り、前記床暖房パネルに対する前記温度制御部による前記制御を実行することが好ましい。
この構成によれば、閉塞部位の表面温度が高温の状態で、所定時間以上、生体が閉塞部位に接触し続けるのを防止することができつつも、閉塞部位に接触し続ける時間が短時間であるにもかかわらず、床部の表面温度を低下させてしまうような制御を抑制でき、居室内の快適さを向上することができる。
また、この床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システムにおいて、前記所定時間が、5分以上10分以下のいずれかに設定されていることが好ましい。
この構成によれば、居室内の快適さが損なわれるのを抑制しながらも、閉塞部位にて低温やけどが生じるのを防ぐことができる。
また、この床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システムにおいて、前記閉塞部位温度推測部により推測された前記表面温度が所定温度以上のときに、報知を実行する報知手段をさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、閉塞部位の温度が所定温度以上の状態にあることを、例えば、閉塞部位上の人以外の人にも知らせることができる。このため、例えば、赤ん坊や子供等が床部上で寝てしまった場合等においても、周囲の人が気付くことができる。
また、この床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システムにおいて、前記所定温度が、38℃以上42℃以下のいずれかに設定されていることが好ましい。
この構成によれば、閉塞部位で低温やけどが生じるのを防ぐことができる。
また、この床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システムにおいて、前記閉塞部位温度推測部により用いられる前記表面温度が、前記閉塞部位と、前記閉塞部位の外縁から5cm以上100cm以下のいずれか離れた位置とで囲まれた領域における温度であることが好ましい。
この構成によれば、好適に閉塞部位の表面温度を推測することができる。
本発明の床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システムによれば、床暖房パネル上に生体が位置することで床部の表面に閉塞部位が生じても、当該閉塞部位に対応する床部の表面温度を把握することができる。
本発明の一実施形態に係る床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システムのブロック図である。 同上の制御装置及びその周辺構成のブロック図である。 同上の制御装置の制御フローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
本実施形態の床暖房パネル32における閉塞部位の温度把握システム(以下、本実施形態の温度把握システムという)は、床暖房パネル32が設置された床部に、人やペット等の生体が位置しても、その生体で覆われた部位(以下、閉塞部位という)の表面温度(以下、床温度という)を推測し、閉塞部位の温度を把握しようとするシステムである。また、本実施形態の温度把握システムは、推測した閉塞部位の床温度に基づいて、床暖房パネル32の制御を行うこともできる。本実施形態の温度把握システムは、熱源機1と、床暖房パネル32を有する床暖房装置3と、閉塞部位検知手段5と、温度検知手段6と、制御装置7と、操作部4とを備えている。
熱源機1は、床暖房装置3に熱媒を供給する装置である。熱媒には、例えば、水が用いられる。熱源機1は、熱源機内流路11と、熱源機内流路11を流通する水を加熱するガスバーナ12と、ポンプ13とを備えている。熱源機内流路11は、熱媒循環路2を介して床暖房装置3と接続されており、熱源機内流路11で加熱された熱媒が、床暖房装置3との間で循環するように構成されている。
熱媒循環路2は、往路21と、復路22とを備えている。往路21は、熱源機内流路11の下流側端部と、床暖房装置3の上流側端部とを連通接続し、これにより、熱源機1により加熱された熱媒を床暖房装置3に供給する。復路22は、床暖房装置3の下流側端部と、熱源機内流路11の上流側端部とを連通接続し、これにより、床暖房装置3において熱交換された熱媒を熱源機1に戻すことができる。
床暖房装置3は、往路21に接続された床暖房パネル32と、往路21に設けられた開閉弁34とを備えている。開閉弁34は、制御装置7によって制御されることで、床暖房パネル32に供給する熱媒の流量を制御することができる。
床暖房パネル32は、熱媒の供給を受けることで発熱し、居室の床部を加熱する。床暖房パネル32は居室の床下地に敷設される。床部は、この床暖房パネル32の上方にフローリング材等の床仕上げ材が敷設されて構成される。従って、本実施形態の床部の表面は、仕上げ材の表面により構成される。
なお、本実施形態にいう「床部の表面」とは、居室空間を構成する下面をいう。従って、例えば、居室においてフローリング材が敷設された場合、フローリング材の上面の温度が床温度であり、フローリング材にカーペットが敷設されている場合、カーペットの上面の温度が床温度であるとする。
床暖房装置3は、例えば操作部4により運転操作される。操作部4には、運転のON/OFFを実行する運転ボタンを備えている。操作部4は、制御装置7に対し、運転のON/OFF指示についての信号を送信可能に接続されている。
閉塞部位検知手段5は、床暖房パネル32に対応する床部上のどの位置に生体が位置するかを検知し、床暖房パネル32上における閉塞部位を検知する機能を有する。本実施形態の閉塞部位検知手段5は、非接触式の赤外線撮像素子を有する赤外線カメラにより構成されている。赤外線カメラは、居室内において、床部の表面全面を撮像可能な位置に配置されており、具体的には、居室の天井,壁,または、操作部4等に取り付けられる。赤外線カメラにより撮像された撮像情報は、制御装置7に出力される。
温度検知手段6は、閉塞部位検知手段5により検知された閉塞部位に基づき、閉塞部位から所定寸法離れた部位の床温度を非接触で検知する機能を有する。本実施形態の温度検知手段6は、床部において、少なくとも閉塞部位の外縁から外側に一定の範囲(この範囲を生体近傍範囲という)内の温度を検知することができ、生体近傍範囲の床温度を検知することができる。本実施形態の生体近傍範囲は、閉塞部位の外縁と、閉塞部位の外縁から外側に5cm以上100cm以下のいずれかの寸法離れた位置とで囲まれた領域である。
温度検知手段6は、非接触式の赤外線撮像素子を有する赤外線カメラにより構成されている。本実施形態の赤外線カメラは、閉塞部位検知手段5を構成する赤外線カメラと共用されており、居室内において、床部の表面全面を撮像可能な位置に配置されている。
制御装置7は、閉塞部位検知手段5から入力された情報(撮像情報)と、温度検知手段6から入力された情報(撮像情報)とに基づいて、閉塞部位に対応する床温度を推測する。さらに、制御装置7は、その推測した床温度(以下、推測温度)に基づき、床暖房装置3を制御する。制御装置7は、例えば、マイクロプロセッサを主構成要素とする制御回路により構成される。制御装置7は、図2に示すように、閉塞部位判定部71と、温度判定部72と、閉塞部位温度推測部73と、計時手段74と、低温やけど判定部75と、温度制御部76とを備えている。
閉塞部位判定部71は、赤外線カメラで構成された閉塞部位検知手段5から入力された撮像情報に基づき、床部における生体の位置を割り出す。閉塞部位判定部71は、赤外線カメラから入力された撮像情報を画像に変換し、画像解析を実行することで、床暖房パネル32上の生体の位置を割り出すことができる。閉塞部位判定部71により割り出された閉塞部位の位置情報は、温度判定部72及び計時手段74に出力される。
温度判定部72は、閉塞部位判定部71により割り出された閉塞部位の位置情報に基づき、生体近傍範囲の温度を割り出す。温度判定部72は、赤外線カメラから入力された撮像情報を解析して、生体近傍範囲の温度を割り出すことができる。温度判定部72が割り出す生体近傍範囲の温度としては、例えば、生体近傍範囲内のいずれか1点の温度であってもよいし、生体近傍範囲の床温度の平均値を算出してもよい。温度判定部72により割り出された温度情報は、閉塞部位温度推測部73に出力される。
閉塞部位温度推測部73は、温度判定部72により割り出された床温度に基づき、閉塞部位に対応する床温度を推測する。閉塞部位温度推測部73は、具体的に、温度判定部72により割り出された床温度に対し、例えば、4℃加算することで算出される。閉塞部位温度推測部73により算出された推測値の情報は、低温やけど判定部75に出力される。
計時手段74は、タイマーにより構成されている。計時手段74は、閉塞部位判定部71が得た閉塞部位の位置情報に基づき、生体が移動したか否かを判定し、生体がその位置に留まっている時間を計時する機能を有する。すなわち、計時手段74は、生体が床暖房パネル32上において同じ位置にいる時間を計測する。計時手段74により測定された時間情報は、低温やけど判定部75に出力される。
低温やけど判定部75は、閉塞部位温度推測部73から入力された推測値情報と、計時手段74による時間情報とに基づいて、生体に低温やけどを生じさせる可能性があるか否かを判定する。低温やけど判定部75は、閉塞部位温度推測部73により推測された温度が、所定の閾値(所定温度)以上であるときに、低温やけどを生じさせる可能性があると判断する。本実施形態においては、計時手段74により測定された時間情報も考慮し、閉塞部位温度推測部73により推測された温度が所定の閾値以上であり、且つ、生体が移動せずにその位置に所定時間留まっている場合に、低温やけどを生じさせる可能性があると判断する。具体的に、閉塞部位温度推測部73の閾値は、38℃以上42℃以下のいずれかに設定され、計時手段74による所定時間が、5分以上10分以下のいずれかの値に設定される。低温やけど判定部75が、判定した判定情報は、温度制御部76に出力される。
温度制御部76は、低温やけど判定部75から入力された判定情報に基づいて、床暖房装置3を制御する。具体的に、温度制御部76は、低温やけど判定部75から低温やけどを生じさせる可能性がある旨の情報が入力されると、床暖房パネル32を制御し、床温度を低下させる。一方、温度制御部76は、低温やけど判定部75から低温やけどを生じさせる可能性がある旨の情報以外の情報が入力されると、現状の床暖房パネル32の動作を継続させる。
温度制御部76は、床温度を低下させるに当たり、床暖房パネル32に対し、デューティ制御により、熱媒の温度を変えないで床暖房パネル32の発熱温度を変化させる温度制御を実行する。なお、温度制御部76は、床温度を低下させるに当たり、床暖房パネル32に供給する熱媒を停止してもよい。
また、制御装置7は、低温やけど判定部75が低温やけどを生じさせる可能性があると判定すると、その旨の判定情報を報知手段8に出力する。報知手段8は、判定情報が入力されると、報知を実行する。この報知は、音による報知,発光による報知、文字による報知等で警報を実行する。報知手段8は、例えば、音による報知を実行するスピーカーや、文字による報知を実行する表示部、発光による報知を実行するLEDランプ等、あるいはこれらの組み合わせ等により構成される。
次に、本実施形態の温度把握システムの制御装置7の制御フローの一例をフローチャートを用いて説明する。図3に示すように、制御装置7は、閉塞部位検知手段5により入力された検知信号から閉塞部位が検知されたか否かを判断する(S1)。閉塞部位判定部71により閉塞部位が検知されると、計時手段74により、生体がその場に留まっている時間を計測する。一方、閉塞部位判定部71により閉塞部位が検知されない場合には、運転OFFの指令があるかどうかを確認し(S6)、運転OFFの指令がある場合には運転OFFを実行し、運転OFFの指令が無い場合には、ステップ1に戻る。
ステップ2において、計時手段74により、生体がその場に留まって所定時間以上が経過したことが計測されると、制御装置7は、生体近傍範囲の床温度から、閉塞部位の床温度を推測する。閉塞部位の床温度の推測値が38℃以上と算出されると、低温やけど判定部75が低温やけどの可能性があると判定し、報知手段8による報知を実行する(S3,S4)。この後、制御装置7は、床暖房パネル32を制御して、床温度を低下させる(S5)。
床温度を低下させた後、制御装置7は、運転OFFの指令があるかどうかを確認し(S6)、運転OFFの指令がある場合には運転OFFを実行し、運転OFFの指令が無い場合には、ステップ1に戻る。
また、ステップ2において、生体がその場に留まって所定時間経過していない場合や、ステップ3において、閉塞部位の床温度の推測値が38℃未満である場合には、運転OFFの指令があるかどうかを確認し(S6)、運転OFFの指令がある場合には運転OFFを実行し、運転OFFの指令が無い場合には、ステップ1に戻る。
〔効果〕
以上、説明したように、本実施形態の温度把握システムは、床暖房パネル32と、床暖房パネル32上に位置する生体により覆われた床暖房パネル32における閉塞部位を検知可能な閉塞部位検知手段5と、閉塞部位検知手段5により検知された閉塞部位から所定寸法離れた部位の床部の表面温度を非接触で検知可能な温度検知手段6と、温度検知手段6により検知された表面温度から、閉塞部位の表面温度を推測する閉塞部位温度推測部73とを備えている。
この構成によれば、閉塞部位から所定寸法離れた部位の床部の表面温度から、閉塞部位の表面温度を推測することができるため、温度の上昇しやすい閉塞部位の表面温度を把握することができる。この結果、閉塞部位の表面温度が推測できるため、例えば、閉塞部位が高温状態になっていることを把握することができる。
また、本実施形態の温度把握システムは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の温度把握システムは、温度検知手段6が赤外線撮像素子を有している。
この構成によれば、温度検知手段6が赤外線撮像素子を有するため、閉塞部位から所定寸法離れた部位の床部の表面温度を容易に計測することができ、この結果、閉塞部位の温度の推測が容易となる。
また、本実施形態の温度把握システムは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の温度把握システムは、閉塞部位温度推測部73により推測された表面温度が所定温度以上のときに、床暖房パネル32を制御して、床部の表面温度を低下させる温度制御部76をさらに備えている。
この構成によれば、閉塞部位の表面温度の推測値が所定温度以上になると、床部の表面温度を低下させることができ、例えば、気付かないうちに閉塞部位の温度が高くなり過ぎることを防止できる。
また、本実施形態の温度把握システムは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の温度把握システムは、生体が床暖房パネル32上において同じ位置にいる時間を計測する計時手段74をさらに備える。計時手段74により計測された時間が所定時間以上のときに限り、床暖房パネル32に対する温度制御部76による制御を実行する。
この構成によれば、閉塞部位の表面温度が高温の状態で、所定時間以上、生体が閉塞部位に接触し続けるのを防止することができつつも、閉塞部位に接触し続ける時間が短時間であるにもかかわらず、床部の表面温度を低下させてしまうような制御を抑制でき、居室内の快適さを向上することができる。
また、本実施形態の温度把握システムは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の温度把握システムは、所定時間が、5分以上10分以下のいずれかに設定されている。
この構成によれば、居室内の快適さが損なわれるのを抑制しながらも、閉塞部位にて低温やけどが生じるのを防ぐことができる。
また、本実施形態の温度把握システムは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の温度把握システムは、閉塞部位温度推測部73により推測された表面温度が所定温度以上のときに、報知を実行する報知手段8をさらに備えている。
この構成によれば、閉塞部位の温度が所定温度以上の状態にあることを、例えば、閉塞部位上の人以外の人にも知らせることができる。このため、例えば、赤ん坊や子供等が床部上で寝てしまった場合等においても、周囲の人が気付くことができる。
また、本実施形態の温度把握システムは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の温度把握システムは、所定温度が、38℃以上42℃以下のいずれかに設定されている。
この構成によれば、閉塞部位で低温やけどが生じるのを防ぐことができる。
また、本実施形態の温度把握システムは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の温度把握システムは、閉塞部位温度推測部73により用いられる表面温度が、閉塞部位と、閉塞部位の外縁から5cm以上100cm以下のいずれか離れた位置とで囲まれた領域における温度である。
この構成によれば、好適に閉塞部位の表面温度を推測することができる。
上記実施形態の温度把握システムは、生体として、人に限らず、犬や猫などの動物(ペット)にも適用可能である。このため、上記実施形態の温度把握システムによれば、人や動物に限らず、生体の低温やけどを防ぎながら、床暖房装置による暖房運転を行うことができる。
〔応用〕
制御装置7は、生体が移動した直後における閉塞部位の床温度を検知し、検知した測定値と、生体近傍範囲から推測した閉塞部位の床温度の推測値とを比較するように構成されてもよい。閉塞部位において生体が移動した直後の測定値が、推測値よりも大きい場合には、閉塞部位温度推測部73による閉塞部位の床温度の算出方法を微調整してもよいし、温度制御部76による床部の温度を下げる制御を実行する閾値や、報知手段8による報知が実行される閾値を下げるように構成されてもよい。
上記実施形態の閉塞部位検知手段5及び温度検知手段6は、共通の赤外線カメラにより構成されたが、別々の赤外線カメラであってもよい。
上記実施形態の閉塞部位検知手段5及び温度検知手段6を構成する赤外線カメラは、居室全体にわたって撮像可能に構成されたが、例えば、床部を複数の領域に分割し、分割された領域を、異なる赤外線カメラで撮像してもよい。
その他、上記実施形態の構成は、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、適宜設計変更を行うことができる。
32 床暖房パネル
5 閉塞部位検知手段
6 温度検知手段
7 制御装置
73 閉塞部位温度推測部
74 計時手段
76 温度制御部
8 報知手段

Claims (8)

  1. 居室空間の床部に設置された床暖房パネルと、
    前記床暖房パネル上に位置する生体により覆われた前記床暖房パネルにおける閉塞部位を検知可能な閉塞部位検知手段と、
    前記閉塞部位検知手段により検知された前記閉塞部位から所定寸法離れた部位の床部の表面温度を非接触で検知可能な温度検知手段と、
    前記温度検知手段により検知された前記表面温度から、前記閉塞部位の表面温度を推測する閉塞部位温度推測部と
    を備えている
    ことを特徴とする床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システム。
  2. 前記温度検知手段が赤外線撮像素子を有している
    ことを特徴とする請求項1記載の床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システム。
  3. 前記閉塞部位温度推測部により推測された前記表面温度が所定温度以上のときに、前記床暖房パネルを制御して、前記床部の表面温度を低下させる温度制御部をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システム。
  4. 前記生体が前記床暖房パネル上において同じ位置にいる時間を計測する計時手段をさらに備え、
    前記計時手段により計測された時間が所定時間以上のときに限り、前記床暖房パネルに対する前記温度制御部による制御を実行する
    ことを特徴とする請求項3記載の床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システム。
  5. 前記所定時間が、5分以上10分以下のいずれかに設定されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システム。
  6. 前記閉塞部位温度推測部により推測された前記表面温度が所定温度以上のときに、報知を実行する報知手段をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システム。
  7. 前記所定温度が、38℃以上42℃以下のいずれかに設定されている
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システム。
  8. 前記閉塞部位温度推測部により用いられる前記表面温度が、前記閉塞部位と、前記閉塞部位の外縁から5cm以上100cm以下のいずれか離れた位置とで囲まれた領域における温度である
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の床暖房パネルにおける閉塞部位の温度把握システム。
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